JP3275151B2 - サンルーフ装置 - Google Patents

サンルーフ装置

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JP3275151B2
JP3275151B2 JP09491392A JP9491392A JP3275151B2 JP 3275151 B2 JP3275151 B2 JP 3275151B2 JP 09491392 A JP09491392 A JP 09491392A JP 9491392 A JP9491392 A JP 9491392A JP 3275151 B2 JP3275151 B2 JP 3275151B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のインナースラ
イドタイプのサンルーフ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車体のルーフパネルに開口部を設
け、ルーフパネルの開口部にスライドパネルを配設する
と共に、ルーフパネルの開口部の両側に車体の前後方向
に沿って互いに平行なスライドパネルを案内するガイド
レールをそれぞれ配設し、スライドパネルの両側下部に
ガイドレールの長手方向に沿って互いに平行なリンクブ
ラケットをそれぞれ設け、ガイドレールに駆動シュー及
び従動シューをそれぞれ摺動自在に設け、リンクブラケ
ットと駆動シュー及び従動シューとの間にスライドパネ
ルの後端を上下方向に移動する昇降機構を設けたインナ
ースライドタイプのサンルーフ装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のイン
ナースライドタイプのサンルーフ装置では、スライドパ
ネルがルーフパネルの開口部を閉塞する全閉状態におい
て、駆動シューをガイドレールに沿って車体の後方に摺
動すると、従動シューが昇降機構を介して駆動シューと
共にガイドレールに沿って車体の後方に摺動し、昇降機
構がリンクブラケットの後端を駆動シューの摺動に伴っ
て下方に移動し、スライドパネルの後端がリンクブラケ
ットと共にガイドレールに向って下降するのみのため、
スライドパネルのガイドレールに対する車体の前後方向
及び上下方向へのガタ付きを抑えられず、スライドパネ
ルをガイドレールに対して車体の前後方向に安定した状
態で移動させることが困難であった。
【0004】本発明の目的は、上述する問題点に対処し
て、スライドパネルがルーフパネルの開口部を閉塞する
全閉状態において、駆動シューをガイドレールに沿って
車体の後方に摺動することにより、従動シューが昇降機
構を介して駆動シューと共にガイドレールに沿って車体
の後方に摺動し、昇降機構が支持体の後端を駆動シュー
のガイドレールに対する摺動に伴って下方に移動し、ス
ライドパネルの後端が支持体と共にガイドレールに向っ
て下降し、係止体が従動シューのガイドレールに対する
摺動に伴って車体の後方に移動すると同時に、揺動リン
クが支持体の後端の下方への移動に伴ってカムに対して
回動し、揺動リンクの係合部が係止体に係合し、スライ
ドパネルのガイドレールに対する車体の前後方向へのガ
タ付きを係止体により抑えられ、スライドパネルをガイ
ドレールに対して安定した状態で車体の前後方向に移動
させ、カムが揺動リンクの回動に伴ってガイドレールに
対して車体の後方に移動し、支持体の後端の昇降機構に
よる下方への移動をカムにより維持することが可能なサ
ンルーフ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のサンルーフ装置
は、車体のルーフパネルに開口部を設け、前記ルーフパ
ネルの開口部にスライドパネルを配設すると共に、前記
ルーフパネルの開口部の両側に前記車体の前後方向に沿
って互いに平行な前記スライドパネルを案内するガイド
レールをそれぞれ配設し、前記スライドパネルの両側下
部に前記ガイドレールの長手方向に沿って互いに平行な
支持体をそれぞれ設け、前記ガイドレールに駆動シュー
及び従動シューをそれぞれ摺動自在に設け、前記支持体
と前記駆動シュー及び従動シューとの間に前記スライド
パネルの後端を上下方向に移動する昇降機構を設けて成
、前記ガイドレールの前記従動シューの前方に前記昇
降機構従動するカムを移動自在に設け、前記ガイドレ
ールの前記カムの前方に前記従動シューと連動する係止
体を移動自在に設け、前記支持体の下部に揺動リンクを
回動自在に設け、前記カムに前記揺動リンクの一端を回
動自在に連結し、前記揺動リンクの他端に前記係止体と
係脱する係合部を形成したことを特徴とする構成を有す
るものである。
【0006】
【作用】スライドパネルが車体のルーフパネルに設けた
開口部を閉塞する全閉状態の位置から、ルーフパネルの
開口部の両側に配設したガイドレールに摺動自在に設け
た駆動シューをガイドレールに沿って車体の後方に摺動
すると、ガイドレールに摺動自在に設けた従動シューが
昇降機構を介して駆動シューと共にガイドレールに沿っ
て車体の後方に摺動すると同時に、ガイドレールのカム
の前方に移動自在に設けた係止体が従動シューのガイド
レールに対する摺動に伴って車体の後方に移動し、ルー
フパネルの開口部に配設したスライドパネルの両側下部
の支持体と駆動シュー及び従動シューとの間に設けた昇
降機構が支持体の後端を駆動シューのガイドレールに対
する摺動に伴って下方に移動し、スライドパネルの後端
が支持体と共にガイドレールに向って下降する。
【0007】また、支持体の下部に回動自在に設けた揺
動リンクが支持体の後端の下方への移動に伴ってその一
端を回動自在に連結したカムに対して回動し、ガイドレ
ールの従動シューの前方に移動自在に設けたカムが揺動
リンクの回動に伴ってガイドレールに対して車体の後方
に移動し、揺動リンクの他端に形成した係合部が係止体
に係合し、スライドパネルのガイドレールに対する車体
の前後方向へのガタ付きを係止体により抑えられる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0009】図1において、1は車体のルーフパネルで
あり、ルーフパネル1には開口部2が設けられ、ルーフ
パネル1の開口部2にはスライドパネル3が配設される
と共に、ルーフパネル1の開口部2の両側には、図2に
示すように、車体の前後方向に沿って互いに平行なスラ
イドパネル3を案内するガイドレール4,4がそれぞれ
配設され、スライドパネル3の両側下部にはガイドレー
ル4の長手方向に沿って互いに平行な支持体となるリン
クブラケット5,5がそれぞれ設けられ、ガイドレール
4には駆動シューとなる第1のリヤシュー6及び従動シ
ューとなる第2のリヤシュー7がそれぞれ摺動自在に設
けられ、リンクブラケット5と第1のリヤシュー6及び
第2のリヤシュー7との間にはスライドパネル3の後端
を上下方向に移動する昇降機構8が設けられている。
【0010】ガイドレール4の第2のリヤシュー7の前
方には、図1に示すように、昇降機構8を従動するカム
9が移動自在に設けられると共に、ガイドレール4のカ
ム9の前方には第2のリヤシュー7と連動する係止体と
して規制板10が移動自在に設けられ、リンクブラケッ
ト5の下部には揺動リンク11が回動自在に設けられ、
カム9には揺動リンク11の一端が回動自在に連結さ
れ、揺動リンク11の他端には規制板10と係脱する係
合部となるフック12が形成されている。
【0011】リンクブラケット5の下部には、図1及び
図2に示すように、昇降機構8の内側にガイドレール4
の長手方向に沿って第1の仕切り板13が設けられると
共に、第1のリヤシュー6及び第2のリヤシュー7の内
縁寄りの上部にはガイドレール4の長手方向に沿って第
1の仕切り板13の下端縁と常に重合する第2の仕切り
板14が設けられている。
【0012】ルーフパネル1の開口部2の内周縁には、
図1に示すように、下方に向って折曲した水切片15が
形成され、ルーフパネル1の開口部2の下方には、図2
に示すように、フレーム16が配設され、フレーム16
の側枠17,17の上部にはルーフパネル1の開口部2
の両側縁の下方にガイドレール4,4がそれぞれ設けら
れ、フレーム16の側枠17,17にはガイドレール
4,4の外側に下方に向って膨出した雨樋18,18が
それぞれ形成されている。
【0013】リンクブラケット5の上部には、図1及び
図2に示すように、ルーフパネル1の開口部2に臨んで
スライドパネル3が配置され、スライドパネル3の全周
には全閉時の雨洩れを防止するためのウェザストリップ
19が設けられると共に、スライドパネル3の外周縁寄
りの下部には保持枠20が設けられている。
【0014】スライドパネル3は透明または半透明なガ
ラス板あるいは合成樹脂板よりなり、ウェザストリップ
19は弾性材料よりなる。
【0015】ガイドレール4の前端寄りには、図1に示
すように、斜め上方に向って傾斜部21が形成され、ガ
イドレール4の傾斜部21の前端にはキャップ22が配
設され、ガイドレール4の底壁23の両側縁には、図3
に示すように、上方に向って側壁24,25がそれぞれ
形成されると共に、側壁24,25の内側にはレール溝
26,27がそれぞれ形成され、側壁24の外側面の上
部には外方に向って突出した張出片28が形成され、側
壁24の外側面の下部には外方に向って突出した張出片
29が形成され、張出片28と張出片29との間には外
方に向って開口する誘導溝30が形成されている。
【0016】ガイドレール4の側壁25の外側面の上部
には、図3に示すように、内方に向って張出した支え片
31が形成されると共に、側壁25の外側面の下部には
内方に向って張出した支え片32が形成され、支え片3
1と支え片32との間には内方に向って開口する案内溝
33が形成されている。
【0017】ガイドレール4はアルミ合金製の引抜き型
材よりなる。
【0018】スライドパネル3の下方には、図2に示す
ように、光線を遮るための遮光パネルとなるサンシェー
ド34が配設され、サンシェード34の前縁寄り及び後
縁寄りの両側にはスライダ35,35がそれぞれ設けら
れ、サンシェード34の前縁寄りの下部には下方に向っ
て突出した取手(図示せず)が設けられ、サンシェード
34の前縁寄りの両側のスライダ35,35はガイドレ
ール4,4の案内溝33,33に摺動自在に嵌入されて
いる。
【0019】リンクブラケット5の前端寄りの外側縁に
は、図4及び図5に示すように、外方に向って突出した
張出部36が形成されると共に、リンクブラケット5の
張出部36の外側縁には、図6に示すように、ガイドレ
ール4の誘導溝30の外側に臨んで下方に向って折曲し
た垂下片37が形成され、垂下片37の前縁寄りの下部
には内方に向って突出した支持ピン38がカシメ止めに
より固定され、支持ピン38にはスライダ39が回動自
在に支持され、スライダ39はガイドレール4の誘導溝
30に摺動自在に嵌入され、リンクブラケット5の垂下
片37の支持ピン38はガイドレール4の誘導溝30に
沿って移動されるようになっている。
【0020】ガイドレール4の誘導溝30の前端寄りに
は、図4及び図5に示すように、スライダ39の前方へ
の移動を阻止するストッパ40が設けられ、ストッパ4
0は、図7に示すように、ガイドレール4の張出片28
及び張出片29にネジ41,41により固定されてい
る。
【0021】リンクブラケット5の前端寄りの下部に
は、図4及び図5に示すように、デフレクタ42が配設
され、デフレクタ42には前方に向って突出した突片4
3が形成され、デフレクタ42は、図6に示すように、
リンクブラケット5にネジ44,44により固定されて
いる。
【0022】リンクブラケット5の前端寄りの中央付近
には、図5に示すように、窓孔45が設けられ、リンク
ブラケット5の窓孔45の内側縁には、図8に示すよう
に、下方に向って折曲した受け片46が形成され、受け
片46には外方に向って突出した支持ピン47が係止リ
ング48により固定され、支持ピン47にはガイドレー
ル4の案内溝33の内側に臨んで下方に向って垂下した
シューフック49が設けられている。
【0023】リンクブラケット5の長手方向中央付近の
外側縁寄りの下部には、図4及び図5に示すように、ブ
ラケット50が配設され、ブラケット50の外側縁に
は、図9に示すように、ガイドレール4の誘導溝30の
外側に臨んで下方に向って折曲した垂下片51が形成さ
れると共に、ブラケット50の内側縁には下方に向って
折曲した受け片52が形成され、垂下片51の下端寄り
には内方に向って突出したガイドピン53が溶接により
固着され、受け片52の下端寄りには支持ピン54が回
動自在に支持され、ブラケット50はリンクブラケット
5の下面に溶接により固着されている。
【0024】ガイドレール4の張出片28の上部には、
図4及び図5に示すように、誘導溝30の長手方向に沿
ってリンクブラケット5の前方への移動を阻止するスト
ッパ55が配設され、ストッパ55の前端寄りには上方
に向って突出した膨出部56が形成され、ガイドレール
4の張出片28には、図9に示すように、ストッパ55
の膨出部56に相当する箇所に誘導溝30に連通する切
欠孔57が設けられ、ストッパ55の膨出部56にはガ
イドレール4の張出片28の切欠孔57に連通する係止
溝58が形成され、ストッパ55の膨出部56の係止溝
58にはブラケット50の垂下片51のガイドピン53
が嵌入され、ストッパ55の前端寄り及び後端寄りがガ
イドレール4の張出片28にネジ59,59により固定
され、ブラケット50の垂下片51のガイドピン53は
ガイドレール4の誘導溝30に沿って移動されるように
なっている。
【0025】リンクブラケット5の内側縁寄りの長手方
向中央付近には、図5に示すように、貫通孔60が設け
られると共に、リンクブラケット5の内側縁寄りの前端
部には通孔61,61が設けられている。
【0026】リンクブラケット5の後端寄りの下部に
は、図10及び図11に示すように、ガイドウェッジ6
2が配設され、リンクブラケット5の外側縁寄りの後端
部にはガイドレール4の長手方向に沿って嵌合孔63,
64がそれぞれ設けられ、ガイドウェッジ62の上縁に
は上方に向って突出した凸部65,66がそれぞれ形成
され、リンクブラケット5の嵌合孔63には、図12に
示すように、ガイドウェッジ62の凸部65が嵌入され
ると共に、リンクブラケット5の嵌合孔64にはガイド
ウェッジ62の凸部66が嵌入され、ガイドウェッジ6
2は、図13に示すように、リンクブラケット5に複数
のネジ67により固定されている。
【0027】ガイドウェッジ62には、図10に示すよ
うに、リンクブラケット5と平行な長孔68が設けられ
ると共に、ガイドウェッジ62の長孔68の後方には誘
導孔69が設けられている。
【0028】リンクブラケット5の内側縁寄りの後端部
には、図11に示すように、通孔70,70が設けら
れ、リンクブラケット5の上部には通孔61,61及び
通孔70,70を利用してスライドパネル3が取付けら
れている。
【0029】リンクブラケット5の下部には、図4及び
図10に示すように、ガイドレール4の長手方向に沿っ
て第1の仕切り板13が配設され、第1の仕切り板13
の上縁には、図12及び図13に示すように、内方に向
って折曲した張出片71が形成され、第1の仕切り板1
3の張出片71の前端寄り,長手方向中央付近及び後端
寄りが、図5及び図11に示すように、リンクブラケッ
ト5に複数のネジ72により固定されている。
【0030】ガイドレール4の上部には、図1及び図1
0に示すように、第1のリヤシュー6が摺動自在に配設
され、第1のリヤシュー6の上部には、図14に示すよ
うに、第1のリヤガイド73が設けられ、第1のリヤシ
ュー6の上面の内縁寄りにはガイドレール4の長手方向
に沿って凹溝74が形成され、第1のリヤガイド73に
は支持ピン75が回動自在に支持されると共に、支持ピ
ン75には第1のリヤガイド73の両側に第1の昇降リ
ンク76の一端が支持され、支持ピン75は第1の昇降
リンク76の一端にカシメ止めにより固定され、第1の
リヤガイド73は第1のリヤシュー6にネジにより固定
されている。
【0031】ガイドレール4のレール溝26及びレール
溝27には、図14に示すように、第1のリヤシュー6
の外側縁寄り及び内側縁寄りがそれぞれ嵌入され、第1
のリヤシュー6はガイドレール4のレール溝26,27
に沿って摺動され、第1のリヤガイド73は第1のリヤ
シュー6と共にガイドレール4の長手方向に沿って移動
されるようになっている。
【0032】ガイドウェッジ62の両側には、図12に
示すように、第1の昇降リンク76がそれぞれ配置さ
れ、第1の昇降リンク76の他端には支持ピン77がカ
シメ止めにより固定され、第1の昇降リンク76の他端
が支持ピン77を介してガイドウェッジ62の長孔68
に移動自在に支持され、支持ピン77はガイドウェッジ
62の長孔68に摺動自在に係合されている。
【0033】第1の昇降リンク76の長手方向中央付近
の両側には、図10に示すように、第2の昇降リンク7
8の一端が回動自在に連結され、第2の昇降リンク78
の一端には、図13に示すように、連結ピン79がカシ
メ止めにより固定され、第2の昇降リンク78の一端が
連結ピン79を介してガイドウェッジ62の誘導孔69
に移動自在に支持され、連結ピン79はガイドウェッジ
62の誘導孔69に摺動自在に係合されている。
【0034】ガイドレール4の第1のリヤシュー6の前
方には、図10に示すように、第2のリヤシュー7が摺
動自在に配設され、第2のリヤシュー7の上部には、図
15に示すように、第2のリヤガイド80が設けられ、
第2のリヤシュー7の上面の内側縁寄りにはガイドレー
ル4の長手方向に沿って凹溝81が形成され、第2のリ
ヤガイド80には支持ピン82が回動自在に支持される
と共に、支持ピン82には第2のリヤガイド80の両側
に第2の昇降リンク78の長手方向中央付近が支持さ
れ、第2の昇降リンク78の他端には、図16に示すよ
うに、係合ピン83がカシメ止めにより固定され、支持
ピン82は第2の昇降リンク78の長手方向中央付近に
カシメ止めにより固定され、第2のリヤガイド80は第
2のリヤシュー7にネジにより固定されている。
【0035】ガイドレール4のレール溝26及びレール
溝27には、図15に示すように、第2のリヤシュー7
の外側縁寄り及び内側縁寄りがそれぞれ嵌入され、第2
のリヤシュー7はガイドレール4のレール溝26,27
に沿って摺動され、第2のリヤガイド80は第2のリヤ
シュー7と共にガイドレール4の長手方向に沿って移動
されるようになっている。
【0036】ガイドレール4の第2のリヤシュー7の前
方には、図1に示すように、第1のフロントシュー84
が摺動自在に配設され、第1のフロントシュー84の上
部には、図4に示すように、カム9が設けられ、第1の
フロントシュー84の上面の内側縁寄りにはガイドレー
ル4の長手方向に沿って凹溝85が形成されると共に、
カム9の上面には平面部86が形成され、カム9の後端
寄りの上部には平面部86に続いて傾斜部87が形成さ
れ、カム9の平面部86の上部には、図16に示すよう
に、第2の昇降リンク78の他端に固定した係合ピン8
3が摺動自在に係合され、カム9は第1のフロントシュ
ー84にネジにより固定され、第2の昇降リンク78の
他端は係合ピン83を介してカム9の平面部86及び傾
斜部87に係合しながら従動されるようになっている。
【0037】ガイドレール4のレール溝26及びレール
溝27には、図15に示すように、第1のフロントシュ
ー84の外側縁寄り及び内側縁寄りがそれぞれ嵌入さ
れ、第1のフロントシュー84はガイドレール4のレー
ル溝26,27に沿って摺動され、カム9は第1のフロ
ントシュー84と共にガイドレール4の長手方向に沿っ
て移動されるようになっている。
【0038】昇降機構8は、ガイドウェッジ62,第1
の昇降リンク76及び第2の昇降リンク78から構成さ
れ、上記したように、昇降機構8の第2の昇降リンク7
8がカム9に従動するようになっている。
【0039】カム9の前端寄りには、図17に示すよう
に、支持ピン88が回動自在に支持されると共に、支持
ピン88にはカム9の両側に揺動リンク11の一端が支
持され、揺動リンク11の他端には下方に向って突出し
たフック12が形成され、揺動リンク11の他端寄りが
ブラケット50の受け片52の支持ピン54に回動自在
に支持されている。
【0040】ガイドレール4の第1のフロントシュー8
4の前方には、図4に示すように、第2のフロントシュ
ー89が摺動自在に配設され、第2のフロントシュー8
9の上部には、図18に示すように、規制板10が設け
られ、第2のフロントシュー89の上面の内側縁寄りに
はガイドレール4の長手方向に沿って凹溝90が形成さ
れると共に、規制板10の前端には上方に向って折曲し
た立上り壁91が形成され、規制板10は第2のフロン
トシュー89にネジにより固定されている。
【0041】ガイドレール4のレール溝26及びレール
溝27には、図18に示すように、第2のフロントシュ
ー89の外側縁寄り及び内側縁寄りがそれぞれ嵌入さ
れ、第2のフロントシュー89はガイドレール4のレー
ル溝26,27に沿って摺動され、規制板10は第2の
フロントシュー89と共にガイドレール4の長手方向に
沿って移動されるようになっている。
【0042】ガイドレール4の底壁23の側壁25寄り
の上部には、図12及び図13に示すように、第2の仕
切り板14が配設され、第2の仕切り板14の側面の下
縁寄りにはガイドレール4のレール溝27に向って突出
した張出片92が形成されると共に、張出片92の先端
には係合部93が形成され、第2の仕切り板14の係合
部93はガイドレール4のレール溝27に摺動自在に嵌
入されている。
【0043】第2の仕切り板14の後端寄りの下縁は、
図14に示すように、第1のリヤシュー6の凹溝74に
嵌入されると共に、第2の仕切り板14の長手方向中央
付近の下縁は、図15に示すように、第2のリヤシュー
7の凹溝81に嵌入され、第2の仕切り板14の長手方
向中央より前方寄りの下縁は、図16及び図17に示す
ように、第1のフロントシュー84の凹溝85に嵌入さ
れ、第2の仕切り板14の前端寄りの下縁は、図18に
示すように、第2のフロントシュー89の凹溝90に嵌
入されている。
【0044】ガイドレール4の第1のリヤシュー6の後
方には、図1及び図10に示すように、ドレインシュー
94が摺動自在に配設され、ドレインシュー94の上部
には、図19に示すように、ブラケット95が設けられ
ると共に、ブラケット95の上部にはルーフパネル1の
開口部2の後縁及びスライドパネル3の後端の下部にガ
イドレール4と交差する方向に排水樋としてリヤドレイ
ン96が設けられ、リヤドレイン96の両端がフレーム
16の側枠17,17の雨樋18,18にそれぞれ連絡
され、ブラケット95はドレインシュー94にネジによ
り固定され、リヤドレイン96はブラケット95にネジ
により固定されている。
【0045】ガイドレール4のレール溝26及びレール
溝27には、図19に示すように、ドレインシュー94
の外側縁寄り及び内側縁寄りがそれぞれ嵌入され、ドレ
インシュー94はガイドレール4のレール溝26,27
に沿って摺動され、ブラケット95はドレインシュー9
4と共にガイドレール4の長手方向に沿って移動される
ようになっている。
【0046】ルーフパネル1の車体の後方寄りの下部に
は、図1に示すように、スライドパネル3及びサンシェ
ード34を収納する収納部97が形成されている。
【0047】ガイドレール4の底壁23の後端寄りの上
部には、図20及び図21に示すように、ドレインシュ
ー94の車体の後方への移動を阻止するストッパ98が
配設され、ストッパ98の前端には上方に向って折曲し
た受け片99が形成され、受け片99にはスペーサ10
0が嵌合され、ストッパ98はガイドレール4の底壁2
3に固定されている。
【0048】ガイドレール4の案内溝33の前端寄りに
は、図4及び図5に示すように、サンシェード34の車
体の前方への移動を阻止する第1のストッパ101が配
設され、第1のストッパ101はガイドレール4の支え
片31及び支え片32にネジ102により固定されてい
る。
【0049】ガイドレール4の案内溝33の後端寄りに
は、図21及び図22に示すように、サンシェード34
の車体の後方への移動を阻止する第2のストッパ103
が配設され、ガイドレール4の支え片31の後端寄りに
は内方に向って開口する切欠孔104,105がそれぞ
れ設けられると共に、ガイドレール4の第2のストッパ
103に相当する支え片31の上部には板バネ106が
設けられ、板バネ106にはガイドレール4の案内溝3
3に臨んで下方に向って折曲した係止部107が形成さ
れ、第2のストッパ103はガイドレール4の支え片3
1及び支え片32にネジ108により固定されると共
に、板バネ106はガイドレール4の支え片31にネジ
108,108により固定されている。
【0050】第1のリヤシュー6の内側縁寄りには、図
23に示すように、駆動ケーブル109のワイヤ110
の一端寄りが挿通されると共に、ドレインシュー94の
内側縁寄りには駆動ケーブル109のワイヤ110が挿
通され、ワイヤ110の第1のリヤシュー6の前縁に相
当する一端には係止キャップ111が固定され、ワイヤ
110の第1のリヤシュー6の後縁に相当する一端寄り
の外周には係止パイプ112が固定され、ワイヤ110
の他端には係止キャップ113が固定されている。
【0051】駆動ケーブル109のワイヤ110のドレ
インシュー94の後縁と係止キャップ113との間の外
周には螺旋条114が固着され、第1のリヤシュー6は
駆動ケーブル109のワイヤ110に対して係止キャッ
プ111と係止パイプ112により係止され、係止キャ
ップ111及び係止パイプ112はガイドレール4のレ
ール溝27にそれぞれ摺動自在に嵌入され、第1のリヤ
シュー6は駆動ケーブル109のワイヤ110を介して
ガイドレール4の長手方向に沿って摺動されるようにな
っている。
【0052】第1のリヤシュー6の外側縁寄りには、図
23に示すように、ロッド115の一端寄りが圧入さ
れ、ドレインシュー94の外側縁寄りにはロッド115
の他端寄りが挿通され、ロッド115のドレインシュー
94の前縁に相当する外周には係止パイプ116が固定
されると共に、ロッド115のドレインシュー94の後
縁に相当する他端には係止キャップ117が固定されて
いる。
【0053】ドレインシュー94はロッド115に対し
て係止パイプ116と係止キャップ117により係止さ
れ、係止パイプ116及び係止キャップ117はガイド
レール4のレール溝26にそれぞれ摺動自在に嵌入さ
れ、ドレインシュー94はロッド115を介して第1の
リヤシュー6と共にガイドレール4の長手方向に沿って
摺動されるようになっている。
【0054】第2のリヤシュー7の内側縁寄りには、図
24に示すように、ロッド118の一端寄りが挿通され
ると共に、第1のフロントシュー84の内側縁寄りには
ロッド118が挿通され、ロッド118の第2のリヤシ
ュー7の後縁に相当する一端には係止キャップ119が
固定され、ロッド118の第2のリヤシュー7の前縁に
相当する一端寄りの外周には係止パイプ120が固定さ
れている。
【0055】第2のリヤシュー7はロッド118に対し
て係止キャップ119と係止パイプ120により係止さ
れ、係止キャップ119及び係止パイプ120はガイド
レール4のレール溝27にそれぞれ摺動自在に嵌入さ
れ、第2のリヤシュー7は第1の昇降リンク76及び第
2の昇降リンク78を介して第1のリヤシュー6と共に
ガイドレール4の長手方向に沿って摺動されるようにな
っている。
【0056】第2のフロントシュー89の内側縁寄りに
は、図24に示すように、ロッド118の他端寄りが挿
通され、ロッド118の第2のフロントシュー89の前
縁に相当する他端には係止キャップ121が固定される
と共に、ロッド118の第2のフロントシュー89の後
縁に相当する他端寄りの外周には係止パイプ122が固
定されている。
【0057】第2のフロントシュー89はロッド118
に対して係止キャップ121と係止パイプ122により
係止され、係止キャップ121及び係止パイプ122は
ガイドレール4のレール溝27にそれぞれ摺動自在に嵌
入され、第2のフロントシュー89はロッド118を介
して第2のリヤシュー7と共にガイドレール4の長手方
向に沿って摺動されるようになっている。
【0058】第2のリヤシュー7の外側縁寄りには、図
24に示すように、ロッド123の一端寄りが挿通され
ると共に、第1のフロントシュー84の外側縁寄りには
ロッド123の他端寄りが挿通され、ロッド123の第
1のフロントシュー84の前縁に相当する他端には係止
キャップ124が固定され、ロッド123の第1のフロ
ントシュー84の後縁に相当する他端寄りの外周には係
止パイプ125が固定されている。
【0059】第1のフロントシュー84はロッド123
に対して係止キャップ124と係止パイプ125により
係止され、係止キャップ124及び係止パイプ125は
ガイドレール4のレール溝26にそれぞれ摺動自在に嵌
入され、第1のフロントシュー84は揺動リンク11を
介してリンクブラケット5と共にガイドレール4の長手
方向に沿って摺動されるようになっている。
【0060】第1のフロントシュー84には第2の仕切
り板14の下縁が係止され、第2の仕切り板14は第1
のフロントシュー84と共にガイドレール4の長手方向
に沿って移動され、第2の仕切り板14の係合部93は
ガイドレール4のレール溝27に沿って摺動されるよう
になっている。
【0061】ルーフパネル1の開口部2の下方には、図
2及び図25に示すように、フレーム16が配置され、
フレーム16の後枠(図示せず)には駆動手段となるモ
ータを取付けるためのブラケット(図示せず)が設けら
れると共に、ブラケットには第1のリヤシュー6をガイ
ドレール4のレール溝26,27に沿って車体の前後方
向に移動するモータ(図示せず)が設けられ、後枠の中
央付近には駆動ケーブル109の螺旋条114と噛合う
ギア(図示せず)が回動自在に設けられ、モータはギア
に連絡され、フレーム16の前枠及び後枠の両端にはフ
レーム16の側枠17,17の雨樋18,18に連通す
る水抜きパイプ(図示せず)がそれぞれ設けられ、水抜
きパイプには雨水を車室外に排出するドレインホース
(図示せず)が連結されている。
【0062】ガイドレール4の案内溝33には、図25
に示すように、サンシェード34の後縁寄りの両側のス
ライダ35,35がそれぞれ摺動自在に嵌入され、サン
シェード34はその前縁寄りの両側のスライダ35がシ
ューフック49に係合しながらガイドレール4の案内溝
33に沿って車体の後方に移動され、サンシェード34
の後縁寄りの両側のスライダ35の後方に位置する貫通
孔(図示せず)に板バネ106の係止部107が嵌入す
ることにより、板バネ106はサンシェード34をガイ
ドレール4の案内溝33に対して係止するようになって
いる。
【0063】図1においては、スライダ39がガイドレ
ール4の誘導溝30の前端寄りに固定したストッパ40
に当接され、リンクブラケット5のガイドレール4に対
する車体の前方への移動がストッパ40により阻止さ
れ、スライドパネル3の前端がガイドレール4の傾斜部
21により上方に移動され、ブラケット50の垂下片5
1に固定したガイドピン53がストッパ55の係止溝5
8に嵌合され、リンクブラケット5のガイドレール4に
対する車体の前後方向への移動がストッパ55により阻
止されている。
【0064】また、第1の昇降リンク76の他端に固定
した支持ピン77がガイドウェッジ62の長孔68の一
端に位置されると共に、第2の昇降リンク78の一端に
固定した連結ピン79がガイドウェッジ62の誘導孔6
9の一端に位置され、第2の昇降リンク78の他端に固
定した係合ピン83がカム9の平面部86の上面に係合
され、リンクブラケット5の後端が昇降機構8によりガ
イドレール4に対して上方に移動され、スライドパネル
3の後端がリンクブラケット5と共に上方に移動され、
リヤドレイン96がルーフパネル1の開口部2の後縁及
びスライドパネル3の後端の下方に位置され、スライド
パネル3がルーフパネル1の開口部2を閉塞する全閉状
態となり、スライドパネル3の外周縁のウェザストリッ
プ19がルーフパネル1の開口部2の周縁の水切片15
に圧接して車室内と外部との密閉遮断を行うようになっ
ている。
【0065】次に、この実施例の作用について説明す
る。
【0066】[スライドパネル3の後端の下降]スライ
ドパネル3が図1に示すルーフパネル1の開口部2を閉
塞する全閉状態の位置から、スライドパネル3を移動す
るモータを駆動し、駆動ケーブル109をモータの駆動
により引くように移動すると、第1のリヤシュー6が駆
動ケーブル109によりガイドレール4のレール溝26
及びレール溝27に沿って車体の後方に摺動し、第1の
リヤガイド73が第1のリヤシュー6と共にガイドレー
ル4の長手方向に沿って車体の後方に移動する。
【0067】第1のリヤシュー6の駆動ケーブル109
によるガイドレール4に対する車体の後方への摺動によ
り、ドレインシュー94がロッド115を介して第1の
リヤシュー6と共にガイドレール4のレール溝26及び
レール溝27に沿って車体の後方に摺動し、ブラケット
95がドレインシュー94と共にガイドレール4の長手
方向に沿って車体の後方に移動し、図26に示すよう
に、リヤドレイン96がブラケット95と共にガイドレ
ール4の上部をルーフパネル1の車体の後方寄りの下部
の収納部97に向って第1のリヤシュー6の移動量に相
当する距離だけ後退する。
【0068】第1のリヤガイド73のガイドレール4に
対する車体の後方への移動により、第1の昇降リンク7
6の他端が支持ピン77を介してガイドウェッジ62の
長孔68の一端から他端に向って移動すると同時に、第
2の昇降リンク78の一端が連結ピン79を介してガイ
ドウェッジ62の誘導孔69の一端から他端に向って移
動し、第2の昇降リンク78の他端が係合ピン83を介
してカム9の平面部86から傾斜部87に向って従動
し、第2のリヤガイド80が第1の昇降リンク76及び
第2の昇降リンク78を介して第1のリヤガイド73と
共にガイドレール4の長手方向に沿って車体の後方に移
動し、第2のリヤシュー7が第2のリヤガイド80と共
にガイドレール4のレール溝26及びレール溝27に沿
って車体の後方に摺動する。
【0069】第2の昇降リンク78の一端のガイドウェ
ッジ62の誘導孔69に対する一端から他端への移動に
より、第1の昇降リンク76が第1のリヤガイド73の
支持ピン75を支点として図1の反時計方向に回動する
と同時に、第2の昇降リンク78が第2のリヤガイド8
0の支持ピン82を支点として図1の時計方向に回動
し、図26に示すように、第1の昇降リンク76の他端
に固定した支持ピン77がガイドウェッジ62の長孔6
8の他端に位置し、第2の昇降リンク78の一端に固定
した連結ピン79がガイドウェッジ62の誘導孔69の
他端に位置し、第2の昇降リンク78の他端に固定した
係合ピン83がカム9の傾斜部87に係合する。
【0070】第1の昇降リンク76及び第2の昇降リン
ク78の第1のリヤガイド73及び第2のリヤガイド8
0に対する回動により、ガイドウェッジ62が第1の昇
降リンク76及び第2の昇降リンク78の回動に伴って
ガイドレール4の底壁23に向って下方に移動すると同
時に、リンクブラケット5の後端が昇降機構8によりガ
イドウェッジ62と共にガイドレール4に向って下方に
移動し、リンクブラケット5が支持ピン38を支点とし
て図1の時計方向に回動し、図26に示すように、シュ
ーフック49がリンクブラケット5と共にガイドレール
4の案内溝33の内側に向って下方に移動し、ブラケッ
ト50がリンクブラケット5と共にガイドレール4に向
って下方に移動する。
【0071】リンクブラケット5の後端の昇降機構8に
よる下方への移動により、第1の仕切り板13の下端縁
がリンクブラケット5と共に第2の仕切り板14の下縁
に向って下方に移動し、図26に示すように、第1の仕
切り板13が第2の仕切り板14の内側に重合し、スラ
イドパネル3の後端がリンクブラケット5と共にルーフ
パネル1の開口部2の後縁よりガイドレール4に向って
下降する。
【0072】第2のリヤシュー7のガイドレール4に対
する車体の後方への摺動により、第2のフロントシュー
89がロッド118を介して第2のリヤシュー7と共に
ガイドレール4のレール溝26及びレール溝27に沿っ
て車体の後方に摺動し、規制板10が第2のフロントシ
ュー89と共にガイドレール4の長手方向に沿って車体
の後方に移動し、図26に示すように、規制板10の立
上り壁91が揺動リンク11のフック12の下方に臨ん
で位置する。
【0073】ブラケット50のリンクブラケット5によ
るガイドレール4に対する下方への移動により、ブラケ
ット50の垂下片51に固定したガイドピン53がスト
ッパ55の膨出部56の係止溝58からガイドレール4
の張出片28の切欠孔57を通って誘導溝30に移動す
ると同時に、ブラケット50の受け片52に固定した支
持ピン54がリンクブラケット5と共にガイドレール4
に向って下方に移動し、揺動リンク11がブラケット5
0の下方への移動に伴ってカム9の支持ピン88を支点
として図1の反時計方向に回動し、図26に示すよう
に、揺動リンク11のフック12が規制板10の立上り
壁91に向って下方に移動し、カム9が揺動リンク11
の回動によりガイドレール4の長手方向に沿って車体の
後方に僅かに移動し、第1のフロントシュー84がカム
9と共にガイドレール4のレール溝26及びレール溝2
7に沿って車体の後方に摺動する。
【0074】[スライドパネル3の後退]スライドパネ
ル3の後端が図26に示すルーフパネル1の開口部2の
後縁より下降した状態の位置から、駆動ケーブル109
をモータの駆動により引くように移動すると、第1のリ
ヤシュー6が駆動ケーブル109によりガイドレール4
のレール溝26及びレール溝27に沿って車体の後方に
摺動し、第1のリヤガイド73が第1のリヤシュー6と
共にガイドレール4の長手方向に沿って車体の後方に移
動する。
【0075】第1のリヤシュー6の駆動ケーブル109
によるガイドレール4に対する車体の後方への摺動によ
り、ドレインシュー94がロッド115を介して第1の
リヤシュー6と共にガイドレール4のレール溝26及び
レール溝27に沿って車体の後方に摺動し、ブラケット
95がドレインシュー94と共にガイドレール4の長手
方向に沿って車体の後方に移動すると同時に、図27に
示すように、リヤドレイン96がブラケット95と共に
ガイドレール4の上部をルーフパネル1の車体の後方寄
りの下部の収納部97に向って後退し、リヤドレイン9
6を収納部97に収納する。
【0076】ドレインシュー94のガイドレール4に対
する車体の後方への摺動により、ドレインシュー94の
後縁がストッパ98の前端のスペーサ100に当接し、
ストッパ98がドレインシュー94のガイドレール4の
レール溝26及びレール溝27に対する車体の後方への
摺動を阻止する。
【0077】第1のリヤガイド73のガイドレール4に
対する車体の後方への移動により、第2のリヤガイド8
0が第1の昇降リンク76及び第2の昇降リンク78を
介して第1のリヤガイド73と共にガイドレール4の長
手方向に沿って車体の後方に移動し、第2のリヤシュー
7が第2のリヤガイド80と共にガイドレール4のレー
ル溝26及びレール溝27に沿って車体の後方に摺動す
る。
【0078】第2のリヤシュー7のガイドレール4に対
する車体の後方への摺動により、第2のフロントシュー
89がロッド118を介して第2のリヤシュー7と共に
ガイドレール4のレール溝26及びレール溝27に沿っ
て車体の後方に摺動し、規制板10が第2のフロントシ
ュー89と共にガイドレール4の長手方向に沿って車体
の後方に移動する。
【0079】第1のリヤガイド73及び第2のリヤガイ
ド80のガイドレール4に対する車体の後方への移動に
より、ガイドウェッジ62が第1の昇降リンク76を介
して第1のリヤガイド73と共にガイドレール4の長手
方向に沿って車体の後方に移動すると同時に、リンクブ
ラケット5がガイドウェッジ62と共にガイドレール4
の長手方向に沿って車体の後方に移動し、第1の仕切り
板13がリンクブラケット5と共にガイドレール4の長
手方向に沿って車体の後方に移動する。
【0080】リンクブラケット5のガイドレール4に対
する車体の後方への移動により、シューフック49がガ
イドレール4の案内溝33の内側をリンクブラケット5
と共に車体の後方に向って移動すると同時に、リンクブ
ラケット5の前端寄りの垂下片37がスライダ39を介
してガイドレール4の誘導溝30に沿って車体の後方に
移動し、リンクブラケット5の前端がガイドレール4の
傾斜部21に沿って下方に移動し、図27に示すよう
に、スライドパネル3の前端がリンクブラケット5と共
にガイドレール4に向って下降する。
【0081】リンクブラケット5の前端のガイドレール
4の傾斜部21による下方への移動により、ブラケット
50がリンクブラケット5と共にガイドレール4の長手
方向に沿って車体の後方に移動すると同時に、ブラケッ
ト50の垂下片51に固定したガイドピン53がガイド
レール4の誘導溝30に沿って車体の後方に移動し、揺
動リンク11がカム9の支持ピン88を支点として図2
6の反時計方向に回動し、図27に示すように、揺動リ
ンク11のフック12が規制板10の立上り壁91に係
合し、カム9が揺動リンク11を介してブラケット50
と共にガイドレール4の長手方向に沿って車体の後方に
移動し、第1のフロントシュー84がカム9と共にガイ
ドレール4のレール溝26及びレール溝27に沿って車
体の後方に摺動する。
【0082】第1のフロントシュー84のガイドレール
4に対する車体の後方への摺動により、第2の仕切り板
14が第1の仕切り板13に対して重合した状態のまま
第1のフロントシュー84と共にガイドレール4のレー
ル溝27に沿って車体の後方に移動する。
【0083】シューフック49のガイドレール4の案内
溝33の内側に対する車体の後方への移動により、サン
シェード34がシューフック49に係合しながらガイド
レール4の案内溝33に沿って車体の後方に移動し、シ
ューフック49がサンシェード34をルーフパネル1の
車体の後方寄りの下部の収納部97に収納する。
【0084】サンシェード34のシューフック49によ
るガイドレール4の案内溝33に対する車体の後方への
移動により、第2のストッパ103がサンシェード34
のガイドレール4の案内溝33に対する車体の後方への
移動を阻止し、板バネ106の係止部107がサンシェ
ード34の後縁寄りの両側のスライダ35の後方の貫通
孔に嵌入し、板バネ106がサンシェード34をガイド
レール4の案内溝33に対して係止する。
【0085】リンクブラケット5の第1の昇降リンク7
6によるガイドレール4に対する車体の後方への移動に
より、図27に示すように、スライドパネル3がリンク
ブラケット5と共にルーフパネル1の車体の後方寄りの
下部の収納部97に向って後退し、スライドパネル3を
収納部97に収納し、ルーフパネル1の開口部2が開放
状態となる。
【0086】[スライドパネル3の前進]スライドパネ
ル3が図27に示すルーフパネル1の車体の後方寄りの
下部の収納部97に後退した状態の位置から、駆動ケー
ブル109をモータの駆動により押すように移動する
と、第1のリヤシュー6が駆動ケーブル109によりガ
イドレール4のレール溝26及びレール溝27に沿って
車体の前方に摺動し、第1のリヤガイド73が第1のリ
ヤシュー6と共にガイドレール4に沿って車体の前方に
移動する。
【0087】第1のリヤガイド73のガイドレール4に
対する車体の前方への移動により、第2のリヤガイド8
0が第1の昇降リンク76及び第2の昇降リンク78を
介して第1のリヤガイド73と共にガイドレール4の長
手方向に沿って車体の前方に移動し、第2のリヤシュー
7が第2のリヤガイド80と共にガイドレール4のレー
ル溝26及びレール溝27に沿って車体の前方に摺動す
る。
【0088】第2のリヤシュー7のガイドレール4に対
する車体の前方への摺動により、第2のフロントシュー
89がロッド118を介して第2のリヤシュー7と共に
ガイドレール4のレール溝26及びレール溝27に沿っ
て車体の前方に摺動し、規制板10が第2のフロントシ
ュー89と共にガイドレール4の長手方向に沿って車体
の前方に移動する。
【0089】第1のリヤガイド73及び第2のリヤガイ
ド80のガイドレール4に対する車体の前方への移動に
より、ガイドウェッジ62が第1の昇降リンク76を介
して第1のリヤガイド73と共にガイドレール4の長手
方向に沿って車体の前方に移動すると同時に、リンクブ
ラケット5がガイドウェッジ62と共にガイドレール4
の長手方向に沿って車体の前方に移動し、第1の仕切り
板13がリンクブラケット5と共にガイドレール4の長
手方向に沿って車体の前方に移動する。
【0090】リンクブラケット5のガイドレール4に対
する車体の前方への移動により、シューフック49がガ
イドレール4の案内溝33の内側をリンクブラケット5
と共に車体の前方に向って移動すると同時に、リンクブ
ラケット5の前端寄りの垂下片37がスライダ39を介
してガイドレール4の誘導溝30に沿って車体の前方に
移動し、リンクブラケット5の前端がガイドレール4の
傾斜部21に沿って上方に移動し、図26に示すよう
に、スライドパネル3の前端がリンクブラケット5と共
にルーフパネル1の開口部2の前縁に向って上昇する。
【0091】リンクブラケット5の前端寄りの垂下片3
7のガイドレール4の誘導溝30に対する車体の前方へ
の移動により、スライダ39がガイドレール4の誘導溝
30の前端寄りのストッパ40に当接し、ストッパ40
がリンクブラケット5の前端寄りの垂下片37のガイド
レール4の誘導溝30に対する車体の前方への移動を阻
止する。
【0092】リンクブラケット5の前端のガイドレール
4の傾斜部21による上方への移動により、ブラケット
50がリンクブラケット5と共にガイドレール4の長手
方向に沿って車体の前方に移動すると同時に、ブラケッ
ト50の垂下片51に固定したガイドピン53がガイド
レール4の誘導溝30に沿って車体の前方に移動し、揺
動リンク11がカム9の支持ピン88を支点として図2
7の時計方向に回動し、図26に示すように、揺動リン
ク11のフック12が規制板10の立上り壁91より上
方に離脱し、ガイドピン53はガイドレール4の張出片
28の切欠孔57の下部の誘導溝30に位置する。
【0093】ブラケット50のガイドレール4に対する
車体の前方への移動により、カム9が揺動リンク11を
介してブラケット50と共にガイドレール4の長手方向
に沿って車体の前方に移動し、第1のフロントシュー8
4がカム9と共にガイドレール4のレール溝26及びレ
ール溝27に沿って車体の前方に摺動する。
【0094】第1のフロントシュー84のガイドレール
4に対する車体の前方への摺動により、第2の仕切り板
14が第1の仕切り板13に対して重合した状態のまま
第1のフロントシュー84と共にガイドレール4のレー
ル溝27に沿って車体の前方に移動する。
【0095】リンクブラケット5の第1の昇降リンク7
6によるガイドレール4に対する車体の前方への移動に
より、図26に示すように、スライドパネル3がリンク
ブラケット5と共に収納部97よりルーフパネル1の開
口部2に向って前進する。
【0096】第1のリヤシュー6の駆動ケーブル109
によるガイドレール4に対する車体の前方への摺動によ
り、ドレインシュー94がロッド115を介して第1の
リヤシュー6と共にガイドレール4のレール溝26及び
レール溝27に沿って車体の前方に摺動し、ブラケット
95がドレインシュー94と共にガイドレール4の長手
方向に沿って車体の前方に移動すると同時に、図26に
示すように、リヤドレイン96がブラケット95と共に
ガイドレール4の上部を収納部97よりルーフパネル1
の開口部2に向って前進する。
【0097】[スライドパネル3の後端の上昇]スライ
ドパネル3の後端が図26に示すガイドレール4に向っ
て下降した状態の位置から、駆動ケーブル109をモー
タによる押すように移動すると、第1のリヤシュー6が
駆動ケーブル109によりガイドレール4のレール溝2
6及びレール溝27に沿って車体の前方に摺動し、第1
のリヤガイド73が第1のリヤシュー6と共にガイドレ
ール4の長手方向に沿って車体の前方に移動する。
【0098】第1のリヤガイド73のガイドレール4に
対する車体の前方への移動により、第1の昇降リンク7
6の他端が支持ピン77を介してガイドウェッジ62の
長孔68の他端から一端に向って移動すると同時に、第
2の昇降リンク78の一端が連結ピン79を介してガイ
ドウェッジ62の誘導孔69の他端から一端に向って移
動し、第2の昇降リンク78の他端が係合ピン83を介
してカム9の傾斜部87から平面部86に向って従動
し、第2のリヤガイド80が第1の昇降リンク76及び
第2の昇降リンク78を介して第1のリヤガイド73と
共にガイドレール4の長手方向に沿って車体の前方に移
動し、第2のリヤシュー7が第2のリヤガイド80と共
にガイドレール4のレール溝26及びレール溝27に沿
って車体の前方に摺動する。
【0099】第2の昇降リンク78の一端のガイドウェ
ッジ62の誘導孔69に対する他端から一端への移動に
より、第1の昇降リンク76が第1のリヤガイド73の
支持ピン75を支点として図26の時計方向に回動する
と同時に、第2の昇降リンク78が第2のリヤガイド8
0の支持ピン82を支点として図26の反時計方向に回
動し、図1に示すように、第1の昇降リンク76の他端
に固定した支持ピン77がガイドウェッジ62の長孔6
8の一端に位置し、第2の昇降リンク78の一端に固定
した連結ピン79がガイドウェッジ62の誘導孔69の
一端に位置し、第2の昇降リンク78の他端に固定した
係合ピン83がカム9の平面部86に係合する。
【0100】第1の昇降リンク76及び第2の昇降リン
ク78の第1のリヤガイド73及び第2のリヤガイド8
0に対する回動により、ガイドウェッジ62が第1の昇
降リンク76及び第2の昇降リンク78の回動に伴って
ガイドレール4の底壁23より上方に移動すると同時
に、リンクブラケット5の後端が昇降機構8によりガイ
ドウェッジ62と共にガイドレール4に対して上方に向
って移動し、リンクブラケット5が支持ピン38を支点
としてガイドレール4に対して図26の反時計方向に回
動し、図1に示すように、シューフック49がリンクブ
ラケット5と共にガイドレール4の案内溝33の内側よ
り上方に向って移動し、ブラケット50がリンクブラケ
ット5と共にガイドレール4に対して上方に移動する。
【0101】リンクブラケット5の後端の昇降機構8に
よるガイドレール4に対する上方への移動により、第1
の仕切り板13がリンクブラケット5と共に下方に向っ
て移動し、図1に示すように、第1の仕切り板13の下
端縁が第2の仕切り板14の上端縁の内側に重合し、ス
ライドパネル3の後端がリンクブラケット5と共にルー
フパネル1の開口部2の後縁に向って上昇する。
【0102】第2のリヤシュー7のガイドレール4に対
する車体の前方への摺動により、第2のフロントシュー
89がロッド118を介して第2のリヤシュー7と共に
ガイドレール4のレール溝26及びレール溝27に沿っ
て車体の前方に摺動し、規制板10が第2のフロントシ
ュー89と共にガイドレール4の長手方向に沿って車体
の前方に移動し、図1に示すように、規制板10の立上
り壁91が揺動リンク11のフック12よりも前方に位
置する。
【0103】ブラケット50のリンクブラケット5によ
るガイドレール4に対する上方への移動により、ブラケ
ット50の垂下片51に固定したガイドピン53がガイ
ドレール4の誘導溝30から張出片28の切欠孔57を
通ってストッパ55の膨出部56の係止溝58に移動
し、ブラケット50の受け片52に固定した支持ピン5
4がリンクブラケット5と共にガイドレール4より上方
に向って移動し、揺動リンク11がブラケット50の上
方への移動に伴ってカム9の支持ピン88を支点として
図26の時計方向に回動し、図1に示すように、揺動リ
ンク11のフック12が上方に向って移動し、カム9が
揺動リンク11の回動によりガイドレール4の長手方向
に沿って車体の前方に僅かに移動し、第1のフロントシ
ュー84がカム9と共にガイドレール4のレール溝26
及びレール溝27に沿って車体の前方に摺動する。
【0104】第1のリヤシュー6の駆動ケーブル109
によるガイドレール4に対する車体の前方への摺動によ
り、ドレインシュー94がロッド115を介して第1の
リヤシュー6と共にガイドレール4のレール溝26及び
レール溝27に沿って車体の前方に摺動し、ブラケット
95がドレインシュー94と共にガイドレール4の長手
方向に沿って車体の前方に移動し、リヤドレイン96が
ブラケット95と共にガイドレール4の上部を第1のリ
ヤシュー6の移動量に相当する距離だけ前進し、図1に
示すように、リヤドレイン96はルーフパネル1の開口
部2の後縁及びスライドパネル3の後端の下方に位置す
る。
【0105】スライドパネル3の後端のリンクブラケッ
ト5によるガイドレール4に対する上昇により、スライ
ドパネル3の全周のウェザストリップ19がルーフパネ
ル1の開口部2の水切片15の内側に圧接し、図1に示
すように、スライドパネル3がルーフパネル1の開口部
2を閉塞する全閉状態となる。
【0106】その後、サンシェード34の取手を手で掴
んで収納部97からルーフパネル1の開口部2に向って
車体の前方に移動することにより、サンシェード34が
ガイドレール4の案内溝33に沿って車体の前方に向っ
て移動し、第1のストッパ101がサンシェード34の
ガイドレール4の案内溝33に対する車体の前方への移
動を阻止し、サンシェード34はルーフパネル1の開口
部2を閉塞するスライドパネル3の下部に位置し、スラ
イドパネル3を通過する光線をサンシェード34により
遮蔽する。
【0107】また、スライドパネル3が図1に示すルー
フパネル1の開口部2を閉塞する全閉状態において、雨
水がルーフパネル1の開口部2の後縁の水切片15とス
ライドパネル3の後端のウェザストリップ19との間を
通って車室内に侵入すると、雨水はリヤドレイン96の
両端からフレーム16の側枠17,17の雨樋18,1
8に流れた後、雨水をフレーム16の後枠の水抜きパイ
プ及びドレインホースを通って車室外に排出する。
【0108】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明のサンルー
フ装置によれば、スライドパネルがルーフパネルの開口
部を閉塞する全閉状態において、駆動シューをガイドレ
ールに沿って車体の後方に摺動することにより、従動シ
ューが昇降機構を介して駆動シューと共にガイドレール
に沿って車体の後方に摺動し、昇降機構が支持体の後端
を駆動シューのガイドレールに対する摺動に伴って下方
に移動するので、スライドパネルの後端を支持体と共に
ガイドレールに向って下降することができ、係止体が従
動シューのガイドレールに対する摺動に伴って車体の後
方に移動すると同時に、揺動リンクが支持体の後端の下
方への移動に伴ってカムに対して回動し、揺動リンクの
係合部が係止体に係合するので、スライドパネルのガイ
ドレールに対する車体の前後方向へのガタ付きを係止体
により抑えられ、スライドパネルをガイドレールに対し
て車体の前後方向に安定した状態で移動させることがで
き、カムが揺動リンクの回動に伴ってガイドレールに対
して車体の後方に移動するので、支持体の後端の昇降機
構による下方への移動をカムにより維持することができ
る。
【0109】なお、支持体の下部にガイドレールの誘導
溝に係脱自在のガイドピンを設け、ガイドピンが支持体
の後端の昇降機構による下方への移動に伴ってガイドレ
ールの誘導溝に係合するようにすれば、スライドパネル
のガイドレールに対する上下方向へのガタ付きをガイド
ピンにより抑えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のサンルーフ装置の要部切断正
面図
【図2】図1の要部側断面図
【図3】ガイドレールの拡大断面図
【図4】図1の要部正面図
【図5】図4の平面図
【図6】図4の要部側断面図
【図7】図4の別位置の要部側断面図
【図8】図4の別位置の要部側断面図
【図9】図4の別位置の要部側断面図
【図10】図1の要部正面図
【図11】図10の平面図
【図12】図10の要部側断面図
【図13】図10の別位置の要部側断面図
【図14】図10の別位置の要部側断面図
【図15】図10の別位置の要部側断面図
【図16】図4の要部側断面図
【図17】図4の別位置の要部側断面図
【図18】図4の別位置の要部側断面図
【図19】図10の要部側断面図
【図20】ガイドレールの後端寄りの正面図
【図21】図20の平面図
【図22】図21の要部拡大断面図
【図23】第1のリヤシューに対する駆動ケーブルの連
結状態を示す要部平面図
【図24】第2のリヤシュー及び第2のフロントシュー
に対するロッドの連結状態を示す要部平面図
【図25】図1の要部側断面図
【図26】スライドパネルの後端の下降状態を示す要部
切断正面図
【図27】ルーフパネルの開口部の開放状態を示す要部
切断正面図
【符号の説明】
1 ルーフパネル 2 開口部 3 スライドパネル 4 ガイドレール 5 リンクブラケット 6 第1のリヤシュー 7 第2のリヤシュー 8 昇降機構 9 カム 10 規制板 11 揺動リンク 12 フック 13 第1の仕切り板 14 第2の仕切り板 15 水切片 16 フレーム 17 側枠 18 雨樋 19 ウェザストリップ 20 保持枠 21 傾斜部 22 キャップ 23 底壁 24 側壁 25 側壁 26 レール溝 27 レール溝 28 張出片 29 張出片 30 誘導溝 31 支え片 32 支え片 33 案内溝 34 サンシェード 35 スライダ 36 張出部 37 垂下片 38 支持ピン 39 スライダ 40 ストッパ 41 ネジ 42 デフレクタ 43 突片 44 ネジ 45 窓孔 46 受け片 47 支持ピン 48 係止リング 49 シューフック 50 ブラケット 51 垂下片 52 受け片 53 ガイドピン 54 支持ピン 55 ストッパ 56 膨出部 57 切欠孔 58 係止溝 59 ネジ 60 貫通孔 61 通孔 62 ガイドウェッジ 63 嵌合孔 64 嵌合孔 65 凸部 66 凸部 67 ネジ 68 長孔 69 誘導孔 70 通孔 71 張出片 72 ネジ 73 第1のリヤガイド 74 凹溝 75 支持ピン 76 第1の昇降リンク 77 支持ピン 78 第2の昇降リンク 79 連結ピン 80 第2のリヤガイド 81 凹溝 82 支持ピン 83 係合ピン 84 第1のフロントシュー 85 凹溝 86 平面部 87 傾斜部 88 支持ピン 89 第2のフロントシュー 90 凹溝 91 立上り壁 92 張出片 93 係合部 94 ドレインシュー 95 ブラケット 96 リヤドレイン 97 収納部 98 ストッパ 99 受け片 100 スペーサ 101 第1のストッパ 102 ネジ 103 第2のストッパ 104 切欠孔 105 切欠孔 106 板バネ 107 係止部 108 ネジ 109 駆動ケーブル 110 ワイヤ 111 係止キャップ 112 係止パイプ 113 係止キャップ 114 螺旋条 115 ロッド 116 係止パイプ 117 係止キャップ 118 ロッド 119 係止キャップ 120 係止パイプ 121 係止キャッブ 122 係止パイプ 123 ロッド 124 係止キャップ 125 係止パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−139430(JP,A) 特開 平3−86622(JP,A) 特開 平3−139431(JP,A) 特開 昭63−301122(JP,A) 特開 平4−334623(JP,A) 特開 平4−343624(JP,A) 特開 平4−103431(JP,A) 特開 平4−92723(JP,A) 実開 平2−112517(JP,U) 実開 昭63−143415(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 7/02 B60J 7/05

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のルーフパネルに開口部を設け、前
    記ルーフパネルの開口部にスライドパネルを配設すると
    共に、前記ルーフパネルの開口部の両側に前記車体の前
    後方向に沿って互いに平行な前記スライドパネルを案内
    するガイドレールをそれぞれ配設し、前記スライドパネ
    ルの両側下部に前記ガイドレールの長手方向に沿って互
    いに平行な支持体をそれぞれ設け、前記ガイドレールに
    駆動シュー及び従動シューをそれぞれ摺動自在に設け、
    前記支持体と前記駆動シュー及び従動シューとの間に前
    記スライドパネルの後端を上下方向に移動する昇降機構
    を設けたサンルーフ装置において、前記ガイドレールの
    前記従動シューの前方に前記昇降機構従動するカムを
    移動自在に設け、前記ガイドレールの前記カムの前方に
    前記従動シューと連動する係止体を移動自在に設け、前
    記支持体の下部に揺動リンクを回動自在に設け、前記カ
    ムに前記揺動リンクの一端を回動自在に連結し、前記揺
    動リンクの他端に前記係止体と係脱する係合部を形成し
    たことを特徴とするサンルーフ装置。
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