JP3636791B2 - サンルーフ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の手動式のチルトアップタイプのサンルーフ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車体のルーフパネルに開口部を形成し、ルーフパネルの開口部に蓋体を配設し、ルーフパネルの開口部の前縁に蓋体の前端を回動自在に連結し、ルーフパネルの下部にフレームを設け、フレームにルーフパネルの開口部に臨んで開口を形成し、蓋体の後端寄りの中央付近の下部にロック機構を設け、蓋体の両側寄りの下部に蓋体の後端を上方に持ち上げるアシスト機構を設けたサンルーフ装置が知られている。
【0003】
ところが、従来のサンルーフ装置では、蓋体が車体のルーフパネルの開口部を閉塞する全閉状態において、蓋体のロック機構によるロックを解除した後、蓋体をチルトアップ方向に押し上げることにより、蓋体の後端がアシスト機構によりルーフパネルの開口部の後縁から上方に持ち上がったチルトアップ状態となるものであり、アシスト機構に蓋体をチルトアップする方向に常時スプリングの付勢力が作用しているので、蓋体が全閉時に撓み、ルーフパネルの開口部と蓋体との間に隙間を生じて風切音が発生し、蓋体のチルトアップ状態の姿勢の保持をアシスト機構のスプリングの付勢力のみで行うので、蓋体が走行中に閉まるおそれがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上述する問題点に対処して、蓋体が車体のルーフパネルの開口部を閉塞する全閉状態において、ハンドルを手動操作で回動すると、ドライブシャフトがハンドルと共に回動し、回動体がドライブシャフトの回動に伴いながら回転し、第1及び第2の駆動ケーブルが回動体の回転に伴いながら第1及び第2の案内軌道に沿って互いに反対方向にそれぞれ移動すると同時に、第1及び第2の案内体が第1及び第2の駆動ケーブルと共に第1及び第2の案内軌道に沿って互いに離れる反対方向にそれぞれ移動し、第1及び第2の案内体の長孔が第1及び第2の連接体の一端寄りに係合しながら第1及び第2の案内軌道に沿って互いに反対方向にそれぞれ移動し、第1及び第2の連接体の第1及び第2の係合体が第1及び第2の案内体のカム部に係合しながらそれぞれ従動し、第1及び第2の連接体が第1及び第2の案内体の移動に伴いながら起き上がるように互いに反対方向にそれぞれ回動し、第1及び第2の支持体が第1及び第2の連接体の回動に伴いながら一定の位置を上方に向ってそれぞれ移動し、蓋体の前端が第1及び第2の支持体の移動に伴いながらルーフパネルの開口部の前縁に対して回動し、蓋体の後端が第1及び第2の支持体と共にルーフパネルの開口部の後縁から上方に向って上昇し、蓋体を第1及び第2の連接体によりルーフパネルの開口部に対して持ち上がったチルトアップ状態とし、第1及び第2の連接体を回動する時の抵抗が小さく、第1及び第2の支持体の第1及び第2の連接体の回動に伴う上方への移動を安定した状態でスムーズに行え、第1及び第2の連接体の第1及び第2の案内体に対するガタ付きが少なく、蓋体の第1及び第2の連接体によるチルトアップに際し、第1及び第2の連接体が第1及び第2の案内体に対して起き上がったままの状態を維持し、蓋体のチルトアップ状態の姿勢を保持することが可能なサンルーフ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係るサンルーフ装置は、車体のルーフパネルに開口部を形成し、前記ルーフパネルの開口部に蓋体を配設し、前記ルーフパネルの開口部の前縁に前記蓋体の前端を回動自在に連結したサンルーフ装置において、前記ルーフパネルの開口部の後縁の近傍に前記車体の左右方向に沿って間隔を置いて互いに直列な第1及び第2の案内軌道をそれぞれ配設し、前記第1及び第2の案内軌道に第1及び第2の案内体をそれぞれ移動自在に設けると共に、前記第1及び第2の案内体に前記第1及び第2の案内軌道と平行な長孔をそれぞれ設け、前記蓋体の後端寄りの下部に前記車体の左右方向に間隔を置いて第1及び第2の支持体をそれぞれ配設し、前記第1及び第2の案内体と前記第1及び第2の支持体との間に前記蓋体の後端を上方に向って持ち上げる第1及び第2の連接体をそれぞれ設け、前記第1及び第2の案内体の外端寄りに前記第1及び第2の連接体を起伏するカム部をそれぞれ形成し、前記第1及び第2の連接体に前記第1及び第2の案内体のカム部に沿って従動する第1及び第2の係合体をそれぞれ設け、前記第1及び第2の案内体の長孔に前記第1及び第2の連接体の一端寄りをそれぞれ移動自在に係合し、前記第1及び第2の支持体に前記第1及び第2の連接体の他端部を前記車体の前後方向にそれぞれ移動自在に連結し、前記第1及び第2の案内軌道の間の両側に長手方向に沿って前記第1及び第2の案内体を押引する互いに平行な第1及び第2の駆動ケーブルをそれぞれ移動自在に設け、前記第1及び第2の案内軌道の間にドライブシャフトを回動自在に設け、前記ドライブシャフトに前記第1及び第2の駆動ケーブルを前記第1及び第2の案内軌道に沿って互いに反対方向に移動する回動体を設け、前記ドライブシャフトの端部にハンドルを設け、前記第1及び第2の案内体は、前記第1及び第2の案内軌道に沿って前記車体の左右方向に摺動自在に設けられた第1及び第2のスライダにそれぞれ固定され、前記第1及び第2の駆動ケーブルは前記第1及び第2の案内軌道に対して移動自在に設けられ、前記第1の駆動ケーブルはその一端が前記第1のスライダに係止されると共に、他端が前記第2のスライダに移動自在に挿入され、前記第2の駆動ケーブルはその一端が前記第2のスライダに係止されると共に、他端が前記第1のスライダに移動自在に挿入されていることを特徴とする構成を有する。
【0006】
蓋体が車体のルーフパネルに形成した開口部を閉塞する全閉状態の位置から、ドライブシャフトの端部に設けたハンドルを手動操作で回動すると、第1及び第2の案内軌道の間に設けたドライブシャフトがハンドルと共に回動し、回動体がドライブシャフトの回動に伴いながら回転し、第1及び第2の駆動ケーブルが回動体の回転に伴いながらルーフパネルの開口部の後縁の近傍に配設した第1及び第2の案内軌道に沿って互いに反対方向にそれぞれ移動すると同時に、第1及び第2の案内体が第1及び第2の駆動ケーブルと共に第1及び第2の案内軌道に沿って互いに離れる反対方向にそれぞれ移動し、第1及び第2の案内体に設けた長孔が第1及び第2の連接体の一端寄りに係合しながら第1及び第2の案内軌道に沿って互いに反対方向にそれぞれ移動し、第1及び第2の連接体に設けた第1及び第2の係合体が第1及び第2の案内体の外端寄りに形成したカム部に係合しながらそれぞれ従動する。
【0007】
第1及び第2の連接体の第1及び第2の係合体の第1及び第2の案内体のカム部に沿った従動により、第1及び第2の連接体が第1及び第2の案内体の移動に伴いながら起き上がるように互いに反対方向にそれぞれ回動し、蓋体の後端寄りの下部に配設した第1及び第2の支持体が第1及び第2の連接体の回動に伴いながら一定の位置を上方に向ってそれぞれ移動し、蓋体の前端が第1及び第2の支持体の移動に伴いながらルーフパネルの開口部の前縁に対して回動し、蓋体の後端が第1及び第2の支持体と共にルーフパネルの開口部の後縁から上方に向って上昇し、蓋体が第1及び第2の連接体によりルーフパネルの開口部に対して持ち上がったチルトアップ状態となり、ルーフパネルの開口部が車体の後方に向って開口する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0009】
図1において、1は車体のルーフパネルであり、ルーフパネル1には、図2に示すように、開口部2が形成され、ルーフパネル1の開口部2には蓋体としてサンルーフリッド3が配設され、ルーフパネル1の開口部2の前縁にはサンルーフリッド3の前端が回動自在に連結されている。
【0010】
ルーフパネル1の開口部2の後縁の近傍には、図1及び図2に示すように、車体の左右方向に間隔を置いて互いに直列な第1及び第2の案内軌道となるガイドレール4,5がそれぞれ配設され、ガイドレール4,5には、図3に示すように、第1及び第2の案内体となるガイドウェッジ6,7がそれぞれ移動自在に設けられると共に、ガイドウェッジ6,7には、図4に示すように、ガイドレール4,5と平行な長孔8,9がそれぞれ設けられている。
【0011】
サンルーフリッド3の後端寄りの下部には、図1及び図2に示すように、車体の左右方向に間隔を置いて第1及び第2の支持体となるブラケット10,11がそれぞれ配設され、ガイドウェッジ6,7とブラケット10,11との間には、図3及び図4に示すように、サンルーフリッド3の後端を上方に向って持ち上げる第1及び第2の連接体となるチルトリンク12,13がそれぞれ設けられている。
【0012】
ガイドウェッジ6,7の外端寄りには、図3及び図4に示すように、チルトリンク12,13を起伏するカム部14,15がそれぞれ形成され、チルトリンク12,13にはガイドウェッジ6,7のカム部14,15に沿って従動する第1及び第2の係合体となる係合ピン16,17がそれぞれ設けられ、ガイドウェッジ6,7の長孔8,9にはチルトリンク12,13の一端寄りがそれぞれ移動自在に係合され、ブラケット10,11にはチルトリンク12,13の他端部が車体の前後方向にそれぞれ移動自在に連結されている。
【0013】
ガイドレール4,5の間の両側には、図5に示すように、長手方向に沿ってガイドウェッジ6,7を押引する互いに平行な第1及び第2の駆動ケーブルとなるギヤドケーブル18,19がそれぞれ移動自在に設けられている。
【0014】
ガイドレール4,5の間には、図3及び図4に示すように、鉛直方向に沿ってドライブシャフト20が回動自在に設けられると共に、ドライブシャフト20には、図6に示すように、ギヤドケーブル18,19をガイドレール4,5に沿って互いに反対方向に移動する回動体としてピニオン21が設けられ、ドライブシャフト20の端部にはハンドル22が設けられている。
【0015】
ルーフパネル1の中央よりも前方には、図1に示すように、開口部2が形成されると共に、ルーフパネル1の開口部2の内周縁には下方に向って折曲した水切片23が形成されている。
【0016】
ルーフパネル1の開口部2には、図1に示すように、サンルーフリッド3が配置され、サンルーフリッド3の全周には、図2に示すように、全閉時の雨洩れを防止するためのウェザストリップ24が設けられ、ウェザストリップ24はルーフパネル1の開口部2の水切片23の内側面に圧接されている。
【0017】
サンルーフリッド3は透明または半透明のガラス板あるいは合成樹脂板よりなり、ウェザストリップ24は弾性材料よりなる。
【0018】
ルーフパネル1の下部には、図1に示すように、アッパフレーム25及びロワフレーム26がそれぞれ配設され、アッパフレーム25及びロワフレーム26には、図2に示すように、ルーフパネル1の開口部2に臨んで開口27が形成されると共に、ロワフレーム26には開口27の前部及び後部に相当する箇所に下方に向って膨出した膨出部28及び膨出部29がそれぞれ形成されている。
【0019】
ロワフレーム26の膨出部28及びサンルーフリッド3の前端寄りの下部には、図1及び図2に示すように、車体の左右方向に間隔を置いて板バネ30,30がそれぞれ配設され、ロワフレーム26の膨出部28の下部には板バネ30の一端部が複数のボルトにより固定されると共に、サンルーフリッド3の前端寄りの下部には板バネ30の他端部が複数のボルトにより固定され、ロワフレーム26の膨出部28には板バネ30,30を介してサンルーフリッド3の前端が回動自在に連結されている。
【0020】
アッパフレーム25及びロワフレーム26の開口27の後縁の近傍には、図1,図2及び図3に示すように、車体の左右方向に沿って間隔を置いて直列にガイドレール4及びガイドレール5がそれぞれ配設され、ガイドレール4の車体の左右方向に沿って長尺な底壁31の一側縁寄りには、図7に示すように、上方に向って側壁32が形成されると共に、ガイドレール4の底壁31の他側縁寄りには上方に向って側壁33が形成され、ガイドレール4の側壁32には車体の後方に向って開口するレール溝34が形成され、ガイドレール4の側壁33には車体の前方に向って開口するレール溝35が形成され、ガイドレール4の側壁33の中央には車体の後方に向って張出した張出片36が形成されている。
【0021】
ガイドレール5の車体の左右方向に沿って長尺な底壁37の一側縁寄りには、図8に示すように、上方に向って側壁38が形成されると共に、ガイドレール5の底壁37の他側縁寄りには上方に向って側壁39が形成され、ガイドレール5の側壁38には車体の後方に向って開口するレール溝40が形成され、ガイドレール5の側壁39には車体の前方に向って開口するレール溝41が形成され、ガイドレール5の側壁39の中央には車体の後方に向って張出した張出片42が形成されている。
【0022】
ロワフレーム26の膨出部29の下部には、図1に示すように、車体の左右方向に沿ってブラケット43が配設され、ブラケット43にはガイドレール4の側壁33の張出片36及びガイドレール5の側壁39の張出片42が複数のネジによりそれぞれ固定されている。
【0023】
ガイドレール4の底壁31の上部には、図5に示すように、スライダ44が摺動自在に配設され、ガイドレール4の側壁32のレール溝34及び側壁33のレール溝35には、図6に示すように、スライダ44の一側縁寄り及び他側縁寄りがそれぞれ嵌入されている。
【0024】
スライダ44の基体45の上部には、図4に示すように、ガイドウェッジ6が配置され、ガイドウェッジ6には、図9に示すように、ガイドレール4と平行な長孔8が設けられ、ガイドウェッジ6の内端寄りにはチルトリンク12を起伏するためのカム部46が形成されると共に、ガイドウェッジ6の内端には上方に向って突出した突片47が形成され、ガイドウェッジ6の中央付近の上面には長孔8と平行な平面部48が形成され、ガイドウェッジ6の外端寄りにはチルトリンク12を起伏するためのカム部14が形成され、ガイドウェッジ6の外端にはカム部14に沿って規制片49が形成され、ガイドウェッジ6はスライダ44の基体45に複数のネジにより固定されている。
【0025】
スライダ44はガイドレール4の側壁32,33のレール溝34,35に沿って車体の左右方向に摺動され、ガイドウェッジ6はスライダ44の摺動に伴いながらガイドレール4に沿って車体の左右方向に移動されるようになっている。
【0026】
ガイドレール5の底壁37の上部には、図5に示すように、スライダ50が摺動自在に配設され、ガイドレール5の側壁38のレール溝40及び側壁39のレール溝41には、図6に示すように、スライダ50の一側縁寄り及び他側縁寄りがそれぞれ嵌入されている。
【0027】
スライダ50の基体51の上部には、図4に示すように、ガイドウェッジ7が配置され、ガイドウェッジ7には、図10に示すように、ガイドレール5と平行な長孔9が設けられ、ガイドウェッジ7の内端寄りにはチルトリンク13を起伏するためのカム部52が形成されると共に、ガイドウェッジ7の内端には上方に向って突出した突片53が形成され、ガイドウェッジ7の中央付近の上面には長孔9と平行な平面部54が形成され、ガイドウェッジ7の外端寄りにはチルトリンク13を起伏するためのカム部15が形成され、ガイドウェッジ7の外端にはカム部15に沿って規制片55が形成され、ガイドウェッジ7はスライダ50の基体51に複数のネジにより固定されている。
【0028】
スライダ50はガイドレール5の側壁38,39のレール溝40,41に沿って車体の左右方向に摺動され、ガイドウェッジ7はスライダ50の摺動に伴いながらガイドレール5に沿って車体の左右方向に移動されるようになっている。
【0029】
ガイドレール4,5の底壁31,37の外端寄りの上部にはガイドウェッジ6,7の車体の外方への移動を阻止するストッパ(図示せず)がそれぞれ配設されている。
【0030】
サンルーフリッド3の後端寄りの下部には、図3及び図4に示すように、車体の左右方向に間隔を置いてブラケット10及びブラケット11がそれぞれ配設され、ブラケット10には、図9に示すように、下方に向って折曲した垂下片56が形成され、ブラケット10の垂下片56には車体の前後方向に沿って長孔57が設けられ、ブラケット10はサンルーフリッド3の後端寄りの下部に複数のボルトにより固定されている。
【0031】
ブラケット11には、図10に示すように、下方に向って折曲した垂下片58が形成され、ブラケット11の垂下片58には車体の前後方向に沿って長孔59が設けられ、ブラケット11はサンルーフリッド3の後端寄りの下部に複数のボルトにより固定されている。
【0032】
ガイドウェッジ6の両側には、図5に示すように、チルトリンク12,12がそれぞれ配設され、チルトリンク12,12の一端寄りの間には、図9及び図11に示すように、支持ピン60が設けられ、ガイドウェッジ6の長孔8にはチルトリンク12,12の一端寄りが支持ピン60を介して移動自在に支持され、支持ピン60はガイドウェッジ6の長孔8に摺動自在に嵌入されている。
【0033】
チルトリンク12,12の一端部の間には、図9及び図12に示すように、係合ピン61が設けられ、チルトリンク12,12の係合ピン61はガイドウェッジ6のカム部46に摺動自在に係合され、チルトリンク12,12の一端部は係合ピン61を介してガイドウェッジ6のカム部46に係合しながら従動されるようになっている。
【0034】
チルトリンク12,12の中央付近の間には、図9及び図13に示すように、係合ピン16が設けられ、チルトリンク12,12の係合ピン16はガイドウェッジ6のカム部14と規制片49との間に摺動自在に嵌入され、チルトリンク12,12の中央付近は係合ピン16を介してガイドウェッジ6のカム部14に係合しながら従動されるようになっている。
【0035】
チルトリンク12,12の他端部の間には、図9及び図14に示すように、支持ピン62が設けられ、支持ピン62にはアーム63の基端部が回動自在に支持され、アーム63の先端には連結ピン64が固定され、アーム63の連結ピン64はブラケット10の垂下片56の長孔57に移動自在に連結されている。
【0036】
ガイドウェッジ7の両側には、図5に示すように、チルトリンク13,13がそれぞれ配設され、チルトリンク13,13の一端寄りの間には、図10及び図15に示すように、支持ピン65が設けられ、ガイドウェッジ7の長孔9にはチルトリンク13,13の一端寄りが支持ピン65を介して移動自在に支持され、支持ピン65はガイドウェッジ7の長孔9に摺動自在に嵌入されている。
【0037】
チルトリンク13,13の一端部の間には、図10及び図16に示すように、係合ピン66が設けられ、チルトリンク13,13の係合ピン66はガイドウェッジ7のカム部52に摺動自在に係合され、チルトリンク13,13の一端部は係合ピン66を介してガイドウェッジ7のカム部52に係合しながら従動されるようになっている。
【0038】
チルトリンク13,13の中央付近の間には、図10及び図17に示すように、係合ピン17が設けられ、チルトリンク13,13の係合ピン17はガイドウェッジ7のカム部15と規制片55との間に摺動自在に嵌入され、チルトリンク13,13の中央付近は係合ピン17を介してガイドウェッジ7のカム部15に係合しながら従動されるようになっている。
【0039】
チルトリンク13,13の他端部の間には、図10及び図18に示すように、支持ピン67が設けられ、支持ピン67にはアーム68の基端部が回動自在に支持され、アーム68の先端には連結ピン69が固定され、アーム68の連結ピン69はブラケット11の垂下片58の長孔59に移動自在に連結されている。
【0040】
ガイドレール4の内端の近傍には、図4及び図19に示すように、チューブホルダ70が配設され、チューブホルダ70には、図20及び図21に示すように、取付片71が形成され、チューブホルダ70の取付片71はガイドレール4の底壁31の内端寄りの上部にねじにより固定されている。
【0041】
ガイドレール5の内端の近傍には、図4及び図19に示すように、チューブホルダ72が配設され、チューブホルダ72には、図20及び図21に示すように、取付片73が形成され、チューブホルダ72の取付片73はガイドレール5の底壁37の内端寄りの上部にねじにより固定されている。
【0042】
チューブホルダ70,72の間には、図4及び図6に示すように、ロワハウジング74が配設され、ロワハウジング74の平板状の基体75の一側縁寄りには、図19に示すように、下方に向って膨出した半円弧状の嵌合凹溝76,77がそれぞれ形成されると共に、ロワハウジング74の基体75の他側縁寄りには、図21に示すように、嵌合凹溝76,77と平行な下方に向って膨出した半円弧状の嵌合凹溝78,79がそれぞれ形成されている。
【0043】
ロワハウジング74の基体75の一側縁と両端との2隅のコーナ部には、図6及び図22に示すように、上方に向って突出した突起80,80がそれぞれ形成されると共に、ロワハウジング74の基体75の他側縁と両端との2隅のコーナ部には上方に向って突出した突起81,81がそれぞれ形成されている。
【0044】
ロワハウジング74の基体75の他側縁には、図19及び図21に示すように、下方に向って折曲した垂下壁82が形成されると共に、ロワハウジング74の垂下壁82の下縁には、図22に示すように、車体の後方に向って折曲した取付片83が形成され、ロワハウジング74の垂下壁82の取付片83の両端寄りには、図20に示すように、通孔84,84がそれぞれ穿設されている。
【0045】
ロワハウジング74の端壁85の中央には、図21及び図22に示すように、上方に向って膨出したボス86が形成されている。
【0046】
ロワハウジング74の垂下壁82の取付片83は通孔84,84を利用して複数のねじ(図示せず)によりブラケット43に固定されている。
【0047】
ロワハウジング74の上部には、図4及び図5に示すように、アッパハウジング87が配設され、アッパハウジング87の平板状の基体88の一側縁寄りには、図19及び図20に示すように、ロワハウジング74の基体75の嵌合凹溝76,77に相当する箇所に上方に向って膨出した半円弧状の嵌合凹溝89,90がそれぞれ形成されると共に、アッパハウジング87の基体88の他側縁寄りには、図21に示すように、ロワハウジング74の基体75の嵌合凹溝78,79に相当する箇所に嵌合凹溝89,90と平行な上方に向って膨出した半円弧状の嵌合凹溝91,92がそれぞれ形成されている。
【0048】
アッパハウジング87の基体88の一側縁と両端との2隅のコーナ部には、図20及び図22に示すように、ロワハウジング74の基体75の突起80,80に相当する箇所に透孔93,93がそれぞれ穿設されると共に、アッパハウジング87の基体88の他側縁と両端との2隅のコーナ部にはロワハウジング74の基体75の突起81,81に相当する箇所に透孔94,94がそれぞれ穿設されている。
【0049】
アッパハウジング87の端壁95の中央には、図19及び図21に示すように、ロワハウジング74の端壁85のボス86と同一中心軸線上に上方に向って膨出したボス96が形成され、アッパハウジング87の端壁95の外周縁寄りの適宜な2箇所には、図20及び図22に示すように、係止孔97,98がそれぞれ穿設されている。
【0050】
アッパハウジング87の端壁95の係止孔97,98の近傍の上部には、図20及び図22に示すように、ハンドル22の回動を阻止するストッパ99,100がそれぞれ立設されている。
【0051】
アッパハウジング87の基体88の透孔93,93には、図20に示すように、下方よりロワハウジング74の基体75の突起80,80がそれぞれ嵌入されると共に、アッパハウジング87の基体88の透孔94,94には下方よりロワハウジング74の基体75の突起81,81がそれぞれ嵌入され、アッパハウジング87の基体88はロワハウジング74の基体75に固定されている。
【0052】
ロワハウジング74の端壁85のボス86とアッパハウジング87の端壁95のボス96との間には、図19及び図21に示すように、鉛直方向に沿ってドライブシャフト20が設けられ、ドライブシャフト20の上端部には、図22に示すように、ハンドル取付部101が形成されると共に、ドライブシャフト20の下端部の外周には環状凹溝102が形成され、ドライブシャフト20のハンドル取付部101には上方に向って開口するねじ穴103が穿設されている。
【0053】
ロワハウジング74の端壁85のボス86には、図19及び図21に示すように、ドライブシャフト20の下端寄りが回動自在に支持されると共に、アッパハウジング87の端壁95のボス96にはドライブシャフト20の上端寄りが回動自在に支持され、ドライブシャフト20の環状凹溝102には抜け止め用の止め輪104が嵌合されている。
【0054】
ドライブシャフト20の上端寄りと中央との間には、図19及び図21に示すように、ロータ105が設けられ、ロータ105には、図22に示すように、同心円上に円筒状の内壁106及び外壁107がそれぞれ形成されると共に、ロータ105の内壁106と外壁107との間には放射状に4本のリブ108がそれぞれ形成され、ロータ105の外壁107の下縁には外方に向って張出した環状のフランジ109が形成され、ロータ105の隣接する2本のリブ108,108の間には外壁107を切欠いた切欠部110が形成され、ロータ105の内壁106はドライブシャフト20の上端寄りと中央との間に固定されている。
【0055】
ドライブシャフト20の中央と下端寄りとの間には、図19及び図21に示すように、ロワハウジング74の端壁85の上部に臨んでピニオン21が設けられ、ピニオン21はドライブシャフト20の中央と下端寄りとの間に回動自在に支持されている。
【0056】
ドライブシャフト20の中央付近には、図19及び図21に示すように、ピニオン21とロータ105との間に円板111が設けられ、円板111の外周縁の一部には、図22に示すように、上方に向って折曲した係合片112が形成され、円板111はドライブシャフト20の中央付近に回動自在に支持され、ピニオン21は円板111と連動して回動されるようになっている。
【0057】
ロータ105の切欠部110には、図21に示すように、下方より円板111の係合片112が挿入され、円板111はロータ105と連動して回動されるようになっている。
【0058】
ロータ105の外壁107の周囲には、図21に示すように、アッパハウジング87の端壁95とロータ105の外壁107のフランジ109との間に逆転防止用のコイルスプリング113が配設されている。
【0059】
そして、サンルーフリッド3の後端を車室外から持ち上げようとすると、コイルスプリング113はアッパハウジング87の周壁114に押し付けられてブレーキが働くようになっている。
【0060】
アッパハウジング87の端壁95の上部には、図19及び図20に示すように、ハンドル22が配設され、ハンドル22の基端寄りには、図22に示すように、グリップ115が設けられ、ハンドル22の先端寄りには、図23に示すように、嵌合孔116が穿設されている。
【0061】
ハンドル22の先端には、図22に示すように、下方に向って垂下壁117が形成されると共に、ハンドル22の垂下壁117の下端には、図23に示すように、水平方向に張出した弾性片118が形成され、ハンドル22の弾性片118の下面の中央には下方に向って突出した突起119が形成されている。
【0062】
ハンドル22の嵌合孔116には、図19及び図20に示すように、下方よりドライブシャフト20のハンドル取付部101が嵌入され、ドライブシャフト20のハンドル取付部101のねじ穴103には、図21に示すように、上方よりねじ120が螺着され、ハンドル22はドライブシャフト20のハンドル取付部101にねじ120により固定されている。
【0063】
アッパハウジング87の端壁95の係止孔97には、図20に示すように、ハンドル22の弾性片118の突起119が嵌合され、ハンドル22の弾性片118の一側縁がストッパ99に当接されている。
【0064】
ロワハウジング74の基体75の嵌合凹溝76及びアッパハウジング87の基体88の嵌合凹溝89とチューブホルダ70の垂下片121の一側縁寄りとの間には、図4及び図5に示すように、車体の左右方向に沿ってアウターチューブ122が配設され、ロワハウジング74の基体75の嵌合凹溝76とアッパハウジング87の基体88の嵌合凹溝89との間には、図19に示すように、アウターチューブ122の一端寄りが挟持され、チューブホルダ70の垂下片121の一側縁寄りには、図20に示すように、アウターチューブ122の他端部が保持されている。
【0065】
ロワハウジング74の基体75の嵌合凹溝78及びアッパハウジング87の基体88の嵌合凹溝91とチューブホルダ70の垂下片121の他側縁寄りとの間には、図5及び図6に示すように、車体の左右方向に沿ってアウターチューブ122と平行なアウターチューブ123が配設され、ロワハウジング74の基体75の嵌合凹溝78とアッパハウジング87の基体88の嵌合凹溝91との間には、図21に示すように、アウターチューブ123の一端寄りが挟持され、チューブホルダ70の垂下片121の他側縁寄りには、図20に示すように、アウターチューブ123の他端部が保持されている。
【0066】
ロワハウジング74の基体75の嵌合凹溝77及びアッパハウジング87の基体88の嵌合凹溝90とチューブホルダ72の垂下片124の一側縁寄りとの間には、図4及び図5に示すように、車体の左右方向に沿ってアウターチューブ125が配設され、ロワハウジング74の基体75の嵌合凹溝77とアッパハウジング87の基体88の嵌合凹溝90との間には、図19に示すように、アウターチューブ125の一端寄りが挟持され、チューブホルダ72の垂下片124の一側縁寄りには、図20に示すように、アウターチューブ125の他端部が保持されている。
【0067】
ロワハウジング74の基体75の嵌合凹溝79及びアッパハウジング87の基体88の嵌合凹溝92とチューブホルダ72の垂下片124の他側縁寄りとの間には、図5及び図6に示すように、車体の左右方向に沿ってアウターチューブ125と平行なアウターチューブ126が配設され、ロワハウジング74の基体75の嵌合凹溝79とアッパハウジング87の基体88の嵌合凹溝92との間には、図21に示すように、アウターチューブ126の一端寄りが挟持され、チューブホルダ72の垂下片124の他側縁寄りには、図20に示すように、アウターチューブ126の他端部が保持されている。
【0068】
アウターチューブ122及びアウターチューブ125の内部には、図6に示すように、車体の左右方向に沿ってギヤドケーブル18が移動自在に挿通され、ギヤドケーブル18にはピニオン21と噛合う螺旋状の突条(図示せず)が形成されている。
【0069】
アウターチューブ123及びアウターチューブ126の内部には、図6に示すように、車体の左右方向に沿ってギヤドケーブル18と平行なギヤドケーブル19が移動自在に挿通され、ギヤドケーブル19にはピニオン21と噛合う螺旋状の突条(図示せず)が形成されている。
【0070】
ガイドレール4の側壁32のレール溝34には、図4及び図5に示すように、ギヤドケーブル18が移動自在に嵌入され、ギヤドケーブル18の一端寄りには、図6に示すように、スライダ44の一側縁寄りが係止パイプ127及び係止キャップ128により係止されている。
【0071】
ガイドレール5の側壁39のレール溝41には、図5に示すように、ギヤドケーブル19が移動自在に嵌入され、ギヤドケーブル19の一端寄りには、図6に示すように、スライダ50の他側縁寄りが係止パイプ129及び係止キャップ130により係止されている。
【0072】
ルーフパネル1の下方には、図1に示すように、ルーフライニング131が配設され、ルーフライニング131には、図2に示すように、ルーフパネル1の開口部2に臨んで室内開口132が形成されている。
【0073】
サンルーフリッド3の下方には、図1に示すように、ルーフライニング131の室内開口132の上部に臨んで遮光パネルとなるサンシェード133が配設され、サンシェード133の前端寄りの下部には取手(図示せず)が設けられ、サンシェード133はサンルーフリッド3を通過する光線を遮るようになっている。
【0074】
ロワフレーム26とルーフライニング131との間には、図1に示すように、ルーフパネル1の開口部2の後方にサンシェード133を収納する収納部134が形成されている。
【0075】
図3においては、チルトリンク12の一端寄りの支持ピン60がガイドウェッジ6の長孔8の一端部に位置されると共に、チルトリンク12の一端部の係合ピン61がガイドウェッジ6のカム部46の上縁に位置され、チルトリンク12の中央付近の係合ピン16がガイドウェッジ6のカム部14と規制片49との間の内端部に位置され、チルトリンク12がガイドレール4と略平行な状態となっている。
【0076】
また、図3に示すように、チルトリンク13の一端寄りの支持ピン65がガイドウェッジ7の長孔9の一端部に位置されると共に、チルトリンク13の一端部の係合ピン66がガイドウェッジ7のカム部52の上縁に位置され、チルトリンク13の中央付近の係合ピン17がガイドウェッジ7のカム部15と規制片55との間の内端部に位置され、チルトリンク13がガイドレール5と略平行な状態となっている。
【0077】
さらに、図14に示すように、アーム63の連結ピン64がブラケット10の垂下片56の長孔57の一端部に位置され、図18に示すように、アーム68の連結ピン69がブラケット11の垂下片58の長孔59の一端部に位置され、図1に示すように、サンルーフリッド3がルーフパネル1の開口部2を閉塞する全閉状態となり、サンルーフリッド3の全周のウェザストリップ24がルーフパネル1の開口部2の内周縁の水切片23に圧接して車室内と外部との密閉遮断を行うようになっている。
【0078】
次に、この第1の実施の形態の作用について説明する。
【0079】
[サンルーフリッド3のチルトアップ]
サンルーフリッド3が図1に示すルーフパネル1の開口部2を閉塞する全閉状態の位置から、ハンドル22のグリップ115を手で掴み、ハンドル22を手動操作により図24の反時計方向に回動すると、ドライブシャフト20がハンドル22と共にロワハウジング74の端壁85のボス86及びアッパハウジング87の端壁95のボス96に対して図24の反時計方向に回動すると同時に、ロータ105がドライブシャフト20と共に図24の反時計方向に回動し、円板111がロータ105と連動しながらドライブシャフト20に対して図24の反時計方向に回動し、ピニオン21が円板111の回動に伴いながらドライブシャフト20に対して図24の反時計方向に回転する。
【0080】
ピニオン21の円板111の回動に伴う回転により、ギヤドケーブル18がピニオン21と噛合いながらアウターチューブ122及びアウターチューブ125の内部をガイドレール4の側壁32のレール溝34に沿って図24の矢印a方向に移動すると同時に、ギヤドケーブル19がピニオン21と噛合いながらアウターチューブ123及びアウターチューブ126の内部をガイドレール5の側壁39のレール溝41に沿ってギヤドケーブル18と反対方向の図24の矢印b方向に移動する。
【0081】
ギヤドケーブル18のピニオン21の回転に伴うガイドレール4の側壁32のレール溝34に沿った移動により、スライダ44がギヤドケーブル18の移動に伴いながらガイドレール4の側壁32のレール溝34及び側壁33のレール溝35に沿って車体の外方に摺動すると同時に、ガイドウェッジ6がスライダ44の摺動に伴いながらガイドレール4に沿って車体の外方に移動する。
【0082】
ガイドウェッジ6のスライダ44の摺動に伴うガイドレール4に沿った車体の外方への移動により、ガイドウェッジ6の長孔8がチルトリンク12の支持ピン60に係合しながら車体の外方に向って摺動すると同時に、ガイドウェッジ6の長孔8の他端がチルトリンク12の支持ピン60をガイドレール4の長手方向に沿って車体の外方に移動し、チルトリンク12の係合ピン16がガイドウェッジ6のカム部14に係合しながらカム部14と規制片49との間の内端から平面部48の上部に向って従動すると共に、チルトリンク12の係合ピン61がガイドウェッジ6のカム部46に係合しながら上縁から下縁に向って従動する。
【0083】
チルトリンク12の係合ピン16及び係合ピン61のガイドウェッジ6のカム部14及びカム部46に対する従動により、チルトリンク12が支持ピン60を支点としてガイドウェッジ6の長孔8に対して図4の反時計方向に回動し、図25に示すように、ガイドウェッジ6の突片47がチルトリンク12の係合ピン61を係止し、チルトリンク12の支持ピン60はガイドウェッジ6の長孔8の他端部に位置すると共に、チルトリンク12の係合ピン16はガイドウェッジ6の平面部48の上部に位置し、チルトリンク12の係合ピン61はガイドウェッジ6のカム部46の下縁に位置し、チルトリンク12はガイドレール4に対して起き上がった状態となる。
【0084】
チルトリンク12の支持ピン60を支点としたガイドウェッジ6の長孔8に対する回動により、図25に示すように、アーム63がチルトリンク12の回動に伴いながら支持ピン62を介して水平状態のまま一定の位置をガイドレール4の外端寄りの上方に向って移動すると同時に、ブラケット10がアーム63の連結ピン64と共に上方に向って移動する。
【0085】
ギヤドケーブル19のピニオン21の回転に伴うガイドレール5の側壁39のレール溝41に沿ったギヤドケーブル18と反対方向への移動により、スライダ50がギヤドケーブル19の移動に伴いながらガイドレール5の側壁38のレール溝40及び側壁39のレール溝41に沿って車体の外方に摺動すると同時に、ガイドウェッジ7がスライダ50の摺動に伴いながらガイドレール5に沿って車体の外方に移動する。
【0086】
ガイドウェッジ7のスライダ50の摺動に伴うガイドレール5に沿った車体の外方への移動により、ガイドウェッジ7の長孔9がチルトリンク13の支持ピン65に係合しながら車体の外方に向って摺動すると同時に、ガイドウェッジ7の長孔9の他端がチルトリンク13の支持ピン65をガイドレール5の長手方向に沿って車体の外方に移動し、チルトリンク13の係合ピン17がガイドウェッジ7のカム部15に係合しながらカム部15と規制片55との間の内端から平面部54の上部に向って従動すると共に、チルトリンク13の係合ピン66がガイドウェッジ7のカム部52に係合しながら上縁から下縁に向って従動する。
【0087】
チルトリンク13の係合ピン17及び係合ピン66のガイドウェッジ7のカム部15及びカム部52に対する従動により、チルトリンク13が支持ピン65を支点としてガイドウェッジ7の長孔9に対して図4の時計方向に回動し、図25に示すように、ガイドウェッジ7の突片53がチルトリンク13の係合ピン66を係止し、チルトリンク13の支持ピン65はガイドウェッジ7の長孔9の他端部に位置すると共に、チルトリンク13の係合ピン17はガイドウェッジ7の平面部54の上部に位置し、チルトリンク13の係合ピン66はガイドウェッジ7のカム部52の下縁に位置し、チルトリンク13はガイドレール5に対して起き上がった状態となる。
【0088】
チルトリンク13の支持ピン65を支点としたガイドウェッジ7の長孔9に対する回動により、図25に示すように、アーム68がチルトリンク13の回動に伴いながら支持ピン67を介して水平状態のまま一定の位置をガイドレール5の外端寄りの上方に向って移動すると同時に、ブラケット11がアーム68の連結ピン69と共に上方に向って移動する。
【0089】
ブラケット10及びブラケット11のチルトリンク12及びチルトリンク13の回動に伴う上方への移動により、サンルーフリッド3がブラケット10及びブラケット11の移動に伴いながらルーフパネル1の開口部2の前縁に対して板バネ30,30により図1の反時計方向に回動し、図26に示すように、アーム63の連結ピン64がブラケット10の垂下片56の長孔57の他端部に位置すると共に、アーム68の連結ピン69がブラケット11の垂下片58の長孔59の他端部に位置する。
【0090】
サンルーフリッド3のブラケット10及びブラケット11の移動に伴うルーフパネル1の開口部2の前縁に対する回動により、図25及び図26に示すように、サンルーフリッド3の後端がブラケット10及びブラケット11と共にルーフパネル1の開口部2の後縁から上方に向って持ち上がり、サンルーフリッド3がチルトリンク12及びチルトリンク13によりルーフパネル1の開口部2に対してチルトアップ状態となり、ルーフパネル1の開口部2が車体の後方に向って開口する。
【0091】
その後、サンシェード133の取手を手でルーフライニング131の室内開口132の上部からロワフレーム26とルーフライニング131との間の収納部134に向って車体の後方に移動することにより、図26に示すように、サンシェード133をロワフレーム26とルーフライニング131との間の収納部134に収納する。
【0092】
ハンドル22の手動操作による回動に際し、ハンドル22の弾性片118の突起119がアッパハウジング87の端壁95の係止孔97より抜け外れると同時に、ハンドル22の弾性片118がアッパハウジング87の端壁95の上面に対して離れるように弾性変形し、ハンドル22の弾性片118の一側縁がストッパ99より離脱する。
【0093】
そして、図27に示すように、ハンドル22の弾性片118の他側縁がストッパ100に当接すると、ストッパ100がハンドル22の手動操作による回動を阻止し、ハンドル22の弾性片118の突起119がアッパハウジング87の端壁95の係止孔98に入り込むと同時に、ハンドル22の弾性片118がアッパハウジング87の端壁95の上面に対して密接する元の形状に戻り、ハンドル22はアッパハウジング87の端壁95に対してサンルーフリッド3のチルトアップ位置で静止状態となる。
【0094】
[サンルーフリッド3のチルトダウン]
サンルーフリッド3が図26に示すルーフパネル1の開口部2を車体の後方に向って開口するチルトアップ状態の位置から、ハンドル22のグリップ115を手で掴み、ハンドル22を手動操作により図28の時計方向に回動すると、ドライブシャフト20がハンドル22と共にロワハウジング74の端壁85のボス86及びアッパハウジング87の端壁95のボス96に対して図28の時計方向に回動すると同時に、ロータ105がドライブシャフト20と共に図28の時計方向に回動し、円板111がロータ105と連動しながらドライブシャフト20に対して図28の時計方向に回動し、ピニオン21が円板111の回動に伴いながらドライブシャフト20に対して図28の時計方向に回転する。
【0095】
ピニオン21の円板111の回動に伴う回転により、ギヤドケーブル18がピニオン21と噛合いながらアウターチューブ122及びアウターチューブ125の内部をガイドレール4の側壁32のレール溝34に沿って図28の矢印c方向に移動すると同時に、ギヤドケーブル19がピニオン21と噛合いながらアウターチューブ123及びアウターチューブ126の内部をガイドレール5の側壁39のレール溝41に沿ってギヤドケーブル18と反対方向の図28の矢印d方向に移動する。
【0096】
ギヤドケーブル18のピニオン21の回転に伴うガイドレール4の側壁32のレール溝34に沿った移動により、スライダ44がギヤドケーブル18の移動に伴いながらガイドレール4の側壁32のレール溝34及び側壁33のレール溝35に沿って車体の内方に摺動すると同時に、ガイドウェッジ6がスライダ44の摺動に伴いながらガイドレール4に沿って車体の内方に移動する。
【0097】
ガイドウェッジ6のスライダ44の摺動に伴うガイドレール4に沿った車体の内方への移動により、ガイドウェッジ6の長孔8がチルトリンク12の支持ピン60に係合しながら車体の内方に向って摺動すると同時に、ガイドウェッジ6の長孔8の一端がチルトリンク12の支持ピン60をガイドレール4の長手方向に沿って車体の内方に移動し、チルトリンク12の係合ピン16がガイドウェッジ6のカム部14に係合しながら平面部48の上部からカム部14と規制片49との間の内端に向って従動すると共に、チルトリンク12の係合ピン61がガイドウェッジ6のカム部46に係合しながら下縁から上縁に向って従動する。
【0098】
チルトリンク12の係合ピン16及び係合ピン61のガイドウェッジ6のカム部14及びカム部46に対する従動により、チルトリンク12が支持ピン60を支点としてガイドウェッジ6の長孔8に対して図25の時計方向に回動し、図4に示すように、ガイドウェッジ6の規制片49がチルトリンク12の係合ピン16を係止し、チルトリンク12の支持ピン60はガイドウェッジ6の長孔8の一端部に位置すると共に、チルトリンク12の係合ピン16はガイドウェッジ6のカム部14と規制片49との間の内端部に位置し、チルトリンク12の係合ピン61はガイドウェッジ6のカム部46の上縁に位置し、チルトリンク12はガイドレール4と略平行な伏せ倒れた状態となる。
【0099】
チルトリンク12の支持ピン60を支点としたガイドウェッジ6の長孔8に対する回動により、図4に示すように、アーム63がチルトリンク12の回動に伴いながら支持ピン62を介して水平状態のまま一定の位置をガイドレール4の外端寄りの上部に向って下方に移動すると同時に、ブラケット10がアーム63の連結ピン64と共に下方に向って移動する。
【0100】
ギヤドケーブル19のピニオン21の回転に伴うガイドレール5の側壁39のレール溝41に沿ったギヤドケーブル18と反対方向への移動により、スライダ50がギヤドケーブル19の移動に伴いながらガイドレール5の側壁38のレール溝40及び側壁39のレール溝41に沿って車体の内方に摺動すると同時に、ガイドウェッジ7がスライダ50の摺動に伴いながらガイドレール5に沿って車体の内方に移動する。
【0101】
ガイドウェッジ7のスライダ50の摺動に伴うガイドレール5に沿った車体の内方への移動により、ガイドウェッジ7の長孔9がチルトリンク13の支持ピン65に係合しながら車体の内方に向って摺動すると同時に、ガイドウェッジ7の長孔9の一端がチルトリンク13の支持ピン65をガイドレール5の長手方向に沿って車体の内方に移動し、チルトリンク13の係合ピン17がガイドウェッジ7のカム部15に係合しながら平面部54の上部からカム部15と規制片55との間の内端に向って従動すると共に、チルトリンク13の係合ピン66がガイドウェッジ7のカム部52に係合しながら下縁から上縁に向って従動する。
【0102】
チルトリンク13の係合ピン17及び係合ピン66のガイドウェッジ7のカム部15及びカム部52に対する従動により、チルトリンク13が支持ピン65を支点としてガイドウェッジ7の長孔9に対して図25の反時計方向に回動し、図4に示すように、ガイドウェッジ7の規制片55がチルトリンク13の係合ピン17を係止し、チルトリンク13の支持ピン65はガイドウェッジ7の長孔9の一端部に位置すると共に、チルトリンク13の係合ピン17はガイドウェッジ7のカム部15と規制片55との間の内端部に位置し、チルトリンク13の係合ピン66はガイドウェッジ7のカム部52の上縁に位置し、チルトリンク13はガイドレール5と略平行な伏せ倒れた状態となる。
【0103】
チルトリンク13の支持ピン65を支点としたガイドウェッジ7の長孔9に対する回動により、図4に示すように、アーム68がチルトリンク13の回動に伴いながら支持ピン67を介して水平状態のまま一定の位置をガイドレール5の外端寄りの上部に向って下方に移動すると同時に、ブラケット11がアーム68の連結ピン69と共に下方に向って移動する。
【0104】
ブラケット10及びブラケット11のチルトリンク12及びチルトリンク13の回動に伴う下方への移動により、サンルーフリッド3がブラケット10及びブラケット11の移動に伴いながらルーフパネル1の開口部2の前縁に対して板バネ30,30により図26の時計方向に回動し、図1及び図14に示すように、アーム63の連結ピン64がブラケット10の垂下片56の長孔57の一端部に位置すると共に、図18に示すように、アーム68の連結ピン69がブラケット11の垂下片58の長孔59の一端部に位置する。
【0105】
サンルーフリッド3のブラケット10及びブラケット11の移動に伴うルーフパネル1の開口部2の前縁に対する回動により、サンルーフリッド3の後端がブラケット10及びブラケット11と共にルーフパネル1の開口部2の後縁に向って下降し、サンルーフリッド3の全周のウェザストリップ24がルーフパネル1の開口部2の水切片23の内側面に圧接し、図1に示すように、サンルーフリッド3がルーフパネル1の開口部2を閉塞する全閉状態となる。
【0106】
その後、サンシェード133の取手を手でロワフレーム26とルーフライニング131との間の収納部134からルーフライニング131の室内開口132の上部に向って車体の前方に移動することにより、図1に示すように、サンシェード133がルーフライニング131の室内開口132を閉塞するサンルーフリッド3の下方に位置し、サンシェード133はサンルーフリッド3を通過する光線を遮蔽する。
【0107】
ハンドル22の手動操作による回動に際し、ハンドル22の弾性片118の突起119がアッパハウジング87の端壁95の係止孔98より抜け外れると同時に、ハンドル22の弾性片118がアッパハウジング87の端壁95の上面に対して離れるように弾性変形し、ハンドル22の弾性片118の他側縁がストッパ100より離脱する。
【0108】
そして、図20に示すように、ハンドル22の弾性片118の一側縁がストッパ99に当接すると、ストッパ99がハンドル22の手動操作による回動を阻止し、ハンドル22の弾性片118の突起119がアッパハウジング87の端壁95の係止孔97に入り込むと同時に、ハンドル22の弾性片118がアッパハウジング87の端壁95の上面に対して密接する元の形状に戻り、ハンドル22はアッパハウジング87の端壁95に対してサンルーフリッド3のチルトダウン位置で静止状態となる。
【0109】
また、ハンドル22は逆転防止用のコイルスプリング113によりアッパハウジング87の端壁95に対してストッパ99とストッパ100との間の任意の位置で静止させることができる。
【0110】
さらに、サンルーフリッド3が図1に示すルーフパネル1の開口部2を閉塞する全閉状態において、サンルーフリッド3の後端を車室外から持ち上げようとしても、コイルスプリング113がアッパハウジング87の周壁114に押し付けられるので、ドライブシャフト20のロワハウジング74の端壁85のボス86及びアッパハウジング87の端壁95のボス96に対する回転にコイルスプリング113によるブレーキが働き、サンルーフリッド3の後端はコイルスプリング113のブレーキ作用により車室外から持ち上げたりすることができないようになっている。
【0111】
図29は本発明の第2の実施の形態を示し、ガイドレール4,5の間には鉛直方向に沿ってドライブシャフト135が回動自在に設けられると共に、ドライブシャフト135には、図30に示すように、ギヤドケーブル18,19をガイドレール4,5に沿って互いに反対方向に移動する回動体としてピニオン136が設けられ、ドライブシャフト135の端部には、図31に示すように、ハンドル137が設けられている。
【0112】
チューブホルダ70,72の間には、図29及び図30に示すように、ロワハウジング138が配設され、ロワハウジング138の平板状の基体139の一側縁寄りには、図32に示すように、下方に向って膨出した半円弧状の嵌合凹溝140,141がそれぞれ形成されると共に、ロワハウジング138の基体139の他側縁寄りには、図33に示すように、嵌合凹溝140,141と平行な下方に向って膨出した半円弧状の嵌合凹溝142,143がそれぞれ形成されている。
【0113】
ロワハウジング138の基体139の一側縁と両端との2隅のコーナ部には、図30及び図34に示すように、上方に向って突出した突起144,144がそれぞれ形成されると共に、ロワハウジング138の基体139の他側縁と両端との2隅のコーナ部には上方に向って突出した突起145,145がそれぞれ形成されている。
【0114】
ロワハウジング138の基体139の他側縁には、図32及び図33に示すように、下方に向って折曲した垂下壁146が形成されると共に、ロワハウジング138の垂下壁146の下縁には、図34に示すように、車体の後方に向って折曲した取付片147が形成され、ロワハウジング138の垂下壁146の取付片147の両端寄りには、図35に示すように、通孔148,148がそれぞれ穿設されている。
【0115】
ロワハウジング138の端壁149の中央には、図33及び図34に示すように、上方に向って膨出したボス150が形成されている。
【0116】
ロワハウジング138の垂下壁146の取付片147は通孔148,148を利用して複数のねじ(図示せず)によりブラケット43に固定されている。
【0117】
ロワハウジング138の上部には、図29及び図31に示すように、アッパハウジング151が配設され、アッパハウジング151の平板状の基体152の一側縁寄りには、図32に示すように、ロワハウジング138の基体139の嵌合凹溝140,141に相当する箇所に上方に向って膨出した半円弧状の嵌合凹溝153,154がそれぞれ形成されると共に、アッパハウジング151の基体152の他側縁寄りには、図33及び図35に示すように、ロワハウジング138の基体139の嵌合凹溝142,143に相当する箇所に嵌合凹溝153,154と平行な上方に向って膨出した半円弧状の嵌合凹溝155,156がそれぞれ形成されている。
【0118】
アッパハウジング151の基体152の一側縁と両端との2隅のコーナ部には、図34及び図35に示すように、ロワハウジング138の基体139の突起144,144に相当する箇所に透孔157,157がそれぞれ穿設されると共に、アッパハウジング151の基体152の他側縁と両端との2隅のコーナ部にはロワハウジング138の基体139の突起145,145に相当する箇所に透孔158,158がそれぞれ穿設されている。
【0119】
アッパハウジング151の端壁159の中央には、図32及び図33に示すように、ロワハウジング138の端壁149のボス150と同一中心軸線上に上方に向って膨出したボス160が形成され、アッパハウジング151の端壁159の外周縁寄りの適宜な2箇所には、図34及び図35に示すように、係止孔161,162がそれぞれ穿設されている。
【0120】
アッパハウジング151の端壁159の係止孔161,162の近傍の上部には、図34及び図35に示すように、ハンドル137の回動を阻止するストッパ163,164がそれぞれ立設されている。
【0121】
アッパハウジング151の基体152の透孔157,157には、図35に示すように、下方よりロワハウジング138の基体139の突起144,144がそれぞれ嵌入されると共に、アッパハウジング151の基体152の透孔158,158には下方よりロワハウジング138の基体139の突起145,145がそれぞれ嵌入され、アッパハウジング151の基体152はロワハウジング138の基体139に固定されている。
【0122】
ロワハウジング138の端壁149のボス150とアッパハウジング151の端壁159のボス160との間には、図32及び図33に示すように、鉛直方向に沿ってドライブシャフト135が設けられ、ドライブシャフト135の上端部には、図34に示すように、ハンドル取付部165が形成されると共に、ドライブシャフト135の下端部の外周には環状凹溝166が形成され、ドライブシャフト135のハンドル取付部165には上方に向って開口するねじ穴167が穿設されている。
【0123】
ロワハウジング138の端壁149のボス150には、図32及び図33に示すように、ドライブシャフト135の下端寄りが回動自在に支持されると共に、アッパハウジング151の端壁159のボス160にはドライブシャフト135の上端寄りが回動自在に支持され、ドライブシャフト135の環状凹溝166には抜け止め用の止め輪168が嵌合されている。
【0124】
ドライブシャフト135の中央付近には、図32及び図33に示すように、ロワハウジング138の端壁149とアッパハウジング151の端壁159との間にギヤドケーブル18,19と噛合うピニオン136が設けられ、ピニオン136はドライブシャフト135の中央付近に固定されている。
【0125】
アッパハウジング151の端壁159の上部には、図32及び図35に示すように、ハンドル137が配設され、ハンドル137の基端寄りには、図34に示すように、グリップ169が設けられ、ハンドル137の先端寄りには、図36に示すように、嵌合孔170が穿設されている。
【0126】
ハンドル137の先端には、図34に示すように、下方に向って垂下壁171が形成されると共に、ハンドル137の垂下壁171の下端には、図36に示すように、水平方向に張出した弾性片172が形成され、ハンドル137の弾性片172の下面の中央には下方に向って突出した突起173が形成されている。
【0127】
ハンドル137の嵌合孔170には、図32及び図35に示すように、下方よりドライブシャフト135のハンドル取付部165が嵌入され、ドライブシャフト135のハンドル取付部165のねじ穴167には、図33に示すように、上方よりねじ174が螺着され、ハンドル137はドライブシャフト135のハンドル取付部165にねじ174により固定されている。
【0128】
アッパハウジング151の端壁159の係止孔161には、図35に示すように、ハンドル137の弾性片172の突起173が嵌合され、ハンドル137の弾性片172の一側縁がストッパ163に当接されている。
【0129】
ロワハウジング138の基体139の嵌合凹溝140及びアッパハウジング151の基体152の嵌合凹溝153とチューブホルダ70の垂下片121の一側縁寄りとの間には、図29及び図31に示すように、車体の左右方向に沿ってアウターチューブ122が配設され、ロワハウジング138の基体139の嵌合凹溝140とアッパハウジング151の基体152の嵌合凹溝153との間には、図32に示すように、アウターチューブ122の一端寄りが挟持され、チューブホルダ70の垂下片121の一側縁寄りには、図35に示すように、アウターチューブ122の他端部が保持されている。
【0130】
ロワハウジング138の基体139の嵌合凹溝142及びアッパハウジング151の基体152の嵌合凹溝155とチューブホルダ70の垂下片121の他側縁寄りとの間には、図30及び図31に示すように、車体の左右方向に沿ってアウターチューブ122と平行なアウターチューブ123が配設され、ロワハウジング138の基体139の嵌合凹溝142とアッパハウジング151の基体152の嵌合凹溝155との間には、図33に示すように、アウターチューブ123の一端寄りが挟持され、チューブホルダ70の垂下片121の他側縁寄りには、図35に示すように、アウターチューブ123の他端部が保持されている。
【0131】
ロワハウジング138の基体139の嵌合凹溝141及びアッパハウジング151の基体152の嵌合凹溝154とチューブホルダ72の垂下片124の一側縁寄りとの間には、図29及び図31に示すように、車体の左右方向に沿ってアウターチューブ125が配設され、ロワハウジング138の基体139の嵌合凹溝141とアッパハウジング151の基体152の嵌合凹溝154との間には、図32に示すように、アウターチューブ125の一端寄りが挟持され、チューブホルダ72の垂下片124の一側縁寄りには、図35に示すように、アウターチューブ125の他端部が保持されている。
【0132】
ロワハウジング138の基体139の嵌合凹溝143及びアッパハウジング151の基体152の嵌合凹溝156とチューブホルダ72の垂下片124の他側縁寄りとの間には、図30及び図31に示すように、車体の左右方向に沿ってアウターチューブ125と平行なアウターチューブ126が配設され、ロワハウジング138の基体139の嵌合凹溝143とアッパハウジング151の基体152の嵌合凹溝156との間には、図33に示すように、アウターチューブ126の一端寄りが挟持され、チューブホルダ72の垂下片124の他側縁寄りには、図35に示すように、アウターチューブ126の他端部が保持されている。
【0133】
また、この第2の実施の形態の他の構成は、図1に示す第1の実施の形態と同様のため同一部位に同一符号を付して説明を省略する。
【0134】
次に、この第2の実施の形態の作用について説明する。
【0135】
[サンルーフリッド3のチルトアップ]
サンルーフリッド3が図1に示すルーフパネル1の開口部2を閉塞する全閉状態の位置から、ハンドル137のグリップ169を手で掴み、ハンドル137を手動操作により図37の反時計方向に回動すると、ドライブシャフト135がハンドル137と共にロワハウジング138の端壁149のボス150及びアッパハウジング151の端壁159のボス160に対して図37の反時計方向に回動すると同時に、ピニオン136がドライブシャフト135の回動に伴いながら図37の反時計方向に回転する。
【0136】
ピニオン136のドライブシャフト135の回動に伴う回転により、ギヤドケーブル18がピニオン136と噛合いながらアウターチューブ122及びアウターチューブ125の内部をガイドレール4の側壁32のレール溝34に沿って図37の矢印a方向に移動すると同時に、ギヤドケーブル19がピニオン136と噛合いながらアウターチューブ123及びアウターチューブ126の内部をガイドレール5の側壁39のレール溝41に沿ってギヤドケーブル18と反対方向の図37の矢印b方向に移動する。
【0137】
ギヤドケーブル18及びギヤドケーブル19のピニオン136の回転に伴うガイドレール4の側壁32のレール溝34及びガイドレール5の側壁39のレール溝41に沿った互いに反対方向への移動により、スライダ44及びスライダ50がギヤドケーブル18及びギヤドケーブル19の移動に伴いながらガイドレール4のレール溝34,35及びガイドレール5のレール溝40,41に沿って車体の外方にそれぞれ摺動すると同時に、ガイドウェッジ6及びガイドウェッジ7がスライダ44及びスライダ50の摺動に伴いながらガイドレール4及びガイドレール5に沿って車体の外方にそれぞれ移動する。
【0138】
ガイドウェッジ6及びガイドウェッジ7のスライダ44及びスライダ50の摺動に伴うガイドレール4及びガイドレール5に沿った車体の外方への移動により、ガイドウェッジ6の長孔8及びガイドウェッジ7の長孔9がチルトリンク12の支持ピン60及びチルトリンク13の支持ピン65に係合しながら車体の外方に向ってそれぞれ摺動すると同時に、ガイドウェッジ6の長孔8及びガイドウェッジ7の長孔9の他端がチルトリンク12の支持ピン60及びチルトリンク13の支持ピン65をガイドレール4及びガイドレール5の長手方向に沿って車体の外方にそれぞれ移動し、チルトリンク12の係合ピン16及びチルトリンク13の係合ピン17がガイドウェッジ6のカム部14及びガイドウェッジ7のカム部15に係合しながらそれぞれ従動すると共に、チルトリンク12の係合ピン61及びチルトリンク13の係合ピン66がガイドウェッジ6のカム部46及びガイドウェッジ7のカム部52に係合しながらそれぞれ従動する。
【0139】
チルトリンク12の係合ピン16,61及びチルトリンク13の係合ピン17,66のガイドウェッジ6のカム部14,46及びガイドウェッジ7のカム部15,52に対する従動により、チルトリンク12及びチルトリンク13が支持ピン60及び支持ピン65を支点としてガイドウェッジ6の長孔8及びガイドウェッジ7の長孔9に対して図29の反時計方向及び図29の時計方向にそれぞれ回動し、図38に示すように、チルトリンク12及びチルトリンク13はガイドレール4及びガイドレール5に対して起き上がった状態となる。
【0140】
チルトリンク12及びチルトリンク13の支持ピン60及び支持ピン65を支点としたガイドウェッジ6の長孔8及びガイドウェッジ7の長孔9に対する回動により、図38に示すように、アーム63及びアーム68がチルトリンク12及びチルトリンク13の回動に伴いながら支持ピン62及び支持ピン67を介して水平状態のまま一定の位置をガイドレール4及びガイドレール5の外端寄りの上方に向ってそれぞれ移動すると同時に、ブラケット10及びブラケット11がアーム63の連結ピン64及びアーム68の連結ピン69と共に上方に向ってそれぞれ移動する。
【0141】
ブラケット10及びブラケット11のチルトリンク12及びチルトリンク13の回動に伴う上方への移動により、サンルーフリッド3がブラケット10及びブラケット11の移動に伴いながらルーフパネル1の開口部2の前縁に対して板バネ30,30により図1の反時計方向に回動し、図26に示すように、アーム63の連結ピン64がブラケット10の垂下片56の長孔57の他端部に位置すると共に、アーム68の連結ピン69がブラケット11の垂下片58の長孔59の他端部に位置する。
【0142】
サンルーフリッド3のブラケット10及びブラケット11の移動に伴うルーフパネル1の開口部2の前縁に対する回動により、図38に示すように、サンルーフリッド3の後端がブラケット10及びブラケット11と共にルーフパネル1の開口部2の後縁から上方に向って持ち上がり、サンルーフリッド3がチルトリンク12及びチルトリンク13によりルーフパネル1の開口部2に対してチルトアップ状態となり、図26に示すように、ルーフパネル1の開口部2が車体の後方に向って開口する。
【0143】
ハンドル137の手動操作による回動に際し、ハンドル137の弾性片172の突起173がアッパハウジング151の端壁159の係止孔161より抜け外れると同時に、ハンドル137の弾性片172がアッパハウジング151の端壁159の上面に対して離れるように弾性変形し、ハンドル137の弾性片172の一側縁がストッパ163より離脱する。
【0144】
そして、図39に示すように、ハンドル137の弾性片172の他側縁がストッパ164に当接すると、ストッパ164がハンドル137の手動操作による回動を阻止し、ハンドル137の弾性片172の突起173がアッパハウジング151の端壁159の係止孔162に入り込むと同時に、ハンドル137の弾性片172がアッパハウジング151の端壁159の上面に対して密接する元の形状に戻り、ハンドル137はアッパハウジング151の端壁159に対してサンルーフリッド3のチルトアップ位置で静止状態となる。
【0145】
[サンルーフリッド3のチルトダウン]
サンルーフリッド3が図26に示すルーフパネル1の開口部2を車体の後方に向って開口するチルトアップ状態の位置から、ハンドル137のグリップ169を手で掴み、ハンドル137を手動操作により図40の時計方向に回動すると、ドライブシャフト135がハンドル137と共にロワハウジング138の端壁149のボス150及びアッパハウジング151の端壁159のボス160に対して図40の時計方向に回動すると同時に、ピニオン136がドライブシャフト135の回動に伴いながら図40の時計方向に回転する。
【0146】
ピニオン136のドライブシャフト135の回動に伴う回転により、ギヤドケーブル18がピニオン136と噛合いながらアウターチューブ122及びアウターチューブ125の内部をガイドレール4の側壁32のレール溝34に沿って図40の矢印c方向に移動すると同時に、ギヤドケーブル19がピニオン136と噛合いながらアウターチューブ123及びアウターチューブ126の内部をガイドレール5の側壁39のレール溝41に沿ってギヤドケーブル18と反対方向の図40の矢印d方向に移動する。
【0147】
ギヤドケーブル18及びギヤドケーブル19のピニオン136の回転に伴うガイドレール4の側壁32のレール溝34及びガイドレール5の側壁39のレール溝41に沿った互いに反対方向への移動により、スライダ44及びスライダ50がギヤドケーブル18及びギヤドケーブル19の移動に伴いながらガイドレール4のレール溝34,35及びガイドレール5のレール溝40,41に沿って車体の内方にそれぞれ摺動すると同時に、ガイドウェッジ6及びガイドウェッジ7がスライダ44及びスライダ50の摺動に伴いながらガイドレール4及びガイドレール5に沿って車体の内方にそれぞれ移動する。
【0148】
ガイドウェッジ6及びガイドウェッジ7のスライダ44及びスライダ50の摺動に伴うガイドレール4及びガイドレール5に沿った車体の内方への移動により、ガイドウェッジ6の長孔8及びガイドウェッジ7の長孔9がチルトリンク12の支持ピン60及びチルトリンク13の支持ピン65に係合しながら車体の内方に向ってそれぞれ摺動すると同時に、ガイドウェッジ6の長孔8及びガイドウェッジ7の長孔9の一端がチルトリンク12の支持ピン60及びチルトリンク13の支持ピン65をガイドレール4及びガイドレール5の長手方向に沿って車体の内方にそれぞれ移動し、チルトリンク12の係合ピン16及びチルトリンク13の係合ピン17がガイドウェッジ6のカム部14及びガイドウェッジ7のカム部15に係合しながらそれぞれ従動すると共に、チルトリンク12の係合ピン61及びチルトリンク13の係合ピン66がガイドウェッジ6のカム部46及びガイドウェッジ7のカム部52に係合しながらそれぞれ従動する。
【0149】
チルトリンク12の係合ピン16,61及びチルトリンク13の係合ピン17,66のガイドウェッジ6のカム部14,46及びガイドウェッジ7のカム部15,52に対する従動により、チルトリンク12及びチルトリンク13が支持ピン60及び支持ピン65を支点としてガイドウェッジ6の長孔8及びガイドウェッジ7の長孔9に対して図38の時計方向及び図38の反時計方向にそれぞれ回動し、図29に示すように、チルトリンク12及びチルトリンク13はガイドレール4及びガイドレール5と略平行な伏せ倒れた状態となる。
【0150】
チルトリンク12及びチルトリンク13の支持ピン60及び支持ピン65を支点としたガイドウェッジ6の長孔8及びガイドウェッジ7の長孔9に対する回動により、図29に示すように、アーム63及びアーム68がチルトリンク12及びチルトリンク13の回動に伴いながら支持ピン62及び支持ピン67を介して水平状態のまま一定の位置をガイドレール4及びガイドレール5の外端寄りの上部に向って下方にそれぞれ移動すると同時に、ブラケット10及びブラケット11がアーム63の連結ピン64及びアーム68の連結ピン69と共に下方に向ってそれぞれ移動する。
【0151】
ブラケット10及びブラケット11のチルトリンク12及びチルトリンク13の回動に伴う下方への移動により、サンルーフリッド3がブラケット10及びブラケット11の移動に伴いながらルーフパネル1の開口部2の前縁に対して板バネ30,30により図26の時計方向に回動し、図1及び図14に示すように、アーム63の連結ピン64がブラケット10の垂下片56の長孔57の一端部に位置すると共に、図18に示すように、アーム68の連結ピン69がブラケット11の垂下片58の長孔59の一端部に位置する。
【0152】
サンルーフリッド3のブラケット10及びブラケット11の移動に伴うルーフパネル1の開口部2の前縁に対する回動により、サンルーフリッド3の後端がブラケット10及びブラケット11と共にルーフパネル1の開口部2の後縁に向って下降し、サンルーフリッド3の全周のウェザストリップ24がルーフパネル1の開口部2の水切片23の内側面に圧接し、図1に示すように、サンルーフリッド3がルーフパネル1の開口部2を閉塞する全閉状態となる。
【0153】
ハンドル137の手動操作による回動に際し、ハンドル137の弾性片172の突起173がアッパハウジング151の端壁159の係止孔162より抜け外れると同時に、ハンドル137の弾性片172がアッパハウジング151の端壁159の上面に対して離れるように弾性変形し、ハンドル137の弾性片172の他側縁がストッパ164より離脱する。
【0154】
そして、図35に示すように、ハンドル137の弾性片172の一側縁がストッパ163に当接すると、ストッパ163がハンドル137の手動操作による回動を阻止し、ハンドル137の弾性片172の突起173がアッパハウジング151の端壁159の係止孔161に入り込むと同時に、ハンドル137の弾性片172がアッパハウジング151の端壁159の上面に対して密接する元の形状に戻り、ハンドル137はアッパハウジング151の端壁159に対してサンルーフリッド3のチルトダウン位置で静止状態となる。
【0155】
なお、上述した第1及び第2の実施の形態では、アッパハウジングの端壁の外周縁寄りの適宜な2箇所に係止孔をそれぞれ穿設し、ハンドルの弾性片の下面に下方に向って突出した突起を形成したが、ハンドルの弾性片に係止孔を穿設し、アッパハウジングの端壁の適宜な2箇所に上方に向って突出した突起をそれぞれ形成することも可能であり、ハンドルの回動を阻止するストッパはアッパハウジングの端壁の係止孔の近傍の一部を上方に向って切り起こして形成することも可能である。
【0156】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明のサンルーフ装置によれば、蓋体が車体のルーフパネルの開口部を閉塞する全閉状態において、ハンドルを手動操作で回動すると、ドライブシャフトがハンドルと共に回動するので、回動体をドライブシャフトの回動に伴いながら回転することができ、第1及び第2の駆動ケーブルが回動体の回転に伴いながら第1及び第2の案内軌道に沿って互いに反対方向にそれぞれ移動すると同時に、第1及び第2の案内体が第1及び第2の駆動ケーブルと共に第1及び第2の案内軌道に沿って互いに離れる反対方向にそれぞれ移動するので、第1及び第2の案内体の長孔を第1及び第2の連接体の一端寄りに係合しながら第1及び第2の案内軌道に沿って互いに反対方向にそれぞれ移動することができ、第1及び第2の連接体の第1及び第2の係合体が第1及び第2の案内体のカム部に係合しながらそれぞれ従動するので、第1及び第2の連接体を第1及び第2の案内体の移動に伴いながら起き上がるように互いに反対方向にそれぞれ回動することができ、第1及び第2の支持体が第1及び第2の連接体の回動に伴いながら一定の位置を上方に向ってそれぞれ移動するので、蓋体の前端を第1及び第2の支持体の移動に伴いながらルーフパネルの開口部の前縁に対して回動することができ、蓋体の後端が第1及び第2の支持体と共にルーフパネルの開口部の後縁から上方に向って上昇するので、蓋体を第1及び第2の連接体によりルーフパネルの開口部に対して持ち上がったチルトアップ状態とすることができる。
【0157】
また、第1及び第2の連接体を回動する時の抵抗が小さいので、第1及び第2の支持体の第1及び第2の連接体の回動に伴う上方への移動を安定した状態でスムーズに行うことができ、第1及び第2の連接体の第1及び第2の案内体に対するガタ付きが少なく、蓋体の第1及び第2の連接体によるチルトアップに際し、第1及び第2の連接体が第1及び第2の案内体に対して起き上がったままの状態を維持するので、蓋体のチルトアップ状態の姿勢を保持することができる。
【0158】
さらに、第1及び第2の連接体の幅を第1及び第2の案内体の上下幅よりも大きく取る必要がないので、第1及び第2の案内軌道と第1及び第2の支持体との間隔が第1及び第2の連接体の幅程度まで狭くなり、装置全体の上下方向の寸法を小さくすることができ、車の天井が低くならないので、車室内の居住性を良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すサンルーフ装置の要部側断面図
【図2】図1の平面図
【図3】図1の要部切断正面図
【図4】図3の要部正面図
【図5】図4の要部平面図
【図6】図4の要部平面図
【図7】図4のガイドレールの側面図
【図8】図4のガイドレールの側面図
【図9】図4の要部拡大正面図
【図10】図4の要部拡大正面図
【図11】図9の要部側断面図
【図12】図9の要部側断面図
【図13】図9の要部側断面図
【図14】図9の側面図
【図15】図10の要部側断面図
【図16】図10の要部側断面図
【図17】図10の要部側断面図
【図18】図10の側面図
【図19】図4の要部拡大正面図
【図20】図19の平面図
【図21】図19の要部正断面図
【図22】図19の要部後方分解斜視図
【図23】図22のハンドルの要部拡大側面図
【図24】図20の要部平面図
【図25】サンルーフリッドの後端のチルトリンクによる上方への移動状態を示す要部切断正面図
【図26】サンルーフリッドのチルトアップ状態を示す要部側断面図
【図27】図25の要部拡大平面図
【図28】図27の要部平面図
【図29】本発明の第2の実施の形態を示すサンルーフ装置の要部切断正面図
【図30】図29の要部平面図
【図31】図29の要部平面図
【図32】図29の要部拡大正面図
【図33】図32の要部正断面図
【図34】図32の要部後方分解斜視図
【図35】図32の平面図
【図36】図34のハンドルの要部拡大側面図
【図37】図35の要部平面図
【図38】サンルーフリッドの後端のチルトリンクによる上方への移動状態を示す要部切断正面図
【図39】図38の要部拡大平面図
【図40】図39の要部平面図
【符号の説明】
1 ルーフパネル
2 開口部
3 サンルーフリッド
4 ガイドレール
5 ガイドレール
6 ガイドウェッジ
7 ガイドウェッジ
8 長孔
9 長孔
10 ブラケット
11 ブラケット
12 チルトリンク
13 チルトリンク
14 カム部
15 カム部
16 係合ピン
17 係合ピン
18 ギヤドケーブル
19 ギヤドケーブル
20 ドライブシャフト
21 ピニオン
22 ハンドル
23 水切片
24 ウェザストリップ
25 アッパフレーム
26 ロワフレーム
27 開口
28 膨出部
29 膨出部
30 板バネ
31 底壁
32 側壁
33 側壁
34 レール溝
35 レール溝
36 張出片
37 底壁
38 側壁
39 側壁
40 レール溝
41 レール溝
42 張出片
43 ブラケット
44 スライダ
45 基体
46 カム部
47 突片
48 平面部
49 規制片
50 スライダ
51 基体
52 カム部
53 突片
54 平面部
55 規制片
56 垂下片
57 長孔
58 垂下片
59 長孔
60 支持ピン
61 係合ピン
62 支持ピン
63 アーム
64 連結ピン
65 支持ピン
66 係合ピン
67 支持ピン
68 アーム
69 連結ピン
70 チューブホルダ
71 取付片
72 チューブホルダ
73 取付片
74 ロワハウジング
75 基体
76 嵌合凹溝
77 嵌合凹溝
78 嵌合凹溝
79 嵌合凹溝
80 突起
81 突起
82 垂下壁
83 取付片
84 通孔
85 端壁
86 ボス
87 アッパハウジング
88 基体
89 嵌合凹溝
90 嵌合凹溝
91 嵌合凹溝
92 嵌合凹溝
93 透孔
94 透孔
95 端壁
96 ボス
97 係止孔
98 係止孔
99 ストッパ
100 ストッパ
101 ハンドル取付部
102 環状凹溝
103 ねじ穴
104 止め輪
105 ロータ
106 内壁
107 外壁
108 リブ
109 フランジ
110 切欠部
111 円板
112 係合片
113 コイルスプリング
114 周壁
115 グリップ
116 嵌合孔
117 垂下壁
118 弾性片
119 突起
120 ねじ
121 垂下片
122 アウターチューブ
123 アウターチューブ
124 垂下片
125 アウターチューブ
126 アウターチューブ
127 係止パイプ
128 係止キャップ
129 係止パイプ
130 係止キャップ
131 ルーフライニング
132 室内開口
133 サンシェード
134 収納部
135 ドライブシャフト
136 ピニオン
137 ハンドル
138 ロワハウジング
139 基体
140 嵌合凹溝
141 嵌合凹溝
142 嵌合凹溝
143 嵌合凹溝
144 突起
145 突起
146 垂下壁
147 取付片
148 通孔
149 端壁
150 ボス
151 アッパハウジング
152 基体
153 嵌合凹溝
154 嵌合凹溝
155 嵌合凹溝
156 嵌合凹溝
157 透孔
158 透孔
159 端壁
160 ボス
161 係止孔
162 係止孔
163 ストッパ
164 ストッパ
165 ハンドル取付部
166 環状凹溝
167 ねじ穴
168 止め輪
169 グリップ
170 嵌合孔
171 垂下壁
172 弾性片
173 突起
174 ねじ

Claims (1)

  1. 車体のルーフパネルに開口部を形成し、前記ルーフパネルの開口部に蓋体を配設し、前記ルーフパネルの開口部の前縁に前記蓋体の前端を回動自在に連結したサンルーフ装置において、前記ルーフパネルの開口部の後縁の近傍に前記車体の左右方向に沿って間隔を置いて互いに直列な第1及び第2の案内軌道をそれぞれ配設し、前記第1及び第2の案内軌道に第1及び第2の案内体をそれぞれ移動自在に設けると共に、前記第1及び第2の案内体に前記第1及び第2の案内軌道と平行な長孔をそれぞれ設け、前記蓋体の後端寄りの下部に前記車体の左右方向に間隔を置いて第1及び第2の支持体をそれぞれ配設し、前記第1及び第2の案内体と前記第1及び第2の支持体との間に前記蓋体の後端を上方に向って持ち上げる第1及び第2の連接体をそれぞれ設け、前記第1及び第2の案内体の外端寄りに前記第1及び第2の連接体を起伏するカム部をそれぞれ形成し、前記第1及び第2の連接体に前記第1及び第2の案内体のカム部に沿って従動する第1及び第2の係合体をそれぞれ設け、前記第1及び第2の案内体の長孔に前記第1及び第2の連接体の一端寄りをそれぞれ移動自在に係合し、前記第1及び第2の支持体に前記第1及び第2の連接体の他端部を前記車体の前後方向にそれぞれ移動自在に連結し、前記第1及び第2の案内軌道の間の両側に長手方向に沿って前記第1及び第2の案内体を押引する互いに平行な第1及び第2の駆動ケーブルをそれぞれ移動自在に設け、前記第1及び第2の案内軌道の間にドライブシャフトを回動自在に設け、前記ドライブシャフトに前記第1及び第2の駆動ケーブルを前記第1及び第2の案内軌道に沿って互いに反対方向に移動する回動体を設け、前記ドライブシャフトの端部にハンドルを設け、前記第1及び第2の案内体は、前記第1及び第2の案内軌道に沿って前記車体の左右方向に摺動自在に設けられた第1及び第2のスライダにそれぞれ固定され、前記第1及び第2の駆動ケーブルは前記第1及び第2の案内軌道に対して移動自在に設けられ、前記第1の駆動ケーブルはその一端が前記第1のスライダに係止されると共に、他端が前記第2のスライダに移動自在に挿入され、前記第2の駆動ケーブルはその一端が前記第2のスライダに係止されると共に、他端が前記第1のスライダに移動自在に挿入されていることを特徴とするサンルーフ装置。
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