JPH0425372Y2 - - Google Patents

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JPH0425372Y2
JPH0425372Y2 JP1986007138U JP713886U JPH0425372Y2 JP H0425372 Y2 JPH0425372 Y2 JP H0425372Y2 JP 1986007138 U JP1986007138 U JP 1986007138U JP 713886 U JP713886 U JP 713886U JP H0425372 Y2 JPH0425372 Y2 JP H0425372Y2
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roof
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sliding roof
elongated hole
bracket
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は自動車用サンルーフ装置に関するも
のである。
[従来技術] 従来、自動車用サンルーフ装置は、例えば、実
開昭58−157822号公報記載の如くルーフ開口部を
全閉したスライデイングルーフの後端側を、前記
ルーフ開口部より上方へ回動させて換気を図るチ
ルトアツプ機能と、チルトアツプ状態のまま後方
へ移動させてルーフパネルの外側へ突出させ全開
を図る開放状態とが得られるようになつている。
[考案が解決しようとする問題点] かかるサンルーフ装置において、スライデイン
グルーフの後端を上昇させてチルトアツプするに
は駆動体を傾斜したカム溝に沿つて後方へスライ
ドさせることで行なう。この時、スライデイング
ルーフの後端は上方へ回動し、スライデイングル
ーフの前端は下方へ回動してルーフ開口端縁に段
差が作られるようになる。このために風切音の発
生要因なつていた。また、スライデイングルーフ
前端の下方への回動時に該ルーフの全周に亘つて
装着されたウエザーストリツプ等のシール部材が
ルーフ開口の前端縁と強く接触するため、このよ
うな接触が長期間に亘つて繰り返されると損傷が
起きる懸念があり、シール機能に影響がでる問題
があつた。
そこで、この考案は風切音の発生を解消すると
共に長期間に亘つて安定したシール機能が得られ
るようにした自動車用サンルーフ装置を提供する
ことにある。
[問題点を解決するための手段] 前記目的を達成するためにこの考案にあつて
は、ルーフ開口部に配置されたスライデイングル
ーフの下面に、前後に延びる傾斜した後方の長孔
を有するブラケツトを装着し、該ブラケツトの前
端を、回動自在に枢支した前部支持部材によつて
支持する一方、前記枢支部は、前記前部支持部材
とブラケツトとのいずれか一方に前方の長孔を設
け、他方に前記前方の長孔と係合し合う連結ピン
を設けて形成し、ブラケツトの後端を、前記後方
の長孔に沿つてスライド可能に係合すると共にス
ライデイングルーフの後端が上昇するチルトアツ
プ状態と、下降した全閉状態とする後部支持部材
によつて支持し、前記スライデイングルーフのチ
ルトアツプ時に、一端がスライデイングルーフ
に、他端が前部支持部材の後部に連結され該ルー
フ後端の上昇運動に連動して、スライデイングル
ーフを後方へ移動させる牽引手段を設けると共に
リツド前端をルーフ開口縁とほぼ同一面状となる
よう前記前方の長孔を後方へ上昇傾斜する形状と
してある。
[作用] かかるサンルーフ装置において、後部支持部材
を後方の長孔に沿つて前後にスライドさせること
でスライデイングルーフの後端は上昇したチルト
アツプ状態と全閉状態が得られる。
この場合、スライデイングルーフのチルトアツ
プ時に、該ルーフ後端の上昇運動に連動してスラ
イデイングルーフは、牽引手段によつて後方へ移
動するのと同時に、スライデイングルーフの前端
のシール部材は前方の長孔により上昇移動する結
果、ルーフ開口端縁からこすれ合うことなく無理
なく離れ、しかも、ルーフパネルと同一面上に揃
うようになる。
[実施例] 以下、第1図乃至第9図の図面を参照しながら
この発明の一実施例を詳細に説明する。
自動車のルーフパネル1に設けられたルーフ開
口部3には、ウエザーストリツプ等のシール部材
5aが全周に亘つて装着されたスライデイングル
ーフ5がルーフ駆動機構7によつて開閉自在に支
持されている。
ルーフ駆動機構7はベース部9より立上がる前
部支持部材11と、該ベース部9に前後自在に組
付けられた後部支持部材15とを有し、ベース部
9はルーフ開口部3の両側に配置されたガイドレ
ール17,17に沿つて前後(第1図左右方向)
にスライド自在に支持されている。前部支持部材
11の先端部はブラケツト19の前端に連結ピン
21で回動自在に枢支され、該支持部材11には
前記連結ピン21が係合した長孔11aが設けら
れている。
長孔11aは、後方(第1図右側)へ向けて上
昇する傾斜孔となつている。長孔11aの最上端
Pは、連結ピン21が該最上端Pに臨む時にスラ
イデイングルーフ5の前端シール部材5aがルー
フ開口端縁3aと若干の間隙を有すると共にルー
フパネル3とほぼ同一面状に揃う位置に設定され
ている。
ブラケツト19は、前記スライデイングルーフ
5の下面より垂下した取付部19a,19aに2
点支持されており、後端にはロツド23の一端が
回動自在に連結23aされ、該ロツド23の他端
は前部支持部材11のベース部9後端に連結23
bされている。
また、ブラケツト19の後端側に設けられ、後
方へ向けて傾斜上昇する長孔25には後部支持部
材15の先端部がピン27によつてスライド自在
に枢支されている。
ロツド23は、後部支持部材15のピン27が
長孔25の最下降端25aに達したスライデイン
グルーフ5のチルトアツプ時に該ルーフ5を後方
(第7図矢印)牽引する機能を有する牽引手段と
なつている。
後部支持部材15の基部29は、前記ベース部
9の前方壁28から後方壁30間を左右のレール
部9a,9aに前後に摺動自在に載置され、連結
手段31,32によつて前記ベース部9と一体の
拘束状態と拘束解除状態とが得られるようになつ
ている。
第5図乃至第7図に連結手段31,32の具体
例を示している。即ち、ガイドレール17,17
の両側には正逆可能な駆動モータ33によつて駆
動される内側ギヤードケーブル35および外側ギ
ヤードケーブル37が前後(第5図左右方向)に
移動可能に配置され、それぞれのギヤードケーブ
ル35,37には、第1・第2フツク39,41
が固着されている。第1・第2フツク39,41
は、駆動モータ33の正転又は逆転で一方が前方
へ移動すると他方は後方へそれぞれ逆向きの動き
をすると共に後述する係止部材77の軸心線で対
向し合う位置となるよう設定されている。
一方、後部支持部材15の基部29に並設され
た軸受43,45には車幅方向(第5図上下)に
移動可能な第1・第2スライド部材47,49が
並んで支持されている。
第1スライド部材47の外側カム突起51は前
記第1フツク39のフツク凹部53と係脱自在に
係合し、反対側の内側カム突起55はベース部9
より立上がる内側立上がり壁57に当接してい
る。また、第2スライド部材49の外側カム突起
59は前記第1フツク39のテーパ面61と接触
し、該カム突起59は軸受45内に介装され第2
スライド部材49に作用する付勢ばね63によつ
てテーパ面61側に常時付勢されている。
第2スライド部材49と前記第1スライド部材
47は回転軸65によつて時計、反時計方向に回
転自在に支持されたレバー67によつて連動連繋
している。
即ち、第1・第2スライド部材47,49のほ
ぼ中間に設けられた係合部69,69にはレバー
67の各端部73,73が係合している。これに
より、レバー67は前記付勢ばね63によつて反
時計方向の付勢作用が働いているが、第1スライ
ド部材47の内側カム突起55が立上がり壁57
に当接しているため拘束状態におかれている。
なお、レバー67は、各軸受43,45に設け
られた切欠部75,75の範囲内において回動可
能となつている。
また、第4図に示すように第1スライド部材4
7の係合部69と係合し合うレバー67の一方の
端部73は後部支持部材15の基部29に形成さ
れた開口76内を下方に延長された突起部73a
を有し係止部材77の係合部78と係脱自在に係
合し合つている。
係止部材77は、前記第1スライド部材47の
位置より下位に配置され、ベース部9の案内部7
9沿つて、車幅方向に移動自在に支持されてい
る。そして本体77a内には、弾機81が内蔵さ
れ、外側の係止端部88は、前記弾機81によつ
て外側の立上がり壁83側に付勢されると共に前
記ガイドレール17に設けられたロツク孔85と
係脱自在に係合している。
これにより、ベース部9、つまり前部支持部材
11の前後方向への移動が阻止されている。
なお、ベース部9の内側立上がり壁57には係
止部材77の軸心線上で前記した第1スライド部
材47の内側カム突起55が係合しレバー67の
拘束を解除する開口87が設けられている。ま
た、前記した内側ギヤードケーブル35に固着さ
れた第2フツク41には、該フツク41が前記開
口87に到達した時、前記第1スライド部材47
の内側カム突起55と係合し合う係脱可能な係止
孔89が設けてある。
次に、スライデイングルーフの作動を説明す
る。
まず、第1図に示す全閉状態にあるスライデイ
ングルーフ5をチルトアツプするには、駆動モー
タ33を正転させる。これにより第1フツク39
は前方(第5図矢印イ)へ、第2フツク41は後
方(矢印ロ)へ移動し、第1フツク39と一体の
後部支持部材15は前方(第2図左側)へ移動す
る。この時、ピン27は長孔25内をスライドす
るためルーフ5の後端側は上昇する。スライデイ
ングルーフ5の上昇時、ブラケツト19の連結点
23aはロツド23のベース部9への連結点23
bを支点とする弧状の運動(矢印ハ)が働き、後
方へ牽引される。この時の移動量は前方の長孔1
1aによつて規制されると共に、スライデイング
ルーフ5の前端シール部材5aは上昇しルーフ開
口端縁3aから若干離れた位置で、かつ、ルーフ
パネル3とほぼ同一面上に揃うチルトアツプ状態
が得られるようになる。したがつて、シール部材
5aの損傷は起きず、しかも、風切音も小さく抑
えられるようになる。
なお、駆動モータ33を逆転させることで後部
支持部材15は後方へ移動するためスライデイン
グルーフ5の後端側が下降する。これにより、全
閉状態が得られるようになる。
また、後部支持部材15が前方へ移動したチル
トアツプ時、即ち、傾斜状態よりさらに駆動モー
タ33の正転を続ければ、後部支持部材15の基
部29が前方壁28に当接し、第1スライド部材
47が係止部材77の位置する開口87におい
て、第1フツク39のフツク凹部53内の傾斜面
が外側カム突起51の傾斜面を押圧し第1スライ
ド部材47の内側カム突起55は開口87より突
出し第2フツク41の係止孔89と係合し合うと
同時に外側カム突起51はフツク凹部53より外
れる。
一方、レバー67の突出部73aは係止部材7
7の係止端部88を弾機81に抗してロツク孔8
5より後退させ拘束解除状態とする。従つて、ギ
ヤードケーブルの後方移動により、第2フツク4
1が後方及び前方支持部材15,11を後方にス
ライドさせスライデイングルーフ5は後方へ移動
する。
これにより、ルーフ開口部3の開口が可能とな
り、後部支持部材15が開口端縁に当接すること
で開口される。
なお、全閉にするには、駆動モータ33を逆転
させて行なう、即ち、第1スライド部材47が係
止部材77の開口87に到達すると、第1フツク
39のテーパ面61は第2スライド部材49の外
側カム突起59を付勢ばね63に抗して押圧す
る。このため、第1スライド部材47の外側カム
突起51は第1フツク39のフツク凹部53と係
合し前方へ移動する。これにより、全閉状態が得
られるようになる。
[考案の効果] 以上、説明したように、この考案のサンルーフ
装置によれば、チルトアツプ時においてスライデ
イングルーフを牽引手段によつて後方へ移動させ
ることができると共に前端のシール部材は、前方
の長孔に誘導されて上昇するためシール部材と開
口端縁との上下方向のこすれがなくなり長期間に
亘つて安定したシール状態が得られる。また、チ
ルトアツプ時にスライデイングルーフ前端はルー
フパネルとほぼ同一面状に揃うため風切音の発生
を小さくできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のサンルーフ装置を示した第
8図の−線に沿うルーフ閉鎖状態を示した断
面図、第2図と第3図は動作説明図、第4図はレ
バーの係合状態を示す部分斜視図、第5図は第1
図の−線断面図、第6図は第2図の−線
断面図、第7図は第6図の−線断面図、第8
図はこの考案を実施した自動車の斜視図、第9図
は自動車の部分平面図である。 図面の主要な部分を表わす符号の説明、1……
ルーフパネル、3……ルーフ開口部、5……スラ
イデイングルーフ、7……ルーフ駆動機構、11
……前部支持部材、11a……長孔、15……後
部支持部材、21……連結ピン、23……ロツド
(牽引手段)、25……長孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ルーフ開口部に配置されたスライデイングルー
    フの下面に、前後に延びる傾斜した後方の長孔を
    有するブラケツトを装着し、該ブラケツトの前端
    を、回動自在に枢支した前部支持部材によつて支
    持する一方、前記枢支部は、前記前部支持部材と
    ブラケツトとのいずれか一方に前方の長孔を設
    け、他方に前記前方の長孔と係合し合う連結ピン
    を設けて形成し、ブラケツトの後端を、前記後方
    の長孔に沿つてスライド可能に係合すると共にス
    ライデイングルーフの後端が上昇するチルトアツ
    プ状態と、下降した全閉状態とする後部支持部材
    によつて支持し、前記スライデイングルーフのチ
    ルトアツプ時に、一端がスライデイングルーフ
    に、他端が前部支持部材の後部に連結され該ルー
    フ後端の上昇運動に連動して、スライデイングル
    ーフを後方へ移動させる牽引手段を設けると共に
    リツト前端をルーフ開口縁とほぼ同一面状となる
    よう前記前方の長孔を後方へ上昇傾斜する形状と
    したことを特徴とする自動車用サンルーフ装置。
JP1986007138U 1986-01-23 1986-01-23 Expired JPH0425372Y2 (ja)

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JP1986007138U JPH0425372Y2 (ja) 1986-01-23 1986-01-23

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JP1986007138U JPH0425372Y2 (ja) 1986-01-23 1986-01-23

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JPS62120019U JPS62120019U (ja) 1987-07-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0753489B2 (ja) * 1989-04-17 1995-06-07 株式会社城南製作所 車両用スライドルーフ装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58118418A (ja) * 1982-01-08 1983-07-14 Daikiyoo Bebasuto Kk サンル−フ装置のカバ−体移動方法
JPS5912717B2 (ja) * 1974-11-13 1984-03-24 旭電化工業株式会社 すすぎ助剤
JPS59128012A (ja) * 1983-01-07 1984-07-24 ロツクウエル・ゴルデ・ゲ−エムベ−ハ− 自動車の摺動傾斜屋根

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JPS5912717U (ja) * 1982-07-16 1984-01-26 ダイキヨ−・ベバスト株式会社 乗物の屋根窓

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JPS62120019U (ja) 1987-07-30

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