JPS5912717B2 - すすぎ助剤 - Google Patents

すすぎ助剤

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JPS5912717B2
JPS5912717B2 JP49130795A JP13079574A JPS5912717B2 JP S5912717 B2 JPS5912717 B2 JP S5912717B2 JP 49130795 A JP49130795 A JP 49130795A JP 13079574 A JP13079574 A JP 13079574A JP S5912717 B2 JPS5912717 B2 JP S5912717B2
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JP
Japan
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rinsing
aid
rinse
partial ester
water
Prior art date
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JP49130795A
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English (en)
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JPS5156809A (ja
Inventor
健司 三浦
勝夫 石田
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Adeka Corp
Original Assignee
Asahi Denka Kogyo KK
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動食器洗浄機においてすすぎ助剤として使用
するに適した組成物に関するものである。
詳しくは、本発明は毒性が殆んどなく、又食器表面上に
しみや斑点を殆んど残さず、しかも貯蔵安定なすすぎ組
成物に開するものである。従来から欧米のホテルやレス
トラン又は営利的及び組織的な食器取扱い場所には自動
食器洗浄機が備えられ、合理的、経済的且つ衛生的な食
器類の洗浄管理法がとられている。
近年、我国に於いても、こうした食器類の洗浄管理法が
必要視され、自動食器洗浄機を持つところが急増しつつ
ある。一般に標準的な自動食器洗浄機では前洗(予備す
すぎ)が40〜50℃の温度で行なわn、続いて本洗い
(主洗浄)が約0.2%程度の洗剤水溶液で60〜70
℃の温度で行なわれ、最後に85〜590℃の熱水です
すぎが行なわれて、洗浄が完了する。典型的な場合、最
終すすぎにかかる時間は約10〜15秒で、その温度は
衛生上及び急速乾燥の必要上から85〜90℃という高
温が望まれて10いる、又最終すすぎ用の水には界面活
性剤を主剤として極く少量のすすぎ助剤を溶解せしめて
用い。
食器表面のぬれを促進させ、食器表面に薄膜状の水の流
れを起させ、それによつて食器表面上に残存するところ
の本洗い(主洗浄)の際に使用した15洗剤水溶液を洗
い流すと同時にすすぎの水の中に含まれるカルシウム分
、マグネシウム分等の不溶性物が食器表面へ付着して洗
浄完了後に食器表面にしみや斑点等が残るのを防止し、
水の流れ去る速度をも増大させ、乾燥時間を短縮するこ
とが必要である。又、最終すすぎは、すすぎ助剤を含有
する水を使用するため、食器表面上にはすすぎ助剤中の
界面活性剤、その他の成分が若干残留することとなる。
25被洗物上に最終的にこの様な物質が残ることは衛生
上及び毒性上、好ましからざる影響があるであろうと容
易に推測される。
更に又、最終すすぎ用の水には上記の如き目的のために
界面活性剤を主剤とした極く少量のすす30ぎ助剤を添
加するのであるが、従来、かかるすすぎ助剤用界面活性
剤として多く用いられてきたプルロニツク系界面活性剤
は最終すすぎが高温で行なわれるため、すすぎ用の水か
ら凝結してきて、食器表面上に付着し、洗浄完了後の食
器特にガラ35ス食器の表面上に顕著な斑点やしみがで
き易く、そのために不潔感乃至不快感を与えるという欠
点を有していた。
また、上記のプルロニツク系界面活性剤り代りにゾルビ
タン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステルのような食品
用乳化剤を使用したすすぎ助剤が種々提案さへ中には市
販されているけれども、これらのすすぎ助剤を使用して
すすぎを行う場合、泡が生じやすく、またできた泡がな
かなか消えないため自動食器洗浄機において種々の泡の
トラブルがおこりやすく、種々の障害となつている。
本発明者は上記の如き、従来のすすぎ助剤の毒性の問題
、および洗浄後の食器表面上にしみや斑点ができる問題
、さらには自動食器洗浄機におけるすすぎ助剤に起因す
る泡トラブルの問題等を解決すべく、種々の検討を重ね
た結果、本発明を完成したのである。本発明の第一の目
的は被洗物上に、もし残留したとしても、殆んど毒性が
ないために人体に入つても影響を及ぼすことがないと考
えられる食品添加許可物のみで組成したところの、被洗
物上には最終的に食品添加許可物以外の物質が残留しな
いようなすすぎ助剤組成物を提供することにある。
本発明の第二の目的はすすぎ助剤用界面活性剤ξして従
来多く用いられてきたプルロニツク系界面活性剤にあり
がちな欠点、即ち高温水中での凝結からくるところの特
にガラス食器上にて顕著な斑点やしみの形成が多くなる
現象をなくし、極めて優れたすすぎ効果を有するすすぎ
助剤組成物を提供することである。本発明の第三の目的
は、被洗物表面上で良好な薄膜状の水の流れを生じさせ
、洗浄完了後の被洗物表面上にしみや斑点を殆んど残す
ことなく、短時間ですすぎができ、しかも乾燥時間も短
時間ですむといつたすすぎ助剤として必要十分な条件を
満足―更に貯蔵安定性の上でも優れたすすぎ助剤組成物
を提供することにある。
本発明の第四の目的はすすぎ助剤に起因する自動食器洗
浄機における種々の泡トラブルの問題を解消するために
、すすぎの際に泡が出来にくく、泡が出来てもすぐに消
えてしまうようなすすぎ助剤組成物を提供すること曇こ
ゐる。
本発明のすすぎ助剤組成物は必須の成分としてプロピレ
ングリコール、グリセリン、からなる群から選ばれた多
価アルコールと炭素原子数6〜10ケの脂肪酸との部分
エステルIを含有することを特徴とする。
上記の炭素原子数6〜10ケの脂肪酸としては例えばカ
プロン酸、力フリル酸、力プリン酸等が挙げられる。
又上記の部分エステルとは多価アルコールの水酸基の少
くとも1個がエステル化されずに、遊離の状態で残つて
いるものをいい、特に好ましい部分エステルは多価アル
コールの水酸基の半分以上がエステル化されずに、遊離
の状態で残つているものである。
かかる好ましい部分エステルの具体例としては例えばプ
ロピレングリコールモノエステル、グリセリンモノエス
テル(モノグリセラード)、等があげられる。
また、これらの部分エステルは単独でも混合物の形でも
使用でき、さらにこれら以外の部分エステルとの混合物
の形でも使用できる。本発明のすすぎ助剤は上記のよう
な多価アルコールと脂肪酸の部分エステルのみによつて
構成されてもよいが、1価又は多価アルコール(}登宜
有することが好ましく、さらに脂肪酸(1)等を含有し
ていても、水で希釈されたものでゐつてもよい。上記の
ように、本発明のすすぎ助剤組成物に添加しうる1価又
は多価アルコール()としては上記の部分エステルを構
成する多価アルコールとして例示されたもののほかにエ
チルアルコール等の1価アルコールも使用でき、又脂肪
酸(1)としては部分エステルを構成する脂肪酸として
上記に例示したものの他にラウリン酸、ミリスチン酸、
パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸
等の種々の脂肪酸を使用することができる。本発明のす
すぎ助剤に1価又は多価アルコール()を含有せしめる
ことにより、すすぎ助剤の粘度を下げ、すすぎ助剤のす
すぎ水への溶解性を向上させると共に、すすぎ助剤の、
低温における固化を防止できる。また脂肪酸(lを含有
せしめることによりすすぎ助剤のPHを好ましい範囲に
調整でき、すすぎ助剤のずすぎ性能をよくすると同時に
、すすぎ助剤の粘度が使用に適した範囲にコントロール
でき、すすぎ助剤が冬場、屋外に放置されて固化するよ
うなことがあつても、室温温度の温度にもどすことによ
つて分離したりせず、再び均一で透明な溶液状乃至乳化
液状にもどるという、すすぎ助剤に種々の好ましい効果
をもたらすのである。
本発明のすすぎ剤は種々の型のものがあり、部分エステ
ル(1)のみからなるものは別として他の成分を含有す
る場合は次のような組成のものが特に好ましい。すなわ
ち部分エステル(1)と水からなるすすぎ剤においては
、部分エステル(1)としてグリセリンの部分エステル
を使用する場合は部分エステルが70%以上(重量パー
セント、以下同じ)で水が30%以下のものが好ましく
、また部分エステル(1)としてプロピレングリコール
の部分エステルを使用する場合は、部分エステルが80
%以上で水が20%以下のものが好ましい。また部分エ
ステル(1)と1価または2価アルコール()とからな
るすすぎ剤においては、部分エステル(1)がいかなる
種類であろうとも部分エステルが30%以上で1価また
は2価アルコール()が70%以下のものが好ましい。
さらに部分エステル(1)と1価または2価アルコール
()と水とからなるすすぎ剤においては、部分エステル
(1)としてグリセリンの部分エステルを使用する場合
は、部分エステルが30%以上で1価または多価アルコ
ール()が45%以下で、水が30%以下のものが好ま
しく、部分エステル(1)としてプロピレングリコール
の部分エステルを使用する場合は、部分エステルが40
%以上で、1価または多価アルコール()が50%以下
で、水が20%以下のものが好ましい。また脂肪酸をす
すぎ剤中に含有せしめる場合はこれら脂肪酸を上記のよ
うな組成のすすぎ助剤に10%以下、好ましくは5%以
下添加すればよい。
本発明のすすぎ助剤で上記のような組成割合の範囲外の
ものはすすぎ剤の低温安定性が悪かつたり、粘度が高く
て使用に適さなかつたり、すすぎ水に対する溶解性が悪
かつたり、すすぎ性能が劣り、被洗物表面にしみや斑点
を残したり、或いは被洗物の乾燥時間が長くなつたりし
てすすぎ剤として好ましくない。さらに本発明のすすぎ
助剤はさらに脂肪酸を含有せしめることにより、さらに
すすぎ性能を上昇せしめ、すすぎ助剤の安定性を上昇せ
しめその粘度を使用に適した範囲にコントロールすると
いう効果が得られ、特に安定性の面において、脂肪酸を
添加しない場合は低温で固化したすすぎ助剤を加温して
液状状態にもどそうとすると相分離をおこして元の安定
な液状状態にもどらないのに対し、脂肪酸を特定割合で
添加すると、すすぎ助剤が低温で固化しても加温してや
ると元の安定な液状状態にもどるという効果がみら粍特
に冬場に外気にさらされるような保管の仕方がなされる
ような場合には特に有用である。
本発明のすすぎ剤は液状であつて−5れ〜40℃の温度
範囲では非常に安定であり、流動性が充分にあり、固結
することなく、均一で分離沈澱、凝集等の異状がみられ
ない。
特に脂肪酸を含有する本発明のすすぎ剤組成物は低温に
おける貯蔵安定性が良好で冬場において固結しても、加
温することによつて元の安定な液状状態にもどすことが
でき、製品の商品価値を低下せしめることがない。本発
明のすすぎ助剤組成物を使用する際は、すすぎ助剤組成
物を5,000〜20,000倍、好ましくは10,0
00〜15,000倍にうすめ、すすぎ液温度85〜9
0℃で10〜15秒間すすぎを行えばよく、それにより
充分のすすぎ効果が得られ、乾燥時間も短かくて済み、
しかも洗浄完了後の被洗物上にはしみや斑点を殆んど残
すことはないO実施例1〜5ぉよび比較例1 自動食器洗浄機を使用し、ガラスコツプ、メラミン皿、
陶器皿等の食器をアルカリ洗浄剤で洗浄後、第1表に示
される組成を有するすすぎ助剤を所定量、溶解せしめた
80℃の熱湯(すすぎ助剤濃度つですすぎ処理を行い、
すすぎの際の発泡性、処理後の食器の速乾性、食器表面
の光沢、および仕上り具合(表面の斑点の有無)を評価
した0またすすぎ助剤の耐寒性、粘度等の性状も評価し
た。
評価結果を第1表に示す。又上記のすすぎ助剤を溶解せ
しめた熱湯を水質1基準に関する省令(昭41.5.6
厚令具)に定められた方法で検査したところ上記省令に
定められた基準に適合するものであつた。
尚第2〜4表においても全く同じである。
実施例6〜10および比較例2 第2表に示される組成を有するすすぎ助剤を実施例1〜
5と同様にその性状とそのすすぎ性能を評価したところ
第2表の如き結果が得られた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 必須成分として、プロピレングリコール、グリセリ
    ンからなる群から選ばれた多価アルコールと、炭素原子
    数6〜10ケの脂肪酸との部分エステルを含有すること
    を特徴とするすすぎ助剤。
JP49130795A 1974-11-13 1974-11-13 すすぎ助剤 Expired JPS5912717B2 (ja)

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JP49130795A JPS5912717B2 (ja) 1974-11-13 1974-11-13 すすぎ助剤

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JPS5156809A JPS5156809A (ja) 1976-05-18
JPS5912717B2 true JPS5912717B2 (ja) 1984-03-24

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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