JP2000160195A - プラスチック食器用乾燥仕上剤 - Google Patents

プラスチック食器用乾燥仕上剤

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JP2000160195A
JP2000160195A JP10333263A JP33326398A JP2000160195A JP 2000160195 A JP2000160195 A JP 2000160195A JP 10333263 A JP10333263 A JP 10333263A JP 33326398 A JP33326398 A JP 33326398A JP 2000160195 A JP2000160195 A JP 2000160195A
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佳子 濱道
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各種ポリグリセリン脂肪酸エステルの中でも特
定のものを用い、特定の構造を持つソルビタン脂肪酸エ
ステルと併用することにより、プラスチック表面に対し
優れた乾燥仕上げ効果を奏するプラスチック容器用乾燥
仕上剤を提供する。 【解決手段】特定重合度の単一ポリグリセリンを50重
量%以上含むポリグリセリン類と特定炭素数の脂肪酸と
をエステル化してなるポリグリセリン脂肪酸エステル
と、ソルビタン類と特定炭素数の脂肪酸とをエステル化
してなるソルビタン脂肪酸エステルとを併用した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動食器洗浄機等
において、プラスチック製食器の洗浄後、乾燥時間を短
縮し、スポット形成を抑制して美しい仕上がりを得るた
めに用いられるプラスチック食器用乾燥仕上剤に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ホテル、レストラン、学校、病院、社員
食堂等、大量の食器を扱う厨房では、合理化のために、
食器の自動洗浄及び自動乾燥を行う自動食器洗浄機を設
置しているところが多い。また、食器や食材等の搬送用
トレイ等の容器についても、自動食器洗浄機に準ずる洗
浄機を用いることが多い。これらの自動食器洗浄機で
は、通常、洗剤による洗浄に引き続き、乾燥仕上剤を含
む水によるすすぎが行われるようになっている。
【0003】上記乾燥仕上剤は、すすぎ後の乾燥を促進
するとともに、食器等に水滴跡(ウォータースポット)
等が形成されることのない良好な仕上がりを得るために
用いられるものなので、従来から、湿潤力、乳化力、分
散力等に優れ、しかも食器に残留して口に入っても安全
な、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、グリセリン脂肪酸エステル等が、その主成分として
用いられている。
【0004】また、最近では、ポリグリセリン脂肪酸エ
ステルを用いることが提案され注目されている。例えば
「HLB3〜13のポリグリセリン脂肪酸エステルを必
須成分とするすすぎ助剤」(特開昭60−53599号
公報)や、「必須成分として炭素原子数6〜18ケの脂
肪酸を脂肪酸残基としてもつポリグリセリン脂肪酸エス
テルを含有するすすぎ助剤」(特開昭59−18709
6号公報)が知られている。
【0005】一方、上記乾燥仕上剤を使用する対象とな
る食器やトレイ等の材質は、ガラス、陶磁器、プラスチ
ック等、各種のものがあげられる。そのうち、プラスチ
ックからなる食器の表面は、ガラスや陶磁器と比較する
と表面自由エネルギーが小さく、親水性に乏しいという
性質を有する。このため、プラスチック表面に水が接触
した場合、水滴が形成されやすく、これがウォータース
ポット(以下、単に「スポット」という)となって美観
を損ねる原因となる。また、プラスチックは、ガラスや
陶磁器と比較すると熱伝導性が低いために、表面温度の
上昇が小さく、水の蒸発速度が遅いという問題もある。
【0006】そこで、特にプラスチック製の食器や搬送
容器を対象とした乾燥仕上剤として、「プラスチック製
食器用すすぎ助剤」(特表平10−505628号公
報)や、「プラスチック製の搬送容器洗浄用すすぎ助
剤」(特開平4−309600号公報)が提案されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のすすぎ助剤に使用されている成分は、炭化水素界面活
性剤およびポリエーテルもしくはポリベタインポリシロ
キサンコポリマー界面活性剤、フッ素化炭化水素界面活
性剤、アルキルアミノ酢酸ベタイン型またはイミダゾリ
ニウムベタイン型の両性界面活性剤、第四級アンモニウ
ム塩型のカチオン界面活性剤、またはアルキルベンゼン
スルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩等のアニオ
ン界面活性剤等であり、食器に残留し口の中に入った場
合を考慮すると、安全性の点で好ましくないものであ
る。
【0008】そこで、安全性の点から、前記ポリグリセ
リン脂肪酸エステルを、上記プラスチック食器用乾燥仕
上剤として用いることが検討されている。しかし、上記
ポリグリセリン脂肪酸エステルを構成するポリグリセリ
ンの重合度は、水酸基価より算出した平均重合度により
命名されており、実際には幅広い重合度分布を有するも
のである。例えば、テトラグリセリン、ヘキサグリセリ
ン、デカグリセリンと区別されてはいるものの、いずれ
もその重合度は、水酸基価より計算した平均重合度であ
り、重合度が1〜10以上のグリセリン重合体の混合物
である。このため、界面活性特性の異なる種々のポリグ
リセリン脂肪酸エステルが混じったものを用いざるを得
ず、プラスチック食器用乾燥仕上剤として用いるのに最
適なポリグリセリン脂肪酸エステルを選定することがで
きず、そのようなものは実用化されていない。
【0009】これに対し、最近、ポリグリセリン脂肪酸
エステルの性能向上のために、その純度を上げたもの
(特開昭63−23837号公報、特開平3−8125
2号公報等)や、重合度分布を狭くしたもの(特開平7
−308560号公報、特開平7−100355号公報
等)が提案され、起泡性、分散性、乳化性、可溶化性等
の界面活性特性の向上に一定の成果が得られている。
【0010】しかし、これを、前記プラスチック食器用
乾燥仕上剤に適用しようとした場合、起泡性が高いと、
逆にスポットの原因となったり、自動食器洗浄機におけ
る洗浄ポンプ圧の低下を招くおそれがあり、必ずしも上
記界面活性特性に優れていることが即、優れた乾燥仕上
げ効果につながるのではない。したがって、どのような
ポリグリセリン脂肪酸エステルを選定すれば、プラスチ
ック食器用乾燥仕上剤として用いるのに優れた特性を発
現するのか、さらにソルビタン脂肪酸エステル等他の構
造成分と併用することにより、どのような特性を発現す
るのかについては、未だ充分に検討されていないのが実
情である。
【0011】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、各種ポリグリセリン脂肪酸エステルの中でも特
定のものを用い、特定の構造を持つソルビタン脂肪酸エ
ステルと併用することにより、プラスチック表面に対し
優れた乾燥仕上げ効果を奏するプラスチック食器用乾燥
仕上剤の提供をその目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、特定の重合度n(n=3,4,5のいず
れか)である単一ポリグリセリンを50重量%以上含む
ポリグリセリン類と炭素数が(2n)〜(2n+4)の
脂肪酸とをエステル化してなるポリグリセリン脂肪酸エ
ステルと、ソルビタン,ソルビトールおよびソルビット
からなる群から選択された少なくとも一つのソルビタン
類と炭素数8〜12の脂肪酸とをエステル化してなるソ
ルビタン脂肪酸エステルとを含有するプラスチック食器
用乾燥仕上剤を第1の要旨とする。
【0013】また、上記プラスチック食器用乾燥仕上剤
のなかでも、特に、上記ポリグリセリン脂肪酸エステル
10〜20重量%、上記ソルビタン脂肪酸エステル10
〜20重量%、プロピレングリコール10〜20重量
%、エタノール10〜35重量%および水を含有するプ
ラスチック食器用乾燥仕上剤を第2の要旨とする。
【0014】すなわち、本発明は、単一ポリグリセリン
を高い割合で含む特殊なポリグリセリン脂肪酸エステル
と、特定のソルビタン脂肪酸エステルとを組み合わせる
ことにより、プラスチック表面に対し優れた効果を奏
し、しかも低泡性と親水性のバランスに優れ、濡れ性,
分散性,可溶化性等にも優れたプラスチック食器用乾燥
仕上剤を得るようにしたものである。そして、上記プラ
スチック食器用乾燥仕上剤のなかでも、特に、溶剤とし
てプロピレングリコールとエタノールと水を組み合わ
せ、所定の配合割合で液体として調製したものは、チュ
ーブポンプ等からなる液体供給装置による供給が容易で
あり、また、液の透明性、分離,沈殿等の配合系の安定
性が良好で、特に優れた効果を奏する。
【0015】なお、本発明の、プラスチック食器用乾燥
仕上剤の態様は、特に限定されるものではなく、固形
状、塊状、ゲル状、液状等、どのような態様であっても
差し支えない。また、上記「プラスチック食器」として
は、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリメチルペンテン、AS樹脂(アクリロニトリル
−スチレン共重合樹脂)、ABS樹脂(アクリロニトリ
ル−ブタジエン−スチレン共重合樹脂)、メタクリル樹
脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、ユリヤ樹脂等から
なる茶碗、吸い物椀、皿、コップ、フォーク、スプー
ン、トレイ、ざる、おけ、密封式食品保存容器等の食
器、器具類があげられる。本発明では、これらを総称し
て「食器」という。
【0016】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0017】本発明に用いるポリグリセリン脂肪酸エス
テルは、特定の重合度n(n=3,4,5のいずれか)
を示す単一のポリグリセリンを50重量%(以下「%」
と略す)以上含むポリグリセリン類をエステル化したも
のでなければならない。もちろん、ポリグリセリン全体
が、上記単一のポリグリセリンで構成されていても差し
支えはない。すなわち、重合度の異なる複数種類のポリ
グリセリン類に由来する、広範の重合度分布のポリグリ
セリン脂肪酸エステルが混在していては、乾燥仕上剤に
要求される低泡性及び適度の親水性・疎水性を兼ね備え
たものとならないからである。
【0018】上記単一のポリグリセリンとは、具体的に
は、重合度n=3のトリグリセリン、重合度n=4のテ
トラグリセリン、重合度n=5のペンタグリセリンのい
ずれかである。ただし、上記「重合度」は、従来から広
く用いられている「水酸基価から算出した平均重合度」
ではなく、ガスクロマトグラフィー、高速液体クロマト
グラフィー等により、単一ポリグリセリンそのものの重
合度として求めたものである。上記重合度nを3〜5に
限定したのは、重合度n=1のモノグリセリンや重合度
n=2のジグリセリンを用いて得たエステル化物は、親
水性に劣るため、乾燥仕上剤として良好な品質のものが
得られないからである。また、逆に重合度nが6以上の
ポリグリセリンを用いて得たエステル化物は、親水性は
良好であるものの起泡性が高く、自動食器洗浄機に用い
るのに不都合を生じるからである。
【0019】上記特定の重合度を有する単一のポリグリ
セリンを50%以上含むポリグリセリン類を得るために
は、通常、重合度分布のばらつきがあり未反応物を含む
ポリグリセリンに対し、例えば分子蒸留、水蒸気をキャ
リアーとする減圧蒸留、液体クロマトグラフィー等を行
い、特定重合度より低分子量の反応物を除去もしくは減
少させることによって、特定の重合度のポリグリセリン
の含有割合を高めることが行われる。
【0020】上記分子蒸留とは、減量となるポリグリセ
リン類を伝熱面上に遠心力、ブラシまたはロールにて薄
膜状に延ばし、蒸発した分子同士が衝突しづらいよう
に、伝熱面とごく近い距離に凝縮面を設置した装置中で
高真空下、高温条件で、物質の蒸気圧の差を利用して低
分子量物質の除去を行うようにしたものである。
【0021】また、上記減圧蒸留とは、水蒸気をキャリ
アーとし、従来公知の減圧装置、例えば流下薄膜減圧蒸
留装置、強制薄膜減圧蒸留装置等を用いて、高温、高真
空下で蒸留を行うことにより低分子量物質の除去を行う
ようにしたものである。
【0022】さらに、上記液体クロマトグラフィーと
は、カラムに充填された固体粒子と流出溶媒の2相の間
に原料となるポリグリセリン類を通過させ、その分配係
数の差を利用して低分子量物質の除去を行うようにした
もので、例えばシングルカラム方式のものや、疑似移動
床式のものを用いることができる。
【0023】そして、上記ポリグリセリン類と反応させ
る脂肪酸としては、ポリグリセリン類に50%以上含ま
れる単一ポリグリセリンの重合度nとの関係において、
炭素数が一定の範囲内、すなわち(2n)〜(2n+
4)のものが用いられる。具体的には、上記単一ポリグ
リセリンがトリグリセリン(n=3)の場合は炭素数が
6〜10の脂肪酸を用い、テトラグリセリン(n=4)
の場合は炭素数が8〜12の脂肪酸を用い、ペンタグリ
セリン(n=5)の場合は炭素数が10〜14の脂肪酸
を用いる必要がある。そして、なかでも単一ポリグリセ
リンの重合度nとの関係において、2n+2の炭素数を
有する脂肪酸を組み合わせることが特に好適である。こ
れらの脂肪酸としては、飽和モノカルボン酸として、カ
プロン酸(ヘキサン酸:C=6)、カプリル酸(オクタ
ン酸:C=8)、カプリン酸(デカン酸:C=10)、
ラウリン酸(ドデカン酸:C=12)、ミリスチン酸
(テトラデカン酸:C=14)があげられる。
【0024】上記のように、脂肪酸の炭素数を、単一ポ
リグリセリンの重合度nとの関係で規定するのは、ポリ
グリセリン脂肪酸エステルの特性が、その親水基鎖長と
疎水基鎖長のバランスに左右されるためであり、本発明
においては、脂肪酸が飽和脂肪酸である場合に、上記親
水基鎖長(H)/疎水基鎖長(L)が1.3〜2.4の
範囲のものが好ましく、なかでも1.7〜1.8の範囲
のものが好適だからである。この範囲を満足させるため
には、上記脂肪酸の炭素数と単一ポリグリセリンの重合
度nとの関係を、上記のように規定する必要がある。
【0025】なお、上記親水基鎖長(H)と疎水基鎖長
(L)は、例えばトリグリセリンカプリル酸モノエステ
ルを例にとると、下記のように示すことができる。
【0026】
【化1】
【0027】また、本発明において、上記ポリグリセリ
ン脂肪酸エステルとともに用いられるソルビタン脂肪酸
エステルは、炭素数8〜12の脂肪酸とソルビタン類と
をエステル化したものでなければならない。脂肪酸の炭
素数を8〜12に限定したのは、炭素数が8未満の低分
子量の脂肪酸では、親水性が向上するために起泡性が増
すとともにプラスチック表面への吸着が起こりにくく、
自動食器洗浄機に用いるのに不都合が生じ、乾燥仕上剤
として良好な品質のものを得られないからである。ま
た、逆に、炭素数が12を超える高分子量の脂肪酸で
は、疎水性が高くなりすぎるため、水溶解性が悪くな
り、その結果、配合安定性および拡張性、スポット抑制
能の悪化が起こるからである。
【0028】なお、上記ソルビタン類とは、ソルビタ
ン、ソルビトール、ソルビットの3つをいい、これらは
単独で用いても2種以上を併用してもよい。
【0029】本発明のプラスチック食器用乾燥仕上剤
は、上記特殊なポリグリセリン脂肪酸エステル(A)
と、上記ソルビタン脂肪酸エステル(B)とを任意の割
合で含有するものである。
【0030】なお、本発明のプラスチック食器用乾燥仕
上剤を液体として調製する場合、上記ポリグリセリン脂
肪酸エステル(A)は、本発明の乾燥仕上剤中に、10
〜20%配合することが好適である。すなわち、10%
未満では、プラスチック表面の界面活性能の向上に充分
な効果を発揮せず、逆に20%を超えると、粘性が増し
て汎用なポンプ等による供給が困難になるからである。
【0031】また、上記ソルビタン脂肪酸エステル
(B)は、本発明の乾燥仕上剤中に、10〜20%配合
することが好適である。すなわち、10%未満では、配
合系の安定性が悪化するとともに起泡性の増加を生じて
自動食器洗浄機に用いるのに不都合を生じ、逆に20%
を超えると、乾燥後の食器の透明感が劣り、それ自体が
汚れのような跡を生じやすくなってしまうからである。
【0032】そして、上記ポリグリセリン脂肪酸エステ
ル(A)とソルビタン脂肪酸エステル(B)は、必ず両
者を併用する必要がある。すなわち、両者のいずれか一
方を単独で用いた場合、良好な乾燥仕上げ効果が得られ
ず、また配合系の安定性も不充分となるからである。
【0033】上記特殊な成分(A)および(B)を含有
する本発明のプラスチック食器用乾燥仕上剤は、プラス
チック表面と水の界面活性に非常に良好で、優れた低泡
性、分散性、可溶化性等を備えている。よって、自動食
器洗浄機等において、乾燥仕上剤をポンプで送液する
際、水圧低下等の支障を生じることなく、また、食器の
仕上がり表面を起泡により汚損することもない。
【0034】なお、本発明のプラスチック食器用乾燥仕
上剤には、一定の流動性確保、特にポンプ等による供給
の容易性、そして、配合系の安定性向上のために、プロ
ピレングリコールおよびエタノールを配合することが好
ましい。すなわち、上記ポリグリセリン脂肪酸エステル
(A)とソルビタン脂肪酸エステル(B)とを水(湯)
に溶解してすすぎに用いた場合、乾燥仕上剤として必要
な界面活性能は得られるものの、固形状、塊状、ゲル状
等の態様を示すため、それに応じた供給装置や供給方法
を用いることが必要となる。従来、殆どの乾燥仕上剤の
態様は液状であり、従来既存のチューブポンプ等による
供給装置をそのまま用いる上では、乾燥仕上剤が液状で
あることが好ましい。したがって、上記プロピレングリ
コールとエタノールを配合して良好な流動性を確保する
ことが好ましいのである。ただし、プロピレングリコー
ル、エタノールのどちらか一方の配合のみでは、配合安
定性や拡張性、スポット抑制能の低下を引き起こしやす
いため、両者を併用することが望ましい。
【0035】そして、上記プロピレングリコールを用い
る場合は、本発明の乾燥仕上剤中に、10〜20%配合
することが好適である。すなわち、10%未満では配合
安定性が悪くなる傾向がみられるとともに、分離,白濁
を引き起こしやすいからである。逆に、20%を超えた
場合には、それ以上の性能向上効果が得られず、しかも
スポット抑制能、配合安定性の悪化を引き起こしやすい
からである。
【0036】また、上記エタノールを用いる場合は、本
発明の乾燥仕上剤中に、10〜35%配合することが好
ましい。すなわち、10%未満では安定した配合系が得
られず、35%を超えた場合には、良好な乾燥仕上げ効
果が得られにくくなるからである。
【0037】なお、本発明のプラスチック食器用乾燥仕
上剤には、染料,香料,殺菌剤,粘度調製剤等の任意成
分を、必要に応じて適宜の割合で配合することができ
る。
【0038】本発明のプラスチック食器用乾燥仕上剤
は、すすぎ配管に注入され、乾燥仕上剤の有効成分濃度
にもよるが、通常、1/5,000〜1/20,000
の乾燥仕上剤希釈液としてすすぎに供される。このと
き、上記ポリグリセリン脂肪酸エステル(A)とソルビ
タン脂肪酸エステル(B)を合わせた界面活性剤濃度が
20〜80mg/リットルとなるよう希釈して用いるこ
とが好適である。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明のプラスチック食
器用乾燥仕上剤は、ポリグリセリンの重合度と脂肪酸の
炭素数とが特定の関係を有する特殊なポリグリセリン脂
肪酸エステルと、脂肪酸の炭素数が限定された特殊なソ
ルビタン脂肪酸エステルとを含有するものである。した
がって、プラスチック食器用乾燥仕上剤として要求され
る、親水性と疎水性のバランスが非常に良好で、優れた
拡張性、分散性、可溶化性等を備えている。しかも、低
泡性に優れ、泡立ちが少ないため、自動食器洗浄機等に
置いてポンプで送液する際、水圧低下等の支障を生じる
こともない。
【0040】また、本発明のプラスチック食器用乾燥仕
上剤において、プロピレングリコールおよびエタノール
を特定の割合で含有させたものは、配合安定性に優れ、
流動性も良好であるため、より優れた拡張性、分散性等
を有し、乾燥時間を短縮することができる。
【0041】つぎに、実施例について比較例と併せて説
明する。
【0042】
【実施例1〜8、比較例1〜3】後記の表1〜表3に示
す組成(重量基準、以下同じ)の乾燥仕上剤を調整し
た。そして、各乾燥仕上剤のプラスチック表面に対する
拡張性、乾燥速度、スポット抑制能、低泡性および配合
安定性について、下記の方法により評価した。これらの
結果を後記の表1〜表3に併せて示す。
【0043】〔拡張性〕接触角計(CA−X型、協和界
面科学社製)を用い、濃度0.02%の乾燥仕上剤溶液
と板状ポリカーボネート製テストピースとの接触角を測
定した。そして、下記の基準で評価した。 ◎:接触直後の角度が75°未満 ○:接触直後の角度が75°以上80°未満 △:接触直後の角度が80°以上、3秒後の角度が75
°未満 ×:接触直後の角度が80°以上、3秒後の角度が75
°以上
【0044】〔乾燥速度・スポット抑制能〕乾燥仕上剤
溶液(濃度0.02%、温度80℃)200mlに、板
状ポリカーボネートテストピース(10mm×100m
m×厚み3mm)を30秒間浸漬したのち、ゆっくり引
き上げて室温にて静置し、水滴および水膜が消失するま
でに要する時間を測定した。そして、下記の基準で評価
した。 乾燥速度 ◎:1分以下 ○:1分を超え2分以内 △:2分を超え3分以内 ×:3分を超える スポット抑制能 ◎:スポットなし ○:スポットはないが、薄い斑状の跡が残留 △:5個以下のスポットが残留 ×:5個以上のスポットが残留
【0045】〔低泡性〕200ml栓付メスシリンダー
に濃度1%、60℃に調製した試料を50ml入れ、2
0回上下逆さに振とうしたのち静置し、生起した泡の量
を測定した。そして、下記の基準で評価した。 ◎:20ml以下 ○:20mlを超え60ml以下 △:60mlを超え100ml以下 ×:100mlを超える
【0046】〔配合安定性〕室温にて、試料を100g
配合し、液の透明性、分離、沈殿の有無を目視で評価し
た。そして、下記の基準で評価した。 ○:透明であり、分離・沈殿のない均一な溶液 △:不透明だが、分離・沈殿は認められず均一な溶液 ×:不透明であり、なおかつ分離または沈殿が認められ
る溶液
【0047】
【表1】
【0048】
【表2】
【0049】
【表3】
【0050】上記の結果から、重合度n=3〜5の単一
ポリグリセリンを60%含むポリグリセリンと炭素数
(2n)〜(2n+4)、なかでも(2n+2)の脂肪
酸とのエステル化物を用いた実施例品が優れた特性を備
えていることがわかる。そして、エステル化度はトリエ
ステルよりもモノエステルおよびジエステルの方が良好
であることがわかる。
【0051】
【実施例9,10、比較例4〜7】下記の表4,表5に
示すように、単一のポリグリセリンの含量の異なるポリ
グリセリン脂肪酸エステルを用いて乾燥仕上剤を調製し
た。そして、各乾燥仕上剤の拡張性、低泡性等につい
て、上記と同様にして評価した。これらの結果を下記の
表4,表5に併せて示す。なお、前出の実施例5につい
ても参照のため併せて示す。
【0052】
【表4】
【0053】
【表5】
【0054】上記の結果から、ポリグリセリン脂肪酸エ
ステルに含まれる単一ポリグリセリン含量は、50%以
上でなければ、プラスチック食器用乾燥仕上剤としての
優れた効果が得られないことがわかる。
【0055】
【実施例11,12、比較例8,9】下記の表6に示す
ように、脂肪酸炭素数の異なるソルビタン脂肪酸エステ
ルを用いて乾燥仕上剤を調製した。そして、各乾燥仕上
剤の拡張性、低泡性等について、上記と同様に評価し
た。これらの結果を下記の表6に併せて示す。なお、前
出の実施例5についても参照のため併せて示す。
【0056】
【表6】
【0057】上記の結果から、炭素数8〜12の脂肪酸
とソルビタンとをエステル化してなるソルビタン脂肪酸
エステルを用いた実施例品が優れた特性を備えているこ
とがわかる。なかでも特に炭素数8のソルビタン脂肪酸
エステルが好ましいことがわかる。
【0058】
【実施例13〜16、比較例10,11】下記の表7,
表8に示すように、ポリグリセリン脂肪酸エステルおよ
びソルビタン脂肪酸エステルの配合量の異なる乾燥仕上
剤を調製した。そして、各乾燥仕上剤の拡張性、低泡性
等について、上記と同様にして評価した。これらの結果
を表7,表8に併せて示す。なお、前出の実施例5につ
いても参照のため併せて示す。
【0059】
【表7】
【0060】
【表8】
【0061】上記の結果から、ポリグリセリン脂肪酸エ
ステル、ソルビタン脂肪酸エステルのどちらか一方のみ
を含有するものは、安定した均一溶液が得られないこと
がわかる。また、両者を含有する場合、ポリグリセリン
脂肪酸エステルも、ソルビタン脂肪酸エステルも、とも
に10〜20%含有されていることが好ましく、特にポ
リグリセリン脂肪酸エステル15%、ソルビタン脂肪酸
エステル15%の割合で含有されていることが好適であ
ることがわかる。
【0062】
【応用例1〜45】下記の表9〜表17に示すように、
溶剤類、すなわち水、エタノール、プロピレングリコー
ルの配合量の異なる乾燥仕上剤を調製した。そして、各
乾燥仕上剤の拡張性、低泡性等について、上記と同様に
評価した。これらの結果を表9〜表15に併せて示す。
【0063】
【表9】
【0064】
【表10】
【0065】
【表11】
【0066】
【表12】
【0067】
【表13】
【0068】
【表14】
【0069】
【表15】
【0070】
【表16】
【0071】
【表17】
【0072】上記の結果から、プロピレングリコール、
エタノールどちらか一方のみを含有するものは、安定し
た均一溶液が得られないため、乾燥仕上剤の性能に悪影
響を及ぼすことがわかる。また、プロピレングリコール
およびエタノールを含有する場合、プロピレングリコー
ルの含有量を10〜20%に設定し、エタノールの含有
量を10〜35%に設定することが好ましく、特にプロ
ピレングリコールの含有量よりもエタノールの含有量を
多くする(例えばプロピレングリコール10%に対しエ
タノール30%にする)ことが好適であることがわか
る。
【0073】
【実施例17,18、比較例11〜13】下記の表1
8,表19に示すように、溶剤類、すなわち水、エタノ
ール、プロピレングリコールの配合量の異なる乾燥仕上
剤を調製した。そして、各乾燥仕上剤の拡張性、低泡性
等について、上記と同様に評価した。さらに、拡張性、
乾燥速度、スポット抑制能については、ガラステストピ
ースについても評価した。なお、上記ガラステストピー
スとしては、ソーダガラス板(15mm×80mm×厚
さ2mm)を使用し、これに対する拡張性は、下記の基
準で評価した。これらの結果を表18,表19に併せて
示す。
【0074】 ◎:接触直後の角度が25°未満 ○:接触直後の角度が25°以上35°未満 △:接触直後の角度が35°以上45°未満 ×:接触直後の角度が45°以上
【0075】
【表18】
【0076】
【表19】
【0077】上記の結果から、従来の乾燥仕上剤の配合
組成物、従来のポリグリセリン脂肪酸エステルによる配
合組成物は、ガラスに対する乾燥仕上げ効果は良好であ
るが、プラスチックに対しては良好な効果が得られない
ことがわかる。また、本発明の実施例品である、特定の
ポリグリセリン脂肪酸エステルとソルビタン脂肪酸エス
テル、エタノール、プロピレングリコールを特定割合で
含有する乾燥仕上剤は、プラスチックに対して非常に良
好な乾燥仕上げ効果を発揮することがわかる。
【0078】
【応用例46〜50】下記の表20に示すように、ポリ
グリセリン脂肪酸エステル、、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、溶剤類(水、エタノール、プロピレングリコール)
を所定割合で配合した乾燥仕上剤を調製し、それぞれの
希釈倍率を変えた。そして、各乾燥仕上剤の拡張性等に
ついて、上記と同様にして評価した。これらの結果を表
20に併せて示す。
【0079】
【表20】
【0080】上記の結果から、本発明の乾燥仕上剤をす
すぎ液として使用する場合には、ポリグリセリン脂肪酸
エステルとソルビタン脂肪酸エステルとを合わせた総濃
度(界面活性剤濃度)が20〜80mg/リットルとな
るよう希釈して用いることが好適であることがわかる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定の重合度n(n=3,4,5のいず
    れか)である単一ポリグリセリンを50重量%以上含む
    ポリグリセリン類と炭素数が(2n)〜(2n+4)の
    脂肪酸とをエステル化してなるポリグリセリン脂肪酸エ
    ステルと、ソルビタン,ソルビトールおよびソルビット
    からなる群から選択された少なくとも一つのソルビタン
    類と炭素数8〜12の脂肪酸とをエステル化してなるソ
    ルビタン脂肪酸エステルとを含有することを特徴とする
    プラスチック食器用乾燥仕上剤。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のポリグリセリン脂肪酸エ
    ステル10〜20重量%、請求項1記載のソルビタン脂
    肪酸エステル10〜20重量%、プロピレングリコール
    10〜20重量%、エタノール10〜35重量%および
    水を含有する請求項1記載のプラスチック食器用乾燥仕
    上剤。
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