JP2014181337A - プラスチック食器用乾燥仕上げ剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】水滴を形成しやすいプラスチック食器に対して優れた仕上がり性を有し、貯蔵安定性、低泡性及び消泡性を備えた自動洗浄機用乾燥仕上げ剤組成物を提供する。
【解決手段】特定のポリグリセリン脂肪酸エステルを組成物全体中において4〜28.5質量%の範囲に設定し、特定のソルビタン脂肪酸エステルとの重量比が1:2.5〜1:24の範囲となるようにした。
【選択図】なし

Description

発明の詳細な説明
本発明は、自動食器洗浄機において、プラスチック製食器の洗浄後、乾燥時間を短縮し、スポット形成を抑制して美しい仕上がりを得るために用いられるプラスチック食器用乾燥仕上げ剤に関するものである。
従来からホテル、レストラン、学校、病院、飲食店、給食会社、会社の食堂等において、使用後の食器・調理器具等を効率よく洗浄するため、自動食器洗浄機が広く用いられている。食器・調理器具等の材料としては、ガラス、陶器、磁器、金属、プラスチック等があげられる。また、食器・調理器具類に限らず、各種製造工場、加工工場等においても、食器加工機械器具やその部品、容器、流通に用いられるプラスチックコンテナ等を洗浄するために自動洗浄機が用いられている。
そして、上記自動食器洗浄機では、通常、洗浄剤による洗浄工程に引き続き、乾燥仕上げ剤を含むすすぎ水によるすすぎ工程が行われるようになっている。なお、すすぎが複数回繰り返される機構となっている場合には、最終すすぎ時に乾燥仕上げ剤を含むすすぎ水によりすすぎが行われるようになっている。
上記乾燥仕上げ剤は、すすぎ後の食器等の乾燥を促進するとともに、食器等に水滴跡(スポット)等が形成されるのを防ぎ、良好な仕上がりを得るために用いられるもので、従来から、乳化力、分散力等に優れ、しかも食器等に残留し、口に入ったとしても安全な蔗糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル等の食品添加物がその主成分として用いられている。
また、最近では、ポリグリセリン脂肪酸エステルを主成分とする乾燥仕上げ剤が広く用いられてきている。例えば「HLB3〜13のポリグリセリン脂肪酸エステルを必須成分とするすすぎ助剤」(特許文献1:特開昭60−53599号)が知られている。
一方、上記乾燥仕上げ剤を使用する対象となる食器やトレイ等の材質は、ガラス、陶磁器、プラスチック等、各種のものがあげられる。そのうち、プラスチックからなる食器の表面は、ガラスや陶磁器と比較すると表面自由エネルギーが小さく、親水性に乏しいという性質を有する。このため、プラスチック表面に水が接触した場合、水滴が形成されやすく、これがウォータースポット(以下、単に「スポット」という)となって美観を損ねる原因となる。また、プラスチックは、ガラスや陶磁器と比較すると熱伝導性が低いために、表面温度の上昇が小さく、水の蒸発速度が遅いという問題もある。さらに、プラスチック食器を大量に扱う学校給食や社食などは、大量の食器を一度に洗浄するために、コンベアタイプの洗浄機を使用しており、その洗浄機内のノズルからの洗浄液およびすすぎ液の噴射圧が強いことから、より低泡性の乾燥仕上げ剤が求められている。また、ドアタイプの洗浄機とは異なり、コンベアタイプの洗浄機の場合、運転時間が1時間から2時間と長く、また、汚れの入る量も多くなるため、乾燥仕上げ剤の低泡性が良いだけでなく、消泡性も良くないと、洗浄機の構造によっては、泡が洗浄機から溢れだす問題がある。
そこで特にプラスチック製の食器や搬送容器を対象とした乾燥仕上げ剤として「プラスチック製食器用すすぎ助剤」(特許文献2:特表平10−505628号公報)、「プラスチック製の搬送容器洗浄用すすぎ助剤」(特許文献3:特開平4−309600号公報)や、「プラスチック食器用乾燥仕上剤」(特許文献4:特開2000−160195号公報)が開示されている。
特開昭60−53599号 特表平10−505628号公報 特開平4−309600号公報 特開2000−160195号公報
しかしながら、特許文献2および3の例では、これらのすすぎ助剤に使用されている成分は、炭化水素界面活性剤およびポリエーテルもしくはポリベタインポリシロキサンコポリマー界面活性剤、フッ素化炭化水素界面活性剤、アルキルアミノ酢酸ベタイン型またはイミダゾリニウムベタイン型の両性界面活性剤、第四級アンモニウム塩型のカチオン界面活性剤、またはアルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩等のアニオン界面活性剤等であり、食器に残留し口の中に入った場合を考慮すると、安全性の点で好ましくない。
また、特許文献4の例では、特定の重合度n(n=3、4,5のいずれか)である単一のポリグリセリンを50重量%以上含むポリグリセリン脂肪酸エステルと炭素数8〜12のソルビタン脂肪酸エステルの組み合わせが提案されているが、安定性の評価が室温での安定性に限られている。また、ソルビタン脂肪酸エステルの配合量がポリグリセリン脂肪酸エステルの配合量を超える場合には可溶化された水溶液を安定して得ることができないことが明らかである。また、乾燥性、仕上がり性が十分でない。
本発明者らは、これらの課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、特殊なソルビタン脂肪酸エステル類を用い、特定のポリグリセリン脂肪酸エステルと組み合わせることにより、従来では得ることができなかった、優れた貯蔵安定性、仕上がり性、低泡性及び消泡性を備えたプラスチック食器用の自動洗浄用乾燥仕上げ剤組成物を提供することができることを見出し、本発明に到達した。
上記の目的を達成するため、本発明は、(a)炭素数が8〜12の脂肪酸と、特定の平均重合度n(n=6〜10)のポリグリセリンであってその組成中の環状構造物が25質量%以下に設定されたものとをエステル化して得られる、HLBが10以上であるポリグリセリン脂肪酸エステル、(b)主成分であるソルビタン脂肪酸エステルにおいて、これを構成する脂肪酸の炭素数が6〜12であり、ソルビタン脂肪酸エステル中に、未反応成分として遊離ソルバイドと遊離ソルビトールとを含有し、上記遊離ソルバイドの量が、遊離ソルビトールの量を1として、重量基準で0.5以上であって、モノエステルとジエステルの重量比が5:2〜1:1の範囲であるソルビタン脂肪酸エステルを含有し、上記(a)成分であるポリグリセリン脂肪酸エステルの量が組成物全体中において4〜28.5質量%の範囲に設定され、且つ、上記(a)成分と上記(b)成分との重量比が1:2.5〜1:24の範囲であることを特徴とするプラスチック食器用乾燥仕上げ剤組成物を要旨とする。
すなわち、本発明のプラスチック食器用乾燥仕上げ剤は、特定のポリグリセリン脂肪酸エステルと、特定のソルビタン脂肪酸エステルを組み合わせたものであり、上記特定のポリグリセリン脂肪酸エステルとソルビタン脂肪酸エステルの相乗効果により、乾燥性、仕上がり性、安全性の全てに優れるとともに、低泡性及び消泡性で、広範囲な温度における貯蔵安定性にも優れたものとなる。
特に、特定のポリグリセリン脂肪酸エステル一定量含有することにより、プラスチック表面に対するすすぎ水の乾燥性が向上し、乾燥後の水中に含まれる硬度成分の析出(スポットの形成)の防止効果を向上させることができる。また、特定のポリグリセリン脂肪酸エステルと特定のソルビタン脂肪酸エステルを組み合わせによって、長時間運転中の食器洗浄機等の洗浄槽において蛋白質汚れを含有する洗浄液であっても良好な低泡性及び運転停止後の消泡性を有し、低温のみならず40℃の高温においても比較的良好な貯蔵安定性を有する。
つぎに、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
本発明のプラスチック食器用乾燥仕上げ剤は(a)特定のポリグリセリン脂肪酸エステルと、(b)特定のソルビタン脂肪酸エステルを含有するものである。
上記(a)成分のポリグリセリン脂肪酸エステルは、ポリグリセリンと脂肪酸とを反応させて得ることができる。
現在市販されているポリグリセリンは、グリセリン、グリシドール、エピクロルヒドリンといったグリセリン関連物質を重合したものである。また、現在、工業的に用いられているポリグリセリンの製造方法としては、グリシドール法、グリセリン重合法、エピクロルヒドリン法、ジグリセリン架橋法などがあげられる。そして、これらの方法によって得られるポリグリセリンは、環状構造物を25〜40質量%含有するものが殆どであるが、なかでもグリシドール法を用いて重合されたポリグリセリンにおいては生成する環状構造物を低く抑えることができる。
そこで、本発明のプラスチック食器用乾燥仕上げ剤組成物では、特に、ポリグリセリン中の環状構造物を25質量%以下に抑えたポリグリセリンを用いて合成されたポリグリセリン脂肪酸エステルを用いるようにしている。これが、本発明の第1の特徴である。すなわち、上記環状構造物を25質量%以下より多く含有するポリグリセリンを用いて得られるポリグリセリン脂肪酸エステルでは、親水基である水酸基の数が減少しており親水性が劣ることから、可溶化性能が低下し、(b)成分である、後述する特定のソルビタン脂肪酸エステルと組み合わせても、貯蔵安定性、希釈安定性といった本発明の優れた効果を得ることができないからである。
なお、ポリグリセリン中における環状構造物はLC/MS測定による分析によって容易に求めることができ、また、ポリグリセリンの平均重合度は、水酸基価によって求めることができる。
そして、ポリグリセリン脂肪酸エステルは、上記ポリグリセリンと脂肪酸とを、200〜280℃、窒素気流、触媒下で反応離脱水を除去しながら反応させることにより得ることができる。
本発明に用いられるポリグリセリン脂肪酸エステルは、上記ポリグリセリンであって平均重合度6〜10のものと、炭素数が8〜12の脂肪酸とをエステル化したものでなければならない。すなわち、ポリグリセリンの平均重合度が6未満であると他成分とのバランスから乾燥仕上げ剤組成物の貯蔵安定性が低下し、10を超えるとスポット防止性能が低下するからである。また、脂肪酸の炭素数が8未満ではスポット防止性能が低下するとともに臭いがきつくなり、12を超えると乾燥仕上げ剤の低泡性が低下するからである。
このようなポリグリセリン脂肪酸エステルとしては、例えばヘキサグリセリンカプリル酸エステル、ヘキサグリセリンカプリン酸エステル、ヘキサグリセリンラウリン酸エステル、デカグリセリンカプリル酸エステル、デカグリセリンカプリン酸エステル、デカグリセリンラウリン酸エステルなどがあげられ、これらの1種を単独で用いても、2種以上を組み合わせてもよい。
そして、上記ポリグリセリン脂肪酸エステルの平均エステル化率は、5〜20%に設定することが好ましく、より好ましくは12〜20%である。平均エステル化率が5〜20%の範囲を外れると、スポット防止性能が低下し好ましくないからである。
なお、ポリグリセリン脂肪酸エステルのエステルとしては、モノエステル、ジエステル、トリエステルを40〜95質量%含むものが好ましく、特にモノエステルを15〜50質量%含むものが好ましい。
また、上記ポリグリセリン脂肪酸エステルは、HLBが10以上であることが好ましい。HLBが10未満では、貯蔵安定性、可溶化性能および希釈安定性が損なわれるからである。
また、上記(a)成分であるポリグリセリン脂肪酸エステルの配合量は、組成物全体に対し、4〜28.5質量%(以下、「%」と略す。)の範囲内に設定することが好適である。すなわち、4%未満の配合量では、所望の貯蔵安定性、可溶化性能及び希釈安定性、プラスチック食器の乾燥性が低下するおそれがあり、また、28.5%を超えると、全体としてのバランスが悪くなり、貯蔵安定性が低下するとともに、低泡性能が不充分になるおそれがあるからである。好ましい範囲は、4.5〜25%である。
一方、本発明の(b)成分であるソルビタン脂肪酸エステルは、主成分であるソルビタン脂肪酸エステルと、未反応成分である遊離ソルバイドと遊離ソルビトールとを含有するものである。
このようなソルビタン脂肪酸エステルは、ソルビトールと脂肪酸とを反応させてソルビタン脂肪酸エステルを製造することによって得ることができる。すなわち、ソルビトールと脂肪酸とを反応させてソルビタンン脂肪酸エステルを製造すると、その反応混合物からソルビタン脂肪酸エステルを精製するのは難しいため、その製造品は、一般に、種々の量のソルビトール脂肪酸エステル、ソルバイド脂肪酸エステルとともに、未反応成分である遊離ソルビタン、遊離ソルビトール、遊離ソルバイド、脂肪酸等が含まれたものとなる。したがって、従来のソルビタン脂肪酸エステル(大抵、「ソルビタン脂肪酸エステル」として市販されている)には、遊離ソルビタン、遊離ソルバイド、遊離ソルビトールが含有されており、その含有量(総量)は、ソルビタン脂肪酸エステル全体に対し5〜40質量%である。
これに対し、本発明のソルビタン脂肪酸エステルは、上記未反応成分として含有されている遊離ソルバイドの量と遊離ソルビトールの量を意図的に調整したもので、遊離ソルバイドの量が、遊離ソルビトール量を1とすると、重量基準で0.5以上となるよう設定されている。すなわち、遊離ソルバイドの量が、遊離ソルビトール量1に対し、0.5未満では、低泡性に劣るからである。特に、遊離ソルバイドの量を、遊離ソルビトール量1に対し、重量基準で0.6〜23.0に設定することが好適である。
そして、本発明のソルビタン脂肪酸エステルにおいて、エステルを構成する脂肪酸は、飽和脂肪酸であっても不飽和脂肪酸であってもよいが、その炭素数は、6〜12であることが好ましい。すなわち、脂肪酸の炭素数が6未満ではスポット防止性能、可溶化性能に劣り、炭素数12を超えると乾燥仕上げ剤の低泡性が低下するからである。
また、上記ソルビタン脂肪酸エステルに含有されるエステルはモノエステルであってもジエステルであってもよいが、上記モノエステルとジエステルの重量比(モノエステル:ジエステル)が5:2〜1:1の範囲であるのが好適である。すなわち、上記の範囲よりモノエステルが多いと、低泡性、乾燥性に乏しいものとなり、逆にモノエステルが少ないと、高温(40℃)下での貯蔵安定性、スポット防止性能に乏しいものとなるからである。
なお、ソルビタン脂肪酸エステルにおける遊離ソルバイドと遊離ソルビトールの重量比と、モノエステルとジエステルの重量比は、ガスクロマトグラフによる分析によって容易に求めることができる。ちなみに、本発明では、島津製作所社製GC−12A、充填剤シリコンOV−17ガラスカラムを用い、前処理としてトリメチルシリル化を行ったのち、60〜330℃まで10℃/分の昇温条件で分析を行った。そして、遊離ソルバイドと遊離ソルビトールの量を、ガスクロマトグラフ分析チャートのピーク面積にて算出した。また、モノエステルとジエステルとの重量比は、ソルビトール・ソルビタン・ソルバイドと脂肪酸とのモノエステルの総量と、ソルビトール・ソルビタン・ソルバイドと脂肪酸とのジエステルの総量とを、ガスクロマトグラフ分析チャートのピーク面積から算出した。
上記(a)成分と上記(b)成分は、重量比で1:2.5〜1:24の範囲となるよう配合することが好適である。従来から、主成分として多く配合されているポリグリセリン脂肪酸エステルは、乾燥性、仕上がり性が良い反面、泡立ちがあるが、上記のように、(a)成分と(b)成分の割合を設定すれば、ソルビタン脂肪酸エステルが抑泡効果を発揮し、ポリグリセリン脂肪酸エステルによる泡立ちを抑えることができる。また、広範囲な温度における貯蔵安定性を実現することができる。(a)成分と(b)成分の比率は、1:2.5〜1:24が好ましく、すなわち、1:2.5より(a)成分が多いと、ポリグリセリン脂肪酸エステルによる泡立ちが激しくなり、(b)成分が1:24より多くなると、これ以上の低泡性が得られず、全体としてのバランスが悪くなり、貯蔵安定性が低下するおそれがあると共に、他成分との相乗効果がそれ以上得られないからである。より好ましい範囲は、1:3〜1:15である。
なお、本発明のプラスチック食器用乾燥仕上げ剤には、任意成分として、一定の流動性確保、特にポンプ等による供給の容易性、そして、配合系の安定性向上のために、水溶性溶剤として、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリン、エチルアルコール等を配合することができる。これらは単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
さらに、本発明の自動洗浄機用プラスチック食器乾燥仕上げ剤組成物には、必須成分である上記(a)、(b)成分とともに、任意成分として、モノグリセリン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステルを用いることができる。
そして、本発明の自動洗浄機用プラスチック食器乾燥仕上げ剤組成物には、任意成分として、水、pH調整剤、有機酸およびその塩、染料、香料、金属腐食抑制剤、殺菌剤、消臭剤、帯電防止剤等を用いることができる。水は、水道水、軟水、イオン交換水、純水、精製水等があげられ、好ましくは、水道水、軟水が用いられる。なお、上記「水」は、本発明の組成物を構成する各成分に由来の結晶水や水溶液の形で含まれる水と外から加えられる水との総和であり、自動食器洗浄機用プラスチック食器乾燥仕上げ剤組成物全体が100%となるよう配合される。
上記必須成分および任意成分を適宜含有してなる本発明のプラスチック食器用乾燥仕上げ剤組成物は、1000〜40000倍に希釈して、乾燥仕上げ剤水溶液として、ガラス、陶器、磁器、金属、プラスチック等の材質の食器・調理器具等を効率よく洗浄する自動洗浄機のすすぎ工程に用いることができる。上記乾燥仕上げ水溶液は、特にプラスチック食器に対する乾燥性、仕上がり性に優れ、安全性に優れるとともに、低泡性で広範囲な温度における貯蔵安定性にも優れるものとなっている。
また、プラスチック食器・調理器具に限らず、各種製造工場、加工工場等における食品加工機械器具やその部品、容器、流通に用いられるプラスチックコンテナ等の洗浄を対象とする自動洗浄機のすすぎ工程においても、好適に用いることができる。
つぎに、実施例について比較例と併せて説明する。本発明は、これらに限定されるものではない。
まず、組成物を調整するために、下記のとおり、各成分を準備した。
[a成分]
Figure 2014181337
[b成分]
Figure 2014181337
[任意成分]
・モノグリセリン脂肪酸エステル1:炭素数8、モノエステル
・モノグリセリン脂肪酸エステル2:炭素数8、モノエステルとジエステルの混合
[実施例1〜35、比較例1〜18]
つぎに、上記成分を用い、後記の表3〜表13に示す組成の自動洗浄機用プラスチック食器乾燥仕上げ剤組成物を調整し、貯蔵安定性、乾燥性、仕上がり性(スポット防止性)、低泡性の4項目について評価した。評価結果を、後記の表3〜表13に併せて示す。なお、表中の数値は、有り姿で示したものである。また、上記項目の試験方法および評価方法は以下に示すとおりである。ただし、貯蔵安定性の結果が不良であったもの(実用性を満たさないもの)は、他の評価項目についての評価を行わなかった。また、上記結果には、配合直後に分離・沈殿したものも含まれる。
(1)[貯蔵安定性試験]
・試験方法
供試乾燥仕上げ剤組成物を、室温(約25℃)、低温(−5℃〜5℃;24時間サイクル)、高温(40℃)の3つの保管条件にて、1ケ月間配置した。そして、以下の基準で評価した。
・評価基準
◎:分離、沈殿、変色が認められない
○:分離、沈殿は認められないが、わずかな白濁が認められる(実用性に問題なし)
△:分離、沈殿は認められないが、わずかな白濁と変色が認められる(実用性に問題なし)
×:分離、沈殿又は変色が認められる(実用性に問題あり)
(2)[乾燥性試験]
・試験方法
供試乾燥仕上げ剤組成物を温水で希釈した乾燥仕上げ剤水溶液(濃度0.01%、温度80℃)200mlに、板状のプラスチックテストピース(50mm×100mm×厚み2mm)を30秒浸漬したのち、ゆっくりと引き上げて室温にて静置し、水滴および水膜が消失するまでに要する時間を測定した。そして、以下の基準で評価した。
・評価基準
◎:1分以下
○:1分を超え2分以内
△:2分を超え3分以内
×:3分を超える
(3)[仕上がり性試験(スポット防止性試験)]
・試験方法
ドアタイプ洗浄機(DW−DR61、三洋電機社製)を用い、メラミンの材質であるプラスチック製のお椀(大和プラスチックス社製)4個をラック中央にセットし、洗浄、すすぎ、乾燥を行った。洗浄は、自動食器洗浄機用洗浄剤(デターファインLK、ディバーシー社製)の標準使用濃度(0.18%)溶液を、60℃で43秒間スプレーすることにより行った。すすぎは、供試乾燥仕上げ剤組成物(濃度0.01%)溶液を、80℃で8秒間すすぐことにより行った。なお、洗浄とすすぎの間には、休止3秒間がおかれている。そして、すすぎ後、お椀を室温で10分間自然乾燥したのち、表面の状態を観察した。評価基準は下記のとおりである。
・評価基準
◎:スポットがなく、透明感に優れ均一な仕上がりである
○:数滴スポットがあるが、透明感はある
△:部分的(表面の半分以上)にスポットがあり、白く曇っている
×:表面全体にスポットがあり、白く曇っている
(4)[低泡性試験]
・試験方法
コンベアタイプ洗浄機(JWF−365、石川島播磨重工業社製)を用い、次の運転条件下で1時間運転したときの運転中における洗浄槽における泡立ち量を以下の基準で評価した。
<運転条件>
洗浄温度:60℃
洗浄剤:デターファインLK(ディバーシー社製)
洗浄剤濃度:0.18%
洗浄タンク容量:110リットル
すすぎ水温:80℃
供試乾燥仕上げ剤濃度:0.01%
すすぎ水量:12リットル/分
汚れ(乾燥卵白):0.01%(洗浄タンク容量に対して)
・評価基準
◎:洗浄液面(喫水)から5cm未満の泡立ち
○:洗浄液面(喫水)から5以上〜8cm未満の泡立ち
△:洗浄液面(喫水)から8以上〜12cm未満の泡立ち
×:12cmを超える泡立ち(洗浄槽からあふれ出る/実用性に欠ける)
(5)[消泡性試験]
・試験方法
コンベアタイプ洗浄機(JWF−365、石川島播磨重工業社製)を用い、次の運転条件下で1時間運転したときの運転後における洗浄槽における泡の残留量を以下の基準で評価した。
<運転条件>
洗浄温度:60℃
洗浄剤:デターファインLK(ディバーシー社製)
洗浄剤濃度:0.18%
洗浄タンク容量:110リットル
すすぎ水温:80℃
供試乾燥仕上げ剤濃度:0.01%
すすぎ水量:12リットル/分
汚れ(乾燥卵白):0.01%(洗浄タンク容量に対して)
・評価基準
◎:洗浄液面(喫水)から5cm未満の泡が残留
○:洗浄液面(喫水)から5以上〜8cm未満の泡が残留
△:洗浄液面(喫水)から8以上〜12cm未満の泡が残留
×:12cmを超える泡が残留(洗浄槽からあふれ出る/実用性に欠ける)
Figure 2014181337
Figure 2014181337
Figure 2014181337
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Figure 2014181337
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Figure 2014181337
Figure 2014181337
Figure 2014181337
上記表3〜表13の評価結果から、実施例1〜35品は、プラスチックに対して、貯蔵安定性、乾燥性、仕上がり性(スポット防止性)、低泡性試験、消泡性試験のいずれの項目においてもほぼ良好な結果が得られていることがわかる。これに対し、比較例1〜18品は、少なくともいつくかの項目において、実用上の問題があることがわかる。
本発明のプラスチック食器用乾燥仕上げ剤を利用すれば、親水性の乏しいプラスチック食器の表面においても、すすぎ水が濡れ広がり、食器に付着したすすぎ水の乾燥が速くなり、スポットの数も激減し、食器の美観を向上させることができる。

Claims (1)

  1. (a)炭素数が8〜12の脂肪酸と、特定の平均重合度n(n=6〜10)のポリグリセリンであって、その組成中の環状構造物が25質量%以下に設定されたものとをエステル化して得られる、HLBが10以上であるポリグリセリン脂肪酸エステル、(b)主成分であるソルビタン脂肪酸エステルにおいて、これを構成する脂肪酸の炭素数が6〜12であり、ソルビタン脂肪酸エステル中に、未反応成分として遊離ソルバイドと遊離ソルビトールとを含有し、上記遊離ソルバイドの量が、遊離ソルビトールの量を1として、重量基準で0.5以上であって、モノエステルとジエステルの重量比が5:2〜1:1の範囲であるソルビタン脂肪酸エステルを含有し、上記(a)成分であるポリグリセリン脂肪酸エステルの量が組成物全体中において4〜28.5質量%の範囲に設定され、且つ、上記(a)成分と上記(b)成分との重量比が1:2.5〜1:24の範囲であることを特徴とするプラスチック食器用乾燥仕上げ剤組成物。
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