JPH0316729Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0316729Y2
JPH0316729Y2 JP1986195976U JP19597686U JPH0316729Y2 JP H0316729 Y2 JPH0316729 Y2 JP H0316729Y2 JP 1986195976 U JP1986195976 U JP 1986195976U JP 19597686 U JP19597686 U JP 19597686U JP H0316729 Y2 JPH0316729 Y2 JP H0316729Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
support mechanism
guide
locking member
fully closed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986195976U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63100321U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986195976U priority Critical patent/JPH0316729Y2/ja
Publication of JPS63100321U publication Critical patent/JPS63100321U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0316729Y2 publication Critical patent/JPH0316729Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は自動車用サンルーフのリツド支持装
置に関するものである。
[従来の技術] 一般に自動車用サンルーフのリツドは、チルト
アツプ状態が得られるようにリツドの後端側が上
下動するよう前後の支持機構によつて支持されて
いる。
リツドのチルトアツプを図る後方の支持機構は
小さい昇降量でリツド後端側が大きく上昇できる
ように支点が前方へ寄つた位置に設けられてい
る。このために、リツドの後端側は自由端となり
支持剛性の面で望しくなかつた。
このために、例えば、実開昭61−42324号公報
に見られる如くリツド後端側に係止体が、車体側
にアームがそれぞれ設けられ、全閉時にアームと
係止体との係合でリツド後端側が支持される構造
のものがある。
リツド後端側を支持する従来手段にあつては、
リツド後端側の上方への動きはアームによつて拘
束を行ない、下方への動きはレール面に当接する
係止体によつて行なう所から、リツド後端側を、
さらにルーフパネルより一段チルトダウンさせて
ルーフ空間内へスライドさせて格納するインナー
スライドタイプのサンルーフには採用できないと
いう問題点があつた。
そこで、この考案は、リツド後端側の支持剛性
の確保が図れると共にインナースライドタイプの
サンルーフでも使用できる汎用性を備えたサンル
ーフのリツド支持装置を提供することを目的とし
ている。
[問題点を解決するための手段] 前記目的を達成するために、この考案にあつて
は自動車のルーフ開口に設けられたリツドを支持
する前後動可能な前方の支持機構と、前後動及び
上下動可能な後方の支持機構と、支持機構に設け
られたガイドピンと係合し合うと共に支持機構を
上下動させるガイド溝を備えた前後動可能な移動
シユーと、前記リツド側に設けられた係合部と、
支持機構側に設けられ起立及び倒伏可能な係止部
材と、前記リツドの全閉時に、倒伏姿勢にある前
記係止部材を係合部と係合し合う起立姿勢とする
カム部材を備えている。
[作用] かかるリツド支持装置において、リツドの全閉
時に、カム部材によつて倒伏姿勢の係止部材は起
立姿勢となり係合部との係合状態が得られる。こ
の結果、リツド後端側の上下の動きが拘束され、
後端側の支持剛性が確保される。また、係止部は
リツドの全閉からさらに下降したチルトダウン時
には倒伏姿勢となるためリツドの下降に影響は起
きない。
[実施例] 以下、第1図乃至第10図の図面を参照しなが
らこの考案の一実施例を詳細に説明する。
図中1はインナパネル3とアウタパネル5とか
ら成るルーフを示しており、ルーフ1にはルーフ
開口7が設けられている。ルーフ開口7には該開
口7を開閉するリツド9が設けられている。リツ
ド9の外周縁部には、リツド9の全閉時にルーフ
開口縁7aと弾接してシールを確保するウエザー
ストリツプ等のシール部材11が装着されてい
る。
リツド9の裏面側には前後方向の略全長にわた
り取付ブラケツト13が固着されている。取付ブ
ラケツト13の下位で前記インナパネル3の両側
には断面チヤンネル状のレール部15を有するガ
イドレール17が前後方向に沿つて配置されてい
る。ガイドレール17のレール部15内にはリツ
ド9の支持機構19となる前方の第1の移動シユ
ー19aが前後動可能に設けられると共に取付ブ
ラケツト13の前端がピンPによつて回転自在に
支持されている。
取付ブラケツト13の後部は、支持機構21に
よつて支持されている。支持機構21を構成する
リンク杆23の一端は前記取付ブラケツト13に
ピンP1を介して回動可能に取付けられ、リンク
杆23の他端は後方の第2の移動シユー25にピ
ンP2によつて回動可能に取付けられている。
第2の移動シユー25は前記ガイドレール17
のレール部15内に前後動可能に取付けられると
共に内側にはピンP3によつて回動可能なフツク
27が装着されている。
フツク27は前記ピンP3を支点として前端側
と後端側が上下動するが、常時は板ばね29によ
つて時計方向、即ち、後端側が下向きとなるよう
に付勢されている。フツク27の後端側には下方
に突出するフツク部31が形成され、フツク27
の前端側の両側には前方が開放する左右の係合溝
33,33が設けられると共に係合溝33は後方
へ向かつて上昇するテーパー面となつている。フ
ツク27のフツク部31はガイドレール17に穿
設された係合孔35と係脱自在に係合している。
これにより、第2の移動シユー25はガイドレー
ル17に対しての前後方向への動きが拘束された
状態となる。
一方、リンク杆23には側方に突出したガイド
部材としてのガイドピン37が設けられ、このガ
イドピン37と係合し合うガイド溝39が形成さ
れた第3の移動シユー41が連動連繋されてい
る。ガイド溝39はリツド9を全閉状態とする全
閉ガイド部39aと全閉ガイド部39aから後方
に向つて上向きに傾斜した回動ガイド部39b
と、この回動ガイド部39bから水平に形成され
たチルトアツプガイド部39cと、前記全閉ガイ
ド部39aから前方に連続し、若干低く水平に形
成され開放口へ続くチルトダウンガイド部39d
とから成り、全閉ガイド部39aのガイド領域は
長く設定され、このガイド領域内において全閉状
態が確保されるようになつている。
第3の移動シユー41の後端部には対向し合う
係合突起部43,43が設けられている。係合突
起部43,43は、ルーフ1のインナパネル3と
アウタパネル5で形成されるルーフ空間W側への
第3の移動シユー41の移動によりフツク27の
係合溝33,33と係脱自在に係合し合う巾に設
定されてる。係合溝33のテーパー面は係合突起
部43が進入することでフツク27を板ばね29
に抗して反時計方向、即ち、フツク部31が係合
孔35から外れ出るよう回動させる傾斜角度に設
定されている。また、係合突起部43,43の挾
持圧は、係合突起部43が係合溝33の溝奥部3
3aに達することで、第2の移動シユー25と第
3の移動シユー41とはリツド9と共にガイドレ
ール17に対し後方(第3図右側)への移動が可
能になると共に前方への移動時に、第2の移動シ
ユー25と一緒に移動する連結状態が確保される
強さに設定されている。なお、前方への移動時に
フツク部31が係合孔35と係合し合うロツク時
において、係合突起部43,43のみスライド
し、係合溝33から外れて第2の移動シユー25
と第3の移動シユー41の連結状態が解除される
ようになつている。
第3の移動シユー41の側方には固定ピンP4
によつてカム体45が固着され、カム体45のカ
ム面47には係止部材49を作動状態(第2図起
立姿勢)と非作動状態(第1図及び第3図倒伏姿
勢)とに回動させるカム部材となるカム山51が
設けられている。
係止部材49は板状に形成され、前記リンク杆
23の一端を第2の移動シユー25に取付けるピ
ンP2を利用して第2の移動シユー25の側方に
回転自在に取付けられ、常時はピンP2に介装さ
れた付勢ばね53によつて反時計方向に付勢され
ている。係止部材49にはピン状の第1突起体5
5と第2突起体57がそれぞれ設けられている。
内側の第1突起体55は外側の第2突起体57よ
り短く形成され、前記カム山51上に位置する
と、係止部材49は起立した作動状態になると共
に、カム面47上に位置する時、係止部材49は
倒伏した非作動状態とに回動可能となつている。
外側の第2突起体57はリツド9側となる取付ブ
ラケツト13に設けられ係合凹部59と係脱自在
に係合している。
係合部59を板材58をピンP5によつて取付
ブラケツト13に固着することで前方が開口する
と共に上下に係合面61,63が形成されるよう
になつている。
なお、65は第2の移動シユー25に設けられ
たストツパーを示しており、ガイドレール17に
設けられた凸部67と当接することでフツク部3
1と係合孔35とが係合と合う位置で停止し、前
方へのスライドが阻止されるようになつている。
一方、ガイドレール17のレール部15内の互
いに対向する側壁にはケーブル案内溝69が形成
され、このケーブル案内溝69内には手元スイツ
チによつて正転・逆転可能な図外のモータによつ
て牽引制御されるギヤードケーブル71が相対移
動可能に収納されている。ギヤードケーブル71
は第3の移動シユー41と一体の固定子73と各
別に固着され、ギヤードケーブル71の動きによ
つて第3の移動シユー41は前後にスライド可能
となる。
次にこのように構成されたサンルーフ装置の動
作を説明する。リツド9の全閉状態時において、
フツク27のフツク部31は係合孔35と係合し
合い第2の移動シユー25、即ち、リツド9はガ
イドレール17に対し前後動が拘束されている。
次に、全閉状態からケーブル71を駆動して、
第3の移動シユー41を前方(第2図左側)に移
動させると、ガイドピン37がガイド溝39の全
閉ガイド部39aから回動ガイド部39bを経て
チルトアツプガイド39cに至る。この時、リン
ク杆23はピンP2を支点として前方のピンP1
が上昇する結果、リツド9は第1図に示すチルト
アツプ状態が得られる。
次に、チルトアツプ状態から全閉状態とするに
は、第3の移動シユー41を後方に移動させる。
これにより、ガイドピン37はガイド溝39の全
閉ガイド部39aに至り、第2図に示す全閉状態
が得られる。この時、係止部材49の第1突起体
55はカム山51にのりあげ、倒伏姿勢の係止部
材49は付勢ばね53に抗して時計方向に回動し
起立姿勢となる。これにより、第2突起体57は
取付ブラケツト13の係合部59と係合しあいリ
ツド9の後端側の上下方向の動きが拘束される。
また、リツド後端側の下方への動きは係合面63
によつて拘束され支持剛性が確保される。
一方、第2図の全閉状態からケーブル71を駆
動し第3の移動シユー41をさらに後方に移動さ
せて第2の移動シユー25に接近させると、ガイ
ドピン37は全閉ガイド部39aからチルトダウ
ンガイド部39dに移動する。これに伴なつてリ
ツド9の後端側がアウタパネル5より下がるチル
トダウン状態となる。この時、係止部材49は第
1突起体55がカム山51からカム面47に下降
した非作動状態となるためリツド9の下降に影響
は起きない、一方、前記リツド9の一連の動作中
第3の移動シユー41の係合突起部43はフツク
27の係合溝33と係合し該フツク27を反時計
方向に回動させる。この回動によりフツク部31
と係合孔35との係合が外れ第2の移動シユー2
5と第3の移動シユー41とが一体化する。この
状態から更にケーブル71を同方向に駆動する
と、第2の移動シユー25及び第3の移動シユー
41ならびにリツド9等が一体となつて後方のル
ーフ空間W内へ移動し、ルーフ開口7が大きく開
放する開口状態が得られる。
尚、収納状態にあるリツド9を全閉位置へ引き
出すには前記とは逆の操作を行なうことで達成で
きる。
また、係止部材49をリツド9側に、係合部5
9を第2移動シユー41側に設けてもよい。その
具体例を第11図から第14図に示している。
係止部材49はリツド9側の取付ブラケツト1
3にピンP4によつて枢支され常時は前記ピンP4
に介装された付勢ばね71によつて反時計方向に
付勢され所定位置でストツパー73に当接してい
る。
係合部59は第3の移動シユー41の側壁から
内方を向くように突出して設けられ、上方の係合
面75は前記係合部59の下面側となつている。
係合面75の領域Lはガイド溝39の回動ガイド
部39b付近に設けられ、チルトダウン時に上方
の係合面75から係止部材49の、突起体77が
外れて上方への規制が解除されピンP4を中心に
時計方向の回転が得られるようになつている。な
お、下方の規制は前記係合部59の上面を利用し
ており、前記係止部材49のピンP4の頭部79
が当接している。これにより、ピンP4の頭部7
9が領域Lから外れることで下方の規制が解除さ
れるようになる。
したがつて、リツド9の全閉時に係合部59と
係止部材49とは第12図に示す如く係合状態が
確保され、リツド後端側の上下の拘束が可能とな
る。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案のサンルーフの
リツド支持装置によれば、倒伏姿勢となる係止部
材によつてリツドをルーフ空間内へ支障なく格納
することができると共に、係止部材と係合部との
係合によつて全閉時のリツド後端側の支持剛性を
高められる。しかも、リツド後端側の上下動の動
きを拘束できるため外部から不正手段によつてリ
ツドを開けられる恐れもなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のサンルーフのリツドのチル
トアツプ状態を示した切断側面図、第2図は同上
の全閉状態の切断側面図、第3図は同上のチルト
ダウン状態の切断側面図、第4図は第2図の−
線断面図、第5図は第2図の−線断面図、
第6図は支持機構の分解斜視図、第7図は係止部
材とカム山との関係を示した平面図、第8図と第
9図と第10図は動作説明図である。 主要な図面符号の説明、7……ルーフ開口、9
……リツド、19,21……前後の支持機構、4
1……移動シユー、49……係止部材、59……
係合凹部、61,63……上下の係合面、71…
…ギヤードケーブル(駆動手段)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動車のルーフ開口に設けられたリツドを支持
    する前後動可能な前方の支持機構と、前後動及び
    上下動可能な後方の支持機構と、支持機構に設け
    られたガイドピンと係合し合うと共に支持機構を
    上下動させるガイド溝を備えた前後動可能な移動
    シユーと、前記リツド側に設けられた係合部と、
    支持機構側に設けられ起立及び倒伏可能な係止部
    材と、前記リツドの全閉時に、倒伏姿勢にある前
    記係止部材を係合部と係合し合う起立姿勢とする
    カム部材を備えていることを特徴とするサンルー
    フのリツド支持装置。
JP1986195976U 1986-12-22 1986-12-22 Expired JPH0316729Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986195976U JPH0316729Y2 (ja) 1986-12-22 1986-12-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986195976U JPH0316729Y2 (ja) 1986-12-22 1986-12-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63100321U JPS63100321U (ja) 1988-06-29
JPH0316729Y2 true JPH0316729Y2 (ja) 1991-04-10

Family

ID=31154364

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986195976U Expired JPH0316729Y2 (ja) 1986-12-22 1986-12-22

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0316729Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62261528A (ja) * 1986-05-02 1987-11-13 ブリタックス・ウェザ−シ−ルズ・リミテッド 自動車用開放屋根

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62261528A (ja) * 1986-05-02 1987-11-13 ブリタックス・ウェザ−シ−ルズ・リミテッド 自動車用開放屋根

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63100321U (ja) 1988-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH085323B2 (ja) 車両のキャンバストップ構造
JPH021694B2 (ja)
JPH06104420B2 (ja) 自動車のキャンバストップ制御装置
JP3305784B2 (ja) キャンバストップの開閉装置
JPH0316729Y2 (ja)
JP3295883B2 (ja) サンルーフ装置
JPH0620677Y2 (ja) サンル−フのドレンチャンネル支持装置
JP2697875B2 (ja) サンルーフの開閉駆動装置
JPH0426256Y2 (ja)
JPH0622580Y2 (ja) 自動車用アウタスライドル−フ装置
JPH085852Y2 (ja) 自動車用サンルーフ装置
JPH0635253B2 (ja) サンル−フのリッド拘束装置
JPH0635252B2 (ja) サンル−フのリッド支持装置
JPS6220338Y2 (ja)
JPH0425374Y2 (ja)
JPH0453291Y2 (ja)
JPH0643163B2 (ja) サンルーフのリッド昇降装置
JPH0626419Y2 (ja) サンルーフのリッド昇降装置
JPH0414261Y2 (ja)
JP3636791B2 (ja) サンルーフ装置
JPH0428818Y2 (ja)
JPH0625376Y2 (ja) 自動車用アウタスライドル−フ装置
JPH036498Y2 (ja)
JPH0547688Y2 (ja)
JPH0612978Y2 (ja) 自動車用アウタスライドル−フ装置