JP3295883B2 - サンルーフ装置 - Google Patents

サンルーフ装置

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JP3295883B2
JP3295883B2 JP20017593A JP20017593A JP3295883B2 JP 3295883 B2 JP3295883 B2 JP 3295883B2 JP 20017593 A JP20017593 A JP 20017593A JP 20017593 A JP20017593 A JP 20017593A JP 3295883 B2 JP3295883 B2 JP 3295883B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のチルト及びア
ウタースライドタイプのサンルーフ装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、車体のルーフパネルに開口部を形
成し、ルーフパネルの開口部にスライドパネルを配設す
ると共に、ルーフパネルの開口部の両側下部に車体の前
後方向に沿って互いに平行なガイドレールをそれぞれ配
設し、スライドパネルの両側下部にガイドレールの長手
方向に沿って互いに平行な支持体をそれぞれ設け、ガイ
ドレールにチルトガイド及びフロントガイドをそれぞれ
移動自在に設け、ガイドレールのチルトガイドとフロン
トガイドとの間にフロントサブガイドを移動自在に設
け、チルトガイドにガイドレールと平行な長孔を設け、
フロントサブガイドに誘導孔を設け、フロントガイドに
支持リンクを揺動自在に設け、支持体の後端寄りとチル
トガイドとの間にチルトリンクを設け、フロントガイド
に支持リンクを揺動自在に設け、チルトガイドの長孔に
チルトリンクの一端寄りを移動自在に係合し、支持体の
後端寄りにチルトリンクの他端部を回動自在に連結し、
フロントサブガイドの誘導孔に支持リンクの一端部を移
動自在に係合し、支持体の前端寄りに支持リンクの他端
部を回動自在に連結したチルト及びアウタースライドタ
イプのサンルーフ装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のチル
ト及びアウタースライドタイプのサンルーフ装置では、
フロントサブガイドがチルトガイドと一体でなかったの
で、フロントサブガイドをチルトガイドと別体に製造す
る必要があり、製造コストが高価となり、チルトガイド
及びフロントサブガイドをガイドレールに対して別々に
取付けるので、チルトガイド及びフロントサブガイドの
ガイドレールに対する取付け作業が面倒であった。
【0004】本発明の目的は、上述する問題点に対処し
て、スライドパネルが開口部を閉鎖した状態と、その後
端が上方に持ち上がったチルトアップ状態と、チルトア
ップ状態のまま開口部の後方上部に後退した状態との間
を移動することができ、従来のようにフロントサブガイ
ド部をチルトガイド部と別体に製造する必要がなく、製
造コストの低減化を図れ、これらフロントサブガイド部
及びチルトガイド部のガイドレールに対する取付け作業
が簡単になるサンルーフ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のサンルーフ装置
は、車体のルーフパネルに開口部を形成し、前記開口部
にスライドパネルを配設すると共に、前記開口部の両側
下部に前記車体の前後方向に沿って互いに平行なガイド
レールをそれぞれ配設し、前記スライドパネルの両側下
部に、前記ガイドレールから独立した支持体をそれぞれ
設け、前記ガイドレールに第1及び第2の案内体をそれ
ぞれ移動自在に設け、前記第1の案内体にフロントサブ
ガイド部及びチルトガイド部をそれぞれ形成し、前記チ
ルトガイド部に前記ガイドレールと平行な長孔を設け、
前記フロントサブガイド部に誘導孔を設け、前記支持体
の後端寄りと前記チルトガイド部との間にチルトリンク
を設け、前記第2の案内体に支持リンクを揺動自在に設
け、前記チルトガイド部の長孔に前記チルトリンクの一
端寄りを移動自在に係合し、前記支持体の後端寄りに前
記チルトリンクの他端部を回動自在に連結し、前記フロ
ントサブガイド部の誘導孔に前記支持リンクの一端部を
移動自在に係合し、前記支持体の前端寄りに前記支持リ
ンクの他端部を回動自在に連結し、第1の案内体と第2
の案内体とが、前記誘導孔の許容する範囲における最も
接近した位置にある時、前記チルトリンク及び支持リン
クが倒れて前記スライドパネルが前記開口部を閉鎖し、
前記第1の案内体と第2の案内体とが最も遠ざかった
時、前記チルトリンク及び支持リンクが起立して前記支
持体及びスライドパネルが傾斜し、前記第1の案内体と
第2の案内体とが、最も遠ざかった位置からは互いに連
動して、且つ、前記傾斜した支持体及びスライドパネル
と共に、前記ガイドレールに沿って移動可能であること
を特徴とする構成を有するものである。
【0006】
【作用】スライドパネルが車体のルーフパネルに形成し
た開口部を閉塞する全閉状態において、第1の案内体に
形成したフロントサブガイド部及びチルトガイド部をル
ーフパネルの開口部の両側下部に配設したガイドレール
に沿って車体の後方に移動すると、第1の案内体のフロ
ントサブガイド部に設けた誘導孔が支持リンクの一端部
に係合しながらガイドレールに沿って車体の後方に移動
し、第2の案内体に設けた支持リンクが第1の案内体の
フロントサブガイド部の移動に伴いながら第2の案内体
に対して揺動し、スライドパネルの両側下部に設けた支
持体の前端が支持リンクの揺動に伴いながら上方に僅か
に移動し、スライドパネルの前端が支持体と共にルーフ
パネルの開口部の前縁から僅かに上昇し、第1の案内体
のチルトガイド部に設けた長孔がチルトリンクの一端寄
りに係合しながらガイドレールに沿って車体の後方に移
動し、支持体の後端寄りと第1の案内体のチルトガイド
部との間に設けたチルトリンクが第1の案内体のチルト
ガイド部の移動に伴いながら揺動し、支持体の後端がチ
ルトリンクの揺動に伴いながら上方に移動し、スライド
パネルの後端が支持体と共にルーフパネルの開口部の後
縁から上方に持ち上がってチルトアップ状態となり、ル
ーフパネルの開口部が車体の後方に向って開口する。
【0007】また、スライドパネルがルーフパネルの開
口部を車体の後方に向って開口するチルトアップ状態の
位置から、第1の案内体のフロントサブガイド部及びチ
ルトガイド部をガイドレールに沿って車体の後方に移動
すると、支持リンクが第1の案内体のフロントサブガイ
ド部と共にガイドレールに沿って車体の後方に移動する
と同時に、第2の案内体が支持リンクを介して第1の案
内体のフロントサブガイド部と共にガイドレールに沿っ
て車体の後方に移動し、チルトリンクが傾斜した状態の
まま第1の案内体のチルトガイド部と共にガイドレール
に沿って車体の後方に移動し、支持体が傾斜した状態の
ままチルトリンク及び支持リンクを介して第1の案内体
及び第2の案内体と共にガイドレールに沿って車体の後
方に移動し、スライドパネルがチルトアップ状態のまま
支持体と共にルーフパネルの開口部の後方上部に後退
し、ルーフパネルの開口部が開放状態となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0009】図1において、1は車体のルーフパネルで
あり、ルーフパネル1には開口部2が形成され、ルーフ
パネル1の開口部2にはスライドパネルとしてサンルー
フリッド3が配設されると共に、ルーフパネル1の開口
部2の両側下部には、図2に示すように、車体の前後方
向に沿って互いに平行なガイドレール4,4がそれぞれ
配設され、サンルーフリッド3の両側下部には、互いに
平行な支持体となるリンクブラケット5,5がそれぞれ
固定されている。これらのリンクブラケット5,5は、
ガイドレール4,4から独立している。
【0010】ガイドレール4には、図1に示すように、
第1及び第2の案内体としてガイドウェッジ6及びフロ
ントガイド7がそれぞれ移動自在に設けられ、ガイドウ
ェッジ6にはフロントサブガイド部8及びチルトガイド
部9がそれぞれ形成され、ガイドウェッジ6のチルトガ
イド部9にはガイドレール4と平行な長孔10が設けら
れると共に、ガイドウェッジ6のフロントサブガイド部
8には誘導孔11が設けられ、リンクブラケット5の後
端寄りの下部とガイドウェッジ6のチルトガイド部9と
の間にはチルトリンク12が設けられ、フロントガイド
7には支持リンク13が揺動自在に設けられ、ガイドウ
ェッジ6のチルトガイド部9の長孔10にはチルトリン
ク12の一端寄りが移動自在に係合され、リンクブラケ
ット5の後端寄りの下部にはチルトリンク12の他端部
が回動自在に連結され、ガイドウェッジ6のフロントサ
ブガイド部8の誘導孔11には支持リンク13の一端部
が移動自在に係合され、リンクブラケット5の前端寄り
の下部には支持リンク13の他端部が回動自在に連結さ
れている。
【0011】ルーフパネル1の開口部2の内周縁には、
図1及び図2に示すように、下方に向って折曲した水切
片14が形成され、ルーフパネル1の開口部2の下方に
はフレーム(図示せず)が配設され、フレームの側枠の
上部にはルーフパネル1の開口部2の両側縁の下方にガ
イドレール4,4がそれぞれ設けられている。
【0012】ルーフパネル1の開口部2には、図1及び
図2に示すように、サンルーフリッド3が配置され、サ
ンルーフリッド3の全周には全閉時の雨洩れを防止する
ためのウェザストリップ15が設けられると共に、サン
ルーフリッド3の外周縁寄りの下部には保持枠16が設
けられ、ウェザストリップ15はルーフパネル1の開口
部2の水切片14の内側面に圧接されている。
【0013】サンルーフリッド3は透明または半透明の
ガラス板あるいは合成樹脂板よりなり、ウェザストリッ
プ15は弾性材料よりなる。
【0014】ガイドレール4の車体の前後方向に沿って
長尺な底壁17の一側縁寄りには、図3に示すように、
上方に向って側壁18が形成されると共に、ガイドレー
ル4の底壁17の他側縁には上方に向って側壁19が形
成され、ガイドレール4の側壁18には内方に向って開
口するレール溝20が形成され、ガイドレール4の側壁
19の下縁寄りの内側には内方に向って開口するレール
溝21が形成され、ガイドレール4の側壁19の上縁寄
りの内側には内方に向って開口する案内溝22が形成さ
れている。
【0015】サンルーフリッド3の両側下部には、図1
及び図2に示すように、車体の前後方向に沿って互いに
平行なリンクブラケット5,5がそれぞれ配置され、リ
ンクブラケット5の前端寄りの外側縁には、図4に示す
ように、下方に向って垂下壁23が形成されると共に、
リンクブラケット5の後端寄りの外側縁には下方に向っ
て垂下壁24が形成されている。
【0016】ガイドレール4の底壁17の上部には、図
1に示すように、駆動シュー25が摺動自在に配設さ
れ、駆動シュー25の上部には、図4に示すように、ガ
イドウェッジ6が立設され、ガイドウェッジ6の前端と
中央付近との間には上方に向って膨出したフロントサブ
ガイド部8が形成されると共に、ガイドウェッジ6の中
央付近と後端との間には上方に向って膨出したチルトガ
イド部9が形成されている。
【0017】ガイドウェッジ6のチルトガイド部9に
は、図4に示すように、ガイドレール4と平行な長孔1
0が設けられると共に、ガイドウェッジ6のフロントサ
ブガイド部8には誘導孔11が設けられ、ガイドウェッ
ジ6のチルトガイド部9の前端寄りの上面にはチルトリ
ンク12を起伏するためのカム部26が形成され、ガイ
ドウェッジ6のチルトガイド部9の後端寄りにはチルト
リンク12を起伏するための斜め上方に向って開口した
カム溝27が形成されている。
【0018】ガイドレール4のレール溝20及びレール
溝21には、図5に示すように、駆動シュー25の内側
縁寄り及び外側縁寄りがそれぞれ嵌入され、駆動シュー
25はガイドレール4のレール溝20,21に沿って摺
動され、ガイドウェッジ6のフロントサブガイド部8及
びチルトガイド部9は駆動シュー25と共にガイドレー
ル4の長手方向に沿って移動されるようになっている。
【0019】ガイドウェッジ6のチルトガイド部9の両
側には、図5に示すように、チルトリンク12がそれぞ
れ配置され、チルトリンク12の一端寄りには支持ピン
28がカシメ止めにより固定され、ガイドウェッジ6の
チルトガイド部9の長孔10には、図1及び図4に示す
ように、チルトリンク12の一端寄りが支持ピン28を
介して移動自在に支持され、支持ピン28はガイドウェ
ッジ6のチルトガイド部9の長孔10に摺動自在に係合
されている。
【0020】チルトリンク12の一端部には、図6に示
すように、係合ピン29がカシメ止めにより固定され、
係合ピン29は、図1及び図4に示すように、ガイドウ
ェッジ6のチルトガイド部9のカム部26に摺動自在に
係合され、チルトリンク12の一端部は係合ピン29を
介してガイドウェッジ6のチルトガイド部9のカム部2
6に係合しながら従動されるようになっている。
【0021】チルトリンク12の長手方向中央付近に
は、図7に示すように、係合ピン30がカシメ止めによ
り固定され、係合ピン30は、図1及び図4に示すよう
に、ガイドウェッジ6のチルトガイド部9のカム溝27
に摺動自在に係合され、チルトリンク12の長手方向中
央付近は係合ピン30を介してガイドウェッジ6のチル
トガイド部9のカム溝27に係合しながら従動されるよ
うになっている。
【0022】リンクブラケット5の垂下壁24の両側に
は、図8に示すように、チルトリンク12の他端部がそ
れぞれ配置され、チルトリンク12の他端部には支持ピ
ン31がカシメ止めにより固定され、リンクブラケット
5の垂下壁24には、図1及び図4に示すように、チル
トリンク12の他端部が支持ピン31を介して回動自在
に支持されている。
【0023】ガイドレール4のレール溝20には、図1
に示すように、駆動ケーブル32が移動自在に嵌入さ
れ、駆動ケーブル32のワイヤ33の外周には、図4に
示すように、螺旋状の突条34が固着され、駆動ケーブ
ル32はモータ(図示せず)の駆動によりガイドレール
4のレール溝20に沿って車体の前後方向に移動される
ようになっている。
【0024】駆動シュー25の内側縁寄りには、図9に
示すように、駆動ケーブル32のワイヤ33が挿通さ
れ、駆動ケーブル32のワイヤ33の先端寄りには駆動
シュー25の内側縁寄りの一端に相当する外周に係止パ
イプ35が固定されると共に、駆動ケーブル32のワイ
ヤ33の先端部には駆動シュー25の内側縁寄りの他端
に相当する外周に係止キャップ36が固定され、ガイド
レール4のレール溝20には係止パイプ35及び係止キ
ャップ36がそれぞれ移動自在に嵌入され、駆動ケーブ
ル32のワイヤ33は駆動シュー25の内側縁寄りに対
して係止パイプ35及び係止キャップ36により連結さ
れ、駆動シュー25はモータの駆動による駆動ケーブル
32の移動に伴いながらガイドレール4のレール溝20
及びレール溝21に沿って車体の前後方向に摺動される
ようになっている。
【0025】ガイドレール4の底壁17の上部には、図
1に示すように、駆動シュー25の前部に臨んで従動シ
ュー37が摺動自在に配設され、従動シュー37の上部
には、図4に示すように、フロントガイド7が立設さ
れ、フロントガイド7には、図10に示すように、支持
孔38が設けられている。
【0026】ガイドレール4のレール溝20及びレール
溝21には、図10に示すように、従動シュー37の内
側縁寄り及び外側縁寄りがそれぞれ嵌入され、従動シュ
ー37はガイドレール4のレール溝20,21に沿って
摺動され、フロントガイド7は従動シュー37と共にガ
イドレール4の長手方向に沿って移動されるようになっ
ている。
【0027】フロントガイド7の両側には、図10に示
すように、支持リンク13がそれぞれ配置され、支持リ
ンク13の長手方向中央付近には支持ピン39がカシメ
止めにより固定され、フロントガイド7の支持孔38に
は、図1及び図4に示すように、支持リンク13の長手
方向中央付近が支持ピン39を介して揺動自在に支持さ
れている。
【0028】ガイドウェッジ6のフロントサブガイド部
8の両側には、図11に示すように、支持リンク13の
一端寄りがそれぞれ配置され、支持リンク13の一端部
には支持ピン40がカシメ止めにより固定され、ガイド
ウェッジ6のフロントサブガイド部8の誘導孔11に
は、図1及び図4に示すように、支持リンク13の一端
部が支持ピン40を介して移動自在に支持され、支持ピ
ン40はガイドウェッジ6のフロントサブガイド部8の
誘導孔11に摺動自在に係合されている。
【0029】ガイドレール4の底壁17の他側縁寄りの
上部には、図1に示すように、側壁19の前端に臨んで
サンルーフリッド3の車体の前方への移動を阻止するス
トッパ41が配設され、ストッパ41には、図4に示す
ように、支持リンク13の他端寄りを上下方向に誘導す
る誘導部42が形成されると共に、ストッパ41の誘導
部42にはガイドレール4の案内溝22に続いて支持リ
ンク13の他端寄りを車体の前後方向に案内するガイド
溝43が形成されている。
【0030】支持リンク13の他端寄りには、図12に
示すように、外方に向って突出した係合ピン44がカシ
メ止めにより固定され、ストッパ41の誘導部42には
係合ピン44の先端部が嵌入され、支持リンク13の他
端寄りは、図1及び図4に示すように、係合ピン44を
介してストッパ41の誘導部42に上下方向に移動自在
に支持され、係合ピン44はストッパ41のガイド溝4
3及びガイドレール4の案内溝22に沿って車体の前後
方向に摺動されるようになっている。
【0031】リンクブラケット5の垂下壁23の両側に
は、図13に示すように、支持リンク13の他端部がそ
れぞれ配置され、支持リンク13の他端部には支持ピン
45がカシメ止めにより固定され、リンクブラケット5
の垂下壁23には、図1及び図4に示すように、支持リ
ンク13の他端部が支持ピン45を介して回動自在に支
持されている。
【0032】従動シュー37の内側縁寄りには、図9に
示すように、駆動ケーブル32のワイヤ33が移動自在
に挿通され、フロントガイド7は支持リンク13を介し
てガイドウェッジ6のフロントサブガイド部8と共にガ
イドレール4の長手方向に沿って移動され、従動シュー
37はフロントガイド7と共にガイドレール4のレール
溝20,21に沿って車体の前後方向に摺動されるよう
になっている。
【0033】図1においては、チルトリンク12の一端
寄りに固定した支持ピン28が、図4に示すように、ガ
イドウェッジ6のチルトガイド部9の長孔10の一端に
位置されると共に、チルトリンク12の一端部に固定し
た係合ピン29がガイドウェッジ6のチルトガイド部9
のカム部26の上縁に位置され、チルトリンク12の中
央付近に固定した係合ピン30がガイドウェッジ6のチ
ルトガイド部9のカム溝27の内端に位置されている。
【0034】また、支持リンク13の一端部に固定した
支持ピン40が、図4に示すように、ガイドウェッジ6
のフロントサブガイド部8の誘導孔11の一端に位置さ
れると共に、支持リンク13の他端寄りに固定した係合
ピン44がストッパ41の誘導部42の下方に位置さ
れ、図1に示すように、サンルーフリッド3がルーフパ
ネル1の開口部2を閉塞する全閉状態となり、サンルー
フリッド3の全周のウェザストリップ15がルーフパネ
ル1の開口部2の水切片14の内側面に圧接して車室内
と外部との密閉遮断を行うようになっている。
【0035】次に、この実施例の作用について説明す
る。
【0036】[サンルーフリッド3のチルトアップ]
イドウェッジ6がフロントガイド7に対し、誘導孔11
の許容する範囲における最も接近した位置にあって、
ンルーフリッド3が図1に示すルーフパネル1の開口部
2を閉塞する全閉状態の位置から、モータを駆動する
と、駆動ケーブル32がモータの駆動に伴いながらガイ
ドレール4のレール溝20に沿って車体の後方に移動す
ると同時に、駆動シュー25が駆動ケーブル32の移動
に伴いながらガイドレール4のレール溝20及びレール
溝21に沿って車体の後方に摺動し、ガイドウェッジ6
のフロントサブガイド部8及びチルトガイド部9が駆動
シュー25と共にガイドレール4の長手方向に沿って車
体の後方に移動する。
【0037】ガイドウェッジ6のフロントサブガイド部
8のガイドレール4に対する車体の後方への移動によ
り、ガイドウェッジ6のフロントサブガイド部8の誘導
孔11が支持リンク13の支持ピン40に係合しながら
ガイドレール4に沿って車体の後方に移動し、支持リン
ク13がガイドウェッジ6のフロントサブガイド部8の
誘導孔11の移動に伴いながら支持ピン39を支点とし
てフロントガイド7の支持孔38に対して図1の時計方
向に揺動し、図14に示すように、支持リンク13の支
持ピン40はガイドウェッジ6のフロントサブガイド部
8の誘導孔11の他端に位置し、従動シュー37はサン
ルーフリッド3のルーフパネル1の開口部2に対する全
閉状態の時と同位置のままでガイドレール4に対して車
体の後方に摺動しない。
【0038】支持リンク13のガイドウェッジ6のフロ
ントサブガイド部8の誘導孔11の移動に伴うフロント
ガイド7に対する揺動により、支持リンク13の係合ピ
ン44がストッパ41の誘導部42に係合しながらガイ
ド溝43に向って上方に移動し、リンクブラケット5の
垂下壁23が支持リンク13の揺動に伴いながら支持ピ
ン45を介して上方に僅かに移動し、図14に示すよう
に、サンルーフリッド3の前端がリンクブラケット5と
共にルーフパネル1の開口部2の前縁から僅かに上昇す
る。
【0039】ガイドウェッジ6のチルトガイド部9のガ
イドレール4に対する車体の後方への移動により、ガイ
ドウェッジ6のチルトガイド部9の長孔10がチルトリ
ンク12の支持ピン28に係合しながらガイドレール4
に沿って車体の後方に移動し、チルトリンク12の係合
ピン29がガイドウェッジ6のチルトガイド部9のカム
部26に係合しながら上縁から前縁に向って従動すると
同時に、チルトリンク12の係合ピン30がガイドウェ
ッジ6のチルトガイド部9のカム溝27に係合しながら
内端から上方開口部に向って従動し、チルトリンク12
がガイドウェッジ6のチルトガイド部9の移動に伴いな
がら支持ピン28を支点としてガイドウェッジ6のチル
トガイド部9の長孔10に対して図1の反時計方向に揺
動し、図14に示すように、チルトリンク12の支持ピ
ン28はガイドウェッジ6のチルトガイド部9の長孔1
0の他端に位置し、チルトリンク12の係合ピン29は
ガイドウェッジ6のフロントサブガイド部8の後縁とチ
ルトガイド部9のカム部26の前縁との間に位置し、チ
ルトリンク12の係合ピン30はガイドウェッジ6のチ
ルトガイド部9のカム部26とカム溝27との間の上縁
に位置する。
【0040】チルトリンク12のガイドウェッジ6のチ
ルトガイド部9に対する揺動により、リンクブラケット
5の垂下壁24がチルトリンク12の揺動に伴いながら
支持ピン31を介して上方に移動し、リンクブラケット
5が支持リンク13の支持ピン45を支点として図1の
反時計方向に揺動し、図14に示すように、リンクブラ
ケット5はガイドレール4に対して傾斜した状態とな
る。
【0041】リンクブラケット5のチルトリンク12に
よる支持リンク13の支持ピン45に対する揺動によ
り、サンルーフリッド3の後端がリンクブラケット5と
共にルーフパネル1の開口部2の後縁から上方に持ち上
がり、図14に示すように、サンルーフリッド3がチル
トリンク12によりルーフパネル1の開口部2に対して
チルトアップ状態となり、ルーフパネル1の開口部2が
車体の後方に向って開口する。
【0042】[サンルーフリッド3の後退]ガイドウェ
ッジ6がフロントガイド7に対し、誘導孔11の許容す
る範囲における最も遠ざかった位置にあって、サンルー
フリッド3が図14に示すルーフパネル1の開口部2を
車体の後方に向って開口するチルトアップ状態の位置か
ら、モータを駆動すると、駆動ケーブル32がモータの
駆動に伴いながらガイドレール4のレール溝20に沿っ
て車体の後方に移動すると同時に、駆動シュー25が駆
動ケーブル32の移動に伴いながらガイドレール4のレ
ール溝20及びレール溝21に沿って車体の後方に摺動
し、ガイドウェッジ6のフロントサブガイド部8及びチ
ルトガイド部9が駆動シュー25と共にガイドレール4
の長手方向に沿って車体の後方に移動する。
【0043】ガイドウェッジ6のフロントサブガイド部
8のガイドレール4に対する車体の後方への移動によ
り、ガイドウェッジ6のフロントサブガイド部8の誘導
孔11の他端が支持リンク13の支持ピン40をガイド
レール4に沿って車体の後方に移動すると同時に、支持
リンク13が支持ピン40を介してガイドウェッジ6の
フロントサブガイド部8と共にガイドレール4に沿って
車体の後方に移動し、フロントガイド7が支持リンク1
3の支持ピン39を介してガイドウェッジ6のフロント
サブガイド部8と共にガイドレール4に沿って車体の後
方に移動し、従動シュー37がフロントガイド7と共に
ガイドレール4のレール溝20及びレール溝21に沿っ
て車体の後方に摺動する。
【0044】フロントガイド7のガイドレール4に対す
る車体の後方への移動により、図15に示すように、支
持リンク13の係合ピン44がフロントガイド7の移動
に伴いながらストッパ41のガイド溝43からガイドレ
ール4の案内溝22に沿って車体の後方に摺動し、リン
クブラケット5の垂下壁23が支持リンク13の支持ピ
ン45を介してフロントガイド7と共にガイドレール4
に沿って車体の後方に移動する。
【0045】ガイドウェッジ6のチルトガイド部9のガ
イドレール4に対する車体の後方への移動により、ガイ
ドウェッジ6のチルトガイド部9の長孔10の他端がチ
ルトリンク12の支持ピン28をガイドレール4に沿っ
て車体の後方に移動すると同時に、ガイドウェッジ6の
フロントサブガイド部8の後縁がチルトリンク12の係
合ピン29をガイドレール4に沿って車体の後方に移動
し、チルトリンク12が傾斜した状態のまま支持ピン2
8及び係合ピン29を介してガイドウェッジ6のチルト
ガイド部9と共にガイドレール4に沿って車体の後方に
移動し、リンクブラケット5の垂下壁24がチルトリン
ク12の支持ピン31を介してガイドウェッジ6のチル
トガイド部9と共にガイドレール4に沿って車体の後方
に移動する。
【0046】リンクブラケット5の垂下壁24及び垂下
壁23のチルトリンク12及び支持リンク13によるガ
イドレール4に対する車体の後方への移動により、リン
クブラケット5がガイドレール4に対して傾斜した状態
のまま、チルトリンク12及び支持リンク13を介し
、互いに連動するガイドウェッジ6及びフロントガイ
ド7と共に車体の後方に移動し、図15に示すように、
サンルーフリッド3がチルトアップ状態のままリンクブ
ラケット5と共にルーフパネル1の開口部2の後方上部
に向って後退し、ルーフパネル1の開口部2が開放状態
となる。
【0047】[サンルーフリッド3の前進]サンルーフ
リッド3が図15に示すルーフパネル1の開口部2の後
方上部に後退した状態の位置から、モータを逆転するよ
うに駆動すると、駆動ケーブル32がモータの駆動に伴
いながらガイドレール4のレール溝20に沿って車体の
前方に移動すると同時に、駆動シュー25が駆動ケーブ
ル32の移動に伴いながらガイドレール4のレール溝2
0及びレール溝21に沿って車体の前方に摺動し、ガイ
ドウェッジ6のフロントサブガイド部8及びチルトガイ
ド部9が駆動シュー25と共にガイドレール4の長手方
向に沿って車体の前方に移動する。
【0048】ガイドウェッジ6のフロントサブガイド部
8のガイドレール4に対する車体の前方への移動によ
り、支持リンク13が支持ピン40を介してガイドウェ
ッジ6のフロントサブガイド部8と共にガイドレール4
に沿って車体の前方に移動すると同時に、フロントガイ
ド7が支持リンク13の支持ピン39を介してガイドウ
ェッジ6のフロントサブガイド部8と共にガイドレール
4に沿って車体の前方に移動し、従動シュー37がフロ
ントガイド7と共にガイドレール4のレール溝20及び
レール溝21に沿って車体の前方に摺動する。
【0049】フロントガイド7のガイドレール4に対す
る車体の前方への移動により、図14に示すように、支
持リンク13の係合ピン44がフロントガイド7の移動
に伴いながらガイドレール4の案内溝22に沿って車体
の前方に摺動し、リンクブラケット5の垂下壁23が支
持リンク13の支持ピン45を介してフロントガイド7
と共にガイドレール4に沿って車体の前方に移動する。
【0050】ガイドウェッジ6のチルトガイド部9のガ
イドレール4に対する車体の前方への移動により、チル
トリンク12が傾斜した状態のまま支持ピン28及び係
合ピン29を介してガイドウェッジ6のチルトガイド部
9と共にガイドレール4に沿って車体の前方に移動する
と同時に、リンクブラケット5の垂下壁24がチルトリ
ンク12の支持ピン31を介してガイドウェッジ6のチ
ルトガイド部9と共にガイドレール4に沿って車体の前
方に移動する。
【0051】リンクブラケット5の垂下壁24及び垂下
壁23のチルトリンク12及び支持リンク13によるガ
イドレール4に対する車体の前方への移動により、リン
クブラケット5がガイドレール4に対して傾斜した状態
のままチルトリンク12及び支持リンク13を介してガ
イドウェッジ6及びフロントガイド7と共に車体の前方
に移動し、図14に示すように、サンルーフリッド3が
チルトアップ状態のままリンクブラケット5と共にルー
フパネル1の開口部2に向って前進する。
【0052】支持リンク13の係合ピン44のガイドレ
ール4の案内溝22に対する車体の前方への摺動によ
り、図14に示すように、支持リンク13の係合ピン4
4がストッパ41のガイド溝43を通って誘導部42の
上方の前壁に当接し、ストッパ41が支持リンク13の
係合ピン44を介してリンクブラケット5のガイドレー
ル4に対する車体の前方への移動を阻止する。
【0053】[サンルーフリッド3のチルトダウン]サ
ンルーフリッド3が図14に示すルーフパネル1の開口
部2を車体の後方に向って開口するチルトアップ状態の
位置から、モータを逆転するように駆動すると、駆動ケ
ーブル32がモータの駆動に伴いながらガイドレール4
のレール溝20に沿って車体の前方に移動すると同時
に、駆動シュー25が駆動ケーブル32の移動に伴いな
がらガイドレール4のレール溝20及びレール溝21に
沿って車体の前方に摺動し、ガイドウェッジ6のフロン
トサブガイド部8及びチルトガイド部9が駆動シュー2
5と共にガイドレール4の長手方向に沿って車体の前方
に移動する。
【0054】ガイドウェッジ6のフロントサブガイド部
8のガイドレール4に対する車体の前方への移動によ
り、ガイドウェッジ6のフロントサブガイド部8の誘導
孔11が支持リンク13の支持ピン40に係合しながら
ガイドレール4に沿って車体の前方に移動し、支持リン
ク13がガイドウェッジ6のフロントサブガイド部8の
誘導孔11の移動に伴いながら支持ピン39を支点とし
てフロントガイド7の支持孔38に対して図14の反時
計方向に揺動し、図1に示すように、支持リンク13の
支持ピン40はガイドウェッジ6のフロントサブガイド
部8の誘導孔11の一端に位置し、従動シュー37はサ
ンルーフリッド3がルーフパネル1の開口部2を車体の
後方に向って開口するチルトアップ状態の時と同位置の
ままでガイドレール4に対して車体の前方に摺動しな
い。
【0055】支持リンク13のガイドウェッジ6のフロ
ントサブガイド部8の誘導孔11の移動に伴うフロント
ガイド7に対する揺動により、支持リンク13の係合ピ
ン44がストッパ41の誘導部42に係合しながら下方
に移動し、リンクブラケット5の垂下壁23が支持リン
ク13の揺動に伴いながら支持ピン45を介して下方に
僅かに移動し、サンルーフリッド3の前端がリンクブラ
ケット5と共にルーフパネル1の開口部2の前縁に向っ
て僅かに下降し、図1に示すように、支持リンク13が
ガイドレール4と略平行な状態となり、支持リンク13
の係合ピン44はストッパ41の誘導部42の下方に位
置する。
【0056】ガイドウェッジ6のチルトガイド部9のガ
イドレール4に対する車体の前方への移動により、ガイ
ドウェッジ6のチルトガイド部9の長孔10がチルトリ
ンク12の支持ピン28に係合しながらガイドレール4
に沿って車体の前方に移動し、チルトリンク12の係合
ピン29がガイドウェッジ6のチルトガイド部9のカム
部26に係合しながら前縁から上縁に向って従動すると
同時に、チルトリンク12の係合ピン30がガイドウェ
ッジ6のチルトガイド部9のカム溝27に係合しながら
上方開口部から内端に向って従動し、チルトリンク12
がガイドウェッジ6のチルトガイド部9の移動に伴いな
がら支持ピン28を支点としてガイドウェッジ6のチル
トガイド部9の長孔10に対して図14の時計方向に揺
動し、図1に示すように、チルトリンク12はガイドレ
ール4と略平行な状態となり、チルトリンク12の支持
ピン28はガイドウェッジ6のチルトガイド部9の長孔
10の一端に位置し、チルトリンク12の係合ピン29
はガイドウェッジ6のチルトガイド部9のカム部26の
上縁に位置し、チルトリンク12の係合ピン30はガイ
ドウェッジ6のチルトガイド部9のカム溝27の内端に
位置する。
【0057】チルトリンク12のガイドウェッジ6のチ
ルトガイド部9に対する揺動により、リンクブラケット
5の垂下壁24がチルトリンク12の揺動に伴いながら
支持ピン31を介して下方に移動し、リンクブラケット
5が支持リンク13の支持ピン45を支点として図14
の時計方向に揺動し、図1に示すように、リンクブラケ
ット5はガイドレール4と略平行な状態となる。
【0058】リンクブラケット5のチルトリンク12に
よる支持リンク13の支持ピン45に対する揺動によ
り、サンルーフリッド3の後端がリンクブラケット5と
共にルーフパネル1の開口部2の後縁に向って下降し、
サンルーフリッド3の全周のウェザストリップ15がル
ーフパネル1の開口部2の水切片14の内側面に圧接
し、図1に示すように、サンルーフリッド3がルーフパ
ネル1の開口部2を閉塞する全閉状態となる。
【0059】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明のサンルー
フ装置によれば、スライドパネルが車体のルーフパネル
の開口部を閉塞する全閉状態において、第1の案内体の
フロントサブガイド部及びチルトガイド部をガイドレー
ルに沿って車体の後方に移動することにより、第1の案
内体のフロントサブガイド部の誘導孔が支持リンクの一
端部に係合しながらガイドレールに沿って車体の後方に
移動するので、支持リンクを第1の案内体のフロントサ
ブガイド部の移動に伴いながら第2の案内体に対して揺
動することができ、支持体の前端が支持リンクの揺動に
伴いながら上方に僅かに移動するので、スライドパネル
の前端を支持体と共にルーフパネルの開口部の前縁から
僅かに上昇することができ、第1の案内体のチルトガイ
ド部の長孔がチルトリンクの一端寄りに係合しながらガ
イドレールに沿って車体の後方に移動するので、チルト
リンクを第1の案内体のチルトガイド部の移動に伴いな
がら揺動することができ、支持体の後端がチルトリンク
の揺動に伴いながら上方に移動するので、スライドパネ
ルの後端を支持体と共にルーフパネルの開口部の後縁か
ら上方に持ち上げてチルトアップ状態とすることができ
る。
【0060】また、スライドパネルがルーフパネルの開
口部を車体の後方に向って開口するチルトアップ状態の
位置から、フロントサブガイド部及びチルトガイド部を
ガイドレールに沿って車体の後方に移動するのみで、支
持リンクがフロントサブガイド部と共にガイドレールに
沿って車体の後方に移動するので、第2の案内体を第1
の案内体に連動させてガイドレールに沿って車体の後方
に移動することができ、チルトリンクが傾斜した状態の
ままチルトガイド部と共にガイドレールに沿って車体の
後方に移動すると同時に、支持体が傾斜した状態のま
、互いに連動する第1の案内体及び第2の案内体と共
に、ガイドレールに沿って移動するので、第1の案内体
を後方へ移動させて、スライドパネルをチルトアップさ
せ、続いて、チルトアップ状態のまま開口部の後方上部
に後退させることができる。
【0061】さらに、第1の案内体のフロントサブガイ
ド部とチルトガイド部とを一体としたので、従来のよう
に第1の案内体のフロントサブガイド部をチルトガイド
部と別体に製造する必要がなく、製造コストの低減化を
図れ、第1の案内体のフロントサブガイド部及びチルト
ガイド部のガイドレールに対する取付け作業が簡単とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のサンルーフ装置の要部切断正
面図
【図2】図1の要部側断面図
【図3】ガイドレールの拡大断面図
【図4】図1の要部拡大図
【図5】図4の要部側断面図
【図6】図4の要部側断面図
【図7】図4の要部側断面図
【図8】図4の要部側断面図
【図9】図4の要部平面図
【図10】図4の要部側断面図
【図11】図4の要部側断面図
【図12】図4の要部側断面図
【図13】図4の要部側断面図
【図14】サンルーフリッドのチルトアップ状態を示す
要部切断正面図
【図15】ルーフパネルの開口部の開放状態を示す要部
切断正面図
【符号の説明】
1 ルーフパネル 2 開口部 3 サンルーフリッド 4 ガイドレール 5 リンクブラケット 6 ガイドウェッジ 7 フロントガイド 8 フロントサブガイド部 9 チルトガイド部 10 長孔 11 誘導孔 12 チルトリンク 13 支持リンク 14 水切片 15 ウェザストリップ 16 保持枠 17 底壁 18 側壁 19 側壁 20 レール溝 21 レール溝 22 案内溝 23 垂下壁 24 垂下壁 25 駆動シュー 26 カム部 27 カム溝 28 支持ピン 29 係合ピン 30 係合ピン 31 支持ピン 32 駆動ケーブル 33 ワイヤ 34 突条 35 係止パイプ 36 係止キャップ 37 従動シュー 38 支持孔 39 支持ピン 40 支持ピン 41 ストッパ 42 誘導部 43 ガイド溝 44 係合ピン 45 支持ピン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のルーフパネルに開口部を形成し、
    前記開口部にスライドパネルを配設すると共に、前記開
    口部の両側下部に前記車体の前後方向に沿って互いに平
    行なガイドレールをそれぞれ配設し、前記スライドパネ
    ルの両側下部に前記ガイドレールから独立した支持体を
    それぞれ設け、前記ガイドレールに第1及び第2の案内
    体をそれぞれ移動自在に設け、前記第1の案内体にフロ
    ントサブガイド部及びチルトガイド部をそれぞれ形成
    し、前記チルトガイド部に前記ガイドレールと平行な長
    孔を設け、前記フロントサブガイド部に誘導孔を設け、
    前記支持体の後端寄りと前記チルトガイド部との間にチ
    ルトリンクを設け、前記第2の案内体に支持リンクを揺
    動自在に設け、前記チルトガイド部の長孔に前記チルト
    リンクの一端寄りを移動自在に係合し、前記支持体の後
    端寄りに前記チルトリンクの他端部を回動自在に連結
    し、前記フロントサブガイド部の誘導孔に前記支持リン
    クの一端部を移動自在に係合し、前記支持体の前端寄り
    に前記支持リンクの他端部を回動自在に連結し、前記第
    1の案内体と第2の案内体とが、前記誘導孔の許容する
    範囲における最も接近した位置にある時、前記チルトリ
    ンク及び支持リンクが倒れて前記スライドパネルが前記
    開口部を閉鎖し、前記第1の案内体と第2の案内体とが
    最も遠ざかった時、前記チルトリンク及び支持リンクが
    起立して前記支持体及びスライドパネルが傾斜し、前記
    第1の案内体と第2の案内体とが、最も遠ざかった位置
    からは互いに連動して、且つ、前記傾斜した支持体及び
    スライドパネルと共に、前記ガイドレールに沿って移動
    可能であることを特徴とするサンルーフ装置。
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DE102014107662B3 (de) * 2014-05-30 2015-10-22 Webasto SE Anordnung mit einem Deckel für ein Fahrzeugdach
DE102017106510A1 (de) 2017-03-27 2018-09-27 Webasto SE Anordnung mit einem Deckel für ein Fahrzeugdach
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