JPH0620673Y2 - 車両のサンルーフ装置 - Google Patents

車両のサンルーフ装置

Info

Publication number
JPH0620673Y2
JPH0620673Y2 JP1987156459U JP15645987U JPH0620673Y2 JP H0620673 Y2 JPH0620673 Y2 JP H0620673Y2 JP 1987156459 U JP1987156459 U JP 1987156459U JP 15645987 U JP15645987 U JP 15645987U JP H0620673 Y2 JPH0620673 Y2 JP H0620673Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
closing body
guide rail
roof
sunroof device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987156459U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0160923U (ja
Inventor
勝久 福井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ohi Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Ohi Seisakusho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ohi Seisakusho Co Ltd filed Critical Ohi Seisakusho Co Ltd
Priority to JP1987156459U priority Critical patent/JPH0620673Y2/ja
Publication of JPH0160923U publication Critical patent/JPH0160923U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0620673Y2 publication Critical patent/JPH0620673Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、開閉体を傾動して開いたまま摺動させてルー
フ開口を開閉するようにした車両のサンルーフ装置に関
する。
「従来の技術」 従来のサンルーフ装置としては、例えば実公昭56−3
6661号公報に開示され、第6図に示すようなものが
ある。
すなわち、傾動開閉可能な開閉体1がルーフ開口2を塞
ぐように配設され、ルーフ開口2の外周にドリップレー
ル3が設けられるとともに、ドリップレール3よりルー
フ開口2の内方に張り出してフレーム4が設けられ、こ
のフレーム4の先にガイドレール5が配設されている。
そして、ドリップレール3の内周壁の頂部にシール部材
3aが装着され、開閉体1の基部を枢支すべく該基部に
設けられたローラ1aがガイドレール5に摺動可能に嵌
合しており、これらを隠すように張り出したフレーム4
の先端が車室内側の開口6をなしている。
「考案が解決しようとする問題点」 しかしながら、このような従来のサンルーフ装置では、
本来の開口であるドリップレール3の内周より内方に張
り出した位置にフレーム4が配設されているので、ルー
フ開口2に対し車室内側の開口6が極端に小さくなり、
有効な開口の広さを得ることができないという問題点が
あった。
本考案は、このような従来の問題点に着目してなされた
もので、ルーフ開口に対し十分に大きな車室内側の開口
を得ることができるようにした車両のサンルーフ装置を
提供することを目的としている。
「問題点を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本考案の要旨とするところ
は、 開閉体を傾動して開いたまま摺動させてルーフ開口を開
閉するようにした車両のサンルーフ装置において、 前記開閉体の基端部を傾動開閉可能に支持ベースに支持
し、該支持ベースが摺動可能に嵌合する略溝状のガイド
レールを前記ルーフ開口の外周に配設し、 前記開閉体の内面に圧接するシール部材を、車室内側の
開口より口広の位置に前記ガイドレールの内縁に一体的
に立設された側壁に装着したことを特徴とする車両のサ
ンルーフ装置に存する。
「作用」 開閉体は支持ベースに支持された基端部を略中心にして
傾動して開閉する。また、開閉体が傾動して開いたまま
支持ベースがガイドレールに案内されて移動し、摺動開
閉する。
開閉体がルーフ開口を閉じて全閉したとき、その内面に
シール部材が圧接し、水密性が保証される。シール部材
はガイドレールの内縁に立設された側壁に装着されてい
るので、車室内側の開口より口広の位置にあってルーフ
開口から大きく張り出すことがなく、十分に大きな車室
内側の開口が形成されている。
「実施例」 以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明する。第1
図〜第5図は本考案の一実施例を示している。
第3図および第4図でわかるように、ルーフパネルAに
ルーフ開口A1が開設され、このルーフ開口A1を開閉
体10が傾動して開閉するとともに、第4図に想像線で
示すように傾動したまま後方に摺動してルーフ開口A1
の外側へ移動させ、その前部を開くことができるように
なっている。
第1図および第2図でわかるように、開閉体10の周縁
にはルーフパネルAのフランジA2の内面であるシール
面に圧接可能なシール材11が装着されており、開閉体
10の基端部は支持ベース15に枢支され、起倒リンク
機構16が支持ベース15の後部と開閉体10の側縁の
中間部との間に介在するよう支持ベース15に設置され
ている。
サンルーフ装置はルーフ開口A1に対応してユニット化
されており、ルーフ開口A1に対応する枠状のユニット
フレーム20に各種機構部品が装着されている。ユニッ
トフレーム20の一般断面は溝状で、コーナー部には排
水用のドレンパイプ20aが設けられている。
ルーフ開口A1の周縁には下方に折曲されるフランジA
2が形成され、フランジA2にルーフレインフォースA
3が固設され、このルーフレインフォースA3に保持フ
ランジA4が設けられている。
ルーフ開口A1の側縁に対応するユニットフレーム20
の両側縁部には対称的にガイドレール21と樋溝25と
が前後方向に延びるよう形成され、前記開閉体10の支
持ベース15はガイドレール21に摺動可能に嵌合して
いる。
ガイドレール21の内縁には室内側の開口22bより口
広の位置に側壁22が立設されている。側壁22の基部
は内方に少し突出していて、そこにシェード板17が摺
動可能に嵌合する案内溝23aが設けられている。
さらに側壁22の基部の下端には内装保持フランジ23
bが延設され、この内装保持フランジ23bに嵌合され
るウエルト24aにより天井内装板24の端部が内装保
持フランジ23bに接続されている。ウエルト24aの
内縁が車室内側の開口20bを形成している。
ガイドレール21と樋溝25との境界に立設された中間
フランジ26にはケーブル挿通孔26aが穿設されてい
る。
ガイドレール21の側壁22の頂部には第1のシール部
材31が装着され、ガイドレール21と樋溝25との間
の中間フランジ26の頂部には第2のシール部材35が
装着されている。シール部材31,35の基部は側壁2
2の頂部または中間フランジ26の頂部を挾持する嵌合
部32,36をなし、先端部は開閉体10の内面に圧接
可能なリップ部33,37をなしている。
樋溝25の内縁には樋壁27が立設され、樋壁27の頂
部から内方に延びる取付フランジ27aがルーフレイン
フォースA3の保持フランジA4に当接され、ねじ止め
されている。
ガイドレール21および樋溝25はルーフ開口A1の前
縁の下方に略同一の断面で回り込み、シール部材31,
35も追従して回り込んでいる。
第2図および第5図に示すように、ルーフ開口A1の前
縁部には起倒可能なデフレクタ40が設けられている。
デフレクタ40はデフレクタフィン41の両端に支持ア
ーム42,42を設けて成る。
前縁ではガイドレール21がデフレクタフィン41の収
納部をなしていて、支持アーム42はガイドレール21
の底に起倒可能に連結されるとともに起立方向に付勢さ
れ、開閉体10の前端が支持アーム42に当接して押し
たとき倒れてデフレクタフィン41がガイドレール21
内に収納されるよう配置されている。
第1のシール部材31の基部には収納状態のデフレクタ
40のデフレクタフィン41の端部を受止めてガタつき
を抑えるストッパ部34が形成されている。
第2図でわかるように、ユニットフレーム20の前縁に
は駆動モータ28aと駆動ギヤ28bとを有する駆動部
28が設けられ、駆動ギヤ28bに噛合して縦動される
一対のギヤードケーブル29がルーフ開口A1の両側縁
部に延ばされケーブル挿通孔26aに挿通しガイドレー
ル21に沿って後方に延び、支持ベース15に装着され
た起倒リンク機構16に連結されている。
次に作用を説明する。
車両のサンルーフ装置を組付けるには、開閉体10は外
した状態で他の装備を備えたユニットフレーム20を車
室内に持込み下からルーフ開口A1に近接させて位置を
定める。
位置が定まると保持フランジA4にユニットフレーム2
0の取付フランジ27aが当接して位置が合うので、取
付ねじで螺着する。次いで開閉体10を支持ベース15
に枢着するとともに、起倒リンク機構16に連結すれば
取付が完了する。
開閉体10と第1のシール部材31,32との位置関係
はユニットフレーム20により十分に確保され、水密性
が保証されている。
すなわち、第1図および第5図に示す開閉体10の全閉
状態では、ガイドレール21の側壁22および中間フラ
ンジ26の頂部に装着されたシール部材31,35のリ
ップ部33,37が2重に開閉体10の内面に圧接し、
水や塵埃の進入をほぼ完全に防止している。
駆動部28によりギヤードケーブル29を縦方向に変位
するよう駆動すると、起倒リンク機構16が作動し、開
閉体10は先ず傾動して開く。傾動して全開してからさ
らにギヤードケーブル29を変位させると、開閉体10
は傾動して開いたまま支持ベース15が後方に摺動して
移動し、ルーフ開口A1の前部が開く。
摺動して移動するとき、開閉体10の先端がデフレクタ
40から離れると支持アーム42が起立し、デフレクタ
フィン41が上昇して風切り音等の発生を防止する。
開閉体10が摺動して開いた状態からギヤードケーブル
29を逆方向に変位するよう駆動すると、前記とは逆
に、開閉体10は先ず摺動してルーフ開口A1の前部を
閉じる。開閉体10の先端がデフレクタ40に近接する
と支持アーム42に当って倒し、デフレクタフィン41
が下降してガイドレール21内に収納される。収納され
たとき、デフレクタ40の端部が第1のシール部材31
のストッパ部34に圧接して保持される。
ギヤードケーブル29をさらに変位させると開閉体10
は傾動して全閉し、ルーフ開口A1を完全に塞ぐ。この
時、前記のように、ガイドレール21の側壁22および
中間フランジ26の頂部に装着されたシール部材31,
35のリップ部33,37が2重に開閉体10の内面に
圧接する。
「考案の効果」 本考案に係る車両のサンルーフ装置によれば、開閉体の
支持ベースが摺動可能に嵌合するガイドレールの内縁に
立設された側壁に、開閉体の内面に圧接するシール部材
を装着したから、ルーフ開口からほとんど張り出すこと
なくシール部材を設けることができ、車室内の開口を十
分に広いものにすることができる。また、開閉体を支持
しているガイドレールにシール部材を装着してあるの
で、位置精度がよく、シール部材を確実に保持すること
ができるとともに、位置調整が不要で取付作業性がよい
のでコストダウンをすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の一実施例を示しており、第1
図はサンルーフ装置の側部の要部垂直断面図、第2図は
サンルーフ装置の斜視図、第3図はサンルーフ装置を備
えた自動車の平面図、第4図は同じく側面図、第5図は
サンルーフ装置の前部の要部垂直断面図、第6図は従来
のサンルーフ装置の要部断面図である。 A1…ルーフ開口、10…開閉体 15…支持ベース、20…ユニットフレーム 21…ガイドレール、22…側壁 25…樋溝、28…駆動部 29…ギヤードケーブル 31,35…シール部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉体を傾動して開いたまま摺動させてル
    ーフ開口を開閉するようにした車両のサンルーフ装置に
    おいて、 前記開閉体の基端部を傾動開閉可能に支持ベースに支持
    し、該支持ベースが摺動可能に嵌合する略溝状のガイド
    レールを前記ルーフ開口の外周に配設し、 前記開閉体の内面に圧接するシール部材を、車室内側の
    開口より口広の位置に前記ガイドレールの内縁に一体的
    に立設された側壁に装着したことを特徴とする車両のサ
    ンルーフ装置。
JP1987156459U 1987-10-13 1987-10-13 車両のサンルーフ装置 Expired - Lifetime JPH0620673Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987156459U JPH0620673Y2 (ja) 1987-10-13 1987-10-13 車両のサンルーフ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987156459U JPH0620673Y2 (ja) 1987-10-13 1987-10-13 車両のサンルーフ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0160923U JPH0160923U (ja) 1989-04-18
JPH0620673Y2 true JPH0620673Y2 (ja) 1994-06-01

Family

ID=31435021

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987156459U Expired - Lifetime JPH0620673Y2 (ja) 1987-10-13 1987-10-13 車両のサンルーフ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0620673Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5937124U (ja) * 1982-08-31 1984-03-08 ダイキヨ−・ベバスト株式会社 車輌等の摺動屋根装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0160923U (ja) 1989-04-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5100197A (en) Automotive vehicle sunroof structure
US4684168A (en) Sun roof for vehicles
US6840567B2 (en) Sliding door structure for vehicle
JPH0747215Y2 (ja) 車輌のサンルーフ装置
JPH0620673Y2 (ja) 車両のサンルーフ装置
JP3295883B2 (ja) サンルーフ装置
JP3152110B2 (ja) 自動車用サンルーフのフレーム構造
JP2675301B2 (ja) サンルーフのサンルーフフレーム構造
JP3830210B2 (ja) サンルーフ装置
JPH0139216Y2 (ja)
JPH0625376Y2 (ja) 自動車用アウタスライドル−フ装置
JPH0612978Y2 (ja) 自動車用アウタスライドル−フ装置
JP3184938B2 (ja) サンルーフ装置
JPH0722348Y2 (ja) 自動車用スライドルーフ装置
JP3047135B2 (ja) サンルーフ装置
JPS6137539Y2 (ja)
JPS63222924A (ja) サンル−フのサンル−フフレ−ム構造
JPH0335621Y2 (ja)
JPH0455887B2 (ja)
JPH0617611Y2 (ja) 自動車のサンルーフ装置
JPH0547686Y2 (ja)
JPH0732213Y2 (ja) スライドルーフ装置用排水溝部材の固定構造
JPH0612977Y2 (ja) 自動車用アウタスライドル−フ装置
JP3558871B2 (ja) サンルーフ装置の開口部構造
JPH038490Y2 (ja)