JPH0139216Y2 - - Google Patents

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JPH0139216Y2
JPH0139216Y2 JP18620783U JP18620783U JPH0139216Y2 JP H0139216 Y2 JPH0139216 Y2 JP H0139216Y2 JP 18620783 U JP18620783 U JP 18620783U JP 18620783 U JP18620783 U JP 18620783U JP H0139216 Y2 JPH0139216 Y2 JP H0139216Y2
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opening
roof
cover panel
rain gutter
small opening
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JP18620783U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車輌のサンルーフ装置に関する。
(従来技術) 周知の如く、ワゴン車等のサンルーフ装置にお
いては、固定ルーフの開口部の開口面積を非常に
大きなものとすると共に、該開口部を開閉するス
ライドルーフを大型化したものがある。
この様なサンルーフ装置においては、スライド
ルーフの開閉操作のみで開口部の開閉調整を行な
うと、その開口面積が大きいところから、換気や
採光が所望以上又は以下になり、微妙な調整が困
難であつた。
そこで、スライドルーフに小開口部を設け、ス
ライドルーフの開閉操作とは別に、この小開口部
を開閉操作することにより、少しの換気や採光を
行なうようにしたサンルーフ装置が、すでに実開
昭58−41614号公報において開示されている。
しかし、スライドルーフはそれ自体で固定ルー
フに対して摺動するものであるから、スライドル
ーフに設けられる小開口部開閉用のカバーパネル
及びその開閉機構等は、スライドルーフ自体の移
動を阻害するものであつてはならず、スライドル
ーフの厚み内に設けられる必要があつた。
しかし上記従来のものは、スライドルーフが一
枚パネル構造であるからその厚みが薄く、その厚
み内にカバーパネル開閉機構等を設けることは現
実的に困難であつた。しかもカバーパネルを透明
体にするとその下方にサンシエードを設けなけれ
ばならないが、このサンシエードまでもスライド
ルーフ側に設けることは更に困難であつた。
(考案の目的) そこで、本考案は、上記問題点に鑑みて案出さ
れたものであり、スライドルーフ自体の移動の障
害にならないように、非常に薄いスライドルーフ
の厚み内に、カバーパネルの開閉機構造を組み込
み可能とした車輌のサンルーフ装置を提供するこ
とを目的とする。
(考案の構成) 従つて、その特徴とする処は、固定ルーフの開
口部を開閉するスライドルーフに小開口部を設
け、該小開口部を開閉するカバーパネルをチルチ
ング自在にスライドルーフに設けた車輌のサンル
ーフ装置において、前記小開口部内周縁に雨樋が
周設され、左右両側の雨樋内にガイドレールが設
けられ、該ガイドレールにスライダーが前後移動
自在に嵌着されると共に、該スライダーをワイヤ
ーを介して移動させる駆動手段が前部の雨樋内に
設けられ且つその操作部がスライドルーフの下面
に突設され、一方、前記カバーパネルの前端は小
開口部前端部に回動自在に支持されると共に、カ
バーパネルの左右両側下面と前記スライダーとが
リンクを介して連結されている点にある。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき詳述す
る。
第1図に示すものは、ワゴン車に設けられたア
ウタースライド式のサンルーフ装置である。車輌
の固定ルーフ1には、矩形状の開口部2が設けら
れ、該開口部2を囲むように、平面視コ字形の後
方開放のガイドレール3が固定ルーフ1の外面に
固定されている。このガイドレール3にスライド
ルーフ4が前後移動自在に嵌合して開口部2を開
閉自在としている。更にこのスライドルーフ4に
小開口部5が設けられ、該小開口部5を開閉自在
とするカバーパネル6がスライドルーフ4に設け
られている。
第2図及び第3図は、上記サンルーフ装置の詳
細断面図である。固定ルーフ1の開口部2周縁に
は、その全周にわたつて雨樋部7が一体成形され
ている。雨樋部7の下面には開口部2を取囲むよ
うにフレーム8が取着されている。このフレーム
8の内周縁と前記雨樋部7の内周縁とは重合して
おり、この重合部にシール材9が嵌着されてい
る。このシール材9が開口部2の内周縁を形成し
ている。フレーム8の下面には内装板10が装着
されている。
雨樋部7の外周縁部は台形部11に形成されて
いる。開口部2の前部及び左右両側部に位置する
台形部11に、前記ガイドレール3がボルト12
及びナツト13により固定されている。開口部2
の後部に位置する台形部11の上面には植毛付シ
ール材14が取着されている。
前記ガイドレール3は、内方に開口する断面コ
字形の案内部を有し、該案内部内にウエザースト
リツプ15が嵌着されている。
スライドルーフ4はアウターパネル16とイン
ナーパネル17とからなり、両者は外周縁部にお
いて重合してフランジ部18を形成している。フ
ランジ部18から内側のインナーパネル17とア
ウターパネル18とは所定間隔を有して離反して
おり、スライドルーフ4に所定厚みを与えてい
る。スライドルーフ4のフランジ部18周縁には
シール材19が嵌着されている。このシール材1
9と前記ガイドレール3内のウエザーストリツプ
15とが摺接している。更にインナーパネル17
の下面には前記シール材9及び14が接当し、開
口部2を密封状に閉鎖する。
第2図に示す如く、インナーパネル17の左右
両側部にブラケツト20が設けられている。一
方、開口部2の左右両側のフレーム8内面にガイ
ドレール21が固着され、該ガイドレール21に
スライドシユー22が前後方向移動自在に嵌合し
ている。このシユー22と前記ブラケツト20が
連結されている。このシユー22は図示省略の駆
動装置によりワイヤ23を介して移動される。該
シユー22の移動によりスライドルーフ4はガイ
ドレール3に沿つて前後方向に移動して開口部2
を開閉する。
前記スライドルーフ4の平面内には小開口部5
が形成されている。この小開口部5の周縁におい
てアウターパネル16とインナーパネル17とは
重合し、この重合部にシール材24が嵌着されて
いる。このシール材24が小開口部5の内周縁を
形成している。この小開口部5の周縁において、
該小開口部5を取り囲むようにアウターパネル1
6は上方開放の凹部に形成され、該凹部は小開口
部5を取囲む雨樋25とされている。
上記小開口部5周辺の雨樋25外周壁面に、カ
バーパネル6が嵌脱自在に内嵌し、小開口部5を
開閉自在としている。カバーパネル6は透明体部
材から形成され、その外周縁にシール材26が嵌
着され、該シール材26が雨樋25の外周壁面に
接当している。カバーパネル6が小開口部5を閉
鎖しているとき、カバーパネル6の下面に前記シ
ール材24が接当している。カバーパネル6の前
端部は、図示省略の枢支手段によりアウターパネ
ル16に回動自在に支持されている。カバーパネ
ル6の後部は開閉装置を介して昇降自在に構成さ
れている。
第4図及び第5図に、前記カバーパネル6の開
閉装置が示されている。
小開口部5の左右両側の雨樋25内には、ガイ
ドレール27が固定され、該ガイドレール27に
スライダー28が前後摺動自在に嵌着されてい
る。このスライダー28に一対の立壁部29,2
9が設けられ、一方の立壁部29には略水平状の
長孔30が設けられ、他方の立壁部29には前方
に至るに従い降下しかつその前端部では略水平状
に形成されたカム溝31が設けられている。
一方、カバーパネル6の左右両側の下面には、
ブラケツト32が固定され、該ブラケツト32に
支軸33を介してリンク34が上下回動自在に枢
結されている。このリンク34の中途部及び下端
にピン35,36が突設されており、下端のピン
36は前記長孔30に、中途部のピン35はカム
溝31に夫々移動自在に嵌合している。
小開口部5の前側の雨樋25内には、前記スラ
イダー28の駆動手段37が設けられ、該駆動手
段37はプツシユプルワイヤー38を移動させる
歯車装置を内有するものである。この駆動手段3
7の操作部39は、雨樋25底部を貫通してイン
ナーパネル17の下方に突設されている。上記プ
ツシユプルワイヤー38はガイド管40を介して
スライダー28に連結されている。
しかして、第4図の実線で示す閉鎖位置から、
仮想線で示す開放状態を得るには、操作部39を
手動操作して駆動手段37を作動せしめ、プツシ
ユプルワイヤー38を介してスライダー28を前
方へ移動させる。この移動でスライダー28はリ
ンク34を起立せしめるので、カバーパネル6は
前端枢支部を中心としてその後端が上方回動して
チルチングする。
次に、チルト状態から閉鎖させるには、スライ
ダー28を後方へ移動させる。このときカム溝3
1の前端部の水平部が、リンク34の中途部のピ
ン35を下方に押圧するので、リンク34は完全
に倒伏せしめられ、カバーパネル6の締め切り力
が大きくなる。
尚、上記カバーパネル6は透明であるところか
ら、その下方にサンシエード41が設けられてい
る。サンシエード41は小開口部5の周辺に形成
されたインナーパネル17の凹部に入るように設
けられている。即ち、サンシエード41の両側
が、小開口部5の左右両側のインナーパネル17
に設けられたガイドレール42に前後方向移動自
在に嵌合している。
更に、小開口部5を除いたインナーパネル17
の下面を覆うトリムボード43が、インナーパネ
ル17の凹部に入るように固定されている。小開
口部5の後方において、トリムボード43とイン
ナーパネル17間にサンシエード収納空間44が
形成されている。
トリムボード43とアウターパネル16間で形
成されるスライドルーフ4の厚みは、アウターパ
ネル16とインナーパネル17間とで形成される
スライドルーフ4の最大厚みより小さいか又は同
等である。従つてカバーパネル6、及びその開閉
機構並びにサンシエード41はすべてスライドル
ーフ4の厚み内に収納され、スライドルーフ4の
開閉操作の邪魔になることはない。
尚、第2図の符号45はドレンパイプを示し、
スライドルーフ4の小開口部5まわりの雨樋25
から固定ルーフ1の開口部2まわりの雨樋部7に
雨水等を導びくものである。
本考案の実施例は以上の通りであるが、本考案
は上記実施例に限定されるものではない。例えば
スライドルーフ4は、アウターパネル16とイン
ナーパネル17とからなる二重構造としたが、合
成樹脂等からなる一体成形品であつてもよい。ま
たカバーパネル6の開閉装置は、その他のカム機
構又はリンク機構であつてもよい。
(考案の効果) 本考案によれば、非常に薄いスライドルーフの
厚み内にカバーパネルの開閉機構を組み込み可能
とし、スライドルーフ自体の移動の障害にならな
いため、実用に供して多大の効果を発揮するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示すアウタースライ
ド式サンルーフ装置の斜視図、第2図は第1図A
−A線断面図、第3図は第1図B−B線断面図、
第4図は第2図C−C線断面図、第5図はカバー
パネルの開閉機構の斜視図である。 1……固定ルーフ、2……開口部、4……スラ
イドルーフ、5……小開口部、6……カバーパネ
ル、25……雨樋、27……ガイドレール、28
……スライダー、34……リンク、37……駆動
手段、38……ワイヤ、39……操作部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定ルーフ1の開口部2を開閉するスライドル
    ーフ4に小開口部5を設け、該小開口部を開閉す
    るカバーパネル6をチルチング自在にスライドル
    ーフに設けた車輌のサンルーフ装置において、前
    記小開口部5内周縁に雨樋25が周設され、左右
    両側の雨樋25内にガイドレール27が設けら
    れ、該ガイドレールにスライダー28が前後移動
    自在に嵌着されると共に、該スライダーをワイヤ
    ー38を介して移動させる駆動手段37が前部の
    雨樋内に設けられ且つその操作部39がスライド
    ルーフの下面に突設され、一方、前記カバーパネ
    ル6の前端は小開口部前端部に回動自在に支持さ
    れると共に、カバーパネルの左右両側下面と前記
    スライダーとがリンク34を介して連結されてい
    ることを特徴とする車輌のサンルーフ装置。
JP18620783U 1983-11-30 1983-11-30 車輛のサンル−フ装置 Granted JPS6092617U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18620783U JPS6092617U (ja) 1983-11-30 1983-11-30 車輛のサンル−フ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18620783U JPS6092617U (ja) 1983-11-30 1983-11-30 車輛のサンル−フ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6092617U JPS6092617U (ja) 1985-06-25
JPH0139216Y2 true JPH0139216Y2 (ja) 1989-11-24

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JP18620783U Granted JPS6092617U (ja) 1983-11-30 1983-11-30 車輛のサンル−フ装置

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JPS6092617U (ja) 1985-06-25

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