JP2523052Y2 - アウタースライドルーフ装置 - Google Patents

アウタースライドルーフ装置

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JP2523052Y2
JP2523052Y2 JP3354490U JP3354490U JP2523052Y2 JP 2523052 Y2 JP2523052 Y2 JP 2523052Y2 JP 3354490 U JP3354490 U JP 3354490U JP 3354490 U JP3354490 U JP 3354490U JP 2523052 Y2 JP2523052 Y2 JP 2523052Y2
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slide panel
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健一郎 林
和久 長田
彰 西村
秀和 音羽
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Toyota Motor Corp
Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
Toyota Motor Corp
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【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、サンルーフ、特に詳述すれば、アウタース
ライドタイプのサンルーフの改良に関する。
(従来の技術) 自動車のルーフパネルに開口部を設け、この開口部
を、スライドパネルを手動操作又は電動操作により、開
閉させる機構、即ち、サンルーフが普及している。サン
ルーフ普及の要因は、このサンルーフを取付けた自動車
が、乗員に大いなる解放感を与え、且つ優れた換気を室
内に与えることにある。
スライドパネルによるルーフパネル開口部の開閉用機
構について以下に簡単に述べる。自動車のルーフパネル
の開口部の周囲に中央に開口を有する方形のハウジング
を固定する。このハウジングの左右両側に前後方向に延
在するガイドレールを固定し、その後部に駆動源となる
電動モータを取付け、さらに、ハウジングの内周面を雨
樋いとしドレンホースにて雨水を外部に排水可能とす
る。各ガイドレール内に位置する対のシューを納め、こ
れらシューをカム溝を有するリンクを介してスライドパ
ネルに連結させ、シューを駆動ケーブルを介して電動モ
ータに連結させる。
このようなスライドパネルは、乗員が開方向にスイッ
チオンすると、電動モータが作動し、シューを後方に引
張り、スライドパネルを先端を中心に後方を持上げ、チ
ルトアップ状態を作る。スイッチオンの状態を維持した
まま、チルトアップ状態をしばらく保つ。チルトアップ
状態を望む乗員はこの時点でスイッチオフとする。スラ
イドパネルを後退させルーフパネルの開口部を開とした
い乗員は、そのままスイッチオンとしておくと、再び電
動モータが作動し、チルトアップのスライドパネルを後
退させ、ルーフパネルの開口部を開放し、室内を外部に
連通させる。この開口部を閉じるには、閉方向にスイッ
チオンさせ、前述とは逆の動きをスライドパネルにさせ
る。
スライドパネルの周囲にウエザーストリップを装着
し、スライドパネル閉状態時、スライドパネルとルーフ
パネルの開口部縁との間を該ウエザーストリップでシー
ルし、雨水等の室内への浸入を阻止する。仮りに該ウエ
ザーストリップを雨水が通り抜けてもハウジングの雨樋
により外部に排水する。スライドパネルをチルト状態に
した時、スライドパネルの外表面に付着していた雨水
は、雨樋を介して外部に排水される。
(本考案が解決しようとする課題) アウタースライドルーフ装置は、前述した如き基本構
成を有するが、例えば特開昭60−215423号の発明等にお
いては、ロック用レバー48が1本の部材で形成されてい
るため、その分レバー部材48が大きくなり、特に第4図
示のスライドパネル3の全閉状態時にはガイドレール5
より上方位で且つスライドパネル3の空間内に収納せざ
るを得ず、結果ガイドレール5が下方にさがらざるをえ
ずスライドパネル3及びルーフとの空間を確保できず、
ヘッドクリアランスが大きくとれず全体に大柄となる問
題点を備えていた。そこで本考案では特に全閉時にレバ
ー部材を可能な限り、下方位に収納することによって前
述の問題点を解消することをその技術的課題とするもの
である。
〔本考案の構成〕
(課題を解決するための手段) コム部材のカム溝に係合するシューのピンにリンクの
一端を枢着し、他端をレバー部材の一端に枢着し、レバ
ー部材はカム部材及びスライドパネルに固設したブラケ
ットに対してシューの前後動と連動して前後方向へ相対
移動可能にスライド連結し、シューのピンがカム溝の前
端にあってスライドパネル全閉時に、カム部材に一体連
結したブラケットに植設したピンによりレバー部材の溝
が下方にたたき込まれ、レバー部材をガイドレール内の
スライド溝間の空間内に収納した構成にある。
(作用) ロック用レバー部材をリンクを介してシューに2段折
れ式に連結したので、特に全閉時に於いてレバー部材を
可能な限り下方位に収納でき、スライドパネル及びルー
フ間の空間を充分に確保でき、ヘッドクリアランスも大
きくとれることができた。
(実施例) 本考案の実施例を添付図面を参照して説明する。自動
車1のルーフパネル2に開口部3を設ける。この開口部
3にスライドパネル4を装着する。このスライドパネル
4は、第1図のように開口部3を閉じた閉状態と、第2
図のようにその後部を上方へ持上げたチルトアップ状態
と、第3図に示す全開状態(又は一部開状態)を、後述
する機構により選択できる。
ルーフパネル2の内側であって、開口部3の周囲に第
4図に示す機構が固定される。この機構は、平面からみ
た時略方形の合成樹脂製のハウジング5を有す。このハ
ウジング5は中央部にルーフパネル2の開口部3に対応
する開口6を有し、その外周縁は上向きの立上り壁7に
より、ハウジング5を箱状とさせる。開口6の周囲も立
上り壁とし、ハウジング5の周囲に雨樋8を作り、この
雨樋8で集めた雨水をドレンポート9を介して車外へ排
水する。ハウジング5の後部に電動モータ10を固定す
る。電動モータ10の出力は、減速機を介して駆動ケーブ
ル11,12の押し、引き運動に変換させられる。
ハウジング5の左右両側にガイドレール13,14を固定
し、これらガイドレール13,14にシュー15を前後方向に
摺動自在に配す。両ガイドレール13,14内の各シュー15
を、駆動ケーブル11,12の一方に連結させる。各シュー
を、スライドパネル4に、ブラケット16と後述するカム
部材25を介して、連結させる。
第5図を参照する。ガイドレール13は、対向する壁面
に内向きの対向溝17を形成し、又、内側寄りの壁面に駆
動ケーブル11を通す略円形の穴18を形成する。ガイドレ
ール13の上部には、側方に張出したフランジ19,20を形
成する。シュー15は、溝17に摺動自在に収納されるピー
ス21、および垂直壁22を有し、この垂直壁22にはピン23
を支持させる。シュー15の内側に駆動ケーブル11を固定
する。電動モータ10の作動による駆動ケーブル11の押
し、引き運動は、シュー15をガイドレール13に沿って前
後進させる。
シュー15の垂直壁22の外側面に対向し且つガイドレー
ル13の対向壁面間の空間24′に収納可能なカム部材25
は、シュー15のピン23を受けるカム溝26を有し、その先
端のピース27を、ガイドレール13の対向溝17内に摺動自
在に配す。カム溝26は、略円弧をなし、ピン23がこのカ
ム溝26内を前後進すると、カム部材25の前後を、その先
端のピース27を中心にして上下動させる。
このカム部材25の側面に、ブラケット16を固定し、こ
のブラケット16にスライドパネル4の前後を締結させ
る。このため、カム部材25のピース27を中心とした上下
動は、スライドパネル4の全閉、チルトアップ状態を作
ることになる。スライドパネル4の閉状態から、第2図
のチルトアップ状態を得るために、電動モータ10を作動
させ、駆動ケーブル11を引くと、シュー15がガイドレー
ル13に沿って後退しながら、ピン23をカム溝26内に沿っ
て移動させ、カム部材25の後部を、その全部のピース27
を中心にして上方へリフトアップさせる。ピン23がカム
溝26の後端につき当ると、チルトアップ動作が完了す
る。この際、第6図に示すブラケット16と一体連結され
たカム部材25のリフトアップと連動して、カム部材25か
ら延在した支持腕25′に回動自在に支承されたローラ24
も若干後方へ向って傾斜した上下方向の案内くぼみ28か
ら上方へ出て、フランジ19上に乗る。尚、前方壁29がロ
ーラ24のくぼみ28より前方への動きを規制する。
このリフトアップ状態のまま、さらに駆動ケーブル11
を引くと、ピン23がカム溝26の後端に当接していること
から、シュー15がカム部材25を後方へ引き、ルーフパネ
ル2の開口部3をスライドパネル4が開放する。このス
ライドパネル4の後方への動きは、ピース27の対向溝17
への摺動、ピン23のカム溝26への当接、ローラ24のフラ
ンジ19上での転動により案内され、スライドパネル4の
ガタ付きを作らない。
シュー15のピン23に、リンク30の一端を枢着する。対
の溝31,32を有し、この溝31内にカム部材25の後端のピ
ン33を通し、且つ他の溝32内にブラケット16の後端のピ
ン34を通すレバー35の前端を、リンク30の後端に枢着す
る。スライドパネル4が開口部3を全閉させた状態で
は、ピン33,34は、溝31,32の後端に当接するが、チルト
アップ状態および全開時には溝31,32の前端に当接す
る。レバー35の後端にピン36を植立させる。このピン36
の前後方向位置を決定するのはカム溝26の前後長さであ
るが、全閉からチルトアップ状態開始まではカム溝26は
水平のため、ピン36はシュー15とリンク30と連動してそ
の間後退する。第2図のチルトアップ開始状態では、ピ
ン36が、ガイドレール13の内側のフランジ20の切欠き37
の前後方向巾の略中央内にあり、それ以降はチルトアッ
プ動作に応答してカム部材25の上昇に伴いリンク30を介
して切欠き37より上方へ浮動する。逆に第2図のチルト
アップ状態から第1図の全閉状態にするため、カム部材
25の下降に伴いチルトアップ開始状態まで戻ると、ピン
36は切欠き37内に戻り、スライドパネル4は第1図の全
閉状態にあるが、更にシュー15が前進するとピン23がカ
ム溝26内水平部に沿って前端まで移動し、ピン36は溝17
内にもぐり込み内面に当接することになる。この結果、
スライドパネル4の全閉時、スライドパネル4は、カム
部材25のピース27、シューのピン23、レバー35のピン36
の三点でハウジング側に支持されるので、スライドパネ
ル4の振動はない。第1図から第2図の状態にさせる際
には、シュー15を僅かに後退させて、ピン36を切欠き37
に対向させてから、チルトアップが開始することにな
る。
ここで改めて第1図、第2図及び第3図の全閉状態
時、チルトアップ時、全開状態時に相当する機構図を夫
々第7図、第8図及び第9図にて示す。本考案の要部は
全閉時の第7図の矢視B−B線断面図の第10図について
説明する。
即ち全閉時には第7図示の如くカム溝26の前端にピン
23が位置して全ての部品がガイドレール5とスライドパ
ネル4間の上下空間内に納まっており、レバー部材35と
リンク30を2段折れが可能(第8,9図参照)に別体で構
成したので、カム部材25に一体連結したブラケット16に
植設したピン34により、レバー部材35の溝32が下方にた
たみ込まれるため、レール13に形成した別途一対のシュ
ー15の一対のスライド溝17間に形成した空間50内にカム
部材25及びブラケット16の下端と共にレバー部材35が収
納される。
(考案の効果) 以上の様にスライドパネルの全閉状態時には、レバー
部材はガイドレールの凹所空間内にうまく収容できるた
め、結果としてその分ガイドレールを上方へ配置できる
ため、スライドパネル及びルーフとの空間を確保でき、
従ってヘッドクリアランスも充分大きくとれ室内空間を
最大限に拡大することができ、実用効果多大である。
【図面の簡単な説明】
第1図はスライドパネル全閉時を示す車輌の部分斜視
図、第2図はスライドパネルのチルトアップ時を示す車
輌の部分斜視図、第3図はスライドパネルの全開時を示
す車輌の部分斜視図、第4図はスライドパネルの駆動機
構の平面図、第5図(a)、(b)、(c)は一方のガ
イドレール部分の分解斜視図、第6図はカム部材を案内
するローラを拡大して示す部分斜視図、第7図、第8図
及び第9図は第1図、第2図及び第3図に相当するスラ
イドパネルの全閉、チルト、全開状態時の機構図、第10
図は第7図の矢視B−B線に沿って断面にした本考案の
要部を拡大して示す断端面図である。 図中:2……ルーフパネル、3……開口部、4……スライ
ドパネル、5……ハウジング、10……駆動源、13,14…
…ガイドレール、15……シュー、16……ブラケット、17
……スライド溝、23……ピン、25……カム部材、26……
カム溝、30……リンク、32……溝、34……ピン、35……
レバー部材、50……空間。
フロントページの続き (72)考案者 音羽 秀和 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 審査官 水野 治彦

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輌のルーフパネルに設けた開口部の周囲
    であって該ルーフパネルの内側に固定されたハウジン
    グ、該ハウジングの両側に配されたガイドレール、該ガ
    イドレール内を前後方向に摺動自在なシュー、該シュー
    にカム部材を介して連結され且つ前記ルーフパネルの開
    口部を開閉するスライドパネル、前記シューを前後方向
    に前記ガイドレールに沿って摺動させる駆動源を有し、
    前記シューのピンが前記カム部材のカム溝内を移動可能
    なアウタースライドルーフ装置において、該装置が前記
    シューのピンに一端が枢着されたリンクと、該リンクの
    他端にその一端が枢着されたレバー部材とを有し、前記
    レバー部材が対の離間した溝を備え、一方の前記溝に前
    記カム部材のピンが且つ他方の溝に前記スライドパネル
    に固定したブラケットのピンを係合させ、前記レバー部
    材はカム部材及び前記スライドパネルに固設したブラケ
    ットに対して、シューの前後動と連動して前後方向へ相
    対移動可能であり、スライドパネルの全閉時前記レバー
    部材が前記ガイドレール内のスライド溝間の空間内に位
    置することを特徴とするアウタースライドルーフ装置。
JP3354490U 1990-03-31 1990-03-31 アウタースライドルーフ装置 Expired - Lifetime JP2523052Y2 (ja)

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