JPH0335621Y2 - - Google Patents

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JPH0335621Y2
JPH0335621Y2 JP1985179733U JP17973385U JPH0335621Y2 JP H0335621 Y2 JPH0335621 Y2 JP H0335621Y2 JP 1985179733 U JP1985179733 U JP 1985179733U JP 17973385 U JP17973385 U JP 17973385U JP H0335621 Y2 JPH0335621 Y2 JP H0335621Y2
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rail
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JP1985179733U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車等の乗物に使用されるスライ
ド・チルト式のサンルーフ装置の防水構造に関す
る。
(従来の技術) サンルーフ装置においては、屋根に残つた水が
急ブレーキ等により開口部から浸入することがあ
り、この水を排水して室内の防水をするために、
開閉用パネルの後下方にドリツプレールを配置し
ている。
このドリツプレールはパネルがスライドだけ又
は開口部閉鎖状態から若干下降した後にスライド
する場合は、パネルに取付けておくだけでパネル
と同伴動作するので支障はないが、パネルが開口
部閉鎖状態から上下方向にチルトする場合は、前
記構成ではドリツプレールが屋根又は室内側天井
部材に当り、パネルをチルトできなくなる。
そのため従来においては、第4図に示すよう
に、リフタ13の後部にアーム36の前部を枢支
し、このアーム36の後部にドリツプレール27
を取付け、このドリツプレール27を常に上方へ
付勢するスプリング37をリフタ13とアーム3
6との間に設けて構成し、ドリツプレール27が
屋根2又は室内天井部材5に当つてもパネル4を
チルトアツプ又はチルトダウンできるようにして
いる。
(考案が解決しようとする問題点) 前記従来の技術では、ドリツプレール27を取
付けたアーム36をリフタ13に対してスプリン
グ37で付勢しているため、パネル4のチルトア
ツプ動作はこのスプリング37に抗して行なわね
ばならず、この作動に大きな力を必要とし、駆動
装置の能力をアツプする必要があつた。また、ア
ーム36の後部は自由端となつていて支持されて
いないので、悪路走行時等にはドリツプレール2
7が振動し、ガタ、異音を発生することがある。
これを防止するにはスプリング37の作用力を更
に強くすれば良いのであるが、そのようにする
と、増々チルト動作力のロスが発生する。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、パネル4のチルト動作によつて上部
リンクが昇降する平行リンク機構をガイドレール
6に沿つて移動可能に設け、前記上部リンクをド
リツプレール27とすることにより、前記従来の
技術の問題点を総て解決できるようにしたもので
ある。
即ち、本考案における問題解決手段の具体的構
成の特徴とするところは、乗物屋根2の開口部3
を開閉するパネル4と、このパネル4の下面に左
右側部に設けられたリフタ13と、開口部3の左
右に1対設けられていて前記リフタ13の前部を
前後摺動自在に枢支するガイドレール6と、前記
リフタ13をパネル4が開口部3を閉鎖する位置
でチルト動作させ且つチルトダウン状態で摺動さ
せる駆動機構22とを備え、前記パネル4の後下
方にドリツプレール27を配置したサンルーフ装
置において、 前記ガイドレール6に第1連結リンク28を長
手方向摺動自在に設け、この第1連結リンク28
の前後にリンク23と第2連結リンク29の各下
部を連結し、前記リンク23の上部をリフタ13
に連結し、第2連結リンク29の上部とリンク2
3の下部から第2連結リンク29の長さに略相当
する距離lの中途部とにドリツプレール27の前
後部を夫々連結した点にある。
(作用) パネル4をチルトアツプすべくリフタ13を上
昇させると、リンク23も前部が上昇し、リンク
23の後下部と第2連結リンク29とは平行に揺
動し、両リンク23,29に連結されているドリ
ツプレール27は水平姿勢のまま上昇し、屋根2
の開口部3に近ずいて、屋根2から浸入する水を
受け、パネル4をチルトダウンすべくリフタ13
を下降すると、ドリツプレール27も下降して屋
根2及びパネル4から落ちる水を受ける。リンク
23のガイドレール6側枢支点25からリフタ1
3までの距離よりもドリツプレール27までの距
離の方が充分に短かいので、ドリツプレール27
の昇降距離はリフタ13の後部の昇降距離よりも
充分に短かく、ドリツプレール27は屋根2及び
室内側天井部材5に当らない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1〜3図に示す実施例において、1は自動車
の屋根2に取付けられたサンルーフ装置である。
屋根2には開口部3が形成され、この開口部3を
開閉自在に施蓋するパネル4は閉鎖位置でチルト
自在に、且つチルトダウン状態から後方へ摺動自
在となつている。
5は屋根2の下面側に固定の内フレームで、そ
の前部及び左右側部には樋部が形成され、また左
右側部にはガイドレール6(その軌道のみを1点
鎖線で示す。)が設けられ、その後部と屋根2と
の間にはパネル収納部7が形成されている。
また、内フレーム5は前記開口部3に略対応し
て内開口部8を有しており、内フレーム5の下面
には室内側の天井板9が張設されている。10は
内開口部8を開閉するサンシエードであり、前記
パネル収納部7内へ収納可能である。
前記パネル4は透明ガラス(又は鉄板でも良
い。)で形成されており、その下面の左右両側に
は1対のリフタ13が前後2箇所で取付けられて
いる。各リフタ13は前端のガイドシユー14が
ガイドレール6に前後摺動自在に支持されてお
り、且つそのガイドシユー14を支点として後部
を昇降するようにチルト可能に枢支されている。
前記リフタ13の中途部にはチルト動作用のガ
イド溝15が形成され、このガイド溝15は尻上
りの略くの字形に形成され作動体16に設けた作
動ピン17が摺動自在に挿入されている。
作動体16は前後のガイドシユー18,19を
介してガイドレール6に前後摺動自在に案内され
ており、その後部にケーブル連結体20が連結さ
れており、モータ21によつて押引されるケーブ
ルを介してケーブル連結体20がガイドレール6
に案内されて前後に摺動することにより、作動体
16も前後動する。
前記作動体16は第3図の状態から前方へ押さ
れると、ガイドシユー18がガイドレール6に形
成した切欠きから上方へ移動して、リフタ13を
前部中心にチルトアツプさせ、逆に同状態から後
方へ移動すると、作動ピン17がガイド溝15内
を摺動してリフタ13をチルトダウンさせ、更に
後方へ移動すると、パネル4をチルトダウンさせ
たまま収納部7へ収納し、開口部3を開放する。
前記ガイド溝15、作動体16、ケーブル連結体
20及びモータ21等によつてリフタ13をチル
ト動作させ且つ前後にスライドさせる駆動機構2
2が構成されている。
前記リフタ13の後部にはリンク23の前端が
ピン24を介して枢支され、このリンク23の後
端はシユー25を介してガイドレール6に前後摺
動自在に案内されている。また、リンク23の中
途部にはピン26を介してドリツプレール27の
ブラケツト27aの前部が連結されている。
28,29は前記リンク23及びドリツプレー
ル27と平行リンク機構を形成している連結リン
クであり、第1連結リンク28は前端がリンク2
3の後端に連結され、後端が第2連結リンク29
とピン30を介して連結され、このピン30には
ガイドレール6内を摺動するシユー31が設けら
れている。第2連結リンク29の上端はドリツプ
レール27のブラケツト27aに枢支され、リン
ク23と共にドリツプレール27を略水平に支持
している。
即ち、ガイドレール6に第1連結リンク28を
長手方向摺動自在に設け、この第1連結リンク2
8の前後にリンク23と第2連結リンク29の各
下部を連結し、前記リンク23の上部をリフタ1
3に連結し、第2連結リンク29の上部とリンク
23の下部から第2連結リンク29の長さに略相
当する距離lの中途部とにドリツプレール27の
前後部を夫々連結しており、第1連結リンク28
を基準にしてリンク23が揺動すると第2連結リ
ンク29も平行に揺動し、上部リンク代用のドリ
ツプレール27は略水平姿勢のまま昇降する。
ドリツプレール27はパネル4の後縁のウエザ
ーストリツプ32の略直下で略全幅にわたつて位
置し、パネル4及び屋根2から落ちる水を受けと
める。このドリツプレール27には排水ホース3
3が接続されている。
前記ドリツプレール27はリフタ13のチルト
動作に連動して昇降し、チルトダウンすると第1
図2点鎖線で示す如く、後方へ移動しても内フレ
ーム5及び天井板9に当らない程度下降し、チル
トアツプすると第2図実線で示す如く、屋根2の
開口部周縁に近ずくように上昇する。いずれの場
合にも、最適な水受け位置となり且つサンルーフ
装置1の他の構成部材と千渉することがない。
前記実施例において、リンク23の後端の枢支
点(シユー25)からドリツプレール27との取
付点(ピンまたは固定部)までの距離lは、リフ
タ13との枢支点(ピン24)までの距離Lより
も充分短かく、ドリツプレール27の昇降ストロ
ークはリフタ13のピン24の昇降ストロークの
(l/L)である。尚、ドリツプレール27の昇
降ストロークはリンク23に対する取付け位置を
変えることにより、適宜選択することができる。
(考案の効果) 以上詳述した本考案によれば、ガイドレール6
に第1連結リンク28を長手方向摺動自在に設
け、この第1連結リンク28の前後にリンク23
と第2連結リンク29の各下部を連結し、前記リ
ンク23の上部をリフタ13に連結し、第2連結
リンク29の上部とリンク23の下部から第2連
結リンク29の長さに略相当する距離lの中途部
とにドリツプレール27の前後部を夫々連結した
ので、パネル4のチルト動作に伴なつてリンク2
3が揺動し、このリンク23の揺動でドリツプレ
ール27を略水平姿勢で昇降することができ、ド
リツプレール27は昇降抵抗が少ないので、パネ
ル4のチルト動作を軽くすることができ、悪路走
行時等に振動を発生するのを防止でき、リフタ1
3に比して昇降距離が短かく、パネル4のチルト
アツプ時及びチルトダウン時に最適な位置で且つ
屋根2又は室内側天井部材に当らない状態で、落
ちてくる水を受けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案の実施例を示しており、第
1図はパネル閉鎖時の要部の断面側面図、第2図
はパネルチルトアツプ時の要部の断面側面図、第
3図はサンルーフ装置全体の概略側面図、第4図
は従来の技術を示す断面側面図である。 1……サンルーフ装置、2……屋根、3……開
口部、4……パネル、6……ガイドレール、13
……リフタ、16……作動体、22……駆動機
構、23……リンク、27……ドリツプレール。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 乗物屋根2の開口部3を開閉するパネル4と、
    このパネル4の下面に左右側部に設けられたリフ
    タ13と、開口部3の左右に1対設けられていて
    前記リフタ13の前部を前後摺動自在に枢支する
    ガイドレール6と、前記リフタ13をパネル4が
    開口部3を閉鎖する位置でチルト動作させ且つチ
    ルトダウン状態で摺動させる駆動機構22とを備
    え、前記パネル4の後下方にドリツプレール27
    を配置したサンルーフ装置において、 前記ガイドレール6に第1連結リンク28を長
    手方向摺動自在に設け、この第1連結リンク28
    の前後にリンク23と第2連結リンク29の各下
    部を連結し、前記リンク23の上部をリフタ13
    に連結し、第2連結リンク29の上部とリンク2
    3の下部から第2連結リンク29の長さに略相当
    する距離lの中途部とにドリツプレール27の前
    後部を夫々連結したことを特徴とするサンルーフ
    装置の防水構造。
JP1985179733U 1985-11-20 1985-11-20 Expired JPH0335621Y2 (ja)

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JPS6286231U JPS6286231U (ja) 1987-06-02
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Families Citing this family (2)

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DE3824942C1 (ja) * 1988-07-22 1989-10-12 Rockwell Golde Gmbh, 6000 Frankfurt, De
JP2965991B2 (ja) * 1989-02-21 1999-10-18 ベバストジャパン株式会社 車両のサンルーフ装置

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