JPS61241352A - ポリエステル組成物 - Google Patents

ポリエステル組成物

Info

Publication number
JPS61241352A
JPS61241352A JP60083187A JP8318785A JPS61241352A JP S61241352 A JPS61241352 A JP S61241352A JP 60083187 A JP60083187 A JP 60083187A JP 8318785 A JP8318785 A JP 8318785A JP S61241352 A JPS61241352 A JP S61241352A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
signal intensity
polyester
compounds
chemical shift
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP60083187A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0572940B2 (ja
Inventor
Katsuro Kuze
勝朗 久世
Yujiro Matsuyama
松山 雄二郎
Akito Hamano
明人 濱野
Atsushi Kachi
篤 加地
Osamu Makimura
牧村 修
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP60083187A priority Critical patent/JPS61241352A/ja
Publication of JPS61241352A publication Critical patent/JPS61241352A/ja
Publication of JPH0572940B2 publication Critical patent/JPH0572940B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は静電密着性が高度に改良さrしたポリエステル
の組成物に関するものである。
(従来の技術) ポリエチレンテレフタレートで代表さnる飽和線状ポリ
エステルは、ナぐnた力学特性、耐熱性、耐候性、電気
絶縁性、耐薬品性等t−有するため包装用途、写真用途
、電気用途、磁気テープ等の広い分野に2いて多く使用
さnている。通常ポリエステルフィルムは、ポリエステ
ルを溶融押出したのち2軸延伸して得らnる。この場合
、フィルムの厚みの均一性やキャスティングの速it高
めるには、押出口金から溶融押出したシート状物全回転
冷却ドラム表面で急冷する際に、該シート状物とドラム
表面との密着性を高めなけt′L#iならない。
該シート状物とドラム表面との密着性を高める方法とし
て、押出口金と回転冷却ドラムの間にワイヤー状の電極
を設けて高電圧を印加し、未固化のシート状物上面に静
電気を析出させて、該シートを冷却体表面に密着させな
がら急冷する方法(以下静電密着キャスト法という)が
有効であることが知らnている。
フィルムの厚みの均一性はフィルム品質の中で極めて重
要な特性であシ、またフィルムの生産性はキャスティン
グ速度に直接依存するため生産性を向上させるにはキャ
スティング速度を高めることか極めて重要となるため、
静電密着性の向上に多大の勢力がはかられている。
シート状物表面の電荷量を多くする方法としてポリエス
テルフィルムの製膜に2いて用いらnるポリエステル原
料を改質することが有効であることが知らnている。具
体的にはポリエステル製造工程でアルカリ金属やアルカ
リ土類金属化合物を添加する方法が提案されている。ま
た、こnらの金属化合物とP化合物を併用することによ
り静電密着性を更に向上させることが知られている。確
かに、該方法によりある程度の静電密着性を向上させる
ことは可能である。しかし、該方法に2いては、金属化
合物やP化合物の種類、添加量比、添加時期等により静
電密着性が大きく変化し、高度な静電密着性のポリエス
テル原料を確実にかつ安定して製造することは困難であ
った。
本発明者らは、該方法に2いて高度に静電密着性のすぐ
れたポリエステル原料を確実にかつ安定して製造するた
めの方法tW立することを鋭意検討し、その目的を達す
るには金属化合物とP化合物との反応の制御が重要であ
り、生成ポリエステル中に含まれているP化合物を特定
構造にすることが極めて重要であることを見い出し本発
明を完成した。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は前記した欠点を改善し静電密着性が高度に改良
されたポリエステル組成物を提供せんとするものである
(問題点を解決するための手段) 本発明は少くともMgあるいはCaのいずれかのスペク
トルのシグナル強度比が下記一般式を満足することを特
徴とするポリエステル組成物である。
〔式中、Saは+Q、5〜−0.6 PPmの範囲のケ
ミカルシフトに現われるピークのシグナル強度、Sbは
−1,8〜−1,5PPmの範囲のケミカルシフトに現
われるピークのシグナル強度、Scは−1,6〜−1,
7PPmの範囲のケミカルシフトに現われるピークのシ
グナル強度、Sdけ−1,8〜−1,9PPmの範囲の
ケミカルシフトに現われるピークのシグナル強度である
なP、該ケミカルシフトはリン酸を標準とした時の値で
ある。〕 本発明のより好ましい実施懇様は、前記発明に2いてポ
リエステルの製造過程でMY化合物およびCa化合物よ
り選ばれた少くとも111の金属化合物を添加し、かつ
、該P化合物を2回以上に分割して添加することにより
得らnることを特徴とするポリエステル組成物である。
本発明のポリエステルは2塩基酸と2価アルコールから
得られるフィルム形成能を有するポリエステルまたはそ
の共重合体をいう。かかるポリエステルとしては、ポリ
エチレンテレフタレートが代表的なものであり、共重合
成分としてはイソフタル酸、P−β−オキシエトキシ安
息香酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、4.4’−
ジカルボキシルジフェニール、4.4’−ジカルボキブ
ルペンゾフエノン、ビス(4−カルボキシルフェニール
)エタン、アジピン酸、セバシン酸、5−ナトリウムス
ルホイソフタル酸等のジカルボン酸成分があげらnる。
またグリコール成分としてはプロピレングリコール、ブ
タンジオール、ネオペンチルグリコール、ジエチレング
リコール、シクロヘキサンジメタツール、ビスフェノー
ル人のエチレンオキサイド付加物等を任意に選択使用す
ることができる。この他共重合成分としての少量のアミ
ド結合、ウレタン結合、エーテル結合、カーボネート結
合等を含んでいてもよい。
本発明のポリエステル組成物は少くともMfljるいF
icaのいずれかの金属原子およびP原子を含有比が下
記一般式を満足する必要がある。
〔式中、Saは+0.6〜−0.5 ppmのケミカル
シフトに現わnるピークのシグナル強度、815Fi−
1,8〜−1,5PPmの範囲のケミカルシフトに現わ
れるピークのシグナル強度、8cは−1,6〜−1,7
ppfllの範囲のケミタ^ カルジフトに現われるピークのシグナル強度、伽は−1
,8〜−1,9ppmの範囲のケミカルシフトに現われ
るピークのシグナル強度である。な1−1該ケミカルシ
フトはリン酸を標準とした時、の値である。〕該シグナ
ル強度比が0.095以下がより好ましく、0.085
以下が特に好ましい。該シグナル強度比と静電密着性、
すなわち測定法の項で述べる方法で評価される最高キャ
スティング速度(キャスティング原反の表面を肉眼で観
察し、ピンチ−パルプの発生が起シ始めるキャスティン
グ速度)との関係を図1に示す。
該シグナル強度比’tO,105以下にすることによ、
b 4Tm/%以上の最高キャスティング速度x、o 
95以下にすることにより 50m/分以上の最高キャ
スティング速度が、0.085以下にすることにより5
8m/分以上の最高キャスティング速度が達成できる。
上記一般式を満たすことにより高度な静電密着性が附与
できる理由は不明であるか、ポリエステル中のP化合物
を特定構造にすることにょシ金属イオンの解離度や移動
度が微妙に変化し、その結果、静電密着法でキャスティ
ングする時にポリエステルに蓄積される電荷量に差が生
ずるために引き起されたものと推足される。
本発明のポリエステル組成物はポリエステルの製造過程
で膨化合物pよびCa化合物より選ばれた少くとも1種
の金属化合物およびP化合物を添加し、かつ、該P化合
物を2回以上に分割して添加することにより確実に製造
することができる。
また、Na化合物、K化合物、Ca化合物、Sr化合物
、Ba化合物、Zn化合物、胤化合物PよびZr化合物
等に%定量併用することや、膨化合物とCa化合物とを
特定量比で併用することにより本発明のポリエステル組
成物を更により確実に製造することができる。
本発明で用いられる〃化合物、Ca化合物、Na化合物
、K化合物、Ca化合物、Sr化合物、Ba化合物、Z
n化合物、廊化合物およびZr化合物は反応系へ可溶な
ものであればすべて使用できる。たとえば、膨化合物と
しては水素化マグネシウム、酸化マグネシウム、酢酸マ
グネシウムのような低級脂肪酸塩、マグネシウムメトキ
サイドのようなアルコキサイド等があげられる。
Ca化合物、Sr化化合物上びBa化合物としては、水
素化カルシウム、水素化ストロンチウム、水素化バリウ
ムのような水素化物、水酸化カルシウムのような水酸化
物、酢酸カルシウム、酢酸ストロンチウム、酢酸バリウ
ムのような低級脂肪酸塩、カルシウムメトキサイド、ス
トロンチウムメトキサイド、バリウムメトキサイドのよ
うなアルコキサイド等かめげられる。
Na化合物およびに化合物としてはNa spよびKの
カルボン酸塩、リン酸塩、炭酸塩、水素化物およびアル
コキサイド等であシ、具体的には酢酸ナトリウム、酢酸
カリウム、安息香酸ナトリウム、安息香酸カリウム、リ
ン酸二水素ナトリウム、リン酸二水素カリウム、ビロリ
ン酸ナトリウム、ビロリン酸カリウム、トリポリリン酸
ナトリウム、トリポリリン酸カリウム、重炭酸ナトリウ
ム、重炭酸カリウム、水素化ナトリウム、水素化カリウ
ム、ナトリウムメトキサイド、カリウムメトキサイド、
ナトリウムメトキサイド、カリウムエトキサイド等があ
げられる。こnらの化合物は単独で使用してもよく、ま
た211[以上を併用してもよい。
Ca化合物としては、酢酸コバルトのような低級脂肪酸
塩、ナフテン酸コバルト、安息香酸コバルト、塩化コバ
ルト、コバルトアセチルアセトネート等があげられる。
胤化合物およびZn化合物として酢酸マンガン、酢酸亜
鉛、安息香酸マンガン、安息香酸亜鉛等の有機酸塩、塩
化マンガン、塩化亜鉛等の710ゲン化合物、マンガン
メトキサイド、亜鉛メトキサイド等のアルコキサイド、
マンガンb−よび亜鉛のアセチルアセトナート塩等があ
げらnる。こ扛らの化合物は単独で使用しても2種以上
を併用してもよい。
Zr化合物としては、酢酸ジルコニル、安息香酸ジルコ
ニル、酒石酸ジルコニル等の無機酸のジルコニル塩、テ
トラ−n−プロピオジルコネート、テトラ−n−ブチル
ジルコネート等のジルコニウムアルコキサイド等があげ
られる。
本発明で用いられるP化合物としては、リン酸、亜リン
酸、ホスホン酸およびそnらの誘導体等があげらn、具
体例としてはリン酸、リン酸トリメチルエステル、リン
酸トリエチルエステル、リン酸) !77’チルエステ
ル、リン酸トリフェニルエステル、リン酸モノメチルエ
ステル、リン酸ジメチルエステル、リン酸モノブチルエ
ステル、リン酸ジブチルエステル、亜リン酸、亜リン酸
トリメチルエステル、亜リン酸トリエチルエステル、亜
リン酸トリブチルエステル、メチルホスホン酸、メチル
ホスホン酸ジメチルエステル、エチルホスホン酸ジメチ
ルエステル、フェニールホスホン酸ジメチルエステル、
フェニールホスホン酸ジエチルエステル、フェニールホ
スホン酸ジフェニールエステル等であり、こnらは単独
で使用してもよく、また2s以上を併用してもよい。リ
ン酸、亜リン酸およびそれらのエステル誘導体の使用か
好ましく、全P化合物の少くともlOモルチ以上かリン
酸およびそのエステル誘導体を使用することが特に好ま
しい態様である。
また、P化合物t=2回以上に分割してポリエステル製
造工程へ添加することも本発明のポリエステル組成物を
より確実に製造するための重要技術の一つである。
〃化合物はアルカリ土類金属化合物として膨化合物単独
で実施する時は生成ポリエステルに対して金属原子とし
て30〜400ppmの範囲のポリエステルに可溶化し
た含有量となるように、Ca化合物のような他のアルカ
リ土類金属化合物全併用する時はアルカリ土類金属化合
物との合計量が生成ポリエステルに対して金属原子とし
て80〜400ppmの範囲のポリエステルに可溶化し
た含有量になるようにポリエステル製造工程へ添加する
のが好ましく50〜800PPmの範囲が特に好ましい
。80ppm未満では静電密着性の向上か満足できなく
なるので好ましくない。逆に400ppm?越えると静
電密着性の向上が頭打ちとなるうえに、DEC副生量が
増加したりポリエステルの耐熱性が低下する等の品質低
下をひき起こすので好ましくない。
またCa化合物のような他のアルカリ土類金属化合物を
併用する時は、〃化合物以外のアルカリ土類金属化合物
のポリエステルに可溶化した合計量に対するMf化合物
の添加ポリエステルに可溶化した含有量が金属の原子比
として2〜100の範囲になるように添加するのが好ま
しい。特に好ましくは5〜50の範囲である。金属の原
子比が2〜100の範囲をはずれると静電密着性向上効
果に対する金属の併用効果が少なくなるので好ましくな
い。
2未満ではポリエステルの製造工程で析出する粒くン 子、いわゆる内部粒子の生成が増加しフィルム透明性が
低下するという問題も発生する。
アルカリ土類金属化合物としてCa化合物単独で実施す
る時は生成ポリエステルに対して金属原子として50〜
400ppmの範囲のポリエステルに可溶化した含有量
となるように添加するのが好ましい。
こnらのアルカリ土類金属化合物のポリエステル製造工
程への添加時期は、初期縮合反応が終了するまでの任意
の段階で適宜選ぶことができるが、最適添加時期は製造
プロセスや化合物の種類により異なる。たとえば、直接
重合法で製造する場合には、膨化合物はエステル化率が
20〜80%の時点、特に好ましくは50〜70%時点
で添加するのが好ましい。該範囲外で力比合物を添加す
るとオリゴマその濾過性が低下しオリゴマー中の不溶性
の異物を濾過によりよく除去することができなくなるの
で好ましくない。すなわちオリゴマーの濾過性が低下す
るので、オリゴマー中の不溶性の異物を除去するために
はフィルターの濾過面積を大きくするかあるいはフィル
ターの交換頻度を上げることで対処しなけnばならない
ので経済的に不利になる。一方オリゴマーの濾過をせず
にポリエステルを製造すると、得られるポリエステルの
清澄度か低下し、フィッシュ・アイ等の製品欠陥が増加
するので好ましくない。同じく直接重合法で製造する場
合には、Ca化合物、Sr化合物およびBa化合物はエ
ステル化反応が終了してから添加するのが好ましい。エ
ステル化反応が終了する前に添加すると内一部粒子の生
成量が多くなシ透明性が低下するので好ましくない。
また、エステル交換法で製造する場合には、全金属化合
物をエステル交換反応前に添加すると、エステル交換反
応に対する触媒活性が強すき“てエステル交換反応のコ
ントロールが困難となるので一部の金属化合物はエステ
ル交換反応後に添加するのが好ましい。
なP初期縮合反応が終了した時点とは、固有粘度が約0
.2に達した時をさし、こn以後では反応系の粘度が高
すぎるために添加成分の混合が不均一になり均質な製品
が得られなくなシ、かつ、オリゴマーの解重合が起こり
、生産性の低下やDEG副生量の増大をひき起こすので
該金属化合物は少なくとも初期縮合反応が終了するまで
の間に添加する必要がある。
アルカリ金属化合物は生成ポリエステルに対して金属原
子として8〜60ppmの範囲のポリエステルに可溶化
した含有量となるようにポリエステル製造工程へ添加す
るのが好ましい。特に5〜30PPmの範囲が好ましい
。この範囲で添加して初めて高度な静電密着性を有し、
かつ、高品質なポリエステルか得られる。アルカリ金属
化合物の添加量か8ppm未満では静電密着性が低くな
るうえに、DEG副生量が大巾に増大するので好ましく
ない。
逆に50ppmを越えると静電密着性が低下するばかシ
でなく、粗大粒子の増加、耐熱性の低下、レジンカラー
の悪化等が起こるので好ましくない。
これらのアルカリ金属化合物の反応系への添かは、初期
縮合反応が終了するまでの間の任意の°に階で適宜選ぶ
ことができる。これらのアルカリ金属化合物の反応系へ
の添加は、上記条件を満足すnば単独で行ってもよいし
、他の添加剤と同時に行ってもかまわない。他の添加剤
と同時に添加する方法は、連続法で実施する場合に反応
槽の数をして3.0〜50ppmの範囲のポリエステル
に可溶化した含有量となるようにポリエステル製造工程
へ添加するのが好ましい。特に5.0〜80ppmの範
囲が好ましい。Ca化合物を上記範囲で添加することに
より初めて静電密着性が顕著に向上する。
該Ca化合物の反応系への添加は初期縮合反応か終了す
るまでの間の任意の段階で適宜選ぶことができる。また
、上記条件を満たせば単独で添加してもよいし、他の添
加済と同時に行ってもかまわない。他の添加剤と同時に
添加する方法は連続性で実施する場合に反応槽の数を少
なくすることができるので特に好ましい。
廊化合物および/またはZn化合物の添加はMf化合物
添加量に対して特定量比で行なうことにより静電密着性
の向上効果が発現さnる。すなわち、Mt化合物添加量
に対して該金属化合物の合計量を金属の原子比としてl
/10〜1/100の範囲にするのが好ましい。特にI
/10〜!150の範囲が好ましへ17IOを越えると
内部粒子の生成が増加し透明性が低下するので好ましく
ない。逆に1/100未満では静電密着性の向上効果が
低くなるので好ましくない。
該当化合物やZn化合物の反応系への添加は初期縮合反
応が終了するまでの間の任意の段階で適宜選ぶことがで
きる。また、上記条件を満せば単独で添加してもよいし
、他の添加剤と同FFfK行ってもかまわない。他の添
加剤と同時に添加する方法は連続法で実施する場傘に反
応槽の数を少なくすることができるので特に好ましい。
Zr化合物は生成ポリエステルに対して金増原子として
8.0〜19ppmの範囲のポリエステルに可溶化した
含有量となるようにポリエステル製造1稈へ添加するの
が好ましい。特に好ましくは5.0〜15ppmの範囲
である。a、o p pm未満では静電密着性の向上効
率が低くなるので好ましくない。逆に19PPmを越え
ると内部粒子の生成が増加し透明性が低下するので好ま
しくない。
該Zr化合物の反応系への添加は初期縮合反応が終了す
るまでの間の任意の段階で適宜選ぶことができる。また
上記条件を満たせば単独で添加してもよいし、他の添加
剤と同時に行なってもかまわない。他の添加剤と同時に
添加する方法は連続法で実施する場合に反応槽の数を少
なくすることかできるので特に好ましい。
P化合物はポリエステルに可溶化したP化合物のP原子
に対するポリエステルに可溶化した全アルカリ土類金属
化合物、CO化合物、胤化合物、Zn化合物およびZr
化合物の合計金属原子比としてOB〜8の範囲にするの
が好ましい。特に好ましくは1.2〜2.5の範囲であ
る。0.8未満では静電密着性が悪化するので好ましく
なく、逆に3を越えると耐熱性やレジンカラーが悪化す
るので好ましくない。
また、該P化合物の添加F12回以上に分割して行なう
のか好ましい。P化合物1に2回以上に分割して添加す
ることにより静電密着性の向上効果が顕著に現われる。
特にCa化合物、Sr化合物、Ba化化合物上びZr化
合物を併用しない時はとのP化合物上分割して添加する
効果は顕著である。
P化合物を分割して添加する方法は、回分式で実施する
場合は添加時間をずらすことにより、また連続式で実施
する場合は添加場所を変えることにより行なうことがで
きる。連続式で実施する場合は反応缶の個数を増すこと
によっても実施できるが、設備費用がかさむので反応缶
内を分割し、各分割した部分に添加する方法が好ましい
。また反応缶と反応缶の連続部にラインミキシングする
方法を採用してもよい。
分割の回数は2回以上であnば特に限定されないが、分
割回数を多くするとバッチ法で実施する場合には添加の
プログラムが複雑になるし、連続法で実施する場合には
製造装置が複雑になシ設備費がかさむので、2回に分け
るのか特に好ましい。
P化合物の添加量の分割割合は、初回に添加する添加量
を全添加量の50%以下にするのが好ましく、80%以
下にするのが特に好ましい。このような分割割合で実施
することにより、分割して添加する効果かより顕著に発
現さnる。
該P化合物の添加時期は、第2回目以降の添加’f(M
f化合物やCa化合物の添加の後に行なうのが好ましい
。この態様によりP化合物を分割して添加することの効
果かより顕著に発現される。第1回目のP化合物の添加
時期は特に限定なく、Mf化合物やCa化合物より先、
同時および後のいずrLでもかまわない。また第1回目
のP化合物の添加時期は、エステル化Pよびエステル交
換反応の終了前に添加してもよいし、終了後に添加して
もよいが、第2回目以降のP化合物はエステル化および
エステル交換反応の終了後に添加するのが好ましい。
また本発明に2いて、無機あるい#:t7に機微粒子か
らなる滑剤を添加して、エステル交換、エステル化およ
び重縮合反応を行なってもよい。
以上の条件を満せばポリエステル製造工程で析出する粒
子、いわゆる内部粒子を含有してもよい。
(実施例) 次に本発明の実施例および比較例金示す。実施例中の部
は、特にことわらないかぎりすべて重量部を意味する。
また用いた測定法を以下に示す。
(1)  エステル化率 反応生成物中に残存するカルボキシル基の量と反応生成
物のケン化価とから求める。
(2)  固有粘度 ポリマーをフェノール(6重量部)とテトラク   −
ロルエタン〔4重量部〕の混合溶媒に溶解し、80℃で
測足する。
(8)静電密着性 押出し機の口金部と冷却ドラムとの間にタングステ/ワ
イヤー製の電極を設け、電極とキャスティングドラム間
にlO〜15KVの電圧を印加してキャスティングを行
ない、得られたキャスティング原反の、表面を肉眼で観
察し、ビンナーバブルの発生が起シ始めるキャスティン
グ速度で評価する。
キャスティング速度が大きいポリマー程、静電帯条件で
測定した。
測定条件 測定温度:室温(22〜b ロック;溶媒中に添加した重水素化クロロホルムh スペクトル巾;リン酸のシグナル’!i1−0PPとし
、これを基準に一80〜十aoppmの範囲で測定(5
)ポリマーに可溶化した金属およびP含有量の定量 レジ7500岬をヘキサフルオロイソグロパノールIO
−に溶解t、、o、tμニトロセルローズ製メンブラン
フィルタ−を用いて加圧濾過する。濾液110G−のエ
タノール中に注ぎポリマーを再沈させる。
再沈させたポリマー中の金属PよびP含有量をプラズマ
発光法で定量する。
(6)  フィルムヘイズ 直読ヘイズメーター(東洋精機社製)で測定する。
実施例1 攪拌装置、分縮器、原料仕込口および生成物取り出し口
を設けた第1エステル化反応装置、反応缶\内を2つの
槽に分割し各反応槽に攪拌装置を付し、分縮器、原料仕
込口および生成物取り出し口を設けた第2工・ステル化
反応装置よりなる8段の完全混合槽型の連続エステル化
反応装置を用いた。
その第1エステル化反応缶のエステル化反応生成物が存
在する系へ、TPAに対するEGのモル比1.7に調整
したTPAのEGスラリーを連続的に供給した。同時に
TPAのEGスラリー供給口とは別の供給口より酢酸マ
グネシウム四水塩のEG溶液および酢酸ナトリウムのE
C溶液を反応缶内を通過する反応生成物中のポリエステ
ル単位ユニット当シ〃原子として10100ppよびN
a原子として10ppmとなるように連続的に供給し、
常圧にて平均滞留時間4.5時間、温度255℃で反応
させた。
この反応生成物を連続的に系外に取シ出して第2エステ
ル化反応缶の第1槽目に供給し、第2槽目よ多連続的に
取り出した。第1槽目から第2槽目への移送はオーバー
フロ一方式を採用した。
反応缶内金通過する反応生成物中のポリエステル単位ユ
ニットに対して0.9重量部のEGspよびsb原子と
して250 ppmとなるような量の二酸化アンチモン
のEG溶液PよびP原子として40PPmとなるような
量のトリメチルホスフェートのEG溶ill@l槽目に
、P原子として56 ppmとなるような量のトリメチ
ルホスフェートのEC溶液を第2槽目に連続的に供給し
、常圧にて6槽の平均滞留時間2.5時間、温度260
℃で反応させた。
第1エステル化反応缶の反応生成物のエステル化率は7
0qIkであり、第2エステル化反応缶の反応生成物の
エステル化率は98チであった〇該エステル化反応生成
物を目開き400メツシユのステンレス金網製のフィル
ターで連続的に濾過し、ついで攪拌装置、分縮器、fi
料仕込口および生成物権り出し口を設けた2段の連続重
縮合反応装置に連続的に供給して重縮合を行ない、固有
粘i0.620のポリエステルを得た。このポリマーの
品質および該ポリマーt−290℃で溶融押出しし、9
0℃で縦方向に8.5倍、130℃で横方向に3.5倍
延伸した後、220℃で熱処理して得らnた12pのフ
ィルムヘイズを表1に示した。
表1より明らかなごとく本実施例で得られたポリエステ
ルはLzシグナル強度比か低く、靜電密清性°が高く、
極めて高品質であることかわかる。
比較例1.2 実施例1と同じような方法で2回に分削して添加してい
るトリメチルホスフェートの添加を全量十−核磁気共鳴
スペクトルを図2に示した。
表1より明らかなごとく、これらの比較例よりlp 得らnたポリエステルIti旧fシグナル強度が高く、
静電密着性が著るしく劣っていることがわかる。
実施例2 実施例1と同じような方法で金属化合物としてスペクト
ルを図8に示す。
静電密着性が高く、極めて高品質であることがわかる。
実施例8および比較例8 実施例1と同じような方法で、金属化合物として酢酸カ
ルシウム−水塩および酢酸ナトリウムを、P化合物とし
てトリメチルホスフェートを用いた場合の結果を表1に
示す。
表1より明らかなごとく、P化合物を2回に分割して添
加した実施例8で得られたポリエステルく高品質である
のに対して、P化合物の全量1−一括して添加した比較
例3で得られたポリエステル)1F は例啼シグナル強度比が高く静電密着性に劣っているこ
とがわかる。
(発明の効果) このように本発明によるポリエステルは種々の用途に用
いられるが、特にポリエステルフィルムを製造する場合
、ポリエステル原料の冷却金属ロールへの静電密着性が
極めて良好であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は最大キャスティング速度と÷神−磁気共鳴スベ
クトルのシグナル強度比との関係を示すグラフである。 第2図Pよび第3図は、そn−tJt′L比較例1pよ
1P び実施例8で得られたポリエステルの榊−核磁気共鳴ス
ペクトルを示したものである。 0   1.0   2.0(ρ−) 手続補正書(自発) 昭和80年5月17日 1、 事件の表示   乙2−8gノF2昭和60年4
月18日特許願■ 2 発明の名称 ポリエステル組成物 & 補正をする者 事件との関係  特許出願人 大阪市北区堂島浜二丁目2番8号 (316i)  東洋紡績株式会社 明細書の特許請求の範囲および発明の詳細な説明の欄 & 補正の内容 (1)  特許請求の範囲を別紙の通り補正する。 ■ 明細書の第18頁第19行目 「金権原子」を「金属原子」と訂正する。 ■ 同第19頁第17行目 ro、3Jをro、8Jと訂正する。 (2) 同第19頁第19行目 「0.3未溝」を「0.8未溝」と訂正する。 別          紙 特許請求の範囲 (1)  少なくともMgあるいはCaのいずれかのス
ペクトルのシグナル強度比が下記一般式を滴定すること
を特徴とするポリエステル組成物。 〔式中、Saは+0.5〜−0.5ppmの範囲のケミ
カルシフトに現われるピークのシグナル強度、Sbは−
1,3〜−1,5ppmの範囲のケミカルシフトに現わ
れるピークのシグナル強度、Scは−1,6〜−1,7
ppmの範囲のケミカルシフトに現われるピークのシグ
ナル強度、Sdは−1,8〜−1,9ppmの範囲のケ
ミカルシフトに現われるピークのシグナル強度である。 なお、該ケミカルシフトはリン酸を標準とした時の値で
ある。〕 ■ ポリエステルの製造過程でMg化合物およびCa化
合物より選ばれた少なくとも1種の金属化合物およびP
化合物を添加し、かつ該P化合物を2回以上に分割して
添加することにより得られる特許請求の範囲第1項記載
のポリエステル組成物。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくともMgあるいはCaのいずれかの金属原
    子およびP原子を含有し、かつ本文中に定義した方法に
    より測定される−核磁気共鳴スペクトルのシグナル強度
    比が下記一般式を満足することを特徴とするポリエステ
    ル組成物。 (Sb+Sd)/(Sa+Sc)≦0.105〔式中、
    Saは+0.5〜−0.5ppmの範囲のケミカルシフ
    トに現われるピークのシグナル強度、Sbは−1.3〜
    1.5ppmの範囲のケミカルシフトに現われるピーク
    のシグナル強度、Scは−1.6〜−1.7ppmの範
    囲のケミカルシフトに現われるピークのシグナル強度、
    Sdは−1.8〜−1.9ppmの範囲のケミカルシフ
    トに現われるピークのシグナル強度である。なお、核ケ
    ミカルシフトはリン酸を標準とした時の値である。〕
  2. (2)ポリエステルの製造過程でMg化合物およびCa
    化合物より選ばれた少なくとも1種の金属化合物および
    P化合物を添加し、かつ該P化合物を2回以上に分割し
    て添加することにより得られる特許請求の範囲第1項記
    載のポリエステル組成物。
JP60083187A 1985-04-18 1985-04-18 ポリエステル組成物 Granted JPS61241352A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60083187A JPS61241352A (ja) 1985-04-18 1985-04-18 ポリエステル組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60083187A JPS61241352A (ja) 1985-04-18 1985-04-18 ポリエステル組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61241352A true JPS61241352A (ja) 1986-10-27
JPH0572940B2 JPH0572940B2 (ja) 1993-10-13

Family

ID=13795317

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60083187A Granted JPS61241352A (ja) 1985-04-18 1985-04-18 ポリエステル組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61241352A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003041021A (ja) * 2001-07-26 2003-02-13 Toyobo Co Ltd 熱収縮性ポリエステル系フィルム及びポリエステルの製造方法
US7749584B2 (en) 2001-07-11 2010-07-06 Toyo Boseki Kabushiki Kaisha Heat-shrinkable polyester films

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5341355A (en) * 1976-09-29 1978-04-14 Toray Ind Inc Biaxilialy streched polyester film
JPS5354294A (en) * 1976-10-27 1978-05-17 Teijin Ltd Preparation of polyester
JPS5356292A (en) * 1976-11-01 1978-05-22 Teijin Ltd Preparation of plyester
JPS5523141A (en) * 1978-08-07 1980-02-19 Diafoil Co Ltd Preparation of polyester
JPS58209530A (ja) * 1982-05-31 1983-12-06 Diafoil Co Ltd モーター内電気絶縁用二軸配向ポリエステルフィルム
JPS5953530A (ja) * 1982-09-22 1984-03-28 Toyobo Co Ltd ポリエステルの製造方法
JPS5964630A (ja) * 1982-10-06 1984-04-12 Diafoil Co Ltd ポリエステルの製造法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5341355A (en) * 1976-09-29 1978-04-14 Toray Ind Inc Biaxilialy streched polyester film
JPS5354294A (en) * 1976-10-27 1978-05-17 Teijin Ltd Preparation of polyester
JPS5356292A (en) * 1976-11-01 1978-05-22 Teijin Ltd Preparation of plyester
JPS5523141A (en) * 1978-08-07 1980-02-19 Diafoil Co Ltd Preparation of polyester
JPS58209530A (ja) * 1982-05-31 1983-12-06 Diafoil Co Ltd モーター内電気絶縁用二軸配向ポリエステルフィルム
JPS5953530A (ja) * 1982-09-22 1984-03-28 Toyobo Co Ltd ポリエステルの製造方法
JPS5964630A (ja) * 1982-10-06 1984-04-12 Diafoil Co Ltd ポリエステルの製造法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7749584B2 (en) 2001-07-11 2010-07-06 Toyo Boseki Kabushiki Kaisha Heat-shrinkable polyester films
JP2003041021A (ja) * 2001-07-26 2003-02-13 Toyobo Co Ltd 熱収縮性ポリエステル系フィルム及びポリエステルの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0572940B2 (ja) 1993-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4440924A (en) Process for production of polyester
US4604453A (en) Polyester composition
JPH0354129B2 (ja)
JPH0248016B2 (ja)
JPS61241352A (ja) ポリエステル組成物
JP5055661B2 (ja) フィルム用ポリエステルおよびその製造方法
JPH0639521B2 (ja) ポリエステルの製造法
JPH039126B2 (ja)
JPH0463895B2 (ja)
JPH0463894B2 (ja)
JPS5971326A (ja) ポリエステルの製造法
JPH0463896B2 (ja)
JPS6088028A (ja) ポリエステルの製造方法
JPS6015133A (ja) ポリエステルフイルムの製造方法
JPH0410495B2 (ja)
JP2663562B2 (ja) ポリエステルフイルムの製造方法
JPS6088029A (ja) 内部粒子含有ポリエステルの製造法
JPH0248015B2 (ja)
JPH0451569B2 (ja)
KR930005144B1 (ko) 고투명 폴리에스테르 제조방법
JPH0551011B2 (ja)
JPS61225A (ja) ポリエステルの製造方法
JPH0435489B2 (ja)
JPS5971325A (ja) ポリエステルの製造方法
JPS6031526A (ja) 内部粒子含有ポリエステルの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees