JPS61225A - ポリエステルの製造方法 - Google Patents

ポリエステルの製造方法

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JPS61225A
JPS61225A JP59121525A JP12152584A JPS61225A JP S61225 A JPS61225 A JP S61225A JP 59121525 A JP59121525 A JP 59121525A JP 12152584 A JP12152584 A JP 12152584A JP S61225 A JPS61225 A JP S61225A
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polyester
compound
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ppm
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JP59121525A
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Katsuro Kuze
勝朗 久世
Yujiro Matsuyama
松山 雄二郎
Yoshio Yamaoka
山岡 吉雄
Ryuichi Murashige
隆一 村重
Osamu Makimura
牧村 修
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Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は静電密着性が高度に改良され、かつ耐熱性およ
び透明性の良好な主たる紛り返し単位がエチレンテレフ
タレートからなるポリエステルの製造方法に関するもの
である。
〈従来技術との関係〉 ポリエチレンテレフタレートで代表される飽和線状ポリ
エステルは、すぐれた力学特性、耐熱性、)    耐
候性、電気絶縁性、耐薬品性等を有するため包゛[装用
途、写真用途、電気用途、磁気テープ等の広い分野にお
いて多く使用されている。通常ポリエステルフィルム番
j、ポリエステルを溶融押出したのち2軸延伸して得ら
れる。この場合、フィルムの厚みの均一性やキャスティ
ングの速度を高めるには、押出口金から溶融押出したシ
ート状物を回転冷却ドラム表面で急冷する際に、該シー
ト状物とドラム表面との密着性を高めなければならない
該シート状物とドラム表面との密着性を高める方法とし
て、押出口金と回転冷却ドラムの間にワイヤー状の電極
を設けて高電圧を印加し、未固化のシート状物上面に静
電気を析出させて、該シートを冷却体表面に密着させな
がら急冷する方法(以下静電密着キャスト法という)が
有効であることが知られている。
フィルムの厚みの均一性はフィルム品質の中で極めて重
要な特性であり、またフィルムの生産性はキャスティン
グ速度に直接依存するため生産性を向上させるにはキャ
スティング速度を高めることが極めて重要となるため、
静電密着性の向上に多大の努力がはかられている。
静電密着性は、シート状物表面の電荷量を多くすること
が有効な手段であることが知られている。
また静電密着キャスト法においてシート状物表面の電荷
量を多くするには、ポリエステルフィルムの製膜におい
て用いられるポリエステル原料を改、質してその比抵抗
を低くすることが有効であることが知られている。
すでに本発明者らは、ポリエステル製造工程の特定時期
にMg化合物、アルカリ金属化合物およびP化合物の3
者を特定量比で添加することにより。
ポリエステル原料の比抵抗を下げ高度な静電密着性を付
与することができる方法を提案している。
確かにこれらの方法は静電密着性を付与する方法として
は有効な手段であるが、高度な静電密着性を達成するた
めには該金属化合物とP化合物との原子比(以下、金属
/P比という)を高める必要がある。金属/P比を高め
ることは静電密着性を向上させるには極めて有効な手段
であるが、反面金属/P比に比例してポリエステルの熱
安定性が低下するため、高度な静電密着性を確保するた
めには熱安定性の低下をある程度許容する必要がある。
しかしポリエステルの耐熱性が悪くなると、延伸工程で
生ずるフィルムの耳の部分や規格外のフィルムを溶融し
て再使用することが難かしくなるので好ましくない。
〈発明の目的〉 本発明は前記した欠点を改善し、静電密着性が高度に改
良され、かつ耐熱性および透明性の良好な主たる繰り返
し単位がエチレンテレフタレートからなるポリエステル
を提供する事を目的とする製造方法に関するものである
〈発明の構成〉 本発明の第1の発明は、主たる繰返し単位がエチレンテ
レフタレートからなるポリエステルを製造するに際し、
初期縮合反応が終了するまでの任意の段階で下記(I)
〜(至)式を同時に満足する量のMg化合物、Zr化合
物およびP化合物を添加することを特徴とするポリエス
テルの製造方法。
30≦Mg≦400           ・・・(1
)3≦Zr≦19           ・・・(II
)0.8≦(Mg+Zr)/P≦10      −(
[lD〔式中、MgはMg化合物のポリエステルに対す
るMg原子としての添加Ji (ppm) 、ZrはZ
r化合物のポリエステルに対するZr原子としての添加
II (ppm)、Pはリン化合物のポリエステルに対
するP原子としての残存含有量(ppm)、(Mg +
 Zr ) / Pは原子比を示す。〕 本発明の好ましい実施態様は上記本発明において初期組
合反応が終了するまでの任意の段階で下記(IV)式を
満足する量のNaおよびに化合物より選ばれた少なくと
も1種のアルカリ金属化合物を添加する上記ポリエステ
ルの製造方法である。
3≦M1≦50          ・・・(IV)〔
式中、MlはNaおよびに化合物より選ばれた少なくと
も1種のアルカリ金属化合物のポリエステルに対する金
属原子としての添加it (ppm)を示す。〕、  
 、 *a*°8゛″″sit、c゛*1′am°“1
1゛おいて、初期縮合反応が終了するまでの任意の段階
で下記(V)〜(■)式を同時に満足する量のCa、S
rおよびBa化合物より選ばれた少なくとも1′f11
類のアルカリ土類金属化合物およびP化合物を添加する
ポリエステルの製造方法である。
30≦Mg+M2≦400          ・・・
(V)2≦Mg/M2≦ioo         ・・
・(VI)0.8≦(Mg +Zr +M2 ) / 
P≦10    ・・・■)〔式中、MgはMg化合物
のポリエステルに対するMg原子としての添加N (p
pm) 、M2はCa5SrおよびBa化合物より選ば
れた少なくとも1種類のアルカリ土類金属化合物のポリ
エステルに対する金属原子としての添加量(ppm)、
Pはリン化合物のポリエステルに対するP原子としての
残存含有量’ (ppm)、Mg/Mlおよび(Mg 
+ Zr +M2 ) / Pは原子比を示す。〕本発
明の別の好ましい実施態様は、上記発明において、P化
合物を2回以上に分割して添加することを特徴とするポ
リエステルの製造方法である。
本発明方法で製造するポリエステルはその繰り返し単位
の80モル%以上がエチレンテレ7タレトからなるもの
であり、他の共重合成分としてはイソフタル酸、P−β
−オキシエトキシ安息香酸、2.6−ナフタレンジカル
ボン酸、4.4’−ジカルボキシルジフェニール、4.
4’−ジカルボキシルベンゾフェノン、ビス(4−カル
ボキシルフェニール)エタン、アジピン酸、七バシン酸
、5−ナトリウムスルホインフタル酸等のジカルボンm
成分、7’ロビレングリコール、ブタンジオール、ネオ
ペンチルグリコール、ジエチレングリコール、シクロヘ
キサンジメタツール、ビスフェノールAのエチレンオキ
サイド付加物等のグリコール成分、P −オキシ安息香
酸などのオキシカルボン酸成分等を任意に選択使用する
ことができる。この能弁重合成分として少量のアミド結
合、ウレタン結合、エーテル結合、カーボネート結合等
を含有する化合物を含んでいてもよい。
本発明方法で用いられるMg化合物、Zr化合物、Na
化合物、K化合物、Ca化合物、Sr化合物およびBa
化合物は、y元系へ可溶なものであればすべて使用でき
る。たとえば、Mg化合物としては水素化マグネシウム
、酸化マグネシウム、酢酸マグネシウムノヨウな低級脂
肪酸塩、マグネシウムメトキサイドのようなアルコキサ
イド等があげられる。
Zr化合物としては、酢酸ジルコニル、安息香酸ジルコ
ニル、酒石酸ジルコニル等の有機酸ジルコニル塩、塩化
ジルコニル、炭酸ジルコニル等の無機酸のジルコニル塩
、テトラ−n−プルビオジルコネート、テトラ−n−ブ
チルジルコネート等のジルコニウムアールコキサイド等
があげられる。Na化合物およびに化合物としてはNa
およびKのカルボン酸塩、リン酸塩、炭酸塩、水素化物
およびアルコキサイド等があり、具体的には酢酸ナトリ
ウム、酢酸カリウム、安息香酸ナトリウム、安息香酸カ
リウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸二水素カリウ
ム、ピロリン酸ナトリウム、ビロリン酸カリウム、トリ
ポリリン酸ナトリウム、トリポリリン酸カリウム、重炭
酸ナトリウム、重炭酸カリウム、水素化ナトリウム、水
素化カリウム、ナトリウムメトキサイド、カリウムメト
キサイド、ナトリウムエトキサイド、カリウムエトキサ
イド等があげられる。これらの化合物は単独で使用して
もよく、また2種以上を併用してもよい。
Ca化合物、Sr化合物およびBa化合物として番よ、
水素化カルシウム、水素化ストロンチウム、水素化バリ
ウムのような水素化物、酸化カルシウムのような酸化物
、酢酸カルシウム、酢酸ストロンチウム、酢酸バリウム
のような低級脂肪酸塩、カルシウムメトキサイド、スト
ロンチウムメトキサイド、バリウムメトキサイドのよう
なアルフキサイド等があげられる。これらのアルカリ土
類金属化合物はそれぞれ単独で用いてもよいし、また2
種以上を併用してもよい。
本発明方法で用いられるP化合物としては、リン酸、亜
リン酸、ホスホン酸およびそれらの誘導体等があげられ
、具体例としてはリン酸、リン酸トリメチルエステル、
リン酸トリエチルエステル、リン酸トリブチルエステル
、゛リンrfシトリフェニルエステル、リン酸モノメチ
ルエステル、リン酸ジメチルエステル、リン酸モノブチ
ルエステル、リン酸ジブチルエステル、亜リン酸、皿リ
ン酸トリ々     メチルエステル、亜リン酸トリエ
チルエステル、亜リン酸トリブチルエステル、メチルホ
スホン酸、メチルホスホン酸ジメチルエステル、エチル
ホスホン酸ジメチルエステル、フェニールホスホン酸ジ
メチルエステル、フェニールホスホン酸ジエチルエステ
ル、フェニールホスホン酸ジフェニールニスデル等であ
り、これらは単独で使用してもよく、また2種以上を併
用してもよい。リン酸、亜リン酸およびそれらのエステ
ル躬導体の使用が特に好ましい。
本発明方法の特徴は、特定量比のアルカリ土類金属化合
物、アルカリ金属化合物、Zr化合物およびP化合物を
添加することにある。特にMg化合物に対して特定量の
Zr化合物を併用することに大きな特徴がある。このよ
うに限定された条件を満すことにより初めて透明性が高
く、かつ金属/P比を低くしても高度な静電密着性かえ
られるので、ポリエステルの耐熱性を低下させることな
く高度なy*電密着性を付与することが可能となる。
Mg化合物の添加量は、アルカリ土類金属化合物として
Kg化合物単独で実施する時は(1)式で示されるごと
く生成ポリエステルに対して金属原子として30〜40
0 ppmの、C&化合物のような他のアルカリ土類金
属化合物を併用する時は(V)式で示されるごとく、ア
ルカリ土類金属化合物の合計量が生成ポリエステルに対
して金属原子として30〜400 ppmの範囲にする
必要がある。50〜300ppmの範囲が特に好ましい
。30 ppm未満では得られるポリエステル原料の比
抵抗の低下が少なく、その結果静電密着性の向上が満足
できなくなるので好ましくない0逆に400 ppmを
越えると静電密着性の向上が頭打ちとなるうえに、DE
G副生量が増加したりポリエステルの耐熱性が低下する
等の品質低下をひき起すので好ましくない。
またCa化合物のような他のアルカリ土類金属化合物を
併用する時は、(VI)式で示されること<Mg化合物
以外のアルカリ土類金属化合物の合計量に対するMg化
合物の添加量を金属の原子比として2〜100の範囲に
する必要がある。特に好ましくは5〜50の範囲である
。上記金属のモル比が2〜10Gの範囲をはずれると静
電密着性向上効果に対する金属の併用効果が少なくなる
ので好ましくない。2未満ではポリエステルの製造工程
で析出する粒子、いわゆる内部粒子の生成が増加しフィ
ルムの透明性が低下するという問題も発生する。
これらのアルカリ土類金属化合物のポリエステル製造工
程への添加時期は、初期縮合反応が終了するまでの任意
の段階で適宜選ぶことができるが、最適添加時期は製造
プロセスや化合物の種類により異なる。たとえば、直接
重合法で製造する場合には、均化合物位エステル化牟が
20〜80%の時点、特に好ましくは50〜70%の時
点で添加するのが好ましい。
該範囲外でMg化合物を添加するとオリゴマーの濾過性
が低下しオリゴマー中の不溶性の異物を濾過により効率
よく除去することができなくなるので好ましくない。す
なわちオリゴマーの濾過性が低下するので、オリゴマー
中の不溶性の異物を除去するためにはフィルターの濾過
面積を大きくするかあるいはフィルターの交換頻度を上
げることで対処しなければならないので経済的に不利に
なる。一方オリゴマーの濾過をせずにポリエステルを製
造すると得られるポリエステルの清澄度が低下し、フィ
ッシュ・アイ等の製品欠陥が増加するので好ましくない
。同じく直接重合法で■造する場合には、Ca化合物、
Sr化合物およびBa化合物はエステル化反応が終了し
てから添加するのが好ましい。エステル化反応が終了す
る前に添加すると内部粒子の生成量が多くなり透明性が
低下するので好ましくない。また、エステル交換法で製
造する場合には、全金属化合物をエステル交換反応前に
添加すると、エステル交換反応に対する触媒活性が強す
ぎてエステル交換反応のコントロールが困難となるので
一部の金属化合物はエステル交換反応後に添加するのが
好ましい。また、zn化合物や胤化合物のような金属化
合物な用いてエステル交換反応を行ない該金属化合物は
全てエステル交換反応終了後に添加してもかまわない。
なお、初期縮合反応が終了した時点とはhew粘度が約
0.2に達した時をさし、これ以降では反応(系の粘度
が高すぎるために添加成分の混合が不均一になり均質な
製品が得られなくなり、かつオリゴマーの解重合が起こ
り、生産性の低下やDEC副生量の増大をひき起こすの
で該金属化合物は少なくとも初期縮合反応が終了するま
での間に添加する必要がある。
Zr化合物の添加量は(n)式で示されるごとく生成ポ
リエステルに対して金属原子として3.0〜19 pp
mの範囲にする必要がある。特に好ましくは5.0〜1
5 ppmの範囲である。
3.0 ppm未満では静電密着性の向上効果が低くな
るので好ましくない。逆に19 ppmを越えると内部
粒子の生成が増加し透明性が低下するので好ましくない
該Zr化合物の反応系への添加は初期縮合反応が終了す
るまでの間の任意の段階で適宜選ぶことができる。また
上記条件を満たせば単独で添加してもよいし、他の添加
剤と同時に行なってもかまわない。他の添加剤と同時に
添加する方法は連続法で実施する場合に反応槽の数を少
なくすることができるので特に好ましい。
アルカリ金属化合物を添加する場合の添加量は一般式(
IV)で示されるごとく生成ポリエステルに対して金属
原子として3.0〜50 ppmの範囲、特に5.0〜
30 ppmの範囲が好ましい。この範囲で添加するこ
とによりさらに高度な静電密着性が付Oppmを越すと
静電密着性の向上が充分でなく、かつ粗大粒子の増加、
耐熱性の低下、レジンカラーの態化等が起るので好まし
くない。
これらのアルカリ金属化合物の反応系への添加は、初期
縮合反応が終了するまでの間の任意の段階で適宜選ぶこ
とができる。これらのアルカリ金属化合物の反応系への
添加は、上記条件を濶足すれば単独で行なってもよいし
、他の添加剤と同時に行ってもかまわない。他の添加剤
と同時に添加する方法は連続法で実施する場合に反応槽
の数を少なくすることができるので特に好ましい。
P化合物の添加量は一般式(III)および(■)式で
水 示さ肴るごとくP化合物中のP原子に対するZrおよび
Mgの合計金属原子に対する原子比として0.8〜10
の範囲にする必要がある。1.0〜3.0の範囲が特に
好ましい。0.8未満では静電密着性が悪化するので好
ましくない・逆にloを越えると耐熱性やレジンカラー
が悪化するので好ましくない〇該P化合物のポリエステ
ル製造工程への添加は初期縮合反応が終了するまでの任
意の段階で適宜選ぶことができるが、−該P化合物を2
回以上に分割して添加することにより静電密着性の向上
効果がより顕著になるので特に好ましい態様である。
P化合物を分割して添加する方法は、回分式で実施する
場合は添加時間をずらすことにより、また連続式で実施
する場合は添加場所を変えることにより行なうことがで
きる。連続式で実施する場合は反応缶の個数を増すこと
によっても実施できるが、設備費用がかさむので反応缶
内を分割し、各分割した部分に添加する方法が好ましい
。また反応缶と反応缶の連結部にツインミキシングする
方法を採用してもよい。
分割の回数は2回以上であれば特に限定されないが、分
割回数を多くするとバッチ法で実施する場合には添加の
プルグラムがfI!雑になるし、連続法で実施する場合
には製造装置が複雑になり設備費がかさむので、2回に
分けるのが特に好ましい。
P化合物の添加量の分割割合は、初回に添加する添加量
を全添加量の50%以下にするのが好ましく、30%以
下にするのが特に好ましい。このような分割割合で実施
することにより、分割して添加する効果がより顕著に発
現される。
該P化合物の添加時期は第2回目以降の添加を均化合物
の添加の後に行うのが好ましい。この態様によりP化合
物を分割して添加することの効果がより顕著に発現され
る。第1回目のP化合物の添加時期は特に限定なくMg
化合物より先、同時および後のいずれでもかまわない。
また第1回目のP化合物の添加時期は、エステル化およ
びエステル交換反応の終了前に添加してもよいし、終了
後に添加してもよいが、第2回目以降のP化合物はエス
テル化およびエステル交換反応の終了後に添1    
 加するのが好ましい。
以上のように限定された条件を選ぶことにより金属/P
比を低くしても高度な静電密着性が附与できることの原
因は不明であるが、以上の要件を満すことによりMg化
合物、Zr化合物、Mg化合物以外のアルカリ土類金属
化合物、アルカリ金属化合物、P化合物およびオリゴマ
ーの反応により生成する導電性化合物の濃度が増加する
ことによりσ1き起こされているものと考えられる。
前記添加剤は固体状および液体状の何れの形態で添加し
てもよいが、供給精度の点よりエチレングリコール溶液
として添加するのが最も好ましい。
固体状で添加する場合は、ポリエステル製の容器に封入
して反応系へ加えるのがよい。
また、これらの添加剤を添加する時の反応系の湿度は特
に限定はないが、290℃未満の範囲、特に270℃以
下が好ましい。290℃を越えると、DEG副生量や着
色が増大する等の副反応が促進されるので好ましくない
上記添加剤を添加する時の反応系の圧力は常圧〜3 K
y / cdの範囲、特に常圧〜1〜/−の範囲が好ま
しい。減圧下で添加すると添加剤の逃散が起こるので好
ましくない。逆に3 Kg / adを越えるとDEC
副生長が増加するので好ましくない。
本発明はエステル交換法およびV接重合V:のいずれに
も適用することができる。また、回分式および連続式の
いずれを採用してもよい。エステル交換法で実施する場
合にはエステル交換触媒の限定は特になく、従来公知の
ものはいずれも使用可能である。たとえば前記のアルカ
リ土類金属化合物やGe化合物を用いてもよいし、zn
化合物やMn化合物を用いてもよい。アルカリ土類金属
化合物を用いる時には全添加量の一部をエステル交換触
媒としても利用し、残りの量をエステル交換反応終了後
に添加してもよい。また、これらのエステル交換触媒は
2種以上を併用して用いてもよい。
直接重合法で実施する場合には、DEC生成の抑IJ 
剤トしてアミン類や第4級アンモニウム塩類等を用いる
ことはなんら制限を受けない。重縮合触媒も格別制約を
受けるものではないが、sb化合物、Ge化合物および
T1化合物の中から適宜選択使用するのが好ましい。
また本発明において、無機あるいは有機微粒子からなる
滑剤を添加して、エステル交換、エステル化および重縮
合反応を行なってもよい。
〈発明の効果〉 このように本発明による製造方法によって得られたポリ
エステルは種々の用途に用いられるが、特にポリエステ
ルフィルムを製造する場合、ポリエステル原料の冷却金
属ロールへの静電密着性が極めて良好であり、かつポリ
マーの耐熱性及び得られたフィルムの透明性が良好であ
るという効果がある。
〈実施例〉 次に本発明の実施例および比較例を示す。実施例中の部
は、特にことわらないかぎりすべて重p部を意味する。
また用いた測定法を以下に示す。
(1)  エステル化率 反応生成物中に残存するカルボキシル基の量と反応生成
物のケン化価とから求める。
(2)固有粘度 ポリマーをフェノール(II重量部)とテトラクロルエ
タン(4重量部)の混合溶媒に溶解t7.30℃で測定
する。
(3)ポリマーの溶融比抵抗 275℃で溶融したポリエステル中に2枚の電極板をお
き、120vの電圧を印加した時の電流値(L。)を測
定し、比抵抗値<f;)を次式により求める。
fシ(Ω・LM)=−x− 11゜ A=電極面積(−)、L=M、h間距l1II#(L:
rn)■=電圧(V) (4)静電密着性 フィルム押出し機の口金部と冷却ドラムとの間にタング
ステンワイヤー製の電極を設け、電極とキャスティング
ドラム間に10〜15KVの電圧を印加してキャスティ
ングを行い、得られたキャステ゛  イング原反の表面
を肉眼で観察し、ビンナーノくブカ   ルの発生が起
こり始めるキャスティング速度で評価する。キャスティ
ング速度が大きいポリマー程、静電密着性が良好である
(5)  ポリマーの耐熱性 ポリマーを100+mHPの窒素減圧下でガラスアンプ
ルに封入し、300℃で4時間加熱処理した時の固有粘
度変化を測定する。耐熱性は、加熱処理による固有粘度
変化(△IV)で表示する。△IVが小さい程、耐熱性
は良好である。
(II)フィルムへイズ 直読ヘイズメーター(東洋精機社製)で測定する。
実施例1 攪拌装置、分縮器、原料仕込口および生成物取り出し口
を設けた第1エステル化反応装置、反応缶内を2つの槽
に分割し各反応槽に攪拌装置を付し、分縮器、原料仕込
口および生成物取り出し口を設けた第2エステル化反応
装置よりなる3段の完全混合横型の連続エステル化反応
装置を用いた。
その第1エステル化反応缶のエステル化反応生成物が存
在する系へ、TPAに対するECのモル比1.7に調整
したTPAのEGスラリーを連続的に供給した。同時に
TPAのEGスラリー供給口とは別の供給口より酢酸マ
グネシウム四水塩のEG溶液会合中悸希牙反応缶内を通
過する反応生成物中のポリエステル単位ユニット当りM
g原子として1.20ppmとなるように連続的に供給
し、常圧にて平均滞留時間4.5時間、温度255℃で
反応させた。
この反応生成物を連続的に系外に取り出して第2エステ
ル化反応缶の第1槽目に供給し、第2槽目より連続的に
取り出した。第1槽目から@2槽目への移送はオーバー
フロ一方式を採用した。
反応缶内を通過する反応生成物中のポリエステル単位ユ
ニットに対して0.9重t1部のEGおよびsb原子と
して250pI]mとなるような量の三酸化アンチモン
のEC溶液およびP原子として39 ppmとなる量の
トリメチルボスフェートのE G 溶液ヲ第1槽目にZ
r原子として15 ppmとなるような量の酢酸ジルコ
ニルのEC溶液およびP原子として93 ppmとなる
ような量のトリメチルホスフェートのEC溶液を第2槽
目に連続的に供給し、常圧にて各槽の平均滞留時間2,
5時間、温度260℃で反応させた。
第1エステル化反応缶の反応生成物のエステル化率は7
0%であり、第2エステル化反応缶の反応生成物のエス
テル化率は98%であった。
該エステル化反応生成物を目開き400メツシユのステ
ンレス金網製のフィルターで連続的に濾過し、ついで攪
拌装置、分縮器、原料仕込口および生成物取り出し口を
設けた2段の連続重縮合反応装置に連続的に供給して重
縮合を行ない、固有粘g 0.620のポリエステルを
得た。このポリマーの品質および該ポリマーを290℃
で溶融押出しし、90℃で縦方向に3.5倍、130℃
で横方向に3.5倍延伸した後、220℃で熱処理して
得られた12μのフィルムのフィルムヘイズを表1に示
した。表1より明らかなごとく、本実施例で得られたポ
リエステルは静電密着性が高く、かつ透明性および耐熱
性に優れており極めて好品質であることがわかる。
比較例1 実施例1の方法において、酢酸ジルコニルの添加を取り
やめ、かつトリメチルホスフェートの添前景を金fi/
P比で1.5になるように少くする以外、実施例1と同
じ方法で得たポリマーの品質およびフィルムのへイスを
表1に示した。
本比較例の方法は実施例1に比べ静1u密着性が著るし
く劣っていることがわかる。
比較例2 実施例1の方法において酢酸マグネシウム四水塩の添加
を取りやめ、かつ、トリメチルホスフェートの添加量を
金属/P比が1.5になるように少くする以外、実施例
1と同じ方法で得たポリマーの品質およびフィルムのへ
イスを表1に示した。
本比較例の方法は静電密着性が極めて劣る。
比較例3 実m例1の方法においてトリメチルホスフェートの添加
量を金属/P比が0.5になるように多くする以外、実
施例1と同じ方法で得たポリマーの品質およびフィルム
のへイスを表1に示した。
本比較例の方法は静電密着性が極めて劣る。
)   □@4 実施例1の方法において、トリメチルホスフェートの添
加を全て取りやめる以外、実施例1と同じ方法で得たポ
リマーの品質およびフィルムのへイスを表1に示した。
本比較例の方法は実施例1に比べ静電密着性および耐熱
性が劣り低品質であることがわかる。
実施例2 実施例1と同じような方法で金属化合物として酢酸マグ
ネシウム四水塩、酢酸ジルコニルおよび酢酸ナトリウム
を、P化合物としてトリエチルホスフェートを用いた場
合の結果を表1に示した。
表1より明らかなごとく本実施例の方法で得たポリマー
およびフィルムは極めて高品質であることがわかる。
比較例5 実施例1の方法において酢酸ジルコニルノs 加を取り
やめかつ、トリエチルホスフェートの添加量を金ffi
/P比で1.6になるように少くする以外、実施例2と
同じ方法で得たポリマーの品質およびフィルムへイスを
表1に示した。
本比較例の方法は、実施例2に比べ静電密着性が劣って
いる。
比較例6 実施例2の方法において酢酸ナトリウムの添加量を10
0 ppmに増す以外実施例2と同じ方法で得たポリマ
ーの品質およびフィルムのへイスを表1に示した。
本比較例の方法は実施例2に比べ静電密着性、耐熱性お
よび透明性が劣り低品質であることがわかる。
比較例7 実施例2の方法において酢酸ジルコニルの添加量を10
0 ppmに増し、かつトリメチルホスフェートの添加
量を金属/P比で1,6になるように多くする以外実施
例1と同じ方法で得たポリマーの品質およびフィルムの
へイスを表1に示した。
本比較例の方法は実施例2に比べ静電密着性および透明
性が劣る。
実施例3 実施例1と同じような方法で金属化合物として酢酸マグ
ネシウム四水塩、酢酸ジルコニルおよび酢酸カリウムを
、P化合物としてリン酸を用いた場合の結果を表1に示
した。
表1より明らかなごとく、本実施例の方法で得たポリマ
ーおよびフィルムは極めて高品質であることがわかる。
実施例4 実施例1と同じような方法で金属化合物として酢酸v 
f * シv>ム四水塩、酢酸ジルコニル、酢酸カルシ
ウム−水塩および酢酸ナトリウムを、P化合物としてト
リメチルホスフェートを用いた場合の結果を表1に示し
た。
表1より明らかなごとく本実施例の方法で得たポリマー
およびフィルムは極めて高品質であることがわかる。
比較例8 実施例4の方法において酢酸ジルコニルの添加を取りや
め、かつ、トリメチルホスフェートの添加量を金属/P
比で1.4になるように少なくする以外実施例4と同じ
方法で得たポリマーの品質およびフィルムのへイスを表
1に示した。
本比較例の方法は実施例4に比べ静電密着性が劣る。
実施例5 実施例1と同じような方法で、金属化合物として酢酸マ
グネシウム四水塩、酢酸ジルコニル 酢酸ストリンチウ
ムおよび酢酸ナトリウムを、P化合物としてトリメチル
ホスフェートを用いた場合の結果を表1に示した。
本実施例の方法で得たポリマーおよびフィルムは極めて
高品質であることがわかる。
実施例6 実施例1と同じような方法で金属化合物として酢酸マグ
ネシウム四水塩、酢酸ジルコニル、酢酸バリウムおよび
酢酸ナトリウムを、P化合物としてトリメチルホスフェ
ートを用いた場合の結果を表1に示した。
本実施例の方法で得たポリマーおよびフィルムは極めて
高品質であることがわかる。
(実施例7 攪拌装置、分縮器、原料仕込口および生成物取り出し口
を設けた2段の完全混合槽よりなる連続エステル化反応
装置を用い、その第1エステル化反応缶のエステル化反
応生成物が存在する系へ・TPAに対するEGのモル比
1.7に調整し、かつ三酸化アンチモンをsb原子とし
てTPA単位当り289ppmを含むTPAのECスラ
リーを連続的に供給した。常圧にて平均滞留時間4.5
時間、温度255℃で反応させた。
この反応生成物を連続的に糸外に取り出し、第2エステ
ル化反応缶に供給した。さらにEGを仕込みポリエステ
ル単位ユニット当り0.5重量部を連続的に添加し、常
圧にて平均滞留時間5.0時間、温度260℃で反応さ
せた。第1エステル化反応缶の反応生成物のエステル化
率は70%であり、第2エステル化反応缶の反応生成物
のエステル化率は98%であった。該エステル化反応生
成物1144部(エチレンテレフタレートユニットxx
oo部に相当)およびEC70部を回分式の重縮合反応
缶に仕込み、260℃、常圧で30分間加熱攪拌し、同
温度、同圧力でs o t/lの濃度の酢酸マグネシウ
ム四水塩のEG溶液29.12容量部(生成ポリエステ
ルに対してλIg原子換算で150ppm)を加えて3
0分間加熱攪拌した。次いで同湿度、同圧力下で130
 f / tの濃度のトリメチルホスフェートEG溶液
1.49容量部(生成ポリエステルに対してP原子換算
で39 ppm )を加えて15分間加熱攪拌した。次
いで同温度、同圧力下で501/lの濃度の酢酸ナトリ
ウムのEG溶液x、9s岑新部(生成ポリエステルに対
してNa原子換算で25 ppm )、22.52f/
lの濃度の酢酸ジルコニルのEG溶液1.81容量部(
生成ポリエステルに対してZr原子換算で15 ppm
 )および130f/lの濃度のトリメチルホスフェー
トのEG溶液6.16容気部(生成ポリエステルに対し
てP原子換算で16tppm)を加えて15分間加熱攪
拌した。約100分して反応温度を290℃まで昇温し
ながら反応系の圧力を徐々に下げT O,5mmHfと
した後、290℃、0.5m)IPで約100分間重縮
合反応を行なって固有粘度が0.620のポリマーを得
た。このポリマーの品質および該ポリマーを実施例1に
示した方法で製膜することにより得たフィルムのフィル
ムへイスを表2に示した。
表2より明らかなごとく、本実施例で得られたポリエス
テルは静電密着性が極めて高く、がっ透明性および耐熱
性に優れており、好品質であることがわかる。
比較例9 実施例7の方法においで、酢酸ジルコニルの添加を取り
止め、かつ、トリメチルホスフェートの添加量を38 
ppmおよび156 ppmとする以外実施例7と同じ
方法で得たポリマー品質およびフィルムのへイスを表2
に示した。本比較例で得られたポリエステルは実施例7
に比べ静電密着性が劣る。
実施例8 重合反応器にジメチルテレフタレート1000部、EG
800部、酢酸マグネシウム四水塩0.70部(生成ポ
リエステルに対してMg原子換算で80 ppm 添加
)を仕込み、窒素雰囲気下195℃で約4時間加熱シテ
エステル交換反応を行なった。エステル交換反応の進行
に従い反応温度を上昇させて最終的に240℃に昇温さ
せた。同温度でこのエステル交換反応生成物に12y/
lの0度の三酸化アンチモンのEG溶液31.67容量
部、5at/lの濃度の酢酸す) IJウムのEG溶液
0.36答量部(生成ポリエステルに対してNa原子挨
n s ppm )および13ay/lの濃度のトリメ
チルホスフェートのEG溶液0.74容量部(生成ポリ
エステルに対してP原子換算で21 ppm )を加え
て20分商〃u熱攪拌した。次いで同温度、同圧力下で
130 r / tの濃度のトリメチルホスフェートの
EG溶液2−38容i部(生成ポリエステルに対してP
原子換算で69ppm )を加え同温度、同圧力下で1
0分間加熱攪拌した。更に22.52 t / tの濃
度の酢酸ジルコニルのEG溶液1.99容量部(生成ポ
リエステルに対してZr原子換算で18 ppmを加え
て同温度、同圧力下で15分間加熱攪拌した後40分を
要して290℃まで昇温しつつ反応系の圧力を下げて0
,05tmHfとし、同温度、同圧力下で約80分間重
縮合;、i、ヶ’U −y ”C□エヵ、。、6゜。。
yjt’1jv−1?!え。
このポリマーの品質および該ポリマーを実施例1に示し
た方法で製膜することにより得たフィルムのへイスを表
3に示した。
本実施例で得られたポリエステルは静電密着性力篩t1
<、かつ透明性および耐熱性が高く高品質であることが
わかる。
比較例9 実施例8の方法において酢酸ジルコニルの添加を取り止
め、かつ、トリメチルホスフェートの添加を20 pp
mおよび64 pprnとする以外実施例8と同じ方法
で得たポリマー品質およびフィルムのへイスを表3に示
した。
本比較例で得られたポリエステルは実施例8に比べ静電
密着性が劣る。
手続補正書(自発) 昭和59年8月15日 L 事件の表示 特願昭59−1215.25号 λ 発明の名称 ポリエステルの製造方法 & 補正をする者 事件との関係  特許出願人 大阪市北区堂島浜二丁目2番8号 明細書の特許請求の範囲の橢 五 補正の内容 別         紙 特許請求の範囲 (1)主たる繰り返し単位がエチレンテレフタレートか
らなるポリエステルを製造するに際し、初期縮合反応が
終了するまでの任意の段階で下記(1)〜0式を同時に
満足する量のMg化合物、Zr化合物およびP化合物を
添加することを特徴とするポリエステルの製造方法。
30≦Mg≦400          (1)3≦Z
r≦19(II) 0.8≦(Mg+Zr)/P≦lO(1)〔式中、Mg
はMg化合物のポリエステルに対するMg原子としての
添加M (ppm)、ZrはZr化合物のポリエステル
に対するzr原子としての添加量(ppm )、Pはリ
ン化合物のポリエステルに対するpJIiX子としての
残存含有量(ppm )、(Mg + Zr ) /P
は原子比を示す。〕 (2)  初期縮合反応が終了するまでの任意の段階で
下記(IV)式を満足する量のNaおよびに化合物より
選ばれた少なくとも1種のアルカリ金属化合物を添加す
る特許請求の範囲第(1)項記載のポリエステルの製造
方法。
3≦M2≦50           勤〔式中、Ml
はNaおよびに化合物より選ばれた少なくとも1種のア
ルカリ金属化合物のポリエステルに対する金属原子とし
ての添加量(ppm)を示す。〕(3)  初期縮合反
応が終了するまでの仕置の段階で下記(v)〜(■)式
を同時に満足する量の0aSSrおよびBa化合物より
選ばれた少なくとも1種類のアルカリ土類金属化合物お
よびP化合物を添加する特許請求の範囲第(1)項およ
び第(2)項記載のポリエステルの製造方法。
30≦Mg十〜≦400        (V)2≦M
g / M、≦1oo        (VDz 0.8≦(Mg + ZrM、 ) /P≦10   
(ロ)(〔式中、MgはMg化合物のポリエステルに対
する′11 Mg原子としての添加量(ppm )、M2は’aSs
rおよびBa化合物より選ばれた少くとも1種類のアル
カリ土類金属化合物のポリエステルに対する金属原子と
しての添加量(ppm)、Pはリン化合物のポリエステ
ルに対するP原子としての残存含有量(ppm)、Mg
/M、および(Mg+Zr+M、 )/pは原子比を示
す。〕 (4) P化合物を2回以上に分割して添加する特許請
求の範囲第(1)項ないし第(3)項記載のポリエステ
ルの製造方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)主たる繰り返し単位がエチレンテレフタレートか
    らなるポリエステルを製造するに際し、初期縮合反応が
    終了するまでの任意の段階で下記( I )〜(III)式を
    同時に満足する量のMg化合物、Zr化合物およびP化
    合物を添加することを特徴とするポリエステルの製造方
    法。 30≦Mg≦400・・・( I ) 3≦Zr≦1.9・・・(II) 0.8≦(Mg+Zr)/P≦10・・・(III) 〔式中、MgはMg化合物のポリエステルに対するMg
    原子としての添加量(ppm)、ZrはZr化合物のポ
    リエステルに対するZr原子としての添加量(ppm)
    、Pはリン化合物のポリエステルに対するP原子として
    の残存含有量(ppm)、(Mg+Zr)/Pは原子比
    を示す。〕 (2)初期縮合反応が終了するまでの任意の段階で下記
    (IV)式を満足する量のNaおよびに化合物より選ばれ
    た少なくとも1種のアルカリ金属化合物を添加する特許
    請求の範囲第(1)項記載のポリエステルの製造方法。 3≦M_1≦50・・・(IV) 〔式中、M_1はNaおよびに化合物より選ばれた少な
    くとも1種のアルカリ金属化合物のポリエステルに対す
    る金属原子としての添加量(ppm)を示す。〕(3)
    初期縮合反応が終了するまでの任意の段階で下記(V)
    〜(VIII)式を同時に満足する量のCa、SrおよびB
    a化合物より選ばれた少なくとも1種類のアルカリ土類
    金属化合物およびP化合物を添加する特許請求の範囲第
    (1)項および第(2)項記載のポリエステルの製造方
    法。 30≦Mg+M_2≦400・・・(V) 2≦Mg/M_2≦100・・・(VI) 0.8≦(Mg+Zr+M_2)/P≦10・・・(V
    II) 〔式中、MgはMg化合物のポリエステルに対するMg
    原子としての添加量(ppm)、M_2はCa、Srお
    よびBa化合物より選ばれた少なくとも1種類のアルカ
    リ土類金属化合物のポリエステルに対する金属原子とし
    ての添加量(ppm)、Pはリン化合物のポリエステル
    に対するP原子としての残存含有量(ppm)、Mg/
    M_2および(Mg+Zr+M_2)/Pは原子比を示
    す。〕 (4)P化合物を2回以上に分割して添加する特許請求
    の範囲第(1)項ないし第(3)項記載のポリエステル
    の製造方法。
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