JPS6088028A - ポリエステルの製造方法 - Google Patents

ポリエステルの製造方法

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JPS6088028A
JPS6088028A JP19660383A JP19660383A JPS6088028A JP S6088028 A JPS6088028 A JP S6088028A JP 19660383 A JP19660383 A JP 19660383A JP 19660383 A JP19660383 A JP 19660383A JP S6088028 A JPS6088028 A JP S6088028A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は静電密着性が高度に改良され、かつ耐熱性の良
好な主たる繰p返し単位がエチレンテレフタレートから
なるポリエステルの製造方法に関するものである。
ポリエチレンテレフタレートで代表される飽和線状ポリ
エステルは、すぐれた力学特性、耐熱性、耐候性、電気
絶縁性、耐薬品性等を有するため包装用途、写真用途、
電気用途、磁気テープ等の広い分野において多く使用さ
れている。通常ポリエステルフィルムは、ポリエステル
を溶融押出したのち2軸延伸して得られる。この場合、
フィルムの厚みの均一性やキャスティングの速度を高め
るには、押出口金から溶融押出したシート状物を回転冷
却ドラム表面で急冷する際に、該シート状物とドラム表
面との密着性を高めなければならない。
該シート状物とドラム表面との密着性を高める方シート
状物上面に静電気を析出させて、該シートを冷却体表面
に密着させながら急冷する方法(以下静電密着キャスト
法という)が有効であることが知られている。
フィルムの厚みの均一性はフィルム品質の中で極めて重
要な特性であシ、またフィルムの生産性はキャスティン
グ速度に直接依存するため生産性を向上させるにはキャ
スティング速度を高めることが極めて重要となるため、
静電密着性の向上に多大の努力がはかられている。
静電密着性は、シート状物表面の電荷量全多くすること
が有効な手段であることが知られている。
また静電密着キャスト法においてシート状物表面の電荷
if多くするには、ポリエステルフィルムの製膜におい
て用いられるポリエステル原料を改質してその比抵抗を
低くすることが有効であることが知られてhる。
すでに本発明者らは、ポリエステル製造工程の特定時期
にCa化合物あるいはMg化合物、アルカリ金属化合物
およびP化合物の3者を特定量比で添加することにより
、ポリエステル原料の比抵抗を下げ高度な静電密着性を
付与することができる方法を提案している。確かにこれ
らの方法は静電密着性を付与する方法としては有効な手
段であるが、高度な静電密着性を達成するためKは該金
属化合物とP化合物との原子比(以下、金属/P比とい
う)を高める必要がある。金属/P比を高める仁とは静
電密着性を向上させるには極めて有効な手段であるが、
反面金属/P比に比例してポリエステルの熱安定性が低
下するため、高置な静電密着性を確保するためには熱安
定性の低下をある程度許容する必要がある。
しかしポリエステルの耐熱性が悪くなると、延伸工程で
生ずるフィルムの耳の部分や規格外のフィルムを溶融し
て再使用することが難かしくなるので好ましくない。
そζで本発明者らは前記した欠点を改善し、静電密着性
が高度に改良され、かつ耐熱性の良好な主たる繰り返し
単位がエチレンテレフタレートからなるポリエステルの
製造方法につき鋭意検討を行なった結果、本発明に到達
したものである。
すなわち本発明の第1の発明は、テレフタル酸を主成分
とするジカルボン酸またはそのエステル形成誘導体と、
エチレングリコール(以下ECという)を主成分とする
グリコールとからCaおよび/またはMg化合物の存在
下でポリエステルを製造するに際し、P化合物を2回以
上に分割して添加することを特徴とするポリエステルの
製造方法である。
本発明の第2の発明は、第1の発明において、L i*
 N a r K r M n r Z nおよびzr
化合物よシ選ばれた少くとも1種の化合物を併用するこ
とを特徴とするポリエステルの製造方法である。
本発明のポリエステルはその繰り返し単位の80モル饅
以上がエチレンテレフタレートからなるものであシ、他
の共重合成分としてはイソフタル酸、P−β−オキシエ
トキシ安息香酸、2.6〜ナフタレンジカルボン酸、4
.4’−ジカルボキシルジフェニール、4.4’−ジカ
ルボキシルベンゾフェノン、ビス(4−カルボキシルフ
ェニール)エタン、アバ ジビン酸、老僧シン酸、5−ナトリウムスルホイソフタ
ル酸等のジカルボン酸成分があげられる。
またグリコール成分としてはゾロピレングリコール、ブ
タンジオール、ネオペンチルグリコール、ジエチレング
リコール、シクロヘキサンジメタツール、ビスフェノー
ルAのエチレンオキサイド付加物等全任意に選択使用す
ることができる。この他共重合成分として小段のアミド
結合、ウレタン結合、エーテル結合、カーボネート結合
等を含んでいてもよい。
本発明で用いられるCa化合物、Mg化合物、Li化合
物、Na化合物、K化合物、Mn化合物、Zn化合物お
よびZr化合物は、反応系へ可溶なものであればすべて
使用できる。
たとえば、Ca化合物としては水素化カルシウム、酸化
カルシウム、酢酸カルシウムのような11を級脂肪酸塩
、カルシウムメトキサイドのようなアルコキサイド等で
あり、またMg化合物としては水素化マグネシウム、酢
酸マグネシウムのような低級脂肪酸基、マグネシウムメ
トキサイドのよう々アルコキサイド等があげられる。L
i化合物、Na化合物およびに化合物としてけLi、N
aおよびKのカルボン酸基、リン酸塩、炭酸塩、水素化
物およびアルコキサイド等であp、具体的VζFj−酢
酸リチウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、安息香酸
リチウム、安息香酸す) +7ウム、安、け香酸カリウ
ム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸二水素カリウム、
ビロリン酸ナトリウム、ビロリン酸カリウム、トリポリ
リン酸カリウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、
水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、
リチウムメトキサイド、ナトリウムメトキサイド、カリ
ウムメトキサイド、リチウムエトキサイド、ナトリウム
エトキサイド、カリウムエトキサイド等があげられる。
またMn化合物およびZn化合物としては酢酸マンガン
、酢酸亜鉛、安息香酸マンガンおよび安息香酸亜鉛等の
有機酸塩、塩化マンガン、塩化亜鉛等のハロゲン化物、
マンガンメトキサイド、亜鉛メトキサイド等のアルコキ
サイド、マンガンおよび亜鉛のアセチルアセトナート塩
専であり、Zr化合物としては酢酸ジルコニル等の有機
酸塩、塩化ジルコニル等の無機酸塩およびテトラ−n 
−ブチルジルコネート等のアルコキサイド等があげられ
る。
本発明で用いられるP化合物としては、リン酸、亜リン
酸、ホスホン酸およびそれらの誘導体等があげられ、具
体例としてはリン酸、リン酸トリメチルエステル、リン
酸トリエチルエステル、リン酸) !77’チルエステ
ル、リン酸トリフェニルエステル、リン酸モノメチルエ
ステル、リン酸ジメチルエステル、リン酸モツプチルエ
ステル、リン酸ジブチルエステル、亜リン酸、亜リン酸
トリメチルエステル、亜リン酸トリエチルエステル、亜
リン酸トリブチルエステル、メチルホスホン酸、メチル
ホスホン酸ジメチルエステル、エチルホスホン酸ジメチ
ルエステル、フェニールポスホン酸ジメチルエステル、
フェニールホスホン酸ジエチルエステル、フェニールホ
スホン酸ジフェニールエステル等でアシ、これらは単独
で使用してもよく、また2種以上を併用してもよい。
本発明の最大のl特徴は、該P化合物を2回以上に分割
してポリエステル製造工程へ添加することにある。
P化合物全分割して添加しないと、高度な’I’FT”
f2C密着性を付与するためには金、FX/P比金高く
する必要があシ、そのためポリエステルの耐熱性が低下
するので好ましくない。これに対してP化合物を分割し
て添加すると、金属/P比を低くしても高度な静電密着
性かえられるので、ポリエステルの耐熱性を低下させる
ことなく高度な静電密着性全付与することが可能となる
P化合物を分割して添加する方法は、回分式で実施する
場合は添加時間をずらすことにより、また連続式で実施
する場合は添加場所を変えることにより行なうことがで
きる。連続式で実施する場合は反応缶の個数を増すこと
によっても実施できるが、設備費用がかさむので反応缶
内金分割し、各分割した部分に添加する方法が好ましい
。また反応缶と反応缶の連結部にラインミキシングする
方法を採用してもよい。
分割の回数は2回以上であれば特に限定されないが、分
割回数全長くするとバッチ法で実施する場合には添加の
プログラムが複雑になるし、連続法で実施する場合には
製造装置が複雑になシ設備費がかさむので、2回に分け
るのが特に好ましい。
P化合物の添加量の分割割合は、初回に添加する添加量
を全添加量の50−以下にするのが好ましく、30%以
下にす2)のが特に好せしい。このような分割割合で実
施すること(Cよシ、分割して添加する効果がよシ顕著
に発現される。
P化合物の全添加量は、最終的にポリエステルに対して
残存する金m/P比として、1.0〜10の範囲が好し
く、1.2〜3.0が特に好ましい。
1.0未満では静電密着性が悪化するので好ましくカい
。逆に10に越えると耐熱性やレジンカラーが悪化する
ので好ましく々い。
なおここで金属とけ前記の金属化合物の全台31景であ
り、アルカリ金属の場合は172モルがPの1モルに相
当するとして算出した値である。
該P化合物の添加時期は、第2回目以降の添加をCa化
合物やMg化合物の添加の後に行なうのが好ましい。こ
の態様によシP化合物を分割して添加することの効果が
よシ顕著に発現される。出1回目のP化合物の添加時期
は特((限定はなく、Ca化合物やMg化合物より先、
同時および後のいずれでもかまわないが、Ca化合物を
用いる」ε合はP化合物を先に、またMg化合物を用い
る場合はP化合物を後に添加するのが好ましい。
以上のようにP化合物を分割して添加することにより、
金属/P比を低くしても高度々静電密着性が付与できる
ことの原因は不明であるが、P化合物を分割して添加す
ることによ、9Ca+Mg化合物、P化合物およびオリ
ゴマーの3者の反応生成物の組成が微妙に変化し、導電
性の化合物の生成濃度が増えることによシひき起されて
いるものと考えられる。
本発明において、高度な静電密着性全付与するためには
、前記の金属化合物の中でCaあるいはMg化合物のい
ずれかを添加することが必須である。これらのCaおよ
びMg化合物の添加量は生成ポリエステルに対して金属
原子として30〜400ppmが好ましく、50〜20
0 ppmが特に好ましいO CaおよびMg化合物以外の金属化合物の添加は、ポリ
エステルの製造過程で析出粒子を生成させることによシ
易滑性を付与させる、いわゆる内部粒子法を実施する時
には必須となる。好ましい添加量は析出させる粒子の濃
度、粒子径分布等により適宜選ぶべきである。一般には
、金属原子として生成ポリエステルに対して30〜50
0ppmが好ましい。ただしZr化合物の場合は30〜
2500ppmが好ましい。
また、Na化合物やに化合物の場合は、生成ポリエステ
ルに対して金属原子として3〜50 ppmの範囲で添
加すると、内部粒子の生成が極めて少いうえに、これら
の添加によシ静電密着性が向上し、かつDEC生成量が
低下するので、透明度の高いポリエステルを製造する場
合には、上記範囲のNa化合物やに化合物を使用するの
が好ましいO内部粒子の生成はP化合物の種類によって
も変のエステルを用いるのが、逆に内部粒子濃度を上げ
易滑性を付与させたい時にはホスホン酸およびそのエス
テルを用いるのが好ましい。特に内部粒子法を実施する
場合は、リン酸、亜リン酸およびそれらのエステルから
選ばれた化合物と、ホスホン酸およびホスホン酸エステ
ルから選ばれた化合物と全併用することによシ析出粒子
のコントロール1〕が向上するので特に好ましい態様で
ある。このように2種類以上のP化合物を併用する場合
のP化合物の分割方法は特に限定はなく、混合したP化
合物全分割して添加してもよいし、それぞれのP化合物
を別個に分割して添加してもよい。
前記金属化合物の添加時期は特に限定されないが、直接
エステル化法で実施する場合はエステル化率が20〜8
0%の時点で添加すると、オリゴマーの岬過性が向上す
るので特に好ましい。ただし、Ca化合物を用いて静電
密着性を付与させる場合は、エステル交換反応あるいは
エステル化反応が実質的に終了した後に添加した方が静
電密着性の向上効果が大きくなるので、それぞれの反応
終了後に添加する方が好ましい。
前記添加剤は固体状および液体状の何れの形態で添加し
てもよいが、供給精度の点よジエチレングリコール溶液
として添加するのが最も好ましい。
固体状で添加する場合は、ポリエステル製の容器に封入
して反応系へ加えるのがよい。
また前記添加剤の添加時期は、上記の要件を満たせば特
に限定はないが、少くとも初期縮合反応が終了するまで
の間に添加するのが好ましい。初期縮合反応が終了した
時点とは固有粘度が約0.2に達した時をさし、これ以
後では反応系の粘度が高すぎるために添加成分の混合が
不均一になり均質な製品が得られなくなる。またオリゴ
マーの解重合が起り、生産性の低下やDEC副生量の増
大をひき起すので好ましくない。
本発明はエステル交換法および直接重合法のいずれにも
適用することができる。
エステル交換法で実施する場合に(はエステル交換触媒
の限定は特になく、従来公知のものはいずれも使用可能
である。たとえば前記添加剤の中のCa + Mg r
 L + r M nおよびZn化合物を用いてもよい
し、Co化合物等を用いてもよい。前記添加剤中の金属
化合物を用いる時には、全添加量の一部會エステル交換
触媒としても利用し、残りの3″ji−、’d:エステ
ル交換反応終了後に添加してもよい。またこれらのエス
テル交換触媒は2種類以上を併用して用いてもよい。
直接重合法で実施する場合には、DEC生成の抑制剤と
してアミン類やg4 Rアンモニウム塩類等音用いるこ
とはなんら制限を受けない。重縮合触媒も格別制約を受
けるものではないが、sb化合物、Ge化合物およびT
i化合物の中から適宜選択使用するのが好ましい。
本発明は回分式、半連続式および連続式のいずれのプロ
セスにも適用が可能である。
また本発明において、無機あるいは有機微粒子からなる
滑剤を添加して、エステル交換、エステル化および重縮
合反応全行なってもよい。
本発明で得られたポリエステル6・まフィルム用途に用
いるのが好適であるが、これに限定されろものでなく繊
維用途、プラスチック用途等にも有用に用いることがで
きる。
次に本発明の実施例および比較例を示す。実施例中の部
は、特にことわらないかぎりすべて重量部を意味する。
また用いた測定法を以下に示す。
(1)エステル化率 反応生成物中に残存するカルボキシル基の骨と反応生成
物のケン化価とからめる。
(2)固有粘度 ポリマーをフェノール(6重量部)とテトラクロルエタ
ン(4重量部)の混合溶媒に溶解し、30℃で測定する
(3) ポリマーの溶融比抵抗 275℃で溶融したポリエステル中に2枚の電極板をお
き、120Vの電圧を印加した時のt。
電流値(ふりを測定し、比抵抗値Cf−を次式によりめ
る。
工(Ω・−)−八×y t ÷ L。
A=電極面積(−)、t=m、極間距離(cm )■=
電圧(V) (4)静電密着性 押出し機の口金部と冷却ドラムとの間にタングステンワ
イヤー製の電極塗設け、電極とキャスティングドラム間
に10〜15KVの電圧を印加してキャスティングを行
ない、得られたキ速肝で評価する。キャスティング速度
が大キいポリマー族、静電密着性が良好である。
(5) フィルムヘイズ 直読ヘイズメーター(東洋精機社製)で測定する。
(6) ポリマーの而・j熱乞: ポリマーf 100 tm+Hgの窒素減圧下でガラス
アンプルに封入し、300℃で4時間加熱処理した時の
固有粘度変化全測定する。面j熱性は、加熱処理による
固有粘度低下(△IV)で表示する。△■vが小さい程
、耐熱性は良好である。
実施例1 攪拌装置、分縮器、原料仕込口および生成物取シ出し口
金設けた第1エステル化反応装置、反応缶内金2つの槽
に分割し各反応槽に攪拌装置を付し、分縮器、原料仕込
口および生成物取シ出し口を設けた第2エステル化反応
装置よりなる3段の完全混合槽型の連続エステル化反応
装置を用いた。
その第1エステル化反応缶のエステル化反応生成物が存
在する系へTPAに対するEGのモル比1.7に調整し
た’I’PAのEGスラリーを連続的に供給した。
同時にTPAのEGスラリー供給口とは別の供給口より
酢酸マグネシウム四水塩のEG浴溶液酢酸ナトリウムの
EG浴溶液トリメチルホスフェ−此 トとジメチルホスボネートをモル〜て1:2になるよう
に溶解したEG浴溶液を、反応缶内を通過する反応生成
物中のポリエステル単位ユニット当りそれぞれMg原子
、Na原子およびP原子としてi o o ppm 、
 t o o ppmおよび27 ppmとなるように
連続的に供給し、常圧にて平均滞留時間4.5時間、温
度255℃で反応させた。
この反応生成物を連続的に系外に取り出して第2エステ
ル化反応缶の第1槽目に供給し、第2槽目よシ連続的に
取り出した。第1槽目から第2槽目への移送はオーバー
フロ一方式を採用した。
反応缶内金通過する反応生成物中のポリエステル単位ユ
ニットに対して0.9重量部のEGおよびsb原子とし
て250 ppmとなるような量の三酸化アンチモンの
gG溶液を第1槽目に、P原子として116 ppmと
なるような量のトリメチルホスフェートとジメチルホス
ホネートをモル比で1=2になるように溶解したEG浴
溶液第2槽目に連続的に供給し、常圧にて各桁の平均滞
留時間2.5時間、温間260℃で反応させた。
第1エステル化反応缶の反応生成物のエステル化率は7
0%であ夛、第2エステル化反応缶の反丁 応生成物のニスキル化率は98チであった。
該エステル化反応生成物を目開き400メツシユのステ
ンレス金網製のフィルターで連続的に濾過し、ついで撹
拌装置、分縮2バ原料仕込口よ、・よび生成物取り出し
口賢設けた2段の連続型組合反応装置に連続的に供給し
て重縮合全行ない、固有粘度0.620のポリエステル
を得た。このポリマーの品質および該ポリマーを290
℃で溶融押出しし、90℃で縦方向に3.5倍、130
℃で横方向に3.5倍延伸した後、220℃で熱処理し
て得られた12μのフィルムのフィルムヘイズを表1に
示した。
表1よシ明らかなごとく、本実施例で得られたポリエス
テルは静電密着性が品<、かつkJ熱性に優れてお9極
めで好品質であることがわかる。
比較例1および2 実7eJIJ1の方法において、トリメチルホスフェー
トおよびジメチルフェニールホスホネートのEG浴溶液
添加量、それぞれ第1エステル化反応缶および第2ニス
デル化反応缶の第2檜目に一括して全量を添加するよう
に変更する以外、実力fii例Jと同じ方法で得たポリ
マーの品質およびフィルムのヘイズを表1に示した。
本比較例の方法は実施例1に比べ静電密着性が劣ってい
る。
比較例3 実施例1の方法において、トリメチルホスフェートおよ
びジメチルフェニールホスホネートのEG浴溶液添加を
第2エステル化反応缶の第2槽目に一括して全量を添加
するように変更し、かつポリエステル中に残存する金属
/P比が2.1となるようにその添加it少くすること
以外、実施例と同じ方法で得たポリ1−の品質訃よびフ
ィルムのヘイズを表1に示した。
本比較例の方法に、静電密着性は良好であるが耐熱性は
劣っていることがわかる。
実施例2 実施例1の方法において、酢酸ナトリウムの添加tt−
生成ポリエステルに対し10 ppmに低下させ、P化
合物をトリメチルホスフェートのみにし、かつ第2エス
テル化反応缶の第1槽目と第2槽目に分割して添加する
ように変更し、さらにそのトリメチルホスフェートの添
加量をそれぞれ25ppmとs o ppmに変更する
以外、実施例1と同じ方法で得たポリマーの品質および
フィルムのヘイズを表1に示した。
本実施例で得たポリエステルは高品質であることがわか
る。
比較例4および5 実施例2の方法において、それぞれトリメチルホスフェ
ートのEG浴溶液第2エステル化反応缶の第1槽目に一
括して全量全添加するよう変更すること、および同じく
トリメチルホスフェートのEG浴溶液第2エステル化反
応缶の第2槽目に一括して全景を添加し、かつその添加
量1(84ppmに低下するように変更する以外、実施
例2と同じ方法で得た71?リマ一の品質およびフィル
ムのヘイズを表1に示した。
金属/P比を同じにすると実施例2のP化合物を分割し
て添加した場合に比べ静電76着性が劣り、また金属/
P比を高くし静電密着性を実施例2と同eレベルにする
とポリエステルの耐熱性が実施例2よりも悪化し、P化
合物を分割して添加することの効果が顕著であることが
わかる。
実施例3〜8および比較例6〜11 実施例1と同じような方法で、酢酸リチウム、酢酸カリ
ウム、酢酸マンガン、酢酸カルシウム、酢酸亜鉛および
酢酸ジルコニルを用いfC,”0合の結果を表1に示し
た。
表1から明らかなごとく、いずれの系もP化合物を分割
して添加することの効果が顕著であることがわかる。
実施例9および比較例12および13 実施例1と同じような方法で、金属化合物として酢酸マ
グネシウムのみを用い第2反応エステル化反応缶の第1
槽目に添加した場合の結果を表1に示した。
表1よシ明らかなごとく、P化合物を分割して添加する
ことの効果が顕著であることがわかる。
実施例10 攪拌装置、分縮器、原料仕込口および生成物取シ出し口
を設けた2段の完全混合槽よシなる連続エステル化反応
装ftt用い、その第1エステル化反応缶のエステル化
反応生成物が存在する系へ、TPAに対するEGのモル
比1.7に調整し、かつ三酸化アンチモンをSb原子と
してTPA単位当t) 289 ppm f含むTPA
のEGスラリーを連続的に供給した。常圧にて平均滞留
時間4.5時間、温度255℃で反応させた。
この反応生成物を連続的に系外に取り出し、第2エステ
ル化反応缶に供給した。さらにE(l仕込みポリエステ
ル単位ユニット当シ0.5重量部を連続的に添加し、常
圧にて平均滞留時間5.0時間、温度260℃で反応さ
せた。第1エステル化反応缶の反応生成物のエステル化
率は70%であシ、第2エステル化反応缶の反応生成物
のエステル化率は98チであった。該エステル化反応生
成物1144部(エチレンテレフタレートユニツ) 1
100部に相当)およびEG70部を回分式の重縮合反
応缶に仕込み、260℃、常圧で90分間加熱攪拌し、
同温度、同圧力で130 f/lの濃度のトリメチルホ
スフェートのEG溶液1.53容量部(生成ポリエステ
ルに対してP原子換算で40 Pprn lを加えて1
0分間加熱攪拌した。次いで同温度、同圧力下で50 
f/lの濃度の酢酸カルシウム−水塩のKG溶液9.3
4容量部(生成ポリエステルに対してCa )JX子換
算で2001)I)m ’)’を加えて10分間加熱攪
拌した後、50 f/lの濃度の酢酸ナトリウムのEG
溶液0.78容量部(生成ポリエステルに対してNa原
子換算で10 ppm )を加えて15分間加熱攪拌し
、さらに130 t/lの濃度のトリメチルホスフェー
トのEG溶液3.06容量部(生成ポリエステルに対し
てP原子換算で80 ppm )を加えて15分間加熱
攪拌した。約100分を要して反応群度を290℃まで
昇温しながら反応系の圧力を徐々に下げて0−5mHg
とした後、290℃、0.5sJIgで約100分間重
縮合反応を行なって固有粘度が0.620のポリマーを
得たOこのポリマーの品質および該ポリマーを実施例1
に示した方法で製膜することによシ得たフィルムのフィ
ルムヘイズを表2に示した0 表2より明らかなごとく、本実施例で得られたポリエス
テルは静電密着性が高く、かつ耐熱性に優れてお9極め
て好品質であることがわかる0比較例14および15 実施例10の方法において、トリメチルホスフェートの
添加をそれぞれ第1回目添加時および第9H日派−1+
n曲に仝訃を一括l−て添加するよう変更する以外、実
施例10と同じ方法で得たポリマーの品質およびフィル
ムのヘイズを表2に示した。
これらの比較例の方法は、実施例10に比べ静電密着性
が劣っている。
比較例16 実施例10の方法において、トリメチルホスフェートの
添加を第1回目添加時に全1kを一括して添加するよう
にし、かつその添加針をP原子換算で96 pprnに
なるように変更する以外、実施例10と同じ方法で得た
ポリマーの品質およびフ、イルトのヘイズ全表2に示し
た。
本比較例の方法は、実施例10に比べit r’l!〜
注が劣っている。
実施例11 有合反応器にジメチルテレフタレ−1・1000部、E
G800部、酢酸マンガン四水塩0.31部(生成ポリ
エステルに対してMni子換@γで70 ppm添加)
全仕込、り・、窒素冥囲気下195℃で約41情間加熱
してエステル交換反応を行なった。ニスデル交換反応の
進行に従い反応温度を上昇させて最終的に240℃に昇
温させた。同温度でこのエステル交換反応生成物に12
 f/lの濃度の三酸化アンチモンのEG溶液31.6
7容量部、0.1モルチの酢酸ジルコニルのEG溶液3
2.55容量部(生成ポリエステル圧対してZr原子換
算で300ppm添加)および50り/lの濃度の酢酸
マグネシウム四水塩のEG溶液12.23容量部(生成
ポリエステルに対してMg原子換算で70 ppm添加
)を加え、同温度、常圧にて15分間加熱攪拌し、次に
i a o y7tの濃度のトリメチルホスフェートの
EG溶液2.07容量部(生成ポリエステルに対してP
原子換算で60 ppm )および50 f/lの濃度
の酢酸ナトリウムのEG溶液0.49容量部(生成ポリ
エステルに対してNa原子換算で7 ppm ) k加
え、同温度、常圧にて15分間加熱攪拌し、さらに13
02/lの濃度のトリメチルホスフェートのEG溶1f
i−5、31容量部(生成ポリエステルに対して154
 ppm ) ’z加えて同温度、常圧にて15分間加
熱攪拌した後、40分を要して275℃まで昇温しつつ
反応系の圧力を下げて0.O5mHgとし、ポリマーを
得た。このポリマーの品質外よび該ポリマー予・実施例
1に示した方法で製膜トることにより得た。フィルン・
のフィルムヘイズを表3に示した0 木ヂ施例で省↑られたポリエステルid p ’n’!
、 密着(%か高く、高品質であることがわかる。
比較例17 実施例11の方法において、トリメチルホ7)方法で得
たポリマーの品質およびフィルン・のヘイズ4表3に示
した。
本比較例の方法は、実施例11に比べ静電密着性が劣っ
ている1、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) テレフタル酸を主成分とするジカルボン酸また
    はそのエステル形成誘導体と、エチレングリコールを主
    成分とするグリコールとからCaおよび/またはMg化
    合物の存在下でポリエステルを製造するに際し、P化合
    物を2回以上に分割して添加することを特徴とするポリ
    エステルの製造方法。
  2. (2)Li、NayKyMn 、znおよびZr化合物
    よシ選ばれた少くとも1種の化合物を併用することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載のポリエステルの製
    造方法。
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JP2002327053A (ja) * 2001-04-27 2002-11-15 Toyobo Co Ltd フィルム用ポリエステルおよびその製造方法
US7980204B2 (en) 2007-04-13 2011-07-19 Denso Corporation Reserve tank

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