JPS5971326A - ポリエステルの製造法 - Google Patents

ポリエステルの製造法

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JPS5971326A
JPS5971326A JP18167082A JP18167082A JPS5971326A JP S5971326 A JPS5971326 A JP S5971326A JP 18167082 A JP18167082 A JP 18167082A JP 18167082 A JP18167082 A JP 18167082A JP S5971326 A JPS5971326 A JP S5971326A
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polyester
compound
reaction
esterification
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JP18167082A
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Katsuro Kuze
勝朗 久世
Yujiro Matsuyama
松山 雄二郎
Hiroshi Hashimoto
博 橋本
Ryuichi Murashige
隆一 村重
Osamu Makimura
牧村 修
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は重合工程の操業性が良好で、かつ透明性および
静電密着性が改良された主たる繰り返シ単位がエチレン
テレフタレートからなるポリエステルを直接重合法で製
造する方法に関するものである。
ポリエチレンテレフタレートで代表される飽和線状ポリ
エステルは、すぐれた力学特性、耐熱性。
耐候性、電気絶縁性、耐薬品性等を有するため包装用途
、写真用途、電気用途、磁気テープ等の広い分野におい
て多く使用されている。
通常ポリエステルフィルムは、ポリエステルを溶融押出
したのち2軸延伸して得られる。この場合フィルムの厚
みの均一性やキャスティングの速度を高めるには、押出
口金から溶融押出したシート状物を回転冷却ドラム表面
で急冷する際に、該シート状物とドラム表面との密着性
を高めなければならない。
該シート状物とドラム表面との密着性を高める方法とし
て、押出口金と回転冷却ドラムの間にワイヤー状の電極
を設けて高電圧を印加し、未固化のシート状物上面に静
電気を析出させて該シート状物を冷却体表面に密着させ
ながら急冷する方法(以下静電密着キャスト法という)
が有効であることが知られている。フィルムの厚みの均
一性iフィルム品質の中で極めて重要な特性であり、ま
たフィルムの生産性はキャスティング速度に直接依存す
るため生産性を向上させるにはキャスティング速度を高
めることが極めて重要となるため。
静電密着性の向上に多大の努力がはかられている。
静電密着性は、シート状物表面の電荷量を多くすること
が有効な手段であることが知られている。
また静電密着キャスト法においてシート状物表面の電荷
量を多くするには、ポリエステルフィルムの製膜におい
て用いられるポリエステル原料を改質してその比抵抗を
低くすることが有効であることが知られている。このポ
リエステル原料の比抵抗を低くする方法として、エステ
ル化またはエステル交換117応終了後にアルカリ金属
またはアルカリ土類金属化合物を添加することが知られ
ている。
確かにこの方法でポリエステル原料の比抵抗が下げられ
、静電密着性は一応のレベルに到達するが。
ポリエステル原料の製造工程において反応中間体のオリ
ゴマーの濾過性が悪く、ポリエステル原料製造の操業性
が低下し経済的に不利であるという重大な欠かんを有し
ている。ポリエステルフィルムは厚みの均一性が高いの
みでは十分な品質特性を有しているとはいえず、フィル
ム中の異物量を少なくシ、フイシュ・アイ等の製品欠点
を極力少くする必要がある。すなわち、ポリエステルフ
ィルムは高度な清澄度が要求される。特にこの清澄度は
電気用途や磁気テープ分野への応用において、その要求
度か極めて強いものとなっている。そのためポリエステ
ル原料においても高度な清澄度が必要となり、清澄度を
高めるための対策がとられている。その一つとして、ポ
リエステル原料の反応中間体であるオリゴマーを濾過す
ることによって清澄度を高める方法が一般に採用されて
いる。
特にテレフタル酸(以下TPAとい5)とエチレングリ
コール(以下EGという)からエステル化反応釦よりビ
ス−(β−ヒドロキシエチル)テレフタレートおよび/
またはその低重合体(以下オリゴマーという)を得、し
がる後重縮合を行なうイワユる直接重合法では、ジメチ
ルテレフタレートとEGからオリゴマーを得、しかる後
重縮合を行なういわゆるエヌテル交換法に比較して高度
な濾過を行なう必要がある。
従ってオリゴマー〇濾過性が悪いということは。
電気用途や磁気テープ分野へ用いられるポリエステルフ
ィルムの原料を直接重合法で製造する場合には致命的な
欠かんとなる。
またCa化合物を用いた場合には、比抵抗を下げようと
するとどうしても粗大粒子の析出がおこって透明性の低
下を完全に押えることが困難となり、透明性が高度に要
求される用途、たとえば写真等の光学用途へ利用される
フィルム原料として満足すべき品質を有するポリエステ
ルの製造法はこれまで確立されていなかった。
本発明者らは前記した欠点を改善し、直接重合法により
反応中間体のオリゴマー〇濾過性が良好で重合工程の操
業性にすぐれ、高度に清澄性が高く、かっ製膜時の静電
密着性および透明性に優れたポリエステルの製造法につ
き鋭意検討を行なり次結果1本発明に到達したものであ
る。
本発明は、主たる繰や返し単位がエチレンテレフタレー
トからなるポリエステルを直接重合法で製造するに際し
、ビス(β−ヒドロキシエチル)テレフタレートおよび
/またはその低重合体にテレフタル酸とエチレングリコ
ールとを連続的または開はり的に供給して1.0ky/
d以下の圧力下にてエステル化反応を行ないついで重M
合を行なう方法において、(1)エステル化率が50〜
80%の時点で下記(I)式を満足する量のCa化合物
および下記(II)式を満足する蓋のリン酸および/ま
たは亜リン酸および(2)初期縮合反応が終了するまで
の任意の段階で下記(II)式を満足する蓋のNaおル
の製造法である。
50≦Ca≦400    °−°°°−川°’ (用
)1.2≦Ca/P≦3.0    ・・・−・−山−
(II)3.0≦M≦50     ・・・・・・・・
・・・・ (II)(式中、CaはCa化合物のポリエ
ステルに対するCa原子としての添加it (1)I)
m) 、 Ca/PはCa原子とPM子との原子比、M
はアルカリ金属化合物のポリエステルに対する金属原子
としての添加量(ppm)を示す。) 本発明のポリエステルは、その繰り返し単位の80モル
チ以上がエチレンテレフタレートかうするものであり、
他の共重合成分としてはイソフタル酸、P−β−オキシ
エトキシ安息香酸、2.6−ナフタレンジカルボン酸、
4.4’−ジカルボキシルジフェニール、 4.4’−
ジカルボキシルベンゾフェノン、ビス(4−カルボキシ
ルフェニール)エタン、アジピン酸、セバシン酸、5−
ナトリウムスルホイソフタル酸等のジカルボン酸成分が
あげられる。またグリコール成分としてはプロピレング
リコール、ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、
ジエチレングリコール、シクロヘキサンジメタツール、
ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物等を任意
に選択使用することができる。
この能弁重合成分として少量のアミド結合、ウレタン結
合、エーテル結合、カーボネート結合等を含んでいても
よい。
エステル化反応は回分式及び連続式の何れでもよいが、
連続式の方が安定した品質の製品が得られるので好まし
い。連続式でエヌテル化を行なう場合には、エステル化
反応を2〜4槽の反応缶に分けて行なうのが反応のコン
トロール面よりみて好ましい。TPAとEGを添加する
オリゴマーは、本発明のエステル化反応の反応生成物を
そのまま使用すればよいが、他の方法、たとえばエステ
ル交換法で製造したものも使用できる。
エステル化反応の圧力は1.0kf/crA以下であれ
ばいずれでもよいが、常圧で行なうのが設備面および反
応コントロールのしやすさの点より特に好ましい。1.
Oh/−を越える圧力下でエステル化反応を行なうこと
は、ジエチレングリコール(以下DECという)の副生
蓋が増加するので絶対にさけなければならない。
エステル化反応開始時に系内に存在させるオリゴマーの
鑑は特に制限はないが、エステル化反応が終了して得ら
れるオリゴマー中の酸成分のモル数に対して、エステル
化反応の開始時に存在するオリゴマー中の酸成分のモル
数が115〜1/2の範囲であることが反応のコントロ
ールのしやすさの点から好ましい。
TPA、!:EGの反応系への添加は、TPAとEGの
スラリーとして行なうのが取扱いが簡単で作柴性がすぐ
れてお9.かつ定量的な供給ができるので好ましい。
TPAとEGのスラリーは、EG/TPAのモル比を1
.1〜2.2とすることが好ましい。1.1未満ではス
ラリーの取扱いが困難となり、逆に2.2を越えるとD
ECの副生蓋が増加するので好ましくない。特に1.4
〜1.8がより好ましい。該TPAとEGのスラリーは
適切な混練機により調整され、供給ポンプにより反応系
に連続的または間けつ的に供給される。
エステル化反応の温度は、210℃〜270℃が好まし
い。反応温度が210℃未満では反応時間が長くなるの
で経済的に不利となり、逆に270℃を越えるとDEC
の副生蓋の増加や着色などの副反応が増大するので好ま
しくない。
本発明で用いられるCa化合物は、反応系へ可溶なもの
であればすべて使用できる。たとえば水累化カルシウム
、酸化カルシウム、酢酸カルシウムのような低級脂肪酸
塩、カルシウムメトキイドのようなアルコキサイド等が
あげられる。
該Ca化合物の添加蓋は、(I)式で示したように最終
的に得られるポリエステルに対してCai子として50
〜400 ppmであり、100〜300ppmが特に
好ましい。50 ppm未満では、静電密着性の向上が
満足できなくなるので好ましくない。
逆に400 ppmを越えると、静電密着性の向上が頭
打ちとなり、かつCa化合物に基因する粗大粒子の析出
が多くなりフィルムの透明度が低下するので好ましくな
い。
また該Ca化合物の反応糸への添加は、反応系のエステ
ル化率が50〜80%の時点、特に60〜70%の時点
で行なう必要がある。該範囲外でCa化合物を添加する
と、オリゴマーの濾過性が低下するのでオリゴマー中の
不溶性の異物を除去するためにはフィルターの濾過面積
を大きくするか、あるいはフィルターの交換頻度をあけ
ることで対処しなければならないので経済的に不利にな
る。−万、オリゴマー〇濾過をせずにポリエステルを製
造すると、得られるポリエステルの清澄度が低下しフイ
シュ・アイ等の製品欠陥が増加するので好ましくない。
エステル化率が50〜80%範囲でCa化合物を添加す
ることによりオリゴマー〇濾過性が向上することの原因
は不明であるがiCa化合物、P化合物およびオリゴマ
ーの3者の反応生成物の組成が微妙に変化することによ
りひき起されているものと考えられる。
本発明で用いられるP化合物は、リン酸および/または
亜リン酸より選ばなければならない。リン酸のエステル
や亜リン酸のエステル、ホスホン酸およびホスホン酸の
エステルを用いると静電密着性の向上が少なく、かつC
a化合物に基因する粗大粒子の析出が多くなりフィルム
の透明度が低下するので好ましくない。
該P化合物の添加量は、(■)式で示したようにCa/
Pの原子比で1.2から3.0の範囲、好ましくは1.
4〜2.0の範囲に設定することによってP化合物添加
の効果が有効に発揮される。1.2未満では、静電密着
性の向上が不充分となるので好ましくない。逆に3.0
を越えると、Ca化合物に基因した粗大粒子の析出が多
くなりフィルムの透明性が低下するので好ましくない。
まfc該P化合物の添加は、エステル化率が50〜80
%の時点、特に60〜70%の時点で行なう必要がある
。エステル化率が50%未満で添加すると、DECの副
生量が増加しポリエステルの軟化点が低下するので好ま
しくない。逆に80チを越えると、Ca化合物に基因し
た粗大粒子の析出が多くなりフィルムの透明度が低下し
、かつ静電密着性の向上が不充分となるので好ましくな
い。
さらに該Ca化合物およびUp化合物の添加はP化合物
、Ca化合物の順あるいは同時に添加する必要がある。
Ca化合物を先に添加すると、Ca化合物に基因した粗
大粒子の析出が多くなってフィルムの透明性が低下し、
かつ静電密着性の向上も充分でなくなるので好ましくな
い。
本発明で用いられるアルカリ金属化合物は、反応系へ可
溶なものであればすべて使用できる。たとえばNaおよ
びKのカルボン酸塩、リン酸塩、炭酸塩、水素化物およ
びアルコキサイド等で、具体的には酢酸ナトリウム、酢
酸カリウム、安息香酸ナトリウム、安息香酸カリウム、
リン酸二水素ナトリウム、リン酸二水素カリウム、ビロ
リン酸ナトリウム、ピロリン酸カリウム、トリポリリン
酸ナトリウム、トリポリリン酸カリウム、重炭酸ナトリ
ウム、重炭酸カリウム、水素化ナトリウム。
水素化カリウム、ナトリウムメトキサイド、カリウムメ
トキサイド、ナトリウムエトキサイド、カリウムエトキ
サイド等があげられるが、カルボン酸塩の使用が特に好
ましい。これらの化合物は単独で使用してもよく、!、
た2種以上を併用してもよい。
またこれらのアルカリ金属化合物の添加蓋は。
(III)式で示したように生成するポリエステルに対
して金属原子として3.0〜50 ppmの範囲、特に
5.0〜30ppmの範囲が好ましい。
この範囲で添加して初めて高度な静電密着性が付与され
る。
アルカリ金属化合物の添加蓋が3.0 ppm未満では
、静電密着性が低くなるうえにDEG副生蓋が大幅に増
大するので好ましくない。逆に50 ppmを越えると
、静電密着性が低下するばかりでなく粗大粒子の増加、
耐熱性の低下、レジンカラーの悪化等が起るので好まし
くない。
これらのアルカリ金属化合物の反!5系への添加は、初
期組合反応が終了するまでの間の任意の段階で適宜選ぶ
ことができる。初期縮合反応が終了した時点とは固有粘
度が約0.2に達した時をさし。
これ以後では反応系の粘度が高すぎるために添加成分の
混合が不均一になり均質な製品が得られなくなる。また
オリゴマーの解重合が起り、生産性の低下やDEG副生
蓋の増大をひき起すので好ましくない。
これらのアルカリ金属化合物の反FI3糸への添加は、
上記条件を満足すれば単独で行なってもよいし、他の添
加剤と同時に行なってもかまわない。
他の添加剤と同時に添加する方法は、連続法で夾施する
場合に反応槽の数を少くすることができるので特に好ま
しい。
本発明方法において、重縮合触媒は格別制約を受けるも
のではないが、アンチモン化合物、ゲルマニウム化合物
およびチタン化合物の中から選択使用するのが好ましい
また該重縮合触媒の反応系への添加は、エヌテル化率が
91〜99%に達した時点で添加するのが好ましい。よ
シ好ましくFi95〜98%の時点である。
91%未満では、重縮合触媒の重合活性の低下が起るの
で好ましくない。逆に99%を越える場合には、エステ
ル化反応に長時間を要し、かつ重合活性の向上が頭打ち
になり、しかもDEC副生蓋が増加するので好ましくな
い。
前記添加剤は、固体状及び液体状の何れの形態で添加し
てもよいが、供給精度の点よりエチレングリコール溶液
として添加するのが最も好ましい。
固体状で添加する場合は、ポリエステル製の容器に封入
して反応系へ加えるのがよい。
またこれらの添加剤を添加する時の反EX糸の温度は、
230℃〜290℃までの湿度範囲であればいずれでも
かまわないか% 240’c〜270’Cの範囲が特に
好ましい。
230℃未満では、オリゴマーの同化が起るので好まし
くない。逆に290℃以上で添加すると。
DEG副生量や着色が増大する等の副反応が促進される
ので好ましくない。
上記添加剤を添加する時の反応系の圧力は常圧〜3聯/
cIAの範囲、特に常圧〜lkf/−の範囲か ぁ)好
ましい。減圧下で添加すると、添加剤の逃散が起るので
好ましくない。逆に3神/−を越えると、DEGの副生
蓋が増加するので好ましくない。重縮合反応は回分式お
よび連続式のいずれを採用してもよい。
また、無機あるいは有機微粒子からなる滑剤およびその
他の各種添加剤を用いてよいことは勿論である。
次に本発明の夾旅例および比較例を示す。
天施例中の部は特にことわらないかぎりすべて(4)M
址部を意味する。
また、用いた測定法を以下に示す。
(1)  エステル化反応率: 反応生成物中に残存するカルボキシル基の蓋と反応生成
物のケン化価とから求める。  (5)(2)  固 
 有  粘  度 : ポリマーをフェノール(6重量部)とテトラクロルエタ
ン(4重蓋部)の混合溶媒に溶解し、30℃で測定する
静電密着性: 押出し機の口金部と冷却ドラムとの間にタングステンワ
イヤー製の電極を設け、電極とキャスティングドラム間
KIO〜15KVの電圧を印加してキャスティングを行
ない、得られたキャヌティング原反の表面を内服で観察
し、ピンナーバブルの発生が起り始めるキャスティング
速度で評価する。
キャスティング速度が大きいポリマー程。
静電密着性が良好である。
ポリマーの色調 測色色差針(日本重色、ND−10型)を用いチップ状
で三刺激値(L、a、b)を測定し、b値で表示する。
b値が小さい程、白変が高く色調は良好である。
フィルムヘイズ 直読ヘーズメーター(東洋精機社製)で測定する。
(6)  オリゴマーのフィルター通過性:3ky/l
tA以下の背圧上昇で通過させることのできるオリゴマ
ーの通過量で示す。オリゴマー〇濾過性の尺度であるこ
の値は大きい程。
フィルターの交換頻度やフィルター面積を下げることが
できるので経済的に有利となる。
通常100 Ton /F71′以上が英用的である。
実施例1゜ 攪拌装置1分縮器、原料仕込口および生成物取り出し口
を設けた2段の完全混合槽よりなる連続エステル化反応
装置を用い、その第1エヌテル化反応缶のエステル化反
応生成物が存在する糸へTPAに対するEGのモル比1
.7に調整したTPAのEGスラリーを連続的に供給し
た。
同時にTPAのEGスラリー供給口とは別の供給口より
酢酸カルシウム−水塩のEG浴溶液酢酸ナトリウムのE
G浴溶液よびリン酸のEG浴溶液反応缶内な通過する反
応生成物中のポリエステル単位ユニット当りそれぞれC
ayX子として250ppm、Na原子として30 p
pmおよびP原子として121 ppm (Ca/P=
 1.6 )となるように連続的に供給し、常圧にて平
均滞留時間4.5時間、温度255℃で反応させた。
この反応生成物を連続的に糸外に取り出して第2エステ
ル化反応缶に供給した。第2エステル化反応缶内な通過
する反応生成物中のポリエステル単位ユニットに対して
0.5重一部のEGおよびsb原子として250 pp
mになるような−の三酸化アンチモンのEG浴溶液それ
ぞれ別個の供給口より連続的に供給し、常圧にて平均滞
留時間5.0時間、温度260℃で反応させた。第1エ
ステル化反応缶の反応生成物のエステル化率は68%で
あり、第2エステル化反応缶の反応生成物のエステル化
率は96俤であった。
該エステル化反応生成物を目開き600メツシユのヌテ
ンレス金網製のフィルターで連続的に濾過し、ついで攪
拌装置、分縮器、原料仕込み口および生成物取り出し口
を設けた2段の連続重縮合反応装置に連続的に供給し°
C重細合を行ない、固有粘度0.620のポリエステル
を得た。
このポリマーの品質、該ポリマーを290 ”Cで溶融
押出しし、90℃で縦方向に3.5倍、130℃で横方
向に3.5倍延伸した後、220”Cで熱処理シて得う
れた12μのフィルムのフィルムへイズおよびオリゴマ
ーのフィルター通過性を表1に示した。
表1より明らかなごとく1本発明の方法で得たポリエス
テルは静電密着性が良好で、かつ透明性にも優れている
。またオリゴマー〇濾過性も良好で重合の操業性にもす
ぐれており、経済性も高いことがわかる。
比較例1 実施例1の方法において、酢酸カルシウム−水塩、リン
酸および酢酸ナトリウムのEG浴溶液添加を取りやめる
以外、実施例1と同じ方法で得たポリマーの品質、フィ
ルムへイズおよびオリゴマーのフィルター通過性を表1
に示した。
本比較例の方法で得たポリエステルは、透・四柱および
オリゴマーの濾過性は良好であるが静電密着性が悪い。
比較例2゜ 実施例1の方法において、リン酸および酢酸ナトリウム
のEG浴溶液添加を取りやめる以外、実施例1と同じ方
法で得たポリマーの品質、フィルムへイズおよびオリゴ
マーのフィルター通過性を表1に示した〇 本比較例の方法で得たポリエステルは、オリゴマー〇濾
過性は良好であるが透明性および静電密着性が悪い。
比較例3゜ 実施例1の方法において、酢酸ナトリウムのEG浴溶液
添加を取りやめる以外、実施例1と同じ方法で得たポリ
マーの品質、フィルムヘイズおよびオリゴマーのフィル
ター通過性を表1に示した0 本比較例の方法で得たポリエステルは、透明性およびオ
リゴマーの濾過性は良好であるが静電密着性が悪い。ま
たD E G ill生鎗が増加し、ポリマーの軟化点
が低下した。
比較例4゜ 実施例1の方法において、酢酸カルシウム−水塩のEG
溶液の添加を取りやめる以外、実施例1と同じ方法で得
たポリマーの品質、フィルムヘイズおよびオリゴマーの
フィルター通過性を表1に示した。
本比較例の方法で得たポリエステルは、オリゴマー〇濾
過性は良好であるが透明性および静電密着性が悪い。
比較例5゜ 実施例1の方法において、リン酸のEG溶液の添加を取
りやめる以外、実施例1と同じ方法で得たポリマーの品
質、フィルムへイズおよびオリゴマーのフィルター通過
性を表1に示した。
本比較例の方法で得たポリエステルは、透明性。
静電密着性およびオリゴマー〇濾過性いずれもが悪い。
比較例6゜ 実施例1の方法において、酢酸カルシウム−水塩、リン
酸および酢酸ナトリウムのEG溶液の添加を第1エステ
ル化反応缶から第2エステル化反応缶に移す以外、実施
例1と同じ方法で得たポリマーの品質、フィルムへイズ
およびオリゴマーのフィルター通過性を表1に示した。
本比較例の方法で得たポリエステルは、透明性および静
電密着性は良好であるがオリゴマーの濾過性が悪い。
比較例7゜ 実施例1の方法において、リン酸をトリメチルホスフェ
ートに切換える以外、実施例1と同じ方法で得たポリマ
ーの品質、フィルムヘイズおよびオリゴマーのフィルタ
ー通過性を表1に示した。
本比較例の方法で得たポリエステルは、オリゴマーの濾
過性は良好であるが透明性および静電密着性が悪い。
比較例8゜ 実施例1の方法において、酢酸ナトリウムのEG溶液の
添加社を反応缶内を通過する反応生成物中のポリエステ
ル単位ユニットに対してNa原子として100 ppm
になるように変更する以外。
実施例1と同じ方法で得たポリマーの品質、フィルムヘ
イズおよびオリゴマーのフィルター通過性を表IK示し
た。
本比較例の方法で得たポリエステルは、オリゴマーの濾
過性は良好であるが透明性および静電密着性が悪い。
比較例9゜ 実施例1の方法において、リン酸のEG溶液の添加伍を
反応缶内な通過する反応生成物中のポリエステル単位ユ
ニットに対してPM子として193ppmになるように
変更する以外、実施例1と同じ方法で得たポリマーの品
質、フィルムヘイズおよびオリゴマーのフィルター通過
性を表1に示した。
本比較例の方法で得たポリュ。ステルは、透明性および
オリゴマー〇濾過性は良好であるが静電密着性が悪い。
実施例2〜5 実施例1の方法において、リン化合物の種類や添加級お
よびアルカリ金属化合物の種類、添加蓋添加場所等を種
々変更する以外、実施例1と同じ方法で得たポリマーの
品質、フィルムへイズおよびオリゴマーのフィルター通
過性を表1に示した。
これらの実施例で得たポリエステルは、いずれもが透明
性および静電密着性が良好であり、かつオリゴマー〇濾
過性が良好で1品質、経済性共に優れている。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 主たる繰り返し単位がエチレンテレフタレートからなる
    ポリエステルを直接重合法で製造するに際し、ビス(β
    −ヒドロキシエチル)テレフタレートおよび/またはそ
    の低重合体にテレフタル酸とエチレングリコールとを連
    続的または間けつ的に供給して1.0ky10J以下の
    圧力下にてエステル化反応を行ないついで重縮合を行な
    う方法において、(1)エステル化率が50〜80%の
    時点で下記(I)式を満足する蓋のCa化合物および下
    記(II)式を満足する量のリン酸および/または亜リ
    ン酸および(2)初期縮合反応が終了するまでの任意の
    段階で下記(m)式を満足、−−5のNaおよびに化合
    物より選ばれた少なくとも1種のアルカリ金属化合物を
    添加することを特徴とするポリエステルの製造法。 50≦Ca ≦400     ・・・・・・・・・・
    ・・ (I)1.2≦Ca/P≦3.0   ・・・・
    ・・・・・・・・ (II)3.0≦M≦50    
       ・・・・・・・・・・・・ (I[)(式中、C
    aはCa化合物のポリエステルに対するCa原子として
    の添加量(ppm) 、 Ca/PはCa原子とP原子
    との原子比1Mはアルカリ金属化合物のポリエステルに
    対する金属原子としての添加量(ppm)を示す。)
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