JPS61209587A - 耐熱性ビリルビン・オキシダーゼの製造法 - Google Patents

耐熱性ビリルビン・オキシダーゼの製造法

Info

Publication number
JPS61209587A
JPS61209587A JP60020625A JP2062585A JPS61209587A JP S61209587 A JPS61209587 A JP S61209587A JP 60020625 A JP60020625 A JP 60020625A JP 2062585 A JP2062585 A JP 2062585A JP S61209587 A JPS61209587 A JP S61209587A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bilirubin
bilirubin oxidase
enzyme
oxidase
medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP60020625A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0653069B2 (ja
Inventor
Eiichi Yoshino
栄一 吉野
Shigeyuki Imamura
茂行 今村
Kazuo Matsuura
松浦 一男
Hideo Misaki
美崎 英生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Jozo KK
Original Assignee
Toyo Jozo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Jozo KK filed Critical Toyo Jozo KK
Priority to JP60020625A priority Critical patent/JPH0653069B2/ja
Priority to US06/820,011 priority patent/US4770997A/en
Priority to DE19863603257 priority patent/DE3603257A1/de
Priority to FR8601498A priority patent/FR2576909B1/fr
Priority to IT47616/86A priority patent/IT1203738B/it
Publication of JPS61209587A publication Critical patent/JPS61209587A/ja
Publication of JPH0653069B2 publication Critical patent/JPH0653069B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12YENZYMES
    • C12Y103/00Oxidoreductases acting on the CH-CH group of donors (1.3)
    • C12Y103/03Oxidoreductases acting on the CH-CH group of donors (1.3) with oxygen as acceptor (1.3.3)
    • C12Y103/03005Bilirubin oxidase (1.3.3.5)
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q1/00Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
    • C12Q1/26Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving oxidoreductase
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/0004Oxidoreductases (1.)
    • C12N9/001Oxidoreductases (1.) acting on the CH-CH group of donors (1.3)
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S435/00Chemistry: molecular biology and microbiology
    • Y10S435/8215Microorganisms
    • Y10S435/822Microorganisms using bacteria or actinomycetales
    • Y10S435/832Bacillus
    • Y10S435/836Bacillus licheniformis

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、新規なビリルビン・オキシダーゼ(Bili
rubin 0xidase )およびその製法に関す
る。
さらtこ詳しくは、耐熱性を有する新規なビリルビン拳
オキシダーゼおよびバチルス(Bacillus )属
す に属するビNルピン・オキシダーゼ生産菌を培養し、培
養物より該ビリルビン・オキシダーゼを採取してなるピ
IJ /l/ビン・オキシダーゼの製造法に関する。
従来技術 従来、ビリルビン1こ基質特異性を有し、ビリルビンお
よび酸素からビリベルジンと水を生成する反応を触媒す
る酵素としてビリ/L/ピン・オキシダーゼが知られて
おり、その生産菌としては、ミロセシウム (Myro
thecium )  属由来(N、 Tanaka 
andS、 Murao、 Agric、 Biol、
 Chem、、  Ljy−2IIデタ(/りg、lり
)、スエヒロタケ(Schizophyllum )属
由来(特開昭5タ一/3!gir6号公報)、コプリナ
ス(Coprinus)属、トラメテス(Tramet
es )属、レンヂテス(Lenzites )属、コ
リオラス(Coriolus )属、フオリオタ(Ph
oliota )属、プロイタス(Pleurotus
 )属又はフミトプシス(Fomi −topsis 
)属由来、(特開昭5ター/りgり7/号公報)が報告
されている。
発明が解決しようとする問題点 ビリルビン・オキシダーゼは、臨床化学の分野における
血清中のビリルビンの定量や血清中のどlJ7レビン以
外の被験成分を分析定量する際に測定値の誤差要因とな
るビリルビンの除去試薬として近年注目されているが、
従来のビリルビン・オキシダーゼにおいて、ミロセシウ
属由来の酵素は15分、37℃で安定であるが70℃を
こおいては残存活性20%程度であり、またスエヒロタ
ケ属由来の酵素はIO分間≠5℃まで安定であるにすぎ
ず、さらにそのほかの生産菌由来の酵素、例えばコプリ
ナス属由来の酵素も70分間、60℃において残存活性
りO〜り5%を示すもので、熱安定性において十分では
なく、さらに製造時、処理等において温度管理を要求さ
れ、また酵素利用の一手段として固定化する場合におい
ても条件によっては酵素の失活をまねき、酵素の取り扱
いにおいて必ずしも満足のいくものではなかった。
発明が解決しようとする手段 本発明者らは、種々研究した結果、神奈川県足柄下郡箱
根町の大桶谷の土壌より分離したバチルス属に属する醒
株B−OK91株が、ビリルビンおよび酸素からビリベ
ルジンと水を生ずる反応を触媒するビリルビン・オキシ
ダーゼを産生じ、かつこのビリルビン−オキシダーゼが
、70℃付近において安定である熱安定性良好な酵素で
あることを見い出した。
本発明は上記知見に基づいて一完成されたもので少なく
ともビリルビンに基質特異性を有し、ビリルビンおよび
酵素からビリベルジンと水を生ずる反応を触媒するビリ
ルビン・オキシダーゼにおいて少なくとも耐熱性を有す
ることを特徴とするビリルビン・オキシダーゼおよびバ
チルス属に属するビリルビン・オキシダーゼ生産菌を培
地に培養し、培養物よりビリルビン・オキシダーゼを採
取することを特徴とするビリルビン−オキシダーゼの製
造法に関するものである。
本発明の新規なビリルビン・オキシダーゼ生産菌の分類
学的性状は以下の通りである。
(り形態(普通寒天培地にて30℃、2を時間培養の結
果) ■ 細胞の形、大きさ、多形性の有無 単独、または短連銀で端の丸い桿菌で、大きさは 0.
5〜0.ざ×ユO−≠Oμmで、多形性は無い。
■ 運動性及び鞭毛:なし ■ 芽胞(形、大きさ、位置、菌体のふくらみ):中央
又は中央に近い位置に楕円形又は円筒形で大きさは0.
 !; X /、 0μmの芽胞を形成する。
芽胞をこよって菌体は膨張しない。
■ ダラム染色:陽性 ■ 抗酸化性染色:陰性 (2)  生育試験 ■ 普通寒天平板培養(2g〜30″0 211時間)
円形で平らな柔らかい集落を形成する。周辺は不規則で
表面はやや乾燥している。色は灰白色で可溶性色素は産
生じない。
■ 普通寒天斜面培養(2g〜30C2−14時間) 
  ゛線状tこ生育し、生育は良好であり、色は灰白色
で可溶性色素は産生じない。
■ 液体培養(ペプトン水、2g〜30’C211時間
)生育は弱く柔毛状沈澱を生ずる。
■ BCPミルク C21〜30℃ 2≠時間)溶液は
アルカリ性になりペプトン化する。
(3)  生理的性質 ■ 硝酸塩の還元            十■ 脱窒
反応             −■ MRテスト  
           −■ vPテスト      
      +■ 硫化水素の生成         
 −■ インド−μの生成         −■ デ
ンプンの加水分解         十■ クエン酸塩
の利用(シモンズ培地)    +(クリステンゼン培
地)   + ■ マレイン酸塩の利用         +[相] 
プロピオン酸塩の利用        −■ 可溶性色
素の生成          −■ ウレアーゼ産生(
SSR)− (クリステンゼン)   − 0オキンダーゼ産生          十■ レシチ
ナーゼ産生          −〇 カタラーゼ産生
            十〇 生育の範囲(pH) 
     よO−9,0■ 生育温度      so
℃     +20℃        + 75℃        − O嫌気条件での生育          十〇 OFテ
スト             F[相] ゼラチンの
加水分解         十〇 カゼインの加水分解
         +[相] エスクリンの加水分解 
       十0 セ〃ロースの加水分解     
   −[相] チロシンの加水分解        
 −[相] 耐塩性             ψチま
で■ サブロー培地での生育        十@GC
I(Tm法)          <z<z%(4) 
 糖より酸・ガスの産生(基礎培地:ペプトン不含培地
、 N Ha H2P O4/、 Of、 K C(1
0,29MgSO4・7 H200,2t、イーストエ
キy、/、Of寒天 3.01、BTB C0,2’l
A)  10.0ttl蒸留水 7000d、pH’7
.2) 第  /  表 以上の結果から、本菌株の主性状は、単独、または短連
鎖で端の丸い桿状のダラム陽性の非運動性の細菌であり
、カタラーゼ陽性、オキンダーゼ陽性で、グルコースよ
り発ψ的に酸を産生じ、50℃で生育し、核酸のグアニ
ン・シトシン含量(GC%)はグ4!チである。
本菌株の王な性状について、Bergey’s Man
ual ofDeterminativ@Bacten
ology  3版(/ワ7μ)を参照とした結果、本
菌株は、バチルス属に属する菌株と判定し、そこで、H
andbook A 1727  Thegenus 
Bacillusを参照として近似菌であるバチルスe
リフエンフォルミス(Bacillus lichen
iformis)、バチルス・セレウス(Bacill
us cereus )、バチルスll:17ギユラン
7 (Bacillus coaqulans )の諸
性状に基づいて比較検討の結果、バチルス・リフニジフ
ォルミスの諸性状がよく一致しているが、そ異 の運動性、耐塩性において若干の相違が認められた。以
上の結果から本菌株は、バチルス・リフエ;フオpミヌ
に属し、その変異株と判断したもので、よって本菌株を
バチルス・リフエ〉フォルミ211 B −01r 9
 / (Bacillus licheniformi
s B−Ogデ5?)と命名した。
なお、本菌株は工業技術院微生物工業技術研究所に微工
研菌寄第80 1g号(FERM−、!rO/、!r)
として寄託された。
本発明のビリルビン−オキシダーゼを生産するに当って
は、このビリルビン・オキシダーゼ生産菌を酵素などを
生産する通常の方法で培養する。
培養の形態は、液体培養でも固体培養でもよいが工業的
にはビリルビン・オキシダーゼ生産菌の細胞をその生産
用培地に接種し、深部通気攪拌培養を行なうのが有利で
ある。ビリルビン・オキシダーゼを培養するための培地
組成は、微生物の培養に通常用いられるものが広く使用
される。窒素源として利用可能な窒素化合物であればよ
く、例えがコーン・スチーブ・リカー、ペプトン、カゼ
イン、大豆粉、酵母エキス、種々の肉エキスなどが使用
される。炭素源としては資化可能な炭素化合物であれば
よく、例えば糖蜜、グルコース、グリセリン、シュクロ
ース、デキストリンなどが使用される。その他、食塩、
塩化カリウム、硫酸マグネシウム、第一リン酸カリウム
、第ニリン酸カリウムなどの種々の無機塩が必要に応じ
て使用される。
培養温度は菌が発育し、ビリルビン・オキシダーゼを生
産する範囲内で適宜変更し得るが、好ましくは、25〜
30℃である。培養時間は、条件によって多少異なるが
、通常7〜!r日程度である。
しかしながら、ビリルビンΦオキシダーゼが最高力価に
達する時期をみはからって適当な時期に培養を終了する
のは当然のことである。
培養終了後、該培養物より本酵素を採取するには通常の
酵素採取手段を用いて得ることができる。
なお、本酵素は歯体内および培養液相の両方に存在する
が、採取効率等の問題により、通常は、該培養物より菌
体を分別除去した培養液相より得るが、階体内より酵素
を採取する通常の手段を用い酵素を採取、培養液相より
得たものと合わせて用いてもよい。このようにして得ら
れた粗酵素液はさらに公知の蛋白質、酵素などの単離、
精製手段を用いて精製し、精製されたビリルビンΦオキ
シダーゼが得られる。例えば、粗製のビリルビン・オキ
Vf−−t’含有液に、アセトン、メタノール、エタノ
ールなどの有機溶媒による分別沈澱法、硫安、食塩、硫
酸アルミニウムなどによる塩析法などを用い溶液から酵
素を沈澱せしめ、粗酵素を回収すればよい。
次いでさらに必要に応じて精製するに当って、この沈澱
物を、トリス−塩酸緩衝液などの溶媒に溶解し、これを
カルボキシメチル−セルロース、力μボキシメチル1デ
キストランゲル、スルホプロピル−デキストランゲルな
どのイオン交換樹脂やデキストランゲルやポリアクリル
アマイドゲルなどのゲルろ過剤tこよる吸着クロマトグ
ラフィーを適宜組合せて行なって精製し、次いでこれを
凍結乾燥等の手法をもちい乾燥し、精製ビリルビン−オ
キシダーゼを得る。
このようにして得られたビリルビン・オキシダーゼの、
理化学的性質は以下に述べる通りである。
(リ 活性測定法 0、2 M )リス塩酸緩衝液 (pH乙O/mM  EDTA含有)o、5rttt水
                      O,デ
弘ゴビリ〜ピン彎オキシダーゼ溶液  o、osmt上
記組成の反応液/、≠9dを小試験管にとり、37℃に
加温後、10mMビリルビン0.0 / mlを添加し
て反応を開始し、37℃でlO分間反応せしめる。反応
後、/%CPC(塩化N−セチルピリジニウム)を乙5
d添加し反応を停止させた後<45Jnmにて比色して
、その吸光度(S)を測定した。一方、ブランクとして
、上記反応液より酸素溶液を除いた反応液/、 II#
属jにビリルビンO1O/’ meを添加して正確に3
7℃で10分間経過した後/%CPC/、llJ、ビリ
〃ビン・オキシダーゼを算出する。酵素活性/単位(U
)は上記条件において1分間に/μモルのビリルビンを
酸化する酵素量とする。
(2)  基質特異性 酸素電極計を用いて各基質tこ対する酸素消費速度から
特異性を検討した結果、第2表に示す通りである。使用
基質量は、Q、 / m M 、使用酵素量は0.00
3; Uで行なった。
(3)#素作用 次の反応を触媒する。
ビリルビン+1/1202 →ビリベルジン+H20し
かしながら下記に示すビリベルジンから、淡紫色物への
酸化はごく微弱に生ずる。
ビリベルジン+’AO2→淡紫色物子H20(4)熱安
定性 pH75()リス−塩酸緩衝液)で 30〜100℃の
各温度にて、10分間処理した後、氷水中にて冷却し、
次いでこれを酵素の活性測定法に基いてその残存活性を
測定した。その結果 第1図に示す通りで、本発明のビ
リルビンオキシダーゼの熱安定性は、70℃付近まで安
定であり、り0℃においても、50チ以上の活性が残存
した。
(5)至適温度 前記活性測定法における反応液および方法を用いて種々
の温度における影響を調べた。
その結果は第2図に示す通りであり、本発明のビリルビ
ン・オキシダーゼの至適温度は、50℃付近であると認
められた。
(6)PH安定性 各種pHの緩衝液にて37℃、7時間保持した後、本酵
素の活性を前記活性測定法に基づいて測定してpHの影
響を調べた。
その結果は第3図に示す通りであり〔図中、0−0:酢
酸緩衝液(pH弘O−乙、O)、O−○ニジメチルグル
タル酸−NaOH緩11液(p H2S −9,0> 
 、) @−@ : !J ン酸緩衝液(pH乙、 s
 −lr。
O)、0−G:)リス・塩酸緩衝液(p H7,5−9
0)を示す〕、本発明のビリルビン・オキシダーゼのp
H安定性は、pH7−9付近と認められ袋。
(7)  至適pH 前記活性測定法における緩衝液として各種pHの緩衝液
を用いて、本酵素の活性に及ぼすpHの影響を調べた。
その結果は第4図に示す通りであり〔図中、0−〇:酢
酸緩衝液CpHIA0−乙、(7)、O−○ニジメチル
グルタ〃酸−Na OH緩衝液(pH7,5−9,0)
、・−・ニリン酸緩衝液(p H1,,5−10>、G
−G:)リス−塩酸緩衝液CpH7,5−90)を示す
、本発明のビリルビン、・オキシダーゼの至適pHは、
pHg付近と認められた。
(8) 阻害および活性化 本ビリルビン嗜オキシダーゼは、Cu2+、zn2+。
Mn”、  の金属イオン、および、cpc、  カチ
オンFBで阻害されkFADで活性化された。
(9)分子量 so、ooo±/ 0.000 (セフ7 り!J I
vS−300によるゲルろ過性にて) (14等電点 焦点電気泳動法により測定した結果、pH3,35付近
である。
θ1)Km値 以上の本発明惰素素を従来のビリルビン・オキシダーゼ
とを比較すると第3表の如くである。
注 公知例/※ コプリナス属由来 公知例2奈憂 スエヒロタケ属由来 公知例3秦※※ミロセシウム属由来 熱安定性※※※※10分間の熱処理において、なおり0
%以上の残存活性を有す る最高温度を示す。
上述の如く、本酵素はその酵素化学的、物理化質 学的諸性状より公知の何れのビリルビン・オキシダーゼ
とも異なっており、熱安定性については、既存のビリル
ビン拳オキシダーゼをこで最も熱安定性1こ優れたコプ
リナス属由来のビリルビン・オキシダーゼにおいても、
乙O℃、IO分間の処理でりo−qssの残存活性であ
るのに対し、本発明のビリルビン・オキシダーゼは、7
0℃、70分間の処理まで安定であり、り0℃、10分
間の処理してもなお、50%もの残存活性を有し、極め
てすぐれた耐熱性を有する酵素であった。
また、本酵素は、Km値が、2.、t6X10 Mと非
常に小さく、反応性も極めて良好なものであった。
実施例 以下実施例を挙げ、本発明を具体的に説明するが、本発
明はこれeこより限定されるものではない。
実施例 l シュクロース/、0%(W/V) 、酵母菌体破砕物(
ミースト (朝日麦酒社製))/、0%(W/V)Na
C10,3% (W/V ) 1Mg S Os e7
 H2O0,05%(W/V) 、 K2HP Os 
 O,/%(W/V)よりなる培地1001Lt C/
20”C,20分間滅菌、pH’75)含有room容
三角フラスコにバチMスφリヒュニフオルミス・B−0
ざり/ (FERMP−A 10 / lr )を接種
し、30℃、2μ時間振盪培養して種培養物を得た。次
いでこの種培養物を同一組成を有する培地20g (/
20℃、20分間減f11.pH7,3,消泡剤CB−
17142の0./’Is含有)含有30g容ジャーフ
ァーメンタ−に、接種し、30℃、300rpm、20
11分の通気条件1こてg日間通気攪拌培養した。培養
終了後培養物を遠心分離CC5000rp、15分間)
して上清C/3.11.200U)  を得た。上清液
を限外濃縮(モジュール装置)にて、/、96gに濃縮
し、濃縮液tこ対して0.6容の冷アセトンを添加し、
遠心分離(SOOOrpm、15分間)して、不溶物を
除去し、後に、さらに濃縮液に対してA6容の冷アセト
ンを添加し、ビリルビン・オキシダーゼ活性画分を析出
せしめ、遠心分離<SOOOrpm15分間)して分離
し、沈澱物を0.2Mトリス−塩酸緩衝液にて溶解し、
203M、200Hの酵素溶液を得た。この酵素溶液を
セルロースアセテートチューブを用いて、10mMトリ
ス−塩酸緩衝液(pH7,5)15A!に対して一夜透
析後、あらかじめ上記緩衝液で緩衝化したDEAE−セ
ファロースCL−6Bカラム (よ(:JX/445の
)に吸着させ、次いで0− /、 0−I:A/の塩化
カリウム濃度勾配溶出法で溶出せしめ、本酵素は、0.
3〜0、5モルの塩化カリウム濃度で溶出された酵素活
性区分を回収した。さらに、このビリルビン・オキシダ
ーゼ活性区分を限外−過膜XM−30(アミコン社製)
にて濃縮して、これをセファクリルS−200の力”F
A  (J、 6X I Ocm)にて10mMトリス
−塩酸緩衝液(pH7,51を用いて展開し、展開液量
SざO〜taotttの間のピリジビン・オキシダーゼ
活性画分を回収し、これを凍結乾燥し、ビリルビン・オ
キシダーゼの粉末3509(90,OU)を得た。
発明の効果 本発明のビリルビン・オキシダーゼは、熱安定性にすぐ
れ、酵素利用の一手段として固定化する際に、または、
臨床診断薬として取り扱う際に、熱に対して、失活等を
まねく恐れが非常に少なく扱いやすいものであり、この
新規かつ良好なビリ第1図は本発明のビリルビン・オキ
シダーゼの熱安定性を示し、 第2図は本発明のビリルビン働オキシダーゼの至適温度
を示し、 第3図は本発明のビリルビン働オキシダーゼのpH安定
性を示し、 第q図は本発明のビリルビン・オキシダーゼの至適P)
−%を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)少なくともビリルビンに基質特異性を有し、ビリル
    ビンおよび酸素からビリベルジンと水を生ずる反応を触
    媒するビリルビン・オキシダーゼにおいて、少なくとも
    耐熱性を有することを特徴とするビリルビン・オキシダ
    ーゼ。 2)ビリルビン・オキシダーゼが、熱に対して10分間
    、70℃付近において安定である特許請求の範囲第1項
    記載のビリルビン・オキシダーゼ。 3)ビリルビン・オキシダーゼが下記の理化学性状を有
    する特許請求の範囲第1項記載のビリルビン・オキシダ
    ーゼ。 (a)分子量50,000±10,000(セファクリ
    ルS−300によるゲルろ過法) (b)等電点pH3.35付近 (c)Km値2.86×10^−^5M付近(d)至適
    pH pH8付近 (e)安定pH pH7〜9付近にて安定 (f)至適温度80℃付近 (g)熱安定性70℃付近まで安定 4)バチルス属に属するビリルビン・オキシダーゼ生産
    菌を培地に培養し、培養物より該ビリルビン・オキシダ
    ーゼを採取することを特徴とするビリルビン・オキシダ
    ーゼの製造法。 5)バチルス属に属するビリルビン・オキシダーーゼ生
    産菌が、バチルス・リヒェニフォルミスである特許請求
    の範囲第4項記載の製造法。 6)バチルス属に属するビリルビン・オキシダーゼ生産
    菌が、バチルス・リヒェニフォルミスB−0891株(
    FARMP−No,8018)である特許請求の範囲第
    4項記載の製造法。
JP60020625A 1985-02-05 1985-02-05 耐熱性ビリルビン・オキシダーゼの製造法 Expired - Lifetime JPH0653069B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60020625A JPH0653069B2 (ja) 1985-02-05 1985-02-05 耐熱性ビリルビン・オキシダーゼの製造法
US06/820,011 US4770997A (en) 1985-02-05 1986-01-21 Thermostable bilirubin oxidase and production process thereof
DE19863603257 DE3603257A1 (de) 1985-02-05 1986-02-03 Thermostabile bilirubin-oxidase und verfahren zur herstellung derselben
FR8601498A FR2576909B1 (fr) 1985-02-05 1986-02-04 Bilirubine oxydase thermostable et son procede d'obtention
IT47616/86A IT1203738B (it) 1985-02-05 1986-02-04 Bilirubin-cssidasi termostabile e procedimento per produrla

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60020625A JPH0653069B2 (ja) 1985-02-05 1985-02-05 耐熱性ビリルビン・オキシダーゼの製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61209587A true JPS61209587A (ja) 1986-09-17
JPH0653069B2 JPH0653069B2 (ja) 1994-07-20

Family

ID=12032419

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60020625A Expired - Lifetime JPH0653069B2 (ja) 1985-02-05 1985-02-05 耐熱性ビリルビン・オキシダーゼの製造法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US4770997A (ja)
JP (1) JPH0653069B2 (ja)
DE (1) DE3603257A1 (ja)
FR (1) FR2576909B1 (ja)
IT (1) IT1203738B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012153791A1 (ja) 2011-05-11 2012-11-15 天野エンザイム株式会社 染色剤及びその用途

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2578430B2 (ja) * 1987-06-10 1997-02-05 旭化成工業株式会社 新規なビリルビン.オキシダーゼおよびその製造法
EP0320095A3 (en) * 1987-12-10 1989-08-02 HEALTH & RESEARCH SERVICES INC. Bilirubin degrading enzymes
JP2856757B2 (ja) * 1989-03-13 1999-02-10 ユニチカ株式会社 総ビリルビンの測定方法および測定用試薬
DE4406379A1 (de) * 1993-03-24 1994-09-29 Boehringer Mannheim Gmbh Bilirubinoxidase aus Alfalfa und Verwendung des Enzyms
JP3320307B2 (ja) * 1996-06-06 2002-09-03 株式会社エス・ディー・エス バイオテック フェノール性化合物等の高分子化方法及びその利用
JP3734115B2 (ja) * 1997-02-28 2006-01-11 日東紡績株式会社 ビリルビン画分の測定方法
DE60325513D1 (de) * 2003-03-28 2009-02-05 Council Scient Ind Res Verfahren zur herstellung von hitzebeständige enzyme
US7504243B2 (en) 2004-03-19 2009-03-17 The United States Of America As Represented By The Department Of Health And Human Services Methods for the production of biliverdin
WO2007103427A2 (en) * 2006-03-06 2007-09-13 Wang Xiang H Medical use of bilirubin and its structural analogues
FR2957934B1 (fr) 2010-03-24 2014-10-17 Centre Nat Rech Scient Bilirubine oxydase de bacillus pumilus et ses applications
FR2975704B1 (fr) 2011-05-24 2015-02-20 Centre Nat Rech Scient Bilirubine oxydase de magnaporthe oryzae et ses applications

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59198971A (ja) * 1983-04-28 1984-11-10 Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd ビリルビンオキシダ−ゼの製造法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5861000A (ja) * 1981-10-08 1983-04-11 Nippon Shoji Kk 体液成分の酵素的定量におけるビリルピンの干渉除去方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59198971A (ja) * 1983-04-28 1984-11-10 Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd ビリルビンオキシダ−ゼの製造法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012153791A1 (ja) 2011-05-11 2012-11-15 天野エンザイム株式会社 染色剤及びその用途

Also Published As

Publication number Publication date
FR2576909A1 (fr) 1986-08-08
IT8647616A0 (it) 1986-02-04
FR2576909B1 (fr) 1988-10-14
US4770997A (en) 1988-09-13
DE3603257A1 (de) 1987-01-08
IT1203738B (it) 1989-02-23
JPH0653069B2 (ja) 1994-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5953038B2 (ja) サイクロデキストリンの製造法
JPS61209587A (ja) 耐熱性ビリルビン・オキシダーゼの製造法
JPH08289786A (ja) グルコサミン−6−ホスフェートデアミナーゼ
JP3041840B2 (ja) 新規なグリセロールデヒドロゲナーゼ、その製法及びその用途
JPH0667317B2 (ja) N−アセチルヘキソサミンデヒドロゲナーゼ、その製造法及び該酵素を用いるn−アセチルグルコサミン又はn−アセチルガラクトサミンの定量法及びその定量用キット
JP3026857B2 (ja) 新規プルラナーゼおよびその製造法
JP2726274B2 (ja) 新規ケラタン硫酸分解酵素並びにそれを生産する微生物及び方法
JP3152855B2 (ja) 新規なソルビトールデヒドロゲナーゼ、その製造方法並びに該酵素を用いたソルビトールの定量のための試薬及び方法
JP3824244B2 (ja) コレステロール・エステラーゼの製造方法
JPH0127714B2 (ja)
JPH0420287A (ja) アシルポリアミンオキシダーゼ、その製造法および用途
JPH04211369A (ja) 好塩性アルカリアミラーゼおよびその製造方法
JPS6139035B2 (ja)
JP2868905B2 (ja) ジアセチルポリアミンアミドヒドロラーゼ
JPS6098982A (ja) ポリアミン測定用酵素の製造法
JPS61115491A (ja) 耐熱性α−アミラ−ゼ及びその製造方法
JPS62118882A (ja) L−アルギニンオキシダ−ゼ及びその製造法
JPH07265074A (ja) 新規なクレアチンアミジノハイドロラーゼおよびその用途
JPH0616704B2 (ja) フッ化物イオンに耐性な細菌カタラーゼ及びそれを生産するミクロコッカスsp.kwi‐5菌株
JPH0797986B2 (ja) 耐熱性酢酸キナ−ゼ及びその製造法
JPH0337B2 (ja)
JPH06327471A (ja) 耐熱性グルタミン酸脱水素酵素およびその製造方法
JPS6156996B2 (ja)
JPH0789917B2 (ja) アミラ−ゼ及びその製造法
JPS5982086A (ja) L−α−グリセロリン酸オキシダ−ゼ