JPS62118882A - L−アルギニンオキシダ−ゼ及びその製造法 - Google Patents

L−アルギニンオキシダ−ゼ及びその製造法

Info

Publication number
JPS62118882A
JPS62118882A JP60258763A JP25876385A JPS62118882A JP S62118882 A JPS62118882 A JP S62118882A JP 60258763 A JP60258763 A JP 60258763A JP 25876385 A JP25876385 A JP 25876385A JP S62118882 A JPS62118882 A JP S62118882A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arginine
enzyme
temperature
culture
oxidase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP60258763A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Furuyama
古山 洋一
Mayu Horikiri
堀切 麻由
Keiko Moro
茂呂 敬子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NODA SANGYO KAGAKU KENKYUSHO
Original Assignee
NODA SANGYO KAGAKU KENKYUSHO
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NODA SANGYO KAGAKU KENKYUSHO filed Critical NODA SANGYO KAGAKU KENKYUSHO
Priority to JP60258763A priority Critical patent/JPS62118882A/ja
Publication of JPS62118882A publication Critical patent/JPS62118882A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、L−アルギニンオキシダーゼ及びその製造法
に関する。
従来、L−アルギニンオキシダーゼは、例えば、アース
ロバフタ−(Arthrobacter)属の細菌によ
って生産されることが僅かに報告されているに過ぎない
(日本農芸化学会、昭和56年度大会、講演要旨集、第
467頁、昭和56年3月10日発行)。
L−アルギニンオキシダーゼは、夫々水及び酸素1分子
ずつの存在下で、1分子のL−アルギニンを酸化し、α
−ケト−δ−グアニジノ吉草酸、アンモニア及び過酸化
水素を夫々1分子ずつ生成させる酵素であり、本酵素は
、体液、飲食物等り一アルギニン含有物中のL−アルギ
ニンの定量用酵素として極めて有用なものである。
そこで本発明者等は、上記とは別に、広く自然界よ’7
L−フルギニンオキシダーゼを生産し得る微生物の検索
を行った結果、土壌中より新たに分離したシュードモナ
ス(Pseudomonas )属に属する1菌株が、
該酵素を菌体内に効率よく生産すること等の知見を得、
本発明を完成した。
すなわち本発明は、下記の理化学的性質を有するL−ア
ルギニンオキシダーゼ。
0作 用: 夫々水及び酸素1分子ずつの存在下に1分子のI、−フ
ルギニンヲ酸化し、α−ケト−δ−グアニジノ吉草酸、
アンモニア及び過酸化水素を夫々1分子ずつ生成する。
■基質特異性: L−アルギニンに対しては、極めて高い基質特異性を有
し、また、L−ホモアルギニン、L−リジン及びL−フ
ェニルアラニンに対しても僅かに作用する。
■至適pH: L−アルギニンを基質とした場合、夫々0.1Mの酢酸
緩衝液及びリン酸緩衝液中での至適pHは、6.0であ
る。
■安定pH: pH4,0〜6.0である。
■作用適温の範囲: 35〜450℃の範囲にある。
■pH1温度等による失活の条件: pH3より酸性側及びpH7よりアルカリ側で夫々失活
する。
温度65℃から失活し始め、温度70’Cでほとんど失
活する。
■阻害及び安定性: 2価及び3価の鉄イオン並びにN−ブロムコハク酸イミ
ドにより著しく阻害され、また、2価の亜鉛及び水銀イ
オンによっても阻害される。
■分子量: 0.1%ドデシル硫酸ナトリウムを含有する5%ポリア
クリルアミド電気泳動により測定した結果、約50.0
00である。
であり、また本発明は、シュードモナス属に属し、L−
アルギニンオキシダーゼ生産能を有する微生物を培地に
培養し、培養物より該酵素を採取することを特徴とする
L−アルギニンオキシダーゼの製造法である。
以下、本発明を具体的に説明する。
先ス、本発明に用いられる菌は、シー−トモナス(Ps
eudomonas)属に属しいL−アルギニンオキシ
ダーゼを生産する微生物であれば如何なる菌でもよく、
また、これらの菌の変種もしくは変異株でも良い。
そして、上記微生物の具体例としては、例えば、シュー
ドモナス・フルオレッセンス(Pseudo−mona
s fluorescens) A −26等が挙げら
れ、該菌株は、土壌中より新たに検索して得た菌で、そ
の菌学的性質は、以下に示すとおりである。
シュードモナス・フルオレッセンスA−26の菌学的性
質 a、形態顕微鏡的観察(肉汁寒天斜面培地で温度30’
C124時間培養) ■細胞の形及び大きさ: 0.5μmX1〜2μmの短桿菌である。
■細胞の多形性の有無:認められない。
■運動性の有無: 1〜数本の極鞭毛を有し、運動性を
有する。
■胞子の有無:形成せず。
■ダラム染色性:陰性。
■抗酸性:陰性。
b、各培地における生育状態 ■肉汁寒天平板培養:温度30’Cで48時間の静置培
養により肌色のコロニー。拡散性色素は生成しない。
■肉汁寒天斜面培養:■肉汁寒天平板培養の記載に同じ
■肉汁液体培養:生育良好。
■肉汁ゼラチン穿刺培養:ゼラチンを、液化する。
■リドマスミルク:青<変色スる。
C1生理的性質 ■硝酸塩の還元:還元する。
■脱窒反応:陰性。
■MRテスト:陰性。
■vpテスト:陰性。
■インドールの生成:陰性。
■硫化水素の生成:陰性。
■デンプンの加水分解:陰性。
■クエン酸の利用:クリステンセン(Chris −t
ensen )培地では利用するが、フーザー(Kos
er)培地では生育不良で利用性は弱い。
■無機窒素の利用:アンモニア及び硝酸塩を、共に僅か
に利用する。
■色素の生成:蛍光色素を生成する。
■ウレアーゼ:陽性。
■オキシダーゼ:陽性。
0カタラーゼ:陽性。
0生育の範囲:至適温度20〜37℃至適pH5〜8.
5 0酸素に対する態度:好気性。
@O−Fテスト二酸化性。
■糖類から酸及びガスの生成: 酸の生成 ガスの生成 (1) L−アラビノース   キ     −(2)
D−キシロース    +     −(3)D−グル
コース    +     −(4)D−マンノース 
   +     −(5)D−フラクトース   十
     −(6)D−ガラクトース   +    
 −(力麦芽糖      −− (8) シ   ヨ  糖             
      −−(9)乳   糖         
 十       −(IQトレハロース     − +II) D−ソルビット    − (I功D−マンニット    十     −413イ
ノジツト      −     −(14グリセリン
      − (l四デンプン       十     −d、その
他の性質 ■ポリベーターヒドロキシ酪酸を菌体内に蓄債しない。
■アルギニンジヒドロラーゼを生成する。
■エラグヨーク反応:陽性。
上記シュードモナス・フルオレッセンスA〜26の菌学
的諸性質をパージエイズ・マニュアル・オブ・システマ
ティック・バクテリオロジー(Ber−gey’ s 
Manual of Systematic Bact
eriology)第1版(1984年)記載の分類と
対比すると重曹は、ダラム染色性が陰性、好気性の°無
胞子桿菌で槽毛を有して運動性があり、かっ、カタラー
ゼ陽性等であることよりシュードモナス属に属するもの
と認められ、また、ポリベーターヒドロキン酪酸ヲ菌体
中に蓄積しないこと、蛍光色素を生成すること、アルギ
ニンジヒドロラーゼを生成すること、エラグヨーク反応
が陽性であること、脱窒反応が陰性であること等よりシ
ュードモナス・フルオレッセンス・ビオパール1に属す
るものト分類すれた。
しかしながら、ソルビット、プロピオネイト、トレハロ
ース、サッカレイト、マロネイト及ヒメサコネイトでは
生育しないこと並びにエタノールでは生育すること等種
々の炭素源の利用の相違より、従来のンユードモナス・
フルオレッセンス・ビオパール]に属する菌株とは異な
り、新菌株と判断され、本新菌株をシュードモナス・フ
ルオレッセンスA−26と命名した。
なお、上記ンユードモナス・フルオレッセンスA−26
は、工業技術院微生物工業技術研究所に、微工研菌寄第
8509号(FERM P−8509)として寄託され
ている。
次に、本発明におけるL−アルギニンオキシダーゼ生産
に使用される培地としては、窒素源、炭素源、無機物、
ビタミン等より選択されたものを適量含有する培地であ
れば合成もしくは天然培地等如何なるものでも使用可能
である。
上記窒素源としては、例えば、酵母エキス、ペプトン、
トリプトース、肉エキス、アミノ酸、硫酸アンモニウム
、硝酸カリウム等のものが挙げられ、炭素源としては、
例えば、グルコース、ショ糖、キシロース等の糖質、ピ
ルビン酸等の有機酸等が挙げられる。また、無機物とし
ては、例えば、リン酸カリウム、リン酸ナトリウム、硫
酸マグネシウム、硫酸第1鉄等が用いられる。
本発明に用いられる菌の培養は、固体培養法でもよいが
、通常液体培養法を採用するのが有利であり、具体的に
は振盪培養、撹拌培養、通気培養等により好気性に培養
を行う。
培養温度は、例えば、25〜35℃好ましくは34℃で
、培養時のpHは5〜8、好ましくはpH5,0である
このような培養条件下に培養時間は、培養形態によって
も異なるが、例えば、16〜96時間程度培養すること
により培養物中に本酵素が生成蓄積する。
培養終了後、培養物よりL−アルギニンオキシダーゼを
採取するには、通常の酵素採取手段を用いて得ることが
できる。
しかし、本酵素は、菌体内に存在する酵素であるため、
培養終了後培養物に例えば、トリトンX−100等の界
面活性剤もしくはトルエン等を添加し、例えば、24時
間程度振盪もしくは放置し、自己消化をおこなわせるこ
とによりL−アルギニンオキシダーゼを菌体外に排出さ
せることができる。
また、培養物より、例えば、濾過遠心分離等の操作によ
り菌体を分離したのち、菌体より本酵素を採取するのが
好ましく、この場合、菌体をそのま〜用いることもでき
るが、超音波破壊機、フレンチプレス、ダイノミル等の
種々の破壊手段を用いて菌体を破壊する方法、リゾチー
ムの如き細胞壁溶解酵素を用いて菌体細胞壁を溶解する
方法、摩耗剤を用いて菌体をすりつぶす方法あるいは浸
透圧ショックを適用する方法を用いる。
このようにして上記菌体もしくはこれを破壊したもの、
あるいは細胞壁を溶解したものより、例えば、濾過、遠
心分離等の適当な処理操作により固形物を除去して菌体
抽出液を得るか、または水、緩衝液もしくは適当な溶剤
で抽出し、これをそのま〜粗酵素として得るか、あるい
はまた該抽出液に必要によりプロタミン硫酸、ポリエチ
レンイミン等を添加して除核酸を行うか、更に凍結乾燥
法、アルコール沈澱法、アセトン沈澱法等を適宜選択し
て実施することにより粗酵素粉末を得る。
上記粗酵素液もしくは粗酵素粉末より更に精製酵素標品
を得るには、例えば、セフアゾ・ノクスG   −20
0等を用いるゲル濾過法、イオン交換体、ハイドロキシ
アパタイト等を用いる吸着溶出法、ショ糖密度勾配遠心
法等の沈降法、アフイニテイクロマト法、分子ふるい膜
もしくは中空糸膜等を用いる分画法等を適宜選択し、組
み合わせて実施することにより、精製された本酵素標品
を得ることができる。
以上の如くして得られた本酵素の理化学的性質を示すと
、以下のとおりである。
(1)作 用 下式に示される如く、夫々水及び酵素1分子ずつの存在
下に1分子のL−アルギニンを酸化し、α−ケト−δ−
グアニジノ吉草酸、アンモニア及び過酸化水素を夫々1
分子ずつ生成する。
HC−NH2 ■ OOH 「 (CH2) 3     + NH3+ H20□C=
O ■ 0OH (2)基質特異性 L−アルギニンに対しては、極めて高い基質特異性を有
し、また、L−ホモアルギニン、L−リジン及びL−フ
ェニルアラニンに対しても僅かに作用する。
(3)至適pH及び安定pH 第1図に示すとおり、L−アルギニンを基質とした場合
、0.1M酢酸緩衝液及びO,IMIJン酸緩衝波緩衝
液中適pHは、6.0である。
また、安定pHの範囲は、pH4,0〜6.0である。
なお、該範囲は、各pHの緩衝液1:pH3〜5: o
、1M酢酸緩衝液、pH6〜8: o、LMリン酸緩衝
液〕中、温度65℃で5分間処理したのち酵素活性を測
定して求めたものである。
(4)力値の測定法 0.1Mリン酸カリウム緩衝液(pH7,0)0.3m
l、O,IML−アルギニンO,1m/。
0.005%の4−7ミノアンチピリン、0.02%の
フェノール又はN、N−ジメチルアニリン、パーオキソ
ダーゼ4単位及び本酵素液50μt(適当量に希釈もし
くは濃縮する。)を添加し、総量を3meとしたものを
温度37℃で10分間反応させたのち、生成する色素の
可視部吸収(550nm )で測定し、予め測定した既
知過酸化水素量の吸光度値より過酸化水素の生成量を算
出し酵素単位を得る。その細波素電極を用いて酸素の吸
収を測定する方法も必要により使用できる。なお、酵素
活性1単位は、温度37℃で1分間に1μmolの過酸
化水素を生成する酵素量である。
(5)作用適温の範囲 第2図に示すとおり、作用適温の範囲は、35〜450
℃であり、該温度範囲は、各温度のL−アルギニンを基
質とした反応液に本酵素を添加し、10分間作用させた
際の酵素活性を測定して求めたものである。
(6) p H、温度などによる失活の条件第3図に示
すとおり、温度65℃から失活していき、70′Cでは
ほとんど失活する。
なお、該条件は、各温度の0.1Mリン酸カリウム緩衝
液(pH7,0)中において本酵素を10分間処理した
際の残存する酵素活性を測定して求めたものである。p
H3より酸性側及びpH7よりアルカリ性側で夫々失活
する。
(7)阻害、活性化及び安定化 夫’+0.1mMのFe”、Fe3+及びl mMのZ
u”+、Hgz+、N−ブロムコハク酸イミドの含有反
応溶液中、温度30″Cて10分間反応させた後の酵素
活性は、無処理を100としたとき夫々47.30.8
1.73及びOである。
(8)精製方法 本酵素の分離、精製は、常法により行うことができ、例
えば、硫安による分画沈殿、DEAE−セルロース、D
EAE−セファロースにヨル吸着溶出、セファロース6
Bによるゲル濾過等の精製手段を適宜組み合わせて用い
ることができる。
(9)分子量 0.1%ドデシル硫酸ナトリウムを含有する5%ポリア
クリルアミド電気泳動により測定した結果は、50,0
00である。
CI[Ilポリアクリルアミドディスクゲル電気泳動第
4図に示すとおりポアサイズ5%のアクリルアミドゲル
(pH9,4)を用いて常法によりポリアクリルアミド
ディスクゲル電気泳動を行った結果、単一なバンドであ
ることが確認された。
(11)等電点 ディスクゲル焦点電気泳動法により測定した結果は、5
.6である。
以上の如く本発明によれば、従来シュードモナス属の細
菌としては、生産することが未公知であるし一アルギニ
オンオキンダーゼを、比較的短時間のうちに効率よく得
ることができるので、本発明は、産業上極めて有意義で
ある。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
実  施  例 リン酸1カリウム0.1%、リン酸2カリウム0.1%
、硫酸マグネシウム0.05%、ポリペプトン2.0%
及びL−ロイシン1%を夫々含有する溶液20 ml 
(p、 H6、8)を、三角フラスコ(容量: 150
m1)に分注したのち、これを常法により温度120″
Cで10分間加熱滅菌して培地ヲ得、該培地にシュード
モナス・フルオレッセンスA−26(FERM P−8
509)を接種し、温度34℃で30時間振盪培養して
培養物を得た。
次いで、上記培地組成溶液206をジャーファーメンタ
−(容ffi:207I)に分注したのち、これを常法
により温度120’Cで10分間加熱滅菌して培地を得
、これに上述の如くして得た培養物20m1を接種し、
温度34℃で21時間通気回転撹拌培養を行って培養物
を得た。
このようにして得た培養物よりs、oo。
r、p、m、で30分間の遠心分離処理により分離した
菌体を、O,OIM!Iン酸カリウム緩衝液(pH7,
0)に懸濁して201とし、ダイノミル〔ダイノーミル
社製、KDL型〕により菌体を破砕し、更に6 、 O
OOr、p、m、で30分間の遠心分離処理により固形
物を除去して粗酵素液を得た。
次いで、該粗酵素液を、O,01Mリン酸カリウム緩衝
液(pH7,0)で平衡化したDEAE−セルロースカ
ラム(シグマ社製)に入れ、酵素を吸着させたのち、0
.01 M リン酸緩衝液(pH7,0,0,4M食塩
含有)を使用して吸着された酵素を溶出し、活性画分を
得た。
そして、該活性画分に、硫酸アンモニウム(45%飽和
)を添加し、沈殿した区分を採取し、これを0.OIM
)!Jス塩酸緩衝液(pH7,2)1,000mgに溶
解したのち、同緩衝液に対して充分透析を行った。
該透析液を、0.OIM)!Jス塩酸緩衝液(pH7,
2)で平衡化したDEAE−セファロースCL・6Bカ
ラム中に流し込み、酵素を吸着させたのち、0.01M
トリス塩酸緩衝液及び0.6M食塩含有同緩衝液を用い
たグラジェント溶出を行ない吸着された酵素を溶出し、
得られた活性区分をメンブレンフィルター(アミコン社
製)ヲ用いて濃縮し、更に、セファロース6B(2,6
0mX100cm)を使用してゲル濾過を行ない精製さ
れたL−アルギニンオキシダーゼ標品75mg(収率1
9%、比活性38単位/ mg蛋白質)を得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本酵素の至適pH1第2図は、作用適温の範
囲、第3図は、温度による失活の条件、第4図は、ポリ
アクリルアミドディスクゲル電気泳動を夫々示す図であ
る。 特許出願人 財団法人野田産業科学研究所筒1図 p)−1 シヴ  ノ支、 (6C〕

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記の理化学的性質を有するL−アルギニンオキ
    シダーゼ。 [1]作用: 夫々水及び酸素1分子ずつの存在下に1分子のL−アル
    ギニンを酸化し、α−ケト−δ−グアニジノ吉草酸、ア
    ンモニア及び過酸化水素を夫々1分子ずつ生成する。 [2]基質特異性: L−アルギニンに対しては、極めて高い基質特異性を有
    し、また、L−ホモアルギニン、L−リジン及びL−フ
    ェニルアラニンに対しても僅かに作用する。 [3]至適pH: L−アルギニンを基質とした場合、夫々0.1Mの酢酸
    緩衝液及びリン酸緩衝液中での至適pHは、6.0であ
    る。 [4]安定pH: pH4.0〜6.0である。 [5]作用適温の範囲: 35〜450℃の範囲にある。 [6]pH、温度等による失活の条件: pH3より酸性側及びpH7よりアルカリ側で夫々失活
    する。 温度65℃から失活し始め、温度70℃でほとんど失活
    する。 [7]阻害及び安定性: 2価及び3価の鉄イオン並びにN−ブロムコハク酸イミ
    ドにより著しく阻害され、また、2価の亜鉛及び水銀イ
    オンによっても阻害される。 [8]分子量: 0.1%ドデシル硫酸ナトリウムを含有する5%ポリア
    クリルアミド電気泳動により測定した結果、約50,0
    00である。
  2. (2)シュードモナス属に属し、L−アルギニンオキシ
    ダーゼ生産能を有する微生物を培地に培養し、培養物よ
    り該酵素を採取することを特徴とするL−アルギニンオ
    キシダーゼの製造法。
JP60258763A 1985-11-20 1985-11-20 L−アルギニンオキシダ−ゼ及びその製造法 Pending JPS62118882A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60258763A JPS62118882A (ja) 1985-11-20 1985-11-20 L−アルギニンオキシダ−ゼ及びその製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60258763A JPS62118882A (ja) 1985-11-20 1985-11-20 L−アルギニンオキシダ−ゼ及びその製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62118882A true JPS62118882A (ja) 1987-05-30

Family

ID=17324746

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60258763A Pending JPS62118882A (ja) 1985-11-20 1985-11-20 L−アルギニンオキシダ−ゼ及びその製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62118882A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014129529A1 (ja) * 2013-02-21 2014-08-28 富山県 新規l-アルギニン酸化酵素、l-アルギニンの測定方法、l-アルギニンの測定用キットおよびl-アルギニン測定用の酵素センサ
CN112626044A (zh) * 2020-12-30 2021-04-09 中国科学院苏州生物医学工程技术研究所 一种突变体及其构建方法和应用

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014129529A1 (ja) * 2013-02-21 2014-08-28 富山県 新規l-アルギニン酸化酵素、l-アルギニンの測定方法、l-アルギニンの測定用キットおよびl-アルギニン測定用の酵素センサ
JP2014161238A (ja) * 2013-02-21 2014-09-08 Toyama Prefecture 新規l−アルギニン酸化酵素、l−アルギニンの測定方法、l−アルギニンの測定用キットおよびl−アルギニン測定用の酵素センサ
CN112626044A (zh) * 2020-12-30 2021-04-09 中国科学院苏州生物医学工程技术研究所 一种突变体及其构建方法和应用
CN112626044B (zh) * 2020-12-30 2022-08-19 中国科学院苏州生物医学工程技术研究所 一种突变体及其构建方法和应用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE2614114B2 (de) Verfahren zur Herstellung von Kreatininamidohydrolase
JPS61209587A (ja) 耐熱性ビリルビン・オキシダーゼの製造法
JPH0665300B2 (ja) フルクトシルアミノ酸オキシダーゼ
JPS6030679A (ja) S−アデノシル−l−ホモシステインハイドロラ−ゼの製造法
JPS62118882A (ja) L−アルギニンオキシダ−ゼ及びその製造法
JPH02268679A (ja) 1,5―アンヒドログルシトールデヒドロゲナーゼの製造法
US4918012A (en) Method for producing carnitine, L-carnitinamide hydrolase and method for producing same
JP3076856B2 (ja) 細菌によるアルギン酸の分解法
JPS60244286A (ja) 蓚酸オキシダ−ゼの製造法
JPH02234678A (ja) アミノ酸アミド加水分解酵素及びその使用
JPH03224484A (ja) アルギン酸リアーゼの製造法
JP3152855B2 (ja) 新規なソルビトールデヒドロゲナーゼ、その製造方法並びに該酵素を用いたソルビトールの定量のための試薬及び方法
JPH0998779A (ja) トレハロース合成酵素、その製法及びそれを用いたトレハロースの製造法
JPS6098982A (ja) ポリアミン測定用酵素の製造法
JPS58116690A (ja) D−β−ヒドロキシアミノ酸の製造法
JPS6318471B2 (ja)
JPS61231996A (ja) グアニジノ酢酸分解酵素の安定化法
FR2519649A1 (fr) Procede de production de tyramine oxydase
JPH0251596B2 (ja)
JPS60241888A (ja) 新規ヒダントイナ−ゼ
JPS58141798A (ja) ポリアミンの分析法
JPH0253030B2 (ja)
JPH0191777A (ja) レバンフラクトトランスフェラーゼの製造法
JPH0337B2 (ja)
JPS58198291A (ja) β−ガラクトシダ−ゼおよびその製造法