JPS6139035B2 - - Google Patents

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JPS6139035B2
JPS6139035B2 JP58030801A JP3080183A JPS6139035B2 JP S6139035 B2 JPS6139035 B2 JP S6139035B2 JP 58030801 A JP58030801 A JP 58030801A JP 3080183 A JP3080183 A JP 3080183A JP S6139035 B2 JPS6139035 B2 JP S6139035B2
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JP
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acetylhexosamine
oxidase
acid
potassium phosphate
phosphate buffer
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Tatsuo Horiuchi
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NODA SANGYO KAGAKU KENKYUSHO
Original Assignee
NODA SANGYO KAGAKU KENKYUSHO
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/0004Oxidoreductases (1.)
    • C12N9/0006Oxidoreductases (1.) acting on CH-OH groups as donors (1.1)
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S435/00Chemistry: molecular biology and microbiology
    • Y10S435/8215Microorganisms
    • Y10S435/822Microorganisms using bacteria or actinomycetales
    • Y10S435/874Pseudomonas

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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、酸素の存在下でN−アセチルヘキソ
サミンを酸化してN−アセチルヘキソサミン酸と
過酸化水素を生成する新規なN−アセチルヘキソ
サミン酸化酵素及びその製造法に関する。 最近ウイルスによる細胞のガン化により、細胞
表層のN−アセチルグルコサミンを含む糖質の変
化することが指摘され、肝ガンにおいてはN−ア
セチルグルコサミンとN−アセチルノイラミン酸
の生合成系の律速酵素であるグルコサミン−6−
燐酸合成酵素の活性が極めて高いことが認められ
ている。またある種の血液ガンにおいては、リゾ
チームの活性が極度に上昇することも知られてい
る。このようにN−アセチルグルコサミン及びそ
の誘導体に関与する酸素系の変動が病状の指針と
して医療検査の対象となつており、現状ではこれ
を簡易に高精度でかつ定量を効率よく行いうる酵
素の開発が当業界において強く要望されている。 本発明者は、広範囲の微生物についてN−アセ
チルヘキソサミン分解菌を検索した結果、シユー
ドモナス属に属する細菌が、新規なN−アセチル
ヘキソサミン酸化酵素を生産することを見出し本
発明を完成した。 本発明は、新規なN−アセチルヘキソサミン酸
化酵素であり、また本発明は、シユードモナス属
に属し、N−アセチルヘキソサミン酸化酵素生産
能を有する菌株を培地に培養し、培養物よりN−
アセチルヘキソサミン酸化酵素を採取することを
特徴とする、N−アセチルヘキソサミン酸化酵素
の製造法である。 本酵素の理化学的性質は下記のとおりである。 (1) 作用及び基質特異性: 次の反応式に示されるごとく、酸素の存在下
で、N−アセチルヘキソサミンを酸化してN−
アセチルヘキソサミン酸と過酸化水素を生成す
る。ヘキソース、ヘキソサミン及びN−アセチ
ルノイラミン酸に対しては、ほとんどもしくは
全く作用しない。 なおN−アセチルヘキソサミン酸の具体例は
下記のものである。
【表】 (2) 至適PH及び安定PH範囲: 燐酸カリウム緩衝液(0.1Mグリシン含有)
を用いた場合、至適PHは7.5〜8.5である。例え
ばクエン酸−燐酸ナトリウム緩衝液、燐酸カリ
ウム緩衝液(0.1Mグリシン含有)及びグリシ
ン−苛性ソーダ緩衝液を用いてN−アセチルグ
ルコサミンに対する酵素活性を測定した結果
は、第1図に示すとおりで、至適PHは7.5〜8.5
である。なお測定は酸素消費法を用い、クエン
酸−燐酸ソーダ、燐酸カリウム(0.1Mグリシ
ン含有)及びグリシン−苛性ソーダ緩衝液中で
行つた。また第2図に示すごとく安定PH範囲は
3〜9である。この測定は過酸化水素法を用
い、0.1mlのクエン−燐酸ソーダ及びグリシン
−塩酸又は苛性ソーダ緩衝液に溶解して、45℃
で10分間の熱処理した酵素の残存活性を測定し
て行つた。 (3) 力価の測定法: (i) 酸素消費に基づく測定法 密閉型反応容器に、0.1M−燐酸カリウム
緩衝液(0.1Mグリシン含有)(PH8.0)2.9
ml、0.5M−N−アセチルグルコサミン溶液
0.1mlを加え、酸素電極(米国YSI社製)を
挿入し、反応容器内を37℃で撹拌しながら、
これに本酵素液10μを加えて反応を開始
し、経時的に酸素の消費量をオキシゲン・モ
ニター(米国YSI社製)で測定する。なお酵
素単位は1分間に1μモルの酸素を消費する
活性を1単位とする。 (ii) 生成する過酸化水素の測定法 0.1M燐酸カリウム緩衝液(PH6.8)に、4
−アミノアンチピリン(0.005%)、N・N−
ジメチルアニリン(0.02%)及びパーオキシ
ダーゼを溶解した溶液2.8mlを(パーオキシ
ダーゼ活性4単位)を加え、これに0.5M−
N−アセチルグルコサミン0.1ml及び本酵素
液0.1mlを添加して総量を3mlとなし、37℃
で10分間反応させる。次いで生成した色素の
可視部の吸収(550nm)を測定し、標準曲
線より過酸化水素の生成量を算出する。 (iii) 生成するN−アセチルヘキソサミン酸の定
量法 0.1M燐酸カリウム緩衝液(PH8.0)2.8mlに
0.5M−N−アセチルグルコサミン0.1mlを加
えたのち、本酵素液0.1mlを加え、37℃で10
分間反応させる。この反応液を適量とり、高
速液体クロマトグラフ装置〔カラム:TSK
−GEL LS−220(東洋曹達製)、カラムサイ
ズ:4mmIDX250mmL、移動相:0.03M食塩・
0.025M燐酸ナトリウム緩衝液(PH7.0)、温
度:40℃、検出:UV220nm〕で分離し、ピ
ークの高さを標準品のピークの高さより換算
し、N−アセチルグルコサミン酸量を定量す
る。 (4) 作用適温の範囲 高速液体クロマトグラフイにより、N−アセ
チルグルコサミンの生成量を測定した結果によ
れば、第3図に示すごとく30〜70℃である。こ
の実験はN−アセチルヘキソサミン酸の定量法
に基づき、各温度に於けるN−アセチルグルコ
サミン酸の生成量を測定して行つた。 (5) PH、温度等による失活の条件 第4図に示すごとく、10分間の熱処理では45
℃から失活を始めるが、65℃においてもほぼ半
分の活性値を保持する。また45℃で10分間の加
熱処理ではPH3〜9で安定であり、それより酸
性側では急速に失活し、逆にアルカリ性側では
徐々に失活する。この実験では過酸化水素法を
用い、燐酸カリウム緩衝液(PH6.8)中で10分
間、各温度で処理した酵素の残存活性を測定し
たものと、それに1mg/mlで牛血清アルブミン
を加えて同様にしたものを比較した。 (6) 阻害活性化及び安定化 各種金属イオン及び阻害剤を含む溶液(1.8
mM)(トリス−塩酸緩衝液、PH7.5)中で酵素
活性を測定した結果、第2表に示すごとく、第
1鉄、水銀、亜鉛により強力に阻害され、カド
ミウム、鉛、ニツケルによつても阻害される。
【表】 一方、第4図に示すごとく、血清アルブミン
の添加により安定化されると共に若干活性化さ
れる。 (7) 精製方法 本酵素の単離、精製は常法に従つて行うこと
ができ、例えばCM−セルロース塔によるカラ
ムクロマトラフイ、硫安による分画沈殿、CM
−セフアデツクス塔によるカラムクロマトグラ
フイ及びセフアデツクスによるゲル過等の精
製手段を、単独もしくは適宜組合せて使用す
る。 (8) 分子量 0.05M燐酸カリウム緩衝液(0.1M塩化ナトリ
ウムを含む)を用いて、セフアデツクスG−
200のカラムによるゲル過法により測定した
値は、約14万〜15万である。 (9) ポリアクリルアミドゲル電気泳動 ポアサイズ7.5%のアクリルアミドゲル(PH
4.0)を用いて、常法によりアクリルアミドデ
イスク電気泳動を行なつた結果、第5図に示す
ごとく単一のバンドが認められた。 (10) 等電点 デイスクゲル焦点電気泳動法により測定した
値は、8.0である。 (11) アミノ酸分析値(酵素1分子中のアミノ酸数
で表示) アスパラギン酸133、スレオニン83、セリン
72、グルタミン酸103、グリシン137、アラニン
152、1/2シスチン28、バリン99、メチオニン
22、イソロイシン44、ロイシン120、チロシン
52、フエニルアラニン38、リジン49、ヒスチジ
ン37、アルギニン78、トリプトフアン18、プロ
リン83。 以上のように本酵素は、その作用及び基質特異
性において徐来全く知られていない新酵素であ
る。 次に本発明による新規N−アセチルヘキソサミ
ン酸化酵素の製造法について説明する。 使用される微生物は、シユードモナス属に属し
N−アセチルヘキソサミン酸化酵素生産能を有す
る菌株であつて、その具体例としてはシユードモ
ナスsp・No15−1が挙げられ、該菌の変種もし
くは変異株も用いられる。シユードモナスsp・
No15−1は、本発明者が土壌中より分離した菌
株であり、その菌学的性質は下記のとおりであ
る。 (a) 形態 顕微鏡的観察(肉汁寒天培地30℃ 16時間培
養) (1) 細胞の大きさ:0.5〜0.8×1.0〜1.3ミクロ
ンの桿菌 (2) 細胞の多形性:認められない (3) 運動性:極毛を有し、運動性有り (4) 胞子の有無:形成せず (5) グラム染色性:陰性 (6) 抗酸性:陰性 (b) 各培地における生育状態 (1) 肉汁寒天平板培養:30℃、24時間で淡黄褐
色のコロニー、表面平滑で鈍い光沢を有し、
透明である。色素の生成はない。 (2) 肉汁寒天斜面培養:生育は良好で(1)に同じ (3) 肉汁液体培養:均一に良く生育する。 (4) 肉汁ゼラチン穿刺培養:30℃、4日間でや
や生育し、液化する。 (5) リトマスミルク:わずかにアルカリ性 (c) 生理的性質 (1) 硝酸塩の還元:陰性 (2) 脱窒反応:陰性 (3) MRテスト:陰性 (4) VPテスト:陰性 (5) インドールの生成:陰性 (6) 硫化水素の生成:陰性 (7) デンプンの加水分解:陰性 (8) クエン酸の利用:コーザー、クリステンセ
ンの両培地で利用する。 (9) 無機窒素源の利用:アンモニアを利用する
が、硝酸塩は利用せず。 (10) 色素の生成:陰性 (11) ウレアーゼ:陰性 (12) オキシダーゼ:陽性 (13) カタラーゼ:陽性 (14) 生育の範囲:至適PH5〜8、至適温度30
〜38℃ (15) 酸素に対する態度:好気性 (16) O−Fテスト:酸化性 (17) 糖類から酸及びガスの生成
【表】 (d) その他の性質 (1) 窒素源欠乏培地で菌体内にポリ−β−ハイ
ドロキシブチル酸エステルを蓄積する。 (2) DL−アルギニン及びベタインを唯一の炭
素源として生育できない。 (3) 41℃で生育する。 (4) 水素をエネルギー源として利用しない。 上述の新規なN−アセチルヘキソサミンオキシ
ダーゼ生産能を有する本菌の分類学的諸性質を、
「バージエイス・マニユアル・オブ・デターミネ
イテイブ・バクテリオロジー」第8版(1974年)
の分類と対比すると、本菌株はグラム染色性が陰
性、好気性の無胞子桿菌で極鞭毛を有し運動性が
あり、かつカタラーゼ陽性、オキシターゼ陽性等
により、シユードモナス属に属し、セクシヨン3
に分類され、41℃で生育することから、シユード
モナス・レモイグネイ(Pyeudomonas
lemoignei)に相当するが、ゼラチンの液化、糖
の利用性等で全く異なつている。以上の理由によ
り、本菌をシユードモナスsp.No15−1と命名し
た。なおシユードモナスsp.No15−1は、通商産
業省工業技術院微生物工業技術研究所に、微工研
条寄第227号(FERM BP−227)として寄託され
ている。 次に本発明で使用する培地としては、炭素源、
窒素源、無機物、その他の栄養素を程よく含有す
る培地ならば、合成培地または天熱培地のいずれ
でも使用可能である。炭素源としては、グルコー
ス、ガラクトース、フルクトース、キシロース、
アラビノース等の他にグリセリン、マンニツトや
プロピオン酸、グリコール酸、乳酸等を用いるこ
とができる。窒素酸としては、アンモニウム塩
や、ペプトン、カゼイン消火物等の蛋白性消化
物、あるいは酵母エキス等の窒素性有機物質等が
好適に使用できる。無機物としては、ナトリウ
ム、カリウム、マンガン、マグネシウム、カルシ
ウム、コバルト、ニツケル、鉄、銅、亜鉛等の塩
類が使用できる。本発明においては、N−アセチ
ルヘキソサミン酸化酵素生産能を有する菌株を、
N−アセチルヘキソサミンを含有する培地で培養
したときに、N−アセチルヘキソサミンオキシダ
ーゼが最も収量よく得られる。該培養倍地の好適
な例としては、例えばN−アセチルグルコサシン
0.5%、酵母エキス0.4%、ポリペプトン0.15%、
グリセリン0.5%、硫酸マグネシウム0.05%、燐
酸水素二カリウム0.2%、PH6.5の培地例が挙げら
れる。そして該培地で30℃20時間通気撹拌培養し
た場合は、N−アセチルグルコサミンをグルコー
スに置きかえた場合の10〜50倍の生産力価を得る
ことができる。培養温度は通常20〜40℃の範囲
で、好適には33〜38℃の範囲で行われる。培養開
始のPHは、通常6〜8の範囲で、好適には7付近
である。このような条件下で18〜24時間振盪又は
深部撹拌培養すれば、培養物中にN−アセチルヘ
キソサミン酸化酵素が生成蓄積する。 N−アセチルヘキソサミン酸化酵素は、通常は
菌体中に存在するので、培養物を遠心分離あるい
は過によつて集め、適量の緩衝液中で菌体を破
壊し、酵素を可溶化することによつて溶液中に放
出させる。菌体の破壊方法はダイノミル、フレン
チプレス、超音波等の物理的なものや、トリトン
X−100、ラウリル硫酸ソーダ、EDTA等の化学
的方法、リゾチーム等の酵素的な方法を、単独で
又は併用して用いることができる。このようにし
て得られた菌体破砕液から核酸を常法によつて除
去し、過又は遠心分離によつて不溶物を除き、
N−アセチルヘキソサミン酸化酵素を得る。そし
てN−アセチルヘキソサミン酸化酵素は、必要に
より酵素の単離精製の常法に従つて例えば、(1)
CM−セルロース塔によるカラムクロマトグラフ
イ、(2)硫安による分画沈殿、(3)CM−セフアデツ
クス塔によるカラムクロマトグラフイ、(4)セフア
デツクスによるゲル過等の方法、又はその他の
方法を必要に応じ組み合わせて用いることによ
り、精製されたN−アセチルヘキソサミン酸化酵
素を得ることができる。 本発明の新規なN−アセチルヘキソサミン酸化
酵素を用いると、N−アセチルグルコサミン等を
精度良く定量することができ、これによりグルコ
サミン−6−燐酸合成酵素の活性を知り、該酵素
活性に基づいて、種々の病状の診断を効率良く行
なうことができる。 実施例 1 シユードモナスsp.No15−1(微工研条寄第
227号、FERM BP−227)を500mlの坂口フラス
コ中で、N−アセチルグルコサミン5g/、酵
母エキス4g/、燐酸−カリウム1g/及び硫
酸マグネシウム0.5g/の組成を有する種培地
(PH6.5)100mlに植菌し、30℃で8時間培養す
る。この種培養液を30のジヤーフアーメンター
中で、N−アセチルグルコサミン5g/、酵母
エキス4g/、グリセリン5g/、ポリペプト
ン1.5g/、燐酸水素二カリウム2g/、硫酸
マグネシウム0.5g/の組成を有する酵素生産培
地(PH6.5)20に植菌し、35℃で20時間通気
(20/分)撹拌(300rpm)培養する。次いで培
養液を遠心分離(1万2000rpm)して菌体を集め
る。集菌した生菌体411gに、0.05M−燐酸カリ
ウム緩衝液(PH7.0)2を加え、菌をよく分散
させる。これにトリトンX−100の10%水溶液200
mlを加え、よく混和する。さらに0.05M−燐酸カ
リウム緩衝液(PH7.0)2.5を加え、一晩低温に
放置する。これにプロタミン硫酸の飽和溶液(PH
7.5)を沈殿が生じなくなるまで加え、沈殿を遠
心分離(2000rpm)により除去し、上澄液をホロ
ーフアイバー限外過装置(保持分子量6000)で
濃縮する。次いで0.05M−酢酸緩衝液に対して透
析し、同緩衝液で平衝化したCM−セルロース塔
(10.5φ×40cm)に吸着させ、0〜0.6MKClの濃
度勾配を有する溶出液を用いて溶出させる。 活性部を集めてホローフアイバー限外過装置
(分子量6000保持)を用いて400mlまで濃縮し、こ
れに硫安を30%飽和になるように加え、不溶物を
遠心分離して除去する。更に硫安を加えて55%飽
和となし生じた沈殿を遠心分離によつて集め、35
%飽和硫安溶液(0.05M−燐酸カリウム緩衝液PH
6.8)50mlに溶解する。不溶部分を遠心分離して
除き、35%飽和硫安濃度にした同緩衝液に平衡化
する。次いでフエニルセフアロースCL−4B(ス
エーデン・フアーマシア社製)のカラム(φ4×
15cm)に吸着させ、エチレングリコールの濃度勾
配(0〜30%)と硫安の逆濃度勾配(20%飽和〜
0)をもつ0.05M−燐酸カリウム緩衝液PH6.8で
溶出する。活性部を集めて濃縮し、0.1M−酢酸
緩衝液PH5.25に対して、一晩透析する。これを同
緩衝液に平衡化したCM−セフアデツクスC−50
カラム(φ3.5×45cm)に吸着させ、食塩濃度勾
配(0〜0.5M)をもつ溶出液で溶出する。活性
部を集めて濃縮し、0.05M−燐酸カリウム緩衝液
(PH6.8、0.1M食塩含有)に対して透析し、同緩
衝液で平衡化したセフアデツクスG−200カラム
(φ2×100cm)にかけてゲル過を行い、比活性
の高い活性ピークの前半を集めて濃縮し、精製N
−アセチルヘキソサミン酸化酵素21mg(収率4.1
%、比活性15.5単位/mg蛋白質)を得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本酵素についての至適PHを、第2図は
安定PHを、第3図は作用適温の範囲をそれぞれ示
すグラフであり、第4図は各温度における失活を
示すグラフであり、第5図はアクリルアミドデイ
スク電気泳動を示す図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記の理化学的性質を有するN−アセチルヘ
    キソサミン酸化酵素。 (1) 作用及び基質特異性: 酸素の存在下で、N−アセチルヘキソサミン
    を酸化してN−アセチルヘキソサミン酸と過酸
    化水素を生成する。ヘキソース又はヘキソサミ
    ンに対しては、ほとんどもしくは全く作用しな
    い。 (2) 至適PH及び安定PH範囲: 燐酸カリウム緩衝液(0.1Mグリシン含有)
    を用いた場合、至適PHは7.5〜8.5であり、安定
    PH範囲は3〜9である。 (3) 分子量: 0.05M燐酸カリウム緩衝液を用いて、セフア
    デツクスG−200によるゲル過法により測定
    した値は、約14万〜15万である。 2 シユードモナス属に属し、N−アセチルヘキ
    ソサミン酸化酵素生産能を有する菌株を培地に培
    養し、培養物よりN−アセチルヘキソサミン酸化
    酵素を採取することを特徴とする、N−アセチル
    ヘキソサミン酸化酵素の製造法。
JP58030801A 1983-02-28 1983-02-28 N−アセチルヘキソサミン酸化酵素及びその製造法 Granted JPS59156281A (ja)

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JPS59156299A (ja) * 1983-02-28 1984-09-05 Noda Sangyo Kagaku Kenkyusho N−アセチルヘキソサミンの定量法及びその定量用試薬
JPS59156281A (ja) * 1983-02-28 1984-09-05 Noda Sangyo Kagaku Kenkyusho N−アセチルヘキソサミン酸化酵素及びその製造法

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US4621057A (en) 1986-11-04
JPS59156281A (ja) 1984-09-05

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