JPS5840469B2 - コレステロ−ル定量用酵素剤の製造法 - Google Patents
コレステロ−ル定量用酵素剤の製造法Info
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- JPS5840469B2 JPS5840469B2 JP53019721A JP1972178A JPS5840469B2 JP S5840469 B2 JPS5840469 B2 JP S5840469B2 JP 53019721 A JP53019721 A JP 53019721A JP 1972178 A JP1972178 A JP 1972178A JP S5840469 B2 JPS5840469 B2 JP S5840469B2
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- oxidase
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- cholesterol oxidase
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、コレステロール定量用酵素剤の製造法に関す
るものであり、更に詳しくは、シュードモナス属ニ属シ
、コレステロールエステラーゼ、及びコレステロールオ
キシダーゼ両酵素の生産能を有する菌株を用いて、培養
するに際し、培地の炭素源を限定することにより、コレ
ステロールオキシダーゼを単独に、或はコレステロール
エステラーゼ及びコレステロールオキシダーゼを同時に
生産せしめることを特徴とするコレステロール定量用酵
素剤の製造法に関するものである。
るものであり、更に詳しくは、シュードモナス属ニ属シ
、コレステロールエステラーゼ、及びコレステロールオ
キシダーゼ両酵素の生産能を有する菌株を用いて、培養
するに際し、培地の炭素源を限定することにより、コレ
ステロールオキシダーゼを単独に、或はコレステロール
エステラーゼ及びコレステロールオキシダーゼを同時に
生産せしめることを特徴とするコレステロール定量用酵
素剤の製造法に関するものである。
コレステロールは、ヒト体液特に血清中でハ遊離もしく
は脂肪酸エステルの形で存在しており、これら血清中の
遊離コレステロールおよび総コレステロールを定量する
ことにより、高血圧症、動脈硬化症等を臨床的に診断す
るのに役立つ。
は脂肪酸エステルの形で存在しており、これら血清中の
遊離コレステロールおよび総コレステロールを定量する
ことにより、高血圧症、動脈硬化症等を臨床的に診断す
るのに役立つ。
従来コレステロールの定量は化学的な方法で行われてい
たが、近年酵素法によるコレステロールの定量法が確立
され、盛んに使用されるに至っている。
たが、近年酵素法によるコレステロールの定量法が確立
され、盛んに使用されるに至っている。
酵素法によりコレステロールを定量する場合、遊離型の
コレステロールを定量するにはコレステロールオキシダ
ーゼが用いられるが、脂肪酸エステル型コレステロール
をも定量する(云わゆる総コレステロール)には、コレ
ステロールオキシダーゼのみでは十分でなく、あらかじ
めコレステロールニステラーセラ使用して、エステル型
コレステロールを遊離型にする必要がある。
コレステロールを定量するにはコレステロールオキシダ
ーゼが用いられるが、脂肪酸エステル型コレステロール
をも定量する(云わゆる総コレステロール)には、コレ
ステロールオキシダーゼのみでは十分でなく、あらかじ
めコレステロールニステラーセラ使用して、エステル型
コレステロールを遊離型にする必要がある。
また、臨床的診断用として、コレステロールの定量を行
うには、血清中の遊離及び総コレステロール値を求めル
必要があり、ゴレステロールオキシダーゼ単独もしくは
コレステロールエステラーゼの併用により、実際に定量
が行われている。
うには、血清中の遊離及び総コレステロール値を求めル
必要があり、ゴレステロールオキシダーゼ単独もしくは
コレステロールエステラーゼの併用により、実際に定量
が行われている。
従ってコレステロール定量用酵素剤としてのコレステロ
ールオキシダーゼ、及ヒコレステロールエステラーゼを
同一の微生物で、しかも高収率に生産する菌株が見い出
されるならば非常に有益なこととなり得るものである。
ールオキシダーゼ、及ヒコレステロールエステラーゼを
同一の微生物で、しかも高収率に生産する菌株が見い出
されるならば非常に有益なこととなり得るものである。
こレマで、コレステロールオキシダーセラ生産する菌株
として、各種ノカルディア属(特開昭51−82785
、特開昭52−61288)、フレビバクテリウム属(
特開昭5O−6773)、アースロバフタ−属(特開昭
5l−67786)、コリネバクテリウム属(特開昭5
2−7484)、シゾフィラム属(特開昭5l−797
81)等が報告されており、一方コレスチロールエステ
ラーゼ生産能を有する微生物として、シュードモナス・
フルオレッセンスKY 3955 (特開昭50−15
7588)、シュードモナス・ノブエスピーA 109
(%開昭52−7483)が報告されている。
として、各種ノカルディア属(特開昭51−82785
、特開昭52−61288)、フレビバクテリウム属(
特開昭5O−6773)、アースロバフタ−属(特開昭
5l−67786)、コリネバクテリウム属(特開昭5
2−7484)、シゾフィラム属(特開昭5l−797
81)等が報告されており、一方コレスチロールエステ
ラーゼ生産能を有する微生物として、シュードモナス・
フルオレッセンスKY 3955 (特開昭50−15
7588)、シュードモナス・ノブエスピーA 109
(%開昭52−7483)が報告されている。
しかしながらこれらの報告は全て当該各酵素を単独のみ
生産する報告であり、同一菌株により、当該両酵素を同
時に多量生産する方法は報告されていない。
生産する報告であり、同一菌株により、当該両酵素を同
時に多量生産する方法は報告されていない。
本発明者等は、安価に工業的規模で、コレステロールエ
ステラーゼ及びコレステロールオキシダーゼを得るため
、−菌株でこれら両酵素を同時に多量産生する微生物を
広く自然界に求め、検索した結果、シュードモナス属の
一菌株が特に強力なコレステロールオキシダーゼ及びコ
レステロールエステラーゼを同時に多量産生することを
見い出したものである。
ステラーゼ及びコレステロールオキシダーゼを得るため
、−菌株でこれら両酵素を同時に多量産生する微生物を
広く自然界に求め、検索した結果、シュードモナス属の
一菌株が特に強力なコレステロールオキシダーゼ及びコ
レステロールエステラーゼを同時に多量産生することを
見い出したものである。
そして、更に意外な事には、培地の炭素源が脂肪酸又は
エステルの場合にはこれら酵素を同時に生産するが、一
般炭素源培地ではコレステロールオキシダーゼのみ産出
することを知り、本発明を完成するに至った。
エステルの場合にはこれら酵素を同時に生産するが、一
般炭素源培地ではコレステロールオキシダーゼのみ産出
することを知り、本発明を完成するに至った。
本発明に使用する菌株としては、シュードモナス属KA
し、コレステロールオキシダーゼ、及ヒコレステロール
エステラーゼ生産性を有する菌株であれば、いずれにし
ても使用出来るが、具体例としては本発明者が、新たに
自然界から分離した菌株が好適な1例としてあげられる
。
し、コレステロールオキシダーゼ、及ヒコレステロール
エステラーゼ生産性を有する菌株であれば、いずれにし
ても使用出来るが、具体例としては本発明者が、新たに
自然界から分離した菌株が好適な1例としてあげられる
。
次に本菌株の菌学的性質を示す。
(a) 形態
(1)桿菌(0,5〜1.OX2〜3)μ(2)単独ま
たは単連銀 (3)運動性あり、一本の極鞭毛 (4)胞子・・・・・・なし く5)ダラム染色:陰性 (6)抗酸性:陰性 (7)多形性:なし くb) 生育状態 (1)肉汁寒天斜面培養二円形、凸円状、表面はなめら
かで薄い黄褐色、半透明 (2)肉汁寒天斜面培養:糸状、周縁はなめらかで生育
は普通、凸円状、黄褐色、やや光沢あり (3)肉汁液体培養:生育は普通、表面に薄膜形成、や
や濁りあり (4)肉汁ゼラチン穿刺培養:生育は普通、液化は漏斗
状 (5) リドマスミルク:ややアルカリ性、リドマス
を還元する。
たは単連銀 (3)運動性あり、一本の極鞭毛 (4)胞子・・・・・・なし く5)ダラム染色:陰性 (6)抗酸性:陰性 (7)多形性:なし くb) 生育状態 (1)肉汁寒天斜面培養二円形、凸円状、表面はなめら
かで薄い黄褐色、半透明 (2)肉汁寒天斜面培養:糸状、周縁はなめらかで生育
は普通、凸円状、黄褐色、やや光沢あり (3)肉汁液体培養:生育は普通、表面に薄膜形成、や
や濁りあり (4)肉汁ゼラチン穿刺培養:生育は普通、液化は漏斗
状 (5) リドマスミルク:ややアルカリ性、リドマス
を還元する。
液化するがわずかに沈澱を形成する。
(c) 生理的性質
硝酸塩の還元:陽性
脱窒反応:陰性
MRテスト:陰性
vpテスト:陰性
インドールの生成:陰性
硫化水素の生成:陽性
デンプンの加水分解:陰性
クエン酸の利用:陰性
無機窒素源の利用:硝酸塩は利用されないが、アンモニ
ウム塩を利用する。
ウム塩を利用する。
00)色素の生成:キングの培地で淡褐色の螢光性色素
生産 ウレアーゼ:陽性 オキシダーセ:陽性 カタラーゼ:陽性 生育pH: 5〜9 生育温度:37℃で生育しない 酸素に対する態度:好気性 0−Fテスト:酸化的 糖類からガスの生成:陰性 糖類からの酸の生成 L−アラビノース(−1−1D−ンルビトール(@D−
キシロース(−HD−マンニトーノ■lD−マンノース
(川 イノシトール(@D−フラクトース(@ グリ
セリン(@ D−ガラクト−ス(1)デンプン(] マルトース(−1−) グルコース(−+−1
シュークロース(@ トレハロース(−+−) 以上の諸性質を「バーシス・マニュアル・オブ・デイタ
ミネイティブ・バクテリオロジー (Bergey’s Mannalof Deter
minativeBacteriology )第8版
の記載と対比すると形態において、桿菌であること、一
本の極鞭毛を有すること、ダラム陰性であること、運動
性であること、カタラーゼ陽性であること等から、シュ
ードモナス属に属していることがわかり、さらに、本菌
株は螢光色素を発すること、37℃で生育しなイコト等
カラシュードモナス・フルオレッセンスに属するものと
同定し、車両をシュードモナス・フルオレッセンス&、
03−19と命名し、微生物工業技術研究所へ寄託した
。
生産 ウレアーゼ:陽性 オキシダーセ:陽性 カタラーゼ:陽性 生育pH: 5〜9 生育温度:37℃で生育しない 酸素に対する態度:好気性 0−Fテスト:酸化的 糖類からガスの生成:陰性 糖類からの酸の生成 L−アラビノース(−1−1D−ンルビトール(@D−
キシロース(−HD−マンニトーノ■lD−マンノース
(川 イノシトール(@D−フラクトース(@ グリ
セリン(@ D−ガラクト−ス(1)デンプン(] マルトース(−1−) グルコース(−+−1
シュークロース(@ トレハロース(−+−) 以上の諸性質を「バーシス・マニュアル・オブ・デイタ
ミネイティブ・バクテリオロジー (Bergey’s Mannalof Deter
minativeBacteriology )第8版
の記載と対比すると形態において、桿菌であること、一
本の極鞭毛を有すること、ダラム陰性であること、運動
性であること、カタラーゼ陽性であること等から、シュ
ードモナス属に属していることがわかり、さらに、本菌
株は螢光色素を発すること、37℃で生育しなイコト等
カラシュードモナス・フルオレッセンスに属するものと
同定し、車両をシュードモナス・フルオレッセンス&、
03−19と命名し、微生物工業技術研究所へ寄託した
。
(F E RM−P A4367)
本発明で使用する培地は、炭素源、窒素源、無機物、そ
の他の栄養源を加えた合成培地または天然培地のいずれ
でも使用可能である。
の他の栄養源を加えた合成培地または天然培地のいずれ
でも使用可能である。
窒素源としてはアンモニア又は、塩化アンモニウム、硫
酸アンモニウム、燐酸アンモニウム等の無機化合物、或
いは尿素、グルタミン酸、グリシン、ペプトン、肉エキ
ス、C8L、酵母エキス等の窒素性有機化合物の単独あ
るいはその組合せで使用可能である。
酸アンモニウム、燐酸アンモニウム等の無機化合物、或
いは尿素、グルタミン酸、グリシン、ペプトン、肉エキ
ス、C8L、酵母エキス等の窒素性有機化合物の単独あ
るいはその組合せで使用可能である。
無機物として、リン酸1カリウム、硫酸マグネシウムの
添加は効果的であり、その他鉄、マンガン、亜鉛等の微
量金属イオンの共存は効果的な場合もある。
添加は効果的であり、その他鉄、マンガン、亜鉛等の微
量金属イオンの共存は効果的な場合もある。
炭素源を除いた場合の本発明に好適な培地成分を一例と
してあげると、尿素0.5%、肉エキス0.2%、リン
酸1カリウム0.1%、硫酸マグネシウム0.05%で
ある。
してあげると、尿素0.5%、肉エキス0.2%、リン
酸1カリウム0.1%、硫酸マグネシウム0.05%で
ある。
本発明においては炭素源を使い分けることによって、コ
レステロールオキシダーゼのみを生産さセル場合トコレ
スチロールエステラーゼとコレステロールオキシダーゼ
を同時に生産させる場合とがある。
レステロールオキシダーゼのみを生産さセル場合トコレ
スチロールエステラーゼとコレステロールオキシダーゼ
を同時に生産させる場合とがある。
即ち、グルコース、フラクトース、キシロース、クリセ
リン、ガラクトース、マンニトール、ソルビトールなど
の一般培地に使用される炭素源を添加した培地であると
コレステロールオキシダーゼのみが生産される。
リン、ガラクトース、マンニトール、ソルビトールなど
の一般培地に使用される炭素源を添加した培地であると
コレステロールオキシダーゼのみが生産される。
しかし、オレイン酸、リノール酸などの有機酸又はオレ
イン酸メチル、リノール酸メチル、オリーブ油、大豆油
、米油、綿実油などの脂肪酸エステルを炭素源として培
地に添加したときはコレステロールエステラーゼ及びコ
レステロールオキシダーゼが同時に生産される。
イン酸メチル、リノール酸メチル、オリーブ油、大豆油
、米油、綿実油などの脂肪酸エステルを炭素源として培
地に添加したときはコレステロールエステラーゼ及びコ
レステロールオキシダーゼが同時に生産される。
これら炭素源は培地中に0.5〜2%程度添加される。
培養は25〜40℃で好気的に20〜40時間培養され
る。
る。
かくして得られた培養物から両酵素を回収するにあたっ
ては、培養液を遠心分離機により除菌したのち、除菌液
からアセトン或いはエタノール等の有機溶媒による沈澱
法、或いは硫安、その他塩類での塩析法等の通常用いら
れる酵素精製法が用いられる。
ては、培養液を遠心分離機により除菌したのち、除菌液
からアセトン或いはエタノール等の有機溶媒による沈澱
法、或いは硫安、その他塩類での塩析法等の通常用いら
れる酵素精製法が用いられる。
次に、本発明に用いるコレステロールオキシダーゼ、及
びコレステロールエステラーゼの活性測定法を示す。
びコレステロールエステラーゼの活性測定法を示す。
コレステロールオキシダーゼの場合はコレステロールと
反応によって生成した△4−コレステノン、または過酸
化水素を定量することによって測定することが出来る。
反応によって生成した△4−コレステノン、または過酸
化水素を定量することによって測定することが出来る。
本酵素の活性の表示を説明すると、コレステロール、オ
キシダーゼ1単位はpH7,0,30℃の条件で、1分
間に1マイクロモルの△4−コレステノン、または過酸
化水素な生成するに要する酵素量を示す。
キシダーゼ1単位はpH7,0,30℃の条件で、1分
間に1マイクロモルの△4−コレステノン、または過酸
化水素な生成するに要する酵素量を示す。
△4−コレステノンの量はその245mμの吸光度を測
定することによって求めることが出来、また過酸化水素
の量は例えばパーオキシダーゼと色原体を組み合わせた
試薬と反応させることによって測定することが出来る。
定することによって求めることが出来、また過酸化水素
の量は例えばパーオキシダーゼと色原体を組み合わせた
試薬と反応させることによって測定することが出来る。
コレステロールエステラーゼの酵素活性は、例えばコレ
ステロールリル−トとの反応によって生成した遊離型コ
レステロール量を定量することによって測定できる。
ステロールリル−トとの反応によって生成した遊離型コ
レステロール量を定量することによって測定できる。
本発明におけるコレステロール・エステラーゼの活性の
表示を説明すると、コレステロール・エステラーゼ1単
位は、コレステロールリル−トを基質として、pH7,
0,37℃の条件で、1分間に1マイクロモルの遊離コ
レステロールを生成するに要する酵素量とした。
表示を説明すると、コレステロール・エステラーゼ1単
位は、コレステロールリル−トを基質として、pH7,
0,37℃の条件で、1分間に1マイクロモルの遊離コ
レステロールを生成するに要する酵素量とした。
次に本発明の試験例及び実施例を示す。
試験例 1
尿素0.5%、肉エキス0.2%、リン酸lカリウム0
.1%、硫酸マグネシウム0.05%からなる基本培地
組成に各種炭素源を1%となるように添加した培地に、
シュードモナス・フルオレッセンスAO3−19、FE
RM−P4367を28℃にて40時間振盪培養したの
ち、培養液中に蓄積し☆☆たコレステロールオキシダー
ゼ、及ヒコレステロールエステラーゼ活性を測定した。
.1%、硫酸マグネシウム0.05%からなる基本培地
組成に各種炭素源を1%となるように添加した培地に、
シュードモナス・フルオレッセンスAO3−19、FE
RM−P4367を28℃にて40時間振盪培養したの
ち、培養液中に蓄積し☆☆たコレステロールオキシダー
ゼ、及ヒコレステロールエステラーゼ活性を測定した。
その結果は第1表に示される。
第1表より明らかな如く、菌の増殖可能な炭素源であれ
ば、コレステロールオキシダーゼ生産は認められるので
あるが、コレステロールエステラーゼの方はオレイン酸
、リノール酸、及びそれらのエステル、或いはオリーブ
油、大豆油等の脂肪酸、及びそのエステル類の組合せの
場合のみに生産される。
ば、コレステロールオキシダーゼ生産は認められるので
あるが、コレステロールエステラーゼの方はオレイン酸
、リノール酸、及びそれらのエステル、或いはオリーブ
油、大豆油等の脂肪酸、及びそのエステル類の組合せの
場合のみに生産される。
以上の結果より、本発明者等は総コレステロール測定に
必要とするコレステロールオキシダーゼコレステロール
エステラーゼを同時に生産可能ならしめる培地成分とし
て、脂肪酸及びそのエステルの単独或いはそれらの組合
せが有効であり、遊離型コレステロールのみを測定する
場合に必要とするコレステロールオキシダーゼを生産さ
せる場合には、グルコース、フラクトース、キシロース
、グリセリン、カラクトース、マンニトール、ソルビト
ール等の単独或いは、その組合せが有効であることか判
明したものである。
必要とするコレステロールオキシダーゼコレステロール
エステラーゼを同時に生産可能ならしめる培地成分とし
て、脂肪酸及びそのエステルの単独或いはそれらの組合
せが有効であり、遊離型コレステロールのみを測定する
場合に必要とするコレステロールオキシダーゼを生産さ
せる場合には、グルコース、フラクトース、キシロース
、グリセリン、カラクトース、マンニトール、ソルビト
ール等の単独或いは、その組合せが有効であることか判
明したものである。
実施例 1
21容坂ロフラスコにオレイン酸11、尿素0.5%、
グルタミン酸ナトリウム0.5%、肉エキス0.2%、
KH2PO40,1%、MgSO4・7H200,05
%(pH5,0)の組成を有する培地500献を容れ、
常法により120℃20分間加熱滅菌シタ後、シュード
モナス・フルオレッセンス煮03−19、FERM
PI64367を1白金耳接種し、28℃で40時間盪
培養した。
グルタミン酸ナトリウム0.5%、肉エキス0.2%、
KH2PO40,1%、MgSO4・7H200,05
%(pH5,0)の組成を有する培地500献を容れ、
常法により120℃20分間加熱滅菌シタ後、シュード
モナス・フルオレッセンス煮03−19、FERM
PI64367を1白金耳接種し、28℃で40時間盪
培養した。
得られた培養液に含まれるコレステロールエステラーゼ
の総活性は110単位、コレステロールオキシダーゼの
総活性は76単位であった。
の総活性は110単位、コレステロールオキシダーゼの
総活性は76単位であった。
実施例 2
21容坂ロフラスコにグリセリン1%、尿素0.5%、
肉エキス0.2%、KH2PO40,1%、MgSO4
・7H200,05%(pH4,5)の組成を有する培
地500m1を容れ、常法により120℃、20分間加
熱滅菌した後、シュードモナス・フルオレッセンスAO
3−19、FERM−P蔦4367を1白金4接種し、
28℃で30時間振盪培養した。
肉エキス0.2%、KH2PO40,1%、MgSO4
・7H200,05%(pH4,5)の組成を有する培
地500m1を容れ、常法により120℃、20分間加
熱滅菌した後、シュードモナス・フルオレッセンスAO
3−19、FERM−P蔦4367を1白金4接種し、
28℃で30時間振盪培養した。
得られた培養液に含まれるコレステロールオキシダーゼ
の総活性は136単位であり、コレステロールエステラ
ーゼ活性は認められなかった。
の総活性は136単位であり、コレステロールエステラ
ーゼ活性は認められなかった。
実施例 3
10001!容発酵槽に大豆白絞油2%、尿素0.5%
、グルタミン酸ナトリウム0.5%、肉エキス0.2%
、KH2PO40,1%、Mg5O,・7H200,0
5%よりなる培地(pH7,2)5001を容れ、実施
例2で培養した培養液500m1を接種する。
、グルタミン酸ナトリウム0.5%、肉エキス0.2%
、KH2PO40,1%、Mg5O,・7H200,0
5%よりなる培地(pH7,2)5001を容れ、実施
例2で培養した培養液500m1を接種する。
培養温度28℃、攪拌数300 通気量rpm。
0、4 wmの条件下で40時間培養する。
培養液をドラパル型遠心分離機にて除菌し、除菌液とし
て4201を得た。
て4201を得た。
除菌液のコレステロールエステラーゼ活性は265単位
/lであり、コレステロールオキシダーゼ活性は280
単位/lであった。
/lであり、コレステロールオキシダーゼ活性は280
単位/lであった。
実施例 4
10001容発酵槽にグルコース2%、尿素0.5%、
肉エキス0.2%、KH2PO40,1%、MgSO4
・7H200,05%よりなる培地(pH7,2)50
07を容れ、実施例2で培養した培養液500m1を接
種する。
肉エキス0.2%、KH2PO40,1%、MgSO4
・7H200,05%よりなる培地(pH7,2)50
07を容れ、実施例2で培養した培養液500m1を接
種する。
培養温度28℃、攪拌数300 rpm、通気量0.4
vvmの条件下で24時間培養する。
vvmの条件下で24時間培養する。
培養液をドラパル型遠心分離機にて除菌し、除菌液45
01を得た。
01を得た。
除菌液のコレステロールオキシダーゼ活性は420単位
/lであり、コレステロールエステラーゼ活性は認めら
れなかった。
/lであり、コレステロールエステラーゼ活性は認めら
れなかった。
実施例 5
実施例3と同様な方法で得られた除菌液4001を35
℃以下で減圧濃縮し、201の濃縮液を得た。
℃以下で減圧濃縮し、201の濃縮液を得た。
この濃縮液を5℃に冷却した後、−10’Cに冷却した
アセトン201を加えた後、生ずる沈澱物をP別し、ア
セトン前処理1液381を得た。
アセトン201を加えた後、生ずる沈澱物をP別し、ア
セトン前処理1液381を得た。
このアセトン前処理1液に−lo℃に冷却したアセトン
401を加え、生じた沈澱物を冷アセトンにて洗浄、脱
水した沈澱物を1取して真空乾燥し、75′?の酵素粉
末を得た。
401を加え、生じた沈澱物を冷アセトンにて洗浄、脱
水した沈澱物を1取して真空乾燥し、75′?の酵素粉
末を得た。
この酵素剤のコレステロールエステラーゼは1200単
位/1であり、コレステロールオキシダーゼは860単
位/りであった。
位/1であり、コレステロールオキシダーゼは860単
位/りであった。
実施例 6
実施例4と同様な方法で得られた除菌液4401を35
℃以下で減圧濃縮し20Jの濃縮液を得た。
℃以下で減圧濃縮し20Jの濃縮液を得た。
この濃縮液に3kgの硫安を加え2時間放置する。
生ずる粗酵素の沈澱を1過助剤(セライト439)30
0S’を加え、1別し、得られた固型物を21の燐酸緩
衝液(0,02M、 pH7,0)に溶解し、1過して
1過助剤を除く、P液を限外沢過膜(ロミコン社製)に
よって500m1まで脱塩濃縮し、凍結乾燥してコレス
テロールオキシダーゼ2400単位/グのものを261
得た。
0S’を加え、1別し、得られた固型物を21の燐酸緩
衝液(0,02M、 pH7,0)に溶解し、1過して
1過助剤を除く、P液を限外沢過膜(ロミコン社製)に
よって500m1まで脱塩濃縮し、凍結乾燥してコレス
テロールオキシダーゼ2400単位/グのものを261
得た。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 シュードモナス属ニ属し、コレステロールニス−r
ラーゼ、及びコレステロールオキシダーゼ両酵素の生産
能を有する微生物を炭素・源として一般炭素源を添加し
た培地で培養し、培養物からコレステロールオキシダー
ゼを採取することを特徴とするコレステロール定量用酵
素剤の製造法。 2 シュードモナス属に属し、コレステロールエステラ
ーゼ及びコレステロールオキシダーゼ両酵素の生産能を
有する微生物を、炭素源として脂肪酸及びそのエステル
の単独或いはその組合せを添加した培地にて培養し、培
養物よりコレステロールエステラーゼ及びコレステロー
ルオキシダーゼを同時に採取することを特徴とするコレ
ステロール定量用酵素剤の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53019721A JPS5840469B2 (ja) | 1978-02-24 | 1978-02-24 | コレステロ−ル定量用酵素剤の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53019721A JPS5840469B2 (ja) | 1978-02-24 | 1978-02-24 | コレステロ−ル定量用酵素剤の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54113493A JPS54113493A (en) | 1979-09-05 |
JPS5840469B2 true JPS5840469B2 (ja) | 1983-09-06 |
Family
ID=12007156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53019721A Expired JPS5840469B2 (ja) | 1978-02-24 | 1978-02-24 | コレステロ−ル定量用酵素剤の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5840469B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3340950A1 (de) * | 1983-11-11 | 1985-05-23 | Boehringer Mannheim Gmbh, 6800 Mannheim | Verfahren zur gewinnung von cholesterinesterase |
WO1999045106A1 (fr) * | 1998-03-03 | 1999-09-10 | Meiji Seika Kaisha, Ltd. | Oxydase du cholesterol |
-
1978
- 1978-02-24 JP JP53019721A patent/JPS5840469B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54113493A (en) | 1979-09-05 |
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