JPS6119228B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6119228B2
JPS6119228B2 JP52094637A JP9463777A JPS6119228B2 JP S6119228 B2 JPS6119228 B2 JP S6119228B2 JP 52094637 A JP52094637 A JP 52094637A JP 9463777 A JP9463777 A JP 9463777A JP S6119228 B2 JPS6119228 B2 JP S6119228B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
konnyaku
oil
water
milk
emulsion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP52094637A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5428847A (en
Inventor
Kazumya Komatsu
Takatoshi Iwamura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kibun KK
Original Assignee
Kibun KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Kibun KK filed Critical Kibun KK
Priority to JP9463777A priority Critical patent/JPS5428847A/ja
Publication of JPS5428847A publication Critical patent/JPS5428847A/ja
Publication of JPS6119228B2 publication Critical patent/JPS6119228B2/ja
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  • Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は乳化剤と水あるいは乳化能のある豆
乳、全卵懸濁液、ミルク懸濁液、魚肉ペーストに
より油を乳化させたエマルジヨンを、こんにやく
糊に混和し、石灰等のアルカリ性ゲル化剤にて凝
固させた油含有こんにやくの製造方法に関するの
である。
従来、こんにやくはこんにやく精粉を水にて吸
水膨潤させてこんにやく糊をつくり、この糊へ石
灰を添加し混合撹拌したのち加温して凝固させる
ことによりつくるのが常である。然しながら、こ
のようにしてつくられたこんにやくは、独得の弾
力と特有の食感を有するものであるが、一方食品
としての粘着性とソフト感がなく、更にはテクス
チヤーに幅がない欠点が存在する。
本発明者は上記欠点を解決し、従来のこんにや
く特有の食感を損うことなく、粘着性とソフト感
を有する新規なこんにやくを得んと研究を進め、
食用油脂を混合することに着目し、乳化剤又は乳
化能ある物質で、食用油を乳化させ、得られたエ
マルジヨンをこんにやく精粉を原料とするこんに
やく糊に混和し、次いでアルカリ性ゲル化剤を加
え混和後加温して凝固させることにより新規なこ
んにやくを製造することに成功したのである。
元来、こんにやくは水分95%以上も含まれてお
り、油とはなじまない。しかし、乳化剤あるいは
乳化能のある食品素材を媒体として、油を水の中
に分散させたエマルジヨンをつくり、これをこん
にやく糊に加えて混和し、石灰にて凝固させるこ
とにより油を安定的にこんにやく中に含有させる
ことができるのである。
このようにしてつくられたこんにやくは、従来
のこんにやく特有の食感を損うことなく粘着性と
ソフト感を有し、しかも熱水中に数分間加熱する
とコリコリした弾性の強い独特の食感に変化する
といつた幅のあるテクスチヤーを持つたこんにや
くとなるのである。
本発明を詳細説明すると、先づ食用油脂を乳化
し、エマルジヨンとする必要がある。食用油脂と
しては、植用性でも動物性でも食用油脂ならいず
れもよい。植物性の中でもゴマ油はゴマ独特の風
味を強調でき、コストを下げるならパーム油、大
豆白絞油を用いればよい。また、サフラワー油を
用いれば美容食、健康食として強調できる。動物
性の中ではバターを用いれば一層風味の立つたも
のとなる。
本発明で油脂を乳化する剤としては、例えばグ
リセリン脂肪酸エステル、シヨ糖脂肪酸エステ
ル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリ
コール脂肪酸エステル、大豆リン脂質などの乳化
剤、又は豆乳、全卵懸濁液、牛乳又は乳製品の懸
濁液、魚肉ペースト等の乳化能を有する物質であ
る。乳化剤はまず油脂に添加し、これを60〜70℃
にて加温溶解させ、高速ミキサーにてミクシング
されている水の中へ徐々に注ぎエマルジヨンを形
成させる。
豆乳は生大豆を浸漬し摩砕して水抽出したもの
で、それに含まれる蛋白質が油を水の中に分散さ
せる性質を持つている。また大豆より蛋白質を精
製した濃縮蛋白質、分離蛋白質、酸沈蛋白質など
は乳化力が高く豆乳の代りに用いてもよいが風味
の点で豆乳の方が優れている。大豆から豆乳をつ
くるのに手間がかかる場合は粉末化された豆乳を
用いればよい。この粉末豆乳は保存性もあり、豆
乳溶液にもどす場合に自在に濃度の高い豆乳をつ
くることができ便利である。
卵懸濁液としては生卵、冷凍卵あるいは卵粉の
如き全卵を水にもどしたものを用いる。また、全
卵懸濁液の代りに卵黄を用いると乳化力も高く、
色調もより一層黄色を帯びて美味なものとなる。
牛乳又は乳製品懸濁液とは生乳や加工乳をその
まま用い、全脂粉乳や脱脂粉乳を水でもどしたも
のを用いる。
魚肉ペーストとしては、すけとうだら、鯖、
鯵、鰹を原料としたペーストを使用することがで
き、スケトウタラの冷凍すり身を用いると工程上
簡単であるが、鯖、鯵、鰹などの種々の魚の肉を
磨り潰したものを用いるとそれぞれの魚の独特の
風味を持つたものとなる。
前記豆乳、卵懸濁液、牛乳又は乳製品懸濁液な
どはそれぞれ高速ミキサーにてミクシングを行い
つつ油脂を徐々に注ぎ、油脂を分散させ豆乳エマ
ルジヨン、卵エマルジヨン、ミルクエマルジヨン
などを形成する。魚肉ペーストは高速ミキサーに
てミクシングされている水の中へ冷凍すり身ある
いは鯖、鯵、鰹などの種々の魚の肉を入れてつく
り、これに油を徐々に注いで高速ミキサーにて更
にミクシングして魚肉エマルジヨンを形成する。
このようにして得られたエマルジヨンはこんに
やく糊と混合する。こんにやく糊の調製は常法に
よるものであり、こんにやく精粉を水の中へ軽く
撹拌しながら入れ、粘度が出てきたら撹拌をやめ
て1〜3時間放置し十分に吸水膨潤させてつく
る。
上記こんにやく糊は練機(ニーダー類)に入れ
て1〜2分間室温で練り、引続いて前記調製した
エマルジヨンを徐々に加えながら更に練つて行く
が、急激な添加はさけるべきである。それは、粒
子のダマができ製品々質を劣化させるためであ
る。十分に混和したのち、アルカリ性ゲル化剤例
えば石灰乳を徐々に加えながら練り続ける。石灰
乳の添加が終了すると、10〜20秒後に混和を停止
する。爾後所定の型に成型して加温し、冷却後製
品とするものである。
本発明は上述の如くしてなるものであるが、使
用する油脂量はこんにやく精粉1部に対し0.5〜
3部であり、油脂の種類により適宜加減する必要
がある。又アルカリ性ゲル化剤を添加後加熱する
温度は60℃〜70℃程度でよく加熱時間は2〜3時
間でよい。このようにして得られた製品は使用し
た油の風味と、食品として好ましい粘性とソフト
感を有し、これを調理の際加熱するとコリコリし
た新規なこんにやくとなるのである。
以下実施例により本発明を説明する。
実施例 1 ゴマ油750gに乳化剤エマルジY−61(理研ビ
タミン油K.K.製)30gを加え、60〜70℃にて加
温溶解させ、これを高速ミキサーにてミクシング
されている水の中へ徐々に入れてエマルジヨンを
形成させる。一方、こんにやく精粉500gを9.5Kg
の水の中へ軽く撹拌しながら徐々に入れ、粘度が
出たら撹拌をやめて1〜3時間放置して吸水・膨
潤させてこんにやく糊をつくる。このようにして
つくられたこんにやく糊を練機で1〜2分間練り
更に練りながらエマルジヨンを徐徐に加える。十
分に混和したのち、石灰乳を加え、石灰乳を加え
終つてから10〜20分経過するまで練り続けてから
混和を終了し、方形の型に成型して60〜70℃にて
2〜3時間加熱して冷却後製品とする。
このようにして出来たこんにやくはゴマ油の香
りと粘着性とソフト感を持ち、熱水中にて数分間
加熱するとコリコリした食感に変化し、光沢のあ
る乳白色となつた。
実施例 2 豆乳粉末750gを高速ミキサーにてミクシング
されている水3.8Kgの中へ加えて豆乳溶液をつく
り、この中へ大豆白絞油450gを徐々に加えて分
散させエマルジヨンを形成する。一方、こんにや
く精粉500gを9.5Kgの水の中へ軽く撹拌しながら
徐々に入れ、粘度が出たら撹拌をやめて1〜3時
間放置して吸水・膨潤させてこんにやく糊をつく
る。
爾後、実施例1と同様に処理して、白絞油入り
こんにやくとした。得られたこんにやくは香りの
外は実施例1のこんにやくと同じ特性を有した。
実施例 3 全卵2.25Kgを高速ミキサーにてミクシングされ
ている水2.4Kgの中へ加えて全卵懸濁液をつく
り、この中へ加温して液化したパーム油350gを
徐々に加えて分散させエマルジヨンを形成させ
る。一方、こんにやく精粉450gを9.55Kgの水の
中へ軽く撹拌しながら徐々に入れ、粘度が出たら
撹拌をやめて1〜3時間放置して吸水・膨潤させ
てこんにやく糊をつくる。爾後実施例1と同様に
処理しパーム油入りこんにやくを得た。得られた
こんにやくの特性は香りが異る外実施例1の製品
と同一であつた。
実施例 4 全脂粉乳750gを、高速ミキサーにてミクシン
グされている水3.8Kgの中へ加えてミルク懸濁液
をつくり、この中へ加温して液化したバター450
gを徐々に加えて分散させエマルジヨンを形成さ
せる。一方、こんにやく精粉500gを9.5Kgの水の
中へ軽く撹拌しながら徐々に入れ、粘度が出たら
撹拌をやめて1〜3時間放置して吸水・膨潤させ
てこんにやく糊をつくる。爾後実施例1と同様に
処理し、バター入りこんにやくとした。得られた
製品はバター特有の香気を有する外は、実施例1
に記載するこんにやくと同様であつた。
実施例 5 スケトウタラ冷凍すり身1.2Kgを高速ミキサー
にてミクシングされている水3.2Kgの中へ加えて
魚肉ペーストをつくり、この中へ加温して液化し
たラード600gを徐々に加えて分散させエマルジ
ヨンを形成する。一方、こんにやく精粉420gを
9.58Kgの水の中へ軽く撹拌しながら徐々に入れ、
粘度が出たら撹拌をやめて1〜3時間放置して吸
水・膨潤させてこんにやく糊をつくる。爾後実施
例1と同様に処理し、ラード入りこんにやくとし
た。得られた製品はラード臭を有する外は実施例
1と同様であつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 乳化剤と水又は乳化能ある物質で食用油脂を
    乳化させエマルジヨンとなし、該エマルジヨンを
    こんにやく精粉を原料とするこんにやく糊に混和
    し、得られた混和物にアルカリ性ゲル化剤を加え
    て混和し、加温して凝固させることを特徴とする
    油含有こんにやくの製造方法。 2 特許請求の範囲第1項において、乳化能ある
    物質が豆乳、卵懸濁液、牛乳又は乳製品懸濁液、
    又は魚肉ペーストであることを特徴とする油含有
    こんにやくの製造方法。
JP9463777A 1977-08-09 1977-08-09 Production of oil containing konjak Granted JPS5428847A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9463777A JPS5428847A (en) 1977-08-09 1977-08-09 Production of oil containing konjak

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9463777A JPS5428847A (en) 1977-08-09 1977-08-09 Production of oil containing konjak

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5428847A JPS5428847A (en) 1979-03-03
JPS6119228B2 true JPS6119228B2 (ja) 1986-05-16

Family

ID=14115774

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JP9463777A Granted JPS5428847A (en) 1977-08-09 1977-08-09 Production of oil containing konjak

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59198937A (ja) * 1983-04-28 1984-11-10 Yasuhiro Okamoto 食用コンニヤク入りチ−ズ
JPS60180557A (ja) * 1984-02-25 1985-09-14 Ueda Seiyu Kk コンニヤクを主原料とするクリ−ム状食品
JPS63185348A (ja) * 1987-01-28 1988-07-30 Gumma Pref Gov こんにやくの特性を利用した食品の製造方法
GB0602528D0 (en) * 2006-02-08 2006-03-22 Ici Plc Emulsification systems, emulsions and wet wipes containing such emulsions

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JPS5428847A (en) 1979-03-03

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