JPS6118602B2 - - Google Patents
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- JPS6118602B2 JPS6118602B2 JP11677581A JP11677581A JPS6118602B2 JP S6118602 B2 JPS6118602 B2 JP S6118602B2 JP 11677581 A JP11677581 A JP 11677581A JP 11677581 A JP11677581 A JP 11677581A JP S6118602 B2 JPS6118602 B2 JP S6118602B2
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- sheet
- coarse
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06N—WALL, FLOOR, OR LIKE COVERING MATERIALS, e.g. LINOLEUM, OILCLOTH, ARTIFICIAL LEATHER, ROOFING FELT, CONSISTING OF A FIBROUS WEB COATED WITH A LAYER OF MACROMOLECULAR MATERIAL; FLEXIBLE SHEET MATERIAL NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06N7/00—Flexible sheet materials not otherwise provided for, e.g. textile threads, filaments, yarns or tow, glued on macromolecular material
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E01—CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
- E01F—ADDITIONAL WORK, SUCH AS EQUIPPING ROADS OR THE CONSTRUCTION OF PLATFORMS, HELICOPTER LANDING STAGES, SIGNS, SNOW FENCES, OR THE LIKE
- E01F7/00—Devices affording protection against snow, sand drifts, side-wind effects, snowslides, avalanches or falling rocks; Anti-dazzle arrangements ; Sight-screens for roads, e.g. to mask accident site
- E01F7/02—Snow fences or similar devices, e.g. devices affording protection against sand drifts or side-wind effects
- E01F7/025—Devices specially adapted for protecting against wind, e.g. screens, deflectors or attenuators at tunnel or lock entrances
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は護岸用シート、地盤改良用シート、防
風網、養生シート、又は、プールおおい、テニス
コート遮光用シート等のスポーツ施設用シート、
塗装用シート等に使用して極めて好適でかつ有効
な網目空隙を有し、特に接合部が強靭に高周波縫
合可能な粗目農林土木建築用シートに関する。
風網、養生シート、又は、プールおおい、テニス
コート遮光用シート等のスポーツ施設用シート、
塗装用シート等に使用して極めて好適でかつ有効
な網目空隙を有し、特に接合部が強靭に高周波縫
合可能な粗目農林土木建築用シートに関する。
従来目の粗いシート状物をつぎつぎに連結して
防風網、養生シート等を作成するには、塩化ビニ
ル樹脂や塩化ビニリデン樹脂等の網目状成型物や
予め糸条全周に塩化ビニル樹脂等をコーテイング
した糸条を比較的粗大な網目のある織物に織成し
たもの等が使用されていた。
防風網、養生シート等を作成するには、塩化ビニ
ル樹脂や塩化ビニリデン樹脂等の網目状成型物や
予め糸条全周に塩化ビニル樹脂等をコーテイング
した糸条を比較的粗大な網目のある織物に織成し
たもの等が使用されていた。
しかし、上記の塩化ビニル樹脂成型物等の場合
には一枚物を相互に接合し広幅長尺な構造物とす
る場合高周波縫合と行うと構成糸条が熔融して接
合部分が脆弱となり風等により揉まれた場合破損
して全体の強力が低下して十分目的を達すること
ができない。また、塩化ビニリデンもそれ自身は
強度大なる繊維であるが高周波接合はそれ自身が
熔融して殆んど不可能であるので接合には他の手
段例えばミシン縫製が必要であり、接合面の強力
が十分でなく、また、作業も困難であつた。さら
に、糸条の一本一本について樹脂コーテイング
し、該コーテイングされた糸条を織成するもの
は、糸条の表面摩擦力が大で機械的織成が至つて
困難であり実用上障害となつていた。また、全体
の重量が大となり糸条同志がスリツプして素抜
け、また、経緯重ね合せ部分の凹凸がひどく、か
つ、硬く仕上り取扱上不便であつた。
には一枚物を相互に接合し広幅長尺な構造物とす
る場合高周波縫合と行うと構成糸条が熔融して接
合部分が脆弱となり風等により揉まれた場合破損
して全体の強力が低下して十分目的を達すること
ができない。また、塩化ビニリデンもそれ自身は
強度大なる繊維であるが高周波接合はそれ自身が
熔融して殆んど不可能であるので接合には他の手
段例えばミシン縫製が必要であり、接合面の強力
が十分でなく、また、作業も困難であつた。さら
に、糸条の一本一本について樹脂コーテイング
し、該コーテイングされた糸条を織成するもの
は、糸条の表面摩擦力が大で機械的織成が至つて
困難であり実用上障害となつていた。また、全体
の重量が大となり糸条同志がスリツプして素抜
け、また、経緯重ね合せ部分の凹凸がひどく、か
つ、硬く仕上り取扱上不便であつた。
当該シートがモノフイラメントを編織成してな
る防虫網等の場合は所要長、同幅に予め製造され
ているので接合の問題は殆んどなく、又比較的硬
めに仕上つている寒冷紗の如きは縫着又は接合部
に樹脂からなる接着剤を付着して連結していた
が、連結枚数が少なく、また、接合部の強度にも
それ程苛酷な要求がないため殆んど問題は起らな
かつたのであるが、農林土木建築用シートについ
ては、連結数が著しく大となり、また、接合部位
に対して極めて強靭なることを要求されているに
も拘らずかかる網目状シート等の接合には通常の
縫合、接着剤その他公知の方法で行うものが多く
殆んど効果的な接合方法が提供されていなかつ
た。
る防虫網等の場合は所要長、同幅に予め製造され
ているので接合の問題は殆んどなく、又比較的硬
めに仕上つている寒冷紗の如きは縫着又は接合部
に樹脂からなる接着剤を付着して連結していた
が、連結枚数が少なく、また、接合部の強度にも
それ程苛酷な要求がないため殆んど問題は起らな
かつたのであるが、農林土木建築用シートについ
ては、連結数が著しく大となり、また、接合部位
に対して極めて強靭なることを要求されているに
も拘らずかかる網目状シート等の接合には通常の
縫合、接着剤その他公知の方法で行うものが多く
殆んど効果的な接合方法が提供されていなかつ
た。
また、耳部にハトメを打ち、さらに、耳部端部
にロープを通す場合等は耳部の縫製が面倒であ
り、またハトメの強力も弱く実用上問題があつ
た。
にロープを通す場合等は耳部の縫製が面倒であ
り、またハトメの強力も弱く実用上問題があつ
た。
本発明はかかる実情に鑑みてなされたもので、
縫着が完全で、かつ縫着部位の強度が大で、多数
の同一シートを接合した場合でも重量増に基づく
全体の強度の低下等がなく、さらに、連結作業が
容易で使用現場等においても迅速に連結が可能で
ある等多くの利点を有する農林土木建築用シート
を提出すること、また、耳部を密にしてハトメ強
力をあげかつ耳部の密の部分を折り返し重ねて高
周波熔着してより一体化させたハトメ部分を形成
せしめるようにすること、さらに、この際折り返
した端部を袋状に形成せしめてその中にロープを
通して強固なシート状物を得ることをその目的と
するものである。
縫着が完全で、かつ縫着部位の強度が大で、多数
の同一シートを接合した場合でも重量増に基づく
全体の強度の低下等がなく、さらに、連結作業が
容易で使用現場等においても迅速に連結が可能で
ある等多くの利点を有する農林土木建築用シート
を提出すること、また、耳部を密にしてハトメ強
力をあげかつ耳部の密の部分を折り返し重ねて高
周波熔着してより一体化させたハトメ部分を形成
せしめるようにすること、さらに、この際折り返
した端部を袋状に形成せしめてその中にロープを
通して強固なシート状物を得ることをその目的と
するものである。
本発明に係る高周波縫合可能な農林土木建築用
シートは、高周波融着性を有しない糸条物例えば
天然繊維、合成繊維、ガラス繊維、金属繊維、セ
ラミツク繊維、カーボン繊維その他の無機繊維等
から構成される粗目シートを編織成したのち、こ
のシートに高周波融着性を有する重合体を付着せ
しめてなるものを基準として、このシートの周縁
部の耳部における経又は緯或いは経緯両者の糸条
物の本数を耳部以外の部分と比較して特に密に構
成してなるもので、かかるシートはこれを多数枚
縦横に連結する場合隣接するシートと夫々の耳部
で重合して強固なる高周波縫合が可能であり幅広
長尺の構造物が容易に形成されるのである。ま
た、強固な耳部のハトメ部やロープ通し部を形成
するものである。特に本発明に係るシートは、該
耳部が密に形成されているので、高周波接着の効
果が著しく大で、接着部の強度が極めて大であ
る。従つて上記する如き農林土木建築用シートと
して著効があり、特に護岸用シート、地盤改良用
シート、防風ネツト、養生シート、スポーツ施設
用ネツト、塗装用ネツト等として有用なるもので
ある。
シートは、高周波融着性を有しない糸条物例えば
天然繊維、合成繊維、ガラス繊維、金属繊維、セ
ラミツク繊維、カーボン繊維その他の無機繊維等
から構成される粗目シートを編織成したのち、こ
のシートに高周波融着性を有する重合体を付着せ
しめてなるものを基準として、このシートの周縁
部の耳部における経又は緯或いは経緯両者の糸条
物の本数を耳部以外の部分と比較して特に密に構
成してなるもので、かかるシートはこれを多数枚
縦横に連結する場合隣接するシートと夫々の耳部
で重合して強固なる高周波縫合が可能であり幅広
長尺の構造物が容易に形成されるのである。ま
た、強固な耳部のハトメ部やロープ通し部を形成
するものである。特に本発明に係るシートは、該
耳部が密に形成されているので、高周波接着の効
果が著しく大で、接着部の強度が極めて大であ
る。従つて上記する如き農林土木建築用シートと
して著効があり、特に護岸用シート、地盤改良用
シート、防風ネツト、養生シート、スポーツ施設
用ネツト、塗装用ネツト等として有用なるもので
ある。
本発明シートの糸条物は、紡績糸、フイラメン
ト糸、スプリツト糸、テープ状糸等その他のいず
れでもよく特に限定されない。ただし、張力、布
帛の重さその他の性能を勘案して特に好ましいも
のは、100〜5000デニールのポリエステル又はビ
ニロン等のフイラメント糸である。これらの糸条
物はどのように編織成してもよいが、特に平織の
ほか、もじり織、からみ織等の特殊織物も使用さ
れる。また、シートの目の大きさは、目が四角で
あれば15mm×15mm即ち225mm2以下がよく特に0.5〜
10mm角のものが好ましい。
ト糸、スプリツト糸、テープ状糸等その他のいず
れでもよく特に限定されない。ただし、張力、布
帛の重さその他の性能を勘案して特に好ましいも
のは、100〜5000デニールのポリエステル又はビ
ニロン等のフイラメント糸である。これらの糸条
物はどのように編織成してもよいが、特に平織の
ほか、もじり織、からみ織等の特殊織物も使用さ
れる。また、シートの目の大きさは、目が四角で
あれば15mm×15mm即ち225mm2以下がよく特に0.5〜
10mm角のものが好ましい。
本発明の特徴部分は、周縁の耳部糸条物の本数
がその他の部分即ち本体部と比較して特別に密に
形成されている点である。これらのシートは、連
続して形成され、その後必要な寸法に切断される
のが通常であるが、経糸方向にその周縁部を密に
することは連続形成時可能であり、また、緯方向
には適当な間隔を設けて緯糸条物が特別に密に折
込まれるように形成するもので、従つて経緯糸条
物が交差して経緯糸条物が共に密になる部位をも
生じる。即ち額縁状に連続して密な部分があらわ
れるのである。また、シートの面積が比較的大で
あるとシート中央部に前記密な部分が切断されず
に現出することになるがこの場合にはシートの補
強効果を奏し得ることとなつて好ましい。かくし
て形成される耳部の幅は、通常10cm以内で広くと
も15cm以下が適当である。また、その密度は耳部
以外の本体部分の2倍以上であることが必要であ
る。
がその他の部分即ち本体部と比較して特別に密に
形成されている点である。これらのシートは、連
続して形成され、その後必要な寸法に切断される
のが通常であるが、経糸方向にその周縁部を密に
することは連続形成時可能であり、また、緯方向
には適当な間隔を設けて緯糸条物が特別に密に折
込まれるように形成するもので、従つて経緯糸条
物が交差して経緯糸条物が共に密になる部位をも
生じる。即ち額縁状に連続して密な部分があらわ
れるのである。また、シートの面積が比較的大で
あるとシート中央部に前記密な部分が切断されず
に現出することになるがこの場合にはシートの補
強効果を奏し得ることとなつて好ましい。かくし
て形成される耳部の幅は、通常10cm以内で広くと
も15cm以下が適当である。また、その密度は耳部
以外の本体部分の2倍以上であることが必要であ
る。
次に、本発明に係るシートには、高周波融着性
を有する重合体が付着せしめられる。この重合体
はポリ塩化ビニル、ウレタン樹脂、エチレン−醋
酸ビニル共重合体その他の樹脂が使用されるが、
特にポリ塩化ビニルを主体とするものが好まし
い。重合体はシート重量の50%以上好ましくは70
〜200%付着される。付着は上記の重合体溶液に
シートを浸漬乾燥せしめることにより達成する
が、その他の公知方法により付着させることも可
能である。また、上記の重合体には防炎性、防汚
性その他の特性を付与するため適宜の薬剤を添加
することも差支えない。また、インク、顔料、染
料などにより所望の文字か模様を付与してもよ
い。さらに、耳部には目が密であるので重合体が
全面的に他の部分より多く付着するが、部分的に
空隙部を有するように付着せしめることも差支え
ない。
を有する重合体が付着せしめられる。この重合体
はポリ塩化ビニル、ウレタン樹脂、エチレン−醋
酸ビニル共重合体その他の樹脂が使用されるが、
特にポリ塩化ビニルを主体とするものが好まし
い。重合体はシート重量の50%以上好ましくは70
〜200%付着される。付着は上記の重合体溶液に
シートを浸漬乾燥せしめることにより達成する
が、その他の公知方法により付着させることも可
能である。また、上記の重合体には防炎性、防汚
性その他の特性を付与するため適宜の薬剤を添加
することも差支えない。また、インク、顔料、染
料などにより所望の文字か模様を付与してもよ
い。さらに、耳部には目が密であるので重合体が
全面的に他の部分より多く付着するが、部分的に
空隙部を有するように付着せしめることも差支え
ない。
かくして、完成した農林土木建築用シートは、
どの部分でも強力が大で、しかも高周波縫合が可
能ではあるが、本発明品の耳部同志の高周波縫合
にあつては、極めて大なる接合強度が得られるも
ので、幅広で、しかも長尺の農林土木建築用シー
ト構造物に形成せしめた場合、従来品にあらわれ
た接合部の強度不足は全くなくなり、また、耳部
をそのまま、又は、折り返して高周波接合部にハ
トメを打設したとき、又は端部を袋状に残してロ
ープを入れた場合極めて強固となり、防風網、養
生シート、娯楽施設用の長大シート等に用いて極
めて好適である。
どの部分でも強力が大で、しかも高周波縫合が可
能ではあるが、本発明品の耳部同志の高周波縫合
にあつては、極めて大なる接合強度が得られるも
ので、幅広で、しかも長尺の農林土木建築用シー
ト構造物に形成せしめた場合、従来品にあらわれ
た接合部の強度不足は全くなくなり、また、耳部
をそのまま、又は、折り返して高周波接合部にハ
トメを打設したとき、又は端部を袋状に残してロ
ープを入れた場合極めて強固となり、防風網、養
生シート、娯楽施設用の長大シート等に用いて極
めて好適である。
以下実施例に基づいて本発明を詳細に説明す
る。
る。
実施例;ポリエステルマルチフイラメントを経緯
方向に配置し次の如き本体部1及び耳部2を有
するシートを織成した。
方向に配置し次の如き本体部1及び耳部2を有
するシートを織成した。
本体部 500デニール/2×1000デニール/1/
7×7(本/吋) 耳 部 1000デニール/1×1000デニール/1
/15×7(本/吋) しかして、本体部は第2図A図に示すもじり織
で、また、耳部は同図Bに示す如き平織で織成さ
れその幅は10cmで経方向の両耳部に施された。ま
た、緯方向には1m毎に緯糸条物が15本/吋の割
合で20cm幅に織成されて仕上り後切断により幅10
cmの耳部が構成された。
7×7(本/吋) 耳 部 1000デニール/1×1000デニール/1
/15×7(本/吋) しかして、本体部は第2図A図に示すもじり織
で、また、耳部は同図Bに示す如き平織で織成さ
れその幅は10cmで経方向の両耳部に施された。ま
た、緯方向には1m毎に緯糸条物が15本/吋の割
合で20cm幅に織成されて仕上り後切断により幅10
cmの耳部が構成された。
このシートを、
PVC 100重量部
DOP(可塑剤) 80 〃
安定剤 1 〃
酸化アンチモン(防炎剤) 30 〃
顔料(グリーン) 2 〃
トリクレン 25 〃
の組成からなる重合体溶液に浸漬して絞り乾燥し
てゲル化させ、十分に重合体をシートに付着せし
めた。その結果該シートに対し100重量%の重合
物が付着したものが得られた。
てゲル化させ、十分に重合体をシートに付着せし
めた。その結果該シートに対し100重量%の重合
物が付着したものが得られた。
このものの耳部を第3図Aに示す如く隣接のシ
ートの耳部と重ね合わせて高周波縫合するか又は
同図Bに示す如く合着して接合部を上下から高周
波熔接機で縫合して、次いで、同様の要領で他の
隣接のシートと接造し最終的に幅広かつ長尺の構
造物を得た。このものは、護岸用シート、地盤改
良用シート、防風網、養生シート、スポーツ施設
用ネツト等として十分使用に耐える有用なもので
あつた。
ートの耳部と重ね合わせて高周波縫合するか又は
同図Bに示す如く合着して接合部を上下から高周
波熔接機で縫合して、次いで、同様の要領で他の
隣接のシートと接造し最終的に幅広かつ長尺の構
造物を得た。このものは、護岸用シート、地盤改
良用シート、防風網、養生シート、スポーツ施設
用ネツト等として十分使用に耐える有用なもので
あつた。
また、第4図に示す如く、耳部10cmを5cmに折
り返して端部にロープ3を挿入し、該ロープ部分
を残して、他の部分4を高周波熔着して一体化
し、部分4にハトメ5を打設した。このものは耳
部が粗目シートであるに拘らず、四辺強固で、ロ
ープ入りのハトメ部又は単なるハトメ部のいずれ
の場合も単純な一工程で形成されることとなり極
めて実用的であつた。
り返して端部にロープ3を挿入し、該ロープ部分
を残して、他の部分4を高周波熔着して一体化
し、部分4にハトメ5を打設した。このものは耳
部が粗目シートであるに拘らず、四辺強固で、ロ
ープ入りのハトメ部又は単なるハトメ部のいずれ
の場合も単純な一工程で形成されることとなり極
めて実用的であつた。
第1図は本発明に係るシートの本体部及び耳部
を示す説明図、第2図Aは本体部のもじり織をま
た、同Bは耳部の平織を示す説明図、第3図A及
びBは隣接シートの縫合状態を示す説明図、第4
図A,Bは、耳部にハトメを打設しかつロープを
挿入した状態を示す夫々断面的又は平面的説明図
である。 1……本体部、2……耳部、3……ロープ、5
……ハトメ。
を示す説明図、第2図Aは本体部のもじり織をま
た、同Bは耳部の平織を示す説明図、第3図A及
びBは隣接シートの縫合状態を示す説明図、第4
図A,Bは、耳部にハトメを打設しかつロープを
挿入した状態を示す夫々断面的又は平面的説明図
である。 1……本体部、2……耳部、3……ロープ、5
……ハトメ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 高周波融着性を有しない糸条物を経緯方向に
配列し編織成してなる比較的粗い目を有するシー
トに、高周波融着性を有する重合体を付着せしめ
てなる高周波縫合可能な粗目農林土木建築用シー
トにおいて、該シートの周縁の耳部を形成する経
又は緯或いは経緯両者の糸条物の本数が耳部以外
に比較して特に密に構成せしめられることを特徴
とする高周波縫合可能な粗目農林土木建築用シー
ト。 2 糸条物が天然繊維又は合成繊維或いは無機繊
維からなる特許請求の範囲第1項記載の粗目農林
土木建築用シート。 3 合成繊維がポリエステル又はビニロンである
特許請求の範囲第2項記載の粗目農林土木建築用
シート。 4 耳部が幅10cm以内に形成される耳部である特
許請求の範囲第1項記載の粗目農林土木建築用シ
ート。 5 粗い目が225mm2以下の大きさの目である特許
請求の範囲第1項記載の粗目農林土木建築用シー
ト。 6 密に形成が耳部以外の部分の2倍以上密に形
成である特許請求の範囲第1項記載の粗目農林土
木建築用シート。 7 重合体がポリ塩化ビニルである特許請求の範
囲第1項記載の粗目農林土木建築用シート。 8 編織成が平織、もじり織又はからみ織による
編織成である特許請求の範囲第1項記載の粗目農
林土木建築用シート。 9 付着が重合体溶液に浸漬乾燥することによる
付着である特許請求の範囲第1項記載の粗目農林
土木建築用シート。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11677581A JPS5841111A (ja) | 1981-07-25 | 1981-07-25 | 高周波縫合可能な粗目農林土木建築用シ−ト |
AU85651/82A AU532400B2 (en) | 1981-07-10 | 1982-07-06 | Wind passing sheet |
GB8219664A GB2103111B (en) | 1981-07-10 | 1982-07-07 | Wind-passing sheet |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11677581A JPS5841111A (ja) | 1981-07-25 | 1981-07-25 | 高周波縫合可能な粗目農林土木建築用シ−ト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5841111A JPS5841111A (ja) | 1983-03-10 |
JPS6118602B2 true JPS6118602B2 (ja) | 1986-05-13 |
Family
ID=14695409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11677581A Granted JPS5841111A (ja) | 1981-07-10 | 1981-07-25 | 高周波縫合可能な粗目農林土木建築用シ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5841111A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04135301A (ja) * | 1990-09-27 | 1992-05-08 | Ube Ind Ltd | 誘電体フィルタ |
JPH0641203U (ja) * | 1992-10-30 | 1994-05-31 | 富士電気化学株式会社 | 誘電体フィルタ |
JPH06196903A (ja) * | 1992-12-25 | 1994-07-15 | Fuji Elelctrochem Co Ltd | 誘電体フィルタ |
JP2008099501A (ja) * | 2006-10-16 | 2008-04-24 | Hokuriku Electric Power Co Inc:The | 送電鉄塔の回線標示装置 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01156229U (ja) * | 1988-04-18 | 1989-10-26 | ||
JPH032413A (ja) * | 1989-05-30 | 1991-01-08 | Takiron Co Ltd | 土木用繊維網の連結構造 |
JP4361178B2 (ja) * | 1999-12-08 | 2009-11-11 | 日本植生株式会社 | コンクリートを用いない簡易法枠工法およびこれに用いるジオテキスタイルネット |
-
1981
- 1981-07-25 JP JP11677581A patent/JPS5841111A/ja active Granted
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---|---|---|---|---|
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5841111A (ja) | 1983-03-10 |
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