JPH0133677Y2 - - Google Patents
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- JPH0133677Y2 JPH0133677Y2 JP1986193707U JP19370786U JPH0133677Y2 JP H0133677 Y2 JPH0133677 Y2 JP H0133677Y2 JP 1986193707 U JP1986193707 U JP 1986193707U JP 19370786 U JP19370786 U JP 19370786U JP H0133677 Y2 JPH0133677 Y2 JP H0133677Y2
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Landscapes
- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は防風網、養生シート、又は、プールお
おい、テニスコート遮光用シート等のスポーツ施
設用シート、塗装用シート等に使用して極めて有
効な高周波縫合可能な粗目農林土木建築用シート
の接合体に関するものである。
おい、テニスコート遮光用シート等のスポーツ施
設用シート、塗装用シート等に使用して極めて有
効な高周波縫合可能な粗目農林土木建築用シート
の接合体に関するものである。
従来目の粗い一枚物のシート状物を次々と連接
して防風網、養生シート、娯楽施設用シート等を
作成するために、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化
ビニリデン樹脂等から作成された網目状成型物
か、又は、構成糸条物に塩化ビニル樹脂等を被覆
したものを、比較的粗大な網目に織成した粗目織
物が使用されていた。
して防風網、養生シート、娯楽施設用シート等を
作成するために、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化
ビニリデン樹脂等から作成された網目状成型物
か、又は、構成糸条物に塩化ビニル樹脂等を被覆
したものを、比較的粗大な網目に織成した粗目織
物が使用されていた。
しかし前記のポリ塩化ビニル樹脂成型物等の場
合には、一枚物を高周波縫合により相互に接合し
広幅長尺な構造物とすると、構成糸条が熔融して
接合部が脆弱となり風等により揉まれると、この
接合部が破損し易く、このため全体的に実用性が
低くなり十分目的を達することが困難である。ま
た、ポリ塩化ビニリデンを使用すると、それ自身
は強度大なる繊維となるが高周波縫合を施すと繊
維自身が簡単に熔融してしまうため、高周波縫合
が殆んど不可能であり、従つてポリ塩化ビニリデ
ン成形物の接合には、他の手段、例えばミシン縫
製等に依存しなければならないが、このようなミ
シン接合部は、その強度が低くまた作業が煩わし
いなどの欠点あつた。また、糸条の一本一本に樹
脂を被覆したものは、これを織成する時、糸条の
表面摩擦力が大きいため、織成作業が極めて困難
であり、特別の織機を選ぶ必要があり、これが実
用上の障害となつていた。また、重合体被覆糸条
からなる粗目織物は、全体の重量が大となり糸条
同志がスリツプして素抜けしやすく、また経緯の
交差部分が局部的にいちじるしく突出し、しかも
仕上りが硬く、取扱いが不便である等多くの欠点
を有するものであつた。
合には、一枚物を高周波縫合により相互に接合し
広幅長尺な構造物とすると、構成糸条が熔融して
接合部が脆弱となり風等により揉まれると、この
接合部が破損し易く、このため全体的に実用性が
低くなり十分目的を達することが困難である。ま
た、ポリ塩化ビニリデンを使用すると、それ自身
は強度大なる繊維となるが高周波縫合を施すと繊
維自身が簡単に熔融してしまうため、高周波縫合
が殆んど不可能であり、従つてポリ塩化ビニリデ
ン成形物の接合には、他の手段、例えばミシン縫
製等に依存しなければならないが、このようなミ
シン接合部は、その強度が低くまた作業が煩わし
いなどの欠点あつた。また、糸条の一本一本に樹
脂を被覆したものは、これを織成する時、糸条の
表面摩擦力が大きいため、織成作業が極めて困難
であり、特別の織機を選ぶ必要があり、これが実
用上の障害となつていた。また、重合体被覆糸条
からなる粗目織物は、全体の重量が大となり糸条
同志がスリツプして素抜けしやすく、また経緯の
交差部分が局部的にいちじるしく突出し、しかも
仕上りが硬く、取扱いが不便である等多くの欠点
を有するものであつた。
また、操合操作を考えて見ても、網目を有する
複数枚の粗目単位シートを、幅広縦長に接合する
には接合操作の難易さ、接合部の外観および接合
部の接合強度などに多くの問題があつた。
複数枚の粗目単位シートを、幅広縦長に接合する
には接合操作の難易さ、接合部の外観および接合
部の接合強度などに多くの問題があつた。
一般に、モノフイラメントを編織成してなる防
虫網等の場合は、予め所要長、所要幅を定めて1
枚毎に製造されるので、接合の問題は殆んどな
い。また、比較的硬めに仕上つている寒冷紗の場
合はミシン縫着又は樹脂による接着により連結さ
れるが、連結枚数が少なく、また、接合部の強度
に対してそれ程苛酷な要求がないため、接合に対
して殆んど問題は起らなかつた。しかし、本考案
の対象としている農林土木建築用シートの場合
は、連結数が著しく大で、しかも、接合部の強度
が大なることを要求される。従つて、このような
シートの接合に通常の縫着又は接着或いは公知の
接合方法を適用しても連続物として形成される構
造物に所要の性能を具備せしめることができず、
このような実状からより効果的な接合方法の出現
が強く要望されていたものである。
虫網等の場合は、予め所要長、所要幅を定めて1
枚毎に製造されるので、接合の問題は殆んどな
い。また、比較的硬めに仕上つている寒冷紗の場
合はミシン縫着又は樹脂による接着により連結さ
れるが、連結枚数が少なく、また、接合部の強度
に対してそれ程苛酷な要求がないため、接合に対
して殆んど問題は起らなかつた。しかし、本考案
の対象としている農林土木建築用シートの場合
は、連結数が著しく大で、しかも、接合部の強度
が大なることを要求される。従つて、このような
シートの接合に通常の縫着又は接着或いは公知の
接合方法を適用しても連続物として形成される構
造物に所要の性能を具備せしめることができず、
このような実状からより効果的な接合方法の出現
が強く要望されていたものである。
本考案の高周波縫合可能な粗目農林土木建築用
シートの接合体は、高周波融着性を有しない糸条
物を経緯方向に配列し編織成してなる比較的粗い
目を有するシートに、高周波融着性を有する重合
体を含浸被覆してなる高周波縫合可能な複数枚の
粗目農林土木建築用シートの接合体であつて、前
記シート接合体の接合部において、前記シートの
接合端部分が高周波融着性重合体フイルムからな
る少なくとも1枚の接合薄片とともに高周波縫合
されていることを特徴とするものである。
シートの接合体は、高周波融着性を有しない糸条
物を経緯方向に配列し編織成してなる比較的粗い
目を有するシートに、高周波融着性を有する重合
体を含浸被覆してなる高周波縫合可能な複数枚の
粗目農林土木建築用シートの接合体であつて、前
記シート接合体の接合部において、前記シートの
接合端部分が高周波融着性重合体フイルムからな
る少なくとも1枚の接合薄片とともに高周波縫合
されていることを特徴とするものである。
本考案に用いられる粗目農林土木建築用シート
は高周波融着性を有しない糸条物を編織成してな
る比較的粗い目を有するシートに高周波融着性を
有する重合体を含浸被覆して、これを高周波縫合
を可能としたものであり、これを連接して幅広及
び又は縦長に接合して構造物とすることができ
る。本考案はかかる網目シートを最も強固にかつ
能率的に接合するために別に高周波融着性を有す
る接合薄片を使用し、隣接するシートの接合部
を、この接合薄片とともに高周波縫合したもので
ある。このような接合部においては、シートの被
覆重合体の一部は糸条物中に含浸されていてシー
トを接合薄片に強固に接合させることができ、ま
た接合薄片は、この接合部の強度および接着強度
を補強する。従つて本考案の接合体をどのような
幅広縦長体としても、各接合部は十分使用に耐え
る強度を有しており、得られる接合物が実用的に
極めてすぐれたものであることが確認された。
は高周波融着性を有しない糸条物を編織成してな
る比較的粗い目を有するシートに高周波融着性を
有する重合体を含浸被覆して、これを高周波縫合
を可能としたものであり、これを連接して幅広及
び又は縦長に接合して構造物とすることができ
る。本考案はかかる網目シートを最も強固にかつ
能率的に接合するために別に高周波融着性を有す
る接合薄片を使用し、隣接するシートの接合部
を、この接合薄片とともに高周波縫合したもので
ある。このような接合部においては、シートの被
覆重合体の一部は糸条物中に含浸されていてシー
トを接合薄片に強固に接合させることができ、ま
た接合薄片は、この接合部の強度および接着強度
を補強する。従つて本考案の接合体をどのような
幅広縦長体としても、各接合部は十分使用に耐え
る強度を有しており、得られる接合物が実用的に
極めてすぐれたものであることが確認された。
本考案の接合体における各シート接合部の接合
方式には各種の態様があるが、そのうち特に効果
が顕著なものは、下記の通りである。
方式には各種の態様があるが、そのうち特に効果
が顕著なものは、下記の通りである。
A 接合薄片として高周波縫合可能な重合体から
なるフイルムを用いる。この重合体は、本考案
に係るシートを被覆している重合体と同種であ
ることが好ましい。
なるフイルムを用いる。この重合体は、本考案
に係るシートを被覆している重合体と同種であ
ることが好ましい。
B 接合薄片の一面の一半部上に一枚のシート1
の接合端部を配置し、この薄片の前記面の他の
半部上に隣接する他のシートの接合端部を配
置し、これらをともに高周波縫合する。このと
き、2枚のシートの接合端面を互につき合せる
ようにしてもよい(第1図A)。また、2枚の
シートの接合端部上に他の接合薄片を更に重ね
てもよい(第1図C)。
の接合端部を配置し、この薄片の前記面の他の
半部上に隣接する他のシートの接合端部を配
置し、これらをともに高周波縫合する。このと
き、2枚のシートの接合端面を互につき合せる
ようにしてもよい(第1図A)。また、2枚の
シートの接合端部上に他の接合薄片を更に重ね
てもよい(第1図C)。
C また、接合薄片の一面上にシートの接合端
部を重ね合わせ、接合薄片の他の面上に、他の
シートの接合端部を重ね合わせ、これらをと
もに高周波縫合する(第1図A)。
部を重ね合わせ、接合薄片の他の面上に、他の
シートの接合端部を重ね合わせ、これらをと
もに高周波縫合する(第1図A)。
このように本考案に係るシートの相互の接合は
高周波融着性を有する接合薄片を用いることによ
つて補強される。
高周波融着性を有する接合薄片を用いることによ
つて補強される。
上述のような接合薄片を接合部に用いると、シ
ートの接合端部位の網目はすべて薄片に埋没し
て、完全にシートの接合端部と薄片とが結合し、
接合強度は極めて大となる。特に、この場合、シ
ートもまた、接合薄片も共に高周波融着性を有す
るものであり、好ましくはその被覆重合体は、接
合薄片の高周波融着性重合体と同種であることか
ら、双方の高周波縫合性が最大限に生かされるこ
ととなり、その接合効果は極めて高い。
ートの接合端部位の網目はすべて薄片に埋没し
て、完全にシートの接合端部と薄片とが結合し、
接合強度は極めて大となる。特に、この場合、シ
ートもまた、接合薄片も共に高周波融着性を有す
るものであり、好ましくはその被覆重合体は、接
合薄片の高周波融着性重合体と同種であることか
ら、双方の高周波縫合性が最大限に生かされるこ
ととなり、その接合効果は極めて高い。
本考案に係るシート接合体を製造するには、ま
ず高周波融着性を有しない糸条物例えば天然繊
維、合成繊維又は無機繊維から構成される糸条物
をもつて粗目シートを編織成する。糸条物は紡績
糸、フイラメント糸、スプリツト糸、テープ状糸
等その他のいずれでもよく特に限定されない。た
だし、強力、布帛の重さ、可撓性、その他の性能
を勘案して特に好ましいものは、100〜1500デニ
ールのポリエステル又はビニロン等のフイラメン
ト糸である。これらの糸条物は平織、もじり織、
からみ織、その他公知の編織成により粗目シート
に形成される。シートの目の大きさは、目が四角
であれば15mm×15mm即ち225mm2以下がよく特に0.5
〜10mm角のものが好ましい。
ず高周波融着性を有しない糸条物例えば天然繊
維、合成繊維又は無機繊維から構成される糸条物
をもつて粗目シートを編織成する。糸条物は紡績
糸、フイラメント糸、スプリツト糸、テープ状糸
等その他のいずれでもよく特に限定されない。た
だし、強力、布帛の重さ、可撓性、その他の性能
を勘案して特に好ましいものは、100〜1500デニ
ールのポリエステル又はビニロン等のフイラメン
ト糸である。これらの糸条物は平織、もじり織、
からみ織、その他公知の編織成により粗目シート
に形成される。シートの目の大きさは、目が四角
であれば15mm×15mm即ち225mm2以下がよく特に0.5
〜10mm角のものが好ましい。
次にこの粗目シートに、高周波融着性を有する
重合体が被覆される。この重合体はポリ塩化ビニ
ル、ポリウレタン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共
重合体又は、その他の樹脂類が使用されるが、特
にポリ塩化ビニルを主体とする被覆樹脂が好まし
い。重合体はシート重量の50%以上好ましくは70
〜150%の重量で粗目シートに被覆される。必要
に応じ、接合されるべき端部、すなわち周縁耳部
に、他の部分よりも多量の重合体を付着させても
よい。重合体による糸条物の含浸被覆は例えば重
合体の溶液にシートを浸漬して乾燥することによ
り達成されるが、その他公知の方法により含浸被
覆することも可能である。また、重合体に防炎
性、防汚性、その他の特性を付与するため適宜の
薬剤を添加することは差支えない。
重合体が被覆される。この重合体はポリ塩化ビニ
ル、ポリウレタン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共
重合体又は、その他の樹脂類が使用されるが、特
にポリ塩化ビニルを主体とする被覆樹脂が好まし
い。重合体はシート重量の50%以上好ましくは70
〜150%の重量で粗目シートに被覆される。必要
に応じ、接合されるべき端部、すなわち周縁耳部
に、他の部分よりも多量の重合体を付着させても
よい。重合体による糸条物の含浸被覆は例えば重
合体の溶液にシートを浸漬して乾燥することによ
り達成されるが、その他公知の方法により含浸被
覆することも可能である。また、重合体に防炎
性、防汚性、その他の特性を付与するため適宜の
薬剤を添加することは差支えない。
本考案にあつては、かくして得られたシートの
接合端部が、高周波融着性を有する薄片とともに
高周波縫合され、強力な接合部を形成しているこ
とにその特徴が存するものである。
接合端部が、高周波融着性を有する薄片とともに
高周波縫合され、強力な接合部を形成しているこ
とにその特徴が存するものである。
接合薄片は、高周波融着性重合体、例えばポリ
塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、ポリエステル樹脂等のフイ
ルムからなるものであつてもよい。接合薄片に用
いられる重合体は、シートに被覆された重合体と
同種であることが最も好適である。また、重合体
フイルムからなる接合薄片は、その剛性、接着性
等を考慮すれば、ポリエステル樹脂からなるもの
が望ましい。この接合薄片による接合態様として
第1図Aに示されているように接合薄片の上面の
一半部上に1枚のシートの接合端部を重ね、この
上面の他の半部上に隣接する他のシートの接合端
部を重ねて、これらを高周波縫合する場合は、シ
ート相互の直接的な重なり合いはなくてもよい。
また、第1図Bに示されているようにシート同志
は接合薄片を介して重なり合つていてもよい。す
なわち、接合薄片の上面に1枚のシートの接合端
部が縫合され、該接合薄片の下面に隣接する他の
シートの接合端部が縫合される場合は、2枚のシ
ートの夫々の接合端部で接合薄片を挾着するよう
になつている。
塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、ポリエステル樹脂等のフイ
ルムからなるものであつてもよい。接合薄片に用
いられる重合体は、シートに被覆された重合体と
同種であることが最も好適である。また、重合体
フイルムからなる接合薄片は、その剛性、接着性
等を考慮すれば、ポリエステル樹脂からなるもの
が望ましい。この接合薄片による接合態様として
第1図Aに示されているように接合薄片の上面の
一半部上に1枚のシートの接合端部を重ね、この
上面の他の半部上に隣接する他のシートの接合端
部を重ねて、これらを高周波縫合する場合は、シ
ート相互の直接的な重なり合いはなくてもよい。
また、第1図Bに示されているようにシート同志
は接合薄片を介して重なり合つていてもよい。す
なわち、接合薄片の上面に1枚のシートの接合端
部が縫合され、該接合薄片の下面に隣接する他の
シートの接合端部が縫合される場合は、2枚のシ
ートの夫々の接合端部で接合薄片を挾着するよう
になつている。
上記の接合方式で得られる接合部は、いずれも
接合強度が大で、この接合部を多数有してなる接
合体の全体の強度も大である。
接合強度が大で、この接合部を多数有してなる接
合体の全体の強度も大である。
以下に、実施例に基づいて本考案をさらに詳細
に説明する。
に説明する。
ポリエステルマルチフイラメントを経緯方向に
配置織成して、次の如き組織のシートを得た。
配置織成して、次の如き組織のシートを得た。
7×7(本/吋)/500デニール/2×1000デニール
/1 このシートは粗目平織布帛であつた。このシー
トを、下記組成: PVC 100重量部 DOP(可塑剤) 80 〃 安定剤 1 〃 酸化アンチモン(防炎剤) 30 〃 顔料(グリーン) 2 〃 トリクレン 25 〃 を有する重合体溶液に浸漬し、絞り乾燥ゲル化さ
せ、重合体組成物によりシートを含浸被覆した。
この結果シートに対し100重量%の重合体組成物
が付着した。
/1 このシートは粗目平織布帛であつた。このシー
トを、下記組成: PVC 100重量部 DOP(可塑剤) 80 〃 安定剤 1 〃 酸化アンチモン(防炎剤) 30 〃 顔料(グリーン) 2 〃 トリクレン 25 〃 を有する重合体溶液に浸漬し、絞り乾燥ゲル化さ
せ、重合体組成物によりシートを含浸被覆した。
この結果シートに対し100重量%の重合体組成物
が付着した。
このようにして得られた単位農林土木建築用シ
ートの多数枚を幅広にかつ縦長に連結した。
ートの多数枚を幅広にかつ縦長に連結した。
次に、第1図AおよびBには、接合薄片を介在
せしめた接合部の態様が示されている。第1図A
において、薄片10の上面部にシート11及び同
12の接合端部が夫々上面部の左半部上及び右半
部上に高周波縫合され、薄片とともに両シートの
接合端部が一体に接合されている。この場合、両
シートの接合端面は互につき合わされていてもよ
いし、互に離間していてもよいし、或は重ね合わ
されていてもよい。
せしめた接合部の態様が示されている。第1図A
において、薄片10の上面部にシート11及び同
12の接合端部が夫々上面部の左半部上及び右半
部上に高周波縫合され、薄片とともに両シートの
接合端部が一体に接合されている。この場合、両
シートの接合端面は互につき合わされていてもよ
いし、互に離間していてもよいし、或は重ね合わ
されていてもよい。
また、第1図Bには薄片20の上面にシート2
1の接合端部が縫合され、さらに、その下面には
隣接する他のシート22の接合端部が縫合されて
いる。また、第1図Cの如く、2枚の接合薄片3
0,30′の間に、2枚のシート31および32
の接合端部が接合される態様もとりうる。この場
合、シートの接合端面は、互につき合わされてい
てもよいし、互に離間していてもよいし、または
重ね合わされていてもよい。
1の接合端部が縫合され、さらに、その下面には
隣接する他のシート22の接合端部が縫合されて
いる。また、第1図Cの如く、2枚の接合薄片3
0,30′の間に、2枚のシート31および32
の接合端部が接合される態様もとりうる。この場
合、シートの接合端面は、互につき合わされてい
てもよいし、互に離間していてもよいし、または
重ね合わされていてもよい。
上記の各接合方式を用い、上記のシートを接合
して得られた接合体は、いづれも実用上十分な接
合部の強度を有していたが、これらのうち、第1
図Bに示された接合方式で形成された接合部が最
も高い強度を示した。
して得られた接合体は、いづれも実用上十分な接
合部の強度を有していたが、これらのうち、第1
図Bに示された接合方式で形成された接合部が最
も高い強度を示した。
本考案による製品は、幅広縦長に接合して、防
風網、養生シート、テニスコート遮光シート等と
して実用試験されたがいずれも好結果が得られ
た。
風網、養生シート、テニスコート遮光シート等と
して実用試験されたがいずれも好結果が得られ
た。
第1図A,BおよびCは、それぞれ本考案に係
る接合方式の一態様を示す断面説明図である。 10,20,30,30′……接合薄片、11,
12,21,22,31,32……シート。
る接合方式の一態様を示す断面説明図である。 10,20,30,30′……接合薄片、11,
12,21,22,31,32……シート。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 高周波融着性を有しない糸条物を経緯方向に
配列し編織成してなる比較的粗い目を有するシ
ートに、高周波融着性を有する重合体を含浸被
覆してなる高周波縫合可能な複数枚の粗目農林
土木建築用シートの接合体であつて、前記シー
ト接合体の接合部において、前記シートの接合
端部分が高周波融着性重合体フイルムからなる
少なくとも1枚の接合薄片とともに高周波縫合
されていることを特徴とする、高周波縫合可能
な粗目農林土木建築用シートの接合体。 (2) 前記接合部において、前記接合薄片の一面の
一半部上に一枚のシートの接合端部が配置さ
れ、該薄片の該一面の他半部上に隣接する他の
シートの接合端部が配置され、前記2枚のシー
トの接合端部の端面が互につき合わされ、前記
接合薄片とともに、前記接合薄片に高周波縫合
されている、実用新案登録請求の範囲第1項記
載の粗目農林土木建築用シートの接合体。 (3) 前記接合部において、前記接合薄片の一面上
に一枚のシートの接合端部が重ね合わされ前記
接合薄片の他面上に他の一枚のシートの接合端
部が重ね合わされ、これらがともに高周波縫合
されている実用新案登録請求の範囲第1項記載
の粗目農林土木建築用シートの接合体。 (4) 前記接合薄片が、前記シートを被覆している
重合体と同種の重合体のフイルムからなる、実
用新案登録請求の範囲第1項記載の高周波縫合
可能な粗目農林土木建築用シートの接合体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986193707U JPH0133677Y2 (ja) | 1986-12-18 | 1986-12-18 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986193707U JPH0133677Y2 (ja) | 1986-12-18 | 1986-12-18 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62122897U JPS62122897U (ja) | 1987-08-04 |
JPH0133677Y2 true JPH0133677Y2 (ja) | 1989-10-12 |
Family
ID=31149983
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986193707U Expired JPH0133677Y2 (ja) | 1986-12-18 | 1986-12-18 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0133677Y2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS459146Y1 (ja) * | 1966-11-11 | 1970-04-28 | ||
JPS4974275A (ja) * | 1972-11-17 | 1974-07-17 | ||
JPS5384085A (en) * | 1976-04-24 | 1978-07-25 | Hamaoka Kougiyou Kk | Highhfrequency gluing method for synthetic leather substitute |
-
1986
- 1986-12-18 JP JP1986193707U patent/JPH0133677Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS459146Y1 (ja) * | 1966-11-11 | 1970-04-28 | ||
JPS4974275A (ja) * | 1972-11-17 | 1974-07-17 | ||
JPS5384085A (en) * | 1976-04-24 | 1978-07-25 | Hamaoka Kougiyou Kk | Highhfrequency gluing method for synthetic leather substitute |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62122897U (ja) | 1987-08-04 |
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