JPH0641203U - 誘電体フィルタ - Google Patents

誘電体フィルタ

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JPH0641203U
JPH0641203U JP8104692U JP8104692U JPH0641203U JP H0641203 U JPH0641203 U JP H0641203U JP 8104692 U JP8104692 U JP 8104692U JP 8104692 U JP8104692 U JP 8104692U JP H0641203 U JPH0641203 U JP H0641203U
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JP
Japan
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electrode patterns
pattern
electrode
patterns
dielectric filter
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Pending
Application number
JP8104692U
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English (en)
Inventor
伸明 中村
淳二 近田
Original Assignee
富士電気化学株式会社
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Application filed by 富士電気化学株式会社 filed Critical 富士電気化学株式会社
Priority to JP8104692U priority Critical patent/JPH0641203U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的ラフに製造しても品質の安定化を図る
ことのできる誘電体フィルタを提供すること 【構成】 誘電体材料からなる基板本体21の上面所定
位置に、2つの同軸共振器10a,10bにリード線3
0を介して接続される細長状の第1,第2の電極パター
ン22,23が形成される。また基板本体の下面には、
第1,第2の電極パターンと直交方向に伸びる細長帯状
の第3の電極パターン24が形成される。このパターン
24の両端部位にて、それぞれ第1,第2の電極パター
ンと交差し、その先端部は第1,第2の電極パターンの
側縁よりさらに先方に突出配置している。各パターン間
では、基板本体21の厚さ方向で対向面積に応じた所定
の結合容量が得られる。そして、この対向面積は、パタ
ーン印刷ずれにより対向するパターンの相対位置がずれ
てもほぼ一定となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、誘電体フィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
誘電体フィルタは、自動車電話や携帯電話その他各種の通信用回路の構成部品 に利用されている。そして、実装する装置の小型化にともない係る誘電体フィル タの小型化が図られている。ところで、係る誘電体フィルタの一例としては例え ば、図6に示すようなものがある。
【0003】 すなわち、複数(この例では2本)の同軸共振器1を、開放端面1aが同一平 面に位置するようにして並列状態で配置するとともに、各同軸共振器1の開放側 に、結合基板2を配置する。この結合基板2には、上面側の所定位置に2つの電 極パターン2a,2bを設け、この電極パターン2a,2bと、誘電体共振器1 の開放端面1a側の開口(中心導体)1bとをそれぞれリード線3を介して接続 する。
【0004】 そして、結合基板2の下面側中央には、電極パターン2cが形成されている。 この電極パターン2cの配置方向は、上記電極パターン2a,2bと同一方向に 伸びるように形成される。しかも、その電極パターン2cの両端は、それぞれ電 極パターン2a,2bと、上下方向で投影した状態(以下同じ)で一部が重ね合 わされ(図7(A)参照)、その重合面積B等に応じた結合容量が得られる。な お、図中4は、入出力用の電極パターンである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記結合基板2上に形成する各パターン2a〜2cの配置位置は、 印刷ずれにより所望の位置と違う場所に形成されてしまうことがある(図7参照 )。すると、上下に配置されたパターン(2b,2c)間での重合面積B,B′ が、正規のもの(同図(A))に対し異なり(同図(B))、得られる容量の値 が所定値からずれ、そのずれの程度が大きいと許容公差から外れて不良品となっ てしまう。一方、印刷の位置合せの精度を高くすると、製造が煩雑でコスト高と なる。
【0006】 本考案は、上記した背景に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、 比較的ラフに製造しても所望の結合容量を得ることのできる誘電体フィルタを提 供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため、本考案では、複数の同軸共振構造と、それら各 共振構造に対応する電極パターンを両面に有する結合基板とを備えてなる誘電体 フィルタであって、前記結合基板の片面側に形成する電極パターンの配置方向と 、前記結合基板の反対面側に形成する他の電極パターンの配置方向を異ならせ、 前記結合基板を挟んで対向配置された両電極パターンが、所定角度で交差配置し た。
【0008】
【作用】
結合基板の両面に対向状態で配置された電極パターンは、所定角度で交差配置 しているため、たとえ両パターン配置が正規の状態から印刷時のずれにより所定 方向にずれても、交差している対向面積はほぼ変わらない。よって、発生する結 合容量もほぼ一定となり、たとえずれてもその値は公差内におさまる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案に係る誘電体フィルタの好適な実施例を添付図面を参照にして詳 述する。図1〜図3は、本考案の一実施例を示し、この例では同軸共振構造を形 成する同軸共振器10a,bを2つ併設したフィルタに適用した例を示している 。そして、この同軸共振器自体は従来のものと同様であり、本考案は、結合基板 20を以下に示すような構成とした点に特徴を有する。
【0010】 すなわち、誘電体材料からなる基板本体21の上面所定位置に、2つの同軸共 振器10a,10bに対応し、その共振器の軸方向に伸びるようにして細長状の 第1,第2の電極パターン22,23を形成する。そして、上記の2つの同軸共 振器10a,10bの中心導体と第1,第2の電極パターン22,23とが、リ ード線30を介して行われる。
【0011】 一方、基板本体21の下面には、細長帯状の第3の電極パターン24が形成さ れている。そして、本考案はこの第3の電極パターン24の配置方向を、上記第 1,第2の電極パターン22,23の配置方向と異なる、より具体的には、直交 する方向に伸び、しかも、その両端部位にて、それぞれ第1,第2の電極パター ン22,23と交差し、その先端部は第1,第2の電極パターン22,23の側 縁よりさらに先方に突出配置している。そして、各パターン間では、基板本体2 1の厚さ方向で対向面積に応じた所定の結合容量が得られる。
【0012】 なお、本例では、基板本体21の下面所定位置に入出力用の電極パターン25 ,26を設けている。すなわち、上記第3の電極パターン24と平行で、各電極 パターン25,26は、その一部がその上方に位置する第1の電極パターン22 または第2の電極パターン23と一部交差し、所定の結合容量が発生している。 なお、本例では、この入出力用の電極パターン25,26には、金属片からなる 平帯シート状の入出力端子27,28が接着一体化されている。
【0013】 そして、上記構成の誘電体フィルタによれば、例えば図3(A)のようなパタ ーン配置が正規の状態とすると、同図(B)のように印刷時のずれにより第3の 電極パターン24と第1の電極パターン22との相対位置が正規のものと違った としても、両パターン22,23の対向面積A,A′等はほぼ変わらないため、 得られる結合容量の値は公差内におさまる。
【0014】 なお、上記した実施例では、各パターンは直交配置しているが、本考案はこれ に限ることなく、例えば図4に示すように、結合基板20′の両面所定位置に形 成する各パターン22′〜27′を斜め傾斜状に配置し、90度以外の角度で交 差するようにしても良い。
【0015】 図5は、本考案に係る他の実施例を示している。すなわち、この例では3つの 誘電体共振器10c〜10eに対応する3つの電極パターン22″〜24″を結 合基板20″の両面所定位置に形成している。つまり、上記した実施例では、同 軸共振器に直接接続される電極パターンは、結合基板の上面側に形成し、下面側 には、パターンを結合するためのパターンを設けたが、本例のように誘電体共振 器に直接接続される電極パターン同士の結合にも、適用することができる。なお 、この例では、基板の下面側に形成した第3の電極パターン24″と、上面に形 成した電極パターン22″,23″の一部の配置方向を直交するようにしたが、 このように電極パターン22″等の全体が異なる方向に配置するのではなく、交 差する部位が異なる方向に伸びるように配置していれば良く、角度も直角にする 必要もない。
【0016】 以上のように、本考案が適用される誘電体フィルタのタイプは上記した各実施 例に限ることなく、その段数並びに結合基板上に形成するパターンの配置は任意 である。
【0017】
【考案の効果】
以上のように、本考案に係る誘電体フィルタでは、同軸共振構造に接続され、 所定の結合容量を発生させるために結合基板の両面に対向配置される電極パター ンを所定角度で交差するようにしたため、たとえパターンの印刷ずれがあったと しても、対向する重合面積はほぼ同じとなるため、発生する容量も所望の値或い は公差以内となる。よって、比較的ラフに印刷を行うことができ、製造が簡略化 される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る誘電体フィルタの好適な一実施例
を示す斜視図である。
【図2】(A)は図1に示すA−A線矢視断面図であ
る。(B)は図1に示すB−B線矢視断面図である。
【図3】本例の作用効果を説明する図である。
【図4】本考案の他の実施例を示す図である。
【図5】本考案の他の実施例を示す図である。
【図6】従来例の一例を示す図である。
【図7】従来例が有している問題点を説明する図であ
る。
【符号の説明】
10a〜10e 同軸共振器 20 結合基板 22,22′,22″ 第1の電極パターン 23,23′,23″ 第2の電極パターン 24,24′,24″ 第3の電極パターン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の同軸共振構造と、それら各共振構
    造に対応する電極パターンを両面に有する結合基板とを
    備えてなる誘電体フィルタにおいて、 前記結合基板の片面側に形成する電極パターンの配置方
    向と、前記結合基板の反対面側に形成する他の電極パタ
    ーンの配置方向を異ならせ、前記結合基板を挟んで対向
    配置された両電極パターンが、所定角度で交差配置して
    なることを特徴とする誘電体フィルタ。
JP8104692U 1992-10-30 1992-10-30 誘電体フィルタ Pending JPH0641203U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8104692U JPH0641203U (ja) 1992-10-30 1992-10-30 誘電体フィルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8104692U JPH0641203U (ja) 1992-10-30 1992-10-30 誘電体フィルタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0641203U true JPH0641203U (ja) 1994-05-31

Family

ID=13735488

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8104692U Pending JPH0641203U (ja) 1992-10-30 1992-10-30 誘電体フィルタ

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JP (1) JPH0641203U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5743407A (en) * 1980-08-29 1982-03-11 Maika Giken Kk Terminalless flat capacitor
JPS6118602B2 (ja) * 1981-07-25 1986-05-13 Hiraoka Shokusen

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5743407A (en) * 1980-08-29 1982-03-11 Maika Giken Kk Terminalless flat capacitor
JPS6118602B2 (ja) * 1981-07-25 1986-05-13 Hiraoka Shokusen

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19961210