JPH0644113U - インピーダンス素子 - Google Patents

インピーダンス素子

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JPH0644113U
JPH0644113U JP7699592U JP7699592U JPH0644113U JP H0644113 U JPH0644113 U JP H0644113U JP 7699592 U JP7699592 U JP 7699592U JP 7699592 U JP7699592 U JP 7699592U JP H0644113 U JPH0644113 U JP H0644113U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異なるインピーダンスの素子が容易に得られ
るインピーダンス素子を提供する。 【構成】 必要なインピーダンスに応じて、磁心b12
の比透磁率μを選択して、略箱状の磁心a11の開口部
へ、略W字状の導体13,略くさび状の磁心b12の順
に挿嵌する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はインピーダンス素子に関し、特に、その構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図8は従来のチツプ型のインピーダンス素子の構成例を示す図である。 同図において、1は略直方体状のフエライト磁心で、2個のスルーホール3を 有している。また、2は電極、4は導体である。 すなわち、図8に示す素子は、導体4a−スルーホール3a−導体4b−スル ーホール3b−導体4cの経路によつて、一方の電極2から他方の電極2まで電 気的に導通していて、所定のインダクタンスを有したインピーダンス素子として 機能する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来例には、次のような問題点があつた。 (1)フエライト磁心1の形状,サイズ,材料によつてインピーダンスが決定 されてしまい、若干でもインピーダンスの異なる素子を得ようとすれば、フエラ イト磁心1を変更しなければならなかつた。
【0004】 (2)電極2,スルーホール3および導体4は、厚膜印刷や蒸着などによつて 形成するため、製造工程が複雑であり、かつ、導体の断面積を大きくするのが難 しく、許容電流の大きな素子を実現できなかつた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記の課題を解決することを目的としたもので、前記の課題を解決 する一手段として、以下の構成を備える。 すなわち、略箱状の第1の磁心と、前記第1の磁心の開口部に挿嵌された所定 形状の導体と、前記第1の磁心と該第1の磁心に挿嵌された前記導体とがなす凹 部に挿嵌された1つ以上の所定形状をした磁心とを備えたインピーダンス素子に する。
【0006】
【作用】
以上の構成によつて、第1の磁心に挿嵌された導体と、第1の磁心と導体とが なす凹部に挿嵌された第2,第3の磁心とからなるインピーダンス素子を提供で きる。 例えば、以上の構成によつて、異なるインピーダンスの素子が容易に得られ、 かつ、許容電流の大きな素子を容易に実現できる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案に係る一実施例のインピーダンス素子を図面を参照して詳細に説 明する。 図1は本考案に係る一実施例のインピーダンス素子の構成例を示す図で、組立 前の状態の一例を示している。
【0008】 同図において、11は略箱状の磁心a、12は略くさび状の磁心bで、例えば フエライトなどの磁性材料で形成されている。なお、磁心a,磁心bを形成する 磁性材料は、本実施例のインピーダンス素子の仕様、すなわち動作周波数帯やイ ンピーダンスに応じて、適切なものを選択する。 13はその断面が略W字状の導体で、例えば所定厚さの銅板などを所定形状に 加工したものである。なお、導体13の表面は、防食およびはんだ付け性をよく するために、はんだめつきなどが施されている。
【0009】 図2は本実施例の完成状態の一例を示す図で、同図(a)は本実施例の斜視図 、同図(b)はA−A矢視断面図である。 同図に示すように、本実施例は、例えば、磁心a11の開口部位へ、導体13 ,2つの磁心b12の順に挿嵌する。磁心a11に挿嵌された導体13の端末部 位13aは、外部回路と接続するための電極として機能する。なお、本実施例は 、必要に応じて、磁心a11と導体13と磁心b12とを接着剤などで固着する 。
【0010】 以上によつて、本実施例の主要な構成は形成されるが、最後に、マーキング, 検測などの工程を経て、本実施例のインピーダンス素子が完成する。 このように本実施例は、複数の磁心によつて構成されるため、例えば、磁心a 11を変更しなくとも、磁心b12の磁性材料などを変更することによつて、異 なるインピーダンスの素子を得ることができる。
【0011】 図3は磁心b12の比透磁率とインピーダンスとの関係の一例を示す図で、同 図(a)は磁心の組合せ例を示す図、同図(b)は磁心の組合せ例によるインピ ーダンス測定結果を示す図である。なお、同図(b)の横軸は測定周波数f[MHz ]を、同縦軸は測定されたインピーダンスZ[Ω]を表す。 同図に示すように、比透磁率μ=300の磁心a11に、μ=1,000の磁 心b12を組合せた場合は31で示すようなインピーダンス特性を、μ=300 の磁心b12を組合せた場合は32で示すようなインピーダンス特性を、μ=4 0の磁心b12を組合せた場合は33で示すようなインピーダンス特性を、それ ぞれ得ることができる。
【0012】 なお、本実施例において、磁心の組合せは図3(b)に示したものに限定され るものではなく、必要なインピーダンス特性に応じて、任意の組合せを選択でき る。 以上説明したように、本実施例によれば、磁心b12を異なる透磁率のものに 変更するだけで、異なるインピーダンスの素子を容易に得ることができる。
【0013】 また、本実施例によれば、銅板などを加工して導体や電極を形成できるので、 製造が容易であり、かつ、充分な断面積をもつ導体を使用できるので、許容電流 の大きな素子も容易に実現できる。 さらに、前述の説明および図においては、導体13を略W字型にする一例を示 したが、本実施例はこれに限定されるものではなく、例えば、図4に一例を示す ような略U字型や、または図5に一例を示すような略波型などにすることもでき る。ただし、磁心は導体13の形状に合わせて、図4や図5に一例を示す形状に する必要がある。なお、図4の形状は、比較的低インピーダンスの素子を構成す る場合に適し、図5の形状は、比較的高インピーダンスの素子を構成する場合に 適している。
【0014】
【第2実施例】 以下、本考案に係る第2実施例のインピーダンス素子について説明する。なお 、第2実施例において、第1実施例と略同様の構成については、同一符号を付し て、その詳細説明を省略する。 図6は第2実施例の構成例を示す図で、組立前の状態の一例を示している。
【0015】 同図において、14は導体13に設けられた爪、15は磁心b12に設けられ た略直方体状の凹部、16は磁心a11に設けられた略直方体状の凹部である。 なお、図6においては一部省略してあるが、導体13の例えば4個所に爪14が 設けられていて、導体13略中央の略逆U字状部位に設けられた爪14bは、導 体13を磁心a11へ挿入する向きに開口し、また、導体13両端よりの略逆J 字状部位に設けられた爪14aは、導体13を磁心a11から抜く向きに開口し ている。
【0016】 すなわち、磁心a11へ導体13を挿入すると、爪14aと凹部16とが嵌合 して、導体13は磁心a11に固定される。さらに、導体13の2つの略U字状 部位へ磁心b12を挿入すると、爪14bと凹部15とが嵌合して、磁心b12 は導体13に固定される。 以上説明したように、本実施例によれば、第1実施例と同様の効果があるほか 、構成部材を組合せるだけで該部材間の固定が行われるので、例えば該部材間を 接着するなどの工程を必要とせず、さらに製造を容易にすることができる。
【0017】
【第3実施例】 以下、本考案に係る第3実施例のインピーダンス素子について説明する。なお 、第3実施例において、第1実施例と略同様の構成については、同一符号を付し て、その詳細説明を省略する。 図7は第3実施例の構成例を示す図で、組立前の状態の一例を示している。
【0018】 同図において、17は磁心b12の表面に形成された導体膜、18は磁心a1 1の表面に形成された導体膜で、それぞれ例えば厚膜印刷や蒸着などによつて形 成する。 本実施例においては、磁心a11へ磁心b12を挿入することによつて、導体 膜17と導体膜18が電気的に接続する。すなわち、本実施例における導体膜1 7および導体膜18は、第1実施例における導体13に相当する。
【0019】 なお、導体膜18aおよび18cは、外部回路と接続する電極となるので、本 実施例の組立前または組立後に、はんだ付け性をよくするために、はんだめつき などを施す。 以上説明したように、本実施例によれば、磁心b12を異なる透磁率のものに 変更するだけで、異なるインピーダンスの素子を容易に得ることができる。
【0020】
【考案の効果】
以上、本考案によれば、第1の磁心に挿嵌された導体と、第1の磁心と導体と がなす凹部に挿嵌された第2の磁心とからなるインピーダンス素子を提供できる 。 例えば、本考案によつて、素子のインピーダンスの微調整が容易になり、狭公 差でかつ許容電流の大きな素子を容易に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る一実施例のインピーダンス素子の
構成例を示す図である。
【図2】本実施例の完成状態の一例を示す図である。
【図3】本実施例の磁心bの比透磁率とインピーダンス
との関係の一例を示す図である。
【図4】本実施例の他の構成例を示す図である。
【図5】本実施例の他の構成例を示す図である。
【図6】本考案に係る第2実施例の構成例を示す図であ
る。
【図7】本考案に係る第3実施例の構成例を示す図であ
る。
【図8】従来のチツプ型のインピーダンス素子の構成例
を示す図である。
【符号の説明】
11 磁心a 12 磁心b 13 導体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略箱状の第1の磁心と、 前記第1の磁心の開口部に挿嵌された所定形状の導体
    と、 前記第1の磁心と該第1の磁心に挿嵌された前記導体と
    がなす凹部に挿嵌された1つ以上の所定形状をした磁心
    とを有することを特徴とするインピーダンス素子。
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