JP2533277Y2 - チップキャパシタの接地構造 - Google Patents

チップキャパシタの接地構造

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JP2533277Y2
JP2533277Y2 JP3683791U JP3683791U JP2533277Y2 JP 2533277 Y2 JP2533277 Y2 JP 2533277Y2 JP 3683791 U JP3683791 U JP 3683791U JP 3683791 U JP3683791 U JP 3683791U JP 2533277 Y2 JP2533277 Y2 JP 2533277Y2
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chip capacitor
conductor
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grounding structure
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清裕 柴田
文一朗 安部
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Toshiba Corp
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えばマイクロ波集
積回路等を構成する誘電体基板に実装されるチップキャ
パシタの接地構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、チップキャパシタの接地構造とし
ては、図4及び図5に示す方法が知られている。
【0003】すなわち、図4は、誘電体基板1の一方面
に回路を構成する導体2が形成され、この誘電体基板1
の他方面には接地導体3が形成される。これら導体2と
接地導体3はスルーホール4を介して接続される。そし
て、導体3上にはチップキャパシタ5の一方の電極が半
田付け等により固着されて実装される。このチップキャ
パシタ5は導体2、スルーホール4を介して接地導体3
に接地され、その他方の電極はボンディング線6を用い
て他の導体2に接続される。
【0004】また、図5は、チップキャパシタ5の一方
の電極を導体2及び接地導体3を接続するスルーホール
4上に半田付け等により固着して実装させる。このチッ
プキャパシタ5の他方の電極は、同様にボンディング線
6を介して他の導体2に接続される。
【0005】ところが、上記チップキャパシタの接続構
造では、前者の場合、導体2及びスルーホール4の持つ
インダクタンスがチップキャパシタ5と接地導体3の間
に入り込むために、接地インダクタンスが大きくなり、
高精度な接地が困難であるという問題を有していた。
【0006】また、後者の場合にあっては、チップキャ
パシタ5には導体2の持つインダクタンスがほとんどな
くなり、高精度な接地を実現することができるが、チッ
プキャパシタ5の固着面積が少ないために、固着強度が
弱く、製品としての信頼性が劣るという問題を有してい
た。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のチップキャパシタの接地構造では、高精度な接地が
困難であったり、あるいは固着強度が弱く信頼性が劣る
という問題を有していた。
【0008】この考案は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、構成簡易にして、高精度な接地を実現し得、且つ
堅牢な固着を実現し得るようにしたチップキャパシタの
接地構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この考案のチップキャパ
シタの接地構造は、一方面に導体が設けられ、他方面に
接地導体が設けられる誘電体基板に前記導体と接地導体
を接続する第1及び第2のスルーホールを所定の間隙を
有して形成し、チップキャパシタを前記第1及び第2の
スルーホールの一部を覆うように前記間隙上の前記導体
に固着するように構成したものである。
【0010】
【作用】上記構成によれば、スルーホールが第1及び第
2のスルーホールを有することにより、そのインダクタ
ンスが半分に減少され、かつチップキャパシタが第1及
び第2のスルーホール間の間隙を形成する導体上に該第
1及び第2のスルーホールの一部を覆うように固着さ
れ、導体との固着幅寸法が該チップキャパシタ自体の幅
寸法より幅狭であることにより、チップキャパシタに流
れる電流は導体に流れることなく、第1及び第2のスル
ーホールを介して接地導体に流れる。従って、導体の持
つインダクタンスが無視できる程度まで減少され、チッ
プキャパシタの接地インダクタンスの減少が図れる。ま
た、チップキャパシタは少なくとも第1及び第2のスル
ーホール間の間隙だけ固着幅が確保されることにより、
所望の固着強度の確保が可能となる。
【0011】
【実施例】以下、この考案の実施例について、図面を参
照して詳細に説明する。
【0012】図1はこの考案の一実施例に係るチップキ
ャパシタの接地構造を示すもので、誘電体基板10には
一方面に回路を構成する導体11が形成される。誘電体
基板10は、その他方面に接地導体12が形成され、こ
れら導体11及び接地導体12は第1及び第2のスルー
ホール13a,13bを介して接続される。第1及び第
2のスルーホール13a,13bは、図2に示すように
間隙Lが、例えば平行平板型のチップキャパシタ14の
幅寸法Aより幅狭に形成され、この間隙Lを形成する導
体11上にはチップキャパシタ14の一方の電極が第1
及び第2のスルーホール13a,13bの一部を覆うよ
うに載置されて半田付け等により固着される。そして、
このチップキャパシタ14の他方の電極は他の導体11
にボンディング線15を介して接続される。
【0013】このように、上記チップキャパシタの接地
構造は、誘電体基板10に導体11と接地導体12を接
続するスルーホールとして、その間隙Lがチップキャパ
シタ14の幅寸法Aより幅狭に形成した第1及び第2の
スルーホール13a,13bを設け、この間隙Lを形成
する導体11上にはチップキャパシタ14の一方の電極
が第1及び第2のスルーホール13a,13bの一部を
覆うように固着するように構成した。これによれば、ス
ルーホールが第1及び第2のスルーホール13a,13
bの2個で構成されることにより、そのインダクタンス
が1/2に低減され、しかも、その固着幅の間隙Lがチ
ップキャパシタ自体の幅寸法Aより幅狭であることによ
り、チップキャパシタ14に流れる電流は導体に流れる
ことなく、第1及び第2のスルーホール13a,13b
を介して接地導体12に流れる。この結果、導体11の
持つインダクタンスが無視できる程度まで減少され、チ
ップキャパシタ14の接地インダクタンスの減少が図れ
る。同時に、チップキャパシタ14は少なくとも第1及
び第2のスルーホール13a,13b間の間隙Lだけ固
着幅が確保されることにより、所望の固着強度の確保が
可能となる。
【0014】なお、上記実施例ではチップキャパシタ1
4として一対の電極を両面に形成した平行平板型のもの
を用いて構成した場合で説明したが、これに限ることな
く、例えば図3に示すような積層セラミック型のチップ
キャパシタ14aを用いて構成することも可能である。
よって、この考案は上記実施例に限ることなく、その
他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実
施し得ることは勿論のことである。
【0015】
【考案の効果】以上詳述したように、この考案によれ
ば、構成簡易にして、高精度な接地を実現し得、且つ堅
牢な固着を実現し得るようにしたチップキャパシタの接
地構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係るチップキャパシタの
接地構造を示した図。
【図2】図1の詳細を示した図。
【図3】この考案の他の実施例を示した図。
【図4】従来のチップキャパシタの接地構造を示した
図。
【図5】従来のチップキャパシタの接地構造を示した
図。
【符号の説明】 10…誘電体基板、11…導体、12…接地導体、13
a,13b…第1及び第2のスルーホール、14,14
a…チップキャパシタ、15…ボンディイング線。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方面に導体が設けられ、他方面に接地
    導体が設けられる誘電体基板に前記導体と接地導体を接
    続する第1及び第2のスルーホールを所定の間隙を有し
    て形成し、チップキャパシタを前記第1及び第2のスル
    ーホールの一部を覆うように前記間隙上の前記導体に固
    着するように構成したことを特徴とするチップキャパシ
    タの接地構造。
JP3683791U 1991-05-23 1991-05-23 チップキャパシタの接地構造 Expired - Lifetime JP2533277Y2 (ja)

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JPH04130423U JPH04130423U (ja) 1992-11-30
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