JPH0224264Y2 - - Google Patents

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JPH0224264Y2
JPH0224264Y2 JP9429184U JP9429184U JPH0224264Y2 JP H0224264 Y2 JPH0224264 Y2 JP H0224264Y2 JP 9429184 U JP9429184 U JP 9429184U JP 9429184 U JP9429184 U JP 9429184U JP H0224264 Y2 JPH0224264 Y2 JP H0224264Y2
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chip
shaped
electrodes
inductor
capacitors
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はπ型フイルタに関する。
(従来技術の説明) π型フイルタは、一般に、第6図に示すような
回路構成である。すなわち、π型フイルタ1は、
ホツトライン3とコールドライン5を含み、ホツ
トライン3にはインダクタンス7が介挿される。
そして、このインダクタンス7の両端においてホ
ツトライン3とコールドライン5との間にそれぞ
れキヤパシタンス9および11が接続される。
そして、このようなπ型フイルタ1は、たとえ
ば、第7図に示すような素子を用いて構成されて
いた。第7図に示す例では、π型フイルタ1は、
ホツトラインとなるべき貫通導体3aを含み、そ
の貫通導体3aにたとえばビーズコアからなるイ
ンダクタ7aが介挿される。そしてインダクタ7
aの両側に、たとえば貫通形積層コンデンサや貫
通形半導体コンデンサなどからなる貫通コンデン
サ9aおよび11aが配置される。貫通コンデン
サ9aおよび11aの内部電極が貫通導体3aに
接続され、その外部電極はコールドラインとして
の外部導体5aに接続される。
(考案が解決しようとする問題点) 第7図に示すように、従来のπ型フイルタは、
構成が複雑でそのための組立て工数も多く、した
がつてコストが高い。また、中心導体と外部導体
とを含む、いわゆる同軸体であるため、たとえば
プリント基板などへの取り付けないし装着が容易
ではなく、自動組立て装置への適用は困難であつ
た。
それゆえに、この考案の主たる目的は、構成が
簡単でかつ基板へ取り付けも容易な、π型フイル
タを提供することである。
(問題点を解決するための手段) 簡単にいえば、この考案では、1つのチツプ状
インダクタンス素子と2つのチツプ状キヤパシタ
ンス素子とを組み合わせてチツプ型のπ型フイル
タを構成する。
より詳しく述べると、この考案のπ型フイルタ
は、立方体形状を有しかつその第1方向両端にそ
れぞれ電極が形成されたチツプ状インダクタンス
素子および立方体形状を有しかつその第1方向両
端にそれぞれ電極が形成された2つのチツプ状キ
ヤパシタンス素子を備える。そして、2つのチツ
プ状キヤパシタンス素子のそれぞれの前記第1方
向の長さはチツプ状インダクタンス素子の前記第
1方向の長さのほぼ半分に選ばれ、チツプ状イン
ダクタンス素子の前記第1方向にそれぞれの前記
第1方向が沿うように2つのチツプ状キヤパシタ
ンス素子がチツプ状インダクタンス素子の側面に
密着的に組み合わされ、チツプ状インダクタンス
素子のそれぞれの電極とそれに対応する位置にあ
る2つのチツプ状キヤパシタンス素子のそれぞれ
の電極のうちの一方とが電気的に接続され、2つ
のチツプ状キヤパシタンス素子のそれぞれの電極
のうち他方どうしが電気的に接続される。
(作用) チツプ状インダクタンス素子の2つの電極間に
インダクタンスが形成され、チツプ状キヤパシタ
ンス素子のそれぞれの電極間にキヤパシタンスが
形成される。そして、チツプ状インダクタンス素
子のそれぞれの電極とそれに対応する位置にある
2つのチツプ状キヤパシタンス素子のそれぞれの
電極のうちの一方とが電気的に接続され、2つの
チツプ状キヤパシタンス素子のそれぞれの電極の
うち他方どうしが電気的に接続されているので、
上述のインダクタンスの両端に2つのキヤパシタ
ンスが並列的に接続され、それによつてπ型フイ
ルタが構成される。
(考案の効果) この考案によれば、1つのチツプ状インダクタ
ンス素子と2つのチツプ状キヤパシタンス素子と
を一体に組合せるだけでπ型フイルタができるの
で、その構成が非常に簡単でまた組立て工数が少
なく、したがつてコストの低減が期待できる。そ
して、もしチツプ型のπ型フイルタとすれば、自
動組立て装置が適用でき、たとえばプリント基板
などへの取り付けが非常に簡単に行なえる。
この考案の上述の目的、その他の目的、特徴お
よび利点は図面を参照して行なう以下の実施例の
詳細な説明から一層明らかとなろう。
(実施例) 第1図はこの考案の一実施例を示す全体斜視図
である。チツプ型のπ型フイルタ10は、チツプ
状のインダクタ12とチツプ状のコンデンサ18
および24とを含む。チツプ状インダクタ12
は、公知の積層チツプコイルや中心導体をもつビ
ーズコアなど立方体形状のもので、その第1方向
すなわちその長さ方向の両端に電極14および1
6が形成される。図示しないが、この2つの電極
14と16との間にインダクタンスが形成されて
いる。チツプ状コンデンサ18および24は、た
とえば、積層コンデンサ、半導体コンデンサ或い
は単板セラミツクコンデンサなどの立方体形状の
もので、その第1方向すなわち長さ方向の両端に
それぞれ電極20,22および26,28が形成
される。電極20と22との間および電極26と
28との間に、それぞれ、キヤパシタンスが形成
されている。
チツプ状インダクタ12とチツプ状コンデンサ
18および24との厚みは、この実施例では、ほ
ぼ同一に選ばれている。また、チツプ状コンデン
サ18および24の長さ(第1方向の)はチツプ
状インダクタ12のそれのほぼ1/2に選ばれてい
る。そして、チツプ状インダクタ12の1つの側
面に、2つのチツプ状コンデンサ18および24
がその第1方向をチツプ状インダクタ12の第1
方向に沿うようにして並置されている。したがつ
て、チツプ状コンデンサ18の電極20がチツプ
状インダクタ12の電極14に位置的に対応し、
チツプ状コンデンサ24の電極28がチツプ状イ
ンダクタ12の電極16に位置的に対応する。こ
れら電極14および20がたとえばはんだなどの
導電性のろう材或いは導電接着剤などで電気的に
接続されるとともに機械的に固定される。同様
に、電極16および28が電気的に接続されると
ともに機械的に固定される。2つのチツプ状コン
デンサ18および24のの隣接する電極22およ
び26が、導電性のろう材などで電気的に接続さ
れるとともに機械的に固定される。
このようにして、第2図に示すような等価回路
のπ型フイルタが得られる。この第2図に示す等
価回路において、端子10a,10bおよび10
cは、それぞれ、電極14,20,16,28お
よび22,26に相当する。したがつて、第1図
に示すチツプ型π型フイルタ10を基板に取り付
けるためには、電極14,20,16,28およ
び22,26を直接プリント配線に接続するよう
にすればよい。このように、チツプ状にされれ
ば、公知の自動組立て装置が有利に利用できるで
あろう。
なお、第1図の点線で示すように、チツプ状コ
ンデンサ18および24の電極22および26から
チツプ状インダクタ12の表面にまで延びて電極
を形成してもよい。この点線のような電極を形成
すれば、基板への組立ての際に方向を厳密に識別
する必要はなく、基板への組立てが一層容易に行
なえる。
第1図の例では、チツプ状インダクタ12およ
びチツプ状コンデンサ18,24のそれぞれの厚
みをほぼ同一のものとした。しかしながら、基板
に取り付けるためには、その一方面は平坦である
必要があるが、他方面は多少凹凸ないし段差があ
つてもよい。すなわち、インダクタ12およびコ
ンデンサ18,24の厚みは必ずしも同一でなく
てよいのである。
第3図はこの考案の他の実施例を示す斜視図で
ある。この実施例では、第1図の実施例と同じよ
うに1つのチツプ状インダクタ12と2つのチツ
プ状コンデンサ18および24を含み、それぞれ
の一体物がケース30に収納される。このケース
30は、たとえば合成樹脂などの絶縁材料からな
り、その1つの側面にはリード端子32a,32
bおよび32cが取り付けられる。これらリード
端子32a,32bおよび32cは、それぞれ、
第2図の等価回路に示す端子10a,10bおよ
び10cに相当し、それぞれ、電極14,20,
16,28および22,26に電気的に接続され
ている。そして、公知のリード付き部品と同様
に、このリード端子32a〜32cを利用して基
板に取り付けるようにすればよい。
第4図はこの考案のさらに他の実施例を示す斜
視図である。先の第1図の実施例で2つのチツプ
状コンデンサ18および24がチツプ状インダク
タ12の1つの側面に取り付けられたのに対し、
この実施例は、チツプ状コンデンサ18および2
4がチツプ状インダクタ12の主面に密着的に取
り付けられている。そしてチツプ状インダクタ1
2の裏面が基板面に当接ないし接触するように基
板上に載置される。チツプ状インダクタ12には
2つの電極14および16が形成され、それらが
プリント配線に接続されるのであるが、等価回路
(第2図)の端子10cに相当する電極はインダ
クタ12上にはない。したがつて、チツプ状イン
ダクタ10の側面に2つのチツプ状コンデンサ1
8および24の隣接する電極22および26に電
気的に接続される付加的な電極34を形成し、そ
の電極34をプリント基板のプリント配線に接続
するようにすればよい。なお、この実施例では、
π型フイルタ10の上面は、平坦ではなく、凹凸
がある。これでも、このフイルタ10を基板に装
着することができ、特に支障はない。
第5図はこの考案のその他の実施例を示す斜視
図である。この実施例は、その第1方向に並べら
れた2つのチツプ状コンデンサ18および24の
主面にチツプ状インダクタ12が密着的に取り付
けられている。そして、2つのチツプ状コンデン
サ18および24の裏面が基板面に当接ないし接
触するように基板上に載置される。このとき、チ
ツプ状コンデンサ18および24の電極20およ
び28ならびに22,26がそれぞれ、第2図の
端子10aおよび10bならびに10cとして基
板上の配線に接続される。
なお、第5図実施例においても、第1図実施例
と同じように、点線で示すような電極を形成し
て、基板への取り付けの際の方向の識別を省略で
きるようにしてもよい。
また、第4図および第5図に示す実施例であつ
ても、第3図に示すようなケースやリード端子が
利用できるのは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す斜視図であ
る。第2図は第1図実施例の等価回路図である。
第3図はこの考案の他の実施例を示す斜視図であ
る。第4図はこの考案のさらに他の実施例を示す
斜視図である。第5図はこの考案のその他の実施
例を示す斜視図である。第6図は一般的なπ型フ
イルタを示す回路図である。第7図は従来のπ型
フイルタの一例を示す断面図解図である。 図において、10はπ型フイルタ、12はチツ
プ状インダクタ、18および24はチツプ状コン
デンサを示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 立方体形状を有しかつその第1方向両端にそれ
    ぞれ電極が形成されたチツプ状インダクタンス素
    子、および 立方体形状を有しかつその第1方向両端にそれ
    ぞれ電極が形成された2つのチツプ状キヤパシタ
    ンス素子を備え、 前記2つのチツプ状キヤパシタンス素子のそれ
    ぞれの前記第1方向の長さは前記チツプ状インダ
    クタンス素子の前記第1方向の長さのほぼ半分に
    選ばれ、 前記チツプ状インダクタンス素子の前記第1方
    向にそれぞれの前記第1方向が沿うように前記2
    つのチツプ状キヤパシタンス素子が前記チツプ状
    インダクタンス素子の側面に密着的に組み合わさ
    れ、 前記チツプ状インダクタンス素子のそれぞれの
    電極とそれに対応する位置にある前記2つのチツ
    プ状キヤパシタンス素子のそれぞれの電極のうち
    の一方とが電気的に接続され、 前記2つのチツプ状キヤパシタンス素子のそれ
    ぞれの電極のうち他方どうしが電気的に接続され
    た、π型フイルタ。
JP9429184U 1984-06-22 1984-06-22 π型フイルタ Granted JPS619918U (ja)

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JP5346847B2 (ja) * 2010-03-04 2013-11-20 Necトーキン株式会社 固体電解コンデンサ
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