JPH084736Y2 - 複合型圧電部品 - Google Patents

複合型圧電部品

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JPH084736Y2
JPH084736Y2 JP9028190U JP9028190U JPH084736Y2 JP H084736 Y2 JPH084736 Y2 JP H084736Y2 JP 9028190 U JP9028190 U JP 9028190U JP 9028190 U JP9028190 U JP 9028190U JP H084736 Y2 JPH084736 Y2 JP H084736Y2
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electrodes
capacitor
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tip
main surface
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JP9028190U
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良治 高木
誠 宮寺
隆 山本
竜平 吉田
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えば負荷容量内蔵型発振子のような、
圧電素子とコンデンサとを内蔵する複合型圧電部品に関
する。
〔従来の技術〕
この種の複合型圧電部品の従来例を第9図に示す。
この複合型圧電部品は、負荷容量内蔵型発振子の場合
の例であり、短冊状の圧電基板21の表裏両主面に二つの
電極22、23を端から延びて中央部で対向するように形成
して成る圧電発振素子2の両端部を、この例では半円筒
状の立体的に広がった先端部31、41を有する第1および
第2の端子3および4の両先端部31、41内に入れて、導
電接合の一手段としてそれぞれ半田付けしている(但し
半田は図示省略。以下も同じ)。
そして、第10図にも示すように、短冊状の誘電体基板
61の一方の主面に一体的な電極62を形成し、他方の主面
に中央部で分割された電極63a、63bを形成して成るコン
デンサ6を、その一方の主面側の電極63a、63bの部分で
前記端子3、4の両先端部31、41の外側にそれぞれ半田
付けしている。従って、このコンデンサ6と圧電発振素
子2との間には、圧電発振素子2の振動空間確保用の隙
間が存在する。
更に、前記コンデンサ6の他方の主面側の電極62に、
第3の端子5の先端部を半田付けしている。
上記コンデンサ6においては、その一方の主面側の電
極62と他方の主面側の電極63aおよび63bとの間にそれぞ
れ静電容量が形成されるので、上記複合型圧電部品の等
価回路は第11図に示すようになる。従ってこのような複
合型圧電部品は、例えばコルピッツ型の発振回路に用い
るのに好適である。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上記複合型圧電部品に用いているコンデン
サ6は表裏が相違しているので、即ち表と裏とで電極の
形状が異なるので、当該複合型圧電部品の製造段階で、
コンデンサ6を端子3、4に表裏を逆にして装着すると
不良になってしまう。
そのため従来は、コンデンサ6を端子3、4に取り付
けるときは、初めからコンデンサ6の表裏を揃えておく
か、もしくは機械によって表裏を判別させる必要があ
り、そのぶん製造工程が複雑になるという問題があっ
た。
そこでこの考案は、製造工程を複雑にせずに、コンデ
ンサの表裏の逆装着による不良の発生を防止することが
できるように改良した複合型圧電部品を提供することを
主たる目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、この考案の複合型圧電部品
は、圧電基板の表裏両主面に電極がそれぞれ形成されて
成る圧電素子の両端部を、立体的に広がった先端部を有
する第1および第2の端子の両先端部にそれぞれ導電接
合し、かつ誘電体基板の表裏両主面にいずれも中央部で
分割された電極がそれぞれ形成されて成るコンデンサ
を、その一方の主面側の電極部分でしかも前記圧電素子
との間に隙間をあけて、前記第1および第2の端子の両
先端部にそれぞれ導電接合し、更に前記コンデンサの他
方の主面側の分割された電極間にまたがるように、平面
的に広がった先端部を有する、あるいは二つに分かれた
先端部を有する、あるいは同コンデンサの電極間の隙間
よりも広い先端部を有する第3の端子の先端部を導電接
合していることを特徴とする。
〔作用〕
上記コンデンサは、その両主面の電極がいずれも中央
部で分割されているため、表裏の差がなく、そのいずれ
の主面側を第1および第2の端子側(あるいは第3の端
子側)にして取り付けても等価回路は同じになる。
従って、当該複合型圧電部品の製造段階において、コ
ンデンサの表面を予め揃えたり、機械によって表裏を判
別させなくても、表裏の逆装着による不良は発生しな
い。
〔実施例〕
第1図は、この考案の一実施例に係る複合型圧電部品
を示す斜視図である。第2図(A)は第1図中のコンデ
ンサの一方の主面側の平面図であり、同図(B)は他方
の主面側の平面図である。第9図および第10図の例と同
一または相当する部分には同一符号を付し、以下におい
ては従来例との相違点を主に説明する。
この実施例においては、短冊状の誘電体基板61の表裏
両主面に、いずれも中央部で分割されていて表裏で互い
にほぼ同じ形状の電極62a、62bおよび電極63a、63bがそ
れぞれ形成されて成るコンデンサ6aを用いており、これ
をその一方の主面側の電極63a、63bの部分で前記端子
3、4の両先端部31、41の外側にそれぞれ半田付けして
いる。
更にこの実施例では、第3の端子5aとして、先端部51
がT字状で平面的に広がったものを用いており、その先
端部51をコンデンサ6aの他方の主面側の分割された電極
62a、62b間にまたがるように半田付けしている。
従って、電極62a、62b間は端子5aを介して電気的に接
続されており、この実施例の複合型圧電部品の等価回路
も第11図のようになる。
しかも上記コンデンサ6aは、その両主面の電極62a、6
2bおよび63a、63bがいずれも中央部で分割されているた
め、表裏の差がなく、そのいずれの主面側を端子3、4
側(あるいは端子5a側)にして取り付けても等価回路は
同じになる。
従って、当該複合型圧電部品の製造段階において、コ
ンデンサ6aの表裏を予め揃えたり、機械によって表裏を
判別させなくても、表裏の逆装着による不良は発生しな
い。従って、コンデンサ6aの表裏を予め揃えたり、機械
によって表裏を判別させる必要がなくなり、そのぶん製
造工程を簡略化することができる。
なお、上記例ではコンデンサ6aの表裏両主面の電極の
形状を互いに同じにしているが、表裏を逆にしても端子
3、4の先端部31、41への半田付けおよび端子5aの先端
部51による分割された電極間の導通に支障が生じない程
度であれば、表裏両主面で電極の形状が少し位異なって
も良い。
また、第1および第2の端子の形状は、上記端子3お
よび4のようなものに限られるものではなく、例えば第
3図に示す端子7のような形状にしても良い。この場合
は、その凹部71に上記圧電発振素子2の端部を差し込ん
で半田付けし、平板部72に上記コンデンサ6aを当てて半
田付けすれば良く、このような端子7を用いても圧電発
振素子2とコンデンサ6aとの間に圧電発振素子2の振動
空間確保用の隙間を作ることができる。
また、第3の端子の形状も、上記端子5aのようなもの
に限られるものではなく、例えば先端部を幅広にしても
良いし、先端部がY字状等に広がって(分かれて)いて
も良い。
第4図の実施例は、先端部51がY字状に二つに分かれ
ている第3の端子5aを用いた例を示し、第5図の実施例
は、先端部51がU字状(コ字状)に二つに分かれている
第3の端子5aを用いた例を示す。これ以外にも、先端部
がV字状等で二つに分かれている第3の端子を用いても
良い。
また、第6図の実施例のように、コンデンサ6aの電極
62aと62b間および電極63aと63b間の隙間Gを微小にして
も良く、そのようにすれば、第3の端子5aの先端部51を
上記のように敢えて広げたり二つに分けたりしなくて
も、それの方が隙間Gよりも広くなるので、同先端部51
を両電極62a、62b間にまたがらせて導電接合(例えば半
田付け)することができる。8は半田を示す。
上記各例のようなコンデンサ6aは、例えば、短冊状の
誘電体基板61の表裏両主面の全面または大部分に電極を
印刷等によって形成した後に、エッチングやスクライブ
カットによって両主面の電極分割を行うことによって、
容易に得ることができる。エッチングによるものの一例
を第7図に示し、スクライブカットによるものの一例を
第8図に示す。
〔考案の効果〕
以上のようにこの考案に係る複合型圧電部品によれ
ば、それに用いているコンデンサに表裏の差がなく、当
該コンデンサを表裏逆に取り付けても等価回路は同じに
なるので、当該複合型圧電部品の製造段階において、コ
ンデンサの表裏を揃えたり、機械によって表裏を判別さ
せなくても、表裏の逆装着による不良は発生しない。
従って、予めコンデンサの表裏を揃えたり、機械によ
って表裏を判別させる必要がなくなり、そのぶん製造工
程を簡略化することができ、ひいては生産効率も向上す
る。また、自動組立においては、装置が簡略化されるの
で、装置の低コスト化および小型化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例に係る複合型圧電部品を
示す斜視図である。第2図(A)は第1図中のコンデン
サの一方の主面側の平面図であり、同図(B)は他方の
主面側の平面図である。第3図は、立体的に広がった先
端部を有する端子の他の例を示す斜視図である。第4図
および第5図は、それぞれ、この考案の他の実施例に係
る複合型圧電部品のコンデンサ周りを示す正面図であ
る。第6図は、この考案の更に他の実施例に係る複合型
圧電部品を示す平面図である。第7図および第8図は、
それぞれ、この考案に係る複合型圧電部品に用いられる
コンデンサの例を示す斜視図である。第9図は、従来の
複合型圧電部品の一例を示す斜視図である。第10図
(A)は第9図中のコンデンサの一方の主面側の平面図
であり、同図(B)は他方の主面側の平面図である。第
11図は、複合型圧電部品の等価回路図である。 2……圧電発振素子(圧電素子)、21……圧電基板、2
2,23……電極、3,4,5a……端子、6a……コンデンサ、61
……誘電体基板、62a,62b,63a,63b……電極。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧電基板の表裏両主面に電極がそれぞれ形
    成されて成る圧電素子の両端部を、立体的に広がった先
    端部を有する第1および第2の端子の両先端部にそれぞ
    れ導電接合し、かつ誘電体基板の表裏両主面にいずれも
    中央部で分割された電極がそれぞれ形成されて成るコン
    デンサを、その一方の主面側の電極部分でしかも前記圧
    電素子との間に隙間をあけて、前記第1および第2の端
    子の両先端部にそれぞれ導電接合し、更に前記コンデン
    サの他方の主面側の分割された電極間にまたがるよう
    に、平面的に広がった先端部を有する第3の端子の先端
    部を導電接合していることを特徴とする複合型圧電部
    品。
  2. 【請求項2】圧電基板の表裏両主面に電極がそれぞれ形
    成されて成る圧電素子の両端部を、立体的に広がった先
    端部を有する第1および第2の端子の両先端部にそれぞ
    れ導電接合し、かつ誘電体基板の表裏両主面にいずれも
    中央部で分割された電極がそれぞれ形成されて成るコン
    デンサを、その一方の主面側の電極部分でしかも前記圧
    電素子との間に隙間をあけて、前記第1および第2の端
    子の両先端部にそれぞれ導電接合し、更に前記コンデン
    サの他方の主面側の分割された電極間にまたがるよう
    に、二つに分かれた先端部を有する第3の端子の先端部
    を導電接合していることを特徴とする複合型圧電部品。
  3. 【請求項3】圧電基板の表裏両主面に電極がそれぞれ形
    成されて成る圧電素子の両端部を、立体的に広がった先
    端部を有する第1および第2の端子の両先端部にそれぞ
    れ導電接合し、かつ誘電体基板の表裏両主面にいずれも
    中央部で分割された電極がそれぞれ形成されて成るコン
    デンサを、その一方の主面側の電極部分でしかも前記圧
    電素子との間に隙間をあけて、前記第1および第2の端
    子の両先端部にそれぞれ導電接合し、更に前記コンデン
    サの他方の主面側の分割された電極間にまたがるよう
    に、同コンデンサの電極間の隙間よりも広い先端部を有
    する第3の端子の先端部を導電接合していることを特徴
    とする複合型圧電部品。
JP9028190U 1989-10-13 1990-08-28 複合型圧電部品 Expired - Lifetime JPH084736Y2 (ja)

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JPH0392822U JPH0392822U (ja) 1991-09-20
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