JPH07283074A - キャパシタ - Google Patents

キャパシタ

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Publication number
JPH07283074A
JPH07283074A JP7744494A JP7744494A JPH07283074A JP H07283074 A JPH07283074 A JP H07283074A JP 7744494 A JP7744494 A JP 7744494A JP 7744494 A JP7744494 A JP 7744494A JP H07283074 A JPH07283074 A JP H07283074A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
flat plate
capacitor
plate conductor
dielectric film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7744494A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Toyoda
一彦 豊田
Tsuneo Tokumitsu
恒雄 徳満
Kenjiro Nishikawa
健二郎 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP7744494A priority Critical patent/JPH07283074A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 例えば1GHz以上の高周波信号を扱う集積回
路に搭載されるキャパシタに関し、製造過程でキャパシ
タ電極となる平板導体の端部に生じることがあるバリの
影響を回避し、高い容量精度と信頼性を確保する。 【構成】 半導体または誘電体の基板1上に第1の平板
導体2−1を形成し、その上に第1の誘電体膜3を形成
し、その上に第2の平板導体2−2を形成した構造のキ
ャパシタにおいて、第2の平板導体を第1の平板導体よ
りも小さくかつ第1の平板導体の端部と重ならないよう
に形成し、第2の平板導体上に第2の誘電体膜6を形成
し、その上に第3の導体7を形成し、第2の平板導体と
第3の導体とを接続する手段8を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば1GHz以上の高
周波信号を扱う集積回路に搭載されるキャパシタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来のキャパシタの構成例を示
す。(1) は平面図であり、(2) は (1)のA−A′線にお
ける断面図である。
【0003】図において、半導体または誘電体の基板1
上に第1の平板導体2−1が形成され、その上に薄い誘
電体膜3が形成され、さらにその上に第2の平板導体2
−2が形成される。第1の平板導体2−1と第2の平板
導体2−2は誘電体膜3を介して対向し、キャパシタの
電極として作用する。本構成では、誘電体膜3を薄く形
成することにより、小さな面積で大きな容量のキャパシ
タを実現することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のキャパシタで
は、薄い誘電体膜を挟んで2枚の平板導体を対向させて
いる。このような構造では、図5に示すように製造過程
で下側の第1の平板導体2−1の端部にバリ4が生じる
とキャパシタの電極が短絡しやすくなり、信頼性が低下
することがあった。
【0005】図6は、改良された従来のキャパシタの構
成例を示す。(1) は平面図であり、(2)は (1)のA−
A′線における断面図である。図において、改良された
従来のキャパシタは、上側の第2の平板導体2−2が下
側の第1の平板導体2−1の端部と交差する位置にブリ
ッジ5を設けている。このような構造では、下側の第1
の平板導体2−1の端部にバリ4が生じても、上側の第
2の平板導体2−2との間に信頼性を確保する十分な間
隔をあけることができる。
【0006】ところで、このブリッジ5を形成するに
は、誘電体膜3の一部を厚くする処理を行うことになる
が、このときブリッジ5の高さ,形状,角度などを精密
に制御することが困難であった。また、ブリッジ5の部
分における平板導体間の距離が他の部分と異なることに
なる。このようなことからエッジ部容量が不確定とな
り、キャパシタ容量の精度を高めることができなかっ
た。特に、上側の第2の平板導体2−2が下側の第1の
平板導体2−1よりも大きい場合にはブリッジ5の範囲
が広がり、キャパシタ容量の精度はさらに悪くなってい
た。
【0007】本発明は、製造過程でキャパシタ電極とな
る平板導体の端部に生じることがあるバリの影響を回避
し、高い容量精度と信頼性を確保することができるキャ
パシタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体または
誘電体の基板上に第1の平板導体を形成し、その上に第
1の誘電体膜を形成し、その上に第2の平板導体を形成
した構造のキャパシタにおいて、第2の平板導体を第1
の平板導体よりも小さくかつ第1の平板導体の端部と重
ならないように形成し、第2の平板導体上に第2の誘電
体膜を形成し、その上に第3の導体を形成し、第2の平
板導体と第3の導体とを接続する手段を備える。また、
第3の導体は平板導体であることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明のキャパシタは、第2の平板導体が第1
の平板導体よりも小さく、かつ第1の平板導体の端部と
重ならないように形成される。したがって、第1の平板
導体の端部にバリが生じても、その上部に第2の平板導
体が存在しないので、キャパシタの電極が短絡すること
はない。
【0010】また、第2の平板導体と外部回路との接続
は、第2の誘電体膜を介して第2の平板導体に接続され
る第3の導体を介して行うことにより、第1の平板導体
の端部に形成されるバリの影響を回避するためのブリッ
ジ構造が不要となる。これにより、キャパシタの容量は
第2の平板導体の大きさと、第1の平板導体と第2の平
板導体との距離(第1の誘電体膜の厚さ)に応じて決定
できるので、高い容量精度を実現することができる。
【0011】
【実施例】図1は、本発明のキャパシタの第1実施例の
構成を示す。(1) は平面図であり、(2) は (1)のA−
A′線における断面図である。なお、図4〜図6に示す
従来のキャパシタと同等の機能を果たすものは同一符号
を付している。
【0012】図において、半導体または誘電体の基板1
上に第1の平板導体2−1が形成され、その上に第1の
誘電体膜3が形成され、さらにその上に第2の平板導体
2−2が形成される。第2の平板導体2−2は、(1) に
示すように第1の平板導体2−1よりも一回り小さく、
かつ第1の平板導体2−1の端部と重ならないように形
成される。さらに、第2の平板導体2−2の上に厚さが
例えば1〜10μm程度の第2の誘電体膜6が形成され、
その上に第3の導体7が形成される。第2の平板導体2
−2と第3の導体7は、誘電体膜6に設けたスルーホー
ル8を介して接続される。このスルーホール8および第
3の導体7を介して、第2の平板導体2−2と外部回路
との接続が行われる。なお、図1(1) では、基板1,第
1の誘電体膜3,第2の誘電体膜6は省略されている。
【0013】このような構造では、第1の平板導体2−
1の端部にバリ4が生じても、第2の平板導体2−2お
よび第3の導体7と短絡することはなく、信頼性を高め
ることができる。また、キャパシタの容量は、第2の平
板導体2−2の大きさと、第1の平板導体2−1と第2
の平板導体2−2との距離に応じて決定される。したが
って、容量精度を高めることができる。
【0014】図2は、第1実施例の構成を示す斜視図で
ある。なお、ここでは第1の平板導体2−1,第2の平
板導体2−2,第3の導体7,スルーホール8のみを表
す。図3は、本発明のキャパシタの第2実施例の構成を
示す斜視図である。なお、図1,図2に示す第1実施例
と同等の機能を果たすものは同一符号を付している。
【0015】本実施例では、第3の導体7を平板状に形
成し、接地導体として機能させることを特徴とする。こ
のような構造のキャパシタは、第1実施例と同様の作用
および効果を有するとともに、接地導体を誘電体多層膜
の中間に形成した多層型MMICなどにおいて、接地用
のキャパシタを構成する場合に特に有効である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、第2の平
板導体を第1の平板導体よりも小さく、かつ第1の平板
導体の端部と重ならないように形成することにより、第
1の平板導体の端部にバリが生じてもキャパシタの短絡
を防ぐことができ、信頼性を高めることができる。
【0017】また、キャパシタの容量は第2の平板導体
の大きさと、第1の平板導体と第2の平板導体との距離
に応じて決定できるので、第1の平板導体の端部に生じ
るバリの影響を回避でき、高い容量精度を実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャパシタの第1実施例の構成を示す
図。
【図2】第1実施例の構成を示す斜視図。
【図3】本発明のキャパシタの第2実施例の構成を示す
斜視図。
【図4】従来のキャパシタの構成例を示す図。
【図5】従来のキャパシタの問題点を示す図。
【図6】改良された従来のキャパシタの構成例を示す
図。
【符号の説明】
1 基板 2 平板導体 3,6 誘電体膜 4 バリ 5 ブリッジ 7 導体 8 スルーホール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体または誘電体の基板上に第1の平
    板導体を形成し、第1の平板導体上に第1の誘電体膜を
    形成し、第1の誘電体膜上に第2の平板導体を形成した
    構造のキャパシタにおいて、 前記第2の平板導体を前記第1の平板導体よりも小さく
    かつ第1の平板導体の端部と重ならないように形成し、 前記第2の平板導体上に第2の誘電体膜を形成し、第2
    の誘電体膜上に第3の導体を形成し、前記第2の平板導
    体と第3の導体とを接続する手段を備えたことを特徴と
    するキャパシタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のキャパシタにおいて、 第3の導体は平板導体であることを特徴とするキャパシ
    タ。
JP7744494A 1994-04-15 1994-04-15 キャパシタ Pending JPH07283074A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7744494A JPH07283074A (ja) 1994-04-15 1994-04-15 キャパシタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7744494A JPH07283074A (ja) 1994-04-15 1994-04-15 キャパシタ

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JPH07283074A true JPH07283074A (ja) 1995-10-27

Family

ID=13634198

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JP7744494A Pending JPH07283074A (ja) 1994-04-15 1994-04-15 キャパシタ

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