JPS6114367A - 二段駐車装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の技術分野） 本発明はビット式の二段駐車装置に関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

従来よりビット式の二段駐車装置として種々の形式のも
のが考えられ、かつ実用に供されている。

例えば第５図に示されたものは、ビット１内に柱２ａ、
　２ｂ・・・を立てて固定フレーム２を構築し、この固
定フレーム２に対して上下動自在な昇降体３を設けてい
る。この昇降体３は上下の駐車パレット３ａ、３ｂを備
えている。そして昇降体３はその前後をチェーン５・・
・によって吊持され、駆動機構部６により昇降駆動され
るようになっている。

また第６図に示された別の従来例においてもほぼ同様に
構成されている。

しかしながら従来の駐車装置はその駆動機構部６が装置
の後部に配されているため、後部に駆動機構部専用のス
ペースを必要とし、装置全体の奥行きが大になる。この
ためピル組込みの場合などにおいで問題が多い。また、
昇降体３を吊り上げる位置と駆動機゛構部６（駆動軸な
ど）との距離が大きく、かなり長いチェーンを必要とす
るなどの欠点があった。

〔発明の目的〕

本発明は上記事情に基づきなされたものでその目的とす
るところは、装置の奥行き寸法を従来のものよりも小さ
くできるとともに、チェーンを短くできるなどの長所を
もつ二段駐車装置を提供することにある。

〔発明の概要〕

本発明の要旨とするところは、上部に通路用のステップ
を備えた固定フレームと、この固定フレームに昇降自在
に設けられかつ上下にそれぞれ駐車パレットを備えた昇
降体と、上記ステップの下５側に配されかつステップの
長手方向に沿う駆動軸およびこの駆動軸を回転駆動する
モータを備えた駆動機構部と、一端を上記昇降体の上記
駆動機構部側の部位の下部に連結し他端側を上記駆動軸
に設けたスプロケットに巻き掛けて昇降体の駆動機構部
側の部位を吊持する駆動チェーンと、一端を上記固定フ
レームの反駆動機構部側の上部に連結するとともに他端
を固定フレームの駆動機構部側の下部に連結し、かつ中
間部を上記昇降体の下部に設けたガイド輪に巻き掛けて
昇降体を水平に支持するバランスチェーンと、を具備し
たことにある。

上記構成の本発明によれば、車に乗り降りする際に必要
となる通路ステップの下に駆動機構部が収容されている
ため、従来はデッドスペースとなっていたステップ下の
空間を有効に活用できる。

すなわち装置の後部に駆動機構部を設けずに済むから装
置全体の奥行きを短縮することができる。

しかも駆動軸は昇降体の側部にステップに沿って配され
ているから、昇降体を吊り上げる位置と駆動軸との距離
が従来装置に比較して短くなり、チェーンも短くできる
ものである。

〔発明の実施例〕゛。

以下に本発明の一実施例について、第１図ないし第４図
を参照して説明する。図中１０は固定フレームを示して
いる。この固定フレーム１０は、ビット１１内に立設し
た一対の前柱１２．１２および後柱１３，１３と、その
上部の左右に設けられた通路用のステップ１４．１５な
どを備えて構成されている。

また上記固定フレーム１０に昇降体２０が昇降自在に設
けられている。この昇降体２０は、その上下に位置する
駐車パレット２１．２２と、これら駐車パレット２１．
２２を連結している前柱２３．２３および後柱２４，２
４などを備えて構成されている。

そして一方のステップ１４の下側に駆動機構部３０が配
されている。この駆動機構部３０は、ステップ１４の長
手方向に沿うようにして前後の柱１２．１３に軸支され
た駆動軸３１と、この駆動軸３１を回転駆動するモータ
３２などを備えている。モータ３２はスプロケット３３
．３４を介してドライブチェーン３５により駆動される
。上記モータ３２は、上下方向に位置調整可能なブラケ
ット３６を用いて柱１３に固定されており、このブラケ
ット３６を上下させることによりドライブチェーン３５
の張り具合を調整できるようになっている。なお、反対
側のステップ１５の下に駆動機構部３０を配すようにし
てもよい。

そして昇降体２０を昇降駆動させるための駆動“チェー
ン４０．４０が前後に設けられている。各駆動チェーン
４０．４０は互いに同一の構成であるから一方を代表し
て説明する。この駆動チェーン４０の一端４０ａは、昇
降体２０の駆動機構部３０側の部位の下部４１に連結さ
れ、昇降体２０の駆動機構部側の部位を吊持するように
なっている。

また駆動チェーン４０の他端側４０ｂは、駆動軸３１に
設けたスプロケット４３に巻き掛けである。第３図に示
されるように、スプロケット４３の外周側にはチェーン
飛び防止ガイド４４と、チェーン噛み込み防止ガイド４
５が設けられている。

４６．４７はガイド輪であり、それぞれ固定フレーム１
０側に軸支されている。また駆動チェーン４ｏの他端４
０Ｃは柱１３に支持させてあり、チェーンの余剰部分４
０ｄはＵ字状に垂れ下がっている。

一方、昇降体２０の反駆動機構部側の部位は、前後に配
したバランスチェーン５０．５０により支持されるよう
になっている。なお、本明細書で言う反駆動機構部側の
部位とは、駆動機構部３０が設けられている位置の反対
側（図示例ではステップ１５側）という意味である。

上記バランスチェーン５０の一端５０ａは、固定フレー
ム１０の反駆動機溝部側の上部５１に、ガイド輪５２を
経由して、バランスチェーン調整用のボルト５３を用い
て連結されている。上記ガイド輪５２は固定フレーム１
０側に軸支されている。また昇降体２０の下面には左右
両側にそれぞれガイド輪５６．５７が設けられていて、
これらガイド輪５６．５７にバランスチェーン５０の中
間部分が巻き掛けられている。そしてバランスチェーン
５０の他端５０ｂは、固定フＬノーム１０の駆動機構部
側の下部６０に連結されている。

以上の如く構成された本実施例は、モータ３２により駆
動軸３１を回転させることにより、駆動チェーン４０．
４０を介して昇降体２Ｑを上げ下げすることができる。

また、昇降体２Ｑの左右の平衡はバランスチェーン５０
．５０によって保たれる。なお、バランスチェーン調整
用のボルト５３を上下させることにより、昇降体２０の
水平度を調整することができる。

しかして上記構成によれば、車に乗り降りする際に必ず
必要となる通路ステップ１４の下に駆動機構部３０が収
められているため、従来は単なるデッドスペースとなっ
ていたステップ下の空間を有効に活用できる。すなわち
従来の駐車装置のように装置の後部に駆動機構部を設け
ていたものに比較して装置全体の奥行きを短縮すること
ができる。従って、例えばビルなどのように設置スペー
スが限られる場合などにおいて有利となる。しかも駆動
軸３１は昇降体２０の側部にステップ１４に沿・で配さ
れているから、昇降体２０を吊り上　　　　　′“げる
位置と駆動軸３１との距離が従来装置に比較して短くな
り、駆動チェーン４０およびバランスチェーン５０を短
くできるものである。

なお、駆動チェーンおよびバランスチェーンはそれぞれ
３本以上設けてもよい。また、上記構成の駐車装置を横
方向に複数ユニット並べて設置するようにしてもよい。

この場合、隣接する駐車装置の駆動機構部を第２図に示
される他方のステップ１５の下側に収容すれば、ステッ
プ下の空間を更に有効に活用できる。

〔発明の効果〕

上述したように本発明によれば、通路となるステップの
下の空間を有効に利用できるばかりでな（、装置の奥行
きを短くする上においても大きな効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は本発明の一実施例を示し、第１図
は駐車装置の側面図、第２図は同駐車装置の略縦断正面
図、第３図は駆動機構部の拡大図、第４図はチェーンの
配置を示す概略斜視図である。 第５図および第６図はそれぞれ従来の駐車装置を示す概
略側面図である。 １０・・・固定フレーム、１４・・・ステップ、２０・
・・昇降体、２１．２２・・・駐車パレット、３０・・
・駆動機構部、３１・・・駆動軸、３２・・・モータ、
４０・・・駆動チェーン、４０ａ・・・一端、４０ｂ・
・・他端側、４３・・・スプロケット、５０・・・バラ
ンスチェーン、５０ａ・・・一端、５０ｂ・・・他端、
５６．５７・・・ガイド輪。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第１図 第２図 、＜”　　−−＞ 第３図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 上部に通路用のステップを備えた固定フレームと、 この固定フレームに昇降自在に設けられかつ上下にそれ
   ぞれ駐車パレットを備えた昇降体と、上記ステップの下
   側に配されかつステップの長手方向に沿う駆動軸および
   この駆動軸を回転駆動するモータを備えた駆動機構部と
   、 一端を上記昇降体の上記駆動機構部側の部位の下部に連
   結し他端側を上記駆動軸に設けたスプロケットに巻き掛
   けて昇降体の駆動機構部側の部位を吊持する駆動チェー
   ンと、 一端を上記固定フレームの反駆動機構部側の上部に連結
   するとともに他端を固定フレームの駆動機構部側の下部
   に連結し、かつ中間部を上記昇降体の下部に設けたガイ
   ド輪に巻き掛けて昇降体を水平に支持するバランスチェ
   ーンと、 を具備したことを特徴とする二段駐車装置。