JP2563647Y2 - 立体駐車装置におけるパレット昇降装置 - Google Patents

立体駐車装置におけるパレット昇降装置

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JP2563647Y2
JP2563647Y2 JP3022592U JP3022592U JP2563647Y2 JP 2563647 Y2 JP2563647 Y2 JP 2563647Y2 JP 3022592 U JP3022592 U JP 3022592U JP 3022592 U JP3022592 U JP 3022592U JP 2563647 Y2 JP2563647 Y2 JP 2563647Y2
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pallet
chain
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sprocket
elevating
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米田  卓
崇 朝倉
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Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
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Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は立体駐車装置におけるパ
レット昇降装置において、パレットを上昇させた後の昇
降チェ−ンの垂れ下がりをなくすことができるようにし
たパレット昇降機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の立体駐車装置におけるパレット昇
降装置は、それが2段式の場合の公報として実開昭57
−127753号がある。この装置では下段パレットを
上昇させるときには昇降チェ−ンは上段パレットの側部
で垂れ下げられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが昇降チェ−ン
が垂れ下げられていると、地震や台風のときなどには大
きく揺れて車両に当たるなどして損傷させることがあ
る。そこで本考案の目的はパレットを上昇させたとき、
昇降チェ−ンが垂れ下がらないようにして車両に損傷の
与えることのない立体駐車装置におけるパレット昇降装
置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案は、出庫しようとする車両が載せられたパレッ
トを最下段まで昇降チェーン繰り出しでもって下降さ
せることができるようになっている立体駐車装置におけ
るパレット昇降装置において、前記パレットを吊り下げ
る吊持体の前後部に支持スプロケットを取付け、前記吊
持体の一端に駆動スプロケットを他端に駆動スプロケッ
トより高い位置にシーブ装置をそれぞれ取付け、前記各
支持スプロケット間でシーブ装置より下方にワイヤロー
プ調整手段を設け、パレットに取付けた前後部の昇降チ
ェーンを前記各支持スプロケットと駆動スプロケットと
シーブ装置とに順次掛け渡し、この各昇降チェーンはそ
の先端を1本のワイヤロープに接続し、このワイヤロー
プは前記ワイヤロープ調整手段に掛け渡した後、前部の
支持スプロケットとともに回転するドラムに巻き取
、前記駆動スプロケットとシーブ装置間の昇降チェー
ンの下方には、昇降チェーンが上方に移動してきたとき
にその昇降チェーンを支持する桶部材を後下がりに設け
たことを特徴としている。
【0005】
【作用】まずパレットを上昇させる場合、駆動スプロケ
ットを正転させる。するとパレットを吊り下げている吊
持体に取付けた支持スプロケットおよび駆動スプロケッ
トに掛け渡された各昇降チェ−ンが引き上げられて、パ
レットは上昇する。
【0006】駆動スプロケットにより反転した各昇降チ
ェーンと、その先端に接続された1本のワイヤロープは
傾斜した桶部材上を移行する。そして、各昇降チェーン
とワイヤロープはシーブ装置で反転され、更にワイヤロ
ープはワイヤロープ調整手段で反転され、前部の支持ス
プロケットとともに回転するドラムに巻き取られる。
【0007】したがって昇降チェ−ンがパレットの側方
に垂れ下がることはない。次にパレットを下降させる場
合は、前記した上昇させる場合とは逆である。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は4段4列式の立体駐車装置1を示すもの
で、この駐車装置1は下段2と、2段3aおよび3段3
bからなる中段3と、上段4と、1列目5と、2列目6
aおよび3列目6bからなる中間列6と、4列目7から
なる各区画にそれぞれ駐車できるようになっている。
【0009】前記駐車装置1は支柱8と、2段フレ−ム
9aおよび3段フレ−ム9bからなる中段フレ−ム9
と、上段フレ−ム10とで格子状に形成されている。前
記下段2には下段パレット11が横行可能に設けられ、
前記中段フレ−ム9上には矩形状の中段吊持体12が横
行可能に設けられるとともに中段吊持体12より昇降チ
ェ−ン13にて吊設された中段昇降パレット14が昇降
可能に設けられている。
【0010】前記上段フレ−ム10には矩形状の上段吊
持体15が固着され、この上段吊持体15には昇降チェ
−ン16にて吊設された上段昇降パレット17が昇降可
能に設けられている。1列目5の下段2と中段9の区画
には上段昇降パレット17が昇降するために下段パレッ
ト11、中段パレット14をなくし空間を確保してい
る。
【0011】図2は上段昇降パレット17を昇降させる
昇降チェ−ン16の掛け方を示したもので、上段昇降パ
レット17の前後に離隔した吊持位置18に昇降チェ−
ン16の先端が取付けられている。一方、上段吊持体1
5の前後部には上段昇降パレット17の吊持位置18か
らまっすぐに立ち上がってくる各昇降チェ−ン16を前
後方向における水平な後方へ変向させるための支持スプ
ロケット19a、19bが取付部材20a、20bを介
して取付けられている。
【0012】前記前部の支持スプロケット19aは図3
に示すように回転ボス21の外周に取付けられ、後述す
るワイヤロ−プ22を巻きとるドラム23も一体化さ
れ、支持スプロケット19aとドラム23は昇降チェ−
ン16の移行に伴なってともに回転するようになってい
る。また上段吊持体15の後端にはモ−タ24と、この
モ−タ24によって駆動されるトルクシャフト25を介
して、各昇降チェ−ン16をやや上方側の前方に反転さ
れる駆動スプロケット26とが設けられている。
【0013】上段吊持体15の前端には駆動スプロケッ
ト26より高い位置に取付部材27を介してシ−ブ装置
28が設けられ、このシ−ブ装置28は図4に示すよう
にシ−ブ29のボス部30の両側に反転スプロケット3
1が固定され、前記シ−ブ29にはワイヤロ−プ22が
張架され、反転スプロケット31には駆動スプロケット
26からの昇降チェ−ン16が張架され、このワイヤロ
−プ22と昇降チェ−ン16とを後方に反転させるよう
にしてある。
【0014】前記駆動スプロケット26とシーブ装置2
8間の昇降チェーン16の下方には図5に示す如く断面
形状の桶部材32を設けてあり、前記昇降チェーン16
が上方に移動して駆動スプロケット26とシーブ装置2
8間にきたときに、その昇降チェーンを支持するように
してある。またこの桶部材32をやや後下がりに傾斜し
た姿勢とし、雨が流れるようにしてある。前記各昇降チ
ェーン16は図6に示すように接続部材33によって一
本のワイヤロープ22に接続されている。
【0015】前記接続部材33は一端をチェ−ン16の
ピン34に回動自在に設けられ、他端をワイヤロ−プ2
2に接続するボルト35を取付ける一対の連結プレ−ト
36と、チェ−ン側のカラ−37と、ワイヤロ−プ22
側のカラ−38とより構成されている。前記ワイヤロ−
プ22は前後部スプロケット19a、19b間で駆動ス
プロケット26とシ−ブ装置28間の昇降チェ−ン16
の下方に設けられた樋部材32の下方に設けたワイヤロ
−プ調整手段39により前方に反転させられ、前記した
ドラム23に巻き取られる。
【0016】前記ワイヤロ−プ調整手段39は、図7に
示すようにドラム23におけるワイヤロ−プ22の巻き
太りや巻き細りによる昇降チェ−ン16の緊張や弛みを
緩和するためのもので、上段吊持体15に立設した取付
部材40に設けたレ−ル41と、このレ−ル41に沿っ
て前後移動するスライダ−42と、このスライダ−42
に固着され、後方に突出させたガイドバ−43と、この
ガイドバ−43に挿入したスプリング44と、長さ調整
用ナット45と、スライダ−42間に回転自在に設けた
シ−ブ46とよりなり、大きな力が作用するとスプリン
グ44が縮まりシ−ブ46は前方に移動し、その力が弱
まるとシ−ブ46は後方に移動するようになっている。
【0017】前記シーブ装置28と前部の支持スプロケ
ット19a間の昇降チェーン16の下方にもやや前下が
に傾斜させた桶部材47を設けてある。ところで本実
施例ではドラムを前部の支持スプロケットと同軸にして
あるが、別軸にしてドラムと支持スプロケットとをチェ
ーン等で同回転するようにしてもよい。本考案は前記の
如き構成で次に作用について説明する。
【0018】下段2に下降している1列目5の上段昇降
パレツト17を上昇させる場合、モ−タ24を駆動する
とトルクシャフト25を介して駆動スプロケット26が
正転する。すると上段昇降パレツト17を吊り下げてい
る上段吊持体15の前後部に取付けた支持スプロケット
19a、19bおよび駆動スプロケット26に張架され
た各昇降チェ−ン16が引き上げられて、上段昇降パレ
ット17は上昇する。
【0019】このとき駆動スプロケット26よりやや上
方前方に変向された各昇降チェ−ン16と、その先端に
接続された一本のワイヤロ−プ22は傾斜した樋部材3
2上を移行する。そして、ワイヤロ−プ22はシ−ブ装
置28のシ−ブ29で後方に反転され、また各昇降チェ
−ン16はシ−ブ装置28の反転スプロケット31で後
方に反転される。
【0020】更にワイヤロ−プ22はワイヤロ−プ調整
手段39で反転され、前部の支持スプロケット19aに
設けられたドラム23に巻き取られる。このとき、ドラ
ム23におけるワイヤロ−プ22は巻き細りより巻き太
りになるので、ワイヤロ−プ調整手段39のスプリング
44は縮小し、シ−ブ46は前方に移動して昇降チェ−
ン16の緊張を緩和している。
【0021】以上より、昇降チェーン16は上段昇降パ
レット17の側方に垂れ下がることはない。またシーブ
装置28を駆動スプロケット26より高い位置に設け
桶部材32を後下がりに傾斜させているので、下方に空
間ができ、このため桶部材32に雨があたっても流れて
たまることはなく、桶部材32下方の空間にはワイヤロ
ープ調整手段39が設けられ、空間の有効利用がはから
れている。
【0022】次に上段昇降パレット17を下降させる場
合は、上昇させる場合とは逆である。
【0023】
【考案の効果】以上の如く本考案は、パレットを昇降さ
せる昇降チェ−ンを支持スプロケットを介して駆動スプ
ロケットで駆動し、この昇降チェ−ンをワイヤロ−プに
接続し、昇降チェ−ンとワイヤロ−プとをシ−ブ装置に
張架し、更にワイヤロ−プをワイヤロ−プ調整手段に張
架して、このワイヤロ−プをドラムで巻き取り、繰り出
すようにしたので昇降チェ−ンはパレットの側方に垂れ
下がることはない。
【0024】またシーブ装置を駆動スプロケットより高
くして桶部材を後下がりに傾斜してあるので、下方に空
間ができ、このため桶部材に雨があたっても流れてたま
ることはなく、桶部材下方の空間にはワイヤロープ調整
手段が設けられ空間の有効利用がはかられている。
【図面の簡単な説明】
【図1】率体駐車装置の全体図である。
【図2】上段昇降パレットの昇降チェ−ンの掛け方の詳
細図である。
【図3】支持スプロケットとドラムの断面図である。
【図4】シ−ブ装置の断面図である。
【図5】樋部材の断面図である。
【図6】昇降チェ−ンとワイヤロ−プとを接続する接続
部材の平面図である。
【図7】ワイヤロ−プ調整手段の平面図である。
【符号の説明】
1 立体駐車装置 15 上段吊持体(吊持体) 16 昇降チェ−ン 17 上段昇降パレット(パレット) 18 吊持位置 19 支持スプロケット 22 ワイヤロ−プ 23 ドラム 24 モ−タ 25 トルクシャフト 26 駆動スプロケット 28 シ−ブ装置 32 樋部材 39 ワイヤロ−プ調整手段

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出庫しようとする車両が載せられたパレ
    ットを最下段まで昇降チェーン繰り出しでもって下降
    させることができるようになっている立体駐車装置にお
    けるパレット昇降装置において、前記パレットを吊り下
    げる吊持体の前後部に支持スプロケットを取付け、前記
    吊持体の一端に駆動スプロケットを他端に駆動スプロケ
    ットより高い位置にシーブ装置をそれぞれ取付け、前記
    各支持スプロケット間でシーブ装置より下方にワイヤロ
    ープ調整手段を設け、パレットに取付けた前後部の昇降
    チェーンを前記各支持スプロケットと駆動スプロケット
    とシーブ装置とに順次掛け渡し、この各昇降チェーンは
    その先端を1本のワイヤロープに接続し、このワイヤロ
    ープは前記ワイヤロープ調整手段に掛け渡した後、前部
    支持スプロケットとともに回転するドラムに巻き取
    、前記駆動スプロケットとシーブ装置間の昇降チェー
    ンの下方には、昇降チェーンが上方に移動してきたとき
    にその昇降チェーンを支持する桶部材を後下がりに設け
    てなる立体駐車装置におけるパレット昇降装置。
JP3022592U 1992-05-11 1992-05-11 立体駐車装置におけるパレット昇降装置 Expired - Lifetime JP2563647Y2 (ja)

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JPH0589728U JPH0589728U (ja) 1993-12-07
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