JPH052747Y2 - - Google Patents

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JPH052747Y2
JPH052747Y2 JP1955388U JP1955388U JPH052747Y2 JP H052747 Y2 JPH052747 Y2 JP H052747Y2 JP 1955388 U JP1955388 U JP 1955388U JP 1955388 U JP1955388 U JP 1955388U JP H052747 Y2 JPH052747 Y2 JP H052747Y2
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JP
Japan
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pit
sides
lower platform
inner bottom
cylinder device
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  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は2段式駐車設備に関するものである。
従来の技術 従来から一般に知られている駐車設備として
は、地上よりピツトを掘り、ピツト内底部に設け
た下側の載せ台とこの載せ台の上方で地面とほぼ
面一状に位置して前記載せ台と連結された上側の
載せ台とを備え、前記上下の載せ台を一体的に上
下動、すなわち下側の載せ台を上側の載せ台と一
体的にピツト内底部と地面にほぼ面一状の位置と
の間で上下動させるために下側の載せ台の下側に
駆動装置として上下方向に向くシリンダー装置を
備えたものが知られている。
考案が解決しようとする課題 このような従来の駐車設備にあつては、前記シ
リンダー装置を上下方向に設けるに際し、シリン
ダー装置をそのストローク分(下側の載せ台の上
昇分)だけピツトよりさらに下方に埋め込まなけ
ればならず、工事に非常に手間を要するという問
題があつた。また、シリンダー装置はピストンロ
ツドの出退ストロークの長く大型のものが必要と
なり、コストアツプの原因となつていた。
本考案はこのような問題を解決するもので、ピ
ツト内での工事を簡単に行なえるようにし、安価
な2段式駐車設備を提供することを目的とするも
のである。
課題を解決するための手段 この問題を解決するために本考案は、地上より
掘削されて形成されたピツトの内底部に位置する
下側の載せ台とこの下側の載せ台の上方で地面に
ほぼ面一状に位置する上側の載せ台とを互いに連
結して一体的に昇降可能に構成し、前記下側の載
せ台の下方においてピツトの内底部の幅方向中央
には前後方向に向くシリンダー装置を水平に設
け、このシリンダー装置のピストンロツドの先端
に摺動フレームを取り付け、この摺動フレームの
両側に前記下側の載せ台の両側からはみ出した位
置でそれぞれ滑車を設け、下側の載せ台の前後両
端近傍の両側に連結された索状体をピツトの上端
近傍両側に設けた滑車および前記ピツトの内底部
両側に設けた滑車を介して前記摺動フレームの滑
車に巻装した状態でピツトの内底部両側に連結
し、前記シリンダー装置のピストンロツドの出退
により前記摺動フレームの滑車を移動させること
によつて前記索状体を介して上下の載せ台を一体
的に昇降させるようにしたものである。
作 用 この構成により、従来例で述べた駐車設備にお
いて用いられるシリンダー装置に比べて出退スト
ロークが短かく小型のシリンダー装置を用いるこ
とができ、しかもシリンダー装置をピツトの底部
に上下方向に埋め込まずにピツトの底部に水平に
設けるだけで良いため、トータルコストを下げる
ことができる。
実施例 以下、本考案の一実施例について、図面に基づ
いて説明する。
第1図〜第3図において、1は地上より掘削さ
れて形成されたピツトで、このピツト1の内部に
は平面形状が長方形の上下の載せ台2,3が一体
的に昇降自在に設けられている。5は上下の載せ
台2,3上に載せられる自動車である。4はこの
上下の載せ台2,3をコーナー部近傍において互
いに連結する上下方向に向く支柱で、この支柱4
により上下の載せ台2,3間に一台の自動車5が
収納されるスペースを確保している。前記上下の
載せ台2,3の内、下側の載せ台3はピツト1の
内底部よりやや上側の位置と地面6にほぼ面一状
の位置との間で昇降自在で、この下側の載せ台3
がピツト1の内底部よりやや上側の位置に下降し
た状態において上側の載せ台2は地面6にほぼ面
一状に位置するように構成されている。7は前記
ピツト1の内底部に前記載せ台2,3の長手方向
に向いて伸縮するように載せ台2,3の幅方向中
央に位置するように水平に設けられた駆動用のシ
リンダー装置で、このシリンダー装置7のピスト
ンロツド8が突出する側とは反対側の端部がピツ
ト1の内底部に固定されている支持フレーム9に
対し水平なピン10により枢支されている。11
は前記ピストンロツド8の先端に連結されピツト
1の内底部に設けたガイド12に沿つて水平に摺
動自在な摺動フレームで、この摺動フレーム11
の両側には前記下側の載せ台3の両端からはみ出
した位置でそれぞれ2つづつの滑車13,14が
設けられている。この滑車13,14は互いに隣
り合つて同一軸芯上で回転自在となつており、ピ
ツト1内の両側の吊り上げ用のワイヤー15,1
6の一端側が巻装されている。さらに詳しくは一
方の各ワイヤー15は他端側が前記下側の載せ台
3の前端近傍に連結され、この連結部と前記滑車
13との間は上側の載せ台2の前端近傍下方にお
けるピツト1両側に設けられている滑車17と前
記滑車13よりも後方で前記ピツト1の前後方向
の中央部における内底部両側に設けられている滑
車18に巻装されている。前記滑車13に巻装さ
れたワイヤー15の一端側は滑車13の後方にお
いてピツト1の内底部両側に連結されている。ま
た他方の各ワイヤー16は他端側が前記下側の載
せ台3の後端近傍に連結され、この連結部と前記
滑車14との間は上側の載せ台2の後端近傍下方
におけるピツト1両側に設けられている滑車19
と前記滑車18の隣りに滑車18と同一軸芯上に
設けられている滑車20に巻装されている。前記
滑車14に巻装されたワイヤー16の一端側は滑
車14の後方においてピツト1の内底部両側に連
結されている。なお、21は前記滑車18,20
を支持するフレーム、22および23は前記滑車
17および19を支持するフレームで、前記フレ
ーム21は前記ピツト1の底部に固定され、前記
フレーム22,23は前記ピツト1の上端両側に
前後方向に掛け渡された水平な支持材24に取り
付けられている。25および26は前記フレーム
21とフレーム22およびフレーム21とフレー
ム23との間をつなぐ斜めの支持材である。前記
ワイヤー15,16の一端側は支持材25の下端
近傍に連結されている。27は前記下側の載せ台
3の昇降を案内するためにピツト1の前後内面の
両側に上下方向に設けられたガイドで、前記下側
の載せ台3のコーナー部に設けたローラ28がこ
のガイド27に当接して下側の載せ台3の昇降が
系内され、下側の載せ台3、延いては上側の載せ
台2の昇降時における揺れが防止されている。2
9は前記ガイド12に嵌入するように前記摺動フ
レーム11の前後両端部に設けられたローラであ
る。
上記構成において、動作について説明すると、
第2図は上下の載せ台2,3が下降した状態を示
し、この状態から上下の載せ台2,3を上昇させ
るときは前記シリンダー装置7のピストンロツド
8を突出させて前記摺動フレーム11を前方に移
動させる、これによりピツト1内の左右両側にお
いてそれぞれ前記滑車13,14は第2図二点鎖
線で示すように摺動フレーム11とともに移動
し、前記ワイヤー15,16は引つ張られ、上下
の載せ台2,3は一体に第3図に示すように上昇
する。これにより下側の載せ台3は地面6とほぼ
面一状により、下側の載せ台3に対する自動車5
の出入を行なうことができる。上下の載せ台2,
3を第3図に示す状態から第2図に示す状態に下
降させるときは前記シリンダー装置7のピストン
ロツド8を収縮させて前記摺動フレーム11を後
方に移動させることにより前記滑車13,14は
第2図実線で示す位置に移動し、前記ワイヤー1
5,16を介して前記上下の載せ台2,3は下降
する。この上下の載せ台2,3の昇降動作時にお
けるシリンダー装置7のピストンロツド8の出退
ストロークは図面に示すようなワイヤー15,1
6の掛け方とすることにより載せ台2,3の昇降
ストロークの約半分で良く、例えば前従来例で述
べたようにシリンダー装置を上下方向に向かせて
ピトンロツドの出退により載せ台を昇降させるよ
うにしたものに比べて、ピストンロツドの出退ス
トロークが短かくなり、その結果シリンダー装置
も小型で、設備費を低減させることができる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、従来例で述べた
駐車設備において用いられるシリンダー装置に比
べて出退ストロークが短かく小型のシリンダー装
置を用いることができ、しかもシリンダー装置を
ピツトの底部に上下方向に埋め込まずにピツトの
底部に水平に設けるだけで良いため、トータルコ
ストを下げることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は上下の載せ台を取り除いた状態を示す横断面
図、第2図は全体縦断面図、第3図は上下の載せ
台が上昇した状態を示す全体縦断面図である。 1……ピツト、2,3……載せ台、5……自動
車、6……地面、7……シリンダー装置、8……
ピストンロツド、11……摺動フレーム、12…
…ガイド、13,14……滑車、15,16……
ワイヤー、17〜20……滑車。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 地上より掘削されて形成されたピツトの内底部
    に位置する下側の載せ台とこの下側の載せ台の上
    方で地面にほぼ面一状に位置する上側の載せ台と
    を互いに連結して一体的に昇降可能に構成し、前
    記下側の載せ台の下方においてピツトの内底部の
    幅方向中央には前後方向に向くシリンダー装置を
    水平に設け、このシリンダー装置のピストンロツ
    ドの先端に摺動フレームを取り付け、この摺動フ
    レームの両側に前記下側の載せ台の両側からはみ
    出した位置でそれぞれ滑車を設け、下側の載せ台
    の前後両端近傍の両側に連結された索状体をピツ
    トの上端近傍両側に設けた滑車および前記ピツト
    の内底部両側に設けた滑車を介して前記摺動フレ
    ームの滑車に巻装した状態でピツトの内底部両側
    に連結し、前記シリンダー装置のピストンロツド
    の出退により前記摺動フレームの滑車を移動させ
    ることによつて前記索状体を介して上下の載せ台
    を一体的に昇降させるようにした2段式駐車設
    備。
JP1955388U 1988-02-16 1988-02-16 Expired - Lifetime JPH052747Y2 (ja)

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JPH01129368U JPH01129368U (ja) 1989-09-04
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