JP2508737Y2 - 立体駐車装置 - Google Patents
立体駐車装置Info
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- JP2508737Y2 JP2508737Y2 JP1990096871U JP9687190U JP2508737Y2 JP 2508737 Y2 JP2508737 Y2 JP 2508737Y2 JP 1990096871 U JP1990096871 U JP 1990096871U JP 9687190 U JP9687190 U JP 9687190U JP 2508737 Y2 JP2508737 Y2 JP 2508737Y2
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- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
Description
本考案は、入出庫用の車路幅が狭い場所に最適な立体
駐車装置に関する。
駐車装置に関する。
従来、第9図に示すように、路面1に掘設されたピッ
ト2内に、上段パレット3と下段パレット4が昇降自在
に設けられた昇降・ピット式立体駐車装置が提案されて
いる(実公昭60−32297号公報参照)。
ト2内に、上段パレット3と下段パレット4が昇降自在
に設けられた昇降・ピット式立体駐車装置が提案されて
いる(実公昭60−32297号公報参照)。
しかしながら、上記車路5の幅l′は、自動車の最小
回転半径以上、即ち、小型乗用車では、後進入庫時で4.
5m、前進入庫時で6.5mを必要とし、中・大型乗用車で
は、後進入庫時で5.2m、前進入庫時で8.2mも必要とす
る。 したがって、入出庫用の車路幅を充分に取れない狭い
場所には、上記のような立体駐車装置を設置できないと
いう問題があった。 そこで、本考案の目的は、入出庫用の車路幅が狭い場
合でも設置可能な立体駐車装置を提供することにある。
回転半径以上、即ち、小型乗用車では、後進入庫時で4.
5m、前進入庫時で6.5mを必要とし、中・大型乗用車で
は、後進入庫時で5.2m、前進入庫時で8.2mも必要とす
る。 したがって、入出庫用の車路幅を充分に取れない狭い
場所には、上記のような立体駐車装置を設置できないと
いう問題があった。 そこで、本考案の目的は、入出庫用の車路幅が狭い場
合でも設置可能な立体駐車装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本考案の請求項1の立体
駐車装置は、車路と平行に自動車を駐車する駐車位置に
掘設されたピットと、このピット内に昇降手段によって
昇降させる架台と、この架台の上部と下部とに自動車を
積載する上段パレットと下段パットとをそれぞれ設け、
上記架台に、上記各パレットを車路に対して直角方向に
水平移動させて架台と車路間を往復動させる横行機構を
それぞれ設け、上記横行機構は、上記架台に対し上記各
パレットを往復動させる駆動手段を備えたことを特徴と
している。 また、請求項2の立体駐車装置は、請求項1の立体駐
車装置において、上記横行機構の駆動手段及び架台を昇
降させる昇降手段に油圧アクチュエータを用い、これら
油圧アクチュエータの油圧源を兼用としたことを特徴と
している。
駐車装置は、車路と平行に自動車を駐車する駐車位置に
掘設されたピットと、このピット内に昇降手段によって
昇降させる架台と、この架台の上部と下部とに自動車を
積載する上段パレットと下段パットとをそれぞれ設け、
上記架台に、上記各パレットを車路に対して直角方向に
水平移動させて架台と車路間を往復動させる横行機構を
それぞれ設け、上記横行機構は、上記架台に対し上記各
パレットを往復動させる駆動手段を備えたことを特徴と
している。 また、請求項2の立体駐車装置は、請求項1の立体駐
車装置において、上記横行機構の駆動手段及び架台を昇
降させる昇降手段に油圧アクチュエータを用い、これら
油圧アクチュエータの油圧源を兼用としたことを特徴と
している。
駐車装置の側方に入出庫用の車路を設けて、駐車スペ
ースと車路との間を横行機構によりパレットを横行させ
る。 パレットを車路に横行させたとき、自動車を直進でパ
レットに乗入れて、パレットとともに駐車スペースに横
行させて入庫させる。 出庫時には、パレットを車路に横行させて、自動車を
直進でパレットから降り出て出庫させる。上段パレット
と下段パレットを有する2段式であるから、架台を昇降
させて上段パレットまたは下段パレットを路面と同一水
平面に配置して、上、下段パレットを横行機構で横行さ
せて、上、下段パレットに駐車した自動車を直進入出庫
できる。 より詳しくは、請求項1の考案は、架台を上昇させて
下段パレットの横行機構を横行させれば、車を直進させ
るだけで下段パレットに対して車を入出庫できる一方、
架台を下降させて上段パレットの横行機構を横行させれ
ば車を直進させるだけで上段パレットに対して車を入出
庫できる。したがって、下段パレットまたは上段パレッ
トの車が出庫していなくても、上段パレットまたは下段
パレットの車を直進させるだけで出庫できる。 また、請求項2の考案は、横行機構の駆動手段及び架
台を昇降させる昇降手段に油圧アクチュエータを用い、
これら油圧アクチュエータの油圧源を兼用としたので、
設備コストが安価になり、基本電気料金等もアップしな
い。
ースと車路との間を横行機構によりパレットを横行させ
る。 パレットを車路に横行させたとき、自動車を直進でパ
レットに乗入れて、パレットとともに駐車スペースに横
行させて入庫させる。 出庫時には、パレットを車路に横行させて、自動車を
直進でパレットから降り出て出庫させる。上段パレット
と下段パレットを有する2段式であるから、架台を昇降
させて上段パレットまたは下段パレットを路面と同一水
平面に配置して、上、下段パレットを横行機構で横行さ
せて、上、下段パレットに駐車した自動車を直進入出庫
できる。 より詳しくは、請求項1の考案は、架台を上昇させて
下段パレットの横行機構を横行させれば、車を直進させ
るだけで下段パレットに対して車を入出庫できる一方、
架台を下降させて上段パレットの横行機構を横行させれ
ば車を直進させるだけで上段パレットに対して車を入出
庫できる。したがって、下段パレットまたは上段パレッ
トの車が出庫していなくても、上段パレットまたは下段
パレットの車を直進させるだけで出庫できる。 また、請求項2の考案は、横行機構の駆動手段及び架
台を昇降させる昇降手段に油圧アクチュエータを用い、
これら油圧アクチュエータの油圧源を兼用としたので、
設備コストが安価になり、基本電気料金等もアップしな
い。
以下、本考案を図示の実施例により詳細に説明する。 第1図に示すように、昇降・ピット式立体駐車装置A,
B,…は、駐車スペースに直列状態で配置され、各駐車装
置A,B,…の側方には車路10が設けられている。該車路10
は、自動車a,b,c,…の車幅程度の狭い幅lで足りる。 なお、各立体駐車装置A,B,…は同一構成であるため、
以下では、立体駐車装置Aのみを説明する。 該立体駐車装置Aは、基本的には、路面11に掘設され
たピット12内に架台13が昇降自在に設けられ、該架台13
の上部13aと下部13bに、自動車a,bを積載する上段パレ
ット14と下段パット15とがそれぞれ設けられ、該各パレ
ット14,15を車路10方向へ横行させる横行機構(後述)
がそれぞれ設けられている。 第2図〜第5図に詳細に示すように、上記ピット12内
の4隅には支柱18,…18が立設され、該各支柱18により
上記架台13が昇降自在に支持されている。なお、16は各
パレット14,15に設けられたタイヤ止め突起である。 該架台13の1隅には昇降手段としての昇降用油圧シリ
ンダ19が取付けられ、該油圧シリンダ19のピストンロッ
ド19aが上記ピット12の底部に連結されて、該油圧シリ
ンダ19の駆動により、架台13が上昇位置U(第5図参
照)と下降位置D(第4図参照)とに昇降されるように
なる。 上記架台13の上部13aと下部13bの開口面には、安全金
網20が張られ、ピット12内への人や異物等の転落を防止
している。 該架台13の上部13aと下部13bには、長手方向に所定の
間隔で幅方向の凹溝状レール21,21がそれぞれ敷設され
ている。 該架台13の上部13aと下部13bの上方には、自動車a,b
を積載する上段パレット14と下段パレット15がそれぞれ
配置され、各パレット14,15には、第6図にも示すよう
に、上記レール21,21に嵌合するローラ(車輪)22,…,2
2が取付けられていて、該ローラ22により各パレット14,
15がレール21に沿って車路10方向へ横行可能になってい
る。 上記架台13の上部13aのレール21は、架台13の下降位
置Dで、上段パレット14のローラ22が車路10の路面と同
じ高さとなるように設定され、架台13の下部13bのレー
ル21は、架台13の上昇位置Uで、下段パレット15のロー
ラ22が車路10の路面と同高さとなるように設定されてい
る。 上記架台13の上部13aと下部13bの長手方向の一側に
は、軸受24a,…,24aで伝導軸25,25がそれぞれ回転自在
に支承され、該各伝導軸25には、上記レール21の両側方
に位置するチェーンスプロケット26a,…,26aが固定され
ている。 また、架台13の上部13aと下部13bの長手方向の他側に
は、軸受24b,…,24bでチェーンスプロケット26b,…,26b
がそれぞれ回転自在に支承されている。 そして、架台13の上部13aと下部13bで、対向するチェ
ーンスプロケット26a,26bにチェーン27,…,27がそれぞ
れ張設されている。上記各伝導軸25,25には、パレット
横行用油圧モータ28a,28bがそれぞれ連結されている。 第7図に詳細に示すように、上記各パレット14,15に
は下向きのブラケット14a,15aが固定され、各ブラケッ
ト14a,15aに上記各チェーン27,27が連結されている。 したがって、油圧モータ28a,28bで伝導軸25,25が回転
され、チェーンスプロケット26a,26bを介してチェーン2
7,27が駆動されると、各パレット14,15が、架台13上の
入庫位置(IN)と車路10上の出庫位置(OUT)とに横行
されるようになる。 上記ピット12内の立体駐車装置A,Bの間の底部には、
油圧ユニット30が設置されている。該油圧ユニット30
は、第8図に示すように、電動モータ31と油圧源である
油圧ポンプ32とを備え、架台昇降用電磁切換弁33によっ
て架台昇降用油圧シリンダ19の油圧が制御され、上段パ
レット横行用電磁切換弁34によって油圧モータ28aの回
転が制御され、下段パレット横行用電磁切換弁35によっ
て油圧モータ28bの回転が制御される。 上記のような構成であれば、今、架台13が下降位置D
にある場合、作業者がスイッチボックスの上段パレット
出庫用ボタンを押すと、電磁切換弁34が出庫側に切換え
られて油圧モータ28aが正転する。 そして、伝導軸25,チェーンスプロケット26a,26bを介
してチェーン27が駆動されると、上段パレット14が架台
13上の入庫位置(IN)から車路10上の出庫位置(OUT)
に横行される(第4図h参照)。 これにより、上段パレット14が空の場合には、車路10
の自動車aは、直進で上段パレット14に乗入れることが
できる(第2図の矢印g参照)。また、上段パレット14
に自動車aが積載されている場合には、上段パレット14
の自動車aは直進で車路10に降り出ることができる(第
2図の矢印h参照)。 このように、自動車aは直進で上段パレット14に入出
庫できるので、入出庫が容易である。また、車路10の幅
lは、自動車aの車幅程度でよく、従来のような最小回
転半径に相当する広い幅l′を必要としない。 上段パレット14に自動車aが乗入れた後、あるいは、
上段パレット14から自動車aが降り出た後に、作業者が
スイッチボックスの上段パレット入出庫用ボタンを押す
と、電磁切換弁34が入庫側に切換えられて油圧モータ28
aが逆転する。そして、上述と同様にして、上段パレッ
ト14が車路10上の出庫位置(OUT)から上段パレット14
上の入庫位置(IN)に横行される。 その後、作業者がスイッチボックスの架台上昇用ボタ
ンを押すと、電磁切換弁33が上昇側に切り換えられて昇
降用シリンダ19が伸長し、架台13が上昇位置Uに上昇さ
れる。 そして、上述と同様にして、電磁切換弁35により、下
段パレット15を入庫位置(IN)と出庫位置(OUT)の間
で横行させて、自動車bを入出庫させることができる
(第5図参照)。 その後、作業者がスイッチボックスの架台下降用ボタ
ンを押すと、電磁切換弁33が下降側に切り換えられて架
台13等の自重により昇降用シリンダ19が縮小し、架台13
が下降位置Dに下降される。 このように、この実施例によれば、下段パレット15の
自動車bが出庫していなくても、上段パレット14の自動
車aを直進させるだけで出庫できる。また、上段パレッ
ト14の自動車aが出庫していなくても、下段パレット15
の自動車bを直進させるだけで出庫できる。したがっ
て、上下段いづれのパレット14,15に搭載されている自
動車a,bも、直進させるだけで順序自由に出庫できる。
また、上下段いづれのパレット14,15にも、自動車を直
進させるだけで、順序自由に入庫させることができる。
架台13の油圧シリンダ19の昇降用駆動源としての油圧ポ
ンプ32を、上、下段パレット14,15の油圧モータ28a,28b
の回転用駆動源として兼用しているので、油圧モータ用
の駆動源を別に設ける必要がない。したがって、設備コ
ストが安価になり、基本電気料金を抑えることができ
る。
B,…は、駐車スペースに直列状態で配置され、各駐車装
置A,B,…の側方には車路10が設けられている。該車路10
は、自動車a,b,c,…の車幅程度の狭い幅lで足りる。 なお、各立体駐車装置A,B,…は同一構成であるため、
以下では、立体駐車装置Aのみを説明する。 該立体駐車装置Aは、基本的には、路面11に掘設され
たピット12内に架台13が昇降自在に設けられ、該架台13
の上部13aと下部13bに、自動車a,bを積載する上段パレ
ット14と下段パット15とがそれぞれ設けられ、該各パレ
ット14,15を車路10方向へ横行させる横行機構(後述)
がそれぞれ設けられている。 第2図〜第5図に詳細に示すように、上記ピット12内
の4隅には支柱18,…18が立設され、該各支柱18により
上記架台13が昇降自在に支持されている。なお、16は各
パレット14,15に設けられたタイヤ止め突起である。 該架台13の1隅には昇降手段としての昇降用油圧シリ
ンダ19が取付けられ、該油圧シリンダ19のピストンロッ
ド19aが上記ピット12の底部に連結されて、該油圧シリ
ンダ19の駆動により、架台13が上昇位置U(第5図参
照)と下降位置D(第4図参照)とに昇降されるように
なる。 上記架台13の上部13aと下部13bの開口面には、安全金
網20が張られ、ピット12内への人や異物等の転落を防止
している。 該架台13の上部13aと下部13bには、長手方向に所定の
間隔で幅方向の凹溝状レール21,21がそれぞれ敷設され
ている。 該架台13の上部13aと下部13bの上方には、自動車a,b
を積載する上段パレット14と下段パレット15がそれぞれ
配置され、各パレット14,15には、第6図にも示すよう
に、上記レール21,21に嵌合するローラ(車輪)22,…,2
2が取付けられていて、該ローラ22により各パレット14,
15がレール21に沿って車路10方向へ横行可能になってい
る。 上記架台13の上部13aのレール21は、架台13の下降位
置Dで、上段パレット14のローラ22が車路10の路面と同
じ高さとなるように設定され、架台13の下部13bのレー
ル21は、架台13の上昇位置Uで、下段パレット15のロー
ラ22が車路10の路面と同高さとなるように設定されてい
る。 上記架台13の上部13aと下部13bの長手方向の一側に
は、軸受24a,…,24aで伝導軸25,25がそれぞれ回転自在
に支承され、該各伝導軸25には、上記レール21の両側方
に位置するチェーンスプロケット26a,…,26aが固定され
ている。 また、架台13の上部13aと下部13bの長手方向の他側に
は、軸受24b,…,24bでチェーンスプロケット26b,…,26b
がそれぞれ回転自在に支承されている。 そして、架台13の上部13aと下部13bで、対向するチェ
ーンスプロケット26a,26bにチェーン27,…,27がそれぞ
れ張設されている。上記各伝導軸25,25には、パレット
横行用油圧モータ28a,28bがそれぞれ連結されている。 第7図に詳細に示すように、上記各パレット14,15に
は下向きのブラケット14a,15aが固定され、各ブラケッ
ト14a,15aに上記各チェーン27,27が連結されている。 したがって、油圧モータ28a,28bで伝導軸25,25が回転
され、チェーンスプロケット26a,26bを介してチェーン2
7,27が駆動されると、各パレット14,15が、架台13上の
入庫位置(IN)と車路10上の出庫位置(OUT)とに横行
されるようになる。 上記ピット12内の立体駐車装置A,Bの間の底部には、
油圧ユニット30が設置されている。該油圧ユニット30
は、第8図に示すように、電動モータ31と油圧源である
油圧ポンプ32とを備え、架台昇降用電磁切換弁33によっ
て架台昇降用油圧シリンダ19の油圧が制御され、上段パ
レット横行用電磁切換弁34によって油圧モータ28aの回
転が制御され、下段パレット横行用電磁切換弁35によっ
て油圧モータ28bの回転が制御される。 上記のような構成であれば、今、架台13が下降位置D
にある場合、作業者がスイッチボックスの上段パレット
出庫用ボタンを押すと、電磁切換弁34が出庫側に切換え
られて油圧モータ28aが正転する。 そして、伝導軸25,チェーンスプロケット26a,26bを介
してチェーン27が駆動されると、上段パレット14が架台
13上の入庫位置(IN)から車路10上の出庫位置(OUT)
に横行される(第4図h参照)。 これにより、上段パレット14が空の場合には、車路10
の自動車aは、直進で上段パレット14に乗入れることが
できる(第2図の矢印g参照)。また、上段パレット14
に自動車aが積載されている場合には、上段パレット14
の自動車aは直進で車路10に降り出ることができる(第
2図の矢印h参照)。 このように、自動車aは直進で上段パレット14に入出
庫できるので、入出庫が容易である。また、車路10の幅
lは、自動車aの車幅程度でよく、従来のような最小回
転半径に相当する広い幅l′を必要としない。 上段パレット14に自動車aが乗入れた後、あるいは、
上段パレット14から自動車aが降り出た後に、作業者が
スイッチボックスの上段パレット入出庫用ボタンを押す
と、電磁切換弁34が入庫側に切換えられて油圧モータ28
aが逆転する。そして、上述と同様にして、上段パレッ
ト14が車路10上の出庫位置(OUT)から上段パレット14
上の入庫位置(IN)に横行される。 その後、作業者がスイッチボックスの架台上昇用ボタ
ンを押すと、電磁切換弁33が上昇側に切り換えられて昇
降用シリンダ19が伸長し、架台13が上昇位置Uに上昇さ
れる。 そして、上述と同様にして、電磁切換弁35により、下
段パレット15を入庫位置(IN)と出庫位置(OUT)の間
で横行させて、自動車bを入出庫させることができる
(第5図参照)。 その後、作業者がスイッチボックスの架台下降用ボタ
ンを押すと、電磁切換弁33が下降側に切り換えられて架
台13等の自重により昇降用シリンダ19が縮小し、架台13
が下降位置Dに下降される。 このように、この実施例によれば、下段パレット15の
自動車bが出庫していなくても、上段パレット14の自動
車aを直進させるだけで出庫できる。また、上段パレッ
ト14の自動車aが出庫していなくても、下段パレット15
の自動車bを直進させるだけで出庫できる。したがっ
て、上下段いづれのパレット14,15に搭載されている自
動車a,bも、直進させるだけで順序自由に出庫できる。
また、上下段いづれのパレット14,15にも、自動車を直
進させるだけで、順序自由に入庫させることができる。
架台13の油圧シリンダ19の昇降用駆動源としての油圧ポ
ンプ32を、上、下段パレット14,15の油圧モータ28a,28b
の回転用駆動源として兼用しているので、油圧モータ用
の駆動源を別に設ける必要がない。したがって、設備コ
ストが安価になり、基本電気料金を抑えることができ
る。
以上の説明より明らかなように、請求項1の考案は、
路面に掘設されたピット内に昇降自在に設けられた架台
の上部と下部に上段パレットと下段パレットとが設けら
れ、この上段パレットと下段パレットを横行させる横行
機構がそれぞれ設けられているから、架台を上昇させて
下段パレットの横行機構を横行させれば、車を直進させ
るだけで下段パレットに対して車を入出庫できる一方、
架台を下降させて上段パレットの横行機構を横行させれ
ば車を直進させるだけで上段パレットに対して車を入出
庫できる。したがって、下段パレットまたは上段パレッ
トの車が出庫していなくても、上段パレットまたは下段
パレットの車を直進させるだけで出庫できる。 また、請求項2の考案は、横行機構の駆動手段及び架
台を昇降させる昇降手段に油圧アクチュエータを用い、
これら油圧アクチュエータの油圧源を兼用としたので、
設備コストが安価になり、基本電気料金等もアップしな
い。 すなわち、本考案の立体駐車装置は、駐車スペースと
側方の車路との間で、パレットを横行させるようにした
ものである。したがって、車路の自動車は、直進で、パ
レットに乗入れ、パレットから降り出ることができるの
で、入出庫が容易に行える。また、車路の幅は、自動車
の車幅程度でよいから、車路幅の狭い場合でも駐車装置
を設置することができる。 さらに、本考案は、昇降・ピット式の立体駐車装置で
あるから、駐車スペースを効率よく活用でき、しかも請
求項(2)のように、横行機構の駆動手段及び架台を昇
降させる昇降手段に油圧アクチュエータを用い、これら
油圧アクチュエータの油圧源を兼用としたので、設備コ
ストが安価になり、基本電気料金等もアップしない。
路面に掘設されたピット内に昇降自在に設けられた架台
の上部と下部に上段パレットと下段パレットとが設けら
れ、この上段パレットと下段パレットを横行させる横行
機構がそれぞれ設けられているから、架台を上昇させて
下段パレットの横行機構を横行させれば、車を直進させ
るだけで下段パレットに対して車を入出庫できる一方、
架台を下降させて上段パレットの横行機構を横行させれ
ば車を直進させるだけで上段パレットに対して車を入出
庫できる。したがって、下段パレットまたは上段パレッ
トの車が出庫していなくても、上段パレットまたは下段
パレットの車を直進させるだけで出庫できる。 また、請求項2の考案は、横行機構の駆動手段及び架
台を昇降させる昇降手段に油圧アクチュエータを用い、
これら油圧アクチュエータの油圧源を兼用としたので、
設備コストが安価になり、基本電気料金等もアップしな
い。 すなわち、本考案の立体駐車装置は、駐車スペースと
側方の車路との間で、パレットを横行させるようにした
ものである。したがって、車路の自動車は、直進で、パ
レットに乗入れ、パレットから降り出ることができるの
で、入出庫が容易に行える。また、車路の幅は、自動車
の車幅程度でよいから、車路幅の狭い場合でも駐車装置
を設置することができる。 さらに、本考案は、昇降・ピット式の立体駐車装置で
あるから、駐車スペースを効率よく活用でき、しかも請
求項(2)のように、横行機構の駆動手段及び架台を昇
降させる昇降手段に油圧アクチュエータを用い、これら
油圧アクチュエータの油圧源を兼用としたので、設備コ
ストが安価になり、基本電気料金等もアップしない。
第1図は本考案に係る立体駐車装置の斜視図、第2図は
立体駐車装置の平面図、第3図は第2図の側面図、第4
図は架台下降位置の第3図の正面図、第5図は架台上昇
位置の第3図の正面図、第6図はパレットとレールとの
関係を示す側面図、第7図はパレット横行機構の斜視
図、第8図は油圧制御回路図、第9図は従来の立体駐車
装置の側面図である。 10…車路、11…路面、12…ピット、13…架台、13a…上
部、13b…下部、14…上段パレット、15…下段パレッ
ト、19…昇降用油圧シリンダ、21…レール、22…ロー
ラ、27…チェーン、28a,28b…横行用油圧モータ、30…
油圧ユニット、31…電動モータ、32…油圧ポンプ、A,B
…立体駐車装置。
立体駐車装置の平面図、第3図は第2図の側面図、第4
図は架台下降位置の第3図の正面図、第5図は架台上昇
位置の第3図の正面図、第6図はパレットとレールとの
関係を示す側面図、第7図はパレット横行機構の斜視
図、第8図は油圧制御回路図、第9図は従来の立体駐車
装置の側面図である。 10…車路、11…路面、12…ピット、13…架台、13a…上
部、13b…下部、14…上段パレット、15…下段パレッ
ト、19…昇降用油圧シリンダ、21…レール、22…ロー
ラ、27…チェーン、28a,28b…横行用油圧モータ、30…
油圧ユニット、31…電動モータ、32…油圧ポンプ、A,B
…立体駐車装置。
Claims (2)
- 【請求項1】車路(10)と平行に自動車を駐車する駐車
位置に掘設されたピット(12)と、このピット(12)内
に昇降手段(19)によって昇降させる架台(13)と、こ
の架台(13)の上部と下部とに自動車を積載する上段パ
レット(14)と下段パット(15)とをそれぞれ設け、上
記架台(13)に、上記各パレット(14)(15)を車路
(10)に対して直角方向に水平移動させて上記架台(1
3)と車路(10)間を往復動させる横行機構(21,22,27,
28a,28b)をそれぞれ設け、上記横行機構(21,22,27,28
a,28b)は、上記架台(13)に対し上記各パレット(1
4)(15)を往復動させる駆動手段(28a,28b)を備えた
ことを特徴とする立体駐車装置。 - 【請求項2】上記横行機構(21,22,27,28a,28b)の駆動
手段(28a,28b))及び上記架台(13)を昇降させる昇
降手段(19)に油圧アクチュエータ(28a,28b)(19)
を用い、これら油圧アクチュエータ(28a,28b)(19)
の油圧源を兼用としたことを特徴とする請求項(1)記
載の立体駐車装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990096871U JP2508737Y2 (ja) | 1990-09-12 | 1990-09-12 | 立体駐車装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990096871U JP2508737Y2 (ja) | 1990-09-12 | 1990-09-12 | 立体駐車装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0453964U JPH0453964U (ja) | 1992-05-08 |
JP2508737Y2 true JP2508737Y2 (ja) | 1996-08-28 |
Family
ID=31836758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990096871U Expired - Lifetime JP2508737Y2 (ja) | 1990-09-12 | 1990-09-12 | 立体駐車装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2508737Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6437845U (ja) * | 1987-09-01 | 1989-03-07 | ||
JPH02139271U (ja) * | 1989-04-26 | 1990-11-21 |
-
1990
- 1990-09-12 JP JP1990096871U patent/JP2508737Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0453964U (ja) | 1992-05-08 |
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