JPH0528296Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0528296Y2 JPH0528296Y2 JP1988093323U JP9332388U JPH0528296Y2 JP H0528296 Y2 JPH0528296 Y2 JP H0528296Y2 JP 1988093323 U JP1988093323 U JP 1988093323U JP 9332388 U JP9332388 U JP 9332388U JP H0528296 Y2 JPH0528296 Y2 JP H0528296Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sprocket
- sprockets
- chain
- elevating
- pallet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 claims description 57
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 39
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical group C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 9
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 8
- 101150054854 POU1F1 gene Proteins 0.000 claims description 5
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 11
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 11
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 4
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 2
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、地上床に掘設したピツト内に上下2
段一体のパレツトを出没可能に設けた二段式駐車
設備の改良に関するものである。
段一体のパレツトを出没可能に設けた二段式駐車
設備の改良に関するものである。
(従来の技術とその課題)
従来、大規模高層住居地域では、有車戸数に比
べて駐車場スペースが少なく、路上駐車が安全上
の問題となつている。
べて駐車場スペースが少なく、路上駐車が安全上
の問題となつている。
そこで狭い敷地に多数の車両を駐車させ、住居
地域環境の美観及び安全を考慮したものとして、
例えば実開昭60−10049号に示すような二段式駐
車設備がある。この二段式駐車設備は、地上床に
掘設したピツト内に上下2段一体のパレツトから
成る昇降パレツト体を昇降可能に設け、2組の昇
降用チエンの各々の一端を下段パレツトの前後側
部の下方位置に設けられた突出部に係着して架台
上部に軸支されている適宜数のガイドスプロケツ
トを介しピツト内後方に導出し、さらに昇降パレ
ツト体の後方に横切つて軸架されている回転軸に
固定したスプロケツトに巻掛け、他端を上段パレ
ツトの後部に固定して回転軸に連係した駆動源に
より回転軸を回転させて昇降パレツト体を昇降す
るように構成し、常時は上段パレツトがピツトを
封鎖して駐車設備の構造物が地表に露出しないよ
うにしたものである。
地域環境の美観及び安全を考慮したものとして、
例えば実開昭60−10049号に示すような二段式駐
車設備がある。この二段式駐車設備は、地上床に
掘設したピツト内に上下2段一体のパレツトから
成る昇降パレツト体を昇降可能に設け、2組の昇
降用チエンの各々の一端を下段パレツトの前後側
部の下方位置に設けられた突出部に係着して架台
上部に軸支されている適宜数のガイドスプロケツ
トを介しピツト内後方に導出し、さらに昇降パレ
ツト体の後方に横切つて軸架されている回転軸に
固定したスプロケツトに巻掛け、他端を上段パレ
ツトの後部に固定して回転軸に連係した駆動源に
より回転軸を回転させて昇降パレツト体を昇降す
るように構成し、常時は上段パレツトがピツトを
封鎖して駐車設備の構造物が地表に露出しないよ
うにしたものである。
しかしながら、上記のような従来の駐車設備で
は、昇降用チエーンを昇降パレツト体の後方に横
切つて軸架されている回転軸に固定したスプロケ
ツトに巻掛け、駆動源により回転軸を回転させて
昇降パレツト体を昇降するようにしていたので、
ピツトの奥行寸法が大きく、狭い敷地に使用する
ことができない場合があつた。また、チエン・ス
プロケツトが大きくなり高価であつた。
は、昇降用チエーンを昇降パレツト体の後方に横
切つて軸架されている回転軸に固定したスプロケ
ツトに巻掛け、駆動源により回転軸を回転させて
昇降パレツト体を昇降するようにしていたので、
ピツトの奥行寸法が大きく、狭い敷地に使用する
ことができない場合があつた。また、チエン・ス
プロケツトが大きくなり高価であつた。
そこで、本願出願人は、先に上記問題点を解決
すべくピツトの奥行寸法が小さく、狭い敷地に駐
車設備を設けることができる二段式駐車設備(実
開昭62−79051号)を提案している。
すべくピツトの奥行寸法が小さく、狭い敷地に駐
車設備を設けることができる二段式駐車設備(実
開昭62−79051号)を提案している。
第3図はこの提案の一例である二段式駐車設備
を示す平面図であり、第4図はその側面図であ
り、第5図は第3図に示す駐車設備の正面図であ
り、第6図は第3図に示す駐車設備の昇降駆動部
の構成を示す斜視図である。ここで、以下の説明
のため、第3図の右、左をそれぞれ「右」「左」
と、また第4図において入庫方向に対して入口
側、奥側をそれぞれ「前」、「後」と呼称する。
を示す平面図であり、第4図はその側面図であ
り、第5図は第3図に示す駐車設備の正面図であ
り、第6図は第3図に示す駐車設備の昇降駆動部
の構成を示す斜視図である。ここで、以下の説明
のため、第3図の右、左をそれぞれ「右」「左」
と、また第4図において入庫方向に対して入口
側、奥側をそれぞれ「前」、「後」と呼称する。
第4図および第5図において、1は地上床2に
掘設したピツトであり、車両Wよりも若干大きな
地下駐車空間3を形成している。一方、地下駐車
空間3の真上地上部を地上駐車空間4としてい
る。
掘設したピツトであり、車両Wよりも若干大きな
地下駐車空間3を形成している。一方、地下駐車
空間3の真上地上部を地上駐車空間4としてい
る。
第3図に示すように、ピツト1中にはピツト1
の四隅に対応して架台5の一部を構成する4本の
支柱5a,5b,5c,5dが設けられている。
これら支柱5a,5b,5c,5dの下端部はピ
ツト床1aにそれぞれ固定されている。そして、
第4図に示すように、これら支柱5a,5bには
垂直ガイドレール5a′,5b′が、また図示されて
いないが、支柱5c,5dにも垂直ガイドレール
がそれぞれ取り付けられており、これらのガイド
レールに沿つて昇降パレツト体6が後に詳細する
昇降駆動部により上下方向に昇降するように構成
されている。
の四隅に対応して架台5の一部を構成する4本の
支柱5a,5b,5c,5dが設けられている。
これら支柱5a,5b,5c,5dの下端部はピ
ツト床1aにそれぞれ固定されている。そして、
第4図に示すように、これら支柱5a,5bには
垂直ガイドレール5a′,5b′が、また図示されて
いないが、支柱5c,5dにも垂直ガイドレール
がそれぞれ取り付けられており、これらのガイド
レールに沿つて昇降パレツト体6が後に詳細する
昇降駆動部により上下方向に昇降するように構成
されている。
昇降パレツト体6は上段パレツト7、下段パレ
ツト8および逆U字形ステー9a,9bにより構
成されている。すなわち、2台の車両Wを上下二
段に駐車させるために、上段パレツト7と下段パ
レツト8とがそれぞれ一定間隔をもつて上下に重
ね合せるように配置されるとともに、逆U字形ス
テー9a,9bにより相互に連結されている。
ツト8および逆U字形ステー9a,9bにより構
成されている。すなわち、2台の車両Wを上下二
段に駐車させるために、上段パレツト7と下段パ
レツト8とがそれぞれ一定間隔をもつて上下に重
ね合せるように配置されるとともに、逆U字形ス
テー9a,9bにより相互に連結されている。
次に、上記二段式駐車設備の昇降駆動部の構成
について説明する。この昇降駆動部は二段式駐車
設備の駆動源たるモータMと、昇降パレツト体6
の前側の昇降を行う前側昇降駆動系40と、昇降
パレツト体6の後側の昇降を行う後側昇降駆動系
50と、モータMの駆動軸の回転を前側昇降駆動
系40および後側昇降駆動系50に伝達する駆動
伝達系60とで構成されている。以下、これらの
系40,50,60についてそれぞれ詳細な構成
を説明する。
について説明する。この昇降駆動部は二段式駐車
設備の駆動源たるモータMと、昇降パレツト体6
の前側の昇降を行う前側昇降駆動系40と、昇降
パレツト体6の後側の昇降を行う後側昇降駆動系
50と、モータMの駆動軸の回転を前側昇降駆動
系40および後側昇降駆動系50に伝達する駆動
伝達系60とで構成されている。以下、これらの
系40,50,60についてそれぞれ詳細な構成
を説明する。
駆動伝達系60は減速機61、スプロケツト6
2〜66およびチエン67,68により構成され
ている。すなわち、支柱5a,5bを連結する梁
10(第4図)上に設けられたモータMの駆動軸
はモータMと同様この梁10上に設けられた減速
機61の入力側に接続されている。そして、減速
機61の出力側にはスプロケツト62が接続さ
れ、さらに、このスプロケツト62はチエン67
によつてスプロケツト63に連結されており、モ
ータMの駆動軸の回転が減速機61、スプロケツ
ト62およびチエン67を介してスプロケツト6
3に減速して伝わるように構成されている。この
スプロケツト63は、第4図に示すように、支柱
5bの上端部近傍に設けられたものであり、この
スプロケツト63の回転軸にはスプロケツト63
の他に後枠スプロケツト501がキー(図示省
略)によつてそれぞれ固着されている。ここで、
キーによつてスプロケツト63の回転軸にスプロ
ケツト63と後枠スプロケツト501とがそれぞ
れ固着されている理由は、モータMの駆動軸の回
転が後枠スプロケツト501に確実に伝達される
ようにするためである。そして、この後枠スプロ
ケツト501を介してスプロケツト63に減速伝
達されたモータMの駆動力が昇降パレツト6の後
部側の昇降を行う後側昇降駆動系50に伝わる。
また、第6図に示すように、スプロケツト63の
回転軸にはスプロケツト63および後枠スプロケ
ツト501以外にスプロケツト64もキー(図示
省略)によつて固着されており、さらに、このス
プロケツト64はチエン68により支柱5aの上
端部近傍に設けられたスプロケツト65と連結さ
れている。なお、66はテンシヨンスプロケツト
であり、第4図に示すように、支持材11により
梁10に接続されている。そして、第6図に示す
ように、スプロケツト65の回転軸にはスプロケ
ツト65の他に前枠スプロケツト401がキー
(図示省略)によつてそれぞれ固着されており、
スプロケツト64,65、チエン68および前枠
スプロケツト401を介してスプロケツト63に
減速伝達されたモータMの駆動力が昇降パレツト
体6の前側の昇降を行う前側昇降駆動系40にも
伝わる。
2〜66およびチエン67,68により構成され
ている。すなわち、支柱5a,5bを連結する梁
10(第4図)上に設けられたモータMの駆動軸
はモータMと同様この梁10上に設けられた減速
機61の入力側に接続されている。そして、減速
機61の出力側にはスプロケツト62が接続さ
れ、さらに、このスプロケツト62はチエン67
によつてスプロケツト63に連結されており、モ
ータMの駆動軸の回転が減速機61、スプロケツ
ト62およびチエン67を介してスプロケツト6
3に減速して伝わるように構成されている。この
スプロケツト63は、第4図に示すように、支柱
5bの上端部近傍に設けられたものであり、この
スプロケツト63の回転軸にはスプロケツト63
の他に後枠スプロケツト501がキー(図示省
略)によつてそれぞれ固着されている。ここで、
キーによつてスプロケツト63の回転軸にスプロ
ケツト63と後枠スプロケツト501とがそれぞ
れ固着されている理由は、モータMの駆動軸の回
転が後枠スプロケツト501に確実に伝達される
ようにするためである。そして、この後枠スプロ
ケツト501を介してスプロケツト63に減速伝
達されたモータMの駆動力が昇降パレツト6の後
部側の昇降を行う後側昇降駆動系50に伝わる。
また、第6図に示すように、スプロケツト63の
回転軸にはスプロケツト63および後枠スプロケ
ツト501以外にスプロケツト64もキー(図示
省略)によつて固着されており、さらに、このス
プロケツト64はチエン68により支柱5aの上
端部近傍に設けられたスプロケツト65と連結さ
れている。なお、66はテンシヨンスプロケツト
であり、第4図に示すように、支持材11により
梁10に接続されている。そして、第6図に示す
ように、スプロケツト65の回転軸にはスプロケ
ツト65の他に前枠スプロケツト401がキー
(図示省略)によつてそれぞれ固着されており、
スプロケツト64,65、チエン68および前枠
スプロケツト401を介してスプロケツト63に
減速伝達されたモータMの駆動力が昇降パレツト
体6の前側の昇降を行う前側昇降駆動系40にも
伝わる。
前側昇降駆動系40は、昇降パレツト体6の前
側のうち左側(以下「前左側」という)の昇降駆
動を行う前左側昇降駆動機構40aと、昇降パレ
ツト体6の前左側の昇降動作に追随して昇降パレ
ツト体6の前側のうち右側(以下「前右側」とい
う)を前左側と同一高さ位置に保つ前側バランス
機構40bとから構成されている。
側のうち左側(以下「前左側」という)の昇降駆
動を行う前左側昇降駆動機構40aと、昇降パレ
ツト体6の前左側の昇降動作に追随して昇降パレ
ツト体6の前側のうち右側(以下「前右側」とい
う)を前左側と同一高さ位置に保つ前側バランス
機構40bとから構成されている。
前左側昇降駆動機構40aはスプロケツト40
1〜404、昇降ウエイト405、チエン40
6、チエン固定部407およびチエン取付部40
8から構成されている。すなわち、昇降ウエイト
405上部には、チエン取付部408が設けられ
ているとともにスプロケツト402がブラケツト
により回転自由に支承されている。そして、チエ
ン406の一端をチエン固定部407に連結して
そのチエン406を下方に延ばし、下段パレツト
8の側部下方に設けたスプロケツト403に巻掛
けて上方に延び、前枠スプロケツト401に巻掛
けて再び下方に延び、昇降ウエイト405のスプ
ロケツト402に巻掛けて再度上方に延び、支柱
5aの上端部に設けられたスプロケツト404に
巻掛けて三度下方に延び、他端を昇降ウエイト4
05のチエン取付部408に連結してある。
1〜404、昇降ウエイト405、チエン40
6、チエン固定部407およびチエン取付部40
8から構成されている。すなわち、昇降ウエイト
405上部には、チエン取付部408が設けられ
ているとともにスプロケツト402がブラケツト
により回転自由に支承されている。そして、チエ
ン406の一端をチエン固定部407に連結して
そのチエン406を下方に延ばし、下段パレツト
8の側部下方に設けたスプロケツト403に巻掛
けて上方に延び、前枠スプロケツト401に巻掛
けて再び下方に延び、昇降ウエイト405のスプ
ロケツト402に巻掛けて再度上方に延び、支柱
5aの上端部に設けられたスプロケツト404に
巻掛けて三度下方に延び、他端を昇降ウエイト4
05のチエン取付部408に連結してある。
一方、前側バランス機構40bはスプロケツト
409,410、平衡用チエン411およびチエ
ン取付部(図示省略)により構成されている。す
なわち、平衡用チエン411の一端をチエン取付
部に連結して上方へ延ばし、スプロケツト409
に巻掛けて下段パレツト8直下に設けられた角パ
イプ12(第3図)の中を通過させ、スプロケツ
ト410に巻掛けて上方へ延ばし、他端をチエン
取付部に連結して張力を調節してある。
409,410、平衡用チエン411およびチエ
ン取付部(図示省略)により構成されている。す
なわち、平衡用チエン411の一端をチエン取付
部に連結して上方へ延ばし、スプロケツト409
に巻掛けて下段パレツト8直下に設けられた角パ
イプ12(第3図)の中を通過させ、スプロケツ
ト410に巻掛けて上方へ延ばし、他端をチエン
取付部に連結して張力を調節してある。
後側昇降駆動系50は、昇降パレツト体6の後
側のうち左側(以下「後左側」といい)の昇降を
行う後左側昇降駆動系50aと、昇降パレツト体
6の後左側の昇降動作に追随して昇降パレツト体
6の後側のうち右側(以下「後右側」という)を
後左側と同一高さ位置に保つ後側バランス機構5
0bとで構成されている。
側のうち左側(以下「後左側」といい)の昇降を
行う後左側昇降駆動系50aと、昇降パレツト体
6の後左側の昇降動作に追随して昇降パレツト体
6の後側のうち右側(以下「後右側」という)を
後左側と同一高さ位置に保つ後側バランス機構5
0bとで構成されている。
後左側昇降駆動系50aはスプロケツト501
〜504、昇降ウエイト505、チエン506、
チエン固定部507およびチエン取付部508か
ら構成されており、その構成は前左側昇降駆動機
構40aとほぼ同様である。したがつて、ここで
はその詳細な構成の説明は省略する。
〜504、昇降ウエイト505、チエン506、
チエン固定部507およびチエン取付部508か
ら構成されており、その構成は前左側昇降駆動機
構40aとほぼ同様である。したがつて、ここで
はその詳細な構成の説明は省略する。
一方、後側バランス機構50bはスプロケツト
509,510、平衡用チエン511およびチエ
ン取付部(図示省略)により構成されており、そ
の構成は前側バランス機構40bとほぼ同様であ
る。したがつて、ここではその詳細な構成の説明
は省略する。
509,510、平衡用チエン511およびチエ
ン取付部(図示省略)により構成されており、そ
の構成は前側バランス機構40bとほぼ同様であ
る。したがつて、ここではその詳細な構成の説明
は省略する。
なお、14は前記昇降駆動系の上方位置であ
り、かつ支柱5a,5bの上端上に設けられた乗
降デツキである。また、15は支柱5c,5dの
上端上に設けられた乗降デツキである。この乗降
デツキ15は、上段パレツト7または下段パレツ
ト8が地上床2と同一水準の位置で停止した状態
で、搭乗者が乗降するする際に用いるデツキであ
り、少なくとも車両のドアの開閉を妨げないよう
に、前記地上床2とほぼ同一水準の位置に設けら
れる必要があるものである。
り、かつ支柱5a,5bの上端上に設けられた乗
降デツキである。また、15は支柱5c,5dの
上端上に設けられた乗降デツキである。この乗降
デツキ15は、上段パレツト7または下段パレツ
ト8が地上床2と同一水準の位置で停止した状態
で、搭乗者が乗降するする際に用いるデツキであ
り、少なくとも車両のドアの開閉を妨げないよう
に、前記地上床2とほぼ同一水準の位置に設けら
れる必要があるものである。
次に、上記二段式駐車設備の動作について説明
する。下段パレツト8に車両Wを入庫させたり、
下段パレツト8から車両Wを地上床2に出庫させ
る場合には、その旨の信号が制御手段(図示省
略)よりモータMに与えられてモータMの駆動軸
が所定方向に回転し始める。
する。下段パレツト8に車両Wを入庫させたり、
下段パレツト8から車両Wを地上床2に出庫させ
る場合には、その旨の信号が制御手段(図示省
略)よりモータMに与えられてモータMの駆動軸
が所定方向に回転し始める。
そして、モータMの駆動軸の回転が減速機6
1、スプロケツト62およびチエン67を介して
スプロケツト63に減速して伝わり、スプロケツ
ト63が第6図の紙面において反時計まわりに回
転する。したがつて、スプロケツト63と同軸上
に設けられた後枠スプロケツト501もスプロケ
ツト63と同様に反時計まわりに回転する。
1、スプロケツト62およびチエン67を介して
スプロケツト63に減速して伝わり、スプロケツ
ト63が第6図の紙面において反時計まわりに回
転する。したがつて、スプロケツト63と同軸上
に設けられた後枠スプロケツト501もスプロケ
ツト63と同様に反時計まわりに回転する。
また、スプロケツト64〜66およびチエン6
8によつてスプロケツト63の回転が前枠スプロ
ケツト401にも伝達されて前枠スプロケツト4
01もスプロケツト63および後枠スプロケツト
501と同様に反時計まわりに回転する。
8によつてスプロケツト63の回転が前枠スプロ
ケツト401にも伝達されて前枠スプロケツト4
01もスプロケツト63および後枠スプロケツト
501と同様に反時計まわりに回転する。
これにより、昇降ウエイト405,505が下
降するとともに、スプロケツト403,503が
同期して上昇する。このとき、スプロケツト40
3,503はそれぞれ下段パレツト8の左側下方
に設けられているため、スプロケツト403,5
03の上昇に伴つて昇降パレツト体6の前左側お
よび後左側も上昇する。
降するとともに、スプロケツト403,503が
同期して上昇する。このとき、スプロケツト40
3,503はそれぞれ下段パレツト8の左側下方
に設けられているため、スプロケツト403,5
03の上昇に伴つて昇降パレツト体6の前左側お
よび後左側も上昇する。
また、昇降パレツト体6の前左側および後左側
が上昇すると、スプロケツト403,503とそ
れぞれ近接して下段パレツト8に設けられている
スプロケツト409,509も同期して上昇する
ので、スプロケツト409,410と平衡用チエ
ン411とで構成される前側バランス機構40b
によつて昇降パレツト体6の前側が水平状態に保
持されながら上昇する一方、スプロケツト50
9,510と平衡用チエン511とで構成される
後側バランス機構50bによつて昇降パレツト体
6の後側が水平状態に保持されながら上昇する。
が上昇すると、スプロケツト403,503とそ
れぞれ近接して下段パレツト8に設けられている
スプロケツト409,509も同期して上昇する
ので、スプロケツト409,410と平衡用チエ
ン411とで構成される前側バランス機構40b
によつて昇降パレツト体6の前側が水平状態に保
持されながら上昇する一方、スプロケツト50
9,510と平衡用チエン511とで構成される
後側バランス機構50bによつて昇降パレツト体
6の後側が水平状態に保持されながら上昇する。
そして、下段パレツト8が地上床2と同一水準
まで上昇すると上昇が停止し、安全用として図示
しない落下防止装置が作動し落下を防止する。こ
の状態で、車両Wを入庫方向に後退させて下段パ
レツト8に入庫させたり、下段パレツト8から車
両Wを地上床2に出庫させる。
まで上昇すると上昇が停止し、安全用として図示
しない落下防止装置が作動し落下を防止する。こ
の状態で、車両Wを入庫方向に後退させて下段パ
レツト8に入庫させたり、下段パレツト8から車
両Wを地上床2に出庫させる。
一方、上段パレツト7に車両Wを入庫させた
り、上段パレツト7から車両Wを地上床2に出庫
させる場合には、その旨の信号が制御手段(図示
省略)より与えられて、上記落下防止装置が開と
なり、モータMが逆転する。そして、昇降パレツ
ト体6を上昇させる場合とは逆の動作により昇降
パレツト体6を下降させる。
り、上段パレツト7から車両Wを地上床2に出庫
させる場合には、その旨の信号が制御手段(図示
省略)より与えられて、上記落下防止装置が開と
なり、モータMが逆転する。そして、昇降パレツ
ト体6を上昇させる場合とは逆の動作により昇降
パレツト体6を下降させる。
すなわち、モータMの駆動軸の回転が減速機6
1、スプロケツト62およびチエン67を介して
スプロケツト63に減速して伝わり、第6図の紙
面においてスプロケツト63が時計まわりに回転
し、後枠スプロケツト501が時計まわりに回転
する一方、スプロケツト63の回転がスプロケツ
ト64〜66およびチエン68を介して前枠スプ
ロケツト401に伝達されて前枠スプロケツト4
01も時計まわりに回転する。これにより、昇降
ウエイト405,505が上昇するとともに、ス
プロケツト403,503が同期して下降して昇
降パレツト体6の前左側および後左側も下降す
る。また、昇降パレツト体6の前左側および後左
側が下降すると、スプロケツト409、410と
平衡用チエン411とで構成される前側バランス
機構40bによつて昇降パレツト体6の前側が水
平状態に保持されながら下降する一方、スプロケ
ツト509,510と平衡用チエン511とで構
成される後側バランス機構50bによつて昇降パ
レツト体6の後側が水平状態に保持されながら下
降する。
1、スプロケツト62およびチエン67を介して
スプロケツト63に減速して伝わり、第6図の紙
面においてスプロケツト63が時計まわりに回転
し、後枠スプロケツト501が時計まわりに回転
する一方、スプロケツト63の回転がスプロケツ
ト64〜66およびチエン68を介して前枠スプ
ロケツト401に伝達されて前枠スプロケツト4
01も時計まわりに回転する。これにより、昇降
ウエイト405,505が上昇するとともに、ス
プロケツト403,503が同期して下降して昇
降パレツト体6の前左側および後左側も下降す
る。また、昇降パレツト体6の前左側および後左
側が下降すると、スプロケツト409、410と
平衡用チエン411とで構成される前側バランス
機構40bによつて昇降パレツト体6の前側が水
平状態に保持されながら下降する一方、スプロケ
ツト509,510と平衡用チエン511とで構
成される後側バランス機構50bによつて昇降パ
レツト体6の後側が水平状態に保持されながら下
降する。
そして、上段パレツト7が地上床2と同一水準
になるまで下降するとモータMが停止して昇降パ
レツト体6が停止する。この状態で上段パレツト
7に車両Wを地上床2から入庫させたり、上段パ
レツト7から車両Wを地上床2に出庫させる。
になるまで下降するとモータMが停止して昇降パ
レツト体6が停止する。この状態で上段パレツト
7に車両Wを地上床2から入庫させたり、上段パ
レツト7から車両Wを地上床2に出庫させる。
ところで、モータMの駆動軸の回転を前側昇降
駆動系40および後側昇降駆動系50に伝達する
ために設けられた駆動伝達系60においては、減
速機61、スプロケツト62〜66およびチエン
67,68が第4図に示す高さ関係になるように
配置されている。すなわち、スプロケツト64,
65は地上床2に対応して、言い換えれば、車両
Wを入出庫させようとするパレツト(第4図にお
いては下段パレツト8)が地上床2と同一水準を
とりうるように適当に配置されている。また、ス
プロケツト63はスプロケツト64と同軸上に固
着されているが、スプロケツト63は他のスプロ
ケツト(例えば、スプロケツト62等)よりも大
きな径を有するものが用いられている。ここで、
スプロケツト63の径がスプロケツト62のそれ
よりも大きい理由は、スプロケツト62,63の
径の比を大きくして十分な減速効果を得るためで
ある。したがつて、第4図に示すように、スプロ
ケツト63の一部が地上床2よりも高い位置に存
在することとなり、スプロケツト63が乗降デツ
キ14と干渉するのを防止するために乗降デツキ
14のうちスプロケツト63に対応する領域14
aを凸状に形成する必要がある。そのため、乗降
デツキ14の構造が複雑となり、またその意匠性
が悪くなるという問題があつた。
駆動系40および後側昇降駆動系50に伝達する
ために設けられた駆動伝達系60においては、減
速機61、スプロケツト62〜66およびチエン
67,68が第4図に示す高さ関係になるように
配置されている。すなわち、スプロケツト64,
65は地上床2に対応して、言い換えれば、車両
Wを入出庫させようとするパレツト(第4図にお
いては下段パレツト8)が地上床2と同一水準を
とりうるように適当に配置されている。また、ス
プロケツト63はスプロケツト64と同軸上に固
着されているが、スプロケツト63は他のスプロ
ケツト(例えば、スプロケツト62等)よりも大
きな径を有するものが用いられている。ここで、
スプロケツト63の径がスプロケツト62のそれ
よりも大きい理由は、スプロケツト62,63の
径の比を大きくして十分な減速効果を得るためで
ある。したがつて、第4図に示すように、スプロ
ケツト63の一部が地上床2よりも高い位置に存
在することとなり、スプロケツト63が乗降デツ
キ14と干渉するのを防止するために乗降デツキ
14のうちスプロケツト63に対応する領域14
aを凸状に形成する必要がある。そのため、乗降
デツキ14の構造が複雑となり、またその意匠性
が悪くなるという問題があつた。
また、モータMの駆動軸の回転を前側昇降駆動
系40に伝達するためには、まず減速機61、ス
プロケツト62およびチエン67によりスプロケ
ツト63に回転を減速伝達した後、スプロケツト
64〜66およびチエン68によりスプロケツト
63に伝達された回転を前枠スプロケツト501
に伝達する必要がある。そのため、駆動伝達系6
0が複雑となり、メインテナンス性等が低下する
という問題もある。
系40に伝達するためには、まず減速機61、ス
プロケツト62およびチエン67によりスプロケ
ツト63に回転を減速伝達した後、スプロケツト
64〜66およびチエン68によりスプロケツト
63に伝達された回転を前枠スプロケツト501
に伝達する必要がある。そのため、駆動伝達系6
0が複雑となり、メインテナンス性等が低下する
という問題もある。
(考案の目的)
この考案は、上記課題を解決するためになされ
たもので、乗降デツキ面を平坦なものとして、そ
の意匠性を向上することができ、しかも昇降駆動
部の構成がより簡単な二段式駐車設備を提供する
ことを目的とする。
たもので、乗降デツキ面を平坦なものとして、そ
の意匠性を向上することができ、しかも昇降駆動
部の構成がより簡単な二段式駐車設備を提供する
ことを目的とする。
(目的を達成するための手段)
この考案による二段式駐車設備は、上記目的を
達成するために、地上に掘設したピツト内に設け
られた架台と、上下2段一体の車両搭載用のパレ
ツトから成り且つ前記架台に昇降可能に取り付け
られた昇降パレツト体と、この昇降パレツト体の
側方において前記架台の上端に設けられた乗降デ
ツキと、前記昇降パレツト体の一側部を昇降駆動
する昇降駆動機構と、前記昇降パレツト体の他側
部を一側部の昇降動作に追随して一側部と同一高
さ位置に保つバランス機構とを備える二段式駐車
設備であつて、前記昇降駆動機構が、前記乗降デ
ツキの下方位置において、前記架台の一側部の前
方側上端部に前後方向に間隔を開けて設られた、
第1チエン固定部、前後方向と直交する同一軸上
の第1、第2スプロケツトおよび前後方向と直交
する同一軸上の第3、第4スプロケツトと、前記
乗降デツキの下方位置において、前記架台の一側
部の後方側上端部に前後方向に間隔を開けて設け
られた、第2チエン固定部および前後方向と直交
する軸上の第5スプロケツトと、前記第1、第2
スプロケツトと第3、第4スプロケツトとの前後
方向中間部で且つ前記第1ないし第4スプロケツ
トより下方位置において前記架台一側部における
設けた、前後方向と直交する軸上で且つ前記乗降
デツキより下方に位置する第6スプロケツトと、
前記乗降デツキの下方に配置され、伝達機構を介
して前記第6スプロケツトを回転させる駆動源と
を有する駆動手段と、前記昇降パレツト体の下段
パレツトの一側部に設けられ且つこの下段パレツ
トの昇降による位置変動に関係なく前記第1チエ
ン固定部、第1、第2スプロケツト、第3、第4
スプロケツト、第2チエン固定部および第5スプ
ロケツトより下方に位置する、共に前後方向と交
差する軸上の前後一対の第7スプロケツトと、前
記第6スプロケツトと同軸上に固定された第8お
よび第9スプロケツトと、一端が前記第1チエン
固定部に連結されるとともに、前方側の前記第7
スプロケツトの下側、第1スプロケツトの上側、
第8スプロケツトの下側、第3スプロケツト上側
の順に巻掛けられて他端が昇降ウエイトに連結さ
れた第1チエンと、一端が前記第2チエン固定部
に連結されるとともに、後方側の第7スプロケツ
トの下側、第5スプロケツトの上側、第2スプロ
ケツトの上側、第9スプロケツトの下側、第4ス
プロケツトの上側の順に巻掛けられて他端が前記
昇降ウエイトに連結された第2チエンとを備えて
おり、かつ、前記乗降デツキの上面が平坦に形成
されている。
達成するために、地上に掘設したピツト内に設け
られた架台と、上下2段一体の車両搭載用のパレ
ツトから成り且つ前記架台に昇降可能に取り付け
られた昇降パレツト体と、この昇降パレツト体の
側方において前記架台の上端に設けられた乗降デ
ツキと、前記昇降パレツト体の一側部を昇降駆動
する昇降駆動機構と、前記昇降パレツト体の他側
部を一側部の昇降動作に追随して一側部と同一高
さ位置に保つバランス機構とを備える二段式駐車
設備であつて、前記昇降駆動機構が、前記乗降デ
ツキの下方位置において、前記架台の一側部の前
方側上端部に前後方向に間隔を開けて設られた、
第1チエン固定部、前後方向と直交する同一軸上
の第1、第2スプロケツトおよび前後方向と直交
する同一軸上の第3、第4スプロケツトと、前記
乗降デツキの下方位置において、前記架台の一側
部の後方側上端部に前後方向に間隔を開けて設け
られた、第2チエン固定部および前後方向と直交
する軸上の第5スプロケツトと、前記第1、第2
スプロケツトと第3、第4スプロケツトとの前後
方向中間部で且つ前記第1ないし第4スプロケツ
トより下方位置において前記架台一側部における
設けた、前後方向と直交する軸上で且つ前記乗降
デツキより下方に位置する第6スプロケツトと、
前記乗降デツキの下方に配置され、伝達機構を介
して前記第6スプロケツトを回転させる駆動源と
を有する駆動手段と、前記昇降パレツト体の下段
パレツトの一側部に設けられ且つこの下段パレツ
トの昇降による位置変動に関係なく前記第1チエ
ン固定部、第1、第2スプロケツト、第3、第4
スプロケツト、第2チエン固定部および第5スプ
ロケツトより下方に位置する、共に前後方向と交
差する軸上の前後一対の第7スプロケツトと、前
記第6スプロケツトと同軸上に固定された第8お
よび第9スプロケツトと、一端が前記第1チエン
固定部に連結されるとともに、前方側の前記第7
スプロケツトの下側、第1スプロケツトの上側、
第8スプロケツトの下側、第3スプロケツト上側
の順に巻掛けられて他端が昇降ウエイトに連結さ
れた第1チエンと、一端が前記第2チエン固定部
に連結されるとともに、後方側の第7スプロケツ
トの下側、第5スプロケツトの上側、第2スプロ
ケツトの上側、第9スプロケツトの下側、第4ス
プロケツトの上側の順に巻掛けられて他端が前記
昇降ウエイトに連結された第2チエンとを備えて
おり、かつ、前記乗降デツキの上面が平坦に形成
されている。
(実施例)
A 実施例の構成
第1図はこの考案にかかる二段式駐車設備の一
実施例を示す側面図であり、第2図は第1図に示
す二段式駐車設備の昇降駆動部を示す斜視図であ
る。本実施例と第3図ないし第6図に示す提案例
とが大きく異なつている点は、両者の昇降駆動部
の構成が相違していることと、提案例においては
第4図に示すように乗降デツキ14の一部に凸状
の領域14aが形成されているのに対して本実施
例では第1図に示すように乗降デツキ14が平坦
であることである。その他の点については、実施
例の構成と提案例のそれとは同じである。
実施例を示す側面図であり、第2図は第1図に示
す二段式駐車設備の昇降駆動部を示す斜視図であ
る。本実施例と第3図ないし第6図に示す提案例
とが大きく異なつている点は、両者の昇降駆動部
の構成が相違していることと、提案例においては
第4図に示すように乗降デツキ14の一部に凸状
の領域14aが形成されているのに対して本実施
例では第1図に示すように乗降デツキ14が平坦
であることである。その他の点については、実施
例の構成と提案例のそれとは同じである。
第2図に示すように、本実施例における昇降駆
動部は、この二段式駐車設備の駆動源たるモータ
Mと、昇降パレツト体6の前側の昇降を行う前側
昇降駆動系70と、昇降パレツト体6の後側の昇
降を行う後側昇降駆動系80と、モータMの駆動
軸の回転を前側昇降駆動系70および後側昇降駆
動系80に伝達する駆動伝達系90とで構成され
ている。これらの系70,80,90は全て、平
坦である前記乗降デツキ14の下方に構成されて
いる。以下、これらの系70,80,90につい
てそれぞれ詳細な構成を説明する。
動部は、この二段式駐車設備の駆動源たるモータ
Mと、昇降パレツト体6の前側の昇降を行う前側
昇降駆動系70と、昇降パレツト体6の後側の昇
降を行う後側昇降駆動系80と、モータMの駆動
軸の回転を前側昇降駆動系70および後側昇降駆
動系80に伝達する駆動伝達系90とで構成され
ている。これらの系70,80,90は全て、平
坦である前記乗降デツキ14の下方に構成されて
いる。以下、これらの系70,80,90につい
てそれぞれ詳細な構成を説明する。
駆動伝達系90は、減速機91、スプロケツト
92,93およびチエン94により構成されてい
る。すなわち、支柱5a,5bを連結する梁10
上に設けられたモータMの駆動軸はモータMと同
様この梁10上に設けられた減速機91の入力側
に接続されている。そして、減速機91の出力側
にはスプロケツト92が接続され、さらに、この
スプロケツト92はチエン94によつてスプロケ
ツト93に連結されており、モータMの駆動軸の
回転が減速機91、スプロケツト92およびチエ
ン94を介してスプロケツト93に減速して伝わ
るように構成されている。このスプロケツト93
は、既述のように前記地上床2とほぼ同一水準の
位置に設けられる乗降デツキ14よりも下方に位
置するように、支柱5bの中間高さ部近傍に設け
られたものであり、このスプロケツト93の回転
軸にはスプロケツト93の他に前枠および後枠ス
プロケツト701,801がキー(図示省略)に
よつて固着されている。そして、スプロケツト9
3に減速伝達されたモータMの駆動力が、前枠ス
プロケツト701を介して昇降パレツト6の前側
の昇降を行う前側昇降駆動系70に、また後枠ス
プロケツト801を介して昇降パレツト6の後側
の昇降を行う後側昇降駆動系80にそれぞれ伝わ
るように構成されている。
92,93およびチエン94により構成されてい
る。すなわち、支柱5a,5bを連結する梁10
上に設けられたモータMの駆動軸はモータMと同
様この梁10上に設けられた減速機91の入力側
に接続されている。そして、減速機91の出力側
にはスプロケツト92が接続され、さらに、この
スプロケツト92はチエン94によつてスプロケ
ツト93に連結されており、モータMの駆動軸の
回転が減速機91、スプロケツト92およびチエ
ン94を介してスプロケツト93に減速して伝わ
るように構成されている。このスプロケツト93
は、既述のように前記地上床2とほぼ同一水準の
位置に設けられる乗降デツキ14よりも下方に位
置するように、支柱5bの中間高さ部近傍に設け
られたものであり、このスプロケツト93の回転
軸にはスプロケツト93の他に前枠および後枠ス
プロケツト701,801がキー(図示省略)に
よつて固着されている。そして、スプロケツト9
3に減速伝達されたモータMの駆動力が、前枠ス
プロケツト701を介して昇降パレツト6の前側
の昇降を行う前側昇降駆動系70に、また後枠ス
プロケツト801を介して昇降パレツト6の後側
の昇降を行う後側昇降駆動系80にそれぞれ伝わ
るように構成されている。
前部昇降駆動系70、昇降パレツト体6の前左
側の昇降を行う前左側昇降駆動機構70aと、昇
降パレツト体6の前左側の昇降動作に追随して昇
降パレツト体6の前右側を前左側と同一高さ位置
に保つ前側バランス機構70bとから構成されて
いる。
側の昇降を行う前左側昇降駆動機構70aと、昇
降パレツト体6の前左側の昇降動作に追随して昇
降パレツト体6の前右側を前左側と同一高さ位置
に保つ前側バランス機構70bとから構成されて
いる。
前左側昇降駆動機構70aは入庫方向に間隔を
開けて設けられたスプロケツト702〜707、
スプロケツト704とスプロケツト705の間に
おいてこれらの下方に設けられたスプロケツト7
01、昇降ウエイトWW、チエン708、チエン
固定部709およびチエン取付部710から構成
されている。すなわち、昇降ウエイトWW上部に
は、チエン取付部710が設けられているととも
にスプロケツト706がブラケツトにより回転自
由に支承されている。そして、チエン708の一
端を支柱5bの上端部近傍に設けられたチエン固
定部709に連結してそのチエン708を下方に
延ばし、下段パレツト8の前側下方に設けたスプ
ロケツト702に巻掛けて上方に延び、支柱5b
の上端部近傍に設けられたスプロケツト703に
巻掛けて入庫方向に延び、スプロケツト704に
巻掛けて再度下方に延び、前記前枠スプロケツト
701に巻掛けて再度上方に延び、支柱5aの上
端部近傍に設けられたスプロケツト705に巻掛
けて三度下方に延び、昇降ウエイトWWのスプロ
ケツト706に巻掛けて三度上方に延び、支柱5
aの上端部近傍に設けられたスプロケツト707
に巻掛けて四度下方に延び、他端を昇降ウエイト
WWのチエン取付部710に連結してある。
開けて設けられたスプロケツト702〜707、
スプロケツト704とスプロケツト705の間に
おいてこれらの下方に設けられたスプロケツト7
01、昇降ウエイトWW、チエン708、チエン
固定部709およびチエン取付部710から構成
されている。すなわち、昇降ウエイトWW上部に
は、チエン取付部710が設けられているととも
にスプロケツト706がブラケツトにより回転自
由に支承されている。そして、チエン708の一
端を支柱5bの上端部近傍に設けられたチエン固
定部709に連結してそのチエン708を下方に
延ばし、下段パレツト8の前側下方に設けたスプ
ロケツト702に巻掛けて上方に延び、支柱5b
の上端部近傍に設けられたスプロケツト703に
巻掛けて入庫方向に延び、スプロケツト704に
巻掛けて再度下方に延び、前記前枠スプロケツト
701に巻掛けて再度上方に延び、支柱5aの上
端部近傍に設けられたスプロケツト705に巻掛
けて三度下方に延び、昇降ウエイトWWのスプロ
ケツト706に巻掛けて三度上方に延び、支柱5
aの上端部近傍に設けられたスプロケツト707
に巻掛けて四度下方に延び、他端を昇降ウエイト
WWのチエン取付部710に連結してある。
一方、前側バランス機構70bは、第5図に示
す提案例と同様に、スプロケツト711,71
2、平衡用チエン713およびチエン取付部(図
示省略)により構成されている。すなわち、平衡
用チエン713の一端をチエン取付部に連結して
上方へ延ばし、スプロケツト711に巻掛けて下
段パレツト8直下に設けられた角パイプ12(第
3図)の中を通過させ、スプロケツト712に巻
掛けて上方へ延ばし、他端をチエン取付部に連結
して張力を調節してある。
す提案例と同様に、スプロケツト711,71
2、平衡用チエン713およびチエン取付部(図
示省略)により構成されている。すなわち、平衡
用チエン713の一端をチエン取付部に連結して
上方へ延ばし、スプロケツト711に巻掛けて下
段パレツト8直下に設けられた角パイプ12(第
3図)の中を通過させ、スプロケツト712に巻
掛けて上方へ延ばし、他端をチエン取付部に連結
して張力を調節してある。
後側昇降駆動系80は、昇降パレツト体6の後
左側の昇降を行う後左側昇降駆動機構80aと、
昇降パレツト体6の後左側の昇降動作に追随して
昇降パレツト体6の後右側を後左側と同一高さ位
置に保つ後側バランス機構80bとで構成されて
いる。
左側の昇降を行う後左側昇降駆動機構80aと、
昇降パレツト体6の後左側の昇降動作に追随して
昇降パレツト体6の後右側を後左側と同一高さ位
置に保つ後側バランス機構80bとで構成されて
いる。
後左側昇降駆動機構80aは、入庫方向に間隔
を開けて設けられたスプロケツト802〜80
6、スプロケツト803とスプロケツト804の
間においてこれらの下方に設けられたスプロケツ
ト801、昇降ウエイトWW、チエン807、チ
エン固定部808およびチエン取付部809から
構成されている。すなわち、昇降ウエイトWW上
部には、チエン取付部710以外にチエン取付部
809が設けられているとともにスプロケツト8
05がブラケツトにより回転自由に支承されてい
る。そして、チエン807の一端を支柱5bの上
端部近傍に設けられたチエン固定部808に連結
してそのチエン807を下方に延ばし、下段パレ
ツト8の後側下方に設けたスプロケツト802に
巻掛けて上方に延び、支柱5bの上端部近傍に設
けられるとともにスプロケツト704の回転軸に
固定されたスプロケツト803に巻掛けて再度下
方に延び前記後枠スプロケツト801に巻掛けて
再度上方に延び、支柱5bの上端部近傍に設けら
れるとともにスプロケツト705の回転軸に固定
されたスプロケツト804に巻掛けて三度下方に
延び、昇降ウエイトWWのスプロケツト805に
巻掛けて三度上方に延び、支柱5bの上端部近傍
に設けられるとともにスプロケツト707の回転
軸に固定されたスプロケツト806に巻掛けて四
度下方に延び、他端を昇降ウエイトWWのチエン
取付部809に連結してある。
を開けて設けられたスプロケツト802〜80
6、スプロケツト803とスプロケツト804の
間においてこれらの下方に設けられたスプロケツ
ト801、昇降ウエイトWW、チエン807、チ
エン固定部808およびチエン取付部809から
構成されている。すなわち、昇降ウエイトWW上
部には、チエン取付部710以外にチエン取付部
809が設けられているとともにスプロケツト8
05がブラケツトにより回転自由に支承されてい
る。そして、チエン807の一端を支柱5bの上
端部近傍に設けられたチエン固定部808に連結
してそのチエン807を下方に延ばし、下段パレ
ツト8の後側下方に設けたスプロケツト802に
巻掛けて上方に延び、支柱5bの上端部近傍に設
けられるとともにスプロケツト704の回転軸に
固定されたスプロケツト803に巻掛けて再度下
方に延び前記後枠スプロケツト801に巻掛けて
再度上方に延び、支柱5bの上端部近傍に設けら
れるとともにスプロケツト705の回転軸に固定
されたスプロケツト804に巻掛けて三度下方に
延び、昇降ウエイトWWのスプロケツト805に
巻掛けて三度上方に延び、支柱5bの上端部近傍
に設けられるとともにスプロケツト707の回転
軸に固定されたスプロケツト806に巻掛けて四
度下方に延び、他端を昇降ウエイトWWのチエン
取付部809に連結してある。
一方、後側バランス機構80bはスプロケツト
810,811、平衡用チエン812およびチエ
ン取付部(図示省略)により構成されており、そ
の構成は前側バランス機構70bとほぼ同様であ
る。したがつて、ここではその詳細な構成の説明
は省略する。
810,811、平衡用チエン812およびチエ
ン取付部(図示省略)により構成されており、そ
の構成は前側バランス機構70bとほぼ同様であ
る。したがつて、ここではその詳細な構成の説明
は省略する。
B 実施例の動作
次に、上記二段式駐車設備の動作について説明
する。下段パレツト8に車両Wを入庫させたり、
下段パレツト8から車両Wを地上床2に出庫させ
る場合には、その旨の信号が制御手段(図示省
略)よりモータMに与えられてモータMの駆動軸
が所定方向に回転し始める。
する。下段パレツト8に車両Wを入庫させたり、
下段パレツト8から車両Wを地上床2に出庫させ
る場合には、その旨の信号が制御手段(図示省
略)よりモータMに与えられてモータMの駆動軸
が所定方向に回転し始める。
そして、モータMの駆動軸の回転が減速機9
1、スプロケツト92およびチエン94を介して
スプロケツト93に減速して伝わり、スプロケツ
ト93が第2図の紙面において時計まわりに回転
する。したがつて、スプロケツト93と同軸上に
設けられた前および後枠スプロケツト701,8
01もスプロケツト93と同様に時計まわりに回
転する。
1、スプロケツト92およびチエン94を介して
スプロケツト93に減速して伝わり、スプロケツ
ト93が第2図の紙面において時計まわりに回転
する。したがつて、スプロケツト93と同軸上に
設けられた前および後枠スプロケツト701,8
01もスプロケツト93と同様に時計まわりに回
転する。
これにより、昇降ウエイトWWが下降するとと
もに、スプロケツト702,802が同期して上
昇する。このとき、スプロケツト702,802
はそれぞれ下段パレツト8の左側下方に設けられ
ているため、スプロケツト702,802の上昇
に伴つて昇降パレツト体6の前左側および後左側
も上昇する。
もに、スプロケツト702,802が同期して上
昇する。このとき、スプロケツト702,802
はそれぞれ下段パレツト8の左側下方に設けられ
ているため、スプロケツト702,802の上昇
に伴つて昇降パレツト体6の前左側および後左側
も上昇する。
また、昇降パレツト体6の前左側および後左側
が上昇すると、スプロケツト702,802とそ
れぞれ近接して下段パレツト8に設けられている
スプロケツト711,810も上昇するので、ス
プロケツト711,712が平衡用チエン713
と係合して回転し、昇降パレツト体6の前側を水
平状態に保持しながら上昇させる一方、スプロケ
ツト810,811が平衡用チエン812と係合
して回転し、昇降パレツト体6の後側を水平状態
に保持しながら上昇させる。
が上昇すると、スプロケツト702,802とそ
れぞれ近接して下段パレツト8に設けられている
スプロケツト711,810も上昇するので、ス
プロケツト711,712が平衡用チエン713
と係合して回転し、昇降パレツト体6の前側を水
平状態に保持しながら上昇させる一方、スプロケ
ツト810,811が平衡用チエン812と係合
して回転し、昇降パレツト体6の後側を水平状態
に保持しながら上昇させる。
そして、下段パレツト8が地上床2と同一水準
まで上昇するとモータMが停止し、安全用として
図示しない落下防止装置が作動し落下を防止す
る。この状態で、車両Wを入庫方向に後退させて
下段パレツト8に入庫させたり、下段パレツト8
から車両Wを地上床2に出庫させる。
まで上昇するとモータMが停止し、安全用として
図示しない落下防止装置が作動し落下を防止す
る。この状態で、車両Wを入庫方向に後退させて
下段パレツト8に入庫させたり、下段パレツト8
から車両Wを地上床2に出庫させる。
一方、上段パレツト7に車両Wを入庫させた
り、上段パレツト7から車両Wを地上床2に出庫
させる場合には、その旨の信号が制御手段(図示
省略)より与えられて、上記落下防止装置が開と
なり、モータMが逆転する。そして、昇降パレツ
ト体6を上昇させる場合とは逆の動作により昇降
パレツト体6を下降させる。
り、上段パレツト7から車両Wを地上床2に出庫
させる場合には、その旨の信号が制御手段(図示
省略)より与えられて、上記落下防止装置が開と
なり、モータMが逆転する。そして、昇降パレツ
ト体6を上昇させる場合とは逆の動作により昇降
パレツト体6を下降させる。
すなわち、モータMの駆動軸の回転が減速機9
1、スプロケツト92およびチエン94を介して
スプロケツト93に減速して伝わり、第2図の紙
面においてスプロケツト93が反時計まわりに回
転し、前および後枠スプロケツト701,801
も反時計まわりに回転する。これにより、昇降ウ
エイトWWが上昇するとともに、スプロケツト7
02,802が同期して下降して昇降パレツト体
6の前左側および後左側も下降する。また、昇降
パレツト体6の前左側および後左側が下降する
と、スプロケツト711,712,810,81
1と平衡用チエン713,812とによつて昇降
パレツト体6が水平状態を保持しながら下降す
る。そして、上段パレツト7が地上床2と同一水
準になるまで下降するとモータMが停止して昇降
パレツト体6が停止する。この状態で上段パレツ
ト7に車両Wを地上床2から入庫させたり、上段
パレツト7から車両Wを地上床2に出庫させる。
1、スプロケツト92およびチエン94を介して
スプロケツト93に減速して伝わり、第2図の紙
面においてスプロケツト93が反時計まわりに回
転し、前および後枠スプロケツト701,801
も反時計まわりに回転する。これにより、昇降ウ
エイトWWが上昇するとともに、スプロケツト7
02,802が同期して下降して昇降パレツト体
6の前左側および後左側も下降する。また、昇降
パレツト体6の前左側および後左側が下降する
と、スプロケツト711,712,810,81
1と平衡用チエン713,812とによつて昇降
パレツト体6が水平状態を保持しながら下降す
る。そして、上段パレツト7が地上床2と同一水
準になるまで下降するとモータMが停止して昇降
パレツト体6が停止する。この状態で上段パレツ
ト7に車両Wを地上床2から入庫させたり、上段
パレツト7から車両Wを地上床2に出庫させる。
C 実施例の効果
上記のように、第2図と第6図とを比較してわ
かるように、本実施例における昇降駆動部の構成
(第2図)は提案例におけるそれ(第6図)に比
べてより簡単なものとなつている。特に、モータ
Mの駆動軸の回転を同期して前側昇降駆動系およ
び後側昇降駆動系に伝達するために、提案例では
まずモータMの駆動軸の回転をスプロケツト6
2,63およびチエン67により後側昇降駆動系
50に伝達し、さらにスプロケツト64〜66お
よびチエン68によりスプロケツト63に伝達さ
れたモータMの駆動軸の回転を前側昇降駆動系4
0に伝達しているのに対して、本実施例ではモー
タMの駆動軸の回転をスプロケツト92,93お
よびチエン94により前側昇降駆動系70および
後側昇降駆動系80へ同時に伝達しているので、
昇降駆動部の構成がその分だけ簡略化され、モー
タMの駆動軸の回転を同期して前側昇降駆動系お
よび後側昇降駆動系に伝達するために必要となる
調整やメインテナンスが容易となる。
かるように、本実施例における昇降駆動部の構成
(第2図)は提案例におけるそれ(第6図)に比
べてより簡単なものとなつている。特に、モータ
Mの駆動軸の回転を同期して前側昇降駆動系およ
び後側昇降駆動系に伝達するために、提案例では
まずモータMの駆動軸の回転をスプロケツト6
2,63およびチエン67により後側昇降駆動系
50に伝達し、さらにスプロケツト64〜66お
よびチエン68によりスプロケツト63に伝達さ
れたモータMの駆動軸の回転を前側昇降駆動系4
0に伝達しているのに対して、本実施例ではモー
タMの駆動軸の回転をスプロケツト92,93お
よびチエン94により前側昇降駆動系70および
後側昇降駆動系80へ同時に伝達しているので、
昇降駆動部の構成がその分だけ簡略化され、モー
タMの駆動軸の回転を同期して前側昇降駆動系お
よび後側昇降駆動系に伝達するために必要となる
調整やメインテナンスが容易となる。
また、スプロケツトと回転軸とをキーによつて
固着させる箇所が減少しているので、スプロケツ
トの取付構造が簡素化される。すなわち、提案例
においては、スプロケツト63,64,501お
よびスプロケツト65,401をそれぞれ同軸上
に固着するためにキーを用いていた(キーによる
スプロケツトの取付が2箇所であつた)のに対し
て、本実施例においては、スプロケツト93,7
01,801を同軸上に配置するのにキーを用い
るだけでよく(キーによるスプロケツトの取付が
1箇所である)、スプロケツトの取付構造が簡素
化されている。
固着させる箇所が減少しているので、スプロケツ
トの取付構造が簡素化される。すなわち、提案例
においては、スプロケツト63,64,501お
よびスプロケツト65,401をそれぞれ同軸上
に固着するためにキーを用いていた(キーによる
スプロケツトの取付が2箇所であつた)のに対し
て、本実施例においては、スプロケツト93,7
01,801を同軸上に配置するのにキーを用い
るだけでよく(キーによるスプロケツトの取付が
1箇所である)、スプロケツトの取付構造が簡素
化されている。
また、第1図に示すように、スプロケツト93
を支柱5bの中間高さ部近傍に設けることにより
ピツト1中に配置させたので、提案例(第4図)
のように、乗降デツキ14に凸状の領域14aを
設ける必要がなくなり、乗降デツキ14は平坦な
ものとなり、その意匠性が向上する。
を支柱5bの中間高さ部近傍に設けることにより
ピツト1中に配置させたので、提案例(第4図)
のように、乗降デツキ14に凸状の領域14aを
設ける必要がなくなり、乗降デツキ14は平坦な
ものとなり、その意匠性が向上する。
D その他の実施例
なお、上記実施例では、前左側昇降駆動系70
aをスプロケツト701〜707、昇降ウエイト
WW、チエン708、チエン固定部709および
チエン取付部710により構成する一方、後左側
昇降駆動系80aをスプロケツト801〜80
6、昇降ウエイトWW、チエン807、チエン固
定部808およびチエン取付部809により構成
しているが、スプロケツト706,707,80
5,806は本質的なものではなく省略してもよ
い。すなわち、第2図に示すように昇降駆動部を
構成する代わりに、チエン708の一端をチエン
固定部709に連結してそのチエン708を下方
に延ばし、スプロケツト702に巻掛けて上方に
延び、スプロケツト703に巻掛けて入庫方向に
延び、スプロケツト704に巻掛けて再度下方に
延び、前枠スプロケツト701に巻掛けて再度上
方に延び、スプロケツト705に巻掛けて三度下
方に延び、他端を昇降ウエイトWWのチエン取付
部710に連結する一方、チエン807の一端を
チエン固定部808に連結してそのチエン807
を下方に延ばし、スプロケツト802に巻掛けて
上方に延び、スプロケツト803に巻掛けて再度
下方に延び、後枠スプロケツト801に巻掛けて
再度上方に延び、スプロケツト804に巻掛けて
三度下方に延び、他端を昇降ウエイトWWのチエ
ン取付部809に連結するようにしてもよい。
aをスプロケツト701〜707、昇降ウエイト
WW、チエン708、チエン固定部709および
チエン取付部710により構成する一方、後左側
昇降駆動系80aをスプロケツト801〜80
6、昇降ウエイトWW、チエン807、チエン固
定部808およびチエン取付部809により構成
しているが、スプロケツト706,707,80
5,806は本質的なものではなく省略してもよ
い。すなわち、第2図に示すように昇降駆動部を
構成する代わりに、チエン708の一端をチエン
固定部709に連結してそのチエン708を下方
に延ばし、スプロケツト702に巻掛けて上方に
延び、スプロケツト703に巻掛けて入庫方向に
延び、スプロケツト704に巻掛けて再度下方に
延び、前枠スプロケツト701に巻掛けて再度上
方に延び、スプロケツト705に巻掛けて三度下
方に延び、他端を昇降ウエイトWWのチエン取付
部710に連結する一方、チエン807の一端を
チエン固定部808に連結してそのチエン807
を下方に延ばし、スプロケツト802に巻掛けて
上方に延び、スプロケツト803に巻掛けて再度
下方に延び、後枠スプロケツト801に巻掛けて
再度上方に延び、スプロケツト804に巻掛けて
三度下方に延び、他端を昇降ウエイトWWのチエ
ン取付部809に連結するようにしてもよい。
ただし、これらスプロケツト706,707,
805,806を含めて第2図に示すように昇降
駆動部を構成することにより、上記の効果以外
に、昇降ウエイトWWの上下方向への移動量がス
プロケツト702,802の移動量、言い換えれ
ば昇降パレツト体6の移動量よりも小さくなると
いう効果が得られる。
805,806を含めて第2図に示すように昇降
駆動部を構成することにより、上記の効果以外
に、昇降ウエイトWWの上下方向への移動量がス
プロケツト702,802の移動量、言い換えれ
ば昇降パレツト体6の移動量よりも小さくなると
いう効果が得られる。
また、上記スプロケツト706,707,80
5,806と同様の働きを行うスプロケツトをさ
らに設けてもよいことは言うまでもなく、これに
より昇降ウエイトWWの上下方向への移動量が昇
降パレツト体6のそれよりもさらに小さくなる。
5,806と同様の働きを行うスプロケツトをさ
らに設けてもよいことは言うまでもなく、これに
より昇降ウエイトWWの上下方向への移動量が昇
降パレツト体6のそれよりもさらに小さくなる。
また、上記実施例では第2図に示すように、モ
ータM等を「左側」に設けたものについて説明し
たが、モータM等を「右側」に設けた場合にも本
発明の適用が可能なことは言うまでもない。
ータM等を「左側」に設けたものについて説明し
たが、モータM等を「右側」に設けた場合にも本
発明の適用が可能なことは言うまでもない。
また、上記実施例では車両1台分のピツト1を
設けてそのピツト1に対応して1駐列の二段式駐
車設備を設置した場合について説明したが、n
(n≧2)台分のピツトを設けてそのピツトに対
応してn駐列の二段式駐車設備を設置した場合に
も本発明の適用が可能なことは言うまでもない。
設けてそのピツト1に対応して1駐列の二段式駐
車設備を設置した場合について説明したが、n
(n≧2)台分のピツトを設けてそのピツトに対
応してn駐列の二段式駐車設備を設置した場合に
も本発明の適用が可能なことは言うまでもない。
また、上記実施例ではバランス機構を前側およ
び後側バランス機構70b,80bの2つ設けた
が、バランス機構は2つに限定されるものではな
く、バランス機構を1つあるいは3つ以上設けて
もよいことは言うまでもない。
び後側バランス機構70b,80bの2つ設けた
が、バランス機構は2つに限定されるものではな
く、バランス機構を1つあるいは3つ以上設けて
もよいことは言うまでもない。
また、この考案による二段式駐車設備におい
て、入庫方向のいずれを前部または後部とするか
は任意である。
て、入庫方向のいずれを前部または後部とするか
は任意である。
(考案の効果)
この考案による二段式駐車設備によると、駆動
源Mの駆動力で回転する第6スプロケツト93
を、架台5の上端部に設ける第1、第2スプロケ
ツト803,704および第5スプロケツト70
3よりも下方に設けることができる構成としたの
で、前記駆動源Mの回転に対する減速効果を十分
なものとするために前記第6スプロケツト93を
径大なものとしても、この第6スプロケツト93
を、地上床とほぼ同一の水準の乗降デツキ14の
下方に設けることが可能となる。
源Mの駆動力で回転する第6スプロケツト93
を、架台5の上端部に設ける第1、第2スプロケ
ツト803,704および第5スプロケツト70
3よりも下方に設けることができる構成としたの
で、前記駆動源Mの回転に対する減速効果を十分
なものとするために前記第6スプロケツト93を
径大なものとしても、この第6スプロケツト93
を、地上床とほぼ同一の水準の乗降デツキ14の
下方に設けることが可能となる。
また、下段パレツト8に前後一対の第7スプロ
ケツト802,702を設け、これらの第7スプ
ロケツト802,702にモータMの回転を同時
に伝達することによつて前記下段パレツト8を昇
降させるようにしているから、従来に比べ昇降駆
動機構の構成を簡略化することができる。また、
昇降駆動機構の構成を簡略化させることによつ
て、そのメンテナンスをも簡略化させることがで
きるという効果もある。
ケツト802,702を設け、これらの第7スプ
ロケツト802,702にモータMの回転を同時
に伝達することによつて前記下段パレツト8を昇
降させるようにしているから、従来に比べ昇降駆
動機構の構成を簡略化することができる。また、
昇降駆動機構の構成を簡略化させることによつ
て、そのメンテナンスをも簡略化させることがで
きるという効果もある。
第1図はこの考案にかかる二段式駐車設備の一
実施例を示す側面図、第2図は第1図に示す二段
式駐車設備の昇降駆動部を示す斜視図、第3図は
提案例における二段式駐車設備を示す平面図、第
4図は第3図に示す二段式駐車設備の側面図、第
5図は第3図に示す二段式駐車設備の正面図、第
6図は第3図に示す二段式駐車設備の昇降駆動部
を示す斜視図である。 1……ピツト、5……架台、6……昇降パレツ
ト体、8……下段パレツト、14,15……乗降
デツキ、70b……前側バランス機構、80b…
…後側バランス機構、701〜705,801〜
804……スプロケツト、708,807……チ
エン、709,808……チエン固定部、WW…
…昇降ウエイト。
実施例を示す側面図、第2図は第1図に示す二段
式駐車設備の昇降駆動部を示す斜視図、第3図は
提案例における二段式駐車設備を示す平面図、第
4図は第3図に示す二段式駐車設備の側面図、第
5図は第3図に示す二段式駐車設備の正面図、第
6図は第3図に示す二段式駐車設備の昇降駆動部
を示す斜視図である。 1……ピツト、5……架台、6……昇降パレツ
ト体、8……下段パレツト、14,15……乗降
デツキ、70b……前側バランス機構、80b…
…後側バランス機構、701〜705,801〜
804……スプロケツト、708,807……チ
エン、709,808……チエン固定部、WW…
…昇降ウエイト。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 地上に掘設したピツト1内に設けられた架台5
と、上下2段一体の車両搭載用のパレツトから成
り且つ前記架台に昇降可能に取り付けられた昇降
パレツト体6と、この昇降パレツト体の側方にお
いて前記架台の上端に設けられた乗降デツキ1
4,15と、前記昇降パレツト体の一側部を昇降
駆動する昇降駆動機構と、前記昇降パレツト体の
他側部を一側部の昇降動作に追随して一側部と同
一高さ位置に保つバランス機構とを備える二段式
駐車設備において、 前記昇降駆動機構が、 前記乗降デツキ14の下方位置において、前記
架台5の一側部の前方側上端部に前後方向に間隔
を開けて設けられた、第1チエン固定部808、
前後方向と直交する同一軸上の第1、第2スプロ
ケツト803,704および前後方向と直交する
同一軸上の第3、第4スプロケツト804,70
5と、 前記乗降デツキ14の下方位置において、前記
架台5の一側部の後方側上端部に前後方向に間隔
を開けて設けられた、第2チエン固定部709お
よび前後方向と直交する軸上の第5スプロケツト
703と、 前記第1、第2スプロケツトと第3、第4スプ
ロケツトとの前後方向中間部で且つ前記第1ない
し第4スプロケツトより下方位置において前記架
台一側部に設けられた、前後方向と直交する軸上
で且つ前記乗降デツキ14より下方に位置する第
6スプロケツト93と、前記乗降デツキ14の下
方に配置され、伝達機構を介して前記第6スプロ
ケツト93を回転させる駆動源Mとを有する駆動
手段と、 前記昇降パレツト体6の下段パレツト8の一側
部に設けられ且つこの下段パレツトの昇降による
位置変動に関係なく前記第1チエン固定部、第
1、第2スプロケツト、第3、第4スプロケツ
ト、第2チエン固定部および第5スプロケツトよ
り下方に位置する、ともに前後方向と直交する軸
上の前後一対の第7スプロケツト802,702
と、 前記第6スプロケツトと同軸上に固定された第
8および第9スプロケツト801,701と、 一端が前記第1チエン固定部808に連結され
るとともに、前方側の前記第7スプロケツト80
2の下側、第1スプロケツト803の上側、第8
スプロケツト801の下側、第3スプロケツト8
04上側の順に巻掛けられて他端が昇降ウエイト
WWに連結された第1チエン807と、 一端が前記第2チエン固定部709に連結され
るとともに、後方側の第7スプロケツト702の
下側、第5スプロケツト703の上側、第2スプ
ロケツト704の上側、第9スプロケツト701
の下側、第4スプロケツト705の上側の順に巻
掛けられて他端が前記昇降ウエイトWWに連結さ
れた第2チエン708と、 を備えており、かつ、 前記乗降デツキの上面が平坦に形成されている
こと、 を特徴とする二段式駐車設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988093323U JPH0528296Y2 (ja) | 1988-07-14 | 1988-07-14 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988093323U JPH0528296Y2 (ja) | 1988-07-14 | 1988-07-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0218065U JPH0218065U (ja) | 1990-02-06 |
JPH0528296Y2 true JPH0528296Y2 (ja) | 1993-07-20 |
Family
ID=31317774
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988093323U Expired - Lifetime JPH0528296Y2 (ja) | 1988-07-14 | 1988-07-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0528296Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6114367A (ja) * | 1984-06-27 | 1986-01-22 | 日本発条株式会社 | 二段駐車装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0312921Y2 (ja) * | 1985-11-01 | 1991-03-26 |
-
1988
- 1988-07-14 JP JP1988093323U patent/JPH0528296Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6114367A (ja) * | 1984-06-27 | 1986-01-22 | 日本発条株式会社 | 二段駐車装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0218065U (ja) | 1990-02-06 |
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