JP2517314Y2 - 二段式駐車装置 - Google Patents
二段式駐車装置Info
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- JP2517314Y2 JP2517314Y2 JP1991048513U JP4851391U JP2517314Y2 JP 2517314 Y2 JP2517314 Y2 JP 2517314Y2 JP 1991048513 U JP1991048513 U JP 1991048513U JP 4851391 U JP4851391 U JP 4851391U JP 2517314 Y2 JP2517314 Y2 JP 2517314Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、二段式駐車装置の改良
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両を上下二段に駐車する二
段式駐車装置として、例えば実公平1―25163号公
報に開示されているように、車両を搭載するパレットを
床面上に立設された前後左右4本の支柱に昇降可能に支
持するとともに、上記パレットの上方に配置した屋根を
パレットの昇降動作に追従して昇降するように上記各支
柱に支持することにより、上記屋根を、パレット下降時
には乗員の乗降動作に支障を来たさない高さに保持する
一方、パレット上昇時には車両の駐車に支障を来たさな
い高さに保持するようにした二段式駐車装置が知られて
いる。
段式駐車装置として、例えば実公平1―25163号公
報に開示されているように、車両を搭載するパレットを
床面上に立設された前後左右4本の支柱に昇降可能に支
持するとともに、上記パレットの上方に配置した屋根を
パレットの昇降動作に追従して昇降するように上記各支
柱に支持することにより、上記屋根を、パレット下降時
には乗員の乗降動作に支障を来たさない高さに保持する
一方、パレット上昇時には車両の駐車に支障を来たさな
い高さに保持するようにした二段式駐車装置が知られて
いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
の二段式駐車装置では、上述の如くパレットを支持する
支柱は前後左右に4本立設されていることから、車両を
入出庫する際や乗員が乗降する際に上記支柱が邪魔にな
って入出庫性および乗降性を阻害するおそれがあった。
の二段式駐車装置では、上述の如くパレットを支持する
支柱は前後左右に4本立設されていることから、車両を
入出庫する際や乗員が乗降する際に上記支柱が邪魔にな
って入出庫性および乗降性を阻害するおそれがあった。
【0004】本考案はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、パレットを支持する支
柱の本数を半減させることにより、車両周りの障害物を
少なくして入出庫性および乗降性を向上させることにあ
る。さらには、パレット上昇時における屋根の高さをで
きるだけ低くし、雨避け効果、日除け効果および安定感
を増大させることにもある。加えて、屋根の浮上がりを
確実に防止するとともに、チェーン等の昇降手段を外部
から見えないようにすることにもある。
あり、その目的とするところは、パレットを支持する支
柱の本数を半減させることにより、車両周りの障害物を
少なくして入出庫性および乗降性を向上させることにあ
る。さらには、パレット上昇時における屋根の高さをで
きるだけ低くし、雨避け効果、日除け効果および安定感
を増大させることにもある。加えて、屋根の浮上がりを
確実に防止するとともに、チェーン等の昇降手段を外部
から見えないようにすることにもある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案は、車両を上下二段に駐車する二段式駐車装
置を対象とし、次のような解決手段を講じたことを特徴
とする。
め、本考案は、車両を上下二段に駐車する二段式駐車装
置を対象とし、次のような解決手段を講じたことを特徴
とする。
【0006】すなわち、本考案の第1の解決手段は、前
後方向に所定幅を有する支柱を床面上に左右1本ずつ立
設する。さらに、上記車両を搭載するパレットを上記両
支柱間に昇降可能に設ける。また、少なくとも前後にガ
イドローラを1個ずつ有し前側のガイドローラは後側の
ガイドローラよりも上方に位置して該各ガイドローラが
上記各支柱の前後内面を転動して上記パレットを上下方
向に案内するガイド部材を、上記パレットの両サイドに
上記各支柱の内側に位置するよう設ける。加えて、昇降
手段を設ける。この昇降手段は、上記パレットの両サイ
ドに設けられた一対のスプロケットと、一端が上記一方
の支柱上端に固定されるとともに、他端側が上記他方の
支柱上端に導かれたのち下方に垂れ下がり、かつその下
端にウエイトが連結され、中途部が上記スプロケットに
巻き掛けられてパレット下方を横断するチェーンと、上
記他方の支柱上端に設けられ、上記チェーンの他端側を
駆動してパレットを昇降させる駆動モータとからなるも
のである。また、上記両支柱に沿って案内される屋根柱
を有する屋根を上記パレットの上方に昇降可能に設け
る。さらにまた、第1保持手段を上記各支柱に設け、パ
レット下降時、上記屋根の屋根柱を上記第1保持手段で
下方から支持することにより、上記屋根を乗員の乗降動
作に支障を来たさない範囲でパレットから所定高さに保
持する一方、第2保持手段を上記各ガイド部材に設け、
パレット上昇時、上記屋根の屋根柱を上記第2保持手段
で下方から支持することにより、上記屋根を車両の駐車
に支障を来たさない範囲でパレットから所定高さに保持
するようにしたことを特徴とする。
後方向に所定幅を有する支柱を床面上に左右1本ずつ立
設する。さらに、上記車両を搭載するパレットを上記両
支柱間に昇降可能に設ける。また、少なくとも前後にガ
イドローラを1個ずつ有し前側のガイドローラは後側の
ガイドローラよりも上方に位置して該各ガイドローラが
上記各支柱の前後内面を転動して上記パレットを上下方
向に案内するガイド部材を、上記パレットの両サイドに
上記各支柱の内側に位置するよう設ける。加えて、昇降
手段を設ける。この昇降手段は、上記パレットの両サイ
ドに設けられた一対のスプロケットと、一端が上記一方
の支柱上端に固定されるとともに、他端側が上記他方の
支柱上端に導かれたのち下方に垂れ下がり、かつその下
端にウエイトが連結され、中途部が上記スプロケットに
巻き掛けられてパレット下方を横断するチェーンと、上
記他方の支柱上端に設けられ、上記チェーンの他端側を
駆動してパレットを昇降させる駆動モータとからなるも
のである。また、上記両支柱に沿って案内される屋根柱
を有する屋根を上記パレットの上方に昇降可能に設け
る。さらにまた、第1保持手段を上記各支柱に設け、パ
レット下降時、上記屋根の屋根柱を上記第1保持手段で
下方から支持することにより、上記屋根を乗員の乗降動
作に支障を来たさない範囲でパレットから所定高さに保
持する一方、第2保持手段を上記各ガイド部材に設け、
パレット上昇時、上記屋根の屋根柱を上記第2保持手段
で下方から支持することにより、上記屋根を車両の駐車
に支障を来たさない範囲でパレットから所定高さに保持
するようにしたことを特徴とする。
【0007】本考案の第2の解決手段は、第1の解決手
段において、第1浮上がり防止手段 を各ガイド部材に設
け、パレット下降時、屋根の屋根柱が上記第1浮上がり
防止手段に下方から接近することにより、上記屋根の浮
上がりを両者の係合作用によって防止する。さらに、第
2浮上がり防止手段を各支柱に設け、パレット上昇時、
上記屋根の屋根柱が上記第2浮上がり防止手段に下方か
ら接近することにより、上記屋根の浮上がりを両者の係
合作用によって防止するようにしたことを特徴とする。
段において、第1浮上がり防止手段 を各ガイド部材に設
け、パレット下降時、屋根の屋根柱が上記第1浮上がり
防止手段に下方から接近することにより、上記屋根の浮
上がりを両者の係合作用によって防止する。さらに、第
2浮上がり防止手段を各支柱に設け、パレット上昇時、
上記屋根の屋根柱が上記第2浮上がり防止手段に下方か
ら接近することにより、上記屋根の浮上がりを両者の係
合作用によって防止するようにしたことを特徴とする。
【0008】本考案の第3の解決手段は、第1の解決手
段において、カバー材を屋根の屋根柱に設け、該カバー
材で各支柱のパレット側の開口を覆って昇降手段のチェ
ーンが露出しないようにしたことを特徴とする。
段において、カバー材を屋根の屋根柱に設け、該カバー
材で各支柱のパレット側の開口を覆って昇降手段のチェ
ーンが露出しないようにしたことを特徴とする。
【0009】
【作用】上記の構成により、本考案の第1の解決手段で
は、車両を搭載するパレットは、床面上に左右1本ずつ
立設され前後方向に所定幅を有する左右2本の支柱間に
昇降可能に設けられていることから、パレットを従来の
前後左右4本の支柱で支持する場合に比べて支柱の本数
が半減し、その分だけ車両周りに障害物が少なくなって
入出庫性および乗降性が向上する。
は、車両を搭載するパレットは、床面上に左右1本ずつ
立設され前後方向に所定幅を有する左右2本の支柱間に
昇降可能に設けられていることから、パレットを従来の
前後左右4本の支柱で支持する場合に比べて支柱の本数
が半減し、その分だけ車両周りに障害物が少なくなって
入出庫性および乗降性が向上する。
【0010】なお、支柱の本数が従来の4本から2本に
半減した関係上、入庫時に車両がパレットに乗り入れた
際、車両の重量がパレットに加わってパレットに荷重変
動が生じ、パレットが前方に倒れ込もうとする不安定な
支持状態になることが想定されるが、ガイド部材の前後
に高さが異なって設けられた2個のガイドローラが前後
から突っ張ることによってパレットの前方への倒れ込み
現象が規制され、これにより、パレットの支持状態が安
定して従来の4本支柱式のものと遜色なくパレットが安
定して昇降する。
半減した関係上、入庫時に車両がパレットに乗り入れた
際、車両の重量がパレットに加わってパレットに荷重変
動が生じ、パレットが前方に倒れ込もうとする不安定な
支持状態になることが想定されるが、ガイド部材の前後
に高さが異なって設けられた2個のガイドローラが前後
から突っ張ることによってパレットの前方への倒れ込み
現象が規制され、これにより、パレットの支持状態が安
定して従来の4本支柱式のものと遜色なくパレットが安
定して昇降する。
【0011】また、上記パレットの上方に昇降可能に設
けられた屋根は、パレット下降時、第1保持手段によっ
て乗員の乗降動作に支障を来たさない範囲でパレットか
ら所定高さに保持される一方、パレット上昇時、第2保
持手段によって車両の駐車に支障を来たさない範囲でパ
レットから所定高さに保持されることから、パレット上
昇時における屋根の高さができるだけ低くなり、雨避け
効果、日除け効果および安定感が増大する。
けられた屋根は、パレット下降時、第1保持手段によっ
て乗員の乗降動作に支障を来たさない範囲でパレットか
ら所定高さに保持される一方、パレット上昇時、第2保
持手段によって車両の駐車に支障を来たさない範囲でパ
レットから所定高さに保持されることから、パレット上
昇時における屋根の高さができるだけ低くなり、雨避け
効果、日除け効果および安定感が増大する。
【0012】本考案の第2の解決手段では、屋根は、パ
レット下降時には第1浮上がり防止手段によって、パレ
ット上昇時には第2浮上がり防止手段によってそれぞれ
浮上がりが防止されていることから、風圧によるがた付
きが確実に防止される。
レット下降時には第1浮上がり防止手段によって、パレ
ット上昇時には第2浮上がり防止手段によってそれぞれ
浮上がりが防止されていることから、風圧によるがた付
きが確実に防止される。
【0013】本考案の第3の解決手段では、昇降手段
は、屋根の屋根柱に設けられたカバー材によって覆われ
ていることから、チェーンが外部から見えず見栄えが良
くなる。
は、屋根の屋根柱に設けられたカバー材によって覆われ
ていることから、チェーンが外部から見えず見栄えが良
くなる。
【0014】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0015】図1ないし図6は本考案の実施例に係る二
段式駐車装置を示す。同図において、1,1は床面3上
に左右1本ずつ立設され、前後方向に所定幅を有する左
右2本の支柱、5は、該両支柱1,1間に昇降可能に設
けられ、車両Cを搭載するパレットである。該パレット
5の両サイドには、前後左右に1個ずつ合計4個のガイ
ドローラ7,7,…を有する上方に延びる一対の矩形環
状ガイド部材9,9が上記各支柱1の内側に位置するよ
う取り付けられている。上記4個のガイド部材9,9,
…のうち前側のガイドローラ7はガイド部材9の上端
に、後側のガイドローラ7はガイド部材9の下端にそれ
ぞれ取り付けられ、前側のガイドローラ7は後側のガイ
ドローラ7よりも上方に位置付けられている。残りの2
個のガイドローラ7,7も、その1個はガイド部材9の
前側に、他の1個はガイド部材9の後側にそれぞれ上下
に高さを異ならせて取り付けられている。これらのガイ
ドローラ7,7,…は、上記各支柱1の内面を転動し、
前後同士及び左右同士がそれぞれ対になって互いに反対
方向に突っ張ってパレット5の前後方向の倒れ込みや左
右方向のガタ付きを規制し、パレット5を上下方向に安
定して案内するようになされている。
段式駐車装置を示す。同図において、1,1は床面3上
に左右1本ずつ立設され、前後方向に所定幅を有する左
右2本の支柱、5は、該両支柱1,1間に昇降可能に設
けられ、車両Cを搭載するパレットである。該パレット
5の両サイドには、前後左右に1個ずつ合計4個のガイ
ドローラ7,7,…を有する上方に延びる一対の矩形環
状ガイド部材9,9が上記各支柱1の内側に位置するよ
う取り付けられている。上記4個のガイド部材9,9,
…のうち前側のガイドローラ7はガイド部材9の上端
に、後側のガイドローラ7はガイド部材9の下端にそれ
ぞれ取り付けられ、前側のガイドローラ7は後側のガイ
ドローラ7よりも上方に位置付けられている。残りの2
個のガイドローラ7,7も、その1個はガイド部材9の
前側に、他の1個はガイド部材9の後側にそれぞれ上下
に高さを異ならせて取り付けられている。これらのガイ
ドローラ7,7,…は、上記各支柱1の内面を転動し、
前後同士及び左右同士がそれぞれ対になって互いに反対
方向に突っ張ってパレット5の前後方向の倒れ込みや左
右方向のガタ付きを規制し、パレット5を上下方向に安
定して案内するようになされている。
【0016】上記パレット5の両サイドには一対のスプ
ロケット11,11が取り付けられ、該両スプロケット
11,11には、一端が一方(図6右側)の支柱1上端
に固定されているとともに、他端側が上記他方の支柱1
上端に導かれたのち下方に垂れ下がり、かつその他端に
ウエイト13が連結されたチェーン15が巻き掛けら
れ、かつ該チェーン15の他端側は、他方(図6左側)
の支柱1上端に設置された駆動モータ17の駆動軸に連
結されたスプロケット19に巻き掛けられ、その中途部
が上記スプロケット11,11に巻き掛けられてパレッ
ト5下方を横断している。そして、上記駆動モータ17
の起動によってチェーン15を引き込んだりあるいは送
り出すことにより、パレット5を片持ち支持した状態で
昇降させて車両Cを上下二段に駐車するようになされて
いる。したがって、上記スプロケット11,19、チェ
ーン15および駆動モータ17により、パレット5を昇
降させる昇降手段としての昇降装置21が構成されてい
る。
ロケット11,11が取り付けられ、該両スプロケット
11,11には、一端が一方(図6右側)の支柱1上端
に固定されているとともに、他端側が上記他方の支柱1
上端に導かれたのち下方に垂れ下がり、かつその他端に
ウエイト13が連結されたチェーン15が巻き掛けら
れ、かつ該チェーン15の他端側は、他方(図6左側)
の支柱1上端に設置された駆動モータ17の駆動軸に連
結されたスプロケット19に巻き掛けられ、その中途部
が上記スプロケット11,11に巻き掛けられてパレッ
ト5下方を横断している。そして、上記駆動モータ17
の起動によってチェーン15を引き込んだりあるいは送
り出すことにより、パレット5を片持ち支持した状態で
昇降させて車両Cを上下二段に駐車するようになされて
いる。したがって、上記スプロケット11,19、チェ
ーン15および駆動モータ17により、パレット5を昇
降させる昇降手段としての昇降装置21が構成されてい
る。
【0017】また、上記パレット5の上方には屋根23
が昇降可能に配置され、該屋根23の両サイドには、ガ
イドローラ25,25,…を有する下方に延びる屋根柱
27,27,…が2本ずつ合計4本取り付けられ、該屋
根柱27,27は、上記支柱1の両サイドに設けられた
ガイド部材29,29に上記各ガイドローラ25を係合
させて支柱1に沿って上下方向に案内されるようになさ
れている。
が昇降可能に配置され、該屋根23の両サイドには、ガ
イドローラ25,25,…を有する下方に延びる屋根柱
27,27,…が2本ずつ合計4本取り付けられ、該屋
根柱27,27は、上記支柱1の両サイドに設けられた
ガイド部材29,29に上記各ガイドローラ25を係合
させて支柱1に沿って上下方向に案内されるようになさ
れている。
【0018】さらに、上記支柱1の上下方向中程両サイ
ドには、第1保持手段としての第1受け部材31,31
が取り付けられている一方、上記屋根柱27,27の上
下方向中程には第1係合突起33,33が取り付けら
れ、図2および図5に示すように、パレット5下降時、
上記各第1係合突起33を各第1受け部材31で下方か
ら係合させて支持することにより、屋根23を乗員の乗
降動作に支障を来たさない範囲でパレット5から所定高
さL1 に保持するようになされている。
ドには、第1保持手段としての第1受け部材31,31
が取り付けられている一方、上記屋根柱27,27の上
下方向中程には第1係合突起33,33が取り付けら
れ、図2および図5に示すように、パレット5下降時、
上記各第1係合突起33を各第1受け部材31で下方か
ら係合させて支持することにより、屋根23を乗員の乗
降動作に支障を来たさない範囲でパレット5から所定高
さL1 に保持するようになされている。
【0019】また、上記パレット5の各ガイド部材9の
下端両サイドには、第2保持手段としての第2受け部材
35,35が取り付けられ、図1および図4に示すよう
に、パレット5上昇時、上記各屋根柱27の下端を各第
2受け部材35で下方から支持することにより、パレッ
ト5上昇時、屋根23を車両Cの駐車に支障を来たさな
い範囲でパレット5から所定高さL2 に保持するように
なされている。
下端両サイドには、第2保持手段としての第2受け部材
35,35が取り付けられ、図1および図4に示すよう
に、パレット5上昇時、上記各屋根柱27の下端を各第
2受け部材35で下方から支持することにより、パレッ
ト5上昇時、屋根23を車両Cの駐車に支障を来たさな
い範囲でパレット5から所定高さL2 に保持するように
なされている。
【0020】さらに、上記パレット5の各ガイド部材9
の上端両サイドには、第1浮上がり防止手段としての第
3受け部材37,37が取り付けられている一方、上記
屋根柱27,27の下端両サイドには第3係合突起3
9,39が取り付けられ、図2および図5に示すよう
に、パレット5下降時、上記各第3係合突起39を各第
3受け部材37に下方から接近して配置することによ
り、屋根23の浮上がりを両者の係合作用によって防止
するようになされている。
の上端両サイドには、第1浮上がり防止手段としての第
3受け部材37,37が取り付けられている一方、上記
屋根柱27,27の下端両サイドには第3係合突起3
9,39が取り付けられ、図2および図5に示すよう
に、パレット5下降時、上記各第3係合突起39を各第
3受け部材37に下方から接近して配置することによ
り、屋根23の浮上がりを両者の係合作用によって防止
するようになされている。
【0021】また、上記支柱1の上端両サイドには、別
の第2浮上がり防止手段としての第4受け部材41,4
1が取り付けられ、図1および図4に示すように、パレ
ット5上昇時、上記各第1係合突起33を各第4受け部
材41に下方から接近して配置することにより、屋根2
3の浮上がりを両者の係合作用によって防止するように
なされている。
の第2浮上がり防止手段としての第4受け部材41,4
1が取り付けられ、図1および図4に示すように、パレ
ット5上昇時、上記各第1係合突起33を各第4受け部
材41に下方から接近して配置することにより、屋根2
3の浮上がりを両者の係合作用によって防止するように
なされている。
【0022】さらに、上記両屋根柱27,27間にはカ
バー材43が取り付けられ、該カバー材43によって各
支柱1のパレット5側の開口、つまり上記昇降装置21
のチェーン15の支柱1側に位置する部分を覆って、パ
レット5下降時、チェーン15がガイド部材9上方で露
出するのを防止するようになされている。
バー材43が取り付けられ、該カバー材43によって各
支柱1のパレット5側の開口、つまり上記昇降装置21
のチェーン15の支柱1側に位置する部分を覆って、パ
レット5下降時、チェーン15がガイド部材9上方で露
出するのを防止するようになされている。
【0023】次に、上述の如く構成された二段式駐車装
置による入庫例を説明する。
置による入庫例を説明する。
【0024】まず、図2に示すように、パレット5が下
降した状態において、一台目の車両Cをパレット5に搭
載した後、乗員が降車する。この時、屋根柱27の各第
1係合突起33が各第1受け部材31で支持され、屋根
23が乗員の乗降動作に支障を来たさない範囲でパレッ
ト5から所定高さL1 に保持されている。したがって、
乗員は無理な姿勢をとることなく自然な姿勢で降車する
ことができる。
降した状態において、一台目の車両Cをパレット5に搭
載した後、乗員が降車する。この時、屋根柱27の各第
1係合突起33が各第1受け部材31で支持され、屋根
23が乗員の乗降動作に支障を来たさない範囲でパレッ
ト5から所定高さL1 に保持されている。したがって、
乗員は無理な姿勢をとることなく自然な姿勢で降車する
ことができる。
【0025】次いで、昇降装置21の駆動モータ17を
起動させてチェーン15を引き込み、パレット5を上昇
させる。そして、パレット5がある程度上昇してそのガ
イド部材9の各第2受け部材35が各屋根柱27の下端
に当接すると、屋根23がパレット5と共に上昇し、図
1の上昇状態で上記駆動モータ17を停止させる。この
パレット5上昇状態では、屋根23からパレット面まで
の距離は、パレット5の単独上昇分に相当する距離だけ
パレット5下降時の場合よりも短くなっている。つま
り、屋根23は、車両Cの駐車に支障を来たさない範囲
でパレット5から所定高さL2 に保持されている。
起動させてチェーン15を引き込み、パレット5を上昇
させる。そして、パレット5がある程度上昇してそのガ
イド部材9の各第2受け部材35が各屋根柱27の下端
に当接すると、屋根23がパレット5と共に上昇し、図
1の上昇状態で上記駆動モータ17を停止させる。この
パレット5上昇状態では、屋根23からパレット面まで
の距離は、パレット5の単独上昇分に相当する距離だけ
パレット5下降時の場合よりも短くなっている。つま
り、屋根23は、車両Cの駐車に支障を来たさない範囲
でパレット5から所定高さL2 に保持されている。
【0026】その後、二台目の車両Cをパレット5下方
の床面3に駐車する。
の床面3に駐車する。
【0027】このように、本実施例では、パレット5を
左右1本ずつの支柱1,1間に昇降可能に設けているこ
とから、パレット5を前後左右4本の支柱で支持する場
合に比べて車両C周りの障害物を少なくすることがで
き、入出庫性および乗降性を向上させることができる。
左右1本ずつの支柱1,1間に昇降可能に設けているこ
とから、パレット5を前後左右4本の支柱で支持する場
合に比べて車両C周りの障害物を少なくすることがで
き、入出庫性および乗降性を向上させることができる。
【0028】さらに、上記実施例では、支柱1が左右に
1本ずつであることによってパレット5の支持状態が不
安定になることが想定されるが、4個のガイドローラ
7,7,…をガイド部材9に前側と後側および左側と右
側でそれぞれ高さが異なるように取り付けていることか
ら、前後の2個のガイドローラ7,7で互いに前後に突
っ張り、入庫時に車両Cの重量がパレット5に加わって
パレット5が前方に倒れ込もうとする現象を規制するこ
とができるとともに、左右の2個のガイドローラ7,7
で互いに左右に突っ張り、パレット5の左右へのガタ付
きを規制することができ、パレット5を安定支持して従
来の4本支柱式のものと遜色なくパレット5を安定して
昇降させることができる。
1本ずつであることによってパレット5の支持状態が不
安定になることが想定されるが、4個のガイドローラ
7,7,…をガイド部材9に前側と後側および左側と右
側でそれぞれ高さが異なるように取り付けていることか
ら、前後の2個のガイドローラ7,7で互いに前後に突
っ張り、入庫時に車両Cの重量がパレット5に加わって
パレット5が前方に倒れ込もうとする現象を規制するこ
とができるとともに、左右の2個のガイドローラ7,7
で互いに左右に突っ張り、パレット5の左右へのガタ付
きを規制することができ、パレット5を安定支持して従
来の4本支柱式のものと遜色なくパレット5を安定して
昇降させることができる。
【0029】また、上記実施例では、屋根23を、パレ
ット5下降時には、乗員の乗降動作に支障を来たさない
範囲の高さに保持する一方、パレット5上昇時には、車
両Cの駐車に支障を来たさない範囲の高さに保持するこ
とから、パレット5上昇時における屋根23の高さをで
きるだけ低くでき、雨避け効果、日除け効果および安定
感を増大させることができる。
ット5下降時には、乗員の乗降動作に支障を来たさない
範囲の高さに保持する一方、パレット5上昇時には、車
両Cの駐車に支障を来たさない範囲の高さに保持するこ
とから、パレット5上昇時における屋根23の高さをで
きるだけ低くでき、雨避け効果、日除け効果および安定
感を増大させることができる。
【0030】さらに、上記実施例では、屋根23の浮上
がりを第3受け部材37および第4受け部材41によっ
て防止していることから、風圧によるがた付きを確実に
防止することができる。
がりを第3受け部材37および第4受け部材41によっ
て防止していることから、風圧によるがた付きを確実に
防止することができる。
【0031】また、上記実施例では、昇降装置21のチ
ェーン15の支柱1側に位置する部分を屋根23の屋根
柱27に取り付けたカバー材43によって覆っているこ
とから、パレット5下降時においてガイド部材9上方の
チェーン15が外部から見えず見栄えを良くすることが
できる。
ェーン15の支柱1側に位置する部分を屋根23の屋根
柱27に取り付けたカバー材43によって覆っているこ
とから、パレット5下降時においてガイド部材9上方の
チェーン15が外部から見えず見栄えを良くすることが
できる。
【0032】なお、上記実施例では、屋根23の屋根柱
27を両サイドにそれぞれ2本ずつ配置したが、1本ず
つであっても同様の作用効果を得ることができるもので
ある。
27を両サイドにそれぞれ2本ずつ配置したが、1本ず
つであっても同様の作用効果を得ることができるもので
ある。
【0033】
【考案の効果】以上説明したように、請求項1に係る本
考案によれば、車両を搭載するパレットを床面上に立設
された左右1本ずつの支柱間に昇降可能に設けたので、
車両周りに障害物が少なくなって入出庫性および乗降性
を向上させることができる。なお、支柱の本数が2本で
あっても、入庫時のパレットの荷重変動に伴う前方への
倒れ込みをガイド部材の前後に高さが異なって設けられ
た2個のガイドローラの突っ張りによって規制でき、パ
レットを従来の4本支柱式のものと遜色なく安定して昇
降させることができる。また、屋根を、パレット下降時
には乗員の乗降動作に支障を来たさない高さに保持する
一方、パレット上昇時には車両の駐車に支障を来たさな
い高さに保持したので、パレット上昇時における屋根の
高さをできるだけ低くでき、雨避け効果、日除け効果お
よび安定感を増大させることができる。
考案によれば、車両を搭載するパレットを床面上に立設
された左右1本ずつの支柱間に昇降可能に設けたので、
車両周りに障害物が少なくなって入出庫性および乗降性
を向上させることができる。なお、支柱の本数が2本で
あっても、入庫時のパレットの荷重変動に伴う前方への
倒れ込みをガイド部材の前後に高さが異なって設けられ
た2個のガイドローラの突っ張りによって規制でき、パ
レットを従来の4本支柱式のものと遜色なく安定して昇
降させることができる。また、屋根を、パレット下降時
には乗員の乗降動作に支障を来たさない高さに保持する
一方、パレット上昇時には車両の駐車に支障を来たさな
い高さに保持したので、パレット上昇時における屋根の
高さをできるだけ低くでき、雨避け効果、日除け効果お
よび安定感を増大させることができる。
【0034】請求項2に係る本考案によれば、屋根の浮
上がりを防止したので、風圧によるがた付きを確実に防
止することができる。
上がりを防止したので、風圧によるがた付きを確実に防
止することができる。
【0035】請求項3に係る本考案によれば、昇降手段
をカバー材で覆ったので、チェーンが外部から見えず見
栄えを良くすることができる。
をカバー材で覆ったので、チェーンが外部から見えず見
栄えを良くすることができる。
【図1】二段式駐車装置のパレット上昇状態を示す側面
図である。
図である。
【図2】二段式駐車装置のパレット下降状態を示す側面
図である。
図である。
【図3】図2のIII −III 線における断面図である。
【図4】パレット上昇状態における屋根支持部分を一部
破断して示す要部拡大側面図である。
破断して示す要部拡大側面図である。
【図5】パレット下降状態における屋根支持部分を一部
破断して示す要部拡大側面図である。
破断して示す要部拡大側面図である。
【図6】屋根部分を省略した二段式駐車装置の概略構成
図である。
図である。
1…支柱 3…床面 5…パレット7…ガイドローラ 9…ガイド部材 11…スプロケット 13…ウエイト 15…チェーン 17…駆動モータ 21…昇降手段(昇降装置) 23…屋根 27…屋根柱 31…第1受け部材(第1保持手段) 35…第2受け部材(第2保持手段) 37…第3受け部材(第1浮上がり防止手段) 41…第4受け部材(第2浮上がり防止手段) 43…カバー材 C…車両
Claims (3)
- 【請求項1】 車両を上下二段に駐車する二段式駐車装
置であって、 床面上に左右1本ずつ立設され、前後方向に所定幅を有
する支柱と、 該両支柱間に昇降可能に設けられ、上記車両を搭載する
パレットと、該パレットの両サイドに上記各支柱の内側に位置するよ
う設けられ、少なくとも前後にガイドローラを1個ずつ
有し前側のガイドローラは後側のガイドローラよりも上
方に位置して該各ガイドローラが上記各支柱の前後内面
を転動して上記パレットを上下方向に案内するガイド部
材と、 上記パレットの両サイドに設けられた一対のスプロケッ
トと、一端が上記一方の支柱上端に固定されるととも
に、他端側が上記他方の支柱上端に導かれたのち下方に
垂れ下がり、かつその下端にウエイトが連結され、中途
部が上記スプロケットに巻き掛けられてパレット下方を
横断するチェーンと、上記他方の支柱上端に設けられ、
上記チェーンの他端側を駆動してパレットを昇降させる
駆動モータとからなる 昇降手段と、 上記パレットの上方に昇降可能に設けられ、上記両支柱
に沿って案内される屋根柱を有する屋根と、上記各支柱に設けられ、 パレット下降時、上記屋根の屋
根柱を下方から支持することにより、上記屋根を乗員の
乗降動作に支障を来たさない範囲でパレットから所定高
さに保持する第1保持手段と、上記各ガイド部材に設けられ、 パレット上昇時、上記屋
根の屋根柱を下方から支持することにより、上記屋根を
車両の駐車に支障を来たさない範囲でパレットから所定
高さに保持する第2保持手段とを備えてなることを特徴
とする二段式駐車装置。 - 【請求項2】 各ガイド部材には、パレット下降時、屋
根の屋根柱が下方から接近することにより、上記屋根の
浮上がりを両者の係合作用によって防止する第1浮上が
り防止手段が設けられ、 各支柱には、パレット上昇時、上記屋根の屋根柱が下方
から接近することによ り、上記屋根の浮上がりを両者の
係合作用によって防止する第2浮上がり防止手段が設け
られている ことを特徴とする請求項1記載の二段式駐車
装置。 - 【請求項3】 屋根の屋根柱には、カバー材が設けら
れ、 該カバー材は、各支柱のパレット側の開口を覆って昇降
手段のチェーンが露出しないようにしている ことを特徴
とする請求項1記載の二段式駐車装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991048513U JP2517314Y2 (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 二段式駐車装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991048513U JP2517314Y2 (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 二段式駐車装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH053512U JPH053512U (ja) | 1993-01-19 |
JP2517314Y2 true JP2517314Y2 (ja) | 1996-11-20 |
Family
ID=12805455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991048513U Expired - Fee Related JP2517314Y2 (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 二段式駐車装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2517314Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4714308U (ja) * | 1971-03-18 | 1972-10-19 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61109873A (ja) * | 1984-11-01 | 1986-05-28 | 松下電工株式会社 | 2台収納立体ガレ−ジ |
JPH0230855A (ja) * | 1988-07-19 | 1990-02-01 | Aisan Ind Co Ltd | 立体駐車装置 |
-
1991
- 1991-06-26 JP JP1991048513U patent/JP2517314Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH053512U (ja) | 1993-01-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960528 |
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