JPS60258499A - 電気抵抗溶接用表面処理鋼板の製造方法 - Google Patents

電気抵抗溶接用表面処理鋼板の製造方法

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JPS60258499A
JPS60258499A JP59114266A JP11426684A JPS60258499A JP S60258499 A JPS60258499 A JP S60258499A JP 59114266 A JP59114266 A JP 59114266A JP 11426684 A JP11426684 A JP 11426684A JP S60258499 A JPS60258499 A JP S60258499A
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cro3
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chromium
tin
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Hajime Ogata
緒方 一
Naomasa Nakakouji
尚匡 中小路
Kyoko Hamahara
京子 浜原
Kazuo Mochizuki
望月 一雄
Toshiro Ichida
市田 敏郎
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Kawasaki Steel Corp
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    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D11/00Electrolytic coating by surface reaction, i.e. forming conversion layers
    • C25D11/38Chromatising
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K35/00Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting
    • B23K35/001Interlayers, transition pieces for metallurgical bonding of workpieces
    • B23K35/004Interlayers, transition pieces for metallurgical bonding of workpieces at least one of the workpieces being of a metal of the iron group
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S205/00Electrolysis: processes, compositions used therein, and methods of preparing the compositions
    • Y10S205/917Treatment of workpiece between coating steps

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電気抵抗溶接用表面処理鋼板の製造方法に係
り、特に電気抵抗溶接により食缶の缶胴を接合する方式
に適した溶接性と塗装後の耐食性にすぐれた表面処理鋼
板の製造方法に関する。
食缶用の素材としては、従来一般にぶりさと称される錫
めっき鋼板が広く用いられて来た。この缶胴の接合方式
としては、以前は半田による接合方式が採用されていた
が、半田に含まれる鉛の毒性の問題から近年純錫半田が
使用されるようになった。しかし、純錫半田は接合時の
濡れ性が劣ることから、半田接合の技術上の問題があり
、更に高価な純錫半田を使用することによる製造コスト
の上昇の問題があった。
一方、近年食品容器は例えばポリエチレン、アルミニウ
ム、ガラス、紙などの低価格競合材料の進出に直面して
おり、上記の如き高価な錫を付着量2.8〜11.2g
/rr1′の如く厚くめっきしたぶりき缶は製造コスト
が高いので、耐食性が格段にすぐれた特性を有している
とはいえ、苦しい競合的立場をしいられてきた。
ぶりき缶の上記欠点を解消する目的で、最近、半田接合
法に代って缶胴を電気抵抗溶接によって接合する方式が
発展し、普及するようになってきた。そのためには電気
抵抗溶接に適した缶用素材が必要である。
従来から用いられている缶用材料としては、上記ぶりき
のほかにクロムタイプのティンフリースチールがある。
これは、電解クロメート処理を施し、表面に金属クロム
とクロム水和酸化物騒を形成したものであるが、表面に
存在する厚いクロム水和酸化物皮膜が高抵抗であるため
に、溶接性が悪く溶接部の強度不足を生じ、経済的には
すぐれているが、溶接缶用素材としては適当でない。
その他従来の缶用材料がいずれも溶接缶用素材として不
適切であることから、種々の試みが提案されている。例
えば、アメリカのナショナルスチール社によって発表さ
れた「ニッケルライトjに代表されるニッケルめっき鋼
板があるが、これは鋼板上に約0.5 g/rn’の目
付量のニッケルめっきを施した上、表面に在来のクロメ
ート処理を施したもので、塗料の密着性が劣るために広
く用いられるには至ってはいない。
更に他の一つは、アメリカ、ジョーンズ・ローリン・ス
チール社によって発表された「ティンアロイ」に代表さ
れるものである。これは約0.8 g/rrfの薄目付
の錫めっきを溶鍋処理した後、在来のクロメート処理し
たものであるが、耐錆性、塗料密着性ともに不十分であ
る。
電気抵抗溶接に適する缶用素材の具備すべき要件として
は、溶接性と塗装後の耐食性がすぐれたものであること
が要求される。この要件を具体的に説明すると、溶接の
際に十分の溶接強度があり、しかも溶接部にいわゆるr
散りjなどの溶接欠陥を生じない適正溶接電流範囲を有
し、缶内容物に対して塗料して用いた場合、塗膜の有す
る耐食性を十分活かすことができる塗膜の密着性を有し
、更に不可避的に生ずる塗膜欠陥部においては、素材自
体のすぐれた耐食性によって腐食を防止できるものでな
ければならない。
このような溶接性と塗装耐食性を同時に満足する薄目付
ぶりきの製造方法として、本発明者らは先に特願昭58
−124235および特願昭58−222372に述べ
た。その要旨は次の如くである。すなわち、鋼板上に重
量比にて旧/(Fe+ Ni) −0,02〜0.50
(7)範囲の組成を有する厚さ10〜5000Aの鉄−
ニッケル合金からな成る第1層を形成する工程と、前記
第1層上に0.1〜Ig/m’の範囲の錫めっきを施し
た後、必要により溶鍋処理をして第2層を形成する工程
と、前記第2層上に電解クロメート処理により金属クロ
ムとクロム水利酸化物から成る第3層を形成する工程と
を有する電気抵抗溶接用表面処理鋼板の製造方法におい
て、前記第3層中の金属クロム量x(mg/rn’)と
クロム水和酸化物のクロム換算量y (mg/rn’)
を、2≦X、5≦x+y≦20の範囲に限定することを
特徴とする電気抵抗溶接用表面処理鋼板の製造方法であ
る。上記方法で得られた薄目付ぶりきは溶接性、耐食性
ともにすぐれたものであり、一応の成功を収めることが
できた。
本発明は、所望のクロメート皮膜組成を得ると同時にさ
らに耐食性を改善したものであり、電解クロメート処理
浴の組成変化により耐食性の改善されること見出し、な
されたものである。
本発明の要旨とするところは次のとうりである。すなわ
ち、鋼板上に重量比にてNi/ (Fe+Ni) = 
0.02〜0.50ノ範囲の組成を有する厚さi。
〜5000Aの鉄−ニッケル合金から成る第1層を形成
する工程と、前記第1層上に0.1〜1 g/rn’の
範囲の錫めっきを施した後、必要により溶鍋処理をして
第2層を形成する工程と、前記第2層上に電解クロメー
ト処理により所定量の金属クロムとクロム水利酸化物か
ら成る第3層を形成する工程とを有する電気抵抗溶接用
表面処理鋼板の製造方法において、電解クロメート処理
の浴組成を、 CrO310” l OOg/lかツH
2SO4濃度をCrO3との重量比に換算してH2SO
4/ Cr030.3〜1%の範囲にして電解クロメー
ト処理を行うことを特徴とするもので、クロメート皮膜
を安定的に得ると共に、塗装耐食性の優れた電気抵抗溶
接用表面処理鋼板を提供するものである。
本発明者らは、先願技術において第3層の金属クロムx
(mg/m’)とクロム水和酸化物y (mg/ rn
’ )の最適な量として、2≦X、5≦X+y≦20を
開示した。確かに、この方法で得られた薄目付ぶりきは
溶接性、塗料耐食性ともにすぐれたものであり、一応の
成功をおさめることがでさたが、その後の調査の結果、
クロメート浴の組成、とくニCrO3濃度、H2SO4
fa度によっては所定量のクロメート皮膜組成を得るこ
とができないこと、更に所定量のクロメート皮膜組織を
得ても塗料耐食性に少し劣るものがあること、あるいは
外観不良となるものがあることが判明した。
以下、クロメート処理浴の組成を前記範囲に限定した理
由について述べる。
CrO3濃度がloogiを超えると、電解液の持ち出
しによるCrO3損失が大きくなるばかりでなく、下層
の金属Sn層がCr03によりエツチングされるために
外観が損なわれるからである。また、Cr03m度が1
0g/見より低いと浴電圧が急上昇し、電力代のupに
つながり、経済上好ましくない。したがって、クロメー
ト処理浴のCrO3濃度としては10−100g/Jl
の範囲が望ましい。より好ましくは、CrO39度は1
0〜6081文の範囲がよい。
H2504濃度は、CrO3濃度との重量比H2、SO
4/ CrO3ニ換算シテ、H2SO4/ CrO3比
が0.Olを超えると、所定量の金属クロムとクロム水
和酸化物を形成しても、その塗料耐食性は極めて劣るこ
とが判った。この理由は必ずしも明らかではないが、 
H2SO4/ CrO3比が0.01超と高い場合には
、クロム酸化膜が不均一になり易いためではないかと推
定される。また、H2SO4/ CrO3比が0.00
3より低い場合には、所定量のクロメート皮膜を得るこ
とが困難である。すなわち、必要量の金属クロムを得よ
うとすると、クロム水和酸化物が多く生成するために、
金属クロムとクロム水和酸化物の合計量が’20mg/
rn’を超え、したがって溶接性に劣るものとなる。余
分のクロム水利酸化物は何らかの方法、例えば高濃度の
Gr03液中に浸漬して溶解し、所定量の金属クロムと
クロム水和酸化物を得ることは可能である。事実、この
溶解法により所定量のクロメート皮膜に調整しても、ク
ロメートの浴組成が適正であれば溶接性、耐食性ともに
すぐれたものとなる。しかし、H2SO4/ CrO3
比が0.003より低い場合には、この溶解法による調
整も非常に困難である。したがって、)+2sO4/C
rO3比としては0.003以上0.01以下が望まし
い。更に好ましくは、H2SO4/ CrO3比は0.
005以上、o、oos以下が望ましい。
次に本発明を実施例につき具体的に説明する。
通常のめっき用鋼板を0.2■m厚まで冷間圧延し、電
解クリーニングを施した後、 No、 1〜5は本発明
による製造方法、No、6〜10供試材は少なくとも一
条件が本発明の要件を満足しない製造方法によって溶接
用表面処理鋼板を製造し、各供試材について溶接性およ
び塗装後の耐食性を比較する試験を行った。製造条件は
次のとおりである。
(I)鉄−ニッケル合金から成る第1層形成工程次の各
方法のいずれか単独もしくは2種以上の組合わせによっ
た。すなわち、 (A法)ニッケルめっき後、焼鈍する方法。
(B法)鉄−ニッケル合金めっき後、焼鈍する方法。
(C法)鉄−ニッケル合金めっきをする方法。
例えば、0.2mm厚まで冷間圧延した鋼板を苛性ソー
ダ溶液中で電解クリーニングした後、ニッケルめっきも
しくは鉄−ニッケル合金めっきを行い、10%N2+9
0%N2のいわゆるHNXガス雰囲気中で焼鈍した鋼板
を、更に電解クリーニング、硫酸溶液中で酸洗した後、
鉄−ニッケル合金めっきを施す等の処理をした。めっき
浴の組成の一例は次の如くである。
(イ)ニッケルめっき浴 硫酸ニッケル 250g/文 塩化ニッケル 45g/又 はう酸 30g/文 (ロ)鉄−ニッケル合金めっき浴 塩化鉄 20〜230 g/文 基塩化ニッケル 30〜300 g/文はう酸 25g
/文 かくの如くして鋼板表面に鉄−ニッケル合金から成る第
1Nを形成したが、供試材NO61〜5の本発明例にお
いては、いずれも第1表に示す如くNi/ (Fe+ 
Ni) = 0.02〜0.50(7)範囲の組成にて
、層の厚さも10〜5000Aの本発明の限定要件を満
足するものであるが、比較例については、供試材No、
9はNi/ (Fe+ Ni) = 0.01であって
、限定条件を満足しないものであった。
(II )第2層形成工程 上記第1層上に錫めっきを施した後、必要により溶鍋処
理をして第2層を形成した。溶鍋処理は必ずしも必要で
ない理由は、塗料焼付時に合金層の形成が進行するため
である。塗装後の耐食性を考える場合には、塗装終了後
、すなわち焼付終了後の耐食性を考えればよいのであり
、そのため、あらかじめ溶鍋処理をする必要は必ずしも
なく、溶鍋処理なしで製造して塗装時に合金層を形成す
るだけでも、合金層の耐食性向上効果は十分に認められ
る。この場合の錫めっき浴は次の組成のハロゲン浴を使
用した。
塩化第1錫 60g/交 酸性弗化ナトリウム 20g/見 弗化ナトリウム 50g/文 塩化ナトリウム 60g/文 この工程において、本発明による供試材No、 1〜5
は、いずれも錫めっき量は0.1〜1 g/m’の本発
明の限定要件を満足しているが、比較例の供試材N00
8は全錫量が0.05 g/m′と過少であり、比較例
の供試材No、11は2.8 g/IT+′と過大であ
って、共に本発明の要件を満足しないものであった。な
お、供試材No、11は現在一般に使用されている最も
薄い目付量の#25のふりきである。
(III)電解クロメート処理による金属クロムとクロ
ム水利酸化物から成る第3層の形成工程陰極電解に使用
したクロメート処理浴はCrO3をベースとして、50
42−をN2’ SO4、Na2 SO4等の化合物で
少量添加したものである。
C「03はNa2 Cr2 07などの6価クロムと互
換性があり、6価クロムとして同量であればその特性に
差はない。表1では、6価クロムとしてCrO3換算で
、5042−はN2 SO4換算で示しである。
また、金属クロムx (mg/rn’)とクロム水利酸
化物y(mg/rn’)の量が2≦X、5≦X十V≦2
0となるように、必要により高濃度のCrO3水溶液で
余分のクロム水和酸化物を溶解除去した。
これらの電解クロメート処理浴の組成は、第1表に示す
如く、本発明の供試材No、1〜5はいずれもCrO3
’a度10 N100g/Jlj、N2 SO4/Cr
O3比0.003〜0.01 (重量比)の本発明の限
定要件を満足しているが、比較材のうち、供試材No、
6はN2 so4/ CrO3比が0.002と過少で
あり、供試材N017はN2 SO4/ CrO3比が
0.012と過大であり、また供試材No、12はCr
03H度が150g/交と過大であり、いずれも本発明
の要件を満足しないものであった。
かくして得られたすべての供試材から試験片を切り出し
て次の如き特性調査を行った。なお、第1表の鉄−ニッ
ケル合金の第1層の組成と厚さはIMMAにより測定し
たものであり、溶接性および塗装後の耐食性評価はそれ
ぞれ次の基準によって評価した。
(イ)溶接性の評価 溶接電極として約1.5 +smφの銅ワイヤーを使用
し、これを移動しながら供試材試片を一定の加圧下で重
ね合わせ、溶接速度40m/分で電気抵抗溶接を行い、
溶接部が十分の強度を有し、かつ、いわゆるr散り」の
発生がないという条件から決められる溶接電流と加圧力
の適正の範囲の大きさにより素材の溶接性を評価した。
なお、溶接部の強度は溶接部を挟んだ円筒端部からV字
型の切込みを入れ、3角部をプライヤーで握って他端に
向って引っ張る、いわゆるビールテストを行ない、途中
で溶接部分が切断しないことを必要強度とした。
(ロ)塗装後の耐食性 供試材試片にエポキシ・フェノール系塗料を50 mg
/ dm2の厚さに塗装後、クロスカットを入れ、更に
5m+sのエリクセン張り出しを行ったものを、端部と
裏面をシールして塗装後耐食性の試験片とした。この試
験片を1.5%食塩−1,5%クエン酸、PH3,0,
55°Cの中に1週間浸漬した後の加工部の腐食状態を
総合的に判定した。
第1表で示した比較材N006〜12については、本発
明による限定要件を満足しない数値にいずれもアンダー
ラインを付したが、第1表にて示される各供試材の最終
処理鋼板試片の溶接性および塗装後の耐食性を見るに、
本発明のすべての限定要件を満足する本発明例のNo、
 1〜5は1例えば供試材No、11の#25ぶりきの
比較例に比し、錫目付量がl/3以下であるにも拘らず
、鉄−ニッケル合金から成る第1層、鉄−錫一ニッケル
合金より成る第2層および適正な電解クロメート処理浴
から生成せしめた第3層の多層構成を有する表面構造に
よって、溶接性、塗装後の耐食性ともにすぐれているこ
とを示している。
これに対し、本発明の限定要件を少なくとも一つでも満
足しない比較例は、溶接性、耐食性のいずれかにおいて
本発明より劣ることを示している。
上記実施例より明らかな通り、本発明による電気抵抗溶
接用表面処理鋼板は、鋼板上に鉄−ニッケル合金から成
る第1層を形成し、その上に錫めっきを施し、必要によ
り溶鍋処理することにより第2層を形成し、更に該第2
層上に電解クロメート処理によるクロメート皮膜を形成
し、しかも第1層の成分組成ならびに厚さ、第2、第3
層の付着量および第3層を形成するクロメート浴組成を
厳密に限定制御したので、その溶接性および耐食性はき
わめてすぐれており、塗膜の密着性にもすぐれ、本発明
者らが、先に挙げた溶接缶用素材の具備すべき要件をす
べて兼ね備えた電気抵抗溶接用表面処理鋼板を提供する
ことができた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鋼板上に重量比にてHi/(Fe+Ni )=0
    .02〜0.50の範囲の組成を有する厚さ10〜50
    00人の鉄−ニッケル合金から成る第1層を形成する工
    程と、前記第1層上に0.1〜1 g/rn’の範囲の
    錫めっきを施して第2層を形成する工程と、前記第2層
    上に電解クロメート処理により所定量の金属クロムとク
    ロム水和酸化物から成る第3層を形成する工程とを有し
    て成る電気抵抗溶接用表面処理鋼板の製造方法において
    、電解クロメート処理の浴組成をクロム酸に換算してC
    rO310〜100g/i、かツH2SO4濃度をCr
    (13との重量比に換算してH2SO4/ CrO3=
     0.003〜0.01の範囲に限定して電解クロメー
    ト処理を行うことを特徴とする電気抵抗溶接用表面処理
    鋼板の製造力。 法
  2. (2)鋼板上に重量比にてNi/ (Fe+Ni) =
    0.02〜0.50の範囲の組成を有する厚さ10〜5
    000Aの鉄−ニッケル合金から成る第1層を形成する
    工程と、前記第1層上に0.1〜1 g/rn’の範囲
    の錫めっきを施した後、溶錫処理をして第2層を形成す
    る工程と、前記第2層上に電解クロメート処理により所
    定量の金属クロムとクロム水和酸化物から成る第3層を
    形成する工程とを有して成る電気抵抗溶接用表面処理鋼
    板の製造方法において、電解クロメート処理の浴組成を
    クロム酸に換算してCr0310〜100g/fLかつ
    H2SO4濃度をCrO3との重量比に換算してH2S
    O4/ CrO3=0.003〜0.01の範囲にして
    行うことを特徴とする電気抵抗溶接用表面処理鋼板の製
    造方法。
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