JPS60187931A - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体の製造方法

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JPS60187931A
JPS60187931A JP59044465A JP4446584A JPS60187931A JP S60187931 A JPS60187931 A JP S60187931A JP 59044465 A JP59044465 A JP 59044465A JP 4446584 A JP4446584 A JP 4446584A JP S60187931 A JPS60187931 A JP S60187931A
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健一 増山
Shinichiro Idesawa
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Toshimitsu Okutsu
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那須 勝雄
Nobuo Aoki
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、磁気記録媒体の製造方法に関し、特に、強磁
性体の分散状態が良好で、S/N比の高い磁気記録媒体
の製造方法に関する。
(従来技術) 塗布型の磁気記録媒体は、強磁性体をバインダー中に分
散し、これを非磁性支持体上に塗布し、必要により磁場
配向や平滑化処理等を行なうことによって製造している
近年、磁気記録媒体(以下、磁気テープと称する)には
、高度な特性が要求され、種々の改良がなされている。
これらの特性の一つとしてS/N比がある。塗布型の磁
気テープのS/N比を良くするための一つの手段として
粒子サイズの小さい、比表面積の大きい強磁性体を用い
ることが考えられ、この場合強磁性体をバインダー中に
均一に分散し、塗布した磁性層の表面性を平滑にするこ
とが要求される。しかしながら、強磁性体の粒子サイズ
が小さくなると、バインダーに均一に分散することが困
難となシ、強磁性体の配向性、磁性層表面の平滑性等が
悪化し、ひいては、高いS/N比が得られなくなる。
強磁性体微粉末の分散を良くするためには、従来、一般
に、各種バインダー分散助剤の検討や各種混練機(たと
えば、2本ロールミル、3本ロールミル、オーブンニー
ダ−5加圧ニーダ−5連続−一ダー)による混練方法の
検討が行なわれてbる。
本発明者らは、後者のタイプの方法において、よシ高度
に分散性を上げ、S/N比の高い磁気テープを得るため
に検討を行なった。
磁気テープ用塗布液の混練には、前述した2本ロールミ
ル、3本ロールミル、オーー/:yニーター、加圧ニー
ダ−1連続ニーダ−5等があるが、bずれを用いても原
料である強磁性体の特性、バインダーの量、溶剤の量に
よシ、混練度は異なシ、所望の分散度合に達した塗布液
を得るのは、非常に困難であった。しかも、それは、磁
性体粒子が小さくなればなるほどその傾向は強いことが
わかった。このように磁性体粒子が小さいと従来の分散
方法では充分分散性がよ(、S/N比の高い磁気テープ
を得ることは困難であった。
そこで本発明者らは、この問題点を改良すべく分散方法
と強磁性体の物性について種々検討を重ねた結果、比表
面積が大きい微粒子の強磁性体をバインダーと混練する
際は、その磁性体に所定量の水分を含ませかつ前分散、
混合分散を行なうと充分に混練、分散が可能であること
を見出し本発明に至った。
(発明の目的) すなわち本発明の目的は強磁性体の分散状態が良好でS
/N比の高い磁性記録媒体の製造方法を提供することに
ある。
(発明の構成) 本発明の上記目的は非磁性支持体の表面に強磁性体を含
む磁性層を設けてなる磁気記録媒体の製造方法において
、5BET比表面積が36m27I以上の強磁性体の吸
着水分を0 、 I w i (76以上に調湿した強
磁性体をバインダーと共に前分散する第1の工程、続い
て追加のバインダー、潤滑剤を加えて混合分散する第一
の工程、そして分散した磁性塗液を非磁性支持体上に塗
布する第3の工程を含むことを特徴とする磁気記録媒体
の製造方法によって達成できる。
本発明で用いられる強磁性体としては、Fe0xbCo
含有Fe0x($/J≦X≦3/ J ) テ示すれる
強磁性酸化鉄微粉末、強磁性二酸化クロム微粉末、があ
る。それらは、比表面積がS11′ETj、 j 7F
L2/ 9以上のものである。
本発明の範囲の含水量を強磁性体に与えるには、特に新
しい手法を用いなくとも可能である。それは、たとえば
、コバルト添加の強磁性酸化鉄を作る工程におりて可能
である。つまシ、酸化鉄磁性粉末にコバルト化合物を被
着し、次いで水洗、濾過、乾燥を行なうに当たシ、その
乾燥工程において、水分を制御することによシ可能であ
る。又は後工程として調湿工程を設けることによシ達成
することができる。
また、本発明における含水量は、カールフィッシャー法
による水分測定の原理を用いて測定したものを言う。本
発明においては強磁性体の比表面積が大きくなればなる
ほど、強磁性体の最適水分含有量の範囲は、上昇させる
ことが必要である。
従来の知見においては強磁性体の含水量が少ない方が、
均一分散に寄与するものと思われていた。
しかし、この傾向は強磁性体が微粒子になると様相が変
わってくることがわかった。
次に調湿した強磁性体をバインダーと共に、前分散する
第1の工程をとる。
強磁性体の比表面積がSB E T j j TrL2
/ 、9以上の微粒子磁性体をバインダーに均一に混練
するKl’t、−2本ロールミル、3本ロールミル、オ
ープンニーダ−5加圧ニーダ−1又は連続ニーダ−を用
か、前分散する。
分散時間はio分〜6時間が好ましい。
そして次工程として追加のバインダー、潤滑剤を加えて
、混合分散する第2の工程をとる。それにはサンドグラ
インダー、ボールミル、アトライター等を用いる。
この分散時間は30分〜12時間が好ましい。
比表面積がS B Z T j 07712 / J9
の強磁性体については、水分含有量が強磁性体に対し、
0,3w1%〜1.Jwt俤の範囲であれば、各種混線
機を用いて、混練しても分散はかなり均一になされる。
シカし、比表面積がSngTjj7H2/gの磁性体を
用い、均一に分散するKは0.rwtl〜/、4wt1
の水分を含有した強磁性体を用い、かつ前記前分散と混
合分散工程を採る必要がある。
上記範囲の含有水分散の強磁性体を用い、混練して得た
塗液を使って作成した磁気テープは、角型比(SQ)が
高く光沢も高く、更にS/N比も高い。
上記範囲に入る水分含有量の場合であっても、混合分散
する第1の工程のみで、前分散する第1の工程がないと
所望の磁性記録媒体は得られない。
上記範囲より低い水分含有量の場合は、混練がうまくな
されず、強磁性体がバインダーに均一に分散されないた
め角型比が低く、S/N比も低い。
又、上記範囲よりも高い水分含有量の場合は混練は、良
好になされるが強磁性体の表面に過剰に存在する水分と
、塗液の最終工程において添加するインシアネート化合
物とが反応し、塗液のポットライフが低下し、又塗布し
て得た磁気テープの表面性が劣化する。そのためS/N
比の低下が著しい。
ここで前分散工程に用いられるバインダーや溶剤として
は一般に塗布型の磁気テープの製造に用いられるもので
あれば何れも用いることができる。
例えば、バインダーとしては、塩化ビニル−酢eビニル
系樹脂、塩化ビニル−塩化ビニリデン系樹脂、セルロー
ス樹脂、アセタール樹脂、ウレタン樹脂、アクリロニト
リル−ブタジェン系樹脂等の熱可塑性樹脂があり、これ
らを単独又は混合して用いることができる。本発明に用
いられる溶剤としてはアセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン、エチルイソブチルケトン、シ
クロヘキサノン等のケトン類;酢酸メチル、酢酸エチル
、酢酸ブチル、酢酸グリコールモノエチルエーテル等の
エステル類;エーテル、グリコールジメチルエーテル、
ジオキサン等のグリコールエーテル類;にンゼン、トル
エン、キシレン等の芳香族炭化水素類;メチレンクロラ
イド、エチレンクロライド、四塩化炭素、クロロホルム
、エチレンクロルヒドリン、ジクロルベンゼン等の塩素
化炭化水素等が単独又は混合して用いることができる。
特に好ましくは、できるだけ非極性溶剤の方が混練が良
好に行なわれる。
さらに第一の工程の混合分散工程においては、追加のバ
インダー、潤滑剤、さらに研磨剤、溶剤等が加えられ、
混合分散される。バインダー、溶剤については、第1の
工程の前分散時のものと同様のものが使用できる。潤滑
剤としては、脂肪酸、脂肪酸エステル、シリコンオイル
、二硫化モリブデン、二硫化タングステン、グラファイ
ト、カーボンブラック等が使用できる。研磨剤としては
、α−A A! 203 、炭化ケイ素、酸化クロム(
Cr203)、コランダム、人造コランダム、ダイアモ
ンド、人造ダイアモンド、ザクロ石、エメリー、酸化チ
タン(Ti02及びTie)等が使用できる。
さらに第3の工程として混線、分散した磁性塗液を非磁
性支持体上に塗布する工程をとる。
非磁性支持体上へ前記の磁性層を塗布する方法としては
エアードクターコート、ブレードコート、ロッドコート
、押出しコート、エアナイフコート、スクイズコート、
含浸コート、リバースロールコート、トランスファーロ
ールコート、グラビヤコート、キスコート、キャストコ
ート、スプレィコート、スピンコード等が利用でき、そ
の他の方法も可能であり、これらの具体的説明は朝食書
店発行の「コーティング工学」2j3頁〜コア7頁(昭
和弘6,3.20発行)に詳細に記載されている。
又、重層磁気記録体の場合は非磁性支持体上に上記の塗
布法によって磁性層を塗布、乾燥し、この工程を繰υ返
して連続塗布操作により2層以上の磁性層を設けたもの
である。又、特開昭≠r−yrroB号(西ドイツ特許
DT−O8,2、3゜り、/jり号)、同経を一タタ2
33号(西ドイツ特許DT−4sJ 、s op 、i
 sr号)等に記載された如く、多層同時塗布法によっ
て同時に2層以上の磁性層を設けても良い。
磁性層の厚味は乾燥厚味で約0.7−/2μ7rLの範
囲となるように塗布する。重層の場合は合計で上記の範
囲とされる。又、この乾燥厚味は磁気記録体の用途、形
状、規格などによシ決められる。
このような方法によシ、支持体上に塗布された磁性層は
必要により前記のように層中の磁性粉末を配向さぜる処
理を施したのち、形成した磁性層を乾燥する。又必要に
より表面平滑化加工を施したυ、所望の形状に裁断した
りして、本発明の磁気記録体を製造する。
特に本発明に於ては磁気記録層の表面平滑化処理をほど
こすと、表面が平滑で、且つ耐摩耗性にすぐれた磁気記
録体が得られることが判明した。
この表面平滑化処理は乾燥前のスムーズニング処理、あ
るいは乾燥後のカレンダリング処理によって行なわれる
以上のような工程で磁気記録媒体を製造することにより
本発明では、分散性の良込、角型比(SQ)の高い、S
/N比の高い磁気テープを得ることができる。
その他、本発明の磁気記録媒体は特開昭jλ−7orr
op号に記載の材料、製法に従って調整することができ
る。
(実施例) 以下実施例によってさらに具体的に本発明を説明する。
実施例中「部」は「重量部」を示す。
実施例 所定の比表面積(SRET)を持ったCo含有強磁性酸
化鉄を所定の水分を持つように%調湿したものを以下に
述べるような各種の工程を通し、塗布液として、1at
ty、のポリエチレンテレフタレートベース上に乾燥厚
jBになるようにリバースロールコートにより塗布し、
乾燥した。さらに表面平滑化処理後、/ / 2 i 
n巾にスリットして、磁気テープとした。
(1)前分散工程を含む調液工程 オープンニーダ−にて下記処方で前分散を7時間行なり
1続すて、それをサンドグラインダーでガラスピーズの
メディアを用いて、混合分散し、次いで調液した。
(前分散処方) A−/ (混合分散処方)B−/ (最終塗布液調液処方) C−7 / し レタン■製コロネートL) lo部(2)前分散を
含まない調液工程 サンドグラインダーでガラスピーズのメディアを用いて
、混合分散を下記処方で7時間行なった。
次いて調液を行った。
(混合分散処方) B−2 (最終塗布液調液処方) C−λ 上記のようにして作成したサンプルにつbて、次のよう
な評価を行なめ、第1表の結果を得た。
〈評価方法〉 (1)角型比 振動試料型磁束計(東英工業製)を用い、Hm 2 K
 OeでB r / B mをめた。
(2) ビデオS/N シバツク製ノイズメーター(2,2jC)を使用し、基
準テープをサンプルA/とじ、S/N比の差をめた。ノ
・イノ耐スフイルター/ 0KHz %ローノξスフイ
ルター’AMHzでノイスレベルを測定した。使用した
VTRは松下NV−r3゜Oである。
第1表から明らかなごとく、比表面積19BKT3 j
 准2/ 9以上の磁性体にシいて、水分が00rts
以上含まれ、かつ、前分散工程と混仕分散工程をとった
ものは、良好なS/N%性を示す。
特許出願人 富士写真フィルム株式会社第1頁の続き @発明者 那須 勝雄小田 内 @発明者 青水 信夫 小田 内 @発明者 藤山 正昭 小田

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 非磁性支持体の表面に強磁性体を含む磁性層を設けてな
    る磁気記録媒体の製造方法におAて、5BFjT比表面
    積が33m2/、9以上の強磁性体の吸着水分を0 、
     I w tチ以上に調湿した強磁性体をバインダーと
    共に前分散する第1の工程、続いて追加のバインダー、
    潤滑剤を加えて混合分散する第λの工程、そして分散し
    た磁性塗液を非磁性支持体上に塗布する第3の工程を含
    むことを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
JP59044465A 1984-03-08 1984-03-08 磁気記録媒体の製造方法 Granted JPS60187931A (ja)

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