JPS62143230A - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体の製造方法

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JPS62143230A
JPS62143230A JP28507885A JP28507885A JPS62143230A JP S62143230 A JPS62143230 A JP S62143230A JP 28507885 A JP28507885 A JP 28507885A JP 28507885 A JP28507885 A JP 28507885A JP S62143230 A JPS62143230 A JP S62143230A
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邦綱 佐々木
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安福 義隆
Toshiaki Shibue
俊明 渋江
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ、産業上の利用分野 本発明は磁気テープ、磁気シート等の磁気記録媒体の製
造方法に関するものである。
口、従来技術 近年、磁気記録媒体、特に短波長記録を要求される゛ビ
デオ用磁気記録媒体においては、今まで以上に微粒子化
、高磁力化された磁性粉が使用される傾向が強くなって
いる。ところが磁性粉は、微粒子化や高磁力化するほど
、個々の粒子の凝集力が強まり、その結果、短波長記録
の高い再生出力や良好なS/N比を得るために必要な分
散性や表面平滑性が十分に満足されな(なる。また、か
かる記録媒体は、記録再生時に激しく磁気ヘッドに摺接
するため、繰返し使用によって磁性塗膜が摩耗し、塗膜
中に含有される磁性粉が脱落しやすく磁気ヘッドの目詰
りといった好ましくない結果を生ぜしめる。
このため、磁性粉の粒度分布を調整して磁性粉の結合剤
中での分散性を向上させたり、界面活性剤を分散剤とし
て使用したり、または結合剤中の・親水性基、例えば水
酸基、ホスホ基、スルホ基、或いはカルボキシ基等の導
入によって変性し、特性の改善を行う方法が提案されて
いる。
例えばポリエステル樹脂にスルホン酸金属塩残基を導入
することによって、特開昭56−74824号、同56
−74827号等には表面平滑性(グロス)及び支持体
に対する接着性の向上、特開昭56−13519号、同
56−74826号、同56−74828号、同56−
74829号等には分散性、界面張力に係わる充虜性の
改善についての開示があり、該スルホン酸金冗塩基導入
ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ニトロセルロー
ス、塩化ビニル−酢酸ビニル樹脂等の組合せによるバイ
ンダー組成の提案が数多くなされている。
更に、塩化ビニル系樹脂は機械的強度が大きいことから
、塩化ビニル−醋酸ビニル共重合体、塩化ビニル−塩化
ビニリデン共重合体、塩化ビニル−アクリロニトリル共
重合体或いは塩化ビニル−醋酸ビニル−ビニルアルコー
ル−無水マレイン酸共重合体等が賞月される。
前記塩化ビニル系樹脂のスルホン酸金属塩残基による変
性については特開昭57−44227号に開示されてお
り、まずOH基を含有する塩化ビニル系樹脂と例えば1
分子中に塩素原子とスルホン酸金属塩残基を含有する化
合物との間で脱塩酸反応を行わしめ、スルホン酸金属塩
残基の導入された変性塩化ビニル系樹脂を得るものであ
る。
またフリーのスルホ基(−3O3H)を含有する塩化ビ
ニル系共重合体については特開昭58−108032号
に開示する所がある。
しかし、このようなフリーのスルホ基を有する重合性モ
ノマーから得られた塩化ビニル系共重合体は、磁性塗料
に混合した場合に塗料粘度を上昇させるため、工程上の
支障をきたし、かつ媒体の走行性にも悪影響を及ぼす。
また、媒体の走行性を改善するため、従来から磁性層に
潤滑剤として脂肪酸の添加が行われてきた。しかし、脂
肪酸はカルボキシル基を持っているために、磁性粉に吸
着されやすく、従って、潤滑剤としての役目を十分発揮
させるために、磁性粉を分散させた後に脂肪酸を添加す
る方法が提案されている。例えば特開昭60−1479
31には、塗布する直前に潤滑剤(例えば脂肪酸)を添
加混合することにより、少量の潤滑剤量で走行特性の向
上することが開示されている。また、特開昭60−18
7931でも、潤滑剤(例えば脂肪酸)後添加する方法
が提案されている。
しかし、このような脂肪酸の添加方法を用いても、従来
使用している結合剤では、結合剤の磁性粉への吸着が弱
いために脂肪酸が磁性粉に吸着しやすく、脂肪酸を後添
加することによる効果が顕著なものとはならなかった。
ハ2発明の目的 本発明の目的は、磁性粉の分散性に優れると共に、耐久
性も良好であり、磁性層の潤滑性が良好であって走行安
定性、S/Nに優れた磁気記録媒体を得ることのできる
製造方法を提供することにある。
二0発明の構成及びその作用効果 即ち、本発明は、磁性粉と結合剤とを含有する磁性層を
有する磁気記録媒体の製造方法において、スルホ基及び
/又はホスホ基をアルカリ金属塩の形で含有する前記結
合剤(少なくとも塩化ビニル系樹脂)を含む溶液中に前
記磁性粉を分散させる工程と、しかる後にこの分散液に
脂肪酸を添加する工程と、得られた磁性塗料を塗布する
工程とを有することを特徴とする磁気記録媒体の製造方
法に係るものである。
本発明によれば、使用する上記結合剤は、スルホ基及び
/又はホスホ基をアルカリ金属塩の形で含有しているの
で、塗料粘度が低くなり、磁性粉の分散性が向上し、磁
性層の表面平滑性が良好となる。しかも、磁性粉の分散
後に上記脂肪酸を添加していることが、媒体の走行性を
安定化する上で非常に重要である。即ち、脂肪酸が磁性
粉に吸着していると却って走行性が悪くなるが、本発明
のように脂肪酸を後で添加した場合、本来磁性粉への吸
着性の大きい上記結合剤が磁性粉の分散工程にて磁性粉
に吸着するため、次の段階で脂肪酸を添加した際には脂
肪酸の磁性粉への吸着が減少せしめられるのである。こ
の場合、脂肪酸の添加量は、磁性粉100重量部に対し
て0.2〜3重量部がよ<、0.5〜2.51fflf
f1部が更によい。この範囲を外れて脂肪酸が少なくな
ると磁性粉の分散性が低下し、媒体の走行性も低下し易
く、また多くな・ると脂肪酸がしみ出したり、出力低下
が生じ易くなる。
本発明に係る結合剤、特に塩化ビニル系共重合体は、塩
化ビニルモノマー、スルボン酸もしくはリン酸のアルカ
リ塩を含有した共重合性七ツマ−及び必要に応し他の共
重合性モノマーを共重合することによって得ることがで
きる。この共重合体はビニル合成によるものであるので
合成が容易であり且つ共重合成分を種々選ぶことができ
、共重合体の特性を最適に調整することができる。
スルホン酸若しくはリン酸の塩の全屈はアルカリ金属(
特にナトリウム、カリウム、リチウム)であり、特にカ
リウムが溶解性、反応性、収率等の点で好ましい。
スルホン酸塩を含有する上記の共重合性七ツマ−として
は、 CH2=CH3O3M。
CH2=CHCH2So 3 M。
CH2=C(CH3)CH2SO3M。
CH2=CHCH20COCH(CHzCOOR)−3
O3M。
CH2=CHCH20CH2CH(○ t()C1lz
−3O3M−。
Ct(z ’= C(CH3)  C00C2H4S 
03M、C)(2”’ CHC00C4He  S O
3M 。
C)I  2  =CHC0NHC(CH3)   2
  Ctl  2  So  3〜1が挙げられる。
またリン酸塩としては、 CH2=CHCH20CH2CH(OH)CH2−2−
0−P03’ CH2=CHC0NHC(CH3)zCH2−o−p○
3MY2 −PO2MXI CH2=CHCH20(CHz  CH20)  m−
PO2MX2 上記に於いてMはアルカリ金属、Rは炭素原子数1〜2
0+1lilのアルキル基、YlはHSM又はCHz=
CHCH20CH2CH(OH)CH2−1Y2はH,
M又はCH2=CHC0NHC(CH3)=−(CH2
CH20)n、OH又はOM、〜2はCH2=CHCH
20(C)r  2  CH20)  m=、 OH又
はOMである。またnは1〜100、mは1〜100の
正数である。
また必要に応じ共重合させる共重合性モノマーとしては
、公知の重合性モノマーがあり、例えば種々のビニルエ
ステル、塩化ビニリデン、アクリロニトリル、メタクリ
ロニトリル、スチレン、アクリル酸、メタクリル酸、種
々のアクリル酸エステル、メタクリ酸エステル、エチレ
ン、プロピレン、イソブチン、ブタジェン、イソプレン
、ビニルエーテル、アリールエーテル、了り−ルエステ
ル、アクリルアミド、メタクリルアミド、マレイン酸、
マレイン酸エステル等が例示される。
本発明による上記結合剤は乳化重合、溶液重合、懸濁重
合、塊状重合等の重合法により重合される。
いずれの方法においても必要に応じて分子量調節剤、重
合開始剤、モノマーの分割添加あるいは連続添加など公
知の技術が応用できる。
本発明において用いられる上記結合剤中の前記酸性基の
塩含有モノマー量は0゜01〜30モル%であるのが好
ましい。該塩含有モノマー量が多すぎると、溶剤への熔
解性が悪くまたゲル化が起こり易い。また塩含有上ツマ
ー量が少なすぎると所望の特性が得られなくなる。
° 前記結合剤としての特に塩化ビニル系共重合体は、
磁気媒体の耐久性を向上するウレタン樹脂と併用される
更に従来知られている各種樹脂を併用してもよい。併用
される熱可り性樹脂としては、軟化温度が150℃以下
、平均分子量が約10000〜200000、重合度が
200〜2000程度のもので、例えば塩化ビニル−酢
酸ビルニ共m合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合
体、塩化ビニル−アクリロニトリル共重合体、アクリル
酸エステル−アクリロニトリル共重合体、アクリル酸エ
ステル−塩化ビニリデン共重合体、アルクリ酸エステル
−スチレン共重合体、メタクリル酸エステル−アクリロ
ニトリル共重合体、メタクリル酸エステル塩化ビニリチ
ン共重合体、メタクリル酸エステル〜スチレン共重合体
、ポリフッ化ビニル、塩化ビニリデン−アクリロニトリ
ル共重合体、ブタジェン−アクリロニトリル共重合体、
ポリアミド樹脂、ポリビニルブチラール、セルロース誘
導体(セルロースアセテートブチレート、セルロースダ
イアセテート、セルローストリアセテート、セルロース
プロピオネート、ニトロセルロース等)、スチレンブタ
ジェン共重合体、ポリエステル樹脂、クロロビニルエー
テルアクリル酸エステル共電合体、アミノ樹脂、各種の
合成ゴム系の熱可塑性樹脂及びこれらの混合物等が使用
される。
また、熱硬化性樹脂又は反応型樹脂としては塗布液の状
態では約200,000以下の分子量であり、縮合、付
加等の反応により分子量は無限大のものとなる。更に、
これらの樹脂のなかで、樹脂が熱分解するまでの間に軟
化又は熔融しないものが好ましい。具体的には例えばフ
ェノール樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂
、アルキッド樹脂、シリコン樹脂、アクリル系反応樹脂
、高分子量ポリエステル樹脂とイソシアネートプレポリ
マー〇混合物、メククリル酸塩共重合体とジイソシアネ
ートプレポリマーの混合物、ポリエステルポリオールと
ポリイソシアネートの混合物、尿素ホルムアルデヒド樹
脂、低分子量グリコール/高分子量ジオール/トリフェ
ニルメタントリイソシアネートの混合物、ポリアミン樹
脂及びこれらの混合物等が例示される。
前記した樹脂は一303M、−0303M。
−COOM、−PO(OM’) z (但しMは水素又
はアルカリ金属、M′は水素、アルカリ金属又は炭化水
素残基)等の親水性極性基を含有した樹脂であってもよ
い。
本発明に使用可能な塩化ビニル系共重合体とウレタン樹
脂との配合比(両型合体の合計を100重量部とする。
)としては、本発明に係る塩化ビニル系共重合体が90
〜10重量部、より好ましくは80〜20重量部である
のが望ましい。上記配合比が90重量部を越えると塗膜
がもろくなりすぎ塗膜の耐久性が著しく劣化し、また支
持体との接着性も悪くなる。また上記配合比が10重量
部未満であると、性粉の粉落ちがおこり易くなる。
更に本発明に係る結合剤を含有する磁性塗料には更にポ
リイソシアネート系硬化剤を添加することにより、耐久
性を向上することができる。このようなポリイソシアネ
ート系硬化剤としては、例えば、トリレンジイソシアネ
ート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサンジ
イソシアネート等の2官能イソシアネート、コロネート
L(日本ポリウレタン工業■製)、デスモジュールL(
バイエル社製)等の3官能イソシアネート、又は両末端
にイソシアネート基を含有するウレタンプレポリマーな
どの従来から硬化剤として使用されているものや、また
硬化剤として使用可能であるポリイソシアネートであれ
ばいずれも使用できる。また、そのポリイソシアネート
系硬化剤の量は全結合剤量の5〜80重量部用いる。
次に、本発明に使用する上記の脂肪酸は一塩基性であっ
ても二塩基性であってもよい。炭素原子数6〜30、更
には10〜22の脂肪酸が好ましい。脂肪酸を例示する
と以下の通りである。
(1)カプロン酸 (2)カプリル酸 (3)カプリン酸 (4)ラウリン酸 (5)ミリスチン酸 (6)バルミチン酸 (7)ステアリン酸 (8)イソステアリン酸 (9)リルン酸 (10)リノール酸 (11)オレイン酸 (12)エライジン酸 (13)ベヘン酸 (14)マロン酸 (15)コハク酸 (16)マレイン酸 (17)グルタル酸 (18)アジピン酸 (19)ピメリン酸 (20)アゼライン酸 (21)セバシン酸 (22)  1.12−ドデカンジカルボン酸(23)
オクタンジカルボン酸 第1図は、本発明による方法で得られた磁気記録媒体、
例えば磁気テープを示すものであり、支持体1上に下び
き層2 (この層は必要に応じて設けられない場合もあ
る。)、磁性層3が積層せしめられている。そして、本
発明に基づいて、磁性層3中には、上述した結合剤、脂
肪酸、磁性粉が含有せしめられている。
上記支持体1は、帯電防止、転写防止等の目的で磁性層
を設けた側の反対の面が、第2図の如くいわゆるバック
コート(Backcoat) 4が施されるのがよい。
磁性層に用いられる磁性粉、特に強磁性粉としては、r
  F13203、CO含有T−Fe203、Fe3O
4、Co含有Fe3O4等の酸化鉄磁性粉:Fe、、N
i、Co、Fe−Nt−Co合金、Fe−Mn−Zn合
金、Fe−Ni−Zn合金、Fe−Co−Ni−Cr合
金、Fe−Co−Nt−P合金、co −N i合金等
、Fe、Ni、C。
等を主成分とするメタル磁性粉:Cr○2等各種の強磁
性粉が挙げられる。
併用できる他の分散剤としては、前記の脂肪酸のアルカ
リ金E(Li、Na5K等)又はアルカリ土類金属(M
gs Ca、13a)からなる全屈石鹸:前記の脂肪酸
エステルの弗素を含有した化合物;前記の脂肪酸のアミ
ド;レシチン;トリアルキルポリオレフィンオキシ第四
アンモニウム塩(アルキルは炭素数1〜5個、オレフィ
ンはエチレン、プロピレンなど)等が使用される。この
他に炭素数12以上の高級アルコール、及びこれらの他
に硫酸エステル等も使用可能である。
使用可能な潤滑剤としては、ジアルキルポリシロキサン
(アルキルは炭素数1〜5個)、C0oR(R=H又は
C1〜C7゜のアルキル基)で変性されたジアルキルポ
リシロキサン、ジアルコキシポリシロキサン(アルコキ
シは炭素数1〜4個)、モノアルキルモノアルコキシポ
リシロキサン(アルキルは炭素数1〜5個、アルコキシ
は炭素数1〜4fll)、フェニルポリシロキサン、フ
ロロアルキルポリシロキサン(アルキルは炭素数1〜1
ll)などのシリコンオイル;グラファイトなどの導電
性微粉末;二硫化モリブデン、二硫化タングステンなど
の無機微粉末;ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエ
チレン塩化ビニル共重合体、ポリテトラフルオロエチレ
ンなどのプラスチック微粉末;α−オレフィン重合物;
常温で液状の不飽和脂肪族炭化水素(n−オレフィン二
重結合が末端の炭素に結合した化合物、炭素数的20)
;炭素数12〜22個の脂肪酸と炭素数1〜20個の一
価のアルコールから成る脂肪酸エステル類、フルオロカ
ーボン類などが使用できる。これらの潤滑剤は磁性粉1
00重量部に対して0.2〜30M量部の範囲で添加さ
れる。
研磨剤としては、一般に使用される材料でアルミナ、炭
化ケイ素、酸化クロム(CrzO3)、コランダム、人
造コランダム、ダイアモンド、人造ダイアモンド、ザク
ロ石、エメリー(主成分:コランダムと磁鉄鉱)等が使
用される。これらの研磨剤はモース硬度が5以上であり
、平均粒子径が0.05〜5μmの大きさのものが使用
され、特に好ましくは0.1〜2μmである。これらの
研磨剤は磁性粉100重量部に対して0.5〜20重量
部の範囲で添加される。
帯電防止剤としては、カーボンブラック、カーボンブラ
ックグラフトポリマーなどの導電性微粉末;サポニンな
どの天然界面活性剤;アルキレンオキサイド系、グリセ
リン系、グリシドール系などのノニオン界面活性剤;高
級アルキルアミン類、第四級アンモニウム塩類、ピリジ
ンその他の複素環類、ホスホニウム類などのカチオン界
面活性剤;カルボン酸、スルホン酸、リン酸、硫酸エス
テル基、リン酸エステル基等の酸性基を含むアニオン界
面活性剤ニアミノ酸類、アミノスルホン酸類、アミノア
ルコールの硫酸又はリン酸エステル類等の両性活性剤な
どが使用される。上記の導電性微粉末は磁性粉100重
量部に対して0.2〜20重量部が、界面活性剤は0.
1〜10市量部の範囲で添加される。これらの界面活性
剤は単独又は?・足台して添加してもよい。これらは帯
電防止剤として用いられるものであるが、時としてその
他の目的、例え:1丁分散、磁気特性の改良、潤滑性の
改良、塗布助剤として通用される場合もある。
他に添加剤として次のものを用いても良い。リン酸、ス
ルファミド、グアニジン、ピリジン、アミン、尿素、ジ
ンククロメート、カルシウムクロメート、ストロンチウ
ムクロメートなどが使用できるが、特にジシクロヘキシ
ルアミンナイトライト、シクロヘキシルアミンクロメー
ト、ジイソプロピルアミンナイトライト、ジェタノール
アミンホスフェート、シクロヘキシルアンモニウムカー
ボネート、ヘキサメチレンジアミンカーボネート、プロ
ピレンジアミンステアレート、グアニジンカーホネート
、トリエタノールアミンナイトライト、モルフォリンス
テアレートなど(アミン、アミド又はイミドの無機酸塩
又は有!Ji酸塩)を使用すると防錆効果が向上する。
これらは強磁性微粉末100重量部に対して0.01〜
20重量部の範囲で使用される。
また、磁性層の構成材料は有機溶剤と混合して磁性塗料
を調整し、これを支持体上に塗布するが、そのVl’を
性(′fl料の溶剤としてはケトン(例えばアセトン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロ
ヘキサノン、)アルコール(例えばメタノール、エタノ
ール、プロパツール、ブタノール)、エステル(例えば
メチルアセテート、エチルアセテート、ブチルアセテー
ト、エチルラクテート、グリコールアセテートモノエチ
ルエーテル)、グリコールエーテル(例えばエチレング
リコールジエチルエーテル、エチレングリコールジエチ
ルエーテル、ジオキサン)、芳香族炭化水素(例えばベ
ンゼン、トルエン、キシレン)、脂肪族炭化水素(例え
ばヘキサン、ヘプタン)、ニトロプロパン等が挙げられ
る。この磁性塗料を塗布する支持体はポリエステル(例
えばポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,
6−ナフタレート)、ポリオレフィン(例えばポリエチ
レン、ポリプロピレン)、セルロース誘導体く例えばセ
ルローストリアセテート、セルロースダイアセテート、
セルロースアセテートブチレート、セルロースアセテー
トプロピオネート)、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニ
ル、ポリイミド、ポリアミド、ポリヒドラジド類、金属
(例えばアルミニウム、銅)、紙等から成っていて良い
ホ、実施例 以下、本発明を具体的な実施例につき説明する。
以下に示す成分、割合、操作順序等は、本発明の精神か
ら逸脱しない範囲において種々変更しうる。
なお、下記の実施例において「部」はすべて「重量部」
を表す。
x発史二上 本実施例においては、前記塩を含有する塩化ビニル系共
重合体を次のようにして合成した。
以下の組成物を反応容器に仕込みN2置換し反応させた
メチルイソブチルケトン      86重量部酢酸メ
チル            280〃塩化ビニル  
         150重量部酢酸ビニル     
       50〃Hz −CHCH20COCH(SO3K) CH2COOCsHpy      6  〃ジイソプ
ロピルパーオキシジカーボ ネート(重合開始剤)        2 ・・上記処
方組成を攪拌しながら53℃に上げ、処方中の重合開始
剤1に対し9のメチルイソブチルケトンを加えた。15
時間後30℃に冷却し残存塩化ビニルを回収し更に減圧
下に回収を行った。このようにして固形分32%、粘度
70cps  (25℃)の共重合体溶液480重量部
をえた。
こうして得られた、スルホ基のアルカリ金属塩を有する
不飽和化合物を共重合成分とする塩化ビニル系樹脂をバ
インダーAとする。そして、次の組成物を調整した。
バインダーA               15部ポ
リウレタン              7部(ニスク
ン5701 :グソドリソチ社製)Co −r −F 
e 203           100部分散剤(レ
シチン)           3部カーボンブランク
            6部脂肪酸エステル(ステア
リン酸ブチル)  1部シクロへキサノン      
     150部メチルエチルケトン       
   70部トルエン              3
0部上記成分をボールミルに仕込み、分散させた後、こ
の塗料に脂肪酸(ミリスチン酸)を1部添加し、攪拌混
合を行い、更に硬化剤として3官能イソシアネ一ト5部
を添加し、リバースロールコータ−にて支持体上に5μ
m厚みに塗布してスーパーカレンダーをかけ、Aインチ
幅にスリットしてビデオテープとした。
災藤皿二叉 実施例−1において、脂肪酸の添加を3官能イソシアネ
ートと同時に行い、攪拌混合するように変えた以外は、
実施例−1と同様の操作を行った。
実上例二1 実施例−1において、脂肪酸を3官能イソシアネートの
添加後に添加し、撹拌混合するように変えた以外は、実
施例−1と同様の操作を行った。
尖丘匠二l 実施例−1において、バインダーAに代えて、ホスホ基
のアルカリ金属塩ををする不飽和化合物を共重合成分と
する塩化ビニル系樹脂(実施例−1のバインダーAにお
いて、CH2= CHCH2−OCOCH(SO3K)
CH2COOCeH+t6重量部のうち1重量部をCH
2=CHC0NHC−(CH3)2CH20PO3に2
に代えて得られたもの:バインダーBとする)を用いた
以外は、実施例−1と同様の操作を行った。
辻較凱二土 実施例−1において、バインダーAに代えて、スルホ基
を有する不飽和化合物を共重合成分とする塩化ビニル系
樹脂(CH2=CH−C0NHC−(CH3)2CH2
SO3Hを使用したもの:バインダーCとする)を用い
た以外は、実施例−1と同様の操作を行った。
止較皿二1 実施例−1において、バインダーAに代えて、カルボキ
シ基を有する不飽和化合物(CH2=CH−CONHC
(CH3)2CH2C00H)を共重合成分とする塩化
ビニル系樹脂(バインダーDとする)を用いた以外は、
実施例−1と同様の操作を行った。
止較拠二1 実施例−1において、脂肪酸の添加を、初めにボールミ
ルに仕込むときに行うように変えた以外は、実施例−1
と同様の操作を行った。
ル絞皿二土 実施例−4において、脂肪酸の添加を、初めにボールミ
ルに仕込むときに行うように変えた以外は、実施例−4
と同様に操作を行った。
以上にサンプルの緒特性を示す。
(以下余白、次頁に続く。) 脂肪酸添加時期: ■・・・・・・・・・磁性粉分散時。
2・・・・・・・・・磁性粉分散後、硬化剤添加前。
3・・・・・・・・・硬化剤と同時。
4・・・・・・・・・硬化剤添加後。
塗料粘度:25°CにてB型粘度計(60rpm )に
て測定。
ジッター: VTRジッター・メーターMK−612A
 (1黒電波)にて測定。
100パス後のクロマ出力変化:NTSCカラー・ビデ
オ・ノイズ・メーター925R/1にて測定し、■パス
目のRF比出力の差を計算。
この結果から、本発明に基づいて磁性層を形成すれば、
磁性粉は分散性に優れ、走行性、耐久性が良好となり、
従って磁気特性、電気特性に優れることが分かる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すものであって、第1図及び
第2図は磁気テープ二側の一部分の各拡大断面図 である。 なお、図面に示した符号において、 1・・・・・・・・・非磁性支持体 2・・・・・・・・・下びき屓 3・・・・・・・・・磁性層 4・・・・・・・・・ハックコート石 である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、磁性粉と結合剤とを含有する磁性層を有する磁気記
    録媒体の製造方法において、スルホ基及び/又はホスホ
    基をアルカリ金属塩の形で含有する前記結合剤を含む溶
    液中に前記磁性粉を分散させる工程と、しかる後にこの
    分散液に脂肪酸を添加する工程と、得られた磁性塗料を
    塗布する工程とを有することを特徴とする磁気記録媒体
    の製造方法。
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