JPS62119724A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPS62119724A
JPS62119724A JP25952985A JP25952985A JPS62119724A JP S62119724 A JPS62119724 A JP S62119724A JP 25952985 A JP25952985 A JP 25952985A JP 25952985 A JP25952985 A JP 25952985A JP S62119724 A JPS62119724 A JP S62119724A
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fatty acid
carbon atoms
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邦綱 佐々木
Yoshitaka Yasufuku
安福 義隆
Toshiaki Shibue
俊明 渋江
Kazumasa Matsumoto
和正 松本
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ、産業上の利用分野 本発明は磁気テープ、磁気シート等の磁気記録媒体員関
するものである。
口、従来技術 近年、磁気記録媒体、特に短波長記録を要求されるビデ
オ用磁気記録媒体(二おいては、今まで以上に微粒子化
、高磁力化された磁性粉が使用される傾向が強くなって
いる。 ところが磁性粉は、微粒子化や高磁力化するほ
ど、個々の粒子の凝集力が強まり、その結果、短波長記
録の高い再生出力や良好なS/N比を得るために必要な
分散性や表面平滑性が十分に満足されなくなる。 また
、かかる記録媒体は、記録再生時に激しく磁気ヘッドに
摺接するため、繰返し使用によって磁性塗膜が摩耗し、
塗膜中に含有される磁性粉が脱落しやすく磁気ヘッドの
目詰りといった好ましくない結果な生せしめる。
このため、磁性粉の粒度分布を調整して磁性粉の結合剤
中での分散性を向上させたり、界面活性剤を分散剤とし
て使用したり、または結合剤中の親水性基、例えば水酸
基、ホスホ基、スルホ基、或いはカルボキシ基等の導入
によりて変性し、特性の改善を行う方法が提案されてい
る。
例えばポリエステル樹脂にスルホン酸金属塩残基を導入
することによって、特開昭56−74824号、同56
−74827号等には表面平滑性(クロス)及び支持体
に対する接着性の向上、特開昭56−13519号、同
56−74826号、同56−74828号、同56−
74829号等には分散性、界面張力に係わる充填性の
改善セついての開示があり、該スルホン酸金属塩基導入
ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ニトロセルロー
ス、塩化ビニル−酢酸ビニル樹脂等の組合せによるバイ
ンダー組成の提案が数多くなされている。
更(:、塩化ビニル系樹脂は機械的強度が大きいことか
ら、塩化ビニル−醋酸ビニル共重合体、塩化ビニル−塩
化ビニリデン共重合体、塩化とニル−アクリロニトリル
共重合体或いは塩化ビニル−d[’ニルービニルアルコ
ールー無水マレイン酸共重合体等が賞月される。
前記塩化ビニル系樹脂のスルホン酸金属塩残基による変
性については特開昭57−44227号に開示されてお
り、まずOH基を含有する塩化ビニル系樹脂と例えば1
分子中に塩素原子とスルホン酸金属塩残基を含有する化
合物との間で脱塩酸反応を行わしめ、スルホン酸金属塩
残基の導入された変性塩化ビニル系樹脂を得るものであ
る。
またフリーのスルホ基(−8o、H)を含有する塩化ビ
ニル系共重合体については特開昭58−108032号
に開示する所がある。
しかし、このようなフリーのスルホ基を有する重合性七
ツマ−から得られた塩化ビニル系共重合体は、磁性塗料
C二混合した場合に塗料粘度を上昇させるため、工程上
の支障をきたし、かつ媒体の走行性にも悪影響を及ぼす
ハ、発明の目的 本発明の目的は、磁性粉の分散性に優れると共に、耐久
性も良好であり、磁性層の表面平滑性が良好であってブ
ルーミングが生じず、走行安定性に優れた磁気記録媒体
を提供することにある。
二、発明の構成及びその作用効果 即ち、本発明は、磁性粉と結合剤とを含有する磁性層を
有する磁気記録媒体において、スルホ基及び/又はホス
ホ基をアルカリ金属塩の形で含有する前記結合剤(少な
くとも塩化ビニル系樹脂からなるもの)と、炭素原子数
が8〜1フの脂肪酸と炭素原子数が18〜22の脂肪酸
とを含有することを特徴とする磁気記録媒体に係るもの
である。
本発明(:よれば、上記結合剤は、スルホ基及び/又は
ホスホ基をアルカリ金属塩の形で含有しているので磁性
塗料粘度が低くなり、磁性粉の分散性が向上して磁性層
の表面平滑性が良好となる。
しかも、磁性層中には、炭素原子数の異なる脂肪酸(一
方は炭素原子数8〜17、他方は炭素原子数18〜22
)を併用しているので、そのブルーミングを効果的に防
止しながら、走行の安定した、耐久性のある磁気記録媒
体を提供できる。
このため1巳は、炭素原子数8〜17の脂肪酸と炭素原
子数18〜22の脂肪酸との配合比は、重憬比で前者:
後者=(1:9)〜(9:1)であるのがよく、(2二
8)〜(8:2)がより好ましい。
この範囲を外れて前者の脂肪酸が少なくなると、ブルー
ミングが発生し易く、逆に多くなると、塗料粘度が増え
る傾向がある。 脂肪酸全体としての添加量は、磁性粉
100重量部に対して0.2〜3重量部がよ<、0.5
〜2.5重量部が更によい。 この範囲を外れて脂肪酸
が少なくなると磁性粉の分散性が低下し、媒体の走行性
も低下し易く、また多くなると脂肪酸がしみ出したり、
出力低下が生じ易くなる。
本発明に係る結合剤、特に塩化ビニル系共重合体は、塩
化とニルモノマー、スルホン酸もしくはリン酸のアルカ
リ塩を含有した共重合性モノマー及び必要に応じ他の共
重合性モノマーを共重合することによって得ることがで
きる。 この共重合体はビニル合成によるものであるの
で合成が容易であり且つ共重合成分を種々選ぶことがで
き、共重合体の特性を最適に調整することができる。
スルホン酸もしくはリン酸の塩の金属はアリカリ金属(
特にナトリウム、カリウム、リチウム)であり、特にカ
リウムが溶解性、反応性、収率等の点で好しい。
スルホン酸塩を含有する上記の共重合性七ツマ−として
は、 CH,=CH803M。
CH,=CHCH,80,M。
CH,= C(CHs) CH,So、M。
CH,= CHCH,0COCH(CH,CC00R)
So8゜CH,= CHCI(20CH,CH(OH)
CH,SOJM。
CH,=C(CH,)COOC,H4S03M。
CH,=CHC00C4H,803M。
CH,=CHC0NHC(CH3)、CH,803Mが
挙げられる。
またリン酸塩としては、 CH,= CHCH,OCH,CH(OH) CM、 
−0−PO,MY 。
CH,= CHCONHC(CH,)t CH,−0−
PO,MY”、上記(−於てMはアルカリ金属、Rは炭
素原子数1〜20個のアルキル基、YはH%MまたはC
鳥=CHCH,OCH,CH(OH)C馬−1Y2はH
% Mまたは CH,= CHCONHC(CH,)、
 CH,−1X1はまたはOMである。 またnは1〜
100. mは1〜100の正数である。
また必要に応じ共重合させる共重合性上ツマ−としては
、公知の重合性上ツマ−があり、例えば種々のビニルエ
ステル、塩化ビニリデン、アクリロニトリル、メタクリ
ロニトリル、スチレン、アクリル酸、メタクリル酸、種
々のアクリル酸エステル、メタクリ酸エステル、エチレ
ン、プロピレン、イソブチン、ブタジェン、イソプレン
、ビニルエーテル、アリールエーテル、アリールエステ
ル、アクリルアミド、メタクリルアミド、マレイン酸、
マレイン酸エステル等が例示される。
本発明による上記結合剤は乳化重合、溶液重合、懸濁重
合、塊状重合等の重合法により重合される。
いずれの方法に於ても必要に応じて分子量調節剤、重合
開始剤、七ツマ−の分割添加あるいは連続添加など公知
の技術が応用できる。
本発明において用いられる上記結合剤中の前記酸性基の
塩含有モノマー量は0.01〜30モル%であるのが好
ましい。 該塩含有上ツマー量が多すぎると、溶剤への
溶解性が悪くまたゲル化が起こりやすい。 また塩含有
モノマー量が少なすぎると所望の特性が得られなくなる
前記結合剤としての特に塩化ビニル系共重合体は、磁気
媒体の耐久性を向上するウレタン樹脂と併用されるのが
よい。
更に従来知られている各種樹脂を併用してもよい。 併
用される熱可塑性樹脂としては、軟化温度が150℃以
下、平均分子量が約1oooo〜20000G、重合度
が200〜2000程度のもので、例えば塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重
合体、塩化とニル−アクリロニトリル共重合体、アクリ
ル酸エステル−アクリロニトリル共重合体、アクリル酸
エステル−塩化ビニリデン共重合体、アクリル酸エステ
ル−スチレン共重合体、メタクリル酸エステル−アクリ
ロニトリル共重合体、メタクリル酸エステル塩化ビニリ
デン共重合体、メタクリル酸エステル−スチレン共重合
体、ポリフッ化ビニル、塩化ビニリデン−アクリロニト
リル共重合体、ブタジェン−アクリロニトリル共重合体
、ポリアミド樹脂、ポリビニルブチラール、セルロース
誘導体(セルロースアセテートブチレート、セルロース
ダイアセテート、セルローストリアセテート、セルロー
スプロピオネート、ニトロセルロース等)、スチレンブ
タジェン共重合体、ポリエステル樹脂、クロロビニルエ
ーテルアクリル酸エステル共重合体、アミノ樹脂、各種
の合成ゴム系の熱可塑性樹脂及びこれ°らの混合物等が
使用される。
また、熱硬化性樹脂又は反応型樹脂としては塗布液の状
態では約200,000以下の分子量であり、縮合、付
加等の反応により分子量は無限大のものとなる。更に、
これらの樹脂のなかで、樹脂が熱分解するまでの間に軟
化又は溶融しないものが好ましい。 具体的には例えば
フェノール樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、メラミン樹
脂、アルキッド樹脂、シリコン樹脂、アクリル系反応樹
脂、高分子量ポリエステル樹脂とイソシアネートプレポ
リマーの混合物、メタクリル酸塩共重合体とジイソシア
ネートプレポリマーの混合物、ポリエステルポリオール
とポリイソシアネートの混合物、尿素ホルムアルデヒド
樹脂、低分子量グリコール/高分子量ジオール/トリフ
ェニルメタントリイソシアネートの混合物、ポリアミン
樹脂及びこれらの混合物等が例示される。
前記した樹脂は一8o、M、 −08o、M、 −CO
OM。
−PO(OM/)、  (但しMは水素又はアルカリ金
属、M′は水素、アルカリ金属又は炭化水素残基)等の
親水性極性基を含有した樹脂であってもよい。
本発明に使用可能な塩化ビニル系共重合体とウレタン樹
脂との配合比としては、本発明に係る塩化ビニル系共重
合体が90〜10重量部、より好ましくは80〜20重
量部であるのが望ましい。 上記配合比が90重量部を
越えると塗膜がもろくなりすぎ塗膜の耐久性が著しく劣
化し、また支持体との接着性も悪くなる。 また上記配
合比が10重量部未満であると、磁性粉の粉落ちがおこ
り易くなる。
更(二本発明に係る結合剤を含有する磁性塗料には更に
ポリイソシアネート系硬化剤を添加することにより、耐
久性を向上することができる。 このようなポリイソシ
アネート系硬化剤としては、例えば、トリレンジイソン
アネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサ
ンジイソシアネート等の2官能イソシアネート、コロネ
ートL(日本ポリウレタン工業陶製)、デスモジエール
L(バイエル社製)等の3官能イソシアネート、または
両末端にイソシアネート基を含有するウレタンプレポリ
マーなどの従来から硬化剤として使用されているものや
、また硬化剤として使用可能であるポリイソシアネート
であればいずれも使用できる。 また、そのポリイソシ
アネート系硬化剤の量は全結合剤量の5〜80重量部用
いる。
次に本発明に使用する上記の脂肪酸は一塩基性であって
も二塩基性であってもよい。 脂肪酸を例示すると以下
の通りである。
炭素原子数8〜17の脂肪酸: カプリル酸(炭素原子数8) アゼライン酸(I 9) セパシン酸(N10) カプリン酸(#  10) オクタンジカルボン酸(#  10) 1.12−ドデカンジカルボン酸(I 12)ラフリン
酸(#  12) ミリスチン酸(N14) パルミチン酸(I tS) 炭素原子数18〜22の脂肪酸ニ ステアリン酸(#  18) イソステアリン酸(#  18) リルン酸(#  tS) リノール酸(−1s) オレイン酸(118)’ エライジン酸(11g) ベヘン酸(122”) アゼイン酸(I 20) ノナデカノイック酸(I 19) ヘネイコサノイック酸(N21) 第1図は、本発明による磁気記録媒体、例えば磁気テー
プを示すものであり、支持体1上【=下びき層2(この
層は必要に応じて設けられない場合もある。)磁性層3
が積層せしめられている。
そして、本発明に基いて、磁性層3中ζ;は、上述した
結合剤、脂肪酸、磁性粉が含有せしめられている。
上記支持体1は、帯電防止、転写防止等の目的で磁性層
を設けた側の反対の面が、第2図の如くいわゆるパラク
コ−) (Backeoat )4が施されるのがよい
磁性層に用いられる磁性粉、特に強磁性粉としては、y
−Fe20g、Cd有1−F ell o、、Fe5o
a s CO含有Fe、04等の酸化鉄磁性粉: re
、 Ni、 Co。
Fe −Nl−Co合金、Fe −Mn−Zn合金、F
e −Ni−Zn合金、Fe−Co −Ni−Cr合金
、Fe−Co−N1−P合金、Co−Ni合金等、Pa
、 N1、Co等主成分とするメタル磁性粉: Cry
、等各種の強磁性粉が挙げられる。
磁性層には、前記の他に添加剤として他の分散剤、潤滑
剤、研磨剤、帯電防止剤等が加えられてもよい。
併用できる他の分散剤としては、前記の脂肪酸のアルカ
リ金属(Li1Na、 K等)またはアルカリ土類金属
(Mg、Ca%Bm )から成る金属石鹸;前記の脂肪
酸エステルの弗素を含有した化合物;前記の脂肪酸のア
ミド;レシチンニトリアルキ゛ルポリオレフィンオキシ
第四アンモニウム塩(アルキシは炭素数1〜5個、オレ
フィンはエチレン、プロピレンなど)等が使用される。
 この他に炭素数12以上の高級ア°ルコール、及びこ
れらの他(;硫酸エステル等も使用可能である。 これ
らの潤滑剤としては、ジアルキルポリシロキチン(アル
キルは炭素数1〜5個)、C0OR(R= H又はC1
〜C1゜のアルキル基)で変性されたジアルキルポリシ
ロキサン、ジアルコキシポリシロキチン(アルコキシは
炭素数1〜4個)、モノアルキルモノアルコキシポリシ
ロキサン(アルキルは炭素数1〜5個、アルコキシは炭
素数1〜4個)、フェニルポリシロキサン、フロロアル
キルポリシロキチン(アルキルは炭素数1〜5個)など
のシリコンオイル;グラファイトなどの導電性微粉末:
二流化モリブデン、二流化タングステンなどの無機微粉
末;ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン塩化
ビニル共重合体、ポリテトラプルオロエチレンなどのプ
ラスチック微粉末;α−オレフィン重合物;常温で液状
の不飽和脂肪族炭化水素(n−オレフィン二重結合が末
端の炭素に結合した化合物、炭素数約20);炭素数1
2〜22個の脂肪酸と炭素数1−20個の一価のアルコ
ールから成る脂肪酸エステル類、フルオロカーボン類な
どが使用できる。 これらの潤滑剤は磁性粉100重量
部に対して0.2〜30重量部の範囲で添加される。
研磨剤としては、一般に使用される材料でアルミナ、炭
化ケイ素、酸化クロム(Cr20B > sコランダム
、人造プランダム、ダイアモンド、人造ダイアモンド、
ザクロ石、エメリー(主成分:コランダムと磁鉄鉱)等
が使用される。 これらの研磨剤はモース硬度が5以上
であり、平均粒子径が0.05〜5μ露の大きさのもの
が使用され、特C二好ましくは0.1〜2μ纂である。
 これらの研磨剤は磁性粉100重量部に対してO,S
〜20重量部の範囲で添加される。
帯電防止剤としては、カーボンブラック、カーボンブラ
ックグラフトポリマーなどの導電性微粉末:チポニンな
どの天然界面活性剤;アルキレンオキサイド系、グリセ
リン系、グリシドール系などのノニオン界面活性剤;高
級アルキルアミン類、第四級アンモニウム塩類、ピリジ
ンその他の複素環類、ホスホニウム類などのカチオン界
面活性剤;カルボン酸、スルホン酸、リン酸、硫酸エス
テル基、リン酸エステル基等の酸性基を含むアニオン界
面活性剤;アミノ酸類、アミノスルホン酸類、アミノア
ルコールの硫酸またはリン酸エステル類等の両性活性剤
などが使用される。 上記の導電性微粉末は磁性粉10
0重量部に対して0.2〜20重量部が、界面活性剤は
0.1〜10重量部の範囲で添加される。 これらの界
面活性剤は単独または混合して添加してもよい。 これ
らは帯電防止剤として用いられるものであるが、時とし
てその他の目的、例えば分散、磁気特性の改良、潤滑性
の改良、塗布助剤として適用される場合もある。
他に添加剤として次のものを用いてもよい。
リン酸、スルファイド、グアニジン、ピリジン、アミン
、尿素、ジンククロメート、カルシウムクロメート、ス
トロンチウムクロメートなどが使用できるが、特にジシ
クロヘキシルアミンナイトライト、シクロヘキシルアミ
ンクロメート、ジイソプロピルアミンナイトライト、ジ
ェタノールアミンホスフェート、シクロヘキシルアンモ
ニウムカーボネート、ヘキチメチレンジアミンカーボネ
ート、プロピレンジアミンステアレート、グアニジンカ
ーボネート、トリエタノールアミンナイトライト、モル
フォリンステアレートなど(アミン、アミドまたはイミ
ドの%機酸塩または有機酸塩)を使用すると防錆効果が
向上する。 これらは強磁性微粉末100重量部に対し
て0.01〜20重量部の範囲で使用される。
又、磁性層の構成材料は有機溶剤と混合して磁性塗料を
調製し、これを支持体上に塗布するが、その磁性塗料の
溶剤としてはケトン(例えばアセトン、メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン)、
アルコール(例えばメタノール、エタノール、プロパツ
ール、ブタノール)、エステル(例えばメチルアセテー
ト、エチルアセテート、ブチルアセテート、エチルラク
テート、グリコールアセテートモノエチルエーテル)、
グリコールエーテル(例えばエチレングリコールモノエ
チルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、
ジオキサン)、芳香族炭化水素(例えばベンゼン、トル
エン、キシレン)、脂肪族炭化水素(例えばヘキサン、
ヘプタン)、−トロプロパン等が挙げられる。 この磁
性塗料を塗布する支持体はポリエステル(例えばポリエ
チレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタ
レート)、ポリオレフィン(例えばポリエチレン、ポリ
プロピレン)、セルロース誘導体(例えばセルロースト
リアセテート、セルロースダイアセテート、セルロース
アセテートブチレート、セルロースアセテートプロピオ
ネート)、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリイ
ミド、ポリアミド、ポリヒドラジド類、金属(例えばア
ルミニウム、銅)、紙等から成っていて良い。
ホ、実施例 以下、本発明を具体的な実施例につき説明する。
以下に示す成分、割合、操作順序等は、本発明の精神か
ら逸脱しない範囲(;おいて種々変更しつる。
なお、下肥の実施例において「部」はすべて「重量部」
を表わす。
実施例−1 本実施例においては、前記塩を含有する塩化ビニル系共
重合体を次のようにして合成した。
下記の組成物を反応容器に仕込みN、置換し反応させた
メチルイソブチルケトン    86重量部酢酸メチル
         2801塩化ビニル       
  150I酢酸ビニル          50 1
CH,=CHCH,0COCH(So、K)CH,C0
0C,Hl、  6  #ジイソプロピルパーオキシジ
カーボ ネート(重合開始剤)2I 上記処方組成を攪拌しながら53℃に上げ、処方中の重
合開始剤1に対し9のメチルイソブチルケトンを加えた
。 15時間後30″c(:冷却し残存塩化ビニルを回
収し更C二減圧下に回収を行った。 このようζ二して
固形分32%、粘度70cps(25℃)の共重合体溶
液480重量部をえた。
こうして得られた、スルホ基のアルカリ金属塩を有する
不飽和化合物を共重合成分とする塩化ビニル系樹脂をバ
インダーAとする。 そして、次の組成物を調製した。
バインダーA          15部ポリウレタン
          7部Co−r −Fe10g  
     100部分散剤(レシチン)       
3部アルミナ            2部カーボンブ
ラック        6部ラウリン        
   o、s部ステアリン酸         0.5
部脂肪酸エステル(ブチルステアレート)o、s部シク
ロへキサノン      150部メチルエチルケトン
      70部トルエン            
30部上記成分をボールミルζ;仕込み、分散させた後
、この塗料(=3官能インシアネート5部を添加し、リ
バースロールコータ−にて支持体上(=5μ隅厚みに塗
布してスーパーカレンダーをかけ、翅インチ幅(=スリ
ツトしてビデオテープとした。
実施例−2 実施例−1において、バインダーA31代えて、ホスホ
基のアルカリ金属塩を有する不飽和化合物を共重合成分
とする塩化ビニル系樹脂(実施例−1のバインダーAに
おいて、CH1= CHCH,0COCH(80,K)
CHlCOOC,H,、6重量部のうち1重量部をCH
,= CHCONHC(CH8)t CH,0PO5に
、に代えて得られたもの:バインダーBとする)を用い
た以外は、実施例−1と同様の操作を行なった。
比較例−1 実施例−1において、バインダーAに代えて、スルホ基
を有する不飽和化合物を共重合成分とする塩化ビニル系
樹脂(CH,= CH−CONHC(CH8)、CM。
80、Hを使用したちの:バインダーCとする)を用い
た以外は、実施例−1と同様の操作を行なった。
比較例−2 実施例−1において、ラウリン酸0.5部、ステアリン
酸0.5部に代えて、ラウリン酸1部を用いた以外は、
実施例−1と同様の操作を行なった。
比較例−3 実施例−1において、ラウリン酸0.5部、ステアリン
酸0.5部に代えて、ステアリン酸1部を用いた以外は
、実施例−1と同様の操作を行なった。
比較例−4 実施例−1において、ステアリン酸に代えてパルミチン
酸を用いた以外は、実施例−1と同様の操作を行なった
比較例−5 実施例−2において、ラウリン酸O,S 部、ステアリ
ン酸0.5部に代えて、ベヘン酸1部を用いた以外は、
実施例−2と同様の操作を行なった。
以上のサンプルの緒特性を下記表に示す。
塗料粘度:25℃;;てB型粘度計(so r、$L 
m、)l−て測定。
プルーミング=23℃、80%RHにて1ケ月放置後、
目視1;て判定。
シラ9− : V T Ri) yターメーターMK−
612A(目黒電波製)ζ:で測定。
100パス後のRF出力変化: NTSCカラー・ビデ
オ・ノイズ・メーター92SR/1にて測定し、1ノ曵
ス目のRF比出力の差を計算。
この結果から、本発明に基いて磁性層を形成すれば、磁
性粉は分散性にすぐれ、媒体の走行性も良くなり、プル
ーミングが少なくなり、従って磁気特性、電気特性にす
ぐれることが分る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すものであって、第1図及び
第2図は磁気テープ二側の一部分の各拡大断面図 である。 なお、図面に示した符号において、 1・・・・・・・・・・・・非磁性支持体2・・・・・
・・・・・・・・下びき層3・・・・・・・・・・・・
磁性層 4・・・・・・・・・・・・バククコート層である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、磁性粉と結合剤とを含有する磁性層を有する磁気記
    録媒体において、スルホ基及び/又はホスホ基をアルカ
    リ金属塩の形で含有する前記結合剤と、炭素原子数が8
    〜17の脂肪酸と、炭素原子数が18〜22の脂肪酸と
    を含有することを特徴とする磁気記録媒体。
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