JPS62119726A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPS62119726A
JPS62119726A JP25953185A JP25953185A JPS62119726A JP S62119726 A JPS62119726 A JP S62119726A JP 25953185 A JP25953185 A JP 25953185A JP 25953185 A JP25953185 A JP 25953185A JP S62119726 A JPS62119726 A JP S62119726A
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JP
Japan
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magnetic
binder
magnetic layer
vinyl chloride
nonmagnetic particles
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Pending
Application number
JP25953185A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Yasufuku
安福 義隆
Kunitsuna Sasaki
邦綱 佐々木
Toshiaki Shibue
俊明 渋江
Kazumasa Matsumoto
和正 松本
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ、産業上の利用分野 本発明は磁気テープ、磁気シート等の磁気記録媒体に関
するものである。
口、従来技術 近年、磁気記録媒体、特に短波長記録を要求されるビデ
オ用磁気記録媒体においては、今まで以上に微粒子化、
高磁力化された磁性粉が使用される傾向が強くなってい
る。ところが磁性粉は、微粒子化や高磁力化するほど、
個々の粒子の凝集力が強まり、その結果、短波長記録の
高い再生出力や良好なS/N比を得るために必要な分散
性や表面平滑性が十分に満足されなくなる。また、かか
る記録媒体は、記録再生時に激しく磁気ヘッドに摺接す
るため、繰返し使用によって磁性塗膜が摩耗し、塗膜中
に含有される磁性粉が脱落しやす(磁気ヘッドの目詰り
といった好ましくない結果を生せしめる。
このため、磁性粉の粒度分布を調整して磁性粉の結合剤
中での分散性を向上させたり、界面活性剤を分散剤とし
て使用したり、または結合剤中の親水性基、例えば水酸
基、ホスホ基、スルホ基、或いはカルボキシ基等の導入
によって変性し、特性の改善を行う方法が提案されてい
る。
例えばポリエステル樹脂にスルホン酸金属塩残基を導入
することによって、特開昭56−74824号、同56
−74827号等には表面平滑性(グロス)及び支持体
に対する接着性の向上、特開昭56−13519号、同
56−74826号、同5B −74828号、同56
−74829号等には分散性、界面張力に係わる充填性
の改善についての開示があり、該スルホン酸金属塩基導
入ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ニトロセルロ
ース、塩化ビニル−酢酸ビニル樹脂等の組合せによるバ
インダー組成の提案が数多くなされている。
更に、塩化ビニル系樹脂は機械的強度が大きいことから
、塩化ビニル−醋酸ビニル共重合体、塩化ビニル−塩化
ビニリデン共重合体、塩化ビニル−アクリロニトリル共
重合体或いは塩化ビニル−醋酸ビニル−ビニルアルコー
ル−無水マレイン酸共重合体等が賞月される。
前記塩化ビニル系樹脂のスルホン酸金属塩残基による変
性については特開昭57−44227号に開示されてお
り、まずOH基を含有する塩化ビニル系樹脂と例えば1
分子中に塩素原子とスルホン酸金属塩残基を含有する化
合物との間で脱塩酸反応を行わしめ、スルホン酸金属塩
残基の導入された変性塩化ビニル系樹脂を得るものであ
る。
またフリーのスルホ基(−3O3H)を含有する塩化ビ
ニル系共重合体については特開昭58−108032号
に開示する所がある。
しかし、このようなフリーのスルホ基を有する重合性モ
ノマーから得られた塩化ビニル系共重合体は、磁性粉の
分散性には有利な場合があるが、分散後に塗布するまで
に著しい粘度上昇を示し、塗布不能になることが多かっ
た。また、出来上がった磁性層についても、支持体や他
の各i(バックコート層、磁性層等)との間で保息中に
粘着を起こしやすく、磁性層のハガレを起こすこともあ
りた。このような種々の欠点により、出来上がった磁気
媒体の性能は著しく不満足なものであった。
一方、これらの欠点を改善すべく、当該スルホ基を金属
塩にすることも提案されているが、これによって多少の
改善は認められ、一応の評価に耐え得る記録媒体は得ら
れるようになったものの、性能的には未だ不満足であり
、また評価階段での新たな問題として、繰返し使用した
ときの出力低下が大きいことが判り、重大な問題となっ
た。
ハ1発明の目的 本発明の目的は、磁性粉の分散性に優れると共に、耐久
性も良好であり、繰返し使用によっても出力低下がなく
、高S/Nが得られ、かつ粘着性のない磁気記録媒体を
提供することにある。
二0発明の構成及びその作用効果 即ち、本発明は、磁性粉の結合剤とを含有する磁性層を
有する磁気記録媒体において、スルホ基及び/又はホス
ホ基をアルカリ金属塩の形で含有する前記結合剤(少な
くとも塩化ビニル系樹脂からなるもの)と、モース硬度
が5以上の非磁性粒子とが前記磁性層に含有され、この
非磁性粒子の磁性層中での含有量が2.5〜15重量%
であることを特徴とする磁気記録媒体に係るものである
本発明によれば、上記結合剤は、スルホ基及び/又はホ
スホ基をアルカリ金属塩の形で含有しているので、磁性
塗料粘度が低くなり、磁性粉の分散性が向上して磁性層
の表面平滑性が良好となり、粘着性も大幅に少なくなる
。しかも、磁性層中には上記の非磁性粒子を磁性層の2
.5〜15重量%(望ましくは3.5〜12重量%)と
多めに添加しているので、耐久性が向上し、特に繰返し
使用時の特性劣化が少なくなる。
このように非磁性粒子の含有量を高(できるのは、本発
明で用いる上記結合剤、特に塩化ビニル系樹脂が例えば
ウレタン樹脂等の他のバインダーと併用した場合、磁性
粉の分散能が分散後も含めて、−3O3H含有の場合よ
りも良好な状態が長続きし、そのために平滑な磁性面を
提供できるからである。これは、媒体の光沢度が従来の
塩ビ系樹脂よりも高くなることで判る。しかし、平滑な
面が出し易い分だけ、耐久性が従来の塩酢ビ系樹脂より
も若干弱くなる傾向があったが、本発明に基づきモース
硬度5以上の非磁性粉の量を増大させることにより、電
磁変換性能を劣化させることなく、耐久性を向上させる
ことが出来た。これは驚くべき事実である。
本発明において、非磁性粒子の含有量は極めて重要であ
り、第1図の実験データから明らかなように、磁性層中
での含有量が2.50重量%より少ないと、繰返し使用
での出力の低下を起し易い。また、9.50重量%より
非磁性粉が多いと、磁性粉の量がその分少なくなり、初
期の出力やS/Nが不十分になり、また、繰返し使用に
よる出力低下も生じる。
本発明で使用するモース硬度5以上の非磁性粒子として
は、α−アルミナ、酸化クロム、酸化チタン、α−酸化
鉄等の無機物をはじめ、ベンゾグアナミン樹脂、メラミ
ン樹脂等の有機物があげられ、これらを併用してもよい
これら非磁性粒子はBET値が18rd/g以下とする
のが望ましいが、それより大きいと細かくなりすぎて添
加効果に乏しくなり易いからである。
本発明に係る結合剤、特に塩化ビニル系共重合体は、塩
化ビニルモノマー、スルホン酸若しくはリン酸のアルカ
リ塩を含有した共重合性モノマー及び必要に応じ他の共
重合姓七ツマ−を共重合することによって得ることがで
きる。この共重合体はビニル合成によるものであるので
合成が容易であり且つ共重合成分を種々選ぶことができ
、共重合体の特性を最適に調整することができる。
スルホン酸若しくはリン酸の塩の金属はアルカリ金属(
特にナトリウム、カリウム、リチウム)であり、特にカ
リウムが熔解性、反応性、収率等の点で好ましい。
スルホン酸塩を含有する上記の共重合性七ツマ−として
は、 CH2CH203M。
CH2”CHCH2So 3 M。
CHz=C(CH3)CHzSO3M。
CH2−CHCH20COCH(CH2CC00R)−
3O3゜ CH2=CHCHzOCHzCH(OH)CH2−3O
3M。
CHz=C((CH3)C00C2)(4SO3゜CH
2= CHCOOC4Hs S O3M 。
CHz=CHCONHC(CH3)2CH2SO3Mが
挙げられる。
またリン酸塩としては、 CH2=CHCH20CH2CH(OH)CH2−2−
0−P03’、 CHz=CHCONHC(、CH3)ZCH2−O−P
O3MY2、 CH2”CH2H20(CH2CH20)m、−PO2
MX2 上記に於いてMはアルカリ金属、Pは炭素原子数1〜2
0個のアルキル基、YlはH,M又はCH2=CHCH
20CH2CH(OH)CH2〜、(CH2CH20)
τ、OH又はOM、X2はCHz−CHCHz O(C
Hz CHz O)丁、OH又はOMである。またnは
1〜100、mは1〜100の正数である。
また必要に応じ共重合させる共重合性モノマーとしては
、公知の重合性七ツマ−があり、例えば種々のビニルエ
ステル、塩化ビニリデン、アクリロニトリル、メタクリ
ロニトリル、スチレン、アクリル酸、メタクリル酸、種
々のアクリル酸エステル、メタクリ酸エステル、エチレ
ン、プロピレン、イソブチン、ブタジェン、イソプレン
、ビニルエーテル、了り−ルエーテル、アリールエステ
ル、アクリルアミド、メタクリルアミド、マレイン酸、
アレイン酸エステル等が例示される。
本発明による上記結合剤は乳化重合、溶液重合、懸濁重
合、塊状重合等の重合法により重合される。
いずれの方法においても必要に応じて分子量調節剤、重
合開始剤、モノマーの分割添加あるいは連続添加など公
知の技術が応用できる。
本発明において用いられる上記結合剤中の前記酸性基の
塩含有モノマー量は0.01〜30モル%であるのが好
ましい、該塩含有上ツマー量が多すぎると、溶剤への溶
解性が悪くまたゲル化が起こり易い、また塩含有モノマ
ー量が少なすぎると所望の特性が得られなくなる。
上記の塩化ビニル系共重合体は更に、エポキシ基又は水
酸基を含有しているのが好ましい。一般に、バインダー
成分の硬いものとして、例えばビデオテープでは塩ビー
酢ビの共重合体がポリウレタン(軟い成分)と併用され
ている。この塩ビー酢ビ共重合体は部分加水分解された
もので、次式のように示されるものであった。
ここで、CH3Co−0−の基は、硬化剤等との架橋反
応には寄与しにくいものと考えられる。そこで、この磁
気媒体用として優れた部分加水分解された塩ビー酢ビ共
重合体の特性を失うことなく、さらに分散性と架橋反応
性(架橋剤以外であってもよい)に優れ、また優れた平
面性を提供できるバインダーとして、本発明によってス
ルホ基又はホスホ基のアルカリ金属塩を含んだ不飽和化
合物を共重合成分の一つとするとともに、CH3CO−
等のエポキシ基を含有させるのがよい。このバインダー
の共重合ユニットは例えば次の如くである。
のアルカリ金属塩を含んだ 七ツマーユニット部分) 前記結合剤としての特に塩化ビニル系共重合体は、磁気
媒体の耐久性を向上するウレタン樹脂と併用されるのが
よい。
更に従来知られている各種樹脂を併用してもよい。併用
される熱可塑性樹脂としては、軟化温度が150℃以下
、平均分子量が約10000〜200000、重合度が
200〜2000程度のもので、例えば塩化ビニル−酢
酸ビルニ共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合
体、塩化ビニル−アクリロニトリル共重合体、アクリル
酸エステル−アクリロニトリル共重合体、アクリル酸エ
ステル−塩化ビニリデン共重合体、アルクリ酸エステル
−スチレン共重合体、メタクリル酸エステル−アクリロ
ニトリル共重合体、メタクリル酸エステル塩化ビニリデ
ン共重合体、メタクリル酸エステル−スチレン共重合体
、ポリフッ化ビニル、塩化ビニリデン−アクリロニトリ
ル共重合体、ブタジェン−アクリロニトリル共重合体、
ポリアミド樹脂、ポリビニルブチラール、セルロース誘
導体(セルロースアセテートブチレート、セルロースダ
イアセテート、セルローストリアセテート、セルロース
プロピオネート、ニトロセルロース等)、スチレンブタ
ジェン共j1体、ポリエステル樹脂、クロロビニルエー
テルアクリル酸エステル共重合体、アミノ樹脂、各種の
合成ゴム系の熱可塑性樹脂及びこれらの混合物等が使用
される。
また、熱硬化性樹脂又は反応型樹脂としては塗布液の状
態では約200.000以下の分子量であり、縮合、付
加等の反応により分子量は無限大のものとなる。更に、
これらの樹脂のなかで、樹脂が熱分解するまでの間に軟
化又は熔融しないものが好ましい。具体的には例えばフ
ェノール樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂
、アルキッド樹脂、シリコン樹脂、アクリル系反応樹脂
、高分子量ポリエステル樹脂とイソシアネートプレポリ
マーの混合物、メタクリル酸塩共重合体とジイソシアネ
ートプレポリマーの混合物、ポリエステルポリオールと
ポリイソシアネートの混合物、尿素ホルムアルデヒド樹
脂、低分子量グリコール/高分子量ジオール/トリフェ
ニルメタントリイソシアネートの混合物、ポリアミン樹
脂及びこれらの混合物等が例示される。
前記した樹脂は一303M、−0303M。
−COOM、 PO(OM’)  2  (但しMは水
素又はアルカリ金属、M′は水素、アルカリ金属又は炭
化水素残基)等の親水性極性基を含有した樹脂であって
もよい。
本発明に使用可能な塩化ビニル系共重合体とウレタン樹
脂との配合比(両者の合計を100 MWt部とする。
)としては、本発明に係る塩化ビニル系共重合体が90
〜10重量部、より好ましくは80〜20重量部である
のが望ましい。上記配合比が90重量部を越えると塗膜
がもろくなりすぎ塗膜の耐久性が著しく劣化し、また支
持体との接着性も悪くなる。また上記配合比が10重量
部未満であると、磁性粉の粉落ちがおこり易くなる。
更に本発明に係る結合剤を含有する磁性塗料には更にポ
リイソシアネート系硬化剤を添加することにより、耐久
性を向上することができる。このようなポリイソシアネ
ート系硬化剤としては、例えば、トリレンジイソシアネ
ート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサンジ
イソシアネート等の2官能イソシアネート、コロネー)
L(日本ポリウレタン工業側製)、デスモジュールしく
バイエル社製)等の3官能イソシアネート、又は両末端
にイソシアネート基を含有するウレタンプレポリマーな
どの従来から硬化剤として使用されているものや、また
硬化剤として使用可能であるポリイソシアネートであれ
ばいずれも使用できる。また、そのポリイソシアネート
系硬化剤の量は全結合剤量の5〜80重量部用いる。
第2図は、本発明による磁気記録媒体、例えば磁気テー
プを示すものであり、支持体1上に下びき層2(この層
は必要に応じて設けられない場合もある。)、磁性層3
が積層せしめられている。
そして、本発明に基づいて、磁性層3中には、上述した
結合剤、非磁性粒子、磁性粉が含有せしめられている。
上記支持体1は、帯電防止、転写防止等の目的で磁性層
を設けた側の反対の面が、第2図の如くいわゆるバラフ
コ−) (Backcoat) 4が施されるのがよい
磁性層に用いられる磁性粉、特に強磁性粉としては、r
−Fe203、Co含有r−FezO3、F e 30
4、Co含有Fe3O4等の酸化鉄磁性粉: F e 
SN t % Co s F e  N t  Co合
金、Fe−Mn−Zn合金、Fe−Ni−Zn合金、F
e−Go−Ni−Cr合金、Fe−Co−N1−P合金
、Co −N i合金等、F e s N i SC。
等を主成分とするメタル磁性粉:CrO2等各種の強磁
性粉が挙げられる。
磁性層には、前記の他に、添加剤として分散剤、潤滑剤
、研磨剤、帯電防止剤等が加えられてもよい。
併用できる分散剤としては、カプリル酸、カプリン酸、
ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、リルン酸
、ベヘン酸等の炭素数8〜22個の脂肪酸(Ri C0
OH,R1は炭素数7〜21個のアルキル又はアルケニ
ル基);前記の脂肪酸のアルカリ金属(L 1% Na
、に等)又はアルカリ土類金属(M g % Ca %
 B a )からなる金属石鹸;前記の脂肪酸エステル
の弗素を含有した化合物;前記の脂肪酸のアミド;レシ
チン;トリアルキルポリオレフィンオキシ第四アンモニ
ウム塩(アルキルは炭素数1〜5個、オレフィンはエチ
レン、プロピレンなど)等が使用される。このほかに炭
素数12以上の高級アルコール、及びこれらの他に硫酸
エステル等も使用可能である。これらの分散剤は磁性粉
100重量部に対して0.5〜20重量部の範囲で添加
される。
潤滑剤としては、ジアルキルポリシロキサン(アルキル
は炭素数1〜5個) 、C0OR(R=H又は01〜C
2oのアルキル基)で変性されたジアルキルポリシロキ
サン、ジアルコキシポリシロキサン(アルコキシは炭素
数1〜4個)、モノアルキルモノアルコキシポリシロキ
サン(アルキル1才炭素数1〜5個、アルコキシは炭素
数1〜4個、)フェニルポリシロキサン、フロロアルキ
ルポリシロキサン(アルキルは炭素数1〜5個)などの
シリコンオイ?し;グラファイトなどの導電性微粉末;
二硫化モリブデン、二硫化タングステンなどの無機微粉
末;ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン塩化
ビニル共重合体、ポリテトラフルオロエチレンなどのプ
ラスチック微粉末;α−オレフィン重合物;常温で液状
の不飽和脂肪族炭化水素(n−オレフィン二重結合が末
端の炭素に結合した化合物、炭素数的20);炭素数1
2〜22個の脂肪酸と炭素数1〜20個の一価のアルコ
ールから成る脂肪酸エステル類、フルオロカーボン類な
どが使用できる。これらの潤滑剤は磁性粉100重量部
に対して0.2〜30重量部の範囲で添加される。
帯電防止剤としては、カーボンブラック、カ−ボンブラ
ックグラフトポリマーなどの導電性微粉末;サポニンな
どの天然界面活性剤;アルキレンオキサイド系、グリセ
リン系、グリシドール系などのノニオン界面活性剤;高
級アルキルアミン類、第四級アンモニウム塩類、ピリジ
ンその他の複素環類、ホスホニウム類などのカチオン界
面活性剤;カルボン酸、スルホン酸、リン酸、硫酸エス
テル基、リン酸エステル基等の酸性基を含むアニオン界
面活性剤;アミノ酸類、アミノスルホン酸類、アミノア
ルコールの硫酸又はリン酸エステル類等の両性活性剤な
どが使用される。上記の導電性微粉末は磁性粉100重
量部に対して0.2〜20重量部が、界面活性剤は0.
1〜10重量部の範囲で添加される。これらの界面活性
剤は単独又は混合して添加してもよい。これらは帯電防
止剤として用いられるものであるが、時としてその他の
目的、例えば分散、磁気特性の改良、潤滑性の改良、塗
布助剤として通用される場合もある。
他に添加剤として次のものを用いても良い。リン酸、ス
ルファミド、グアニジン、ピリジン、アミン、尿素、ジ
ンククロメート、カルシウムクロメート、ストロンチウ
ムクロメートなどが使用できるが、特にジシクロヘキシ
ルアミンナイトライト、シクロヘキシルアミンクロメー
ト、ジイソプロピルアミンナイトライト、ジェタノール
アミンホスフェート、シクロヘキシルアンモニウムカー
ボネート、ヘキサメチレンジアミンカーボネート、プロ
ピレンジアミンステアレート、グアニジンカーボネート
、トリエタノールアミンナイトライト、モルフォリンス
テアレートなど(アミン、アミド又はイミドの無機酸塩
または有機酸塩)を使用すると防錆効果が向上する。こ
れらは強磁性微粉末100重量部に対して0.01〜2
0重量部の範囲で使用される。
また、磁性層の構成材料は有機溶剤と混合して磁性塗料
を調整し、これを支持体上に塗布するが、その磁性塗料
の溶剤としてはケトン(例えばアセトン、メチルエチル
ケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、
)アルコール(例えばメタノール、エタノール、プロパ
ツール、ブタノール)、エステル(例えばメチルアセテ
ート、エチルアセテート、ブチルアセテート、エチルラ
クテート、グリコールアセテートモノエチルエーテル)
、グリコールエーテル(例えばエチレングリコールモノ
エチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル
、ジオキサン)、芳香族炭化水素(例えばベンゼン、ト
ルエン、キシレン)、脂肪族炭化水素(例えばヘキサン
、ヘプタン)、ニトロプロパン等が挙げられる。この磁
性塗料を塗布する支持体はポリエステル(例えばポリエ
チレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタ
レート)、ポリオレフィン(例えばポリエチレン、ポリ
プロピレン)、セルロース誘導体(例えばセルロースト
リアセテート、セルロースダイアセテート、セルロース
アセテートブチレート、セルロースアセテートプロピオ
ネート)、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリイ
ミド、ポリアミド、ポリヒドラジド類、全屈(例えばア
ルミニウム、銅)、紙等から成っていて良い。
ホ、実施例 以下、本発明を具体的な実施例につき説明する。
以下に示す成分、割合、操作順序等は、本発明の精神か
ら逸脱しない範囲において種々変更しうる。
なお、下記の実施例において「部」は総て「M置部」を
表す。
以下の例においては、前記塩を含有する塩化ビニル系共
重合体を次のようにして合成した。
下記の組成物を反応容器に仕込みN2置換し反応させた
メチルイソブチルケトン      86重量部酢酸メ
チル           280〃塩化ビニル   
         150〃酢酸ビニル       
     50〃H2 =CHCHzOCOCH(SO3K) CH2COOCe HITr6  ” ジイソプロピルパーオキシジカーボ ネート(重合開始剤)        2 〃上記処方
組成を攪拌しながら53℃に上げ、処方中の重合開始剤
1に対し9のメチルイソブチルケトンを加えた。15時
間後30℃に冷却し残存塩化ビニルを回収し更に減圧下
に回収を行った。このようにして固形分32%、粘度7
0cps  (25℃)の共重合体溶液480重量部を
えた。
次に、表−1に示す成分からなる処方でボールミルに仕
込み、分散させた後、この磁性塗料を1μmフィルタで
濾過後、多官能イソシアネート5部を添加し、支持体上
に5μm厚みに塗布してスーパーカレンダーをかけ、A
インチ幅にスリットしてビデオテープ(各実施例、比較
例の番号に対応する)とした。ただし表−1の第2欄以
後の数字は重量部を表わし、また第2欄以後の「実」は
実施例を、「比」は比較例を表す。
(以下余白、次頁に続く。) 但し、*特開昭58−108032号の合成例−1に記
載のもの。
各側につき、以下のモース硬度5以上の非磁性粉を磁性
塗膜中に各重量%(wt%)用いた。
実−1:アルミナ7.05wt%(モース硬度9 (以
下同じ)、BET16n(/g) 実−2二酸化クロム2.70wt%(モース硬度7(以
下面し) 、BET4r+(/g)実−3二酸化クロム
2.50wt%(BET5m/g)、アルミナ4.50
wt%(B E T10n?/ g )実−4:α−酸
化鉄12wt%(モース硬度5.5(以下同じ)) 比−1=アルミナ2.05wt%(B E T16m/
 g )比−2二酸化クロム10.0wt%(BET4
r//g)比−3:酸化クロム1 、 OOw t%(
B ET 5 rn”/g)、アルミナ1 、 OOw
 t%(BET10nf/g)比−4:α−酸化鉄2.
0 wt% それぞれの例のビデオテープの性能を表−2に示した。
但し、実−1は比−1を0としたときの相対値。
実−2は比−2〃 実−3は比〜3    〃 実−4は比−4〃 この結果から、本発明に基づいて磁性層を形成すれば、
磁性粉は分散性に優れ、繰返し使用に十分に耐え、従っ
て磁気特性、電気特性に優れることが分かる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すものであって、第1図は非
磁性粒子含有量による出力変化を示すグラフ、 第2図及び第3図は磁気テープ二側の一部分の各拡大断
面図 である。 なお、図面に示した符号において、 1・・・・・・・・・非磁性支持体 2・・・・・・・・・下びき層 3・・・・・・・・・磁性層 4・・・・・・・・・バックコート層 である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、磁性粉と結合剤とを含有する磁性層を有する磁気記
    録媒体において、スルホ基及び/又はホスホ基をアルカ
    リ金属塩の形で含有する前記結合剤と、モース硬度が5
    以上の非磁性粒子とが前記磁性層に含有され、この非磁
    性粒子の磁性層中での含有量が2.5〜15重量%であ
    ることを特徴とする磁気記録媒体。
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