JPS5988924A - 炭素繊維用アクリロニトリル系プレカ−サ−の製造法 - Google Patents

炭素繊維用アクリロニトリル系プレカ−サ−の製造法

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JPS5988924A
JPS5988924A JP19598582A JP19598582A JPS5988924A JP S5988924 A JPS5988924 A JP S5988924A JP 19598582 A JP19598582 A JP 19598582A JP 19598582 A JP19598582 A JP 19598582A JP S5988924 A JPS5988924 A JP S5988924A
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JP
Japan
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acrylonitrile
dope
spinning
fibers
carbon fiber
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Pending
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JP19598582A
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English (en)
Inventor
Takashi Fushiie
節家 孝志
Takeji Otani
大谷 武治
Masahiro Tanaka
雅裕 田中
Toa Kobayashi
東亜 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、高い強度と弾性率を有し、かつ、伸度も1%
以上の炭素繊維を作り得るアクリロニ) IJル系織繊
維関するものである。近年、強度が300kg/m4以
上、弾性率249冒なる炭素繊維がアクリロニトリル系
謙、維を原糸として焼成することにより、極めて安定に
作られるようになり、ゴルフシャフトや、釣竿、テニス
ラケットなどの、スポーツ、レジャー分野での利用拡大
を土台とし、最近に於ては、航空機用二次素材として需
要が高まり、その量的規模の拡大の時代に入ってきた。
上述した如き、炭素繊維の需要拡大が開始すると共に、
航空宇宙用途分野に於て、炭素繊維を一次構造材として
利用するための技術開発も進められ、炭素繊維に要求さ
れる性能も更に高くなり、例えば、強度が400〜50
0 ky/mm I弾性率30 w t /ma以上の
性能を有するものの開発が要求されるようになってきて
いる。
従来、上述した如き高性能炭素繊維を開発するため、原
糸として用いるアクリロニトリル系繊維の組成面よりの
検討並びに、その耐炎化条件等の検討が進められてきた
。原糸のポリマー組成面からは、とくに、アクリロニト
リルの共重合量を、90重量%以上のものを用いること
により、上述した如き、高性能炭素繊維が得られること
が判明してきてはいるが、アクリロニトリルの共重合量
の高いポリマーを用いて作られた紡糸原液は、・;if
lりめて特異な現象を呈し、上述した高い性能も瞬間的
なものとなり、恒常的に高性能を有する炭素1識維を作
ることが極めて難しい現状にある。
そこで本発明者等は、アクリロニトリルの共重合性が(
lQ車量%以上なるアクリロニトリル系沖合体を用いた
高性能炭素繊維を作る方法について倹i」中のどころ、
上述した如き高い性能を有する炭素4.戒維を恒常的に
作り得ないアクリロニトリル系繊維を溶剤に溶解し、光
学的に四基すると屈折率の異なる異物が含まれており、
このような異物除去を行った原液を紡糸して得たアクリ
ルイ、裁維より恒常的に高性能の炭素繊維を作り得るこ
とを見出し本発明を完成した。
本発明の要旨とするところは、アクリロニトリルモノマ
ー1が()0重量%以上のアクリロニトリル系重合体を
浴剤に浴)イし、5μlη以上の粒径のオ′へン子を空
気中より(−)5%以上除去し得る(焼結)?戸拐にて
枦11δした後、紡糸し繊維化することを心機とする原
木式、哉Aft製造用アクリロニトリル系繊維の製造法
にある。
本発明を実施するに際して用いる、アクリロニトリル系
重合体は、アクリロニトリルモノマーの共重合量が90
重景%以上であることが必要であり、アクリロニトリル
の共重合量が90屯吋%未満の重合体より作られたプレ
カーヤーより高性能炭素繊維を作ることはできない。
当該アクリロニトリル系、2Ak維を作るに際して用い
得る他の共重合可能なモノマーとしては、塩化ビニル、
酢酸ビニル、プロピオン順ビニル。
アクリルアミド、メタクリルアミド、メチルメタクリレ
−1・、メチルアクリレ−1−、エチルアクリレート、
ヒドロキシアルキルアクリレ−1−。
又は、メタクリレート、N−メチロールアクリルアミド
又は、メタクリルアミド、アリルスルホン酸、メタリル
スルホン酸、ビニルベンゼンスルホン酸及びこれらスル
ホン1俊の塩類、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン
酸、クロトン酸、マレイン酸等を挙げることができる。
アクリロニl−IJル系重合体は、水系懸濁重合、溶液
重合法、塊状重合法等種々の方法により作ることができ
る。
上述の如くして得たアクリロニトリル系重合体より紡糸
原液を作るには、溶剤としてジメチルホルムアミド、ジ
メチルアセタミド、γ−ブチロラクトン、ジメチルスル
ホキシド等の有機溶剤の他、イー酸、ロダンソーダ水溶
液、塩化亜鉛水l作成等のuj!4磯溶剤を用いること
ができる。
次に、本発明に於ては、」二連した如くして得た紡糸原
液を精密濾過するのであるが、この精密θ5過は、アク
リロニトリル系繊維を焼成して炭素、:截糾とした」場
合に、その性能を低下せしめる糸欠陥とブjる異物除去
のために必要なものであり、この」:うな請密濾過なく
しては本発明の目的とず2)高性能炭素1識維を恒常的
に製造する、〉−とG1殆んど不可能で、Jf)る。
その閉山は不明であるが、−担調製した紡糸原液は、そ
のまま放置すると、呵度、精密p過/、X−1イ;1し
た除に、フィルターにより濾過される物′1′1か牛し
ており、この異物がやはり、高は化炭素繊維製造を阻害
しているのであり、このような傾向は、アクIJ Oニ
トリルの共重合量が90重量%を超える場合、とりわけ
、アクリロニトリルカ97%以上含有する時、そのアク
リロニトリル系重合体を、溶剤に射解して調製した紡糸
原液を用いてアクリル系繊維を作成I〜た際に顕著に認
められる現象であり、このような紡糸原液は本発明で規
定する如く、紡糸前に精密濾過を施さない限り高性能炭
素繊維を恒常的に作り得る、アクリロニトリル系繊維と
することはできない。
本発明の精密濾過を実施するに際して用いるフィルター
は、種々のフィルターを用いることができるが、特に、
空気を濾過した際に、5iun以上の粒径の粒子を、−
過し得るフィルターであることが必要で、例えば直径1
0μm以下の金属繊維の不織布状物を、成型した焼結型
フィルターを用いるのがよい。
又、本発明の紡糸原液のσゴ過を効率よく行なうには、
紡糸原液の粘度を1000ポイズ以下に保ってお(こと
が好ましくこの粒度があまり高くなると、間;dとする
異物の濾過効率が低下するH向が強くなZ)と共に、濾
過圧力が大きくなり、t・め作土にも支障をきたす。
本発明の方法によって得た、アクリロニトリル系y71
2維は、その焼成に際し、糸欠陥となるゴミや、ミクロ
ゲルを殆んど含まない、クリーンなプレカーサーとする
ことができ、このようなプレカーサーを焼成することに
より、ボイドや異物を含まない炭素繊維を恒常的に生産
することができるため、信頼性の高い炭素繊維となりそ
の用途拡大効果は太きいものである。
L′、J、下、実施例により、本発明を、更に詳細に説
明する。
比較例 水系!:♀閤重合によってつくられた組成が、アクリロ
ニトリル97 w 1%、アクリル酸メチル2wt%、
&びメタクリルr・(71wt%からなる、アクリロニ
トリル系重合体を、ジメチルホルムアミドを溶!梨とし
て均一に俗解し、26wt%の原液を調製した。
該原液の粘度は、70℃で420ボイズであった。
この原液を、一旦、通常のセルロース繊維不織布をp材
とするフィルターで濾過し、粗い異物を取除き、脱泡し
て紡糸原液とした。
次に、紡糸ノズル前に脱泡して10μ以上の異物を、4
5%以上除去しうる金網の焼結フィルターを通した后、
凝固浴面上5mmK位置した、孔径015mψ、孔数2
00の紡糸ノズルから吐出し、引続き連続的に、凝固浴
に導き、得られる未延伸糸を洗滌延伸したのち、油剤処
理し、乾・燥して1.35dpfのプレカーサーを得た
該、プレカーサーを、空気中温度225℃から260℃
の範囲で5%伸長しながら60分耐炎化処理したのち、
N2気流中400°Cから600℃の範囲で昇温さぜな
がら、第1段階の炭素化を行ない、さらに、1200℃
のN2雰囲気下に焼成して、炭素繊維(CFと呼称する
)とした。
得られたC Fの物性質は第1表の通りである。
([も1) 0尚、ストランド性能試験は、JIS R−7601に
よシ糸長200mm、試料数E本から求めた。
実施例1゜ 比較例に示した、該セルロース系フィ、Q/ ターで沢
過した紡糸原液を、日本精紡@製、金属繊維焼結フィル
ターナスロンの各種タイプを用いて濾過した后、同様の
紡糸及び、焼成試験を行なってCFの性能を求めた。結
果を、第2表に示す。
11Jill冴の1コ゛” S−:(内tゴに変更なし
)第    2    表 第2表から明らかなように、目標とする高強度を安全に
達成するには、本発明の精度濾過が極めて有効である。
手続補正書(方式) 昭和58年3月3日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 昭オ日57年特許f1第195985号2、発明の名称 3、補正をする者 用件との関係  特註出願人 東京都中央区京橋二丁目3番19号 (603)三菱レイヨン株式会社 取締役社長   金 澤 脩 三 4代理人 東京都港区虎ノ門二丁目8番1号 昭和58年2月22日付発送 6 補正の対象

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 00wt%以上のアクリロニトリルを含有するア
    クリロニドIJル系重合体の紡糸原液を下記に規定する
    精密炉材でp過くた后、紡糸することを特徴とする炭素
    繊維用アクリロニトリル系プレカーサーの製造方法。 記) 空気を濾過した際、5μlη以上の粒径の塵埃を
    ・95%以上除去する炉材。
JP19598582A 1982-11-10 1982-11-10 炭素繊維用アクリロニトリル系プレカ−サ−の製造法 Pending JPS5988924A (ja)

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