JPS5964626A - 易滑性ポリエステルの製造方法 - Google Patents
易滑性ポリエステルの製造方法Info
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- JPS5964626A JPS5964626A JP17483282A JP17483282A JPS5964626A JP S5964626 A JPS5964626 A JP S5964626A JP 17483282 A JP17483282 A JP 17483282A JP 17483282 A JP17483282 A JP 17483282A JP S5964626 A JPS5964626 A JP S5964626A
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- Japan
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- polyester
- mol
- compound
- phosphoric acid
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
いポリエステルの製造方法に関するものである。
詳しくは繊維,フィルムその他成型品に成型する際に優
れた成型加工性を有し,かつ成型加工後の製品として優
れた透明性,易滑性および表面形態を有するポリエステ
ルを経済的に□製造する方法に関するものである。
れた成型加工性を有し,かつ成型加工後の製品として優
れた透明性,易滑性および表面形態を有するポリエステ
ルを経済的に□製造する方法に関するものである。
今日,工業的に使用されているポリエステル。
特にポリエチレンテレフタレートは高度な結晶性。
高軟化点を有し,強度,耐薬品性,耐熱性,耐候性,耐
電気絶縁性などの点で侵れた性質を有しているため,繊
維をはじめフィルム,成型品へと産業上広く利用されて
いる。
電気絶縁性などの点で侵れた性質を有しているため,繊
維をはじめフィルム,成型品へと産業上広く利用されて
いる。
一般にポリエステルが各工業分野で用いられる際,通常
は溶融押出し,引取り,延伸,熱処理などの成型工程で
の操業性あるいは製織,染色,加工糸加工あるいはフィ
ルム用の場合においては磁性層の塗布や金属蒸着あるい
は成型品とした場合の切断,仕上げなどの2次加工工程
での操業性。
は溶融押出し,引取り,延伸,熱処理などの成型工程で
の操業性あるいは製織,染色,加工糸加工あるいはフィ
ルム用の場合においては磁性層の塗布や金属蒸着あるい
は成型品とした場合の切断,仕上げなどの2次加工工程
での操業性。
さらには最終製品となった場合の透明性,易滑性および
好ましい表面形態を持つことが必要とされている。
好ましい表面形態を持つことが必要とされている。
従来より、透明性を向上させる目的あるいは易滑性を向
上させる目的でそれぞれ触媒や添加剤の開発や改良がな
されてきたが9両者を同時に満足させることは困雉であ
った。
上させる目的でそれぞれ触媒や添加剤の開発や改良がな
されてきたが9両者を同時に満足させることは困雉であ
った。
前記透明性と易滑性を改善する方法として、たとえば特
公昭34−5144号に見られるように、ポリエステル
の製造の第一の工程であるエステル交換反応工程におい
て、触媒としてアルカリ土類金属を使用し、引き続き行
われる重縮合反応工程で微細な粒子(以下内部粒子と呼
ぶ)を析出させる方法が知られている。
公昭34−5144号に見られるように、ポリエステル
の製造の第一の工程であるエステル交換反応工程におい
て、触媒としてアルカリ土類金属を使用し、引き続き行
われる重縮合反応工程で微細な粒子(以下内部粒子と呼
ぶ)を析出させる方法が知られている。
しかしながら、該方法によってポリエステルを製造する
と、製造されたポリエステル中に粗大粒子が生成したり
、生成する内部粒子の数が一定にならず、成型工程・や
加工工程での操業性を著しく損ねたり、製品の透明性を
著しく低下させたりする欠点があった。
と、製造されたポリエステル中に粗大粒子が生成したり
、生成する内部粒子の数が一定にならず、成型工程・や
加工工程での操業性を著しく損ねたり、製品の透明性を
著しく低下させたりする欠点があった。
一方、コンデンサの素子巻き用フィルムや各種磁気テー
プ用フィルムの分野において、近年とみにフィルム厚み
を薄くする傾向が顕著であり、それに伴いポリエステル
のベースフィルムそのものの厚みを薄くすることが必要
となってきた。
プ用フィルムの分野において、近年とみにフィルム厚み
を薄くする傾向が顕著であり、それに伴いポリエステル
のベースフィルムそのものの厚みを薄くすることが必要
となってきた。
このような薄膜フィルムにおいてはより一層原料ポリエ
ステルめ滑性を改善しないとテープの巻き姿や巻き特性
が極度に悪くなるという問題が生じてきた。
ステルめ滑性を改善しないとテープの巻き姿や巻き特性
が極度に悪くなるという問題が生じてきた。
前記問題点を改善するだめの方法として、たとえば特開
昭54−90397号に記載されているようにエステル
化反応率が91〜99係となった時点でリン化合物を添
加し、一定時間溶融保持後、リチウム化合物またはリチ
ウム化合物とカルシウム化合物を添加する方法や、特開
昭54−113696号に記載されているように粒子形
成性物質を添加する前にエチレングリコールを添加する
方法が提案されているが、改善効果としては不十分であ
る。
昭54−90397号に記載されているようにエステル
化反応率が91〜99係となった時点でリン化合物を添
加し、一定時間溶融保持後、リチウム化合物またはリチ
ウム化合物とカルシウム化合物を添加する方法や、特開
昭54−113696号に記載されているように粒子形
成性物質を添加する前にエチレングリコールを添加する
方法が提案されているが、改善効果としては不十分であ
る。
すなわち、前者においてはエステル化生成物であるビス
−(β−ヒドロキシエチル)テレフタレートおよび/ま
たはその低重合体とリン化合物との溶融保持温度が低い
こと、かつリン化合物その他の添加剤を加えたときの温
度変化に対して粗大粒子が発生しやすいという欠点があ
り、また後者においても粒子形成性物質とエチレングリ
コールを実質的に同時に添加しないと発生する粒子量が
不足してしまうという欠点がある。この傾向はリン化合
物としてリン酸を用いた時にはとくに顕著となるなど改
善効果としては不満足なものであった。
−(β−ヒドロキシエチル)テレフタレートおよび/ま
たはその低重合体とリン化合物との溶融保持温度が低い
こと、かつリン化合物その他の添加剤を加えたときの温
度変化に対して粗大粒子が発生しやすいという欠点があ
り、また後者においても粒子形成性物質とエチレングリ
コールを実質的に同時に添加しないと発生する粒子量が
不足してしまうという欠点がある。この傾向はリン化合
物としてリン酸を用いた時にはとくに顕著となるなど改
善効果としては不満足なものであった。
すなわち、繊維、フィルムその他成型品に成型する際に
優れた透明性、易滑性および表面形態を有するポリエス
テルを工業的にかつ経済的に製造する方法はいまだ十分
完成されたものとはいえなかった。
優れた透明性、易滑性および表面形態を有するポリエス
テルを工業的にかつ経済的に製造する方法はいまだ十分
完成されたものとはいえなかった。
そこで1本発明者らは、このような問題点を解決すべく
鋭意研究の結果、リン化合物として安価なリン酸を用い
た際には、リン酸添加量および添加時におけるエチレン
グリコールに対するリン酸濃度およびその後の攪拌混合
伯仲が生成する内部粒子の大きさと量および粗大粒子の
生成に大きく影響することを見い出し1本発明に到達し
たものである。
鋭意研究の結果、リン化合物として安価なリン酸を用い
た際には、リン酸添加量および添加時におけるエチレン
グリコールに対するリン酸濃度およびその後の攪拌混合
伯仲が生成する内部粒子の大きさと量および粗大粒子の
生成に大きく影響することを見い出し1本発明に到達し
たものである。
すなわち1本発明はテレフタル酸とエチレングリコール
を主たる出発原料とL7て、エステル化反応及び重縮合
反応によってポリエステルを製造するに際し、エステル
化反応率が90係以上となった時点で、生成したビス−
(β−ヒドロキシエチル)テレフタレートおよび/また
はその低重合体(以下BHETと呼ぶ)に濃度が1モル
/l−10モル、lであるリン酸のエチレングリコール
溶液をポリエステルを構成する全酸成分1モルに対しo
、o o iモル−001モルとなる量添加し、しかる
後270℃〜290℃の温度で5分以上攪拌混合し9次
いでリチウム化合物およびカルシウム化合物を添加して
重縮合せしめることを要旨とするものである。一本発明
におけるエステル化の方法としては2通常テレフタル酸
(以下TPAと呼ぶ)と前記BHETの混合物にTPA
とエチレングリコール(以下EGと呼ぶ)とのスラリー
を連続的に供給してエステル化せしめるいわゆる直接エ
ステル化法が用いられる。
を主たる出発原料とL7て、エステル化反応及び重縮合
反応によってポリエステルを製造するに際し、エステル
化反応率が90係以上となった時点で、生成したビス−
(β−ヒドロキシエチル)テレフタレートおよび/また
はその低重合体(以下BHETと呼ぶ)に濃度が1モル
/l−10モル、lであるリン酸のエチレングリコール
溶液をポリエステルを構成する全酸成分1モルに対しo
、o o iモル−001モルとなる量添加し、しかる
後270℃〜290℃の温度で5分以上攪拌混合し9次
いでリチウム化合物およびカルシウム化合物を添加して
重縮合せしめることを要旨とするものである。一本発明
におけるエステル化の方法としては2通常テレフタル酸
(以下TPAと呼ぶ)と前記BHETの混合物にTPA
とエチレングリコール(以下EGと呼ぶ)とのスラリー
を連続的に供給してエステル化せしめるいわゆる直接エ
ステル化法が用いられる。
上記BHETには一部TPAの残基やEG基以外の成分
を含有していてもよい。またB HE Tは公知のいず
れの方法によって得られたものであっても良いが、前記
方法で得られたものをその″!、′!!使用することが
望ましい。
を含有していてもよい。またB HE Tは公知のいず
れの方法によって得られたものであっても良いが、前記
方法で得られたものをその″!、′!!使用することが
望ましい。
TPAとECのスラリーにはむろん一部に他の酸成分、
たとえばイソフタル酸、アジピン酸、セパシフに、5−
ナトリウムスルホイソフタル酸などや他のグリコール成
分、たとえばテトラメチレングリコール、ネオペンチル
グリコール、1.4−シクロヘキサンジメタツールなど
が30モル係を越えない程度含まれていても良い。
たとえばイソフタル酸、アジピン酸、セパシフに、5−
ナトリウムスルホイソフタル酸などや他のグリコール成
分、たとえばテトラメチレングリコール、ネオペンチル
グリコール、1.4−シクロヘキサンジメタツールなど
が30モル係を越えない程度含まれていても良い。
このEGとTPAのスラリーのモル比は通常1.05〜
2.0であり、好ましくは1.1〜1.6である。
2.0であり、好ましくは1.1〜1.6である。
また、エステル化反応は常圧、加圧のいずれを用いても
良いが9通常ゲージ圧0.5 Kg/cJ以下であり。
良いが9通常ゲージ圧0.5 Kg/cJ以下であり。
好ましくは0.15Kg1ad以下である。これはジエ
チレングリコール(以下DECと呼ぶ)の増加を抑制す
るためである。
チレングリコール(以下DECと呼ぶ)の増加を抑制す
るためである。
まだ、エステル化反応の温度は通常220〜270℃で
あり、好ましくは240〜270℃である。すなわち9
反応温度が220℃未満では実質的にエステル化反応が
進まず、一方270℃を越えるとDECの増大をきたす
ためともに好ましくないのである。
あり、好ましくは240〜270℃である。すなわち9
反応温度が220℃未満では実質的にエステル化反応が
進まず、一方270℃を越えるとDECの増大をきたす
ためともに好ましくないのである。
このようにしてエステル化せしめ、エステル化反応率が
90%以上になった時点(この時点で未反応のTPA粒
子はなくなる)で濃度1モル/l〜J、0モル/lであ
るリン酸のEC溶液を添加し、270〜290℃にて5
分以上攪拌混合せしめることが必要である。リン酸とB
HE Tとの攪拌混合温度は270℃以上であれば高
いほど生成する粒子の径が小さくなって好オしいが、2
90℃を越えるとDEGが増大して物性を損ねるので打
首しくないのである。
90%以上になった時点(この時点で未反応のTPA粒
子はなくなる)で濃度1モル/l〜J、0モル/lであ
るリン酸のEC溶液を添加し、270〜290℃にて5
分以上攪拌混合せしめることが必要である。リン酸とB
HE Tとの攪拌混合温度は270℃以上であれば高
いほど生成する粒子の径が小さくなって好オしいが、2
90℃を越えるとDEGが増大して物性を損ねるので打
首しくないのである。
また、ポリエステルを重縮合する場合において。
添加物はEC溶液として通常添加されるが、これは添加
物の反応系内での分散混合をよくするだめや、添加物の
局部的反応などによりg融点ゲル状物の生成を一抑制す
るためである。
物の反応系内での分散混合をよくするだめや、添加物の
局部的反応などによりg融点ゲル状物の生成を一抑制す
るためである。
本発明においてリン酸はポリエステルを構成する全酸成
分1モルに対してo、o o i〜0,01モル添加す
る必要があるが、その際1〜10モル/1.好ましくは
3〜7モル/を濃度のEC溶液として添加することが肝
要である。添加するリン酸の濃度が1モル/を未満の場
合1(は生成粒子量が少なくて目的とする易滑性ポリエ
ステルは得られないので好ましくない。一方前記濃度が
10モル/lを越えると生成ポリエステルが黄色に着色
したり、粗大粒子が発生したりしてやはり好ましくない
のである。このようにリン化合物としてリン酸を用いた
場合には。
分1モルに対してo、o o i〜0,01モル添加す
る必要があるが、その際1〜10モル/1.好ましくは
3〜7モル/を濃度のEC溶液として添加することが肝
要である。添加するリン酸の濃度が1モル/を未満の場
合1(は生成粒子量が少なくて目的とする易滑性ポリエ
ステルは得られないので好ましくない。一方前記濃度が
10モル/lを越えると生成ポリエステルが黄色に着色
したり、粗大粒子が発生したりしてやはり好ましくない
のである。このようにリン化合物としてリン酸を用いた
場合には。
その後述する添加時期だけでなく添加時のEC溶液濃度
を前記範囲にすることが不可欠なのである。
を前記範囲にすることが不可欠なのである。
本発明においてリン酸の添加時期はエステル化反応率が
90係以上になった時点でなければならない。エステル
化反応率が90チ未満の時点でリン酸を添加すると粗大
粒子が発生して好ましくないのである。
90係以上になった時点でなければならない。エステル
化反応率が90チ未満の時点でリン酸を添加すると粗大
粒子が発生して好ましくないのである。
本発明においてリン酸はポリエステルを構成する全酸成
分1モルに対しo、o o i〜0.01モル添加する
ことが必要である。すなわち、リン酸の添加量が全酸成
分1モルに対して0.001モルより少ない場合には内
部粒子の生成量が不足°シ、逆に0.01モルを越える
添加量では粗大粒子が発生したり、透明性が著しく損わ
れたりして好ましくない。
分1モルに対しo、o o i〜0.01モル添加する
ことが必要である。すなわち、リン酸の添加量が全酸成
分1モルに対して0.001モルより少ない場合には内
部粒子の生成量が不足°シ、逆に0.01モルを越える
添加量では粗大粒子が発生したり、透明性が著しく損わ
れたりして好ましくない。
本発明においてリン酸のEC溶液添加後の攪拌混合時間
は5分以上が必要である。すなわち、5分未満でリチウ
ム化合物及びカルシウム化合物を添加すると、粗大粒子
が発生して不都合を生じるのである。このように攪拌混
合時間は5分以上であればよいが、DECの生成を抑制
するため60分以内とすることが好ましく、最適には3
0分以内である。この後次いでリチウム化合物およびカ
ルシウム化合物を添加せしめ重縮合反応を開始すること
により9本発明が達成される。
は5分以上が必要である。すなわち、5分未満でリチウ
ム化合物及びカルシウム化合物を添加すると、粗大粒子
が発生して不都合を生じるのである。このように攪拌混
合時間は5分以上であればよいが、DECの生成を抑制
するため60分以内とすることが好ましく、最適には3
0分以内である。この後次いでリチウム化合物およびカ
ルシウム化合物を添加せしめ重縮合反応を開始すること
により9本発明が達成される。
本発明に用いられる前記リチウム化合物とは。
カルボン酸のリチウム塩たとえば酢酸リチウムなどの他
塩化リチウム、炭酸リチウム、硫酸リチウムをさすが、
酢酸リチウムが好適である。
塩化リチウム、炭酸リチウム、硫酸リチウムをさすが、
酢酸リチウムが好適である。
まだ、リチウム化合物の添加量は前記リン酸の添加量に
対し通常0.5〜2.0倍当量添加するのが好ましい。
対し通常0.5〜2.0倍当量添加するのが好ましい。
0,5倍当量未満の添加量では製造されたポリエステル
中に粗大粒子が生成し好ましくない。
中に粗大粒子が生成し好ましくない。
一方、20倍当量を越えて添加しても実質的な効果は増
大ぜず、コスト高になるだけであり、不利である。
大ぜず、コスト高になるだけであり、不利である。
本発明に用いられるカルシウム化合物としては。
ステアリン酸カルシウム、安息香酸カルシウム。
酢酸カルシウム、炭酸カルシウム、塩化カルシウムなど
があげられるが、酢酸カルシウムが好ましい。
があげられるが、酢酸カルシウムが好ましい。
まだ、カルシウム化合物の添加量は前記リン酸の添加量
に対し1通常0.1〜1.0倍当量用いられる。
に対し1通常0.1〜1.0倍当量用いられる。
0.1倍当量未満の添加量では実質上添加した効果が現
われず、一方1.0倍当量を超える量を添加すると粗大
粒子が発生しともに好ましくない。
われず、一方1.0倍当量を超える量を添加すると粗大
粒子が発生しともに好ましくない。
リチウム化合物とカルシウム化合物は必ずしも同時に添
加する必要はないが、同時に添加することが作業上好適
である。
加する必要はないが、同時に添加することが作業上好適
である。
通常9重縮合反応には触媒が用いられる。かかる触媒と
しては、たとえばアンチモン化合物、ゲルマニウム化合
物、チタン化合物、スズ化合物などの遷移金属化合物が
用いられるが、アンチモン化合物、とりわけ三酸化アン
チモンがよく用いられる。
しては、たとえばアンチモン化合物、ゲルマニウム化合
物、チタン化合物、スズ化合物などの遷移金属化合物が
用いられるが、アンチモン化合物、とりわけ三酸化アン
チモンがよく用いられる。
また、上記触媒の添加時期は重縮合反応の開始以前の任
意の時点でよいが9本発明におけるリチウム化合物とカ
ルシウム化合物の添加と同時に行うのが好適である。
意の時点でよいが9本発明におけるリチウム化合物とカ
ルシウム化合物の添加と同時に行うのが好適である。
また、各種添加剤の添加方法としてはEC溶液まだはE
Gスラリーとして添加することが好ましい。
Gスラリーとして添加することが好ましい。
以下、実施例によって本発明の方法をさらに詳しく説明
する。
する。
例中、「部」とは特記しない限り「重量部」を示す。ま
た、各特性値の測定法は次の方法によった。
た、各特性値の測定法は次の方法によった。
(11ポリマーの極限粘度〔η〕
フェノールと四塩化エタンの等重量混合溶媒を用いて2
0℃で測定した溶液粘度より求めた。
0℃で測定した溶液粘度より求めた。
(2)ポリマーの色調(L、a、b)
粒状チップ化したポリマーを150℃±2℃で2時間熱
処理後9色差計を用いて測定した。L値は明度(値が大
きい程明るい)で大きい程よ<t a値は赤緑系の色
相(■側は赤味、O側は緑味)でゼロに近い程よ<、b
値は黄青系色相(■側は黄味、θ側は青味)でゼロ付近
が好ましい。
処理後9色差計を用いて測定した。L値は明度(値が大
きい程明るい)で大きい程よ<t a値は赤緑系の色
相(■側は赤味、O側は緑味)でゼロに近い程よ<、b
値は黄青系色相(■側は黄味、θ側は青味)でゼロ付近
が好ましい。
(3) D E Cの割合
ポリマーをメタノール還流下で2時間アルコリシスし、
生成したEG、!:DEGをガスクロマトグラフィーで
分析定量し、DECの割合を求めた。
生成したEG、!:DEGをガスクロマトグラフィーで
分析定量し、DECの割合を求めた。
(4)溶液ヘーズ
ポリマー2.86Iiをギ青秤し、これにフェノール−
四塩化エタン等重量混合物20rnlを加え加熱後、透
過長さ10mmの石英ガラス製セルに入れ、スガ試験機
■製直読ヘーズコンピュータで測定した。
四塩化エタン等重量混合物20rnlを加え加熱後、透
過長さ10mmの石英ガラス製セルに入れ、スガ試験機
■製直読ヘーズコンピュータで測定した。
(5)溶融ポリマーのにとり
酸化チタンの添加量を変えてそれぞれ濃度が0pl)I
Tlj 0.5ppm、 11)I)ml 21)I
)ml 51)I)mj 10pptn。
Tlj 0.5ppm、 11)I)ml 21)I
)ml 51)I)mj 10pptn。
20ppm、 501)Pmとなるような標準試料を
別途作成し、これと溶融ポリマーのにごりを目視で比較
し相当する酸化チタンの濃度で表わした。
別途作成し、これと溶融ポリマーのにごりを目視で比較
し相当する酸化チタンの濃度で表わした。
(6)粒子の大きさ
2.5〜3mgの試料を270℃に加熱した2枚のプレ
パラートの間にはさみ、溶融プレス後急冷する。
パラートの間にはさみ、溶融プレス後急冷する。
これを200倍の位相差顕微鏡で目視観察し、その大き
さによって以下の5ランクに分けた。
さによって以下の5ランクに分けた。
ランクA:1μ以上の粒子はない。
ランクC−5μ以上の粒子がな″い。
ランクC−5μ以上の粒子がない。
ランクD:10μ以上の粒子がない。
ランクE:10μ以上の粒子がある。
(ただし、ランク8以上が良好であるとした。)参考例
I B HE ’rの存在するエステル化反応槽にTPAと
EGのスラリー(EC/TPAモル比= 1.6 )を
連続的に供給し、 250C,常圧下で反応させ、滞
留時間を6〜8時間に変更して反応率85% 、 90
% 。
I B HE ’rの存在するエステル化反応槽にTPAと
EGのスラリー(EC/TPAモル比= 1.6 )を
連続的に供給し、 250C,常圧下で反応させ、滞
留時間を6〜8時間に変更して反応率85% 、 90
% 。
95係のエステル化生成物を連続的に得た。
実施例1
参考例1で得たBHETのうち反応率が95係(未反応
TPA粒子はない)のもの100部を重合槽に移送し、
285℃に加熱し、全酸成分1モルに対しリン酸を8×
10モルをEGの5モル/lの溶液として添加し、10
分間、285℃でN2雰囲気下攪拌混合した。
TPA粒子はない)のもの100部を重合槽に移送し、
285℃に加熱し、全酸成分1モルに対しリン酸を8×
10モルをEGの5モル/lの溶液として添加し、10
分間、285℃でN2雰囲気下攪拌混合した。
その後酢酸リチウムおよび酢1唆カルシウムをそれぞれ
全酸成分1モルに対し8.0×10モル、244 ×10モルをそれぞれEGの1モル/lおよび0.5モ
ル/を溶液として添加し、同時に三酸化アンチモンを全
酸成分1モルに対し2×10モル加え、285℃で2時
間重縮合させた。到達真空度は1 torr以下とした
。
全酸成分1モルに対し8.0×10モル、244 ×10モルをそれぞれEGの1モル/lおよび0.5モ
ル/を溶液として添加し、同時に三酸化アンチモンを全
酸成分1モルに対し2×10モル加え、285℃で2時
間重縮合させた。到達真空度は1 torr以下とした
。
得られたポリマーの〔η〕は0.70.色調はL−77
,0,a = −2,3,b = −1,8,DEC=
2.96mo1%。
,0,a = −2,3,b = −1,8,DEC=
2.96mo1%。
溶液ヘーズ=47.5係、にごり=7ppm、粒子の大
きさはAランクであった。
きさはAランクであった。
実施例2
参考例で得たBHETのうち9反応率が9096のもの
を用い、攪拌混合温度のみを280℃にした他は実施例
1と同様に反応させ、第1表記載の結果を得た。
を用い、攪拌混合温度のみを280℃にした他は実施例
1と同様に反応させ、第1表記載の結果を得た。
実施例3,4
攪拌混合時間と温度およびEGの添加量を変化さぜだ他
は実施例1と同様に反応させ、第1表記載の結果を得た
。
は実施例1と同様に反応させ、第1表記載の結果を得た
。
比較例1
参考例1で得た旧−IETのうち反応率が85%のもの
(未反応のTPA粒子が多数ある)を用いた他は実施例
1と同様に反応させ、第1表記載の結果を得た。
(未反応のTPA粒子が多数ある)を用いた他は実施例
1と同様に反応させ、第1表記載の結果を得た。
比較例2〜5
リン酸のEC溶液濃度や投、拌混合温度を変化させたこ
と以外は実施例1と同様に反応させ、第1表記載の結果
を得た。
と以外は実施例1と同様に反応させ、第1表記載の結果
を得た。
Claims (1)
- (1) テレフタル酸とエチレングリコールを主たる
出発原料として、エステル化反応および重縮合反応によ
ってポリエステルを製造するに際し。 エステル化反応率が90係以上となった時点で。 生成したビス−(β−ヒドロキシエチル)テレフタレー
トおよび/またはその低重合体に濃度が1モル/l−1
0モル/lであるリン酸のエチレングリコール溶液を、
ポリエステルを構成する全酸成分1モルに対し0.00
1モル〜0.01モルとなる量添加し、しかる後270
〜290℃の1温度で5分以上攪拌混合し2次いでリチ
ウム化合物およびカルシウム化合物を添加し重縮合せし
めることを特徴とする易滑性ポリエステルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17483282A JPS5964626A (ja) | 1982-10-05 | 1982-10-05 | 易滑性ポリエステルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP17483282A JPS5964626A (ja) | 1982-10-05 | 1982-10-05 | 易滑性ポリエステルの製造方法 |
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JPS5964626A true JPS5964626A (ja) | 1984-04-12 |
JPH0355490B2 JPH0355490B2 (ja) | 1991-08-23 |
Family
ID=15985433
Family Applications (1)
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JP17483282A Granted JPS5964626A (ja) | 1982-10-05 | 1982-10-05 | 易滑性ポリエステルの製造方法 |
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JP (1) | JPS5964626A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59196359A (ja) * | 1983-04-21 | 1984-11-07 | Toray Ind Inc | ポリエステル組成物の製造方法 |
JPS62207325A (ja) * | 1986-03-07 | 1987-09-11 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | ポリエステルの製造方法 |
EP0688850A2 (en) | 1994-06-23 | 1995-12-27 | Chisso Corporation | A liquid crystal composition |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5490397A (en) * | 1977-12-28 | 1979-07-18 | Daiafoil | Preparation of polyester for film forming |
-
1982
- 1982-10-05 JP JP17483282A patent/JPS5964626A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5490397A (en) * | 1977-12-28 | 1979-07-18 | Daiafoil | Preparation of polyester for film forming |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS59196359A (ja) * | 1983-04-21 | 1984-11-07 | Toray Ind Inc | ポリエステル組成物の製造方法 |
JPH055861B2 (ja) * | 1983-04-21 | 1993-01-25 | Toray Industries | |
JPS62207325A (ja) * | 1986-03-07 | 1987-09-11 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | ポリエステルの製造方法 |
EP0688850A2 (en) | 1994-06-23 | 1995-12-27 | Chisso Corporation | A liquid crystal composition |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH0355490B2 (ja) | 1991-08-23 |
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