JPS5939738B2 - 多層カラ−写真感光材料 - Google Patents

多層カラ−写真感光材料

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JPS5939738B2
JPS5939738B2 JP48091265A JP9126573A JPS5939738B2 JP S5939738 B2 JPS5939738 B2 JP S5939738B2 JP 48091265 A JP48091265 A JP 48091265A JP 9126573 A JP9126573 A JP 9126573A JP S5939738 B2 JPS5939738 B2 JP S5939738B2
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silver
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    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/3003Materials characterised by the use of combinations of photographic compounds known as such, or by a particular location in the photographic element
    • GPHYSICS
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    • G03C7/305Substances liberating photographically active agents, e.g. development-inhibiting releasing couplers
    • G03C7/30541Substances liberating photographically active agents, e.g. development-inhibiting releasing couplers characterised by the released group

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は多層カラー写真感光材料に関するものでありさ
らに詳しくはカブリ、感度、階調性、粒状性、鮮鋭性、
色再現性等の改良された多層カラー写真感光材料に関す
るものである。
従来、多層カラー写真感光材料の感度および粒状性を改
良するために同一スペクトル領域に感光する1つのカラ
ー画像形成単位層を上層と下層の2層によつて構成する
ことが知られている。すなわち、たとえば多層カラー写
真フィルムは一般に支持体上にシアン染料像を形成する
赤感性ハロゲン化銀乳剤層、マゼンタ染料像を形成する
緑感性ハロゲン化銀乳糾會およびイエロ−染料像を形成
する青感性ハロゲン化銀乳剤ノ響の3つのカラー画像形
成単位層を主たる構成層として設けられているがその際
多層カラー写真フィルムの感度および粒状性を改良する
ために少なくとも1つのカラー画像形成単位層を上層と
下層の2層によつて構成し、その上層として大粒子高感
度ハロゲン化銀乳剤を、また下層として小粒子低感度ハ
ロゲン化銀乳剤を用いることにより、大小粒子の混在す
るハロゲン化銀乳剤を用いて一層構成とした場合に生ず
るハロゲン化銀モトルの粗大化を防ぎ、粒状性を改良す
る事ができる。またさらに上層中に含有せしめる銀1モ
ル当りのカプラー量を下層のそれよりも小とし上層の最
高濃度部をボケた色素雲の重なりにより形成せしめるこ
とにより中高濃度域の粒状性を改良することができる。
しかしながら、従来知られているこのような上下2層法
では多層カラー写真フイルムの粒状性を充分満足し得る
ように解決することは未だ不充分である。
すなわち、特性曲線の脚部から中濃度域にかけての粒状
性は未だ充分に満足できるものではなく、その理由は1
つには低中濃度域で生じる上層の重なりのない大きな色
素雲に起因し、また他の1のはラチチユードを広げるた
めに比較的粒度分布の広いハロゲン化銀を下層乳剤とし
て使用するために生ずる低中濃度域の粒状性の荒れによ
るものと考えられる。また通常上層の高感度乳剤は感度
を充分に必要とするため充分に化学増感のほどこされた
大粒子ハロゲン化銀乳剤を高銀密度で使用するためカプ
リやすいという欠点を有している。またしばしば上層の
高銀密度化により上層部のコントラストが硬くなり、上
下2層構成総合とした場合、その脚部から中濃度域への
階調性に欠点を生じせしめる。
さらにまたこのような上下2層構成によるものは上層に
ボケた染料像を生成するため鮮鋭性の劣化がさけられな
いという欠点を有する。
本発明の目的は前記の如き従来行なわれている上下2層
法の欠点を改良し、さらに感度、階調性粒状性、鮮鋭性
、カプリ特性、色再現性等を改良した上下2層法に基く
多層カラー写真感光材料を提供するにある。
本発明者は、支持体上に赤感性ハロゲン化銀乳剤からな
るカラー画像形成単位層と緑感性ハロゲン化銀乳剤から
なるカラー画像形成単位層と青感性ハロゲン化銀乳剤か
らなるカラー画像形成単位層とを有する多層カラー写真
感光材料において、前記各カラー画像形成単位層の少な
くとも1つは上層と該上層よりも支持体側に位置する下
層とを含む複数の層で構成さわ、前記上層は前記下層に
比して高い感度と小さい最大発色濃度とを有しており、
前記上層は沃化銀含有量が6モル%以上のハロゲン化銀
乳剤を含有し、かつ前記下層は前記上層に含有されるハ
ロゲン化銀乳剤より少なくとも2モル%少ない沃化銀含
有量を有するハロゲン化銀乳剤を含有するとともに、前
記上層と前記下層の少なくとも1つに発色現像主薬の酸
化生成物と反応して実質的に無色の化合物を生成する下
記一般式で示されるメルカプタン型現像抑制剤放出性化
合物を含有する多層カラー写真感光材料により前記の目
的を達成し得ることを見出した。
式中、Zは炭素環核または複素環核を形成するに必要な
非金属原子群、Yは手オエーテル結合が開裂したときに
イオウ原子と一緒になつて現像抑制作用を有するメルカ
プタン型化合物を形成する基、Aは酸素原子または=N
R′基(R/は水酸基または置換基を有してもよいアミ
ノ基)を表わす。上記一般式で示される化合物は発色現
像王薬の酸化生成物と反応して実質的に無色の化合物を
生成し、したがつてこの形成された化合物は最終的に得
られるカラー画像の一部を構成するものではないからこ
れらの化合物を任意のカラー画像形成単位層に適用でき
るという利点がある。またさらには発色現像主薬の酸化
生成物との反応性が極めて良いために少量で優れたイン
トライターン効果とインターイメージ効果を発揮する利
点がある。前記一般式で示される化合物の代表的なもの
として、式中のZによつて形成される環は例えば5員環
、6員環あるいは7員環の飽和あるいは不飽和炭素環で
あり、また例えば5員環、6員環あるいは7員環の窒素
原子、酸素原子あるいは硫黄原子等を含む複素環である
。具体的には例えばシクロペンタノン、シクロヘキサノ
ン、シクロヘキセノン等が代表的であつて、これら炭素
環はアルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリール
オキシ基、ハロゲン等V)置換基を1以上有しているも
のを含み、あるいはこれらの炭素環は適当な位置で縮合
環を形成しているものも含み、例えばインダノン、ベン
ツシクロヘキセノン、ベンツシクロヘプテノン等の縮合
環が形成されているものが代表的である。さら”に複素
環として具体的にはピペリドン(例えば2−ピペリドン
、3−ピペリドン4−ピペリドン)、ラクトン(例えば
4員環〜7員環)、ラクタム(例えばピロリドン)、ヒ
ダントイン、インドール(例えばオキシインドーノ(ハ
)等が代表的であつて、これらの複素環はアルキル基、
アリール基、アルコキシ基,アリールチオ基、アシル基
、ハロゲン原子、水溶性基(例えばカルボン酸、スルホ
ン酸)等の置換基を1以上有しているものを含み、ある
いはこれら複素環は適当な位置で縮合環(例えは複素環
あるいは芳香環を縮合せるもの)を形成しているものも
含む。またこれら炭素環および複素環はカルボニル基お
よびオキシムまたはヒドラゾン基の隣りの炭素原子に1
以上の−SY基(Yは前記に同じ)を有してもよい。一
方、式中のYは手オエーテル結合が開裂したときにイオ
ウ原子と一緒になつて、例えばアリルメルカプト化合物
,複素環式化合物、チオグリコール酸系列の化合物、シ
テインまたはグルタチオン等の現像抑制作用を有する化
合物を形成する基である。例えばこのYの代表的なメル
カプト化合物として複素環式メルカプト化合物、例えば
メルカプトテトラゾール系化合物、特に1−フエニル一
2−メルカプトテトラゾール 1−ニトロフニニル一5
−メルカプトテトラゾール、1−ナフ手ル一5−メルカ
プトテトラゾール等、あるいはメルカプト乎アゾール系
化合物、特に2−メルカプトベンズチアゾール、メルカ
プトナフトチアゾール等、あるいはメルカプトオキサジ
アゾール系化合物、メルカプトピペリジン系化合物、メ
ルカプトチアジアゾール系化合物、特に2−メルカプト
チアジアゾロトリアジン等、あるいはメルカプトトリア
ジン系化合物、メルカプトトリアゾール系化合物、メル
カプトベンゼツ系化合物、特に1一メルカプト一2一安
息香酸、1−メルカプト−2−ニトロベンゼン、1−メ
ルカプト−3−ヘプタデカノイルアミノベンゼン等が挙
げられる。そして前記一般式で示される化合物のさらに
具体的な代表例としては、次の如きものを挙げることが
できる。(1) 2−(1−フエニル一5−テトラゾリ
ルチオ)シクロペンタノン(2) 2−(1−フエニル
一5−テトラゾリルチオ)シクロヘキサノン(3) 2
,5−ジ(1−フエニル一5−テトラゾリルチオ)シク
ロペンタノン(4) 2−(2−ベンツオキサゾリルチ
オ)シクロペンタノンオキシム5) 2−(1−フエニ
ル一5−テトラゾリルチオ)一4−ドデシルオキシイン
ダノン(1)3) 2−(1−フエニル一5−テトラゾ
リルチオ)−6−〔α−(2,4−ジ一t−アミルフエ
ノキシ)アセトアミド〕インダノン(1)1) 2−(
1−フエニル一5−テトラゾリルチオ)−Jヨ黷煤|ブチ
ルインダノン(1)3) 2−(1−フエニル一5−テ
トラゾリルチオ)−4−パルミトイルアミド一6−クロ
ロインダノン(1)]) 2−(1−フエニル一5−テ
トラゾリルチオ)シクロヘプタノンオキシム0) 2−
(1−フエニル一5−テトラゾリル手オ)−5−t−ブ
チルインダノン(1)セミカルパゾン1) 2,5−ジ
(1−フエニル一5−テトラゾリルチオ)−4−t−オ
クチルシクロヘキサノン2) 2−(1−フエニル一5
−テトラゾリルチオ)インダノン(1)3) 2−(1
−フエニル一5−テトラゾリルチオ)一6−〔α−(2
,4−ジ一t一了ミルフエノキシ)アセトアミド〕イン
ダノン(1)オキシム4) 2,5−ジ(1−フエニル
一5−テトラゾリルチオ)シクロドデカノン5) 2−
(2−ベンツオキサゾリルチオ)−5−ペンタデシルオ
キシシクロペンタノン6) 2−(2−ニトロフエニル
チオ)−6−ステアロイルオキキシシクロヘキサノン7
) 2−(1−フエニル一5−テトラゾリルチオ)−5
−イソアミル一5′−フエニルシクロペンタノン8)
2−(1−フエニル一5−テトラゾリルチオ)−5−ド
デシルインダノン(1)9) 2−(1−フエニル一5
−テトラゾリルチオ)−5−デシルシクロペンタノン0
) 2−(2−カルボキシフエニルチオ)−5−デシル
シクロペンタノンD2−(1−フエニル一5−テトラゾ
リルチオ)一6−t−ブチルインダノン(1)2) 2
,5−ジ(1−フエニル一5−テトラゾリルチオ)−3
−t−オク手ルシクロペンタノン3) 2−(1−フエ
ニル一5−テトラゾリルチオ)テトラロン(1)2−(
1−フエニル一5−テトラゾリルチオ)−4−メチルー
Jメ[ドデシルオキシインダノン(1)(25) 2−(
1−フエニル一5−テトラゾリルチオ)−5−〔α−(
2,4−ジ一t−アミルフエノキシ)アセトアミド〕イ
ンダノン(1)C2,6) 2−(1−フエニル一5−
テトラゾリルチオ)−Jヨ黶kα−(2,4−ジ一t−ア
ミルフエノキシ)アセトアミド〕インダノン(1)(5
) 1−n−ドデシル−3−(1−フエニル一5一テト
ラゾリル手オ)−4−ピペリドン(28) 1−n−ド
デシル−3,5−ジ(1−フエニル一5−テトラゾリル
チオ)−4−ピペリドンオキシムこれらの化合物は、例
えば特公昭51−16141号、特公昭51−1998
71号、特公昭50−49533号公案等に記載の方法
に従つて容易に合成することができる。
また本発明によると、前記本発明の上下2層構成におい
て高感度乳剤層としての上層に沃化銀含量6モル%以上
の高感度ハロゲン化銀乳剤を用い、かつ下層には上層よ
り少なくとも2モル%は少ない量の沃化銀を含むハロゲ
ン化銀乳剤が使用され、これによりさらに良好な色再現
性および鮮鋭性を有する多層カラー写真感光材料を得る
ことができる。
すなわち、上層乳剤には沃化銀含量の高いハロゲン化銀
乳剤を用い、かつ下層には上層よりも沃化銀含量を小さ
くして現像効果を受けやすいハロゲン化銀乳剤を用いる
ことにより、インターイメージ効果およびイントライタ
ーン効果の大なる上下2層構成にすることができる。す
なわち、本発明によればカプリ、感度、粒状性、鮮鋭性
、色再現性等の著しく優れた多層カラー写真感光材料が
得られる。
本発明に用いるメルカプタン型現像抑制剤放出性化合物
は現像時に現像主薬の酸化生成物と反応して無色の化合
物を生成するとともに画像の濃度に対応してメルカプタ
ン型現像抑制剤を放出するものであり、ただしハイイド
ロキン2誘導体を除く化合物である。そして放出された
メルカプタン型現像抑制剤は放出源としての層内におい
て画像濃度に対応して現像を抑制するために画像調子の
低ガンマ化、画像の微粒子化、画像の鮮鋭度向上等の所
謂イントライターン効果を発揮する。またメルカプタン
型現像抑制剤が拡散性の場合には、拡散源となる層の画
像の濃度に対応して他層の現像を抑制することに基因す
る多層カラー写真感光材料の色彩再現の向上、すなわち
インターイメージ効果を期待することができるが、これ
を本発明における如き上下2層法に用いることによりさ
らに種々の利点が得られる。たとえば下層より高感度で
最大発色濃度がより小さい上層にメルカプタン型現像抑
制剤放出性化合物を含有せしめると現像時に上層の画像
濃度に比例してメルカプタン型現像抑制剤による現像抑
制作用が生じることにより、上下層2層構成において最
も粒状性の目立つ特性曲線の脚部から中濃度域の粒状性
を改良することができる。また画像J度に比例して生成
する現像抑制作用により上層のコントラストが低下し、
従来の上下2層構成においてしばしば生じた特性曲線の
脚部から中濃度域にわたる、上層と下層の接合部に基づ
く階調のみだれを改良することができる。また上層のコ
ントラストの低下により、上層に多量のハロゲン化銀を
含む上下2層構成が可能となり、脚部の感度を著しく上
昇せしめる事ができる。さらにまた上層にメルカプタン
型現像抑制剤放出性化合物を使用することにより高感度
でカプリやすい上層乳剤をカプリの少ない安定な乳剤に
する事ができる。すなわち現像とともに生ずるメルカプ
タン型現像抑制剤による現像抑制作用により、カプリ粒
子の粗大化を防ぐことができる。また上層よりも低感度
の乳剤からなる下層にメルカプタン型現像抑制剤放出性
化合物を含有せしめると、同様に現像時に放出されるメ
ルカプタン型現像抑制剤による下層の粒状性向上が、下
層乳剤層が寄与する濃度域にとどまらず脚部から高濃度
域まで全濃度域にわたつて生ずる。また上下層構成を用
いた通常のカラーネガ写真感光材料の如く、主たるラチ
チユードを下層によつて形成する場合、一般に下層乳剤
としては下層のラチチユードを広くするために粒度分布
の広いハロゲン化銀乳剤が使用されているが、下層にメ
ルカプタン型現像抑制剤放出性化合物を用いれば粒度分
布の狭いハロゲン化銀乳剤を用いても軟調でラチチユー
ドの広い特性を得ることができ、またこのような粒度分
布の狭いハロゲン化銀乳剤を下層として使用することは
粒状性,鮮鋭性を著しく向上させる効果を有する。勿論
前記のメルカプタン型現像抑制剤放出性化合物のイント
ライターン効果によりメルカプタン型現像抑制剤放出性
化合物を含有する層はこの化合物を使用しない場合に比
べ従来の上下2層法の欠点であつた鮮鋭性が著しく改良
される。また同様にメルカプタン型現像抑制剤が拡散性
の場合は、他層の現像を抑制することに基因するインタ
ーイメージ効果により色再現性の向上にも著しい効果を
有する。かくして上下2層構成において、上層および下
層ともに現像抑制剤放出性化合物を含有せしめた場合に
は前記の如き上層あるいは下層のみに現像抑制剤放出性
化合物を含有せしめた場合の効果が互いに重なり合つて
もより一層、カプリ、感度、粒状肚、鮮鋭性、インター
イメージ効果等の写真特性を改良することができる。就
中、画像特性の中で最も重要な粒状性への効果は著しい
。このように少なくとも1つのカラー画像形成単位層を
上下2層法により構成し、その上層を下層よりも高感度
かつ最大発色濃度を小とし、さらにこれら上下層の内少
なくともどちらか一方にメルカプタン型現像抑制剤放出
性化合物を含有せしめることにより、従来の上下層2層
法の特徴とメルカプタン型現像抑制放出性化合物の特徴
からだけでは予期できなかつた種々の利点を得ることが
できる。本発明において使用するメルカプタン型現像抑
制剤放出化合物は現像時に発色現像王薬の酸化生成物と
反応して実質的に無色の化合物を形成するとともにメル
カプタン型現像抑制剤を放出する化合物であり、従来こ
の種の化合物としては種々のものが知られているが、本
発明にはこれらメルカプタン型現像抑制剤放出性化合物
の中でも特に発色現像主薬の酸化生成物との反応性に優
れた前記一般式で示されるものが有効に使用し得る。本
発明の好ましい実施態様においては、前記の如く少なく
とも1つのカラー形成単位層を上下2層より構成し、か
つ少なくとも上下層のどちらか一方にメルカプタン型現
像抑制剤放出性化合物を含有せしめ、下層よりも高感度
のハロゲン化銀乳剤からなる上層にはハロゲン化銀1モ
ル当り3モル%以下の量のカプラーを含有せしめて上層
の最大発色濃度を0.2乃至0.7におさえ、かつ上層
の乾燥膜厚を2μ以下とする。
かくすることにより本発明の効果は一層助長され、さら
に感度、粒状性、鮮鋭性を改良することができる。
すなわち上層中に含有するハロゲン化銀量をその含有す
るカプラーに対して相当量過剰にする事および上層の最
大発色濃度を0.2〜0.7の低濃度にする事により上
層の粒状性をさらに改良でき、かつ上層の膜厚を薄くす
る事により上層から下層への発色現像王薬の酸化生成物
の拡散投影効果を促進せしめて脚部の感度、階調性を改
良することができる。従来カプラー密度の低い上層から
カプラー密度の高い下層への発色現像主薬の酸化生成物
の拡散による感度、階調性の改良は粒状性の劣化を伴う
ものであつたが、上下層の内、少くとも1層にメルカプ
タン型現像抑制剤放出性化合物を含有せしめたものは粒
状性の劣化がほとんどなく、感度、階調性を改良する事
ができる。また別の好ましい実施態様においては、本発
明の上下2層構成において高感度乳剤層としての上層に
は、下層に使用されるカプラーより発色速度の小さいカ
プラーが使用せられる。この実施態様では上層のカプラ
ーとして発色速度の小さいカプラーを使用することによ
り、上層で生じた発色現像主薬の酸化生成物を遠くまで
拡散させて上層の発色粒子をボカすることにより粒状性
をさらに改良した上下2層構成にすることができる。ま
た別の好ましい実施態様においては上層に含有せしめる
カラーレスカプラーに対する力ラードカプラーの比率を
下層における比率よりも大となされるが、これによつて
上層部分のマスキングは強められ下層部分は力ラードカ
プラーによるマスキングの不足をインターイメージ効果
によるマスキングで補われるので色再現性が改良されか
つ全体としてマスク色素濃度が低くプリント時のネガ判
定の容易化、プリント時間の短縮化をはかることが可能
となる。
なおこ\でいう力ラードカプラーとはカプラーの活性点
を、第1級アミン発色現像主薬の酸化生成物とのカツプ
リングに際して脱離するアリールアゾ基で置換した所謂
アゾ型力ラードカプラーをはじめ、同じく活性点をカツ
プリングに際して脱離する拡散性色素基で置換した所謂
DDR力ラードカプラーをも包含するものである。さら
にまた上記の好ましい各実施態様を組合せてそれら全て
を含んだ上下2層構成を用いることにより最も優れたカ
プリ特性、感度、粒状性、鮮鋭性、色再現性を有する多
層カラー写真感光材料を得ることができる。すなわち、
具体的にはカラー画像形成単位層の少なくとも1つを2
層構成とし、その上下層の少なくとも一方にメルカプタ
ン型現像抑制剤放出性化合物を含有せしめ、上層の高感
度乳剤層には沃化銀含量6モル%以上のハロゲン化銀を
使用し、下層より発色速度の小さいカプラーを含有せし
め、かつまた必要に応じ上層におけるカラーレスカプラ
ーに対する力ラードカプラーの比率を下層におけるより
も大となしさらに土層のカプラー量はハロゲン化銀1モ
ル当り3モル%以下で、最大発色濃度を0.2乃至0.
7におさえかつ上層の乾燥膜厚を2μ以下として構成し
、さらに下層には上層より少なくとも2モル%は少ない
量の沃化銀を含むハロゲン化銀からなる乳剤を用いるこ
とにより、最も優れたカプリ特性、感度、粒状性、鮮鋭
性、色再現性を有する多層カラー写真感光材料を得るこ
とができる。本発明においてカラー画像形成単位層を構
成する上下“2層に用いられる高感度および低感度乳剤
層は互に重ね合せて支持体上に設けられるがこの2つの
層は所望により親水性コロイド層たとえばゼラチン層の
如き中間層を介して隣接せしめることができる。
既に述べた如くこれら2つの乳剤層は各々感度が異なる
ものであるが、露光の広いラチチユードにわたり連続的
な感応を示すためにはこれら2つの層の感度は重複する
ことが望ましい。すなわち高感度乳剤からなる上層ど低
感度乳剤からなる下層とは実質的に並置された感度をも
つことが望ましい。本発明における特徴的な高感度乳剤
からなる上層と低感度乳剤からなる下層とからなる2層
構成は多層カラー写真感光材料において、任意のカラー
画像形成単位層に適用することができるが、こわらのカ
ラー画像形成単位層には、一般にp−フエニレンジアミ
ン系発色現像剤によつて発色するカプラーが含有せしめ
られる。
たとえば青感性ハロゲン化銀乳剤層には2位のカルボニ
ルに挟まれた活性メチレン基を有するイエロ−カプラー
、緑感性ハロゲン化銀乳剤層には5−ピラゾロンマゼン
タカプラー、たとえば特公昭48−27930号、同5
5−100631号、同54−37494号、特開昭4
9−117034号、同49−23033号各公報等に
記載されている如きものをはじめとする種々の5−ピラ
ゾロンマゼンタカプラー、赤感性ハロゲン化銀乳剤層に
はナフトール系、フエノール系のシアンカプラー等が含
有せしめられ、またこわらのカプラーは所謂2当量カプ
ラーあるいは4当量カプラーであつてもよく、また活性
点にたとえばカツプリングに際して脱離可能なアリール
アゾ基′るいは拡散性色素基を結合せしめた所謂マスキ
ングカプラー等であつてもよい。さらにこれらのカプラ
ーは分子中に水溶性を付与する基たとえばスルホン酸基
、カルボキシル基等を含有してもよい。またこれらのカ
プラーのうち親油性のものは高沸点有機溶剤たとえばジ
ブチルフタレート等に溶解し分散するかもしくは低沸点
有機溶剤たとえばクロロホルム、アセトンジメチルホル
ムアミド等に溶解分散することもできる。また水溶性の
カプラーはアルカリ等に溶解し直接ハロゲン化銀乳剤に
添加することができる。とくに本発明の好ましい実施態
様においては、上層には下層より発色速度の小さいカプ
ラーを使用することが望ましいが、これらのカプラーの
中で上層および下層に使用できる好ましいカプラーの代
表的な組合せとしてはたとえば次の如きものを挙げるこ
とができる。上記の組合せ以外にも発色速度の異なるカ
プラー組合せは多数あり、勿論本発明においてはそれら
の組合せのなかから目的に応じて任意のものを選択して
使用することができる。
本発明における上下2層構成をカラーネガフイルムの赤
感性および緑感性乳剤層に適用するときはカラーレスカ
プラーと力ラードカプラーとを併用することが望ましい
が、しかし目的によつては通常行なわれている一般的な
カプラー使用法とは異なり全く補色関係すらも無視した
カプラー使用法を適用することができる。
すなわち、たとえばカラー航空写真感光材料やカラーレ
ントゲン写真感光材料における如き使用法でもさしつか
えない。本発明において使用されるメルカプタン型現像
抑制剤放出性化合物は上下2層構成によるカラー画像形
成単位層以外の層に含有せしめることもできる。たとえ
ば青感性、緑感性および赤感性乳剤層より構成される多
層カラー写真感光材料において青感性および赤感性乳剤
層はそれぞれ単層より構成さへ緑感性乳剤層のみが上下
2層で構成されているとき、メルカプタン型現像抑御剤
放出性化合物は上下2層構成の緑感性乳剤層のみならず
青感性および/または赤感性乳剤層に含有せしめること
ができる。またさらには非感光性乳剤層、中間層等に含
有せしめることもできる。本発明において使用される上
層の高感度乳剤には一般に下層の低感度乳剤層中に用い
られるハロゲン化銀粒子よりも幾分粗い粒子のハロゲン
化銀が用いられる。
高感度ハロゲン化銀粒子は一般に平均粒径が少なくとも
0.75ミクロンであり、本発明においては1ミクロン
より大きいものを用いるのが望ましい。このような上下
層乳剤に含有せしめられるメルカプタン型現像抑制剤放
出性化合物の量は化合物の種類、含有せしめられる層の
種類等によつて異なるが、概して上層に含有せしめる場
合にはハロゲン化銀1モル当り0.01〜27相当量が
好ましく、また下層に含有せしめる場合には0.05〜
107相当量が好ましい。そして、これらのメルカプタ
ン型現像抑制剤放出性化合物は1種類を単独で用いるこ
ともできるが、目的によつては2種以上を併用してもよ
い。多層カラー写真感光材料において極めて有用な感光
性ハロゲン化銀乳剤層の配置は、支持体上に赤感性、緑
感性および青感性ハロゲン化銀乳剤層を順次重層塗布し
たものである。
か\る各感光乳剤層において銀像が現像され、該銀像に
対応してそれぞれの層にシアン マゼンタ、イエロ一の
染料像が形成され、カラー画像が得られる。これらの染
料を形成せしめるための発色現像に用いる発色現像主薬
としてはフエニレンジアミン類およびそれらの置換誘導
体があり、代表的な発色現像主薬としてはたとえばN−
N−ジエチル−p−フエニレンジアミン、N−エチル−
N−ヒドロキシエチル−p−フエニレンジアミン、N−
エチル−N−ヒドロキシエ手ル一p−フエニレンジアミ
ン、N−エチル−N−ヒドロキシエチル−2−メチル−
p−フエニレンジアミン、N−エチル−N−β−メタン
スルホンアミドエチル−3−メチル−4−アミノアニリ
ン等の硫酸塩、塩酸瓢亜硫酸塩等がある。これら以外の
フエニレンジアミン発色現像王薬も含め、これらはいず
れも本発明の多層カラー写真感光材料を発色現像する際
に有効に用いられる。本発明の多層カラー写真感光材料
において、感光乳剤を作成するために有利に用いられる
親水性コロイドには、ゼラチン、コロイド状アルブミン
寒天、アラビアゴム、アルギン酸、たとえばアセチル含
量19〜26%にまで加水分解されたセルローズアセテ
ートの如きセルローズ誘導体、アクリルアミド、イミド
化ポリアクリルアミド、ゼイン、たとえばビニルアルコ
ール−ビニルシアノアセテートコポリマーの如きウレタ
ンカルボン酸基またはシアノアセチル基を含むビニルア
ルコールポリマー、ポリビニルアルコール、ポリビニル
ピロリドン,加水分解ポリビニルアセテート、蛋白質ま
たは飽和アシル化蛋白質とビニル基を有するモノマーと
の重合で得られるポリマー等が包含される。
また感光乳剤に用いられるハロゲン化銀としては、臭化
銀、塩化銀,沃臭化銀,塩臭化銀、塩沃臭化銀等の通常
ハロゲン化銀写真乳剤に使用される任意のものが包含さ
れる。本発明の多層カラー写真感光材料に用いられるハ
ロゲン化銀乳剤は通常行なわれる製法をはじめ種々の製
法、たとえば正混合法、同時混合法またはたとえば特公
昭46−JカモV2号公報に記載されている如き方法、あ
るいは米国特許第2592250号明細書に記載されて
いる如き方法、すなわち溶解度が臭化銀よりも大きい少
なくとも一部の銀塩からなる銀塩粒子の乳剤を形成し、
次いでこの粒子の少なくとも一部を臭化銀塩または沃臭
比銀塩に変換する等の所謂コンバージヨン乳剤の製法、
あるいは特公昭46−18103.号公報及び特開昭4
8−65925号公報に記載されている如き粒度分布も
しくは沃化銀分布を調整したハロゲン比銀乳剤の製法、
あるいは0.1μ以下の平均粒径を有する微粒子状ハロ
ゲン比銀からなるリツプマン乳剤の製法等全ゆる製法に
よつて作成することができ、これらの製法で製造さねる
乳剤の中で粒度分布が狭いハロゲン化銀乳剤及び沃化銀
分布の均一なハロゲン比銀乳剤は本発明に使用されるメ
ルカプタン型現像抑制剤放出性化合物の使用に際して、
特に好ましい。
このハロゲンン比銀乳剤は化学増感剤、たとえばアリル
チオカルバミド、チオ尿素、アリルイソチオシアネート
、シスチン等の硫黄増感剤、活性あるいは不活性のセレ
ン増感剤、たとえばカリウムクロロオーレート、オーリ
ツクトリクロライド、カリウムオーリツクチオシアネー
ト、2−オーロチアベンゾチアゾールメチルクロライド
等の金(ヒ合物、たとえばアンモニウムクロ「]パラデ
ート、ナトリウムクロロパラタイト等のパラジウム比合
物、たとえばカリウムクロロブラチネート等のプラチニ
ウム比合物、ルテニウム比合物、ロジウム比合物、イリ
ジウム比合物等の貴金属増感剤またはこのような増感剤
の組合せを用いて増感することができる。またこの乳剤
は比学増感以外にも還元剤で還元増感することができ、
トリアゾール類、イミダゾール類、アザインデン類、ベ
ンゾチアゾリウム比合物亜鉛比合物、カドミウム比合物
、メルカプタン類またはこれらの混合物で安定比するこ
とができ、また子オエーテル型、第4級アンモニウム塩
型またはポリアルキレンオキサイド型の増感比合物を含
有せしめることができる。そしてまたこの乳剤は、たと
えばグリセリン、1,5−ペンタンジオール等のジヒド
ロキシアルカン、エチレンビスグリコール酸のエステル
、ビス−エトキシジエチレングリコールサクシネート、
乳化重合によつて得られる水分散性の微粒子状高分子比
合物等の湿潤剤、可塑剤、膜物性改良剤等を含有せしめ
ることができ、またエチレンイミン系比合物、ジオキサ
ン誘導体、オキシポリサッカラード、ジカルボン酸クロ
ライド、メタンスルホン酸のビスエステル等の硬膜剤、
サポニン、スルホコハク酸塩等の塗布助剤、螢光増白剤
、帯電防止剤、アンチステイン剤等の種々の写真用添加
剤を含有せしめることができる。本発明の多層カラー写
真感光材料に用いられる青感性乳印L緑感性乳剤および
赤感性乳剤は、それぞれ所望の感光波長域に感光性を付
与するために、適当な増感色素を用いて光学増感される
増感色素としてはシアニン色素、メロシアニン色素、複
合シアニン色素等種々のものを用いることができ、また
それぞれ増感色素を1種あるいは2種以上組合せて用い
ることができる。本発明の多層カラー写真感光材料は、
必要に応じて前記の如き種々の写真用添加剤を含有せし
めた青感性乳剤層、緑感性乳剤層、赤感性乳剤層および
その他の構成層をコロナ放電処理、火炎処理または紫外
線照射処理を施した支持体上に、または下引層、中間層
を介して支持体上に塗設することによつて製造される。
有利に用いられる支持体としてば、たとえばバライタ紙
、ポリエチレン被覆紙、ポリプロピレン合成紙、ガラス
楓セルローズアセテート、セルローズナイトレート、た
とえばポリエチレンテレフタレート等のポリエステルフ
イルム、ポリアミドフイルム、ポリカーボネートフイル
ム、ポリスチレンフイルム等があり、これらの支持体は
それぞれ多層カラー写真感光材料の使用目的に応じて適
宜選択される。本発明においては各感光乳剤層(カラー
画像形成単位層)をいかなる配列とした場合にも前記の
如く本発明の目的とする作用効果を良効に発揮せしめる
ことができるが、たとえは撮影用写真感光材料の場合に
は、とくに支持体側から順次赤感性乳剤層、緑感性乳剤
層、青感性乳剤層の配列とするのが好ましく、またたと
えば印画用写真感光材料の場合には、支持体側から順次
青感性乳剤層、緑感性乳剤層、赤感性乳剤層の配列とす
るのが好ましい。さらにこれらの乳剤層に組合せてフィ
ルタ一層、カール防止層;保護層、アンチハレーシヨン
層等の種々の層を構成層として適宜用いることができる
。これらの構成層には結合剤として前記の如き感光乳剤
に用いることができる親水性コロイドを同様に用いるこ
とができ、またその層中には前記の如き感光乳剤中に含
有せしめることができる種種の写真用添加剤を同様に含
有せしめることができる。本発明の多層カラー写真感光
材料は、露光後通常のカプラー含有内型ハロゲン1ヒ銀
カラー写真感光材料に用いられる発色現像法で発色現像
するのが有利である。
反転法ではまず黒白ネガ現像液で現像し、次いで白色露
光を与えるか、あるいはカプリ剤を含有する浴で処理し
、さらに発色現像主薬を含むアルカリ現像液で発色現像
する。発色現像後、酸比剤としてフエリシアニドまたは
アミノポリカルボン酸の第2鉄塩等を含有する漂白液で
漂白処理し、さらにチオサルフエート等の銀塩溶剤を含
有する定着液で定着処理して銀像と残存ハロゲン比銀を
除き、染料像を残す。漂白液と定着液とを用いる代りに
アミノポリカルボン酸の第2鉄塩等の酸比剤とチオサル
フエート等の銀塩溶剤とを含有する一浴漂白定着液を用
いて漂白定着することもできる。また発色現像、漂白、
定着、または発色現像、漂白定着に組合せて、水洗、停
止、安定等の各処理を施すことができる。これらの処理
工程はたとえば30℃以上の高温でしかも極めて短時間
内に行なうこともできる。以下実施例により本発明を例
証するが、本発明の実施の態様がこれにより限定される
ものではない〜 実施例 1 セルローズトリアセテートフイルムからなる支持体上に
下記の各層を支持体側より順次設層して試料1を作成し
た。
層−1・・・・・・ハレーシヨン防止層 黒色コロイド銀をゼラチン水溶液中に分散せしめゼラチ
ン3f1/M2、銀0.3y/M2の割合で塗布した。
層−2・・・・・・シアン形成赤感性ハロゲンF5銀乳
剤層シアンカプラーとしての1−ヒドロオキシ−4−(
2−エトキシカルボニルフエニルアゾ)−N−〔α−(
2,4−ジ一t−アミルフエノキン)ブチル〕−2−ナ
フトアミド5重量部および1−ヒドロオキシ−N−〔α
−(2,4−ジ一t−アミルフエノキシ)ブチル〕−2
−ナフトアミド20重量部との混合物をトリ−0−クレ
ジルフオスフエートに溶解しゼラチン水溶液中に分散せ
しめたものを含む沃臭比銀ゼラチン乳剤を、ゼラチン4
57/M2、銀3.47/M2およびシアンカプラー1
.47/M2の割合で、かつ乾燥膜厚6.5μとなるよ
うに塗布した。
この乳剤は8モル%の1y沃化銀を含む粒径1.5〜0
.7μの高感度沃臭化銀乳剤と8モル%の沃化銀を含む
粒径0.5〜0.2μの低感度沃臭化銀乳剤の混合乳剤
(1:1)で赤光色(600〜700nm)に感するよ
う増感色素によつて光学増感されている。
層−3・・・・・・中間層 ゼラチン水溶液をゼラチン1.37/M2の割合で塗布
した。
層−4・・・・・・マゼンタ形成緑感性低感度ハロゲン
化銀乳剤層マゼンタカプラーとしての1−(2,4,6
−トリクロロフエニノ(ハ)−3−{3−〔α一(2,
4−ジ一t−アミルフエノキシ)−アセトアミド〕アニ
リノ}−4−(メトキシフエニルアゾ)−5−ピラゾロ
ン5重量部と1−(2,4,6−トリクロロフエニル)
−3−〔3−(α−2,4−ジ一t−アミルフエノキシ
)アセトアミド〕ベンツアミド一5−ピラゾロン26重
量部(モル比1:6.9)と現像抑制剤放出性化合物と
しての例示化合物(8)2重量部との混合物をトリ−0
−クレジルフオスフエートに溶解し、ゼラチン水溶液中
に分散せしめたものを含む沃臭化銀ゼラチン乳剤を、ゼ
ラチン2.97/M2、銀1.4y/m”およびマゼン
タカプラー2種と例示化合物(8)の混合物0.97/
M2(銀に対してカプラー10モル%相当)の割合でか
つ乾燥膜厚4.0μになるように塗布した。
この乳剤は粒径0.8〜0.5μで5.5モル%の沃化
銀を含む沃臭化銀乳剤であり、緑色光(500〜600
nm)に感するよう増感色素によつて光学増感されてい
る。
層−5・・・・・・マゼンタ形成緑感性高感度ハロゲン
化銀乳剤層マゼンタカプラーとしての1−(2,4,6
−トリクロロフエニル)−3−{3−〔α−(2,4−
ジ一t−アミルフエノキシ)アセトアミド〕アニリノ}
−4−(メトキシフエニルアゾ)−5−ピラゾロン5重
量部と1−(2,4,6−トリクロロフエニル)−3−
{3−〔α−(2,4−ジ一t−アミルフエノキシ)ア
セトアミド〕ベンツアミド}一5−ピラゾロン26重量
部(モル比1:6.9)ZUと現像抑制剤放出性化合物
としての例示化合物(8)0.2重量部との混合物をト
リ−0−クレジルフオスフエートに溶解しゼラチン水溶
液中に分散せしめたものを含む沃臭化銀ゼラチン乳剤を
ゼラチン2.5V/M2、銀1.7f1/M2マゼンタ
カプラー2種と例示化合物(8)の混合物0.387/
M2(銀に対してカプラー3.5モル%相当)の割合で
、かつ乾燥膜厚を3.0μになるように塗布した。
この乳剤は粒径1.5〜0.7μで12モル%の沃化銀
を含む沃臭化銀乳剤であり、緑色光(500〜600n
m)に感するよう増感色素によつて光学増感されている
。層−6・・・・・・中間層 ゼラチン水溶液をゼラチン1.3y/M2の割合で塗布
した。
層−7・・・・・・黄色フイルタ一層 黄色コロイド銀をゼラチン水溶液中に分散せしめ、銀0
.17/M2、ゼラチン1.37/M2の割合で塗布し
た。
層−8・・・・・・イエロ一形成青感性ハロゲン化銀乳
剤層イエロ−カプラーとしてα一(4−ニトロフエノキ
シ)−α−ピバリル一5−〔γ一(2,4−ジ一t−ア
ミルフエノキシ)−ブチルアミド〕−2−クロロアセト
アニライドをジブチルフタレートに溶解し虫゛ラチン水
溶液中に分散せしめたものを含む沃臭化銀ゼラチン乳剤
をゼラチン4.07/M2、銀17/M2およびイエロ
−カプラー1.67/M3の割合で、かつ乾燥膜厚6.
0μとなるように塗布した。
この乳剤は7モル%の沃化銀を含み青色光(400〜5
00nm)に感する。
層−9・・・・・・保護層 ゼラチン水溶液をゼラチン1.3y/m”の割合で塗布
した。
別に前記試料1における層−4および層−5からなるマ
ゼンタ画像形成単位層を併せて下記の如き1層で構成し
、かつ現像抑制剤放出性化合物を含ませない他は試料1
と同一の構成による比較試料1を作成した。
すなわち比較試料1のマゼンタ画像形成単位層は8モル
%の沃化銀を含む粒径1.5〜0.7μの高感度沃臭化
銀乳剤と8モル%の沃化銀を含む粒径0.5〜0.2μ
の低感度沃臭化銀乳剤を等モルの割合で混合し、ゼラ手
ン5.47/M2、銀3.0y/M2およびマゼンタカ
プラー(試料1の層4において使用した2種のマゼンタ
カラーと同一のものを同一の割合で混合使用)1.35
7/M2(銀に対してカプラーJャc求淘鞄磨jの割合で
、かつ乾燥膜厚7.0μとなるように塗布した。また前
記試料1における層−4および層−5に代えて、それぞ
れ現像抑制剤放出性化合物を含まない下記の各層を用い
た他は試料1と同一の構成による比較試料2を作成した
。層−4・・・現像抑御剤放出性化合物を含まず、かつ
粒径0.8〜0.2μの沃臭化銀乳剤を用いた他は試料
1における層−4と同一。
層−5・・・現像抑制剤放出性化合物を含まず、かつ銀
1.47/M2およびマゼンタカプラー2種0.317
/M2(銀に対してカプラー3.5モル%相当)の割合
で塗布した他は試料1における層−5と同一。
なお、これらの乳剤は現像抑制剤放出性化合物を含有せ
しめない場合に最も良好な感度、階調性が得られるよう
に調整されたものである。
これらの試料および比較試料に青色光、緑色光、赤色光
の分解露光および白色光露光をそれぞれ光楔を通して与
えた後、下記の処理工程にしたかつて発色現像処理を行
なつた。
各処理工程において使用した処理液組成は下記の如くで
ある。
発色現像液組成: / 次いで試料および比較試料に形成されたカラー画像につ
いて、カブリ、感度、粒状性、鮮鋭性および各カラー画
像形成単位層に及ぼされるインターイメージ効果を測定
した。
その結果を下記の各実施例の結果とともにまとめて第1
表に示す。なお、表中各カラー画像形成単位層のカブリ
、感度、粒状性および鮮鋭性は白色露光を与えた場合の
測定値であり、カブリは最小濃度値よりマスク濃度を減
じた値、感度は白色露光を与えた試料1のマゼンタ画像
形成単位層の感度値を100とした相対的な値、粒状性
(RMS)は円形走査口径が2.5μのミクロデンシト
メーターで走査したときに生じる濃度値の変動の標準偏
差の1000倍値、鮮鋭性(UO5)はモジユレーシヨ
ン・トランスフア一・フアクタ一が50%に減少する空
間周波数値を表わす。またインターイメージ効果は、各
画像形成単位層毎にアナリチカル濃度を測定してアナリ
チカルガンマを求め、下記の値をもつて表わした。
なお、この数値が大きい程インターイメージ効果を大き
く受けたことを示す。インターイメージ効果: 本発明に係る試料1は比較試料1および2に比べ写真特
性が優れており、特にマゼンタ画像形成単位層に及ぼす
インターイメージ効果が優れている。
実施例 2 実施例1の試料1における層−4および層−5に代えて
、それぞれ下記の各層を用いた他は試料1と同一の構成
による試料2を作成した。
層−4・・・5.5モル%の沃化銀を含む沃臭化銀を用
いた他は試料1における層−4と同一。
層−5・・・12モル%の沃化銀を含む沃臭化銀を用い
、力ラードマゼンタカプラーとして1一(2,4,6−
トリクロロフエニル)−3一{3−〔α−(2,4−ジ
一t−アミルフエノキシ)アセトアミド〕ベンズアミド
}−4−(4′−メトキシフエニルアゾ)−5−ピラゾ
ロンを用い、力ラードマゼンタカプラーとカラーレスマ
ゼンタカプラーの組合せ使用量を前者10重量部に対し
後者8.3重量部とし、かつゼラチン1.07/M2お
よびマゼンタカプラー2種と例示化合物(6)の混合物
0.27/M2(銀に対してカプラー1.7モル%相当
)の割合で乾燥膜厚1.5μとなるように塗布した他は
試料1における層−5と同一。
これを実施例1と同様の操作によつて露光し、発色現像
処理し、得られたカラー画像の写真特性を測定した。
その結果を第1表に示す。本発明に係る試料2はマゼン
タ画像形成単位層の写真特性、特にその感度、粒状性一
鮮鋭性において優れており、またマゼンタおよびシアン
画像形成単位層に及ぼすインターイメージ効果が極めて
優れている。実施例 3実施例1の試料1における層−
4および層−5に代えて、それぞれ現像抑制剤放出性化
合物として例示化合物(5)を用いたものを使用し、か
つ層2に代えて下記の2層構成よりなるシアン画像形成
単位層を用いた他は試料1と同一の構成による試料3を
作成した。
層−2の1・・ウアン形成赤感性低感度ハロゲン化銀乳
剤層(支持体側)シアンカプラーとしての1−ヒドロキ
シ−4−〔4−(2−ヒドロキシ−3,6−ジスルフオ
一1−ナフチルアゾ)アニリノカルボニルオキシ〕−N
−〔δ一(3−n−ドデシルオキシフエノキシ)ブチル
〕−2−ナフトアミド(2)ナトリウム塩2重量部と1
−ヒドロキシ−N−〔α−(2,4−ジ一t−アミルフ
エノキシ)ブチル〕−2−ナフトアミド13.4重量部
と現像抑制剤放出性化合物としての例示化合物(5)0
.2重量部との混合物をトリ−0−クレジルフオスフエ
ートに溶解しゼラチン水溶液中に分散せしめたものを含
む沃臭化銀ゼラチン乳剤を、ゼラチン2.5y/M2銀
1.6y/M2およびシアンカプラー2種と例示化合物
(5)の混合物0.857/M2の割合で、かつ乾燥膜
厚4μになるように塗布した。
この乳剤は粒径0.5〜0.3μで5モル%の沃化銀を
含む沃臭化銀乳剤であり、赤色光(600〜700nm
)に感するよう増感色素によつて光学増感されている。
層−2の2゜・・シアン形成赤感性高感度ハロゲン化銀
乳剤層シアンカプラーとしての1−ヒドロキシ−4−〔
4−(2−ヒドロキシ−3,6−ジスルフオ一1−ナフ
チルアゾ)アニリノカルボニルオキシ〕−N−〔δ−(
3−n−ドデシルオキシフエノキシ)ブチル〕−2−ナ
フトアミド(2)ナトリウム塩2重量部と1−ヒドロキ
シ−N−〔α一(2,4−ジ一t−アミルフエノキシ2
Iブチル〕−2−ナフトアミド13.4重量部と現像抑
制剤放出性化合物としての例示化合物(5)0.2重量
部との混合物をトリ−0−クレジルフオスフエートに溶
解しゼラチン水溶液中に分散せしめたものを含む沃臭化
銀ゼラチン乳剤を、ゼラチン1.07/m”銀2.07
/M2およびシアンカプラー2種と例示化合物(51の
混合物0.15y/m゛の割合で、かつ乾燥膜厚2.5
μになるように塗布した。
この乳剤は粒径1.5〜0.7μで7モル%の沃化銀を
含む沃臭化銀乳剤であり、赤色光(600〜700r1
rr1)に感するよう増感色素によつて光学増感されて
いる。
別に前記試料3における層−2の1および層一2の2に
代λて、それぞれ現像抑制剤放出性化合物を含まない下
記の各層を用いた他は試料3と同一の構成による比較試
料3を作成した。
〉乏層−2の1・・・現像抑制剤放出性化合
物を含まずかつ6モル%の沃化銀を含む粒径0.7〜0
.3μの沃臭化銀乳剤を用い、シアンカプラー2種0.
85V/Mgの割合で塗布した他は試料8における層−
2の1と同一。層−2の2・・・現像抑制剤放出性化合
物を含まずかつ銀1.47/M2およびシアンカプラー
2種0.157/m゛の割合で塗布した他は試料3にお
ける層−2の2と同一。
なお、これらの乳剤は現像抑制剤放出性化合物を含有せ
しめない場合に最も良好な感度、階調性が得られるよう
に調整されたものである。
これらの試料および比較試料を実施例1と同様の操作に
よつて露光し、発色現像処理し、得られたカラー画像の
写真特性を測定した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 支持体上に赤感性ハロゲン化銀乳剤からなるカラー
    画像形成単位層と緑感性ハロゲン化銀乳剤からなるカラ
    ー画像形成単位層と青感性ハロゲン化銀乳剤からなるカ
    ラー画像形成単位層とを有する多層カラー写真感光材料
    において、前記各カラー画像形成単位層の少なくとも1
    つは、上層と該上層よりも支持体側に位置する下層とを
    含む複数の層で構成され、前記上層は前記下層に比して
    高い感度と小さい最大発色濃度とを有しており、前記上
    層は沃化銀含有量が6モル%以上のハロゲン化銀乳剤を
    含有し、かつ前記下層は前記上層に含有されるハロゲン
    化銀乳剤より少なくとも2モル%少ない沃化銀含有量を
    有するハロゲン化銀乳剤を含有するとともに、前記上層
    と前記下層の少なくとも1つに発色現像主薬の酸化生成
    物と反応して実質的に無色の化合物を生成する下記一般
    式で示されるメルカプタン型現像抑制剤放出性化合物を
    含有することを特徴とする多層カラー写真感光材料。 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Zは炭素環核または複素環核を形成するに必要
    な非金属原子群、Yはチオエーテル結合が開裂したとき
    にイオウ原子と一緒になつて現像抑制作用を有するメル
    カプタン型化合物を形成する基、Aは酸素原子または=
    NR′基(R′は水酸基または置換基を有してもよいア
    ミノ基)を表わす。 〕
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