JPS59157159A - 塗料用樹脂組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規にして有用なる塗料用樹脂組成物に関し、
さらに詳細には、水溶性（水分散性）ビニル系重合体と
特定の微粉末状ポリフッ化ビニリデンとを含んで成る、
耐候性、耐水性、耐食性、および諸物性の優れた塗膜を
与える樹脂釦膚物に団すス。

溶剤類の排出規制対策の一環として、近年は、水溶性ま
たは水分散性のアクリル樹脂系塗料が広く使用されるに
及んでいるが、こうしたタイプの塗料は基本的に耐水性
および耐食性に劣るという欠点があった“。

したがって、そうした面の改良が望まれてはいるが、目
下の処では、まだ有効なものが見出されるには到ってい
ない０ しかるに、本発明者らはこうした実状に鑑みて鋭意研究
した結果、上述の如き水溶性ないしは水分散性の塗料系
にボリフ、化ビニ、リデンの微粉末を添加することによ
シ耐水性も耐食性も著しく向上するのみならず、耐候性
および諸物性にも優れた塗膜が得られることを見出して
、本発明を完成させるに至つた。

すなわち、本発ＢＡ社必須の成分として、水溶性のビニ
ル系重合体および／または水分散性のビニル系重合体（
４）と、ボリフ、化ビニリデン微粉末（Ｂ）とを、前者
重合体（Ａ）の３０〜９５重量部ニア０〜５重す一部な
る割合で含んで成る塗料用樹脂組成物を提供するもので
ある。

ここにおいて、上記の水溶性（水分散性）ビニル系重合
体（４）としては従来公知のものがいずれも使用できる
が、そのうちでも代表的なものを例示すれば、カルボキ
シル基含有ビニル系重合体をアンモニア、アミン類また
は金属水酸化物類などで中和して水溶性ないしは水分散
性となしたもの；塩基性窒素原子を有したビニル系重合
体を敵性物質で中和して水溶性ないしは水分散性となし
たもの；おるいはビニル単量体の混合物を乳化重合せし
めて得られるエマルジョン型ビニル系重合体などである
。

かかるビニル系重合体（４）を調製するにざいして使用
されるビニル単量体の代表的なものには、メチル（メタ
）アクリレート、エチル（メタ）アクリレート、ブチル
（メタ）アクリレート、２−エチルヘキシル（メタ）ア
クリレート、ラウリル（メタ）アクリレート、シクロヘ
キシル（メタ）アクリレートもしくはベンジル（メタ）
アクリレートの如き（メタ）アクリル酸のアルキルエス
テル類；β−ヒドロキシエチル（メタ）アクリレート、
β−ヒドロキシプロピル（メタ）アクリレートもしくは
δ−ヒドロキシブチル（メタ）アクリレートの如き（メ
タ）アクリル酸のヒドロキシアルキルエステル類；マレ
イン酸、フマル酸もしくはイタコン酸の如き不飽和二塩
基酸のモノ−もしくはジアルキルエステル 族ビニル化合物；（メタ）アクリルアミド、Ｎ−メチロ
ール（メタ）アクリルアミドもしくＦＪ．Ｎ−アルコキ
シメチノド（メタ）アクリルアミドの如き不飽第１１ア
ミド類；（メタ）アクリルば、マレイン酸、フマル酸も
しくはイタコアｍｌの如き不飽和カルボン酸類；さらｅ
こけ（メタ）アクリロニトリル、酢酸ビニル、塩化ビニ
ルジメチルアミノエチル（メタ）アクリレートまたはジ
エチルアミノエチル（メタ）アクリレートなどがある。

ところで、前記の水溶性（水分散性）ビニル系重合体は
非架橋タイプとしても架橋タイプとしても使用すること
ができるが、そのうち架橋タイプとして使用する場合に
は、水酸基、カルポギクル基または３級アミン基の如き
官能基を含有する前掲の如き単量体を共重合せしめるか
、あるいは予め得られたビニル系（共）重合体中に周知
慣用の方法で不飽和結合を導入すればよく、そして当該
架橋タイプにあっては、更にアミノ樹脂、ブロックイノ
シアネート化合物、ポリエポキシ化合物またはポリアジ
リジン化合物の如き慣用の硬化剤やナフテン酸コバルト
またはナフテン酸亜鉛の如き慣用の硬化促進剤（ドライ
ヤー）をも使用することができる。

そして、前掲した如き単量体類から水溶性のビニル系重
合体を調製するには、カルボキシル基含有単量体を必須
のものとした単量体混合物を水に可溶な溶剤中で、周知
慣用の方法によりラジカル共重合せしめたのち、得られ
る共重合体をアミン類またはアンモニアの如き塩基性物
質で中和させてから水を添加せしめればよい。

また、前掲した如き単量体類から水分散性のビニル系重
合体を調製するには、アニオン系界面活性剤または非イ
オン系片面活性剤の如き周知慣用の界面活性剤の存在下
に、該単量体類の混合物を慣用のレドックス重合法に従
って共重合せしめればよい。

かくして得られる水溶性（水分散性）のビニル系重合体
（Ａ）の単量体組成としては、所望の鮮映性を有する産
膜を得るためにはメチル（メタ）アクリレートまたは（
メタ）アクリロニトリルの如き単量体を少なくとも１０
重量％用いるべきである。

そして、当該ビニル系重合体（２）は水溶性タイプのも
のか、水分散性タイプのもののいずれか一方を使用して
も、これら両タイプのものを併用してもよい。

他方、前記したボリフ、化ビニリデン微粉末（Ｂ）とし
て代表的なものには乳化重合法により得られるものがあ
って、たとえばｒ　ＫＹＮＡＲ−５００Ｊ　（米国ベン
トウオルト・ケミカル社製品）−！たは「ＫＦポリマー
」〔呉羽化学工業ｅＪｉｕ品〕なる市販品を使用するこ
とができる。

そして、当該微粉末（Ｂ）の使用量としては、前記ビニ
ル系重合体（４）の６０〜９５歇量部、爵ましくは５０
〜９０重景部に置火て、５〜７０重量部、好ましくは１
０〜５〔］重量、　　部となる割合が適当であシ、当該
微粉末Ｃｌ５）の使用量を５重量部未満とすると耐候性
、耐食性および耐水性が不十分となるし、７０重量部を
越えると塗膜の外観や基材に対する＋Ｊ”ｉｎ性が低下
するので、上述の如き割合とすべきである。

かくして得られる本発明の組成物はそのまま使用しても
よいし、あるいは必要に応じて、さらに顔料、顔料分散
剤電たは前掲した如き硬化剤などを配合せしめた形で使
用してもよい。

而（−て、本発明の組成物′（ｉ：１５０〜２５００程
度の温度で１〜６０分間程度焼き付けることにより耐水
性、耐食性、耐候性および諸物性の優れた硬化塗膜が得
られる。

次に、本発明を参考例、実施例および比較例により具体
的に説明するが、部およびチは特に断りのない限り、す
べて重量基準であるものとする。

参考例１〔ビニル系重合体（４）の調製例〕温度計、攪
拌機、冷却管および窒素導入管を備えた反応器にエチル
セロソルブの６６７部を仕込んで窒素気流下で１１０Ｃ
に昇温し、次いでメチルメタクリレ°−ト（ＭＭＡ　）
の３５０部、エチルアクリレ−）　（ＥＡ　）の４５０
部、β−ヒドロキシエチルアクリレート（ＨＥＡ　）の
５０部、アクリル１ｌｌ（ＡＡ）の１５０部、ｔ−ブチ
ルパーオキシオクトエ−）　（ＴＢＰＯ）の２０部およ
びｔ−ブナルバーオキシベンゾエート（ＴＢＰＢ　）の
５部からなる混合物を滴下し、その後も同温度に１０時
間保持して、不撞発分（ＮＹ）が６０％なるビニル系重
合体を得た。

しかるのち、６０Ｃに降温して２１０部のトリエチルア
ミンを添加したのち、イオン交換Ｘ１１５０部を添加し
てＷが４０俤なる水溶性のビニル系重合体囚を・出た。

以下、これを樹脂（Ａ−１）と略記する。

参考例２（同上） 共重合さすべき単量体としてＪす犠２００部、ＦＡ　４
５０部、アクリロニトリル（ＡＮ）の１５０部、ＨＥＡ
　５０部、およびＡＡ１５０部からなる混合物を使用す
るように変更した以外は、参考例１と同様にしてＮＶが
４０％なる水溶性のビニル系重合体（ト）を得た。以下
、これを樹脂（Ａ−２）〜と略記する。

参考例６（同上） 参考例１と同様の反応器に、イオン交換水の９００部お
よびラウリルサルフェート・ナトちラム塩の２０部を仕
込んで７０Ｃに昇温し、次いでＭＭＡ　４５０部、ＥＡ
４７０部、ＨＥＡ　５０部およびＡＡ　３０部からなる
混合物と、過硫酸アンモニウムの２部およびイオン交換
水の１００部からなる混合物とを６時間かけて滴下し、
その後も同温度に５時間保持して、Ｎｖが５０％なる水
分散性のビニル系重合体囚を得た。以下、これを樹脂（
Ａ−３）と略記する。

参考例４（同上） 共重合さすべき単量体として、ＭＭＡ　３５０部、メチ
ルアクリレ−）　（ＭＡ　）の１００部、ＥＡ４７０部
、ＨＥＡ５０部↓・よびＡＡ　　３０部からなる混合物
を使用するように変更した以外は、参考例６と同様にし
てＷが５０％なる水分散性のビニル系重合体（５）を得
た。以下、これを樹脂（Ａ−４）と略記する。

実施例１〜４および比較例１．２ 第１表に示されるような配合組成割合で塗料用樹脂組成
物を調製し、白色塗料となした。

次いで、各塗料を燐叡亜鉛処理銅板にスプレー塗装し１
．１８０Ｃで２０分間焼き付けせしめて膜厚が約４０声
なる白色塗膜を得た。

それぞれの塗膜について各性能試馴！を行なった処を、
同表にまとめて示す。

なお、表中の「ウォーターゾール　Ｓ　−６９５４は大
日本インキ化学工業■製の水溶性、メラミン樹脂であり
、「耐水性」の試験は沸騰水に３０分間浸漬させたのち
の塗膜の外観を目視によシ判定したものであり、「耐食
性」は力、ト砂を入れた塗膜を塩水噴霧試験器中に２５
０時間放置させたのち、カット線部分をセロファン・テ
ープで剥離せ・しめたさいの剥離幅を示すが、この値が
小なるほど耐食性が良好であることを意味する。

丑だ、「耐光性」シナ／シャイン・ウェザオフ−ター中
に１，５００時間入れたのらの光沢のｗ期値（未照射時
）に対する比率、つまシ光沢保持率＠）で表示するが、
この値が大きいほど耐候性が良好なることを意味する。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （４）水溶性ビニル系重合体および／′ｆたは水分散性
   ビニル系重合体の３０〜９５重量部と、 （Ｊ３）ポリフッ化ビニリデン微粉末の７０〜５重量部
   とを必須の成分として上記の割合で含んで成る塗料用樹
   脂組成物。