JP3663802B2 - 剥離紙用アンダーコート剤 - Google Patents

剥離紙用アンダーコート剤 Download PDF

Info

Publication number
JP3663802B2
JP3663802B2 JP01737597A JP1737597A JP3663802B2 JP 3663802 B2 JP3663802 B2 JP 3663802B2 JP 01737597 A JP01737597 A JP 01737597A JP 1737597 A JP1737597 A JP 1737597A JP 3663802 B2 JP3663802 B2 JP 3663802B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
release paper
meth
undercoat agent
clay
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP01737597A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10204791A (ja
Inventor
博史 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Arakawa Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Arakawa Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Arakawa Chemical Industries Ltd filed Critical Arakawa Chemical Industries Ltd
Priority to JP01737597A priority Critical patent/JP3663802B2/ja
Publication of JPH10204791A publication Critical patent/JPH10204791A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3663802B2 publication Critical patent/JP3663802B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、剥離紙用アンダーコート剤に関する。詳しくは、クレーを混合した場合にも安定に使用できる剥離紙用アンダーコート剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
ラベル、シールの粘着剤に関連する分野に用いられる剥離紙の製造は、まずポリエチレンを基紙の上にラミネートし、その上にシリコーン樹脂等の剥離溶液を塗布する方法が主流である。しかし、資源、環境問題から、紙をリサイクルして再生紙とする必要性が生じてきており、回収性の悪い前記ポリエチレン方式の剥離紙を、易回収性の剥離紙へ転換することが望まれるようになっている。
【0003】
剥離紙を易回収性にする方法としては、ポリエチレンを基紙の上にラミネートする代わりに、アンダーコート剤を基紙に塗工する方法等が提案されている。かかるアンダーコート剤としてはSBR、アクリルエマルジョン等のエマルジョン類、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド等の各種水溶性ポリマーや、無機質のクレー等が使用されている。
【0004】
前記アンダーコート剤のなかで、クレーは、一般的にアクリルエマルジョン等のエマルジョン類に比べて低コストで、しかも塗工量を多くすることができ、またポリビニルアルコール等の水溶性ポリマーと比べて高濃度塗工が可能であるという特徴を有する。また、クレーを用いたアンダーコート剤は、耐溶剤性を補強したり塗工液粘度を調整するために、通常、ポリビニルアルコールや澱粉等を併用している。しかし、クレーを用いたアンダーコート剤は、塗膜が硬くて脆いため、塗膜面が割れたり、剥離紙を裁断または加工する時に粉が発生し、作業環境、操業性が悪化する問題がある。そのため、クレーを用いたアンダーコート剤には、柔軟性を付与する目的で各種のエマルジョン類や水溶性ポリマーを併用している場合が多い。
【0005】
しかし、アンダーコート剤として一般的に用いられるエマルジョン類等には、耐溶剤性を付与する目的でアクリル酸やメタクリル酸等のアクリル酸系モノマーを重合成分の一部として用いているため、エマルジョン類とクレーを混合する際に、カルボン酸がクレー表面の正電荷へ吸着して凝集物が発生して安定に均一混合できない場合が多い。そのため、エマルジョン類等とクレーを混合したアンダーコート剤を調製する際には、pHを調節したり、燐酸塩等の酸塩を用いてクレー表面の電荷状態を変化させてカルボン酸との混合安定性を高める方法が一般的には用いられているが、これらの方法では混合安定性を十分高めることはできない。特にエマルジョン類中のカルボン酸量が多いときは殆ど効果はない。
【0006】
一方、カルボン酸を含まないエマルジョン類は、クレーとの混合安定性には優れるが、親水基となるカルボン酸がないために耐溶剤性に劣る。またポリアクリルアミドは、ガラス転移温度が高すぎるためクレーと混合して柔軟性を付与する目的で使用するのに適当でなく、単独でアンダーコート剤として使用する場合にも、シリコーンの硬化阻害を引き起こす場合があり、シリコーン樹脂との密着性が不十分である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、剥離紙用アンダーコート剤に要求されるシリコーン樹脂との密着性等の諸性能を有し、しかもクレーとの混合性にも優れた剥離紙用アンダーコート剤を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、前記課題を解決すべく、鋭意検討を重ねた結果、以下に示す特定組成のノニオン性ビニルモノマーの共重合体エマルジョンを含有してなる剥離紙用アンダーコート剤によれば、前記課題を悉く解決しうることを見出した。本発明はかかる新たな知見により完成されたものである。
【0009】
すなわち、本発明は、ノニオン性ビニルモノマーを乳化剤存在下で共重合して得られる共重合体エマルジョンを含有してなる剥離紙用アンダーコート剤であって、前記ノニオン性ビニルモノマーが、(a)アルキル基の炭素数4〜8の(メタ)アクリル酸アルキル30〜85重量%、(b)水酸基含有(メタ)アクリル酸エステル5〜60重量%及び(c)前記(a)、(b)以外のノニオン性ビニルモノマー10〜65重量%からなることを特徴とする剥離紙用アンダーコート剤、さらには前記共重合体エマルジョンに加えて、クレーを含有してなる剥離紙用アンダーコート剤に関する。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明において剥離紙用アンダーコート剤として用いられる共重合体エマルションを構成する前記ノニオン性ビニルモノマーとしては、(a)アルキル基の炭素数4〜8の(メタ)アクリル酸アルキル30〜85重量%、(b)水酸基含有(メタ)アクリル酸エステル5〜60重量%及び(c)前記(a)、(b)以外のノニオン性ビニルモノマー10〜65重量%からなる組成のものを用いる。
【0012】
(a)アルキル基の炭素数4〜8の(メタ)アクリル酸アルキルとしては、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸iso−ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル等があげられる。(a)アルキル基の炭素数4〜8の(メタ)アクリル酸アルキルは剥離紙用アンダーコート剤に柔軟性、造膜性を付与でき、シリコーンの紙表面での歩留まり率を向上させるために用いる。その使用割合はノニオン性ビニルモノマーのうち30〜85重量%使用する。使用割合の下限としては40重量%以上、上限としては80重量%以下がより好ましい。使用量が30重量%より少ない場合には、共重合体のガラス転移温度が高くなり、塗膜に柔軟性が不足してくる。一方85重量%を超える場合には、逆に塗膜の柔軟性、粘着性が強くなりすぎ、また耐溶剤性も一般に低下してくる。
【0013】
また、(b)水酸基含有(メタ)アクリル酸エステルとしては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、グリセロールモノ(メタ)アクリレート等があげられる。(b)水酸基含有(メタ)アクリル酸エステルは、共重合体に親水性基を導入して重合時の水分散性を向上し、また水酸基とシリコーンポリマーとの結合により密着性を向上させるために用いる。その使用割合はノニオン性ビニルモノマーのうち5〜60重量%である。使用割合の上限としては40重量%以下がより好ましい。使用量が5重量%より少ない場合には、塗膜表面に塗工されるシリコーンとの密着性が低下してくる。一方60重量%を超える場合には、逆に共重合体のガラス転移温度が高くなり、塗膜に柔軟性が不足してくる。またエマルジョンの粘度も高くなり作業性も低下したり、塗膜の柔軟性、粘着性が強くなりすぎる。
【0014】
また、(c)前記(a)、(b)以外のノニオン性ビニルモノマーとしては、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン等のスチレン系化合物;(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−プロピル、(メタ)アクリル酸iso−プロピル、(メタ)アクリル酸ステアリル等の(メタ)アクリル酸アルキル類;(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリロニトリル、酢酸ビニル、メチルビニルエーテル、グリシジル(メタ)アクリレート、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、ウレタンアクリレート類、ジフェニル−2(メタ)アクリロイルオキシホスフェート等の各種公知のものがあげられる。(c)前記(a)、(b)以外のノニオン性ビニルモノマーの使用割合は全量のうち、10〜65重量%である。使用割合の下限としては20重量%以上、上限としては50重量%以下がより好ましい。使用量が60重量%を超える場合には共重合体のガラス転移温度が高くなり、塗膜に柔軟性が不足し、またエマルジョンの粘度が高くなり作業性が低下する。
【0015】
本発明では(c)前記(a)、(b)以外のノニオン性ビニルモノマーのなかでもアクリルアミド、アルキル基の炭素数1〜3の(メタ)アクリル酸アルキルやスチレン系化合物を好ましく使用できる。アクリルアミドは水溶性のモノマーで塗膜の耐溶剤性に大きな効果を発揮する点で好ましく、またアルキル基の炭素数1〜3の(メタ)アクリル酸アルキルやスチレン系化合物はエマルジョンの粘度、共重合物のガラス転移温度、塗工性、塗膜の耐溶剤性に良好な効果を与える点で好ましい。特に、耐溶剤性を付与するためにはアクリルアミドを、ノニオン性ビニルモノマー全量のうちの、10〜40重量%使用するのが好ましい。
【0016】
本発明の共重合体エマルジョンは、公知のエマルジョン重合方法により、前記ノニオン性ビニルモノマーを乳化剤の存在下に共重合することにより得られる。たとえば、所定の反応容器に水を仕込み、次いで前記ノニオン性ビニルモノマー及び乳化剤を仕込み、撹拌した後、ラジカル重合開始剤を加え、攪拌下、加温する方法により行なうことができる。その他の方法としては、所定の反応容器に水を仕込み所定の温度まで加熱し、次いで前記ノニオン性ビニルモノマーと乳化剤を水中で混合しプレ乳化させた水溶液を作り、このものとラジカル重合開始剤の水溶液を所定の時間を要して連続的に滴下する方法がある。なお、ノニオン性ビニルモノマーまたはラジカル重合性開始剤の滴下方法は一括滴下、分割滴下のいずれの方法でもよい。
【0017】
前記乳化剤としては特に限定されず、例えばオレイン酸塩、ラウリル酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩等のアニオン系界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル等のノニオン系界面活性剤を例示できる。また、乳化分散能力を有する比較的低分子の高分子化合物、例えばポリビニルアルコール、およびその変性物、ポリアクリルアミド、ポリエチレングリコール誘導体、ポリカルボン酸共重合体の中和物、カゼイン等を単独あるいは上記の乳化剤と併用して使用できる。乳化剤の使用量はノニオン性ビニルモノマー全量100重量部に対し、通常、0.5〜5重量部程度が一般的でかつ好ましい。使用量が0.5重量部に満たない場合には安定したエマルジョンが生成し難く凝集物の発生も多くなる傾向にある。一方、5重量部を超える場合にはエマルジョンの粘度が高くなり効率的な高濃度エマルジョンの合成が困難になる場合があり、さらには低分子乳化剤の場合、シリコーンの密着性を低下させる原因とも成りうる。ただし、前述の乳化剤の使用量は必ずしもこの範囲に限られるものではなく、例えば高分子乳化剤の様にシリコーンの密着性に悪影響を及ぼさないと考えられる場合には5重量部以上の使用も可能である。なお、乳化剤としてカルボン酸を多く含む高分子化合物を使用する場合、その使用量によってはクレーと混合した際に凝集物を発生する可能性があるので注意を要する。
【0018】
前記ラジカル重合開始剤としては、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム等の過硫酸塩、過酸化水素、水性のアゾ系開始剤等の水溶性のラジカル重合開始剤、または前記過硫酸塩等と亜硫酸水素ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム等の還元剤とを組み合わせた形のレドックス系重合開始剤等があげられる。通常、前記開始剤の使用量は特に制限されないが、前記ノニオン性ビニルモノマー100重量部に対して通常0.5〜5重量部程度である。
【0019】
反応系の固形分濃度は通常20〜70重量%程度である。固形分濃度の下限としては30重量%以上とするのがより好ましい。また、重合時のpHは通常2〜8程度の範囲とするのがよい。反応温度は、ラジカル重合開始剤を活性化させる温度範囲であればよく通常は40〜95℃程度であり、下限としては60℃以上、上限としては90℃以下がより好ましい。反応時間は通常30分〜4時間程度である。
【0020】
このようにして得られた共重合体エマルジョンのガラス転移温度は、通常、−60〜20℃程度であり、下限としては−50℃以上、上限としては0℃以下のものが好ましい。因みに、ガラス転移温度が−60℃より低い場合には、塗膜の柔軟性、粘着性が強くなりすぎる。また、耐溶剤性も一般に低下してくる。一方、20℃を超える場合には、塗膜が硬くなって脆さが増し、クレーに混合して柔軟性を付与する目的で使用する場合にはその効果が低下してくる。
【0021】
かかる共重合体エマルジョンを含有してなる本発明の剥離紙用アンダーコート剤は、当該共重合体エマルジョンをそのまま剥離紙用アンダーコート剤として使用できる他に、クレーと混合して使用することもできる。クレーとの混合比は、特に制限されないが、固形分比で共重合体エマルジョン100重量部に対し、クレー1000重量部以下で混合できる。かかるクレーはポリビニルアルコール、澱粉等が予め配合されているものを用いることもできる。
【0022】
なお、本発明の剥離紙用アンダーコート剤を台紙に塗工するにあたっては、グリオキザール、水溶性ジルコニウム化合物等の架橋剤を併用することにより、高温高湿におけるシリコーン樹脂との密着性をさらに向上させることができる。剥離紙用アンダーコート剤の塗工方法としてはワイヤーバー、ブレードコーター、エアナイフコーター、ロールコーター等を採用でき、また乾燥はオーブン、ドラムドライヤー等の公知の乾燥装置を採用できる。さらにはキャレンダー処理を施し、所望の平滑度となるように調製してもよい。
【0023】
【発明の効果】
本発明の特定組成のノニオン性ビニルモノマーの共重合体エマルジョンからなる剥離紙用アンダーコート剤は、易回収性の剥離紙に適し、しかもソルベント型、ソルベントレス型、エマルジョン型の各種シリコーン樹脂を基紙に塗工した場合にも紙層及びアンダーコート層中に溶媒、水およびシリコーン樹脂が浸透することなく、かつシリコーン樹脂との密着性が良好で、塗工性、機械的安定性にも優れている。また、本発明の共重合体エマルジョンからなる剥離紙用アンダーコート剤は、クレーに対しても安定に混合でき、クレーコート層に耐溶剤性と柔軟性を付与することもできる。
【0024】
【実施例】
以下に、製造例、実施例および比較例をあげて、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0025】
実施例1
攪拌機、還流冷却器、窒素ガス導入管、モノマー滴下ロート及び温度計を備えた反応容器に、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩(商品名ネオゲンR、第一工業製薬(株)製)1g及び水150gを仕込んだ。次いで、アクリル酸n−ブチル61g、2−ヒドロキシエチルメタクリレート14g、アクリロニトリル7gおよびアクリルアミド18gからなるモノマー混合液を加えて窒素気流下で昇温を行い、70℃で過硫酸カリウム開始剤(系中濃度6.0×10-3モル/リットル)を添加し重合を開始させた。重合温度が80℃を超えないように60分反応させた後、アンモニアで中和して目的の共重合体エマルジョンを得た。得られた共重合体エマルジョンの不揮発分は40重量%、pH7.1、25℃における粘度900cpsであった。得られたエマルジョン重合体のガラス転移温度は−13℃であった。
【0026】
実施例2〜5及び比較例1〜3
実施例1において、共重合ビニルモノマーおよび乳化剤の各成分の種類、使用量を表1に示すように変えた他は実施例1と同様にして重合を行い各種共重合体エマルジョンを得た。得られた共重合体エマルジョンの性状を表1に示す。
【0027】
【表1】
Figure 0003663802
【0028】
尚、表1中に記載された記号の意味は、次の通りである。BA:アクリル酸n−ブチル、2HEMA:2−ヒドロキシエチルメタクリレート、MMA:メタクリル酸メチル、St:スチレン、AN:アクリロニトリル、AM:アクリルアミド、MAA:メタクリル酸、乳化剤A:アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、乳化剤B:スルホコハク酸塩(商品名AEROSOL501、三井サイテック(株)製)。
【0029】
(試料の作製:クリアー塗工紙)
実施例1〜5及び比較例1〜3で得られた共重合体エマルジョンを20重量%に希釈した塗工液を調製したのち、固形分付着量が3g/m2 となるようにPPC用紙に塗布および乾燥を行った。これを試料として下記の方法に従って性能試験を行った。その結果を表2に示す。
【0030】
(試料の作成:クレー塗工紙)
実施例1〜5及び比較例1〜3で得られた共重合体エマルジョンと、75重量%のクレー水溶液を、それぞれの固形分重量比が1対1になるように混合し、さらに塗工液の不揮発分が50重量%になるように水を加えた後、ホモ・ディスパーで高速撹拌して混合し塗工液を調製した。これを固形分付着量が6g/m2 となるようにPPC用紙に塗布および乾燥を行った。これを試料として下記の方法に従って性能試験を行った。その結果を表2に示す。
【0031】
(耐溶剤性)
上記試料に染料(スダンII)1重量%を含むトルエン液を12g/m2 となるように塗工し、5秒後ガーゼで拭き取り、目視にて塗工表面を以下の基準で観察し、「トルエン撥油性」と「トルエンバリア性」を評価した。
【0032】
「トルエン撥油性」
○:染料に殆ど染まらない。
△:染料に染まるが裏抜けはしない。
×:完全に裏抜けする。
【0033】
「トルエンバリア性」
○:裏抜けもなくピンホールも発生しない。
△:ピンホールが発生する。
×:完全に裏抜けする。
【0034】
(シリコーン密着性)
ソルベントシリコーン(シリコリースKF−100、荒川化学工業株式会社製)100gに硬化触媒(Silcolease90B、ローヌプーラン社製)4gを添加して、トルエンで7重量%濃度に調製したものを、固形分付着量が1g/m2 となるように上記試料に塗工した後、まず130℃で20秒間乾燥硬化させた。その後、20℃、湿度65%の条件下で1日放置した後、塗布面を指で擦りシリコーンの剥離状態を以下の基準で評価した。
○:剥離しない。
△:少し剥離する。
×:完全に剥離する。
【0035】
(クレー混合性)
上記の方法で調製した際の塗工液の状態を以下の基準で評価した。
○:均一に分散している。
△:少し凝集物が発生している。
×:完全に凝集を起こしている。
【0036】
【表2】
Figure 0003663802
【0037】
なお、比較例1のクレー塗工では、塗工液調製時に凝集したため、クレー塗工紙の性能評価はできなかった。比較例3はガラス転移温度が高いため柔軟性がなく、塗工膜が割れた。特にクレー塗工では膜が脆かった。また比較例3で得られた共重合体エマルジョンは粘度が非常に高く、塗工時にムラが生じ、耐溶剤性試験においてピンホールが多く発生した。

Claims (4)

  1. ノニオン性ビニルモノマーを乳化剤存在下で共重合して得られる共重合体エマルジョンを含有してなる剥離紙用アンダーコート剤であって、前記ノニオン性ビニルモノマーが、(a)アルキル基の炭素数4〜8の(メタ)アクリル酸アルキル30〜85重量%、(b)水酸基含有(メタ)アクリル酸エステル5〜60重量%及び(c)前記(a)、(b)以外のノニオン性ビニルモノマー10〜65重量%からなることを特徴とする剥離紙用アンダーコート剤。
  2. ノニオン性ビニルモノマー(c)が、アクリルアミドを含んでなる請求項1記載の剥離紙用アンダーコート剤。
  3. 共重合体エマルジョンのガラス転移温度が、−60〜20℃である請求項1または2記載の剥離紙用アンダーコート剤。
  4. 共重合体エマルジョンに加えて、さらにクレーを含有してなる請求項1、2または3記載の剥離紙用アンダーコート剤。
JP01737597A 1997-01-14 1997-01-14 剥離紙用アンダーコート剤 Expired - Lifetime JP3663802B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01737597A JP3663802B2 (ja) 1997-01-14 1997-01-14 剥離紙用アンダーコート剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01737597A JP3663802B2 (ja) 1997-01-14 1997-01-14 剥離紙用アンダーコート剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10204791A JPH10204791A (ja) 1998-08-04
JP3663802B2 true JP3663802B2 (ja) 2005-06-22

Family

ID=11942275

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01737597A Expired - Lifetime JP3663802B2 (ja) 1997-01-14 1997-01-14 剥離紙用アンダーコート剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3663802B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5051723B2 (ja) * 2008-08-25 2012-10-17 北越紀州製紙株式会社 工程紙、工程紙用原紙、工程紙の製造方法、および工程紙用原紙の製造方法
JP4523984B2 (ja) * 2008-11-13 2010-08-11 大王製紙株式会社 耐溶剤性に優れた塗工紙
CN105801741B (zh) * 2016-06-01 2018-10-26 福建蓝海黑石新材料科技有限公司 防水型纸张离型剂及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10204791A (ja) 1998-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0157928B1 (en) Aqueous dispersion of vinyl copolymer resin
JP3638957B2 (ja) 剥離のための水性(メタ)アクリルラテックスポリマー
HUT67716A (en) Multi-component adhesive polymer composition and process for producing thereof
CA2331420C (en) Starch degradation/graft polymerization composition, process, and uses thereof
JPS5837348B2 (ja) 水分散型感圧接着剤組成物
JP3663802B2 (ja) 剥離紙用アンダーコート剤
JPH11263936A (ja) 被覆用組成物
JPH06298875A (ja) シリコーン共重合体エマルジョン
JP3944890B2 (ja) 剥離紙用アンダーコート剤
JP3809643B2 (ja) 剥離紙用アンダーコート剤
JP3459301B2 (ja) ブチルアクリレートと(メト)アクリル酸とから形成された共重合体を基礎とする感圧接着剤分散液の製造法
JPH11335509A (ja) 水性組成物
JP2970765B2 (ja) 水性エマルション組成物を用いる剥離紙用下塗り剤
JP2004323759A (ja) ブロック共重合体を含む水性液及びその製造方法
JP3463715B2 (ja) 剥離紙用アンダーコート剤
JP3602180B2 (ja) 窯業セメント系外装材仕上げ塗料用エマルジョン
JPH11193368A (ja) 感熱粘着剤組成物及び感熱粘着シート
JP2831749B2 (ja) 水性樹脂分散液
JP3948573B2 (ja) 水分散系重合体エマルジョン
US20050014886A1 (en) Pre-crosslinked film forming polymer, release coatings, and methods
JP3620616B2 (ja) 剥離紙用アンダーコート剤
JP2913528B2 (ja) 背面処理用離型剤
JP2000104010A (ja) 水性塗料組成物
JP4032397B2 (ja) シリコーンエマルジョンを剥離層に用いた剥離紙用の、アンダーコート剤
KR20210148722A (ko) 아크릴 계 에멀젼 점착제 조성물

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050321

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090408

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090408

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090408

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100408

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100408

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110408

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110408

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120408

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120408

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130408

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130408

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130408

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140408

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term