JPS5939311A - フイルタプレスの濾布洗浄装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 との発明は、複数のノズルを持ちかっ炉布の前面で、そ
れにほぼ平行に移動するようにされた噴射管から洗浄液
を噴射して、前記炉布を洗浄するようにしたフィルタプ
レスにおける炉布洗浄装置に関する。

この種の装置で、噴射管を炉板の一枚宛の離間によって
開かれる各Ｆ板の炉布間に導入し１噴射管からの噴射洗
浄液を前記炉布に当てて、その炉布を洗浄するようにし
たものは、従来から種々提供されている。しかし１例え
ば特公昭４３−２４５０１号公報で知られているように
、長く大きな噴射管を用いるものでは、炉布全面に対す
る洗浄が前記開かれた炉布間における噴射管の単純な動
きによシ速成される反面、噴射管を各炉布間に出し入れ
する際のスイング径が大きく、フィルタプレス周りに占
める必要スペースが増大するうえ、フィルタ上部での待
機姿勢もフィルタプレスから可成り張り出すので、フィ
ルタプレス側方および上方スペースの利用に種々の制限
を受ける。

また逆に・特公昭５０−１２１５４−１公報で知られる
本願出願人の提案に係るもののように、小さな噴射管を
用いれば、噴射管の代りにその支持部材がフィルタプレ
ス外に張出すし、不均一な汚れに対する洗浄が、その各
部に対し汚れ具合に応じて無駄なく行われ得るものの、
一般に行われる炉布の全面洗浄には、噴射管を各炉布間
で繰返し複雑に移動させなければならないから、時間が
長く掛かったり、噴射管の移動制御が翰雑に碌ったこの
発明は、炉布の全面洗浄に有利な長い噴射’＝−を用い
ても、フィルタプレス１ｉｉＪ如に張出すことがほとん
どない状態で、各炉布間に出し入れできると共に待機さ
せることができ、前記従来のような欠点のないフィルタ
プレスの炉布洗浄装置を提供することを目的とするもの
である。

図に示される実施例について説明すれば、図示しない固
定端板および可動端板間に配設される各炉板１は、その
両側に突出している把手２下面の走行ローラ３が、固定
端板および可動端板の各側部間に架設されているサイド
パー４上に受けられ、フィルタプレスの長さ方向に移動
可能とされている。各炉板ｌの表裏には炉布５が被着さ
れている。

炉布５は、炉板ｌの中央に開設されている原液孔６を通
じて表部のものが原液孔６内周に沿って筒状に縫合され
ると共に、上端袋状部に挿通した炉布吊棒７の両端を、
各Ｆ板１間に連結されている公知の炉布吊リンク８の上
端連結ピン９に対してげね１０を介し吊持されている。

炉板１が、可動端板の進出によってサイドパー４上を固
定端板側、例えば第２図矢符Ａ方向に押し動かされ、固
定端板と可ｔＪ′ｌ端板との間に挟圧されるとき、公知
のように濾過操作状態となる。濾過後、各炉板１け、可
動端板の後退に続き、その後退した可Φハ端板側、つ壕
り前記第２図矢符Ａとは反対の方向に送られて、嬉２図
のように相互間がその相対向する面に被着されている炉
布を伴って連成開かれ、濾過により生じたケークを落下
させる。

以上のようなフィルタプレスの上方に、その長さ方向に
移動できるよう軌条１１に支持された第１の支持体１２
が設けられている。軌条１１は一対の桁１３の各内面に
形成され、支持体１２はその走行ローラ１４を軌条１１
に受けられると共に、各桁１３内面の軌条１１の周りに
張設されている無端駆動帯１５に対し連結金具３４を介
し連結されている。これにより無端駆動帯１５′が図示
しない可逆モータからの伝動で正転駆動または逆転駆動
されることによって、支持体１２はフィルタプレスの長
さ方向に前後動、つまり第２図矢符Ａ方向またはその反
対の方向に移動される。

第１の支持体１２に、軌条１１と直角な向きに横段され
た一対の軌条１５が取付けられ、この軌条１５によって
第２の支持体１６がフィルタプレスの長さ方向とは直角
な幅方向に移動可能なように保持きれている。第２の支
持体１６は、各軌条１５に走行ローラ１７を受けられる
と共に、各軌条１５の両端部間に架設された端枠１８，
１８間に張設された無端駆動帯１９に連結金具３５を介
し連結されている２、これにより、無端駆動帯１９が一
方の端枠１８に設置された可逆モータ２０からの伝動で
正転駆動または逆転駆動されることによって、第２の支
持体１６はフィルタプレスの幅方向に左右動、つまり第
１図の矢符Ｂ方向またはそれとは反対の方向に移動され
る。２１はモータ２０と無端駆動帯１９との間の伝動帯
でおる。

第２の支持体１６に、ブレーキ付可逆モータ２２と、該
モータ２２により伝動帯′２３を介し駆動される水平な
回転軸２４とが設けられている。回転軸２４にビニオン
２５が固着されると共に、噴射管ホルダー２６がボール
ベアリング２７を介シ回動自在に保持されている。噴射
管ホルダー２６は、その自由端に回転軸２４とは直角な
向きのガイド筒２８が一体に設けられている。ガイド筒
２８は、その周壁に開設されている開口２９を通じて前
記ピニオン２５に噛み合うラック杆３０が摺動自在に嵌
入されており、このラック杆３０に噴射管３１が連結さ
れている。噴射ｔｒ！ｆ３１は、ラック杆３０に対し洗
浄液供給管３２との接続金具３３を介して連結され、噴
射管ホルダー２６の回転軸２４を中心としだ回動によっ
て、第１図一点鎖線で示されるやや傾斜した待機姿勢と
、第１図実線で示される垂直な洗浄姿勢との間で回動さ
れる。

噴射管３１の第１図一点鎖線から実線の状態への回り１
は、ビニオン２５がモータ２２によシ第１図反時計方向
に回動される際、噴射管３１が自重による回転軸２４を
中心とした第１図反時計方向への回転モーメントを持っ
ていることによって翫ラック杆３０を介し前記ピニオン
２５の反時計方向の回動に同体的に追従してラック杆３
０のピニオン２５による噴射管ホルダー２６に対する送
り出しカく同ホルダー２６と共に反時計方向回動して行
われる。

噴射管ホルダー２６の両側に耳片３６が、また第２の支
持体１６上に耳片３６と対向するストッパー３７がそれ
ぞれ固設されており、噴射管３１が第１１図実線の垂直
姿勢に達したとき、耳片３６がストッパー３７に当接し
て、噴射管３１の回転ｄｑｌ＋　２４を中心とした垂直
姿勢以上の反時計方向を阻止し、ビニオン２５がそれ以
上反時計方向に回動されると、ラック杆３０を繰り出す
ことにのみ作用して、第１図破線で示される位置まで垂
直状態のまま下降させるようにしている。

なお、ラック杆３０の側面に、下端が両側への開放部３
８＆とされた軸方向溝３８が刻設され、この溝３８に係
入するキーピン３９が第２の支持体１６に対し保持金具
４０を介して固着されている。キーピン３９は、噴射管
３１が第１図実線の垂直姿勢に回動させられてきたとき
、溝３８の開放部３８ａに係入して満３８の垂直下方延
長上に位置するようにされている。これによって、噴射
杆３１が第１図実線位置から破線位置に下降されるとき
、溝３８がキーピン３９に係合し・この係合は噴射＊３
１が第１図実線位置に再度戻されない限り外れない。

したがって、噴射管３１の第１図破線下降位置での垂直
姿勢は、第３図の如き開かれた炉布５間において、噴射
管３１が第１図破線位置から仮想線位置までの間の往復
軸中確固に保たれ、噴射管３１は揺動等せずそれに設け
られている複数のノズル４１からの噴射洗浄液による洗
浄作用を、炉布５の全域に万遍なく及ぼし得る。また、
噴射管３１の第１図一点鎖線で示される待機姿勢への復
動のために、噴射管３１が第１図破線位舊にある状態で
・ピニオン２５がモータ２２の逆転により第１図時計方
向に回動されるとき、噴射管３１および噴射管ホルダー
２６は、＠３８とキービン３９との保合によって回転軸
２４を中心としだ回動が阻止されているから、ピニオン
２５の時計方向回動は、ラック杆３０を上動させること
にのみ作用する。

ラック杆３０の上動で、噴射管３１も上動され、噴射管
３１が第１図破線位置から実線位置に達したとき、キー
ピン３９はキーｔＭ３８・との係合が外れてその開放部
３８ａに位置し、噴射管３１および噴射管ホルダー２６
の回転軸２４を中心とした回動を可能にするのと同時に
、ラック杆３ｏ下端部の溝開放部３８ａより少し上の位
置に一体に設けられているストッパー７ランジ４２が噴
射管ホルダー２６のガイド筒２８下端に当接してラック
杆３０のそれ層上の上動を阻止するので、以後ピニオン
２５の時計方向回動は、ラック杆３ｏを噴射管３１およ
び噴射管ホルダー２６を伴って、回転軸２４を中心に時
計方向回動させる。これにより、噴射管３１の第１図実
線位置から一点鎖線位置への複動が行われる。

噴射管３１が算１Ｍ破線または一点鎖線で示される所定
位置にりしたとき・、モータ２２は、回転＊Ｉ＋２４に
？　ｆｆ１ｌＪする無端帯４３上の作動子４５によるリ
ミットスイッチ４６．４７の切換操作等によって停止さ
せられ、次の作動時期まで待機しているようにする。モ
ータ２２の停止と同時にそれに付帯しているブレーキ機
構が作用し、ピニオン２５を介し、ラック杆３０および
噴射管３１を前記第１図破線捷たけ一点鎖線で示される
所定の位置、殊に他の姿勢安定手段が設けられない第１
図一点鉛線のｆ＞’１．　置に安定させるようにしてい
る。

洗浄液供給管３２は、フィルタプレス外から第２の支持
体１６を経由して、噴射管３１に対し前記接続金具３３
部で連結されるが、第２の支持体１６および噴射管３１
の必要な動きを妨げないよう、適当な部分に可撓管３２
ａを用いたり、屈曲自在なジヨイント等が用いられるＣ
。

第１の支持体１２にはさらに、炉布振動装置４８が設け
られ、その振動子４９によって炉布吊棒７を波状打し、
それに吊持されている炉布５に振動を与え、炉布５に付
着しているケークの落下を促進している。炉布振動は、
振動子４９を噴射管３１に対しそのフィルタプレス幅方
向移動範囲外で同幅方向に並ぶように配置すれば、炉布
５の洗浄と同時に炉布５に振動を与えることも可能であ
るが、実施例の場合、そのような配置にはなっておらず
、第３図の如く開かれている炉布５に対し、振動および
洗浄作用が順次に及はされる。

噴射管３１による各炉布５に対する洗浄は、噴射管３１
が、涙過後順次に開かれるν板１間の上部位置に、第１
の支持体１２の矢符Ａ方向への移動によって、第１図一
点鎖線で示される待機姿勢の捷ま、炉布５痔他に干渉す
ることなしに移動されることにより行われるが、その各
停止の都度噴射管３１は、モニタ２２の正転により第１
図実線位置まで同動させられて、開かれた炉板ｌの各対
向面に被着されている炉布５間に導入された後、第１図
破線の位置まで下降され、モータ２２が停止する。この
とき、モータ２０が正転して第２の支持体１６を矢符Ｂ
方向に移動させることにより、噴射管３１を仮想線位置
に移動させる。噴射管３１が仮想線位置に達するとモー
タ２０が逆転して第２の支持体１６を矢符Ｐとは反対の
方向に移動させ、噴射管３１を第１図破線位置に戻す。

。 噴射管３１は、その往復移動中洗浄液の供給を受けて炉
布５を第３図に示されるように洗浄する。

この洗浄は、炉布５の材質やケークの種類、ケークの付
着状況等に応じて、任意回数連続往復移動させて繰返し
行うこともできる。、噴射管３１が第１図破線位置に復
動して洗浄が終ると、モータ２２が逆転して、噴射管３
１を第１図実線位置に上動させた後、第１図一点鎖線の
待機姿勢に戻す。

以上のようにして全炉布５を洗浄した後、第１の支持体
１２は、矢符Ａとは反対の方向に移動されて、初期位置
に戻り、次の洗浄開始まで待機する。

なお、フィルタプレスの左右両側には、第１図に仮碧線
で示されるようなカーテン５０が開閉自在なよう図示し
ないカーテンレールにより吊持され、洗浄液がフィルタ
プレス周りへｎｔび敗らないようにしている。

この発明によれば、フィルタプレス上で、その長手方向
および幅方向に移動される第２の支持体に、水平軸周り
の回動と自身の軸線方向の移動とが可能な噴射管を設け
て、洗浄液供給管と接続し、噴射管は前記回動で開かれ
た炉布間に対しその上方から出し入れされると共に、前
記軸線方向移動で前記炉布間への導入位置と洗浄に必要
な洗浄位詐との間で進歩されるようにしたから、炉布前
面に対する洗浄に有利な長い噴射管を用いても、それが
フィルタプレス上に余り突出せず、かつ他に干渉し々い
てフィルタプレス長さ方向に移動できる待機姿勢・から
、前記水平軸周りの回動により開かれだ炉布間に対しフ
ィルタプレス側方への飛び出しなく出し、入れされ、フ
ィルタプレス周りの空間を他に有効利用できるし、炉布
間に導入された噴射管はその軸線方向の進出によって洗
浄に必要な位置にされるから、前記特徴を損うことなく
長い噴射管による有利な炉布全面洗浄を確実に達成する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は一実施例を示すフィルタプレスの横断面図、第
２図は一部の平面図、第３図は一部の側面図、第４図は
要部斜面図、第５図は要部拡大側面図、第６図は要部の
一部を横断して見た平面図である。 ｌ・・・炉板、４・・・サイドバー、５・・・炉布、１
１１１５・・・軌条、１２・・・第１の支持体、１６・
・・第２の支持体、２４・・・水平な回転軸、２６・・
・噴射管ホルダー、３１・・・噴射管、３２・・・洗浄
液供給管出願人　　株式会社　栗田機械製作所

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）フィルタプレスの上方でその長さ方向に移動され
   るよう軌条に支持された第１の支持体に、前記軸条と直
   角な軌条を横設固定してそれに第２の支持体をフィルタ
   プレス幅方向に移動されるよう支持し、第２の支持体に
   、水平軸周りの回動と自身の軸線方向の移動とが可能な
   噴射管を設けて、洗浄液供給管と接続し、噴射管は前記
   回動で開かれた炉布間に対しその上方から出し入れされ
   ると共に、前記軸方向移動で前記炉布間への導入位置と
   洗浄に必要な洗浄位置との間で進退されるようにしたこ
   とを特徴とするフィルタプレスの炉布洗浄装置