JPH0753638Y2 - ホース洗浄装置 - Google Patents

ホース洗浄装置

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JPH0753638Y2
JPH0753638Y2 JP1991022488U JP2248891U JPH0753638Y2 JP H0753638 Y2 JPH0753638 Y2 JP H0753638Y2 JP 1991022488 U JP1991022488 U JP 1991022488U JP 2248891 U JP2248891 U JP 2248891U JP H0753638 Y2 JPH0753638 Y2 JP H0753638Y2
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JP
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hose
cleaning
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end side
mouthpiece
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正士 小倉
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Ogura Clutch Co Ltd
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【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は消防用等とかその他の分
野で使用される各種のホースを洗浄するホース洗浄装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種のホースのうち消火活動に使用され
る消防用ホースは火災時に発生するカーボンや油、泥等
が付着して汚れが激しい。このような汚れたホースAを
自動的に洗浄するホース洗浄装置は従来より各種開発さ
れている。その一つとして図11に示すようなものがあ
った。これは本体E内に上下に対向するように設けた搬
送ローラF間にホースAを挟み、同ローラFを同図の矢
印z方向に回転させてホースAを矢印X方向に引込み、
本体E内の洗浄ブラシGを回転させると共に洗浄ブラシ
G及びホースAに洗浄液BをかけてホースAを洗浄する
ものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら従来のホ
ース洗浄装置はいずれも洗浄ブラシGでホースAを洗浄
するものであるため以下のような問題があった。 .ホースAにカーボンや油が付着している場合は、洗
浄ブラシでは洗浄力が弱いので落ちにくく、洗浄に時間
がかかり、場合によっては完全に落ちないこともある。 .ホース洗浄時にホースAに付着していた汚れ、特に
ボンや油等が洗浄ブラシGや搬送ローラFに付着
し、その汚れが次に洗浄するホースAに付着してそのホ
ースAをきれいに洗浄することができないだけでなく、
かえってそのホースAにカーボンや油が付着してそのホ
ースAを汚してしまう。 .洗浄ブラシGがホースAの表面に当りながら回転す
るため、使用により洗浄ブラシGが変形したり摩耗した
りし、経時的にホースAへの圧接力が弱くなって汚れが
落ちにくくなる。また、同ブラシGは摩耗すると交換し
なければならならないため交換が面倒であり、コストも
高くなる。 .従来のホース洗浄装置は図11のようにホースAの
両端部の口金C、Dは本体1の外に垂してホースAだけ
を洗浄するものであるため、口金C、Dは別途手作業で
洗浄しなければならず面倒であった。
【0004】
【考案の目的】本考案の目的は洗浄ブラシを使用するこ
となくホースを洗浄することができ、しかも洗浄力が強
く、汚れ落ち易く、高速洗浄が可能で、更にはホースの
口金も自動的に洗浄することができるホース洗浄装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案のうち請求項1の
ホース洗浄装置は図1のように本体1に蓋9を開閉自在
とし、引込口19から同本体1内にホースAをその長手
方向一端から引込みながら同ホースAを同本体1内のホ
ース洗浄部11で洗浄して出口17から送り出すように
したホース洗浄装置において、前記引込口19の下方に
開口部が位置す るように前記本体1に出し入れ自在に設
けられ且つ巻かれたホースAが収納されるホース収納ケ
ース26と、このホース収納ケース26から前記引込口
19を通り前記本体1内に引込まれるホースAの外側に
位置するように前記ホース洗浄部11内に二個以上配置
された洗浄ノズル2と、前記本体1内に配置され洗浄ブ
ラシで前記ホースAやその口金C、Dを擦らなくともそ
れらの汚れが落ちるだけの高圧に加圧して洗浄液Bを
記洗浄ノズル2より高圧噴射させる加圧噴射装置3と、
前記本体1内の前記出口17側に配置された一対の搬送
ローラ14a、14bとを設けたものである。ホース洗
浄装置。
【0006】本考案のうち請求項2のホース洗浄装置は
図1、図2のように前記本体1内の前記ホース洗浄部1
1に二本以上の前記ホースAが並列に並べられて前記引
込口19から同時に引込まれるようにし、前記ホース洗
浄部11内に各ホースA毎に二個以上の洗浄ノズル2を
配置するとともに、前記洗浄ノズル2のうち所望の洗浄
ノズル2からのみ前記洗浄液Bが噴射されるように、
記加圧噴射装置3と前記洗浄ノズル2との間に洗浄ノズ
ル切替装置4を設けたものである。
【0007】本考案のうち請求項3のホース洗浄装置は
図1、図2のように前記引込口19の上部となる前記蓋
9の側壁9bに前記ホースAに前記洗浄液Bを掛けるシ
ャワーブロック54を設け、同シャワーブロック54を
アンローダバルブ55を介して前記加圧噴射装置3と連
結したものである。
【0008】本考案のうち請求項4のホース洗浄装置は
図2のように前記本体1内に前記ホースAの始端側の口
金Cを洗浄する始端側口金洗浄部30と、ホースA自身
を洗浄するホース洗浄部11と、ホースAの終端側の口
金Dを洗浄する終端側口金洗浄部33とを前記本体1の
出口17側から引込口19側へ順次配置し、前記始端側
口金洗浄部30に二個以上の洗浄ノズル2bを始端側の
口金Cの外側に位置するように設置し、前記ホース洗浄
部11に二以上の洗浄ノズル2をホースAの外側に位置
するように設置し、前記終端側口金洗浄部33に二個以
上の洗浄ノズル 2aを終端側の口金Dの外側に位置する
ように設置し、それらの洗浄ノズル2b、2、2aを前
記加圧噴射装置3に高圧洗浄液Bを供給する加圧噴射装
置3と連結したものである。
【0009】本考案のうち請求項5のホース洗浄装置は
図2のように前記本体1内の一対の前記搬送ローラ14
a、14bより前記出口17側に前記始端側口金洗浄部
30を設け、この始端側口金洗浄部30に、前記ホース
Aの始端側の口金Cを運搬する手段と前記本体1の外部
に下降させる手段とからなる始端側口金送出部100を
設けたものである。
【0010】本考案のうち請求項6のホース洗浄装置は
図4のように前記本体1にジェットガン5を固定又は脱
着自在とし、同ジェットガン5洗浄液切替装置6を
して前記加圧噴射装置3に連結したものである。
【0011】
【作用】本考案のうち請求項1のホース洗浄装置では図
1の加圧噴射装置3で加圧された洗浄液Bが洗浄ノズル
2から高圧でホースAに噴射されるので、ホースAの汚
れを洗浄ブラシを使用することなく非接触できれいに且
つ高速で落すことができる。しかも非接触であるため従
来のように先に洗浄したホースAの汚れが洗浄ブラシに
付着して次のホースAに付着することもなく、また洗浄
ブラシが変形したり摩耗したりして洗浄力が低下すると
か、そのようになった洗浄ブラシを交換する必要もな
い。さらに非接触であるため、大きさの違うホースと
か、口金等を洗浄することも容易に可能となる。また、
引込口19の下方に開口部が位置するように前記本体1
に出し入れ自在に設けられ且つ巻かれた前記ホースAが
収納されるホース収納ケース26を設けたので、このホ
ース収納ケース26からホースAを引出し、引込口19
を通して本体1内に引込んで洗浄することができ、ホー
スAの取扱いが容易になり、洗浄時にホースAが解ける
ようなこともない。
【0012】本考案のうち請求項2のホース洗浄装置で
は本体1内のホース洗浄部11に二本以上のホースAを
並列に並ベて引込口19から同時に引込んで、それらを
二個以上の洗浄ノズル2により同時に洗浄することがで
きる。また、洗浄ノズル切替装置4の切替えにより洗浄
液Bが噴射される洗浄ノズル2の数を少なくすれば噴射
される洗浄液Bの液圧が高くなると共に液量も多くな
り、噴射される本数を多くすれば噴射される洗浄液Bの
液圧が低下すると共に液量も少なくなる。このため洗浄
するホースAの本数、汚れ具合等に合わせて、洗浄液が
噴射される洗浄ノズル2を切替えて多数本のホースAを
効率よく洗浄することができる。
【0013】本考案のうち請求項3のホース洗浄装置で
は、図4のように本体1の引込口19の外側に設けたシ
ャワーブロック54から、洗浄液Bが本体1の外側のホ
ースAに向けて流出されるので、同ホースAに付着して
いる粗ごみが本体1の外側で洗い流され、粗ごみが本体
1内に入らない。
【0014】本考案のうち請求項4のホース洗浄装置で
は図2に示す洗浄ノズル2bから噴射される洗浄液によ
りホース始端側の口金Cが、洗浄ノズル2から噴射され
る洗浄液によりホースAが、洗浄ノズル2aから噴射さ
れる洗浄液によりホース終端側の口金Dが洗浄される。
しかも始端側口金洗浄部30、ホース洗浄部11、終端
側口金洗浄部33が本体1のホース出口側からホース入
口側へ順次配置されているので、口金C、DはホースA
を洗浄する洗浄ノズル2の間を通過する必要がない。従
って、洗浄ノズル2bをホース始端側の口金Cに、洗浄
ノズル2をホースAに、洗浄ノズル2aをホース終端側
の口金Dに夫々近付けて配置して各洗浄ノズルからの噴
射圧力を強くすることができる。
【0015】本考案のうち請求項5のホース洗浄装置で
は図3の始端側口金送出部100により本体1内にセッ
トされたホースAの始端側の口金Cが本体1の外部に送
り出され、ホースAの洗浄が終了に近づくとホースAの
終端側の口金Dが引込口19から本体1内に自動的に引
込まれるので、両口金C、Dをも本体1内で自動的に洗
浄することができ、従来のホース洗浄装置のように口金
C、Dだけを別途洗う面倒がない。
【0016】本考案のうち請求項6のホース洗浄装置で
は、図2に示す洗浄液切替装置6を切替えてジェットガ
ン5から洗浄液Bを噴射させれば、本考案のホース洗浄
装置によりホースの洗浄だけでなく、洗車とか他の物を
洗浄することもできる。
【0017】
【実施例1】本考案のホース洗浄装置の第1の実施例を
図1に基づいて示す。図1において1は本体である。こ
の本体1の上端開口部には蓋9が図示されていない蝶番
により開閉自在に取付けられている。また、本体1と蓋
9とは図示されていないステーダンパで連結されて、蓋
9の前方が一定角度だけ開くようになっている。また本
体1の底面にはキャスタ10が取付けられて、自在に移
動することができるようにしてある。
【0018】11は本体1の上端開口部と蓋9の下端開
口部により形成されたホース洗浄部である。2は前記ホ
ース洗浄部11内に設けられ且つ本体1側に固定支持さ
れた洗浄ノズルである。図示した実施例では二個一組の
洗浄ノズル2がホース洗浄部11内のホースAを挟んで
上下に対向して設けられ、その噴射口をホースAの走行
方向と逆方向斜め下向きまたは上向きに配置して、洗浄
液BがホースAの走行方向逆方向から斜めにホースAに
噴射されるようにしてある。また、図示した実施例では
二個一組の洗浄ノズル2をホースAの移送方向に対して
横方向に二列に設けてある。
【0019】3は前記ホース洗浄部11の本体1内の下
方に設けられた加圧噴射装置である。この加圧噴射装置
3はモータ12と加圧用ポンプ13とからなり、図示さ
れていない吸水源から供給される洗浄液Bを加圧して高
圧にし、同洗浄液Bを前記洗浄ノズル2から高圧で噴射
させるものである。この加圧噴射装置3は洗浄ブラシで
ホースAや口金C、Dを擦らなくとも、洗浄ノズル2か
ら噴射される洗浄液BでホースAや口金C、Dの汚れを
落とすことができる程度に洗浄液Bを高圧に加圧できる
ものにする。具体的には最高圧力約50kgfcm
度のものが望ましい。
【0020】4は前記加圧噴射装置3から吐出される洗
浄液Bを前記二列の洗浄ノズル2に同時に供給したり、
二列以上の洗浄ノズル2のうち所望の洗浄ノズル2のみ
に供給したりする洗浄ノズル切替装置であり、この実施
例では三方電磁弁が使用されている。
【0021】14a、14bは上下に対向する搬送ロー
ラ、15a、15bはその側方に設けられた上下に対向
する脱水ローラであり、下部搬送ローラ14bと下部脱
水ローラ15bは本体1の上端開口部に回転自在に支持
され、また上部搬送ローラ14aと上部脱水ローラ15
aとは蓋9の下端開口部に回転自在に支持されており、
これらは前記ホース洗浄部11内に設けられている。こ
のうち下部搬送ローラ14bと下部脱水ローラ15bは
モータ16により同図の矢印y方向に回転されるように
してある。これら搬送ローラ14aと14b、脱水ロー
ラ15aと15bとは蓋9を閉じることにより互いに圧
接されるので、モータ16の駆動により搬送ローラ14
bが回転すると両ローラ14a、14bとに挟まれてい
るホースAが長手方向に引込まれる。前記搬送ローラ1
4a、14bとしては例えばゴムローラが使用され、脱
水ローラ15a、15bとしては例えばスポンジローラ
が使用される。
【0022】17は蓋9の左側壁9aに形成された出口
であり、ここからホースAが本体1の外に送り出される
ようにしてある。また18は出口17から送り出された
ホースAを案内するガイドローラであり、出口17の外
側下方に取付けられている。
【0023】19はホースAの引込口であり、これは蓋
9の右側壁9bに形成されている。また20a、20b
は引込口19の外側に設けられた上下に対向するブラシ
であり、上部ブラシ20aは蓋9の右側壁9bに、下部
ブラシ20bは本体1の右側壁1bに固定されている。
これらのブラシ20a、20bによりホースAが本体1
内に引込まれる前にホースAに付着している粗ゴミが除
去される。
【0024】21は前記下部ブラシ20bの下方に設け
られて本体1内に引き込まれるホースAを案内するガイ
ドローラであり、22はその上方に取付けられてホース
Aの後端側の口金Dが当ると前記モータ16の回転を停
止させてホースAの引込みを停止させるストップローラ
である。このストップロラ22は蓋9内の図示されて
いないマイクロスイッチと連動して、ブザーを作動さ
せ、これによりホースの洗浄終了が報知されるようにし
てある。
【0025】23は洗浄ノズル2から噴射される洗浄液
Bを本体1の外部に排出するためのウォーターパンであ
る。これはホース洗浄部11の下方に取付けられ、それ
に排出管24が本体1の後方下部へ向けて斜めに連設さ
れている。
【0026】25は本体1の下方に形成されたケース収
納部である。図1、図2の26はホース収納ケースであ
り、このホース収納ケース26は下面にキャスタ27が
取付けられて、図1の仮想線の位置から実線の位置まで
前記ケース収納部25内に出入れ自在としてある。この
ホース収納ケス26内には巻かれているホースAを支
持する回転ローラ28が半円形の円弧状に複数個取付け
られている。
【0027】図1に示す実施例のホース洗浄装置は例え
ば以下のようにして使用する。先ず、本体1の蓋9を開
けてホースAの始端側(巻尻側)口金Cを引出し、同口
金Cを出口17のガイドローラ18に沿って下方に垂ら
す。次いでホースAの始端部を上下の脱水ローラ15
a、15bの間、上下の搬送ローラ14a、14bの
間、上下の洗浄ノズル2の間を通すと共に、上下のブラ
シ20a、20bの間、ガイドローラ21とストップロ
ーラ22との間に通してセットする。
【0028】この状態で蓋9を閉じ、ホース洗浄装置を
始動すると、搬送ローラ14b及び脱水ローラ15bが
回転されて、ホースAがその長手方向に引出される。ま
た、吸水源から加圧噴射装置3により加圧された洗浄液
Bが洗浄ノズル2から高圧で噴射されて同洗浄液Bの液
圧によりホースAが連続的に洗浄される。洗浄の済んだ
ホースAは出口17から本体1の外側に次々に送り出さ
れる。
【0029】ホースAの全長の洗浄が終るとホースAの
終端側(巻始め側)の口金Dが図1の仮想線のようにス
トップローラ22に突き当り、これにより図示されてい
ないマイクロスイッチが作動してホース洗浄装置の作動
が停止する。ホース洗浄装置が停止したらホースAを取
り出して乾燥させる。なお、ホースAに付着した洗浄液
Bは搬送ローラ14a、14bにより絞られ、また脱水
ローラ15a、15bにより吸水されて脱水されている
のでホースAの乾燥は早い。
【0030】なお、ホース洗浄部11内に溜る洗浄液B
は前記ウォーターパン23、排出管24を通ってホース
収納ケース26内に流入する。また、前記洗浄液Bとし
ては水や湯、又はそれらに洗剤を溶解したもの等が使用
される。
【0031】
【実施例2】本考案のホース洗浄装置の第2の実施例を
図2に示す。図2において1は本体である。この本体1
は実施例1と同様にその上端開口部に蓋9が開閉自在に
取付けられ、同本体1の下面にキャスタ10が取付けら
れている。この本体1内の上方中央にはホース洗浄部1
1が形成されている。そして、図2aにおいて同ホース
洗浄部11の出口17の近傍には始端側口金洗浄部30
がホース洗浄部11とは分離されて形成され、その下方
に口金支持ネット31が張られている。また、図2aに
おいてホース洗浄部11の右下方に形成されている引込
口19の近傍には終端側口金洗浄部33が同ホース洗浄
部11と一連に形成され、その下方に一連のウォーター
パン23が取付けられている。
【0032】この実施例では図2aのように、前記始端
側口金洗浄部30内にホースAの上下に対向する二つ一
組の洗浄ノズル2bが同ホースAの長手方向に沿って一
組設けられ、ホース洗浄部11内にもホースAの上下に
対向する二つ一組の洗浄ノズル2が同ホースAの長手方
向に沿って一組設けられ、終端側口金洗浄部33内にも
ホースAの上下に対向する二つ一組の洗浄ノズル2
同ホースAの長手方向に沿って一組設けられている。ま
た、本体1内の横方向に図2bに示すように前記洗浄ノ
ズル2b、2、2aの夫々を二組以上二列に配置して、
各組の洗浄ノズル2b、2、2aにより本体1内に引込
まれる二本のホースが夫々洗浄されるようにしてある。
ホース洗浄部11内の洗浄ノズル2は図1と同様にホー
スAを挟んで上下に対向して設けて、ホースAの走行方
向と逆方向から斜め向きに洗浄液BがホースAに噴射さ
れるようにしてある。
【0033】3は本体1内に設けられた加圧噴射装置で
あり、これは図1の加圧噴射装置と同じものを使用して
もよい。
【0034】4は本体1に設けられた洗浄ノズル切替装
置であり、この切替え装置4は加圧噴射装置3から図2
bに示す左列の洗浄ノズル2に接続する分岐電磁弁36
aと、右列の洗浄ノズル2に接続する分岐電磁弁36b
と、両電磁弁36a、36bを選択するセレクトスイッ
チ37とが備えられている。更に同洗浄ノズル切替装置
4には、両列の洗浄ノズル2のうち始端側口金洗浄部3
0内の洗浄ノズル2に接続する出口側電磁弁38と、終
端側口金洗浄部33内の洗浄ノズル2に接続する引込口
側電磁弁39と、両電磁弁38、39をタイマーコント
ロールするタイマー40とが備えられている。この洗浄
ノズル切替装置4のセレクトスイッチ37の切替えによ
り、前記二列以上の洗浄ノズル2のうちいずれか一方の
列の洗浄ノズル2だけを使用するか、または両方の列の
洗浄ノズル2を使用するかを選択することができるよう
にしてある。
【0035】14a、14bは前記始端側口金洗浄部3
0とホース洗浄部11との間に上下に対向して設けられ
た搬送ローラであり、実施例1と同様にして下部搬送ロ
ーラ14bがモータ16により同図の矢印y方向に回転
されるようにしてある。15a、15bはホース洗浄部
11の出口寄りに、上下に対向して設けられた脱水ロー
ラである。前記搬送ローラ14a、14bとしては例え
ばゴムローラが使用され、脱水ローラ15a、15bと
しては例えばスポンジローラが使用される。
【0036】17は図2aに示す始端側口金洗浄部30
の蓋9の左側壁9aに形成された出口であり、ここから
ホースAが外部に送り出されるようにしてある。18は
出口17から送り出されたホースAを案内するガイドロ
ーラであり、出口17の外側下方に取付けられている。
なお、出口17の外側にはゴム暖簾等の遮蔽扉32があ
てがわれ、同遮蔽扉32の上部だけが出口17の上方に
固定され、その下方は送り出されるホースAにより外側
に開かれるようにしてある。
【0037】19はホースAの終端側の口金Dが入る大
きさの引込口であり、前記ウォーターパン23のうち終
端側口金洗浄部33の下方に形成されている。なお、こ
の引込口19の上側には中央部にスリットの人ったゴム
板等の閉塞板34があてがわれ、その周囲だけが引込口
19の周囲に固定されている。
【0038】20はロール状のブラシであり、終端側口
金洗浄部33の上方に対向して設けられている。このブ
ラシ20は図示されていない駆動源により図2aの矢印
v方向に回転されるようにしてあり、これによりホース
Aに付着している粗ゴミを、ホースAがホース洗浄部1
1に引込まれる前に除去するものである。
【0039】25は本体1の下方に形成されたケス収
納部である。26はホース収納ケスであり、図1のも
のと同様な構造にしてある。
【0040】35はホースAを引出す引出しローラであ
り、ホース洗浄部11と終端側口金洗浄部33の間に、
前記下部搬送ローラ14bと同じ高さに設けられてい
る。この引出しローラ35は図示されていない駆動源に
より図2aの矢印x方向に回転されるようにしてある。
【0041】ちなみに、前記始端側口金洗浄部30から
ホース洗浄部11に向けて図示されていない排出管が配
管されている。また、ウォーターパン23にはドレイン
パイプ41が接続され、このドレインパイプ41は前記
ホース収納ケース26内に引き下ろされている。
【0042】この実施例のホース洗浄装置は例えば以下
のようにして使用する。先ず、本体1の蓋9を開け、図
2aに実線で示すようにホースAの始端側の口金Cを引
込口19から上下の粗ゴミブラシ20の間を通して引込
み、始端側口金洗浄部30内の口金支持ネット31の上
に置く。そして、ホースAの始端部を下部搬送ローラ1
4bの上、下部脱水ローラの上、下部洗浄ノズル2の上
方にセットする。この状態で蓋9を閉じると、ホースA
の始端側の口金Cは始端側口金洗浄部30の洗浄ノズル
2b間に、同ホースA自身は上下の搬送ロール14aと
14bとの間及び上下の脱水ロール15aと15bとの
間に挟まれ、更に上下の洗浄ノズル2の間に位置する。
このとき、洗浄ノズル切替装置4ではセレクトスイッチ
37をホースAがセットされている列に選択するとその
列の洗浄ノズル2b、2、2aに接続する分岐電磁弁3
6aまたは36bだけが開かれ、両列にホースAがセッ
トされている場合には両列の分岐電磁弁36a、36b
が開かれる。また、ホース洗浄装置の始動前には前記タ
イマー40により出口側電磁弁38は開かれ、引込口側
電磁弁39は閉じられている。
【0043】この状態でホース洗浄装置を始動すると、
予めタイマー40に設定された適宜時間だけ、加圧噴射
装置3により加圧された洗浄液Bがホース洗浄部11内
の洗浄ノズル2から高圧で噴射されると同時に、始端側
口金洗浄部30内の洗浄ノズル2bからも洗浄液Bが高
圧で噴射されて、始端側の口金C及びホースAの始端部
が洗浄される。なお、前記時間とは始端側の口金Cやホ
ースAの汚れが十分に洗浄される時間である。
【0044】前記時間が経過すると出口側電磁弁38が
タイマー40により閉じられて、それに接続されている
始端側口金洗浄部30内の洗浄ノズル2bからの洗浄液
Bの噴射が停止される。これと同時に搬送ローラ14b
及び引出しローラ35が回転されてホースAがその長手
方向に引出され、ホース洗浄部11内の洗浄ノズル2か
ら高圧で噴射される洗浄液Bにより同ホースAが連続的
に洗浄される。また、前記両ローラ14b、35の回転
開始と同時に粗ゴミブラシ20が回転されてホースAの
表面に付着している粗ゴミが払い落とされる。なお、洗
浄の済んだ始端側の口金C及びホースAは図2aの仮想
線で示すように出口17からガイドロラ18に案内さ
れて外部に送り出される。
【0045】ホースAの全長の洗浄が終るとホースAの
終端側の口金Dが終端側口金洗浄部33に引込まれる。
これと同時に引込口側電磁弁39がタイマー40により
開かれて、終端側口金洗浄部33内の洗浄ノズル2から
洗浄液Bが適宜時間高圧で噴射され、これにより同終端
側の口金Dが洗浄される。
【0046】前記時間が経過すると前記引込口側電磁弁
39がタイマー40により閉じられ、これと同時に前記
分岐電磁弁36a、36bが閉じられ、その直後に出口
側電磁弁38が開かれて、全ての洗浄工程が終了し、ホ
ース洗浄装置が自動的に停止される。
【0047】なお、本考案では前記搬送ローラ14や引
出しローラ35の回転速度を切替えてホースAの洗浄速
度を切替えられるようにしてもよい。また、前記洗浄ノ
ズル2の列数は三以上であってもよく、そのようにすれ
ばホースAを三本以上同時に洗浄することができる。本
考案では図2のように加圧噴射装置3に直接接続された
洗浄液供給切替装置6の開閉弁41にジェットガン5を
取付けて、消防車等を洗車する洗車用として使用しても
よい。
【0048】
【実施例3】本考案の第3の実施例を図3に示す。図3
において1は本体、9は蓋であり、始端側口金洗浄部3
0は実施例2と同様にホース洗浄部11の左方に形成さ
れているが、終端側口金洗浄部33は図3bに示すよう
にホース洗浄部11の真直右方に形成されている。その
他の基本的構成及び洗浄動作は実施例2とほぼ同様であ
る。
【0049】この実施例では図3aに示すように前記始
端側口金洗浄部30に始端側口金送出部100が形成さ
れている。この始端側口金送出部100は始端側口金洗
浄部30内に出口17側に下り傾斜に設けられたスラッ
トコンベア101と、同出口17から外部に下り傾斜に
設けられた傾斜板102とから構成されており、始端側
口金洗浄部30の洗浄ノズル2bにおける始端側の口金
Cの洗浄が終了すると前記スラットコンベア101が図
示されていないモータにより図3aの矢印r方向に回転
されて同口金Cが出口17側に搬送され、そのまま傾斜
板102に載って矢印s方向に滑落するようにしてあ
る。ちなみに、前記スラットコンベア101とは細長の
平板を幅方向に回動自在に連結してなるベルトを回転さ
せるようにしたものである。また前記出口17の外側に
は実施例2と同様にゴム暖簾等の遮蔽扉32が取付けら
れている。
【0050】また図3bに示す引込口19の内側にはゴ
ム暖簾等の遮蔽扉103が取付けられている。この遮蔽
扉103は図3cに示すようにその下端部から上方に向
けて途中まで形成された多数のスリットによりいわゆる
ノレン状に形成されており、終端側の口金Dが引込口1
9内に引込まれると図3bに仮想線で示すように内側に
湾曲し、同口金Dが完全に終端側口金洗浄部33内に引
込まれると自己の弾性により復元するようにしてある。
なお、前記引込口19の下方には同ホースAを案内する
ガイドローラ104が取付けられている。
【0051】
【実施例4】図4〜図10は本考案のホース洗浄装置の
第4の実施例を示すものである。この実施例のホース洗
浄装置は図6に示すように上方が開口した本体1と、こ
の本体1に背面が蝶番50で固定された蓋9とから構成
され、本体1の底に取付けた四個のキャスター10によ
り移動が容易にできるようになっている。
【0052】図5に仮想線で示す26は上方が開口し、
図1、図2の実施例と同様に内部に半円弧状に、間隔を
おいて複数個のローラ(図示されていない)が組込まれ
ているホース収納ケースであり、これは本体1の基板1
dに溶接されている。この基板1dはその左端部が本体
1の底部に図示されていない蝶番により回動自在に支持
されている。これによりホース収納ケース26を図5に
仮想線で示す右に開いて横に倒した状熊から基板1dご
と起立させて、本体1の右側板1bに開口されている引
出口(図示されていない)から本体1内に収納すること
ができるようにしてある。なお、51は同ホース収納ケ
ース26を横に開いて倒したときの脚部となる把手であ
る。
【0053】前記ホース収納ケース26の上部には本体
1に固定支持された一対の支持板52の間にガイドロー
ラ21が回転自在に支持されており、この支持板52間
の本体1の右側壁1bにはブロックに植立された下部ブ
ラシ20bが固定されている。また下部ブラシ20bの
上方にあたる蓋9の右側壁9bには引込口19が形成さ
れ、この引込口19から後述するストッパ兼停止スイッ
チを構成するガイドローラ22が揺動自在に突設されて
いる。またこのガイドローラ22の支持板53間に臨む
ように、下部ブラシ20bと先端が近接する上部ブラシ
20aに螺子止めされている。また、この上部ブラシ2
0aを介在して後述するシャワーブロック54が蓋9の
引込口19の上部に螺子止めされている。
【0054】一方、図6bに明示するように蓋9の左側
壁9aには出口17が形成され、この出口17の下方に
あたる本体1の左側壁1aには、リンク機構56により
揺動調節可能なガイド板57が設けられている。なお、
図5、図6に示す58は蓋9を開くときに図示しないラ
ッチを外すための把手であり、この把手58によりラッ
チを外すと、蓋9は図示しないステーダンパにより前記
蝶番50を支点として同蓋9の正面側が任意角回動する
ようにしてある。また、59は後述するモータや電磁ポ
ンプ等のスイッチである。
【0055】この本体1の上端開口部には図4に示すよ
うに上部が開口したウオーターパン23が固定収納され
ている。このウオーターパン23には正面と背面の側壁
に架橋され、軸受で支持された下部搬送ローラ14b及
び下部脱水ローラ15bとが、また、これらと同様に架
橋されて固定された軸上にガイドローラ35が回転自在
に設けられている。また、前記下部搬送ローラ14bの
軸60にはスプロケット61軸装され、同スプロケット
61とウオーターパン23の底の下方に設けられたモー
タ16のモータ軸上のスプロケット62とにはチェーン
63が掛けられている。
【0056】前記蓋9の内部には図4に示すように、下
部が開口したケース64が固定されており、同ケース6
4には前記下部搬送ローラ14bに対接する上部搬送ロ
ーラ14aと、前記下部脱水ローラ15bに対接する上
部脱水ローラ15aとがその内側に収納されるように設
けられている。これらのローラ14a、15aの取付け
構造について詳述する。
【0057】図7、図8に明示するように前記ケース6
4の正面と背面の壁部64aには、各切欠き部64bが
形成されており、それらの切欠き部64b内には、上部
搬送ローラ14aの軸65が嵌合された軸受が嵌合固定
されている軸受ホールダ66が摺動自在に嵌合されてい
る。この軸受ホールダ66は上部と下部とを平面とし、
左右の円弧面には溝66aが形成され、この溝66aが
ケース64の切欠き部64bの壁部64aに嵌合されて
いると共に、軸受ホールダ66の上部平面とケース64
の壁部64aに螺子止めされたバネ受67との間に圧縮
コイルバネ68を介在し、軸受ホールダ66の下部平面
をケース64の壁部64aに螺子止めされたストッパプ
レート69に当接するようになっている。なお、図面で
は軸受ホールダ66がストッパプレート69に当接して
いるが、ホースAを下部搬送ローラ14bと上部搬送ロ
ーラ14aとの間に挟み込んだ状態で、蓋9を本体1に
閉じると、上部搬送ローラ14aは圧縮コイルバネ68
のバネ力に抗して上昇するので、軸受ホールダ66とス
トッパプレート69との間に隙間が形成される。また、
図7、図8に示す70はバネ受67に立設されたガイド
棒、71は上部搬送ローラ14aの軸65に嵌合され、
軸受ホールダ66に螺子止めされたシール板、72は軸
65に圧縮嵌合されたゴムブッシュである。
【0058】このホース洗浄装置では図4に示すように
前記ウオーターパン23とケース64に夫々一対の洗浄
液飛散防止用仕切り板73、74が溶着され、これら部
材により洗浄部11が形成されている。そしてこの洗浄
部11にはウオーターパン23に支持された上下の洗浄
ノズル2と、正面視前後の洗浄ノズル2c(一個のみ図
示されている)が設けられている。
【0059】これら洗浄ノズル2、2cは本体1の底部
に構成された加圧噴射装置3と配管されている。加圧噴
射装置3は、モータ12とベルト75で連結されている
高圧ポンプ13とからなり、本体1の底部に設けられた
洗浄液タンク内の洗浄液が、ポンプ13でアンローダ
バルブ55と三方向電磁弁等の洗浄ノズル切替装置4を
介して洗浄ノズル2、2cから噴射される。なお、洗浄
部11内で噴射された洗浄液はウオーターパン23の排
出口24からホース収納ケース26に排出されるように
してある。
【0060】前記アンローダバルブ55は前記シャワー
ブロック54へ配管されており、そのシャワーブロック
54の構造を図9、図10に明示する。これらの図から
明らかなように前記蓋9のケース64には、右側壁より
突設した正面側と背面側の壁部64cが形成され、この
壁部64cに架橋され固定された軸76上には、前記ガ
イドローラ22の支持板53が揺動自在に支持されてい
る。そして、背面側となる支持板53には検出板77が
螺子止めされ、蓋9の内側に固定されたマイクロスイッ
チ78と接離する構造となっている。なお、79は前記
一対の支持板53間に固定され、ケース64に接離する
ストッパである。
【0061】前記シャワーブロック54は図10に示す
ように矩形状のブロックに長手方向の有底孔80を穿設
し、この有底孔80と貫通する貫通孔81を底部から複
数個穿設する。また、長手方向ほぼ中央部に背面側と底
面側とから穿設された連結孔82、83を設け、連結孔
82と有底孔80を開口する。なお、貫通孔83はシャ
ワーブロック54を蓋9に螺子止めするための螺子孔で
ある。このシャワーブロック54の連結孔82に前記ア
ンローダバルブ55を配管接続することにより同ブロッ
ク54の貫通孔81から洗浄液Bが外部に流出する。
【0062】一方、シャワーブロック54の有底孔80
は、本体1の内側に設けられた電磁ポンプ85と配管さ
れており、同電磁ポンプ85により洗浄原液タンク86
内の洗浄原液がシャワーブロック54に送られ、洗浄液
Bと共に外部に流出する。
【0063】このホース洗浄装置は以下のようにして使
用する。先ず、所定の場所に移動した後、ホース収納ケ
ース26を図5の仮想線のように倒伏させ、把手51を
着地させる。そして巻回されたホースAを同ホース収納
ケース26内に立てて置き、蓋9を開いてホースAの巻
終り側(始端側)口金(図示されていない)を前記出口
17のガイド板57から垂下し、ホースAを下部搬送ロ
ーラ14b、下部脱水ローラ15b、ガイドローラ3
5、ガイドローラ21に載せる。次に蓋9をステーダン
パの緩衝力に抗して本体1に閉じると、ホースAは圧縮
コイルバネ68のバネ力により、上下搬送ローラ14
a、14bと、上下脱水ロラー15a、15bとにより
挟持される。
【0064】このような段取りが終えた後、スイッチ5
9を押してモータ12を駆動させるとポンプ13により
洗浄液Bが洗浄ノズル2、2cから高圧で噴射される。
このポンプ13の立上がり時間をおいてモータ16が駆
動されると、洗浄液Bで洗浄されたホースAが出口17
から送り出され、前記ガイド板57により垂下される。
このとき、ガイド板57の下方にはカゴをおいておく。
【0065】また、ホースの送りに際しては、シャワー
ブロック54からアンローダバルブ55の洗浄液Bと、
電磁ポンプ85からの洗浄原液とが流出して、引込口1
9の近傍に設けた上下ブラシ20a、20bによりホー
スAに付着している粗ごみが落される。
【0066】このような洗浄作業が続き、巻回されたホ
ースAの巻始め側(終端側)の口金(図示されていな
い)がガイドローラ22に当打され、このガイドローラ
22が反時計回りに回動するとマイクロスイッチ78が
開くのでモータ12、16が停止する。その後は蓋9を
ラッチを外して開き、ホース洗浄装置内のホースAを取
出す。このようにして洗浄作業が終了したら、蓋9を閉
じてからホース収納ケース26を起立させて本体1内に
収納すると共に、ガイド板57を垂下させる。そしてこ
のホース洗浄装置を所定の場所に移動して保管する。
【0067】
【考案の効果】本考案のホース洗浄装置は以下のような
効果がある。 .洗浄ブラシを使用することなく、洗浄ノズル2から
噴射される高圧洗浄液BによりホースAを洗浄すること
ができるので、従来のようにブラシ20や搬送ローラ1
4に汚れが付着し、それが次に洗浄するホースAに付着
することがないので、いつでもホースをきれいに洗浄す
ることができる。 .高圧洗浄液Bで洗浄するので、ホースAの汚れをき
れいに且つ高速で洗い落すことができる。また2個以上
の洗浄ノズル2がホースAの外側に配置されているの
で、ホースの外周全体をきれいに洗浄できる。 .洗浄ノズル2が本体1内に引込まれるホースA毎に
並列に二列以上設けられているので、その洗浄ノズル2
と同数組の複数本のホースAを同時に洗浄することがで
き、洗浄の効率がよい。 .二列以上の洗浄ノズル2を洗浄ノズル切替装置4に
より切替えて所望の洗浄ノズルからのみ洗浄液Bを噴射
させることができる。この場合、噴射される洗浄ノズル
2の本数を少なくすれば、噴射される洗浄液Bの液圧が
高くなると共に液量も多くなり、噴射される本数を多く
すれば噴射される洗浄液Bの液圧が低下すると共に液量
も少なくなるため、洗浄するホースAの本数、汚れ具合
等に合わせて噴射される洗浄ノズル2を切替えてホース
Aを効率よく洗浄することができる。 .始端側口金送出部100により本体1内にセットさ
れたホースAの始端側の口金Cが本体1の外部に送り出
され、ホースAの洗浄が終了に近ずくとホースAの終端
側の口金Dが引込口19から本体1内に自動的に引込ま
れるので、両口金C、Dをも本体1内で自動的に洗浄す
ることができ、完全に自動洗浄ができる。従って、従来
のホース洗浄装置のように口金C、Dだけを別途手作業
で洗う面倒がない。 .洗浄ノズル2bから噴射される洗浄液により始端側
の口金Cが、洗浄ノズル2から噴射される洗浄液により
ホースAが、洗浄ノズル2aから噴射される洗浄液によ
り終端側の口金Dが洗浄され、しかも始端側口金洗浄部
30、ホース洗浄部11、終端側口金洗浄部33が本体
1のホース出口側からホース引込口側へ順次配置されて
いるので、口金C、DはホースAを洗浄する洗浄ノズル
2の間を通過する必要がない。従って、洗浄ノズル2b
をホース始端側の口金Cに、洗浄ノズル2をホースA
に、洗浄ノズル2aをホース終端側の口金Dに夫々近付
けて配置して各洗浄ノズルからの噴射圧力を強くするこ
とができる。 .本体1の引込口19の外側に設けたシャワーブロッ
ク54から、洗浄液Bが本体1の外側のホースAに向け
て流出されるので、同ホースAに付着している粗ごみが
本体1の外側で洗い流され、粗ごみが本体1内に入らな
い。 .従来の洗浄ブラシのように摩耗する部品がないの
で、経時的に汚れが落ちにくくなることがなく、それら
を交換する面倒がなく、コストも低減する。 .洗浄液切替装置6を切替えてジェットガン5から洗
浄液Bを噴射させれば、本考案のホース洗浄装置により
ホースの洗浄だけでなく、洗車とか他の物を洗浄するこ
ともでき、多用途性があり便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のホース洗浄装置の一実施例を示す一部
断面側面図である。
【図2】同図aは本考案のホース洗浄装置の他の実施例
を示す側面断面図、同図bは同図aのA−A断面図であ
る。
【図3】同図aは本考案のホース洗浄装置の更に他の実
施例における始端側口金送出部近傍の縦断面図、同図b
は同洗浄装置の引込口洗浄部近傍の縦断面図、同図cは
同図bのV矢視図である。
【図4】同図は本考案のホース洗浄装置の更に他の実施
例を示す側面断面図である。
【図5】図4のホース洗浄装置の正面図である。
【図6】同図aは図4のホース洗浄装置の左側面図、同
図bは同装置の右側面図である。
【図7】図4のホース洗浄装置の上部搬送ロラーの取付
け構造を示す断面図である。
【図8】図7のC−C断面図である。
【図9】図4のホース洗浄装置の引込口付近の詳細図で
ある。
【図10】同図aは図4のホース洗浄装置のシャワーブ
ロックの正面図、同図bは同図aのD−D断面図、同図
cは同図aの底面図である。
【図11】従来のホース洗浄装置の一部断面側面図であ
る。
【符号の説明】
1 本体 2 洗浄ノズル 2a 洗浄ノズル 2b 洗浄ノズル 3 加圧噴射装置 4 洗浄ノズル切替装置 5 ジェットガン 6 洗浄液供給切替装置 9 蓋 11 ホース洗浄部 14a 搬送ローラ 14b 搬送ローラ 19 引込口 30 始端側口金洗浄部 33 終端側口金洗浄部 54 シャワーブロック 55 アンローダバルブ 100 始端側口金送出部 A ホース B 洗浄液 C 始端側の口金 D 終端側の口金

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体1に蓋9を開閉自在とし、引込口1
    9から同本体1内にホースAをその長手方向一端から引
    込みながら同ホースAを同本体1内のホース洗浄部11
    で洗浄して出口17から送り出すようにしたホース洗浄
    装置において、前記引込口19の下方に開口部が位置す
    るように前記本体1に出し入れ自在に設けられ且つ巻か
    れたホースAが収納されるホース収納ケース26と、こ
    のホース収納ケース26から前記引込口19を通して前
    本体1内に引込まれるホースAの外側に位置するよう
    前記ホース洗浄部11内に二個以上配置された洗浄ノ
    ズル2と、前記本体1内に配置され且つ洗浄ブラシで
    ホースAやその口金C、Dを擦らなくともそれらの汚
    れが落ちるだけの高圧に加圧して洗浄液Bを前記洗浄ノ
    ズル2より高圧噴射させる加圧噴射装置3と、前記本体
    1内の前記出口17側に配置された一対の搬送ローラ1
    4a、14bとを設けたことを特徴とするホース洗浄装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のホース洗浄装置におい
    て、前記本体1内の前記ホース洗浄部11に二本以上の
    ホースAが並列に並べられて前記引込口19から同時に
    引込まれるようにし、前記ホース洗浄部11内に各ホー
    スA毎に二個以上の洗浄ノズル2を配置するとともに
    記洗浄ノズル2のうち所望の洗浄ノズル2からのみ洗浄
    液Bが噴射されるように、前記加圧噴射装置3と前記洗
    浄ノズル2との間に洗浄ノズル切替装置4を設けたこと
    を特徴とするホース洗浄装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のホース洗浄装置におい
    て、前記引込口19の上部となる前記蓋9の側壁9bに
    ホースAに洗浄液Bを掛けるシャワーブロック54を設
    け、同シャワーブロック54をアンローダバルブ55を
    介して前記加圧噴射装置3と連結した ことを特徴とする
    ホース洗浄装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のホース洗浄装置におい
    て、前記本体1内にホースAの始端側の口金Cを洗浄す
    る始端側口金洗浄部30と、ホースA自身を洗浄するホ
    ース洗浄部11と、ホースAの終端側の口金Dを洗浄す
    る終端側口金洗浄部33とを前記本体1の出口17側か
    ら引込口19側へ順次配置し、前記始端 側口金洗浄部3
    0に二個以上の洗浄ノズル2bを始端側の口金Cの外側
    に位置するように設置し、前記ホース洗浄部11に二以
    上の洗浄ノズル2をホースAの外側に位置するように設
    置し、前記終端側口金洗浄部33に二個以上の洗浄ノズ
    ル2aを終端側の口金Dの外側に位置するように設置
    し、それらの洗浄ノズル2b、2、2aを前記加圧噴射
    装置3に高圧洗浄液Bを供給する加圧噴射装置3と連結
    した ことを特とするホース洗浄装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のホース洗浄装置におい
    て、前記本体1内の一対の前記搬送ローラ14a、14
    bより前記出口17側に前記始端側口金洗浄部30を設
    け、この始端側口金洗浄部30に、ホースAの始端側の
    口金Cを運搬する手段と前記本体1の外部に下降させる
    手段とからなる始端側口金送出部100を設けた ことを
    特徴とするホース洗浄装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5記載のいずれかの
    ホース洗浄装置において、前記本体1にジェットガン5
    を固定又は脱着自在とし、同ジェットガン5洗浄液切
    替装置6を介して前記加圧噴射装置3に連結したことを
    特徴とするホース洗浄装置。
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