JPS5936843B2 - 転写化粧板の製造方法 - Google Patents

転写化粧板の製造方法

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JPS5936843B2
JPS5936843B2 JP5585577A JP5585577A JPS5936843B2 JP S5936843 B2 JPS5936843 B2 JP S5936843B2 JP 5585577 A JP5585577 A JP 5585577A JP 5585577 A JP5585577 A JP 5585577A JP S5936843 B2 JPS5936843 B2 JP S5936843B2
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JP
Japan
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film
transfer
pattern
curable resin
transfer film
Prior art date
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Expired
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JP5585577A
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English (en)
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JPS53140354A (en
Inventor
孝 各務
富雄 高橋
明 庭山
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は化粧紙を使用せずに転写フィルムを利用して化
粧板を製造する方法に関する。
本出願人が昭和51年1月30日付で出願した特願昭5
1−9042号(特公昭59−20468号公報、以下
先願発明と略称する。
)は基板に無溶剤型硬化性樹脂層を形成し、上記硬化性
樹脂に不溶のフィルムに上記硬化性樹脂に可溶のインキ
を用いて絵柄を印刷して成る転写フィルムを作成し、こ
の転写フィルムを上記硬化性樹脂の硬化前に上記樹脂層
に接触させることにより上記絵柄を上記樹脂層に転写し
、その後上記転写フィルムを剥離することを要旨とする
化粧板の製造方法を開示する。上記先願発明は化粧紙を
化粧板の一構成要素として用いている従来の技術に比べ
て鮮明な印刷が可能であり、特に・・イライト部(イン
ク量の少ない部分)のインクの付着が良好であり、紙間
剥離の心配がなく、耐水性耐アルカリ性に優れた製品を
提供できる利点がある。基板表面の無溶剤型硬化性樹脂
層に転写フィルムから絵柄を構成するインキを転写する
手段は一般に転写フィルムを枠にたるみなく緊張させて
張り付けた後、この枠に張り付けられた転写フィルムの
インキ面を上記硬化性樹脂層に接触させることから成る
上記先願発明においては、転写フィルムの基体として、
ビニロンフイルム、テトロンフイルム等を用い、これら
のフィルムに印刷を施すことによつて形成された転写フ
ィルムをゼロテープで引つ張つて枠に固定する等の手段
を用いてしわを生じないように枠に緊張固定させている
。ビニロンフイルムの場合には通常25〜100μmの
厚さの溶液流延法によつて製造されたものが用いられて
いるが、これは伸びやすい性質を有しているため、シワ
を生ずることなく枠に容易に張り付けることができるが
、逆にその伸びにより絵柄の変形又は歪が生ずる欠点が
あり、また印刷時における精度が低下する欠点がある。
テトロンフイルムの場合には伸縮性が少ないので、印刷
精度の低下は生じなく、そして枠張り時の絵柄の歪はな
いが、逆にフイルムを緊張させて枠に固定するのに多く
の労力を必要とする欠点がある。本発明の目的は印刷精
度を低下させることなく転写フイルムを形成することが
でき、かつ転写フイルムの枠張りを簡単に実施すること
ができ、そして絵柄の歪が少ない化粧板の製造方法を提
供することである。本発明の転写化粧板の製造方法は無
溶剤型硬化性樹脂層を基板表面に形成する工程;熱収縮
性を有し、かつ上記硬化性樹脂に不溶のフイルムに上記
硬化性樹脂に可溶のインキで絵柄を印刷して転写フイル
ムを形成する工程;上記転写フイルムを枠に固定する工
程;加熱によつて上記転写フイルムを収縮緊張させる工
程;上記緊張した転写フイルムの絵柄を上記硬化性樹脂
層の硬化前にこの樹脂層に接触させて上記絵柄を上記樹
脂層に転写する工程:上記樹脂層の硬化後に上記転写フ
イルムを剥離する工程を含む。
以下本発明を図面に基づいて説明する。
第1図において、1は熱収縮性を有し、かつ無溶剤型硬
化性樹脂に不溶のフイルムである。
フイルム1の片面には上記硬化性樹脂に可溶のインキで
印刷された絵柄2が形成されており、フイルム1と絵柄
2は合体して転写フイルムを構成している。なおフイル
ム1の印刷時には特にフイルム1を緊張させる必要はな
い。第2図に示すように転写フイルムを絵柄2を下側に
して固定手段、例えば接着剤3を用いて枠4に固定する
。なおこの際は転写フイルムは多少ゆるんだり、しわを
形成してもよい。次に転写フイルムを加熱すると転写フ
イルムは熱収縮して緊張し、第3図に示すように平坦な
表面が得られる。第4図に示すように基板5表面に形成
された無溶剤型硬化性樹脂層6に転写フイルムを絵柄2
を下側にして積層する。絵柄2が樹脂層6内に溶解転写
し、そして樹脂層6が硬化した後に、第5図に示すよう
にフイルム1を剥離する。本発明において、フイルム1
として好ましく用いられるものは例えば延伸ポリオレフ
インフイルム、延伸ポリエステルフイルム、延伸ビニロ
ンフイルム等がある。
延伸ビニロンフイルムは極めて熱収縮が容易に生ずるた
め特に望ましい。延伸については一軸あるいは二軸任意
であるが望ましくは二軸延伸フイルムの方が縦横両方向
に熱収縮する為より作業性が良好である。延伸率として
は5%以上あればよいが、望ましくは10%以上がよい
。なお、ポリエステル化粧板の製造に通常用いられてい
る溶液流延法によるビニロンフイルムは延伸ビニロンフ
イルムとは全く異なるものであつて本発明においては用
いられない。枠4としては金属枠、木製枠が用いられて
もよい。転写フイルムを枠に固定するにはゴム系、ビニ
ル系、ウレタン系の接着剤が用いられてもよく、その他
にびよう、釘等が用いられてもよいがいずれの場合にお
いても、枠への固定時に転写フイルムを緊張させる必要
はないので、本発明において枠張りは極めて容易に実施
できる。転写フイルムの形成に用いられるインキは溶剤
型硬化性樹脂に可溶のバインダーを主成分として含有す
る。フイルム1に絵柄2を印刷する場合には、グラビア
印刷が好ましく用いられる。本発明において好ましく用
いられる延伸フイルムはフイルム強度が強く、多色印刷
における見当精度を極めて良好に仕上げることができる
。これに対して、溶液流延法によるビニロンフイルムの
場合には多色印刷において良好な印刷精度を得ることは
困難である。枠に固定された転写フイルムを収縮させる
ための加熱温度はフイルム製造時における延伸温度以上
であることが望ましい。例えば延伸ビニロンフイルムは
120℃以上、延伸ポリエステルフイルムは150℃以
上が望ましい。収縮させるための加熱方法としては枠ご
と加熱室内に挿入してもよいし、又は転写フイルム表面
に温風を吹き付けてもよい。本発明において用いられる
無溶剤型硬化性樹脂としては不飽和ポリエステル樹脂、
エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂等がある。
以下本発明の実施例を示す。
実施例 1 15μm厚の延伸ビニロンフイルム(商品名ユニチカO
フイルムリユニチカ(株)製)にセルローズ系インキで
多色刷りにして格子柄を印刷したものを転写フイルムと
して用意した。
この転写フイルムを両面接着テープを用いて金属枠に固
定した。この枠に固定された転写フイルムを枠ごと15
0℃の加熱炉に2分間入れて、フイルムを収縮緊張させ
た。石綿スレート基板に着色不飽和ポリエステル樹脂を
400y/イ塗布したものを用意し、この塗布面に上記
枠張り転写フイルムを重ね合せ、口ーラ一にて脱泡した
約1時間放置して上記ポリエステル樹脂が硬化した後、
転写フイルムを剥離して、良好な意匠性を有する転写ポ
リエステル化粧板を得た。この化粧板において、絵柄の
歪はほとんど認められなかつた。実施例 2 25μm厚の延伸テトロンフイルムにストライプ柄を印
刷したものを転写フイルムとして使用したことを除いて
は実施例1の方法が繰り返されて、絵柄の歪のほとんど
認められない良好な化粧板を得た。
本発明の効果を要約すれば以下の通りである。
(1)転写フイルムを枠に緊張させる枠張り作業が極め
て容易に実施できる。(2)絵柄の歪が少ない製品が得
られる。
(3)転写フイルム作成時における印刷精度が良好であ
る。
(4)転写フイルム用のフイルムの肉厚を減少させるこ
とが可能となり、したがつて製品の化粧板の製造価格を
低減できる。
(例えば、厚さ50μmのテトロンフイルムの代りに本
発明においては15μm厚の延伸ビニロンフイルムを用
いることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明方法を工程順に示す断面図であ
る。 1・・・・・・フイルム、2・・・・・・絵柄、3・・
・・・・接着剤、4・・・・・・枠、5・・・・・・基
板、6・・・・・・樹脂層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 無溶剤型硬化性樹脂層を基板表面に形成する工程;
    熱収縮性を有し、かつ上記硬化性樹脂に不溶のフィルム
    に上記硬化性樹脂に可溶のインキで絵柄を印刷して転写
    フィルムを形成する工程;上記転写フィルムを枠に固定
    する工程;上記転写フィルムを加熱することにより収縮
    緊張させる工程;上記緊張した転写フィルムの絵柄を上
    記硬化性樹脂層の硬化前にこの樹脂層に接触させて上記
    絵柄を上記樹脂層に転写する工程;上記樹脂層の硬化後
    に上記転写フィルムを剥離する工程を含む転写化粧板の
    製造方法。 2 熱収縮性を有し、かつ上記硬化性樹脂に不溶のフィ
    ルムは延伸ポリオレフィンフィルム、延伸ポリエステル
    フィルム、又は延伸ビニロンフイルムである特許請求の
    範囲第1項記載の転写化粧板の製造方法。 3 無溶剤型硬化性樹脂は不飽和ポリエステル樹脂であ
    る特許請求の範囲第1項記載の転写化粧板の製造方法。
JP5585577A 1977-05-14 1977-05-14 転写化粧板の製造方法 Expired JPS5936843B2 (ja)

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JP5585577A JPS5936843B2 (ja) 1977-05-14 1977-05-14 転写化粧板の製造方法

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JP5585577A JPS5936843B2 (ja) 1977-05-14 1977-05-14 転写化粧板の製造方法

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Publication Number Publication Date
JPS53140354A JPS53140354A (en) 1978-12-07
JPS5936843B2 true JPS5936843B2 (ja) 1984-09-06

Family

ID=13010657

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JP5585577A Expired JPS5936843B2 (ja) 1977-05-14 1977-05-14 転写化粧板の製造方法

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57201688A (en) * 1981-06-05 1982-12-10 Toho Polymer Kk Operation display body and manufacture thereof
JPS5881104A (ja) * 1981-11-07 1983-05-16 松下電工株式会社 集成材の製法

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JPS53140354A (en) 1978-12-07

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