JPH08310105A - カラーコピーの転写方法と該方法に用いるトナー処理剤及びカラーコピーの転写用シート - Google Patents

カラーコピーの転写方法と該方法に用いるトナー処理剤及びカラーコピーの転写用シート

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JPH08310105A
JPH08310105A JP7159736A JP15973695A JPH08310105A JP H08310105 A JPH08310105 A JP H08310105A JP 7159736 A JP7159736 A JP 7159736A JP 15973695 A JP15973695 A JP 15973695A JP H08310105 A JPH08310105 A JP H08310105A
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transfer
color
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Yasuhiko Tokuchi
安彦 徳地
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    • B44C1/16Processes, not specifically provided for elsewhere, for producing decorative surface effects for applying transfer pictures or the like
    • B44C1/165Processes, not specifically provided for elsewhere, for producing decorative surface effects for applying transfer pictures or the like for decalcomanias; sheet material therefor
    • B44C1/17Dry transfer
    • B44C1/1733Decalcomanias applied under pressure only, e.g. provided with a pressure sensitive adhesive
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    • G03G15/14Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base
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    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G7/00Selection of materials for use in image-receiving members, i.e. for reversal by physical contact; Manufacture thereof
    • G03G7/0093Image-receiving members, based on materials other than paper or plastic sheets, e.g. textiles, metals

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コピー用離型シートからベースシートへのカ
ラートナーの画像の転写が確実に行い得ながら、ベース
シートから被転写体への転写に際して画像がムラなく奇
麗に転写できるようにすること。 【構成】 トナー処理剤成分A(トルエン42%±5
%、メチルケトン15%±5%、イソプロピルアルコー
ル15%±5%からなる溶剤と、ウレタン樹脂28%±
3%からなる固形分とで調整)の20%〜40%と、ト
ナー処理剤成分B(トルエン40%±5%、酢酸エチル
15%±5%、イソプロピルアルコール20%±5%か
らなる溶剤と、エポキシ樹脂7%±3%、ブチラール樹
脂13%±3%及び硝化綿樹脂5%±3%からなる固形
分とで調整)の60%〜80%とを混合させて得たトナ
ー処理剤を用い、カラーコピーの転写を行う。このトナ
ー処理剤を塗布したベースシートで構成されたカラーコ
ピーの転写用シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーコピーの転写方
法と該方法に用いるトナー処理剤及びカラーコピーの転
写用シートに関し、特に、デザイン業界、被服プリン
ト、装飾転写等に於いて応用可能なカラーコピーの転写
方法と該方法に用いるトナー処理剤及びカラーコピーの
転写用シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、シャツに図柄を入れる場合、織
り込みによるか、完成後にプリントをするか、1枚づつ
手書きをするか、或いは、最近多用されている転写技術
を用いる方法がある。織り込みの場合には、一旦自動機
をセットすると大量に同じ図柄のシャツが生産されるこ
とになり、大量生産には向くが、小ロットで多種類の図
柄のシャツを生産するのには適していない。このこと
は、プリント(印刷)についても言える。また、手書き
は高級品としては可能であっても、マスプロには適さな
い。
【0003】従って、小ロットであるが多種類の図柄の
シャツを得るには、転写方法が最も適していると言え
る。そうした転写技術の一つとしては、商品のプレゼン
テーションに用いられている転写方法が知られている。
この技術は、離型シート(シリコン被膜を一面に備えて
いる)の上に紫外線感光型の油性インク(溶剤で液状と
なったもの)をコーティングし、乾燥させた後、所望の
文字、図形等が映ったフィルムのネガ(又はポジ)をそ
の上に重ね、これを露光器にセットして、所望の文字、
図形等を紫外線照射で硬化させ、紫外線が透過しない部
分の非硬化部分を溶剤によって溶解除去して所望の文
字、図形等を離型シート上に残す。
【0004】その後、離型シート上の文字、図形等の上
から接着剤を塗布乃至コーティングし、この接着面を目
的物のシャツ等の被転写体に合わせて、その裏面からヘ
ラ等で擦って、或いは、加熱ロールに通して被転写体に
文字、図形等を接着し、その後に離型シートを、その離
型層で引き剥がして文字、図形等のみを被転写体に固定
するのである。
【0005】この転写方法の欠点は、次の如くである。 原画の作成にデザイナーの技量が大きく影響するこ
と。 フィルムでネガ(ポジ)を作成しなければならない
こと。 離型シートに感光型の樹脂性インクをコーティン
グ、乾燥させる手間を要すること。 ネガ(ポジ)による焼き付けを行うため、露光器を
必要とし、且つ、時間もかかること。
【0006】 文字等が独立した状態でネガにある場
合には、それが一色のインクで作成するのは簡単である
が、ネガに細かい模様があって、その模様の部分的な色
調を変える如き図柄、即ち、例えば、カラー写真のまま
の状態を転写できるような転写物は実際上不可能である
こと。 離型シートにコーティングするインクは、転写がで
きるように、感光によって所定の強度を得るだけの厚み
が必要であり、転写後の転写物が厚くなり、被転写体の
上に僅かな段部を形成し、ガラス表面に転写する等の時
には見栄えが良くないと共に引っ掛かり易く、剥離の原
因となること。
【0007】本発明者は、こうした現状に鑑み、先ず、
最終的には転写を行うことを前提としながら、転写物を
簡単に、迅速に作成する方法がないものかと従来技術に
ついて検討してみた。そこで、本発明者は、先ず、簡便
に得られる原画として、最近に至って性能が大幅に改善
されてきたカラーコピー(複製)を用いる技術について
考えた。 この元になる原画は、電子機器による画像処
理で出力したもの、手作業で作成したもの、写真等を用
いれば済む。
【0008】このカラーコピー(複製)を転写しようと
する考えは、既に種々の方法が提案されているが、基本
的には、離型処理されたシート(通常シリコン被膜を施
す)に所望のカラーコピー(複製)を行い、転写物(シ
ート、紙)に感圧接着型の接着剤を塗布しておいて、こ
れにカラーコピーを重ね、押圧することによりトナー画
像部分をシートの離型層で剥離し、被転写物(シート、
紙)の方に移すのである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、本発明者は、
カラーコピーを用いて、その転写の実験を繰り返した結
果、加熱押圧によっても、単なる押圧(擦り付け)によ
っても、概ねトナー画像の転写が行い得るに至ったが、
未だ部分的にトナー画像が離型シート側に残るという事
態に直面した。そこで、この問題を解決するべく、離型
層を厚くして離型力を高める方法を採ったところ、今度
は、コピー機においてカラートナーが定着しないという
問題が発生した。
【0010】逆に、離型層の厚み(離型力が小さい)は
そのままで、転写時の加熱温度や押圧力を高める方法も
試みたが、転写時の加熱温度を高くすると離型シートの
変形を来したり、熱可塑性のカラートナーの画像が崩れ
たり、画像のエッジが不鮮明となったりする問題が発生
し、また、押圧力を幾ら高くしても、完全な転写が行い
得ないことが分かった。即ち、離型シートの離型力の強
弱は、コピー機におけるカラートナーの定着と、転写時
のカラートナーの離型とにおいて互いに矛盾するもの
で、解決の方法がないということが分かった。
【0011】本発明者は、かかる問題点について研究を
重ねたもので、コピー用離型シートからベースシートへ
のカラートナーの画像の転写が確実に行い得ながら、ベ
ースシートから被転写体への転写に際して画像がムラな
く奇麗に転写できるところのカラーコピーの転写方法と
該方法に用いるトナー処理剤及びカラーコピーの転写用
シートを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるカラーコ
ピーの転写方法は、上記目的を達成するために、所要の
カラー画像をカラーコピー機によってコピー用離型シー
トに複製し、該カラー画像を被転写物に転写するのに用
いるカラーコピーの転写方法であって、トナー処理剤成
分Aを、トルエン42%±5%、メチルケトン15%±
5%、イソプロピルアルコール15%±5%からなる溶
剤と、ウレタン樹脂28%±3%からなる固形分とで調
整し、トナー処理剤成分Bを、トルエン40%±5%、
酢酸エチル15%±5%、イソプロピルアルコール20
%±5%からなる溶剤と、エポキシ樹脂7%±3%、ブ
チラール樹脂13%±3%及び硝化綿樹脂5%±3%か
らなる固形分とで調整し、これらトナー処理剤成分Aを
20%〜40%、トナー処理剤成分Bを60%〜80%
の割合で混合してトナー処理剤を調整し、このトナー処
理剤を、離型処理を施したベースシートに薄く塗布して
乾燥させ、該トナー処理剤の層に、前記コピー用離型シ
ートに複製したカラー画像を重ね、且つ、これらベース
シートとコピー用離型シートとを重ねた状態で加熱ロー
ルに通し、その後にコピー用離型シートをベースシート
から剥離してカラー画像をベースシートに転写し、その
後に、前記ベースシートの上から感圧性接着剤を塗布す
ることによりカラーコピー転写シートを得る、という手
段を講じたのである。本発明の転写は、文字、図形、絵
等を看板、壁面装飾等に関する転写したり、所望の対象
物に転写できるものである。本発明に於いて、上記トナ
ー処理剤に、紫外線吸収剤を1%乃至5%混入してある
ことが好ましい。また、上記感圧性接着剤の塗布に先行
して、前記ベースシートを、カラー画像の上からアルコ
ール系溶剤で拭き、カラー画像以外の部分のトナー処理
剤を溶解除去するのが好ましい。この感圧性接着剤は、
加熱押圧で接着力を発揮するものも含む。
【0013】また、本発明にかかるトナー処理剤は、上
記目的を達成するために、請求項1のカラーコピーの転
写方法に用いるトナー処理剤であって、トナー処理剤成
分Aを、トルエン42%±5%、メチルケトン15%±
5%、イソプロピルアルコール15%±5%からなる溶
剤と、ウレタン樹脂28%±3%からなる固形分とで構
成し、トナー処理剤成分Bを、トルエン40%±5%、
酢酸エチル15%±5%、イソプロピルアルコール20
%±5%からなる溶剤と、エポキシ樹脂7%±3%、ブ
チラール樹脂13%±3%及び硝化綿樹脂5%±3%か
らなる固形分とで構成し、これらトナー処理剤成分Aを
20%〜40%、トナー処理剤成分Bを60%〜80%
の割合で混合してある、という手段を講じたのである。
本発明に於いて、上記トナー処理剤に、紫外線吸収剤を
1%乃至5%混入してあることが好ましい。
【0014】また、本発明にかかるカラーコピーの転写
用シートは、上記目的を達成するために、所要のカラー
画像をカラーコピー機によってコピー用離型シートに複
製し、該カラー画像を被転写物に転写するのに用いるカ
ラーコピーの転写用シートであって、トナー処理剤成分
Aを、トルエン42%±5%、メチルケトン15%±5
%、イソプロピルアルコール15%±5%からなる溶剤
と、ウレタン樹脂28%±3%からなる固形分とで構成
し、トナー処理剤成分Bを、トルエン40%±5%、酢
酸エチル15%±5%、イソプロピルアルコール20%
±5%からなる溶剤と、エポキシ樹脂7%±3%、ブチ
ラール樹脂13%±3%及び硝化綿樹脂5%±3%から
なる固形分とで構成し、これらトナー処理剤成分Aを2
0%〜40%、トナー処理剤成分Bを60%〜80%の
割合で混合してトナー処理剤を構成し、このトナー処理
剤を、離型処理を施したベースシートに薄く塗布して乾
燥させた、という手段を講じたものである。
【0015】本発明に於いて、上記トナー処理剤に、紫
外線吸収剤を1%乃至5%混入してあることが好まし
い。尚、本発明におけるカラーコピーの原画は、マニュ
アル、パソコン等を用いて作成しても良いし、或いは、
単なる印刷物であっても良い。
【0016】
【作用】本発明のカラーコピーの転写方法と該方法に用
いるトナー処理剤及びカラーコピーの転写用シートによ
れば、コピー用離型シートとベースシートとを合わせて
加熱押圧し、転写を行う時に次の如き作用が生じるもの
と推測される。先ず、カラーコピーのトナー画像がエポ
キシ系樹脂であるため、トナー処理剤成分A及びBのエ
ポキシ系樹脂を溶解可能なトルエン等によって、トナー
画像のトナー(複写時に加熱溶融されているがミクロ的
には粒子状)の表面を局部的に一部溶融し、同時にトナ
ー処理剤成分Bに溶解されているエポキシ樹脂、ブチラ
ール樹脂によってトナー粒子を緊密に連結する。
【0017】そして、最も特徴的であるのが、トナー処
理剤成分Aに溶解されているウレタン樹脂によって、非
常に弾力性のあるウレタン被膜を形成し、恰もトナー画
像がウレタン被膜に乗った状態となる。その結果、転写
時にコピー用離型シートからベースシートへの移動に際
し、前記ウレタン被膜でトナー画像が一体的に、型崩れ
のない状態でベースシートの接着剤層へ移行されるので
ある。従って、多少の曲面(円筒状のコップ、花瓶等の
表面)にも充分に転写可能である。
【0018】従って、従来において、コピー用離型シー
トのトナー画像に対する離型力(弱く)と、ベースシー
トの接着力(強く)とに大きな段差を設け、確実な転写
を行うようにされていた結果、ベースシートへ転写用の
接着剤を塗布し、ベースシートから被転写物(体)への
押圧転写するときに、強い接着力を有するベースシート
から被転写物(体)への転写が確実に行い難くなり、転
写のトナー画像が局部的に崩れる(残る)と不都合も、
本発明では回避できるのである。
【0019】そして、本発明において、トナー処理剤
に、紫外線吸収剤を1%乃至5%混入する場合には、ト
ナー画像が被転写物(体)に転写された後における太陽
光線の紫外線によって劣化するのを防止することがで
き、基材となるエポキシ系樹脂自体の耐候性に加え、更
に強力な耐候性を発揮することになり、屋外の看板、壁
面等に実施したときに一層好ましい結果を得る。
【0020】本発明のカラーコピーの転写用シートによ
れば、上述した転写機能を発揮できるベースシートを準
備することで、所望の被転写物(体)への転写を、簡単
なヘラ等の押圧具によって転写出来る。また、感圧性接
着剤の塗布に先行してアルコール系溶剤でベースシート
を拭く場合には、トナー画像以外の部分のトナー処理剤
(画像の周縁)が奇麗に除去され、画像のエッジが鮮明
に出ると共に最終転写に際してトナー画像面以外の感圧
性接着剤の移動が少なくなる。その他の作用について
は、以下の実施例の説明から明らかとなろう。
【0021】
【実施例】本発明のカラーコピーの転写方法と該方法に
用いるトナー処理剤及びカラーコピーの転写用シートの
好適実施例について、以下詳細に説明する。
【0022】先ず、本発明にかかるカラーコピーの転写
方法に用いるトナー処理剤は、トナー処理剤成分Aとト
ナー処理剤成分Bとから構成され、次のように調整され
る。 トナー処理剤成分A このトナー処理剤成分Aは、トルエン42%、メチルケ
トン15%、イソプロピルアルコール15%からなる溶
剤と、ウレタン樹脂28%からなる固形分とで調整す
る。
【0023】トナー処理剤成分B このトナー処理剤成分Bは、トルエン40%、酢酸エチ
ル15%、イソプロピルアルコール20%からなる溶剤
と、エポキシ樹脂7%、ブチラール樹脂13%及び硝化
綿樹脂5%からなる固形分とで調整する。尚、調整許容
範囲として、トナー処理剤成分Aは、トルエン42%、
メチルケトン15%、イソプロピルアルコール15%に
ついては、±5%で調整する。そして、ウレタン樹脂2
8%については±3%で調整することができる。また、
トナー処理剤成分Bの混合許容範囲は、トルエン40
%、酢酸エチル15%、イソプロピルアルコール20%
については、±5%で調整する。そして、エポキシ樹脂
7%、ブチラール樹脂13%及び硝化綿樹脂5%につい
ては、±3%で調整することができる。
【0024】トナー処理剤 上述のトナー処理剤成分Aを20%〜40%、トナー処
理剤成分Bを60%〜80%の割合で混合して調整す
る。また、転写対象物によっては、これらトナー処理剤
成分Aとトナー処理剤成分Bの所定の混合割合により調
整されたトナー処理剤を、少なくともトルエンを用い
て、1〜100%(2倍)の範囲で希釈して用いる場合
がある。
【0025】次に、添加剤である紫外線吸収剤について
述べる。この紫外線吸収剤としては、1%混入される。
その許容範囲としては、0.5〜5%の範囲が可能で
ある。この紫外線吸収剤としは、ベンゾフェノン系紫外
線吸収剤(Viosorb 130:商品名)が用いら
れた。その他、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤も使
用可能であるが、何れも公知(市販)のものである。
【0026】次に、コピー用離型シートについて述べ
る。このコピー用離型シートとしては、カラーコピー槻
に通すことが可能なもので良く、ここでは、洋紙にシリ
コン離型処理をしたものが用いられた。しかし、当然な
がら、この積の業界で一般に用いられている合成樹脂性
のフィルムを用いることも出来る。
【0027】次に、ベースシートについて述べる。この
ベースシートは、最終転写が行い易いように、透明(半
透明)の合成樹脂性のフィルムの表面にシリコン被膜を
施したものが用いられた。こうした離型シート自体は公
知のものである。
【0028】次いで、本発明のカラーコピーの転写方法
について、図1乃至図6に基づいて述べる。この実施例
では、所要のカラー画像2、ここでは多色のカラー文字
(パソコン出力を用いた)を、カラーコピー機によって
コピー用離型シート1に複製し、該カラー画像2を被転
写物3(ここでは紙面)に転写する。
【0029】図1は、上述の如く調整されたトナー処理
剤4を、離型処理を施したベースシート5に薄く塗布し
て乾燥させる工程の塗布初期状態を示す。この塗布は、
可撓性の容器に入れたトナー処理剤4をベースシート5
の上に絞り出し、通常、この種の作業で用いられている
バー6を用いて薄く引き延ばされて行われる。そして、
乾燥は、通常ドライヤーを用いて行われる。この工程の
終了によって得られたものが、本発明に言うカラーコピ
ーの転写用シート5’である。
【0030】次いで、図2に示すように、上記トナー処
理剤4の層に、前記コピー用離型シート1に複製したカ
ラー画像2を重ね、且つ、これらベースシート5とコピ
ー用離型シート1とを重ねた状態で加熱ロール(温度調
整可)に通す。この加熱ロールは、通常この種の作業に
用いられる市販のものであり、一対の電気加熱されたロ
ールを密着状態で対向配置して構成されたものである
(温度調整、加圧力の調整可能)。この時の加熱温度
は、80゜C前後が好ましい。従って、アイロン等を代
用してよいことが理解できよう。
【0031】その後、図3に示すように、コピー用離型
シート1をベースシート5から剥離してカラー画像2を
ベースシート5に転写する。次いで、図4に示すよう
に、前記ベースシート5を、カラー画像2の上からアル
コール系溶剤で拭き、カラー画像2以外の部分のトナー
処理剤4を溶解除去する。このアルコール系溶剤は、従
来この種の作業で用いられているスポンジ或いは綿に吸
収させて用いるのが好ましい。
【0032】その後に、図5に示すように、前記ベース
シート5の上から感圧性接着剤7を塗布する。この感圧
性接着剤は、液状乃至半流動物であれば、それ自体公知
のものでよく、その塗布方法も、上記トナー処理剤4と
同じ方法で良い。この工程の終了によって本発明にかか
るカラーコピー転写シート8が完成する。 即ち、本発
明にかかるカラーコピー転写シート8とは、上述の全工
程を経たものを言う。この後、本発明のカラーコピー転
写シート8は、図6に示すように、所望の被転写物
(体)である紙面9に重ねられ、上からヘラ10で加圧
し、カラーコピー転写シート8を紙面9から剥離するこ
とによって最終転写が完了する。
【0033】
【発明の効果】本発明の製作方法によれば、トナー型
(エポキシ樹脂系)のカラーコピー機によりカラートナ
ーの画像を離型シートへ再現し、これをトナー処理剤
(A及びB)の特にウレタン被膜を有効に用いることに
よって、ベースシートに対して奇麗に転写できると共に
所望の被転写体に、画像のムラのない、そして型崩れを
しない奇麗な状態で転写できるという画期的なカラーコ
ピーの転写を行い得る効果を奏するに至った。
【0034】本発明にかかるトナー処理剤(A及びB)
は、上述の製作方法に供することができるもので、強度
のあるウレタン被膜を形成して、エポキシ系のトナー画
像をフィルム状に一体化することができ、離型シートへ
の転写及びベースシートの剥離層から離れて被転写物
(体)へ転写されるのに要求される充分な引張強度を発
揮する。また、ウレタン被膜は伸びも優れているので、
被転写体が曲面であっても、多少の凹凸があっても充分
に順応して転写を行い得るものである。
【0035】そして、上記製作方法によって製作された
カラーコピーの転写用シートは、上記トナー処理剤をベ
ースシート上に塗布したものであるので、この状態のま
ま(或いはベースシート間に離型性のフィルムを介在さ
せれば依り確実)で運搬、取り扱い出来る利点があり、
且つ、一般の離型シートの上にコピーした所望の画像
(エポキシ系のトナー画像)を、このシートに合わせて
加熱押圧(加熱ローラー等)するだけで、カラー画像を
所要の場所において便利に転写できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるカラーコピーの転写方法の第1
のステップを示す斜視図である。
【図2】本発明にかかるカラーコピーの転写方法の第2
のステップを示す縦断側面図である。
【図3】本発明にかかるカラーコピーの転写方法の第3
のステップを示す縦断側面図である。
【図4】本発明にかかるカラーコピーの転写方法の第4
のステップを示す斜視図である。
【図5】本発明にかかるカラーコピーの転写方法の第5
のステップを示す斜視図である。
【図6】本発明にかかるカラーコピーの転写方法の第6
のステップを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 コピー用離型シート 2 カラー画像 3 被転写物 4 トナー処理剤 5 ベースシート 6 バー 7 感圧性接着剤 8 カラーコピー転写シート 9 紙面 10 ヘラ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要のカラー画像をカラーコピー機によ
    ってコピー用離型シートに複製し、該カラー画像を被転
    写物に転写するのに用いるカラーコピーの転写方法であ
    って、 トナー処理剤成分Aを、トルエン42%±5%、メチル
    ケトン15%±5%、イソプロピルアルコール15%±
    5%からなる溶剤と、ウレタン樹脂28%±3%からな
    る固形分とで調整し、 トナー処理剤成分Bを、トルエン40%±5%、酢酸エ
    チル15%±5%、イソプロピルアルコール20%±5
    %からなる溶剤と、エポキシ樹脂7%±3%、ブチラー
    ル樹脂13%±3%及び硝化綿樹脂5%±3%からなる
    固形分とで調整し、 これらトナー処理剤成分Aを20%〜40%、トナー処
    理剤成分Bを60%〜80%のの割合で混合してトナー
    処理剤を調整し、 このトナー処理剤を、離型処理を施したベースシートに
    薄く塗布して乾燥させ、 該トナー処理剤の層に、前記コピー用離型シートに複製
    したカラー画像を重ね、且つ、これらベースシートとコ
    ピー用離型シートとを重ねた状態で加熱ロールに通し、 その後にコピー用離型シートをベースシートから剥離し
    てカラー画像をベースシートに転写し、 その後に、前記ベースシートの上から感圧性接着剤を塗
    布することによりインレタシートを得る、カラーコピー
    の転写方法。
  2. 【請求項2】 上記トナー処理剤に、紫外線吸収剤を1
    %乃至5%混入してある請求項1のカラーコピーの転写
    方法。
  3. 【請求項3】 上記感圧性接着剤の塗布工程に先行し
    て、前記ベースシートを、カラー画像の上からアルコー
    ル系溶剤で拭き、カラー画像以外の部分のトナー処理剤
    を溶解除去する、請求項1又は2のカラーコピーの転写
    方法。
  4. 【請求項4】 上記トナー処理剤が、少なくともトルエ
    ンによって、1%から100%の範囲で希釈されている
    請求項1乃至請求項3のカラーコピーの転写方法。
  5. 【請求項5】 請求項1のカラーコピーの転写方法に用
    いるトナー処理剤であって、 トナー処理剤成分Aを、トルエン42%±5%、メチル
    ケトン15%±5%、イソプロピルアルコール15%±
    5%からなる溶剤と、ウレタン樹脂28%±3%からな
    る固形分とで構成し、 トナー処理剤成分Bを、トルエン40%±5%、酢酸エ
    チル15%±5%、イソプロピルアルコール20%±5
    %からなる溶剤と、エポキシ樹脂7%±3%、ブチラー
    ル樹脂13%±3%及び硝化綿樹脂5%±3%からなる
    固形分とで構成し、 これらトナー処理剤成分Aを20%〜40%、トナー処
    理剤成分Bを60%〜80%の割合で混合してある、ト
    ナー処理剤。
  6. 【請求項6】 上記トナー処理剤に、紫外線吸収剤を1
    %乃至5%混入してある請求項5のトナー処理剤。
  7. 【請求項7】 上記トナー処理剤が、少なくともトルエ
    ンによって、1%から100%の範囲で希釈されている
    請求項5又は6のトナー処理剤。
  8. 【請求項8】 所要のカラー画像をカラーコピー機によ
    ってコピー用離型シートに複製し、該カラー画像を被転
    写物に転写するのに用いるカラーコピーの転写用シート
    であって、 トナー処理剤成分Aを、トルエン42%±5%、メチル
    ケトン15%±5%、イソプロピルアルコール15%±
    5%からなる溶剤と、ウレタン樹脂28%±3%からな
    る固形分とで構成し、 トナー処理剤成分Bを、トルエン40%±5%、酢酸エ
    チル15%±5%、イソプロピルアルコール20%±5
    %からなる溶剤と、エポキシ樹脂7%±3%、ブチラー
    ル樹脂13%±3%及び硝化綿樹脂5%±3%からなる
    固形分とで構成し、 これらトナー処理剤成分Aを20%〜40%、トナー処
    理剤成分Bを60%〜80%の割合で混合してトナー処
    理剤を構成し、 このトナー処理剤を、離型処理を施したベースシートに
    薄く塗布して乾燥させた、カラーコピーの転写用シー
    ト。
  9. 【請求項9】 上記上記トナー処理剤に、紫外線吸収剤
    を1%乃至5%混入してある請求項8のカラーコピーの
    転写用シート。
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