JP3343738B1 - 転写シール及びその製造法 - Google Patents
転写シール及びその製造法Info
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- JP3343738B1 JP3343738B1 JP2002073299A JP2002073299A JP3343738B1 JP 3343738 B1 JP3343738 B1 JP 3343738B1 JP 2002073299 A JP2002073299 A JP 2002073299A JP 2002073299 A JP2002073299 A JP 2002073299A JP 3343738 B1 JP3343738 B1 JP 3343738B1
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Abstract
【要約】
【目的】 シルクスクリーン印刷により形成された図柄
層が被転写体に強固に接着させる転写シールを提供す
る。 【構成】 未処理ポリオレフィン系フィルムを支持シー
トとしてその支持シート(1)に対し、性質上密着性に
難点があるとされるインクで図柄(2)を印刷し、次に
その支持シートに対し、良好な付着性をもつインクで前
記図柄(2)を覆うようにコート層(3)を上から印刷
することにより前記図柄(2)を前記支持シートに付着
させ、ついで、前記図柄(2)を付着させたコート層
(3)の上から粘着剤(4)を前記図柄(2)とほぼ一
致するように印刷することにより、付着させられた前記
図柄(2)のみが転移部分になる転写シールを製造す
る。
層が被転写体に強固に接着させる転写シールを提供す
る。 【構成】 未処理ポリオレフィン系フィルムを支持シー
トとしてその支持シート(1)に対し、性質上密着性に
難点があるとされるインクで図柄(2)を印刷し、次に
その支持シートに対し、良好な付着性をもつインクで前
記図柄(2)を覆うようにコート層(3)を上から印刷
することにより前記図柄(2)を前記支持シートに付着
させ、ついで、前記図柄(2)を付着させたコート層
(3)の上から粘着剤(4)を前記図柄(2)とほぼ一
致するように印刷することにより、付着させられた前記
図柄(2)のみが転移部分になる転写シールを製造す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字叉は図柄層を
被転写体に転移するための転写シールの製造法に関す
る。
被転写体に転移するための転写シールの製造法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ここで従来の転写シールの工程は、
(ア)粘着シートに文字・絵柄を印刷し、抜き型が必要
で打ち抜き後は不必要部分を手作業により除去し、(弱
粘性のトーメイ保護フィルム)アプリを貼り付ける工程
が行われる。もう一つよく知られている転写シールは、
(イ)紫外線硬化型インクで特殊な剥離シートの上に糊
を印刷し、その上にクリヤー層、次に文字・絵柄を印刷
して得られる転写方法である。これらの方法は文字・絵
柄の上からアプリを貼ることによりアプリ側に文字・絵
柄が転写して被転写体に貼り付けることができる。
(ア)粘着シートに文字・絵柄を印刷し、抜き型が必要
で打ち抜き後は不必要部分を手作業により除去し、(弱
粘性のトーメイ保護フィルム)アプリを貼り付ける工程
が行われる。もう一つよく知られている転写シールは、
(イ)紫外線硬化型インクで特殊な剥離シートの上に糊
を印刷し、その上にクリヤー層、次に文字・絵柄を印刷
して得られる転写方法である。これらの方法は文字・絵
柄の上からアプリを貼ることによりアプリ側に文字・絵
柄が転写して被転写体に貼り付けることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の(ア)の方
法においては、印刷後の打ち抜き工程及び手作業による
不必要部分の除去に時間と費用がかかる。(イ)におい
ては、紫外線硬化装置及びインク等の設備費などの問題
がある。これらの工程に共通する点は、文字・絵柄の上
からアプリを貼ることによりアプリ側に文字・絵柄が転
写する。本発明は、スクリーン印刷にて直接支持シート
に印刷することにより、支持シートがアプリの代用にも
なり、材料費及び作業工程なども省ける転写シールの製
造方法を提供することにある。
法においては、印刷後の打ち抜き工程及び手作業による
不必要部分の除去に時間と費用がかかる。(イ)におい
ては、紫外線硬化装置及びインク等の設備費などの問題
がある。これらの工程に共通する点は、文字・絵柄の上
からアプリを貼ることによりアプリ側に文字・絵柄が転
写する。本発明は、スクリーン印刷にて直接支持シート
に印刷することにより、支持シートがアプリの代用にも
なり、材料費及び作業工程なども省ける転写シールの製
造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、図1に示すように、支持シート(1)に対し、性質
上密着性に難点があるとされるインクで図柄(2)を印
刷し、次にその支持シートに対し、良好な付着性をもつ
インクで前記図柄を覆うようにコート層(3)を前記図
柄(2)の上から印刷することにより前記図柄(2)を
前記支持シート(1)に付着させる。ついで、前記図柄
(2)を付着させたコート層(3)の上から粘着剤
(4)を前記図柄(2)とほぼ一致するように印刷す
る。粘着剤乾燥後、離型フィルムを貼り付ける。
に、図1に示すように、支持シート(1)に対し、性質
上密着性に難点があるとされるインクで図柄(2)を印
刷し、次にその支持シートに対し、良好な付着性をもつ
インクで前記図柄を覆うようにコート層(3)を前記図
柄(2)の上から印刷することにより前記図柄(2)を
前記支持シート(1)に付着させる。ついで、前記図柄
(2)を付着させたコート層(3)の上から粘着剤
(4)を前記図柄(2)とほぼ一致するように印刷す
る。粘着剤乾燥後、離型フィルムを貼り付ける。
【0005】転写シール図1を製造するには、まず寸法
安定度がよく熱変型しにくい未処理ポリオレフィン系の
支持シート(1)を選ぶと共に、そのシートに対して性
質上密着性に難点があるとされるインクで図柄(2)を
印刷する。支持シートについては、ポリエチレンシート
やポリプロピレンシート等がある。
安定度がよく熱変型しにくい未処理ポリオレフィン系の
支持シート(1)を選ぶと共に、そのシートに対して性
質上密着性に難点があるとされるインクで図柄(2)を
印刷する。支持シートについては、ポリエチレンシート
やポリプロピレンシート等がある。
【0006】次に、支持シート(1)に対し、付着性の
良い柔軟な皮膜形成する透明インクで図柄(2)を覆う
ように図柄(2)の上からコート層(3)を印刷する。
良い柔軟な皮膜形成する透明インクで図柄(2)を覆う
ように図柄(2)の上からコート層(3)を印刷する。
【0007】ついで、コート層(3)の上から図柄
(2)にほぼ一致するように粘着剤(4)を印刷する。
粘着剤乾燥後、離型フィルムを貼り付ける。
(2)にほぼ一致するように粘着剤(4)を印刷する。
粘着剤乾燥後、離型フィルムを貼り付ける。
【0008】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例にもと
づき図面を参照して説明する。図1において、転写シー
ルの製造に使用する支持シート(1)としては、未処理
ポリオレフィン系のポリエチレンシートを用いる。この
支持シートは、厚さ100〜200μmが好ましい。
づき図面を参照して説明する。図1において、転写シー
ルの製造に使用する支持シート(1)としては、未処理
ポリオレフィン系のポリエチレンシートを用いる。この
支持シートは、厚さ100〜200μmが好ましい。
【0009】図柄(2)は、ポリエチレンシートに対
し、性質上密着性に難点があるとされるインクで図柄を
印刷する。この図柄は、2液反応タイプのウレタン系樹
脂であり、スクリーン印刷法にて形成する。印刷後熱風
加熱によって乾燥する。
し、性質上密着性に難点があるとされるインクで図柄を
印刷する。この図柄は、2液反応タイプのウレタン系樹
脂であり、スクリーン印刷法にて形成する。印刷後熱風
加熱によって乾燥する。
【0010】図柄層(3)は、ポリエチレンシートに対
し、良好な付着性をもつ透明インクで図柄を覆うように
コート層を図柄の上から印刷、熱風加熱によって乾燥す
る。透明インクで印刷することにより図柄と粘着剤との
位置合わせが容易になる。ここで使用するインクは熱可
塑性樹脂タイプである。
し、良好な付着性をもつ透明インクで図柄を覆うように
コート層を図柄の上から印刷、熱風加熱によって乾燥す
る。透明インクで印刷することにより図柄と粘着剤との
位置合わせが容易になる。ここで使用するインクは熱可
塑性樹脂タイプである。
【0011】粘着剤(4)は、図柄(2)にほぼ一致す
るように印刷する。粘着剤には耐熱・耐久性に優れた強
粘タイプの感圧粘着剤を使用することにより、広範囲の
被転写体に強固に接着させる効果がある。粘着剤乾燥
後、上から離型フィルム(5)を貼り付ける。ここでは
透明テトロン厚さ125μmの離型フィルムを貼り付け
る。
るように印刷する。粘着剤には耐熱・耐久性に優れた強
粘タイプの感圧粘着剤を使用することにより、広範囲の
被転写体に強固に接着させる効果がある。粘着剤乾燥
後、上から離型フィルム(5)を貼り付ける。ここでは
透明テトロン厚さ125μmの離型フィルムを貼り付け
る。
【0012】
【発明の効果】以上のように、本発明による転写シール
及びその製造法は、広範囲の被転写体に強固に接着させ
ることと共に、支持シートがアプリの代用にもなり材料
費及び作業工程なども省ける転写シールを提供する。
及びその製造法は、広範囲の被転写体に強固に接着させ
ることと共に、支持シートがアプリの代用にもなり材料
費及び作業工程なども省ける転写シールを提供する。
【図1】本発明の転写シールの構成を示す断面図であ
る。 1 支持シート 2 図柄 3 コート層 4 粘着剤 5 離型フィルム
る。 1 支持シート 2 図柄 3 コート層 4 粘着剤 5 離型フィルム
Claims (3)
- 【請求項1】 未処理ポリオレフィン系フィルムを支持
シートとしてその支持シートに対し、性質上密着性に難
点があるとされるインクで図柄を印刷し、次にその支持
シートに対し、良好な付着性をもつインクで前記図柄を
覆うようにコート層を前記図柄の上から印刷することに
より前記図柄を前記支持シートに付着させ、ついで、前
記図柄を付着させたコート層の上から粘着剤を前記図柄
とほぼ一致するように印刷することにより、被転写体に
押し付けた際に前記支持シートには前記図柄を付着させ
たコート層の縁部分のみが残り、前記図柄のみを転移さ
せる転写シール。 - 【請求項2】 請求項1において、前記支持シートに対
し、性質上密着性に難点があるとされるインクで図柄を
印刷する工程と、次にその前記支持シートに対し、良好
な付着性をもつインクで前記図柄を覆うようにコート層
を前記図柄の上から印刷することにより前記図柄を前記
支持シートに付着させてコート層を形成する工程と、前
記図柄を付着させたコート層の上から粘着剤を前記図柄
とほぼ一致するように印刷する工程とを含む転写シール
の製造方法。 - 【請求項3】 前記図柄、前記コート層、前記粘着剤が
スクリーン印刷で形成されていることを特徴とする請求
項1記載の転写シール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002073299A JP3343738B1 (ja) | 2002-02-07 | 2002-02-07 | 転写シール及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002073299A JP3343738B1 (ja) | 2002-02-07 | 2002-02-07 | 転写シール及びその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3343738B1 true JP3343738B1 (ja) | 2002-11-11 |
JP2003231393A JP2003231393A (ja) | 2003-08-19 |
Family
ID=19193220
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002073299A Expired - Fee Related JP3343738B1 (ja) | 2002-02-07 | 2002-02-07 | 転写シール及びその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3343738B1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4232168B1 (ja) * | 2007-11-01 | 2009-03-04 | 有限会社ネクスト・ワン | 転写シールと、その製造方法 |
EP2199862A1 (en) | 2008-12-16 | 2010-06-23 | UVI Inc. | Transfer paper having UV offset print layer and UV reinforcing layer and method for manufacturing same |
CN106004139B (zh) * | 2016-05-18 | 2018-02-02 | 湖州新天外绿包印刷有限公司 | 一种三层可揭粘印刷卡片制造工艺 |
-
2002
- 2002-02-07 JP JP2002073299A patent/JP3343738B1/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003231393A (ja) | 2003-08-19 |
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